JP3038726U - 光ディスク - Google Patents

光ディスク

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JP3038726U
JP3038726U JP1996013325U JP1332596U JP3038726U JP 3038726 U JP3038726 U JP 3038726U JP 1996013325 U JP1996013325 U JP 1996013325U JP 1332596 U JP1332596 U JP 1332596U JP 3038726 U JP3038726 U JP 3038726U
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JP
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printing
layer
forming layer
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metal film
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JP1996013325U
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English (en)
Inventor
敏哉 八木岡
Original Assignee
株式会社ディスクラボ
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  • Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】多様な色彩のメタリックな印刷が可能な光ディ
スクを提供することにある。 【解決手段】光ディスクの表面の印刷面の上に印刷部分
とそうでない部分との面粗さの差を強調する厚さで透光
性の金属膜をコーティングしたものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、光ディスクに関し、詳しくは、CDのタイトルやプログラム内容 、曲名、歌手名、イメージ、写真などがラベル付けされるレーベル面(印刷面) の内容について多様なメタリック印刷ができるようなレーベル面印刷に関する。
【0002】
【従来の技術】
CD、CD−ROM、DVD等の光ディスク(以下これらについてCDを代表 として説明する。)にあっては、通常、裏面側から光ビームが照射される関係で 、表面側のレーベル面にCDのタイトルやプログラム内容、曲名、歌手名、イメ ージ、写真などがラベル付けされる。
【0003】 図3は、この場合のCDの構造を説明する断面図である。 図示するように、CD1は、まず、ポリカーボネイト等の利用して射出成形に て作製されたデジタル値の情報を示すピット3の列を持つ透明な基板2、そして その上に形成されたアルミニュウム等の金属薄膜による反射層4、さらにその上 に設けられた、通常、紫外線硬化樹脂の保護膜層5とからなり、この保護膜層5 の上にラベル印刷6がなされている。Lは、走査のための光ビームを示す。 なお、反射層4の上に直接印刷も可能であるが、傷がつき易いために保護膜層 5が設け、印刷する形態が採られている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
この種のCDにおけるメタリック印刷としては、例えば、ゴールドなどのメタ リックなイメージの印刷では、反射膜を金、あるいは銅とニッケルなどの反射率 の高い合金でコーティングすることにより形成するか、反射層4の反射というこ とも考慮した上で基板自体あるいは保護膜層に黄色の顔料を混入するなどの方法 が採られる。 そのために、メタリック印刷の部分は、一様に反射率が高くなり、金属的な色 彩の色しか出すことができない欠点がある。一方、CD自体は、従来のレコード などと異なり、音楽用のものばかりでなく、プログラムやゲームをはじめ、多種 多様な映像などがデジタル値でピットとして記録されている。
【0005】 このようなことから、1つのレーベル面に印刷する情報も、CDのタイトルや プログラム内容、曲名、歌手名、イメージ、写真などのほかに、会社名や著作者 名、内容の一部の項目やその解説など、多種多様な情報を載せることが必要にな る。そのために、情報の種類に応じて表示形態に変化を持たせる要請があるが、 先に説明したように、メタリックな表現で内容をラベル化する場合には、金箔や 銀箔で表現されるような、あるいは筆を使って金属色塗料で塗ったようなメタリ ック表現ができない。 この考案の目的は、このような従来技術の問題点を解決し、多様な色彩のメ タリックな印刷が可能な光ディスクを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
このような目的を達成するためのこの考案の光ディスクの構成は、光ディスク の表面の印刷面の上に印刷部分とそうでない部分との面粗さの差を強調する厚さ で透光性の金属膜をコーティングしたものである。 さらに、この考案の光ディスクの具体的な構成としては、ピットを有する基板 と、この基板の上に形成された金属反射膜と、この反射膜の上に形成された印刷 部分よりも面粗さが小さい表面を持つ透光性の印刷面形成層と、この印刷面形成 層の上に形成された印刷面形成層よりも面粗さの粗い印刷部分と、印刷面形成層 の上に形成された印刷部分と印刷面形成層の表面との面粗さの差を強調する透光 性の金属膜層と、この金属膜層の上に形成された保護膜層とからなるものである 。
【0007】
【考案の実施の形態】
このように、印刷された部分と印刷されていない部分とに透光性の金属膜をコ ーティングすると、それぞれの面粗さが表面に浮かび上がり、かつ、それぞれの 面が強調された色彩が発生する。特に、印刷された部分は、通常の塗料としての 面粗さを持つので、ここでの金属膜は、その面粗さの乱反射状態によりいぶした 状態の反射面となる。この点、成形により形成された面は、均一な面になるので 、この部分の金属膜のコーティングは、鏡面状態に近くなる。 その結果、印刷部分とそうでない部分とが強調されて、多種多様なメタリック 表現が可能になる。特に、薄い金属膜では、印刷された色や下層にある反射面と の関係で、その厚さに応じた多様な状態が発現する。
【0008】
【実施例】
図1は、この考案の光ディスクを適用したCDの一実施例の断面図であり、図 2は、他の実施例の断面図であって、(a)は、表面の保護層の上にさらに印刷 を行う場合の断面図、(b)は、その上にさらに金属膜の層と保護層とを有する ものの断面図である。 図1において、10は、CDであり、図3と同一の構成要素は同一の符号で示 してある。 図3のものとの大きな相違は、保護膜層5が印刷面を形成する透光性の印刷面 形成層5aとなっていて、その上に設けられたラベル印刷6の上に、さらに金属 膜層7が設けられ、その上にさらに透明の保護膜層8が形成されている。
【0009】 金属膜層7は、下面に形成されたラベル印刷6の内容を透過される厚さで印刷 面形成層5aの上にコーティングされたものであって、その膜厚は、20Å〜2 500Åの範囲にある。また、保護膜層8の厚さは、1μm〜50μm程度の範 囲である。 このような薄い金属膜層7を設けることで、ラベル印刷6の部分とそうでない 印刷面形成層5aの表面部分との面粗さの差が強調される。すなわち、印刷面形 成層5aの表面部分は、成形により形成されている面であるので、面粗さは小さ く、鏡面に近い均一面になっている。一方、塗料で形成されるラベル印刷6の部 分は、印刷面形成層5aの表面部分に比べれば、面粗さの粗い面になる。そこで 、乱反射が強いラベル印刷6の部分と正反射が主体となる印刷面形成層5aの表 面部分との組み合わせた表現が可能になる。
【0010】 前記の強調の程度とメタリックなイメージは、金属膜層7厚さの相違に応じて 変化させることができる。厚さを厚くすれば、印刷面形成層5aの表面部分が鏡 面反射に近くなり、ラベル印刷6の部分の印刷色も印刷状態も抑えられ、各部の 境界が強調されるようなイメージになる。逆に薄くすれば、印刷面形成層5aの 表面部分の鏡面反射量が小さくなって、ラベル印刷6の部分の印刷色も印刷状態 もより多く発現してくる。これにより筆で塗ったようないぶしたメタリックイメ ージを持たせることができる。
【0011】 図2(a)は、保護膜層8をさらに印刷面形成層8aとして印刷面形成層5a の表面6と同様に異なる内容の情報を印刷9として設けるたものである。 図2(b)は、印刷面形成層8aの上にさらに金属膜層11が設けられ、その 上にさらに透明の保護膜層12が形成されているものである。なお、この例の場 合には、金属膜層11の厚さは金属膜層7との関係で、薄い膜にするとよい。 このような構成により多段に奥行きのある印刷表現が可能になる。
【0012】 以上説明してきたが、実施例では、ラベル印刷6は、印刷部分であるが、いわ ゆる文字部分を印刷しない反転印刷で文字等の外側に印刷を施すことも可能であ ることはもちろんである。 また、実施例では、CDを中心に説明しているが、この考案は、光ディスク一 般に適用できることはもちろんである。
【0013】
【考案の効果】
以上の説明から理解できるように、この考案にあっては、印刷された部分と印 刷されていない部分とに透光性の金属膜をコーティングすると、それぞれの面粗 さが表面に浮かび上がり、かつ、それぞれの面が強調された色彩が発生する。特 に、印刷された部分は、通常の塗料としての面粗さを持つので、ここでの金属膜 は、その面粗さの乱反射状態によりいぶした状態の反射面となる。この点、成形 により形成された面は、均一な面になるので、この部分の金属膜のコーティング は、鏡面状態に近くなる。 その結果、メタリックなイメージを自由に設定でき、かつ、金属膜の厚さに応 じて下面にある反射層との反射色との関係で多種多様な組み合わせが可能になる 。これにより1つのレーベル面に印刷する情報も、CDのタイトルやプログラム 内容、曲名、歌手名、イメージ、写真などのほかに、会社名や著作者名、内容の 一部の項目やその解説など、多種多様の情報を載せることができ、その分、メタ リックな表現に自由度を持たせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この考案の光ディスクを適用したCD
の一実施例の断面図である。
【図2】図2は、他の実施例の断面図であって、(a)
は、表面の保護層の上にさらに印刷を行う場合の断面
図、(b)は、その上にさらに金属膜の層と保護層とを
有するものの断面図である。
【図3】図3は、従来のCDの構造を説明する断面図で
ある。
【符号の説明】
1、10…CD、2…基板 3…ピット、4…反射層(金属薄膜層)、5、8,12
…保護膜層、5a…印刷面形成層、6…ラベル印刷、
7,11…金属膜層。

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】光ディスクの表面の印刷面の上に印刷部分
    とそうでない部分との面粗さの差を強調する厚さで透光
    性の金属膜をコーティングしたことを特徴とする光ディ
    スク。
  2. 【請求項2】ピットを有する基板と、この基板の上に形
    成された金属反射膜と、この反射膜の上に形成された印
    刷部分よりも面粗さが小さい表面を持つ透光性の印刷面
    形成層と、この印刷面形成層の上に形成された前記印刷
    面形成層よりも面粗さの粗い前記印刷部分と、前記印刷
    面形成層の上に形成された前記印刷部分と前記印刷面形
    成層の表面との面粗さの差を強調する透光性の金属膜層
    と、この金属膜層の上に形成された保護膜層とからなる
    光ディスク。
  3. 【請求項3】前記金属膜層の厚さは、30Å〜2500
    Åの範囲であり、前記保護膜層の厚さは、1μm〜50
    μmの範囲であって、コンパクトディスクとして形成さ
    れる請求項2記載の光ディスク。
  4. 【請求項4】前記印刷面形成層を第1とし、前記保護膜
    層を第2の印刷面形成層として有し、この第2の印刷面
    形成層の上にさらに印刷がなされている請求項2記載の
    光ディスク。
JP1996013325U 1996-12-13 1996-12-13 光ディスク Expired - Lifetime JP3038726U (ja)

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