JP3038403B2 - 放射線画像情報読取装置 - Google Patents

放射線画像情報読取装置

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JP3038403B2
JP3038403B2 JP6186030A JP18603094A JP3038403B2 JP 3038403 B2 JP3038403 B2 JP 3038403B2 JP 6186030 A JP6186030 A JP 6186030A JP 18603094 A JP18603094 A JP 18603094A JP 3038403 B2 JP3038403 B2 JP 3038403B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は放射線画像情報を記録し
た放射線変換パネルより、電気信号を読み出し、ディジ
タル画像データを得る放射線画像情報読取装置に関す
る。 【0002】 【従来の技術】文字や図形や絵などの原稿画像情報を読
み取り2値信号化する読取装置は種々提案されている。
その一例として、原稿をレーザービームで走査し、原稿
からの反射光又は透過光又は散乱光を光検出器により光
電変換して画像信号を得、最終的には可視画像としてハ
ードコピー化したり、或いはCRT上に再生したりして
活用されている。 【0003】図7は、このような走査方式画像情報読取
装置のひとつである従来の放射線画像情報読取装置の構
成ブロック図で、例えば特開昭55−12144号公報
に開示されている。図において、71はX線等の放射線
源、72は被写体、73は放射線変換パネルである。こ
の変換パネル73は、輝尽性蛍光体層を有しており、こ
の輝尽性蛍光体にX線,電子線,紫外線等の励起光を照
射すると、そのエネルギーの一部が照射量に応じて輝尽
性蛍光体の結晶内に一旦準安定状態で蓄積され、これに
可視光線や赤外線等の輝尽励起光を照射して刺激する
と、蓄積エネルギーに比例した輝尽性蛍光発光が起こる
現象を利用したものであって、ここには被写体72を透
過した放射線エネルギーによる一種の潜像が形成され
る。74は変換パネル73上を走査する輝尽励起光源、
75はフィルタ、76は励起光の照射によって螢光体の
発する輝尽発光強度を検出する光電変換、77は光電
変換76からの電気信号を入力する画像再生装置、7
8は画像表示装置である。 【0004】このような構成の放射線画像情報読取装置
は、記録し得る放射線露光域が極めて広く、電気信号と
して得られる画像情報を自由に信号処理することがで
き、目的に最も適合した画像を得ることができる等の特
長を有する。特に、可視範囲の広い鮮明な画像が恒常的
に得られ、目的に応じて低線量撮影も行える等種々の利
点がある。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
放射線画像情報読取装置は、画像再生装置を経て画像情
報を得るもので、画像が出力されるまでに時間がかか
り、このため、今撮影した画像が適切かどうか、撮影ミ
スがないかの判断を即時に行うことはできず、又、手術
中に高精度画像を観察したい時、対応できない等の問題
点があった。更に、放射線画像データ、特に医用画像デ
ータはデータ量が多く、データを保存するためには大型
の記憶装置、画像処理を行うためには大型の処理装置を
必要とし、自ずと読取装置が大型となってしまうという
問題も生じていた。 【0006】 本発明は、このような問題点に鑑みてな
されたもので、その目的は、撮影後、即刻その画像を読
み取ることができると共に外部機器とのデータ転送を行
なうことができる放射線画像情報読取装置を、装置を大
型化することなく、実現することにある。 【0007】 【課題を解決するための手段】上記課題は、放射線源よ
り照射され、被写体を透過した放射線を用いて放射線画
像情報を記録する放射線変換パネルと、前記放射線変換
パネルに記録されている放射線画像情報を電気信号とし
た後、ディジタル画像データに変換する放射線画像情報
記録読取部と、前記放射線画像情報記録読取部からの画
像データを入力するコントロール部とを備え、前記コン
トロール部は、前記画像データに基づき画像表示を行う
画像表示手段と、前記画像データを保存する記憶手段
と、前記放射線源からの放射線照射の終了とほぼ同時に
前記放射線画像情報記録読取部により読取を開始する同
期手段と、前記画像読取とほぼ同時に前記画像表示手段
に前記画像データに基づく表示を行う手段と、前記記憶
手段に保存された画像データを、外部に設けられた機器
へ転送する転送手段とを有することを特徴とする放射線
画像情報読取装置により解決される。図1は本発明装置
の原理的な構成ブロック図である。図において、1は放
射線源、2は被写体、3は輝尽性蛍光体層を有し被写体
を透過した放射線画像情報を蓄積記録する放射線変換パ
ネル、4は放射線変換パネル3に励起光を照射、走査し
そこに蓄積記録されている放射線画像情報を光学的に読
み取りディジタル画像データに変換する放射線画像情報
記録読取部、5は放射線画像情報記録読取部4からの画
像データを入力するコントロール部である。 【0008】コントロール部5は、画像データを画像表
示する画像表示手段51、画像データを保存する記憶手
段52、放射線源1からの放射線照射の終了とほぼ同時
に放射線画像情報記録読取部4により読取を開始する同
期手段54、画像読取とほぼ同時に画像表示手段51に
画像データに基づく表示を行う手段と、外部機器へ前記
画像データの転送を行う転送手段とで構成されている。 【0009】 【作用】放射線源1からの放射線照射の終了とほぼ同時
に、放射線画像情報記録読取部4により、画像読取が開
始される。放射線画像情報記録読取部4で読取られた
画像情報は、ディジタル画像データに変換され、コント
ロール部5内の記憶手段52に保存される。この画像読
取とほぼ同時に、その画像が画像表示手段51に表示さ
れる。又、記憶手段52に保存された画像データは、転
送手段により、外部機器に転送される。このような構成
により、撮影後、時間をおくことなく撮影画像を観察す
ることができ、緊急時の診断や手術中での画像観察用と
して極めて有効である。更に、外部機器へ画像データの
転送を行うため、画像データを外部装置に格納でき、放
射線画像情報読取装置内に大容量の記憶手段52を持つ
必要がなく、又、画像処理等の高度な処理も外部で行う
ことができ、装置を安価に構成したりコンパクト化で
き、設置場所の自由度も広がる。 【0010】 【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例を詳細に
説明する。図2は本発明の一実施例を示す構成ブロック
図で、ここでは胸部放射線撮影に適用した場合の例であ
る。図1の各部分と同じものは、同一の符号を付して示
す。放射線画像情報記録読取部4において、41はガス
レーザ,固体レーザ,半導体レーザ等の光ビーム発生
部、42は光ビーム発生部41からの光ビームを変換パ
ネル3上に照射すると共に走査させる光走査器、43は
変換パネル3の発する輝尽発光光を検出する光電変換器
で、ここでは光ファイバからなる集光体43a,輝尽発
光波長領域の光のみを通過させるフィルタ43b ,フィ
ルタ43b を通った光を電気信号に変換するフォトマル
43c で構成されたものを示す。44は光電変換器43
からの出力電流を電圧信号に変換する電流/電圧変換
器、45は増幅器、46は増幅器45で増幅された電流
/電圧変換器44からの信号をディジタルデータに変換
するA/D変換器である。 【0011】47はA/D変換器46からのディジタル
データを入力する制御回路で、光ビーム発生部41の光
ビーム強度調整、フォトマル用高圧電源48の電源電圧
調整によるフォトマル43cのゲイン調整、電流/電圧
変換器44と増幅器4の利得調整及びA/D変換器4
6の入力ダイナミックレンジ調整を行うと共に、放射線
画像情報の読取ゲインを総合的に調整する。 【0012】 コントロール部5において、50は演算
制御部(以下CPUと略す)、SBはシステムバス、V
Bは画像バスで、いずれもCPU50に接続されてい
る。画像表示手段(画像モニタ)51は、表示制御部5
1a ,画像バスVBを介してCPU50に結合し、又、
記憶手段としてのフレームメモリ52は、フレームメモ
リ制御部52a ,画像バスVBを介してCPU50に接
続されている。情報入力手段53は、キーボード53a
及びLCD表示手段53b からなり、インターフェイス
53c を介してCPU50に結合している。同期手段5
4は画像バスVB及びシステムバスSBに結合するタイ
ミング制御部54a と、このタイミング制御部54a に
結合するX線アダプタ54b からなり、放射線源1の駆
動回路10と、制御回路47とに結合している。56は
転送手段であり、図示してない外部機器に対するI/O
インターフェイス、57は磁気ディスク装置58(或い
は外部の光ディスク装置,磁気テープ装置)に対する磁
気ディスク制御部である。尚、CPU50は外部端末に
も結合可能となっている。 【0013】このように構成した装置の動作を説明すれ
ば以下の通りである。X線撮影される被写体2の識別情
報は、コントロール部5のキーボード53aから入力さ
れる。この識別情報としては、ID番号,氏名,生年月
日,性別,撮影部位,撮影日時等がある。但し、撮影日
時は、CPU50内に内蔵されているカレンダ・クロッ
クにより自動的に挿入されるようにしてもよいし、外部
機器でID情報を管理している場合は、それから送って
もらい照合のみ行うようにしてもよい。又、外部端末で
入力されたものを受信して照合のみ行ってもよい。又、
ここで入力される識別情報は、その時点で撮影される患
者に関するものだけでもよいし、一連の情報を予め入力
しておいて、後に順に撮影を行ってもよい。識別情報が
入力され、患者を撮影位置にセットして撮影を行う。 【0014】撮影ボタンが押されると、タイミング制御
部54a は、X線アダプタ54b を経由して駆動回路1
0を制御し、放射線源1に対して、撮影部位に応じたX
線管電圧,管電流,照射時間を与える。放射線源1は、
これによって被写体(人体胸部等)2に向けて放射線
(X線)を照射する。この放射線は被写体2を透過し、
変換パネル3の輝尽性螢光体層に被写体2の放射線透過
率分布に従ったエネルギーが蓄積され、そこに被写体2
の潜像が形成される。以上によりX線撮影が終了する。 【0015】X線撮影が終了すると、光ビーム発生部4
1は、出射強度が制御された光ビームを発生し、その光
ビームは光走査器42で偏向され、反射鏡で光路が変更
されて変換パネル3に励起走査光として導かれる。変換
パネル3は励起走査光によって、その潜像エネルギーに
略比例した輝尽発光光を出力する。光電変換器43は、
この輝尽発光光を検出し、入射光に対応した電流信号を
出力する。この出力電流は、電流/電圧変換器44,増
幅器45,A/D変換器46を経て、ディジタル画像デ
ータとなり、制御回路47に印加され、ここで放射線画
像情報の読取ゲインが総合的に調整され、コントロール
部5に転送される。 【0016】図3はコントロール部5におけるタイミン
グ制御部54a の構成ブロック図である。このタイミン
グ制御部54a は、互いに同期して切換えられる入力ス
イッチSW1,出力スイッチSW2と、例えば2048
画素分の記憶容量のRAMからなるラインバッファA,
Bで構成されている。ここでラインバッファA,Bは画
像データの主走査方向の1ラインに相当している。記録
読取部4からの1ライン目の画像データがラインバッフ
ァAに記憶されると、スイッチSW1,出力スイッチS
W2が切換えられ、2ライン目の画像データがラインバ
ッファBに記憶される。これと同時にラインバッファA
の1ライン目の画像データは出力され、画像バスVBを
通して、フレームメモリ52に順次記憶されていく。1
ライン毎に入力/出力スイッチSW1,SW2は切換え
られラインバッファA/Bは役割を交代していく。 【0017】図4はフレームメモリ52の構成概略図で
ある。このフレームメモリ52は、2048×2560
画素分の記憶容量を持つRAMで構成されている。記録
読取部4で変換され、ラインバッファA/Bで一時記憶
された画像データは、フレームメモリ52に1ラインず
つ記憶されていく。これと同時に記憶された画像データ
は画像バスVBを経由して、表示制御部51a に転送さ
れたり磁気ディスク制御部57に転送される。 【0018】図5は画像データの転送を説明するための
図である。ここに示すデータ転送制御回路及びデータ変
換回路は、いずれもタイミング制御部54a の内部に設
けられている。又、画像データの転送を行う画像バスV
Bは入力バスと、出力バスと、制御バスとで構成されて
いる。尚、データ変換回路には、無変換回路,シフトレ
ジスタ回路,LUT変換回路の3系統ある。 【0019】(転送例1) ラインバッファA/Bからフレームメモリ52への転送 データ転送制御回路は制御バスを使用してラインバッフ
ァA/Bから入力バスに1画素データずつ出力させる。
入力バスのデータは無変換回路にラッチされ、そのまま
出力バスに出力される。データ転送制御回路は制御バス
の他の信号線を使用して出力バス上のデータをフレーム
メモリ制御部52a に転送する。 【0020】1画素転送すると、ラインバッファA/B
とフレームメモリ52のアドレスが+1される。これが
同時的,並列的に行われ高速に1ライン分のデータ転送
を終了する。 【0021】(転送例2) フレームメモリ52から表示制御部51a への転送 データ転送制御回路は制御バスを使用してフレームメモ
リ52から入力バスに1画素データずつ出力させる。入
力バスのデータはLUT変換回路に入力され、LUT変
換されてラッチされ、出力バスに出力される。データ転
送制御回路は制御バスの他の信号線を使用して出力バス
上のデータを表示制御部51a に転送する。表示制御部
51a には表示メモリが内蔵されており、それに1画素
ずつ順次記憶していく。表示メモリは、512×640
画素×8ビットで構成されており、1画素転送するごと
にフレームメモリ52のアドレスは+4、表示メモリの
アドレスは+1される。これは読取時は主走査/副走査
ともに、1/4に間引いて全体表示を行うためであり、
拡大表示時はフレームメモリ52のアドレスは+2(2
倍拡大),又は+1(4倍拡大)される。最大512画
素分の転送で、1ライン分の転送が終了する。読取時は
4ライン読み取る毎に1回この転送を行う。 【0022】(転送例3) フレームメモリ52から磁気ディスク制御部57への転
送 データ転送制御回路は制御バスを使用してフレームメモ
リ52から入力バスに1画素データずつ出力される。入
力バスのデータはシフトレジスタ回路にラッチされる。
シフトレジスタ回路は画像データが10ビット/画素構
成,磁気ディスク制御部57が16ビット構成というよ
うにデータ幅が異なるために、図6のようにデータビッ
トを再配列させるための回路である。即ち、8画素分8
0ビットの画像データを16ビット×5ワード分のデー
タに再配列する。シフトレジスタ回路から1ワードずつ
出力される毎に出力バスにラッチされる。データ転送制
御回路は制御バスの他の信号線を使用して、磁気ディス
ク制御部57に1ワードずつ転送させる。従って、1ラ
イン分2048画素データは、1280ワード分に変換
され、磁気ディスク制御部57に送られる。磁気ディス
ク制御部57では1ワード16ビットを2バイトに分割
して順次磁気ディスク装置58に記憶するので1ライン
分が2560バイトとなる。磁気ディスク装置58は5
12バイト/ブロックにフォーマット化されているの
で、5ブロック/1ラインとして一時記憶される。 【0023】これらの転送は極めて高速であり、記録読
取部4で1ラインずつ読み取られていくとき、画像バス
VBを時分割に切換えながら見掛け上、並列的に転送し
ていく。 【0024】従って、記録読取部4で読み取られると略
同時に画像モニタ51上に画像が表示されていき、且つ
磁気ディスク装置58中にも記憶されていくことにな
る。そして、読取が終了し変換パネル3の残像消去が開
始されると略同時に表示と磁気ディスク装置58への記
憶は終了する。 【0025】磁気ディスク装置58は、150メガバイ
トの磁気ディスク装置を使用しており、20枚分を一時
的に記憶できるので、連続撮影も可能である。ここで、
磁気ディスク装置58を一時記憶用のメモリとして使用
しているのは、精密な診断や長期にわたる画像データの
保存は上位の外部機器で行うことを想定しており、それ
ら外部機器へ画像データを転送するまで、一時的に記憶
するためである。又、半導体メモリが大容量になれば、
当然半導体メモリで構成することも可能である。 【0026】尚、外部機器とのオンラインデータ転送が
不可能な場合は、磁気ディスク装置と並列的に破線に示
すように光ディスク装置や磁気テープ装置を接続し、オ
フラインでデータを渡すことも可能である。但し、この
場合記録速度が遅いので、適当なデータ圧縮装置と組み
合わせないと、装置全体の速度が犠牲になる可能性があ
る。 【0027】磁気ディスク装置58に一時保存された画
像データは、選択的に再表示できるようになっている。
この場合には表示すべき画像を選択するために、磁気デ
ィスク装置58の一時保存画像のリストを情報入力手段
53の中のLCD表示手段53b に表示し、キーボード
53a からID情報を使用して選択すればよい。 【0028】又、磁気ディスク装置58に一時保存され
た画像データはI/Oインターフェイス56を通して外
部機器に転送することができる。この場合、外部機器か
らの転送要求により起動されるのが望ましい。この転送
要求により、画像データが転送される転送モードには次
の2種類がある。 【0029】(1)一時保存画像の中から撮影時刻の速
いものの順に転送するモード。通常はこのモードで行
う。 (2)外部機器に対して、先ず検索リストを転送し、そ
のリストを基に転送すべき画像データを決定するモー
ド。 【0030】これらの各転送モードにおいては、画像デ
ータと同時に識別情報も転送される。これにより、外部
機器は容易に画像管理情報(データベース)を作成する
ことが可能となる。 【0031】このような画像データの転送動作中に、記
録読取部4による動作が開始されると、記録,読取動作
が優先され、画像データの転送は一旦中断して記録,
動作が終了後に再び画像データの転送が継続される。
これは、磁気ディスク装置58はランダムアクセスを行
うと、アクセス時間が極めて長くなり、読取画像データ
を記憶することが間に合わなくなる可能性があるためで
ある。 【0032】このように画像データの転送機能を持たせ
たことによって、コントロール部5の内部に、磁気テー
プ装置や光ディスク装置等の長期画像データ保存手段を
持つ必要がなくなり、装置を安価,コンパクトに構成す
ることができる。又、装置の使用者は、通信中であるこ
とを意識せずに撮影作業を行うことができる。 【0033】尚、外部機器に画像データを転送する場
合、一時保存画像データを保存しておくか、消去するか
の選択をする必要がある。この場合、外部機器からの転
送要求内容に消去/保存の選択情報を含ませればよい。 【0034】又、外部機器が何らかの都合で画像データ
転送を行わなくなったとき、磁気ディスク装置58に画
像データが一杯になる可能性がある。この時は警告を表
示して次の撮影を受け付けなくしている。 画像モニタ
51上に表示された画像に対しては、画像の観察を容易
にするために種々の画像処理及び画像計測を行う必要が
ある。ここで、画像処理としては階調処理,周波数処理
等があり、又、画像計測には、距離/角度計測,濃度値
計測,プロファイル,ヒストグラム等がある。これらの
画像処理及び画像計測の機能は、必要に応じてコントロ
ール部5に設けることができるが、装置が大型化,高価
になるので高度の画像処理については外部機器で行うよ
うにしてもよい。 【0035】コントロール部5は、画像の観察が主たる
目的であって、単純な画像処理機能例えばウィンド処
理,ネガ/ポジ反転処理,拡大,移動処理等をタイミン
グ制御部51a 内のデータ転送制御回路とデータ変換回
路とによって行わせることができる。 記録読取部4に
おいて、ここからの画像データに光電変換器43の検出
感度やシェーディング、変換パネル3自体のフェーディ
ング特性等に起因するムラが生ずる可能性があり、これ
を補正する必要がある。 【0036】コントロール部5における補正データ演算
手段55は、前述した画像データに生ずるムラを補正す
るための補正データを作成するものであって、CPU5
0が担当している。この補正データ(これには、シェー
ディング,フェーディング別々の補正データとしてもよ
いし、全画面の補正データとしてもよい)の作成手順の
一例は次の通りである。 【0037】(1)はじめにコントロール部5の指示に
より、制御回路47内の補正データの格納用RAMをφ
にクリアする。 (2)被写体なしの状態で通常の記録読取動作を行い、
補正のない画像データをコントロール部5のフレームメ
モリ52に記憶する。 【0038】(3)コントロール部5内のCPU50で
演算を行い、補正データを作成する。 (4)この補正データを磁気ディスク装置58に格納す
ると同時に、記録読取部4内の制御回路47に内蔵した
補正データの格納用RAMに格納する。 【0039】これにより、以後の記録読取動作において
は制御回路47は、画像データをRAMに格納されてい
る補正データにより補正し、コントロール部5に転送す
る。 【0040】尚、この場合、装置の電源オフにより補正
用RAMに格納した補正データが消滅してしまうが、電
源立上げ時に再度磁気ディスク装置58から転送・書き
込みを行うようにすればよい。又、電源立上げ時には補
正データの転送の他に、コントロール部5自体の動作チ
ェック及び記録読取部4の光ビーム,偏向器,消去光源
或いは副走査動作等のチェックを行うものとする。 【0041】 【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明
は、放射線源からの放射線照射の終了とほぼ同時に、放
射線画像情報記録読取部により、画像読取が開始され
る。放射線画像情報記録読取部で読み取られた画像情報
は、ディジタル画像データに変換され、コントロール部
内の記憶手段に保存される。この画像読取とほぼ同時
に、その画像が画像表示手段に表示される。又、記憶手
段に保存された画像データは、転送手段により、外部機
器に転送される。 よって、本発明によれば、撮影後、時
間をおくことなく撮影画像を観察することができ、緊急
時の診断や手術中での画像観察用として極めて有効であ
る。更に、外部機器へ画像データの転送を行うため、画
像データを外部装置に格納でき、放射線画像情報読取装
置内に大容量の記憶手段を持つ必要がなく、又、画像処
理等の高度な処理も外部で行うことができ、装置を安価
に構成したりコンパクト化でき、設置場所の自由度も広
がる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明装置の原理的な構成ブロック図である。 【図2】本発明の一実施例を示す構成ブロック図であ
る。 【図3】コントロール部におけるタイミング制御部の構
成ブロック図である。 【図4】フレームメモリの構成概略図である。 【図5】画像データの転送を説明するための図である。 【図6】シフトレジスタ回路の動作を説明するための図
である。 【図7】従来装置の構成ブロック図である。 【符号の説明】 1 放射線源 2 被検体 3 放射線変換パネル 4 放射線画像情報記録読取部 5 コントロール部 51 画像表示手段 52 記憶手段 54 同期手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 唐沢 治男 東京都日野市さくら町1番地 コニカ株 式会社内 (72)発明者 竹内 三喜夫 東京都日野市さくら町1番地 コニカ株 式会社内 (72)発明者 石井 満 東京都日野市さくら町1番地 コニカ株 式会社内 (56)参考文献 特開 昭59−10838(JP,A) 特開 昭59−28144(JP,A) 特開 昭60−222034(JP,A) 特開 昭60−256132(JP,A) 特開 平1−193838(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03B 42/02

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.放射線源より照射され、被写体を透過した放射線を
    用いて放射線画像情報を記録する放射線変換パネルと、 前記放射線変換パネルに記録されている放射線画像情報
    を電気信号とした後、ディジタル画像データに変換する
    放射線画像情報記録読取部と、 前記放射線画像情報記録読取部からの画像データを入力
    するコントロール部とを備え、 前記コントロール部は、 前記画像データに基づき画像表示を行う画像表示手段
    と、 前記画像データを保存する記憶手段と、 前記放射線源からの放射線照射の終了とほぼ同時に前記
    放射線画像情報記録読取部により読取を開始する同期手
    段と、 前記画像読取とほぼ同時に前記画像表示手段に前記画像
    データに基づく表示を行う手段と、前記記憶手段に保存された画像データを、外部に設けら
    れた機器へ転送する転送手段 とを有することを特徴とす
    る放射線画像情報読取装置。
JP6186030A 1994-08-08 1994-08-08 放射線画像情報読取装置 Expired - Lifetime JP3038403B2 (ja)

Priority Applications (2)

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