JP3038631B2 - 障害者対応自動取引装置および自動取引システム - Google Patents

障害者対応自動取引装置および自動取引システム

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JP3038631B2
JP3038631B2 JP4102593A JP4102593A JP3038631B2 JP 3038631 B2 JP3038631 B2 JP 3038631B2 JP 4102593 A JP4102593 A JP 4102593A JP 4102593 A JP4102593 A JP 4102593A JP 3038631 B2 JP3038631 B2 JP 3038631B2
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    • G07CHECKING-DEVICES
    • G07FCOIN-FREED OR LIKE APPARATUS
    • G07F19/00Complete banking systems; Coded card-freed arrangements adapted for dispensing or receiving monies or the like and posting such transactions to existing accounts, e.g. automatic teller machines
    • G07F19/20Automatic teller machines [ATMs]
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    • G07F19/205Housing aspects of ATMs

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は障害者対応自動取引装置
および自動取引システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動取引装置とは顧客が銀行員を介さず
に自動的に入出金、振り込み等の取引を行える装置であ
り、自動取引システムとは各金融機関の営業店に設置さ
れた自動取引装置と、この自動取引装置に通信回線を介
して接続され、顧客の情報がファイルされているホスト
コンピュータと、自動取引装置の稼働状況を監視する監
視装置とから構成されるシステムである。図13は従来
の自動取引装置のハード構成を示すブロック図である。
自動取引装置100は取引全体を制御する主制御部10
3、操作部全体を制御する操作制御部105、利用客の
操作誘導用の画面を表示する画面表示編集部107、コ
マーシャル画面等を記憶しておき画面表示編集部107
の指示によって指示のあった画面を読み出すレーザディ
スク装置109、利用客が引き出し金額等のデータを入
力する顧客操作部111、利用客の操作を誘導するため
の音声を出力する音声発生部113、自動取引装置を監
視する監視装置及びホストコンピュータとの通信を制御
する通信制御部115、紙幣及び硬貨の入出金を行う紙
幣・硬貨入出金部117、カード及び通帳の読取り、書
込み及び明細票の印字を行うカード通帳読取り印字部1
19等を備えている。また、自動取引装置100は通信
制御部115、通信回線116を介して自動取引装置を
監視する監視装置及びホストコンピュータに接続されて
いる。図14は画面表示編集部107の画面表示例を示
した説明図である。図において、121はレーザディス
ク装置109に格納されている画像データを表示する画
面領域である。
【0003】図15は従来の監視装置200のハード構
成を示すブロック図である。監視装置200は監視の対
象となっている自動取引装置の情報や監視装置の作動プ
ログラム・データが格納された磁気ディスク201、自
動取引装置100との通信を制御する通信制御部20
3、必要な情報を画面に表示するCRT205、必要な
情報を用紙に記録するプリンタ207、オペレータが指
示を入力するためのキーボード209、各構成器機を制
御する制御部211を備えている。
【0004】従来の自動取引装置及び自動取引システム
は上記のように構成され、顧客は自動取引装置100の
画面表示編集部107に表示される指示に基づいて、顧
客操作部111の操作を行い、入出金等の取引を行う。
このとき、顧客の操作を促すために表示画面に対応した
操作ガイダンスの音声が音声発生部113から出力され
る。また、領域121にはコマーシャル用の画面が表示
される。一方、監視装置200は自動取引装置100が
正常に稼働しているかどうか、あるいは支払い用の現金
が切れていないかどうか等を監視し、自動取引装置10
0に異常が発生した場合には取引制限または取引中止の
指示を自動取引装置100に出し取引を制限したりまた
は中止したりする。取引中止の場合の表示画面の一例を
図16に示す。
【0005】上記のように構成された従来の自動取引シ
ステムにおいて、例えばホストコンピュータ30の故障
により自動取引装置100による取引ができなくなった
ような場合には自動取引装置100による取引を中止
し、自動取引装置100の表示画面に取扱中止の表示を
出すと共に各営業店の行員が顧客に対して事情説明を行
っていた。また、休日等行員が不在の時間帯に前記のよ
うな故障が生じた場合は、各営業店に本店と連絡できる
電話を備え付けておき、この電話によって事情説明を行
っていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、最近は種々の
取り引きが自動取引装置100を介して出来るようにな
り、それに伴って操作が複雑化している。そこで、利用
者の操作を助けるために上述したように操作画面の文字
による案内に加え、音声によって操作の案内を行ってい
た。しかし、視覚障害者が視覚障害者用の自動取引装置
の設置場所にたどりつくまでの誘導については配慮され
ておらす視覚障害者に不安感を与えていた。また、休日
等行員が不在の時間帯に前記のような故障が起きた場合
には、耳や言葉の不自由な人には電話は用をなさず、何
等かの対策が待たれていた。
【0007】本発明はかかる課題を解決するためになさ
れたものであり、耳や言葉または目に障害を持つ人が不
安感なく安心して使用できる自動取引装置を得ることを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る自動取引装
置は、特定の周波数の電波を発信する電波発信機から発
信される電波を第1,第2の受信アンテナを介して受信
する受信部と、該受信部が受信した前記第1の受信アン
テナを介して受信した第1の電波の波の数と前記第2の
受信アンテナを介して受信した第2の電波の波の数をそ
れぞれ各別に検出する電波数検出部と、該電波数検出部
が検出した前記第1,第2の電波の波の数を比較するこ
とによって前記電波発信機の位置を検出する位置検出手
段と、該位置検出手段が検出した検出結果に基づいて誘
導情報を出力する誘導情報出力手段とを備えたものであ
る。
【0009】また、本発明に係る自動取引システムにお
ける自動取引装置には被写体の映像を撮影するカメラ部
と、該カメラ部で撮影された映像のビジュアルデータを
監視装置に送信する送信手段と、監視装置から送信され
る手話の動画データの内容を画面表示部に表示する画面
表示編集手段とを備え、また監視装置には顧客が障害発
生時に訴えるであろうと予測される手話の内容に対応し
た応答パターンの手話の動画データが記憶される記憶部
と、前記自動取引装置から送信される前記ビジュアルデ
ータをイメージデータに変換するデータ変換部と、該デ
ータ変換部で変換されたイメージデータから手話の内容
を解読する解読部と、該解読部によって解読された手話
の内容に応答する応答パターンの手話の動画データを前
記記憶部から読み出す応答パターン読出手段と、該応答
パターン読出手段が読み出した応答パターンの手話の動
画データを前記自動取引装置に送信する通信制御部とを
備えたものである。
【0010】
【作用】受信部は特定の周波数の電波を発信する電波発
信機から発信される電波を第1,第2の受信アンテナを
介して受信する。電波数検出部は受信部が受信した前記
第1の受信アンテナを介して受信した第1の電波の波の
数と前記第2の受信アンテナを介して受信した第2の電
波の波の数をそれぞれ各別に検出する。位置検出手段は
電波数検出部が検出した第1,第2の電波の波の数を比
較することによって電波発信機の位置を検出する。誘導
情報出力手段は位置検出手段が検出した検出結果に基づ
いて誘導情報を出力する。
【0011】自動取引装置のカメラ部が被写体である顧
客の手話の動作の映像を撮影し、送信手段がカメラ部で
撮影された映像のビジュアルデータを監視装置に送信す
る。監視装置の記憶部には顧客が障害発生時に訴えるで
あろうと予測される手話の内容に対応した応答パターン
の手話の動画データが記憶されている。監視装置のデー
タ変換部は自動取引装置から送信されるビュアルデータ
をイメージデータに変換し、解読部がその内容を解読す
る。解読部によって送信された手話の内容が解読される
と、応答パターン読出手段が解読された手話の内容に応
答する応答パターンの手話の動画データを記憶部から読
み出し、通信制御部が読み出された動画データを自動取
引装置に送信する。監視装置から応答パターンの手話の
動画データが送信されると、自動取引装置の画面表示編
集手段が動画データの内容を画面表示部に表示する。
【0012】
【実施例】実施例1. 図1は本発明の一実施例を示す自動取引装置の構成図で
ある。従来例を示した図13と同一部分には同一符号を
付しその説明を省略する。図において、1は取引全体を
制御する主制御部、2は操作部全体を制御する操作制御
部、3は利用客の操作を誘導する画面を表示する画面表
示編集部であり、従来の顧客の操作を促すための文言に
加えて、後述するレーザーディスク装置4によって読み
出される手話動画画面を表示する。4は表示画面に表示
される文言に対応した手話動画画面データが格納された
レーザーディスクを備えたレーザーディスク装置であ
り、レーザーディスク装置4は操作制御部2の指示によ
り所定の手話画面データを読み出す。図2は手話動画付
表示画面の表示例を示しており、表示画面中の領域12
1には表示画面の文言「いらっしゃいませ。ご用件をご
指定ください。操作はこの画面でご用件の釦を指で押し
てください。」に対応した手話の動画が表示される。
【0013】図3は本実施例で現金引出をした場合の画
面表示タイミングフローチャートである。以下本実施例
の動作を図3及び図1〜図2に基づいて説明する。利用
客が顧客操作部111によって図2に示した数種類の取
引の中から「お引出し」の釦を押下すると現金引出取引
が開始される。取引が開始されると、操作制御部2はレ
ーザーディスク装置4にカード挿入指示画面に対応した
手話動画データの読み出しを指示し、手話動画データが
読み出されると画面表示編集部3は従来から表示してい
た文言、例えば「カードを入れてください。」と共に読
み出された手話動画データによって構成される手話動画
を表示画面の領域121に表示する(S10,G1
0)。カードが挿入されると、操作制御部2はレーザー
ディスク装置4に暗証番号指示画面に対応した手話動画
データの読み出しを指示し、手話動画データが読み出さ
れると画面表示編集部3は従来から表示していた文言、
例えば「暗証番号を入力してください。」と共に読み出
された手話動画データによって構成される手話動画を表
示画面の領域121に表示する(S11,G11)。
【0014】暗証番号が入力されると、金額入力ステッ
プに移行し、金額入力指示の文言、例えば「金額を入力
してください。」と共に表示された文言の意味を表示す
る手話動画を表示画面の領域121に表示する(S1
2,G12)。以下取引の段階に従って、表示画面に表
示される文言に対応した手話動画が上述したのと同様の
処理により表示画面の領域121に表示される(S13
〜S15,G13〜G15)。なお、上記実施例では取
引の各段階における動作指示を手話で案内する例につい
て説明したが、本発明はこれに限られるものではなく、
例えば処理中画面時に商品のコマーシャルを手話で表示
したり、あるいは金額入力画面等で確認釦の押下を促す
メッセージを手話により表示することもできる。
【0015】実施例2. 図4は本発明の一実施例を示す自動取引装置の構成図で
ある。従来例を示した図13と同一部分には同一符号を
付し説明を省略する。図において、50は一定の周波数
の電波を発信する電波発信器であり、通常は視覚障害者
の携帯する杖に取り付けられる。65は第1,第2の受
信アンテナ61,63を介して電波発信器50から発信
される電波を受信する受信部、67は受信部65が受信
した電波の波の数を一定時間毎に検出する電波数検出
部、69は電波数検出部67で検出された電波の波の数
から電波発信器の位置を検出する位置検出手段、71は
位置検出手段69の検出結果に基づいて利用者に誘導情
報を出力する誘導情報出力部、73は誘導関係機器の制
御を行う誘導機器制御部、75は自動取引装置全体の制
御を行う主制御部である。
【0016】図5は本発明の実施例の外観図、図6は本
発明の実施例の使用状態を説明するための説明図であ
る。図5及び図6に示すように自動取引装置の配置は視
覚障害者対応自動取引装置を中央にして、その両側に通
常の自動取引装置を1台つづ設置している。そして、第
1の受信アンテナ61と第2の受信アンテナ63は視覚
障害者対応自動取引装置からそれぞれ左右に等距離の位
置に設置されている。
【0017】図7は本実施例の動作を示すフローチャー
トであり、以下図7及び図5〜図6に基づいて本実施例
の動作を説明する。視覚障害者が電波発信器50の取り
付けられた杖をもって自動取引装置が設置された自動取
引コーナに入り、電波発信器のスイッチをONにする
と、一定の周波数の電波が送信される。受信部65が第
1の受信アンテナ61または第2の受信アンテナ63を
介して電波発信器50が発信した電波を受信すると(S
51)、電波検出部67はタイマーをスタートさせて
(S53)受信部65が受信する電波の波の数を各アン
テナ毎に検出をする(S55)。そして、電波検出部6
7は予めタイマーに設定した時間が経過すると検出を停
止する(S59)。
【0018】電波検出部67による検出が終了すると、
位置検出手段69は電波検出部67が検出した第1の受
信アンテナ61を介して受信された波の数Aと第2の受
信アンテナ63介して受信された波の数Bとを比較する
(S61)。第1の受信アンテナ61を介して受信され
た波の数Aが第2の受信アンテナ63介して受信された
波の数Bより多いときは(S63)、電波発信器50の
位置すなわち視覚障害者の位置が第1の受信アンテナ6
1により近い位置すなわち図5及び図6に示すように視
覚障害者対応自動取引装置に対して左側であると判断す
る(S65)。位置検出手段69によって視覚障害者の
位置が視覚障害者対応自動取引装置に対して左側である
と判断されると、誘導情報出力部71は視覚障害者に対
してスピーカ70より右側に移動する旨の情報を出力す
る(S67)。
【0019】S61の比較において第1の受信アンテナ
61を介して受信された波の数Aと第2の受信アンテナ
63介して受信された波の数Bとが等しいときは(S6
9)、電波発信器50の位置すなわち視覚障害者の位置
が第1の受信アンテナ61と第2の受信アンテナ63か
ら等しい位置すなわち視覚障害者対応自動取引装置に対
して正面であると判断する(S71)。位置検出手段6
9によって視覚障害者の位置が視覚障害者対応自動取引
装置に対して正面であると判断されると、誘導情報出力
部71は視覚障害者に対してスピーカ70よりそのまま
前進する旨の情報を出力する(S73)。
【0020】S61の比較において第1の受信アンテナ
61を介して受信された波の数Aが第2の受信アンテナ
63介して受信された波の数Bより少ないときは(S7
5)、電波発信器50の位置すなわち視覚障害者の位置
が第2の受信アンテナ63により近い位置すなわち視覚
障害者対応自動取引装置に対して右側であると判断する
(S77)。位置検出手段69によって視覚障害者の位
置が視覚障害者対応自動取引装置に対して右側であると
判断されると、誘導情報出力部71は視覚障害者に対し
てスピーカ70より左側に移動する旨の情報を出力する
(S79)。なお、誘導情報出力部71による情報出力
の態様は以下のようにする。 (1)音の高低による指示、例えば右側へ誘導するとき
は高い音「ピー」を発し、左側へ誘導するときは低い音
「ブー」を発し、そのまま前進するように誘導するとき
は高い音と低い音を交互に「ピー,ブー,ピー,ブー」
と発する。 (2)音のテンポによる指示、例えば右側へ誘導すると
きは速いテンポの音「ピッ,ピッ,ピッ,」を発し、左
側へ誘導するときは遅いテンポの音「ピー,ピー,ピ
ー」を発し、そのまま前進するように誘導するときは速
いテンポの音と遅いテンポの音を交互に「ピッ,ピー,
ピッ,ピー」と発する。 (3)音声による指示、例えば「右へ移動してくださ
い。」、「左へ移動してください。」、「そのまま前進
してください。」を発する。
【0021】誘導情報出力部71による誘導情報の出力
が終了すると、さらに電波の受信があるかどうかを確認
し(S81)、電波の受信がある場合にはS53にもど
り同様の動作を繰り返する。視覚障害者が視覚障害者対
応自動取引装置に到着し、電波発信器50のスイッチを
OFFにし、または視覚障害者が自動取引コーナからは
なれ電波が受信されなくなると、誘導の処理を終了す
る。
【0022】なお、上記実施例2では視覚障害者の誘導
情報を視覚障害者対応自動取引装置に設置したスピーカ
70から出力する例を示したが、本発明はこれに限られ
るものではなく、例えば誘導情報出力部71から出力す
る音声を電波にのせて出力し、視覚障害者には受信機を
携帯させておき、その受信機で受信するようにしてもよ
い。このようにすれば、誘導情報が雑音に邪魔されるこ
となく確実に視覚障害者に伝えられるとともに、他の利
用者の雑音になることもない。また、上記実施例2では
電波発信器50のスイッチを視覚障害者が手動でOFF
にする例を示したが、自動取引装置に電波の出力を関知
するセンサを備えておき視覚障害者が視覚障害者対応自
動取引装置に到着し電波の出力が一定の値以上になると
視覚障害者対応自動取引装置から電波発信器50のスイ
ッチをOFFにする電波を送信して自動的に電波発信器
50のスイッチをOFFにするようにしてもよい。この
ようにすれば、視覚障害者に自己が目的の位置に近付い
たことをより明確に認識させることができる。
【0023】実施例3. 図8は本発明の一実施例を説明するための説明図であ
り、図に示すように本実施例のシステムはカメラ部17
を備えた自動取引装置10と、自動取引装置10の稼働
状況を監視すると共に障害発生時には利用客と自動取引
装置10を介して対話を行う監視装置20とを備えてお
り、さらに監視装置20は自動取引装置10から送信さ
れる手話データの内容を解読するイメージ解読部30を
有している。
【0024】図9は本発明の一実施例を示す自動取引装
置の構成図である。従来例を示した図13または実施例
1を示した図1と同一部分には同一符号を付し説明を省
略する。図において、11は取引全体及び障害発生時に
おける監視装置20との対話を制御する主制御部、13
は操作部全体を制御する操作制御部、15は利用客の操
作を誘導する画面を表示する画面表示編集部であり、従
来の顧客の操作を促すための文言に加えて、監視装置2
0から送信される手話データに基づく手話画面を表示す
る。17は手話を行う利用客を撮影するカメラ部であ
り、カメラ部17で撮影された映像は通信制御部18を
介して監視装置20へ送信される。19は自動取引装置
に障害が発生したときに利用者がその旨を監視装置20
に知らせるための障害者専用係員呼出釦である。
【0025】図10は監視装置20及びイメージ解読部
30の構成を示すブロック図である。従来例を示した図
15と同一部分には同一符号を付し説明を省略する。監
視装置20の制御部23は自動取引装置の稼働状況を監
視すると共にイメージ解読部30の制御を行う。31は
ビジュアルデータをイメージデータに変換するデータ変
換部、33はデータ変換部31で変換されたイメージデ
ータの内容を解読する解読部、35は解読部33で解読
された内容を文字に変換する文字変換部、37は解読部
33で解読された内容に対応する応答パターンを読み出
す応答パターン読出部、39は利用者が障害発生時に訴
えるであろうと予測される手話のデータ、利用者が訴え
る内容に対応した応答パターンのデータ、解読部33で
解読されたイメージデータの内容に対応した文字データ
が格納される記憶部、41はイメージ解読部30の各構
成部の制御及び監視装置20の制御部23との応答を行
う制御部である。
【0026】図11は障害発生時における自動取引装置
10の表示画面のフローチャート、図12は障害発生時
の本システムの動作フローチャートである。図11、図
12及び図8〜10に基づいて動作の説明をする。自動
取引装置10に障害が発生すると取引が中止され、自動
取引装置10の主制御部11は画面表示編集部15に障
害発生時の画面を表示する旨を指示する。この指示を受
けた画面表示編集部15は使用中止及び手話での対応要
求の有無を確認する旨を表示画面に表示する(S2
1)。このときの表示画面の具体例を図11に示す(G
21)。G21の表示画面をみた利用者が手話による対
応を希望し、障害者専用係員呼出釦19を押下すると
(S23)、自動取引装置10の主制御部11は手話対
応モードに切り替わるとともに手話による係員対応要求
があった旨を通信制御部18を介して監視装置20の制
御部23に通知する(S25)。そして、主制御部11
はカメラ部17のスイッチをONし、カメラ部17で捕
らえられる映像を通信制御部18を介して監視装置20
へ送信可能な状態にする。
【0027】手話による係員対応要求があった旨の通知
を受けた監視装置20の制御部23は手話対応モードに
切り替わるとともにイメージ解読部30の稼働を指示す
る。ここまでの処理が完了すると利用者と監視装置20
との手話による応答が開始される。利用者がカメラ部1
7に向かって自己が訴えたい内容を手話によって表現す
ると、カメラ部17が捕らえた映像はビジュアルデータ
として通信制御部18、通信制御部25を介してデータ
変換部31へ送信される(S27)。ビジュアルデータ
を受信したデータ変換部31はビジュアルデータをイメ
ージデータに変換する(S29)。データ変換部31に
よってイメージデータに変換にされた手話のデータは解
読部33によってその内容が解読される(S31)。解
読にあたっては予め予測される手話の各動作に対応する
データを記憶部39に記憶しておき、変換されたイメー
ジデータと記憶されている記憶データを比較することに
よって各動作を認識する。各動作の認識が終了すると、
認識された各動作のデータを連結することによって手話
解読データを作成する。
【0028】解読部33で作成された手話解読データは
応答パターン読出部37に送信され、手話解読データを
受信した応答パターン読出部37は受信データに対応す
る応答パターンがあるかどうかを確認し(S35)、応
答パターンがあるときはその応答パターンのデータを記
憶部39から読み出す。読み出された応答パターンのデ
ータはビジュアルデータに変換されて通信制御部25を
介して自動取引装置10に送信される(S37)。自動
取引装置10に送信された応答パターンのデータは通信
制御部18を介して受信され、画面表示編集部15によ
って表示画面に手話画像として表示される。これら一連
の動作処理が繰り返されることによって利用者と監視装
置20の手話による対話が行われる。
【0029】S31において各動作のイメージデータに
対応する記憶データが全く存在せず各動作を全く認識出
来ないときは(S33)、手話解読不能のメッセージを
自動取引装置10へ送信する(S39)。監視装置20
から送信された手話解読不能のメッセージは画面表示編
集部15によって画面表示される。このときの画面表示
は図11のG23のようになる。
【0030】S35の処理において応答パターンがない
場合には、各動作のイメージデータは文字変換部35に
よって文字データに変換され監視装置20のCRT20
5に表示される(S41)。監視官はCRT205に表
示された内容をみて表示された言葉から利用者が訴えた
い内容を推測し、推測結果をイメージ解読部30へキー
ボード209から入力する。なお、この入力は音声入力
装置(図示なし。)等によって行うようにしてもよい。
キーボード209から情報の入力があると(S43)、
イメージ解読部30の制御部41は応答パターン読出部
37に推測結果に基づく応答パターンの読み出しを指示
する。この指示を受けた応答パターン読出部37は応答
パターンがあるとどうかを確認し(S35)、応答パタ
ーンがあるときはその応答パターンのデータを記憶部3
9から読み出す。読み出された応答パターンのデータは
上述したのと同様に通信制御部25を介して自動取引装
置10に送信され(S37)、自動取引装置10の表示
画面に手話映像として表示される。
【0031】一方、監視官がCRT205に表示された
内容をみても表示された言葉から利用者が訴えたい内容
を推測できないときは、監視官はその旨をキーボード2
09によって監視装置20へ入力する。監視装置20は
監視官からの推測不能の入力を受けると、手話解読不能
のメッセージを自動取引装置10へ送信する(S4
5)。監視装置20から送信された手話解読不能のメッ
セージは上述したのと同様に画面表示編集部15によっ
て図11のG23に示すように画面表示される。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明においては
視覚障害者が携帯する電波発信機から発信される電波に
よって視覚障害者を視覚障害者対応自動取引装置に誘導
するようにしたので、視覚障害者が容易に目的の視覚障
害者対応自動取引装置に到達することができ、視覚障害
者の自動取引装置の利用率の向上をはかることができ
る。また、自動取引装置に障害が発生したときに監視装
置と手話による対話をできるようにしたので、耳や言葉
の不自由な人にも行員不在時の障害にたいする情報を提
供することが出来、サービスの向上につながる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の自動取引装置の構成図であ
る。
【図2】手話動画付画面の表示例を示した図である。
【図3】本実施例の画面表示タイミングフローチャート
である。
【図4】本発明の一実施例の自動取引装置の構成図であ
る。
【図5】本発明の実施例の外観図である。
【図6】本発明の実施例の使用状態を説明するための説
明図である。
【図7】本実施例の動作を示すフローチャートである。
【図8】本発明の一実施例を説明するための説明図であ
る。
【図9】本発明の一実施例の自動取引装置の構成図であ
る。
【図10】監視装置20及びイメージ解読部30の構成
を示すブロック図である。
【図11】障害発生時における自動取引装置10の表示
画面のフローチャートである。
【図12】障害発生時の本システムの動作フローチャー
トである。
【図13】従来の自動取引装置のハード構成を示すブロ
ック図である。
【図14】画面表示編集部107の画面表示例を示した
説明図である。
【図15】従来の監視装置200のハード構成を示すブ
ロック図である。
【図16】取引中止の場合の表示画面の一例を示した図
である。
【符号の説明】
1,11,75 主制御部 2,13 操作制御部 3,15 画面表示編集部 4 レーザディスク装置 10 自動取引装置 17 カメラ部 18,25 通信制御部 20 監視装置 23,41 制御部 30 イメージ解読部 31 データ変換部 33 解読部 35 文字変換部 37 応答パターン読出部 39 記憶部 50 電波発信器 61 第1の受信アンテナ 62 第2の受信アンテナ 65 受信部 67 電波数検出部 69 位置検出手段 71 誘導情報出力部 73 誘導機器制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−225892(JP,A) 特開 平5−257424(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G07D 9/00 426 G06F 19/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 特定の周波数の電波を発信する電波発信
    機から発信される電波を第1,第2の受信アンテナを介
    して受信する受信部と、 該受信部が受信した前記第1の受信アンテナを介して受
    信した第1の電波の波の数と前記第2の受信アンテナを
    介して受信した第2の電波の波の数をそれぞれ各別に検
    出する電波数検出部と、 該電波数検出部が検出した前記第1,第2の電波の波の
    数を比較することによって前記電波発信機の位置を検出
    する位置検出手段と、 該位置検出手段が検出した検出結果に基づいて誘導情報
    を出力する誘導情報出力手段とを備えたことを特徴とす
    る自動取引装置。
  2. 【請求項2】 顧客の操作を誘導するための文字、図形
    等を表示する表示画面を有する自動取引装置と、該自動
    取引装置の稼働状況を監視する監視装置とを備えてなる
    自動取引システムにおいて、 前記自動取引装置には被写体の映像を撮影するカメラ部
    と、 該カメラ部で撮影された映像のビジュアルデータを前記
    監視装置に送信する送信手段と、 前記監視装置から送信される手話の動画データの内容を
    前記画面表示部に表示する画面表示編集手段とを備え、 前記監視装置には顧客が障害発生時に訴えるであろうと
    予測される手話の内容に対応した応答パターンの手話の
    動画データが記憶される記憶部と、 前記自動取引装置から送信される前記ビュアルデータを
    イメージデータに変換するデータ変換部と、 該データ変換部で変換されたイメージデータから手話の
    内容を解読する解読部と、 該解読部によって解読された手話の内容に応答する応答
    パターンの手話の動画データを前記記憶部から読み出す
    応答パターン読出手段と、 該応答パターン読出手段が読み出した応答パターンの手
    話の動画データを前記自動取引装置に送信する通信制御
    部とを備えたことを特徴とする自動取引システム。
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