JP3038407B2 - 放射線画像情報読取装置 - Google Patents

放射線画像情報読取装置

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JP3038407B2
JP3038407B2 JP9151599A JP15159997A JP3038407B2 JP 3038407 B2 JP3038407 B2 JP 3038407B2 JP 9151599 A JP9151599 A JP 9151599A JP 15159997 A JP15159997 A JP 15159997A JP 3038407 B2 JP3038407 B2 JP 3038407B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、輝尽性蛍光体に蓄
積記録される放射線画像情報を読取及び表示する放射線
画像情報読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、放射線画像を得るために、X線写
真法が用いられてきた。この方法は、容易に被写体内部
に透視画像が得られ、とくに医療における診断分野にお
いて、極めて有力な方法として、多く用いられてきた。
しかし、この方法は人体中の各組織のX線透過率の差が
小さく、またX線が被写体中で散乱されるために得られ
る画像のコントラストが小さいこと、X線が人体にとっ
て有害であること、ラチチュードが狭く、撮影条件が厳
しいこと等の欠点があった。これらの欠点を補うため
に、感度が高くラチチュードの広いX線検出器を用い
て、X線画像を電気信号に変換し、画像処理をすること
によって、人体に対する影響が少なく、なおかつ高画質
の画像を得る方法が探究されてきた。
【0003】このような放射線写真法の一例として、被
写体を透過した放射線をある種の蛍光体に吸収、蓄積さ
せ、しかる後この蛍光体をある種のエネルギーで励起し
て、この蛍光体が蓄積している放射線エネルギーを蛍光
として放射せしめ、この蛍光を検出して画像化する方法
が考えられている。具体的な方法として、例えば米国特
許3,859,527号及び特開昭55−12144号
には、蛍光体として輝尽性蛍光体を用い、励起エネルギ
ーとして可視光線及び赤外線から選ばれる電磁放射線を
用いる放射線画像変換方法が提唱されている。
【0004】この方法は、支持体上に輝尽性蛍光体層を
形成した放射線画像変換パネルを用い、この放射線画像
変換パネルの輝尽性蛍光体層に被写体を透過した放射線
を吸収させ、放射線の強弱に対応した放射線エネルギー
を蓄積させ、しかる後この輝尽性蛍光体層を輝尽励起光
で走査することによって、蓄積された放射線エネルギー
を光の信号として取出し、この光の強弱によって画像を
得るものである。この最終的な画像は、ハードコピーと
して再生してもよいし、CRT等の受像管上に再生して
もよい。
【0005】前記輝尽性蛍光体とは、放射線(X線、α
線、β線、γ線、紫外線等)を照射した後、光あるいは
熱等のある種のエネルギーで励起すると、この蛍光体中
に蓄積されている放射線エネルギーに応じて、輝尽発光
を示すような蛍光体をいう。また、ここで輝尽性蛍光体
を含有する層を有する放射線画像変換パネルとは、輝尽
性蛍光体層面を有する板状(パネル状)、ドラム状ある
いは柔軟性のあるフイルム状をなすもの等種々の形態の
ものを総称(以下単に変換パネルと呼称する)してい
る。
【0006】前記方法は、従来の銀塩写真を用いる放射
線写真システムと比較して、非常に広い放射線露光域に
わたって画像を記録し得るという極めて実用的な利点を
有している。すなわち、前記変換パネルにおいて放射線
露光量と、放射線蓄積後に輝尽励起光によって発光する
輝尽発光の強度あるいは光量とは非常に広範囲にわたっ
て比例することが認められており、従って種々の撮影条
件により放射線露光量が大幅に変動しても前記輝尽発光
の読取りゲインを適当な値に設定して光電変換手段によ
り読取って電気信号に変換し、この電気信号を用いて写
真感光材料等の記録材料、CRT等の表示装置に可視画
像として出力させることによって放射線露光量の変動に
影響されない放射線画像を得ることができる。
【0007】また、この方法によれば、前記変換パネル
に蓄積記録された放射線画像を電気信号に変換した後に
適当な信号処理を施し、この電気信号を用いて写真感光
材料等の記録材料、CRT等の表示装置に可視画像とし
て出力させることによって診断適正の優れた放射線画像
を得られるという極めて大きな効果も期待できる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ように撮影条件等の変動による影響をなくし、あるいは
診断適正の優れた放射線画像を得るためには、変換パネ
ルに蓄積記録された放射線画像の記録状態、被写体の部
位、あるいは単純造影などの撮影方法等の画像情報を観
察読影のための可視画像の表示に基いて前記放射線画像
に適当な信号処理を施すことが必要不可欠である。
【0009】このような可視画像の表示に先立って変換
パネルに蓄積記録された放射線画像の画像情報を抽出す
る方法としては、特開昭55−50180号に開示され
た方法が知られている。この方法は変換パネルに放射線
を照射した際に前記変換パネルから発する瞬時発光の光
強度あるいは光量が変換パネルに蓄積記録される放射線
エネルギーに比例するという知見に基き、前記瞬時発光
を検出することによって放射線画像の画像情報を抽出
し、この情報に基いて適当な信号処理を施し、診断適正
に優れた放射線画像を得ようとするものである。この方
法によれば、前記放射線画像に適用な信号処理を施すこ
とが可能であり、撮影条件の変動等の影響を無くし、ま
た診断適正の優れた放射線画像を得ることができるが、
一般的に放射線照射部は複数部材群に分かれて構成され
ており、しかも放射線照射部所と放射線画像読取部所と
は位置的に離れているのが通常であるので、その間に信
号伝送系を構成しなければならず、装置的に複雑にな
り、コストの上昇を避けるけることができないという欠
点があった。
【0010】また、特開昭55−116340号には、
非輝尽性蛍光体を変換パネルの近傍に設け、放射線画像
の記録時に前記非輝尽性蛍光体が発する発光を光検出器
で検出して変換パネルに記録されている放射線画像の画
像情報を抽出する方法が開示されている。しかし、この
方法は前記特開昭55−50180号に開示される方法
の欠点に加えて、輝尽性蛍光体それ自体を抽出手段の対
象として用いるのではないから画像情報を間接的に推定
するということにとどまり、こうして得られた情報に対
する信頼性が低いという欠点があった。
【0011】さらに、可視画像の表示に先立って変換パ
ネルに記録されている放射線画像の画像情報を抽出する
方法としては、特開昭58−67240号に開示された
方法も知られている。この方法は観察読影のための可視
画像を得る読取操作(以下、本読みという)に先立っ
て、該操作において用いられる輝尽励起光のエネルギー
よりも低いエネルギーの輝尽励起光を用いて前記変換パ
ネルに記録されている放射線画像の画像情報を抽出する
ための読取操作(以下、先読みという)を行ない、この
情報に基いて適当な信号処理を施し、診断適正に優れた
放射線画像を得ようとするものである。
【0012】しかしながら、この方法は先読みにおける
輝尽励起光エネルギーと本読みにおけるそれとが1に近
ければ近いほど、本読みの際に残存蓄積されている放射
線エネルギー量は少なくなってしまうため、先読みにお
ける輝尽励起光エネルギーを本読みにおけるそれより低
くする必要があり、そのためには先読みにおける輝尽励
起光のスポット系を大きくする、輝尽励起光強度を低下
させる、輝尽励起光の走査速度を大とする、あるいは変
換パネルの移動速度を大とするなどの手段を講じなけれ
ばならず、放射線画像読取装置の構造が著しく複雑とな
る欠点があった。
【0013】また、この方法においては、前記のような
理由により、さき読みにおける輝尽励起光エネルギーを
本読におけるそれよりも著しく低くする必要があり、先
読によって生ずる輝尽発光は非常に微弱なものである。
このため、先読みによって前記画像情報を十分高い精度
で抽出することが困難であったり、前記画像情報を十分
高い精度で抽出するためには、先読みにおける輝尽発光
検出系の検出能を著しく向上させなければならない等の
欠点があった。
【0014】さらに、この方法においては、先読みにお
ける輝尽励起光エネルギーを本読みにおけるそれよりも
十分低くしたとしても、蓄積されている放射線エネルギ
ー散逸は避けにくく、結果的に先読みによって本読みの
際に放出される輝尽発光強度あるいは光量は減少し、シ
ステム感度が低下するという重大な欠点があった。
【0015】一方、前記方法とは全く考え方の異なる方
法も知られている。この方法は変換パネルに蓄積記録さ
れている放射線画像を読みとって画像記憶装置に一時記
憶させた後、前記画像記憶装置に記憶されている放射線
画像信号を演算処理することによって前記放射線画像の
画像情報を抽出し、この情報に基いて適当な信号処理を
施し、診断適正に優れた放射線画像を得ようとするもの
である。しかし、この方法は放射線画像を一旦画像記憶
装置に記憶させ、さらに演算処理する必要があるため、
演算処理に長い時間を要し放射線画像の読取から表示ま
でに時間がかかり、リアルタイム性に乏しいという重大
な欠点を有していた。
【0016】また、特開昭62−97533号に開示さ
れるように、画像の読取から記憶するまでの間に画像の
状態を把握するための画像抽出手段を設け、リアルタイ
ム性を向上させる方法も開示されている。
【0017】この方式は、実画像データを使用し、かつ
リアルタイム処理が可能となるもので、極めて精度の高
い方式になる。しかし、画像データの読取に同期して処
理するという高速性が要求されると共に、画像データは
最大500万画素にも及ぶため、ヒストグラムを作成す
るという単純処理を行なうだけでも23ビットの演算精
度が要求されるため、通常のマイクロコンピュータを使
用することができず、専用ハードウェアが必要となる。
また、表示画像の状態の良否を判定するにもその表示処
理の遅れが撮影の良否の判定を遅らせ、撮影ミス等にお
いて再撮影するにも撮影手間を多くする。
【0018】本発明の目的は、放射線画像変換パネルに
放射線画像を撮影した後、放射線画像の読取に応動して
放射線画像に応じた階調処理条件を求め、この階調処理
条件に基づき放射線画像を変更可能とすることで、より
即時性及び診断性の高い画像データを得ることのできる
放射線画像読取装置を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、放射線画像変換パネルに記録された放射
線画像を読み取って複数の画素データからなる画像デー
タを得る放射線画像情報読取手段と、表示用ルックアッ
プテーブルに線形の階調処理条件を書き込む手段と、前
記放射線画像の読み取りに応じて、前記表示用ルックア
ップテーブルに書き込まれた階調処理条件を用いて前記
画像データに基づく画像を表示する表示手段と、前記画
像データの頻度分布から前記放射線画像に応じた階調処
理条件を求める手段と、前記求めた階調処理条件を前記
表示用ルックアップテーブルに書き込むことにより前記
表示手段に表示された画像を変更する手段と、を有する
放射線画像情報読取装置を提案するものである。
【0020】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。図3は、本発明に係る放射線画像撮影装置
のブロック図で、胸部放射線撮影装置の場合で示す。放
射線源21からの放射線が被写体22の胸部位を通して
放射線変換パネル23に照射される。放射線変換パネル
23は放射線画像情報記録読取部24の前面に装着さ
れ、放射線画像情報記録読取部24内には、半導体レー
ザを用いた光ビーム部41(これはガスレーザ、固体レ
ーザでも良い)、光ビーム部41からの光ビームを放射
線変換パネル23に照射すると共に走査させる光走査器
42、放射線変換パネル23の発する輝尽発光光を検出
する光電変換器43を備える。光電変換器43は、光フ
ァイバからなる集光体43aと輝尽発光波長領域の光の
みを通過させるフイルタ43bとフイルタ43bを通し
た光を電気信号に変換するフォトマル43cで構成され
る。次に、放射線画像情報記録読取部24内には、光電
変換器43からの出力電流を電圧信号に変換する電流−
電圧変換器44と、電流−電圧変換器44の電圧信号を
対数的に増幅する対数増幅器45と、増幅器45の出力
をディジタルデータに変換するA/D変換器46を備え
る。
【0021】A/D変換器46は、放射線変換パネル2
3が持つ広いダイナミックレンジの画像を極力忠実に変
換するために輝尽発光光3桁の範囲を10ビットの変換
データとして得る。さらに、放射線画像情報記録読取部
24内には、A/D変換器46からのデータを入力する
制御回路47を備え、この制御回路47は光ビーム部4
1の光りビーム強度調整、フォトマル用高圧電源48の
電源電圧調整によるフォトマルのゲイン調整、電流−電
圧変換器44とA/D変換器46の利得調整及びA/D
変換器46の入力ダイナミックレンジ調整を行うと共
に、放射線画像情報の読取ゲインを総合的に調整する。
【0022】次に、コントロール部25は、コンピュー
タ制御装置にされ、中央処理装置(以下CPUと呼称す
る)50にはシステムバスSBと画像バスVBとで以下
の処理要素と結合される。画像表示手段(画像モニタ)
画像表示手段51は表示制御部51aとシステムバスS
Bを介してCPU50に結合され、記憶手段としてのフ
レームメモリ52はフレームメモリ制御部52aとシス
テムバスSBを介してCPU50に結合される。情報入
力手段53はキーボード53a及びLCD表示手段53
bからなり、インターフェイス53cを介してCPU5
0に結合される。読取用同期手段54は、CPU50に
結合される読取制御部54aと、この読取制御部54a
に結合されるX線アダプタ54bからなり、放射線源1
の駆動回路10と、制御回路47とに結合される。56
は図示しない外部機器に対するI/Oインターフェー
ス、57は磁気ディスク装置58(或は外部の光りディ
スク装置、磁気テープ装置)に対する磁気ディスク制御
部、59はメモリである。尚、CPU50は外部端末に
も結合可能とされる。
【0023】このような装置の動作は以下に説明する。
X線撮影される被写体22の識別情報は、コントロール
部25のキーボード53aから入力される。この識別情
報としては、ID番号、氏名、生年月日、性別、撮影部
位、撮影日時等がある。ただし、撮影日時は、CPU5
0内に内蔵されているカレンダ・クロックにより自動的
に挿入されるようにしてもよいし、外部機器でID情報
を管理している場合はそれから送ってもらい照合のみ行
うようにしてもよい。また、外部端末で入力されたもの
を受信して照合のみを行っても良い。また、ここで入力
される識別情報は、その時点で撮影される患者に関する
ものだけでも良いし、一連の情報を予め入力しておい
て、後に順に撮影を行っても良い。識別情報が入力さ
れ、被写体22を撮影位置にセットして撮影を行う。撮
影ボタンが押されると、CPU50は読取制御部54a
に読取開始を指示する。読取制御部54aはX線アダプ
タ54bを経由して駆動回路10を制御し、放射線源2
1に対してX線撮影を指示する。放射線源21は、これ
によって被写体22に向けて放射線(X線)を照射す
る。この放射線は被写体22を透過し、放射線変換パネ
ル23の輝尽性蛍光体層に被写体22の放射線透過率分
布に従ったエネルギーが蓄積され、そこに被写体22の
潜像が形成される。以上により、X線撮影が終了する。
【0024】X線撮影が終了すると、光ビーム部41は
ビーム強度が制御された光ビームを発生し、その光ビー
ムは光走査器42で変更され、反射鏡で光路が変更され
て放射線変換パネル23に励起走査光として導かれる。
放射線変換パネル23は励起走査光によって、その潜像
エネルギーに比例した輝尽発光光を出力する。光電変換
器43は、この輝尽発光光を検出し、入射光に対応した
電流信号を出力する。この出力電流は、電流−電圧変換
器44、増幅器45、A/D変換器46を経て、ディジ
タル画像データとなり、制御回路47に印加され、コン
トロール部25に転送される。
【0025】図4はコントロール部25における読取制
御部54aの構成ブロック図である。この読取制御部5
4aは、互いに同期して切換えられる入力スイッチSW
1、出力スイッチSW2と、2048画素分の記憶容量
のRAMからなるラインバッファA、Bで構成される。
ここで、ラインバッファA、Bは画像データの主走査方
向の1ラインに相当している。放射線画像情報記録読取
部24からの1ライン目の画像データがラインバッファ
Aに記憶されると、入力スイッチSW1、出力スイッチ
SW2が切換えられ、2ライン目の画像データがライン
バッファBに記憶される。これと同時にラインバッファ
Aの1ライン目の画像データは出力され、画像バスVB
を通して、フレームメモリ52に順次記憶されていく。
1ライン毎に入力/出力スイッチSW1、SW2は切換
えられてラインバッファA/Bは役割を交代していく。
【0026】図5は、フレームメモリ52の構成概略図
である。このフレームメモリ52は、2048*256
0画素分の記憶容量を持つRAMで構成されている。放
射線画像情報記録読取部24で変換され、ラインバッフ
ァA/Bで一時記憶された画像データは、フレームメモ
リ52に1ラインづつ記憶されていく。これと同時に記
憶された画像データは画像バスVBを経由して、表示制
御部51aに転送されたり磁気ディスク制御部57に転
送される。
【0027】フレームメモリ52から表示制御部51a
に画像データを転送するときは、フレームメモリ52か
ら主走査、副走査方向共に4画素おきに読出し、表示制
御部51a内の表示メモリには連続して書込んでいく。
これは、表示用CRTが512画素*640画素の表示
解像力しか持たないので、主副共に1/4に間引くため
のものである。また、フレームメモリ52から磁気ディ
スク制御部57に画像データを転送するときは、フレー
ムメモリ52から連続して読出し、磁気ディスク制御部
57内のFIFOメモリに連続して書込んでいく。この
ように、間引いたり、連続したりしてフレームメモリ5
2をアクセス可能にするために、フレームメモリ制御部
52aは図1に示す構成としている。
【0028】同図において、基本的には、フレームメモ
リタイミング制御回路61内で全体的なフレームメモリ
52の読み書きタイミングが生成され、X軸方向の主走
査方向アドレスジェネレータ62とY軸方向の副走査方
向アドレスジェネレータ63とでアクセスすべきフレー
ムメモリ52の番地が指定され、データは画像バスVB
を経由して読出し、又は、と書込みがなされる。主走査
方向アドレスジェネレータ62は2048画素分に対応
させた11ビット、副走査方向アドレスジェネレータ6
3は2560画素分に対応させた12ビットで構成され
るほかは同一の構成になる。
【0029】ここでは、4画素おきに読出す場合で説明
する。まず、CPU50は先頭の画素位置のアドレスを
I/Fロジック64を通してラッチ回路65とラッチ回
路66にセットする。次に、CPU50はアドレスの増
分である+4をラッチ回路67とラッチ回路68にセッ
トする。そして、CPU50はフレームメモリタイミン
グ制御回路61内のコマンドラッチの読出しフラグとX
方向加算フラグをセットし、データ転送の開始を指令す
る。
【0030】この指令で、フレームメモリタイミング制
御回路61は、まずラッチ回路65とラッチ回路66の
先頭の画素位置データをマルチプレクサ69と70を通
してラッチ回路71とラッチ回路72にセットし、これ
らラッチデータをマルチプレクサ73で切り替え、バッ
ファ74を通してフレームメモリアドレスを発生させ
る。このフレームメモリアドレスによる先頭の画素デー
タが読出されると、フレームメモリタイミング制御回路
61はマルチプレクサ69を加減算器75側に切換え
る。加減算器75はラッチ回路67とラッチ回路71の
ラッチデータの加減算を行い、フレームメモリタイミン
グ制御回路61からのタイミング信号毎にラッチ回路7
1の現在値にラッチ回路67の増分+4を加算した画素
位置データを該ラッチ回路71にセットする。この制御
により、フレームメモリタイミング制御回路61は1つ
の画素データが転送される毎に主走査方向アドレスジェ
ネレータ62の+4増分制御を行う。
【0031】1ラインの転送終了時は1ラインの転送終
了毎に副走査方向アドレスジェネレータ63を、上記走
査方向アドレスジェネレータ62の操作と同様に行ない
+4増分制御を行う。また、フレームメモリタイミング
制御回路61は、1つの画素を読出すごとにDRAMの
フレームメモリ52に対してRAS、CAS信号を与
え、またリフレッシュ動作も制御する。上述のような制
御により、撮影画像を1/4に間引きした画像データを
得ることができる。
【0032】間引き率を変更するときはラッチ回路67
及びラッチ回路68への設定値を変更することで成され
る。たとえば、ラッチ回路67及びラッチ回路68への
設定値が+1のとき、連続アクセスとなるし、ラッチ回
路67への設定値が−1でラッチ回路68への設定値が
+1のときには左右反転画像を読出すことができる。
【0033】フレームメモリ52から読出された画像デ
ータは、I/Fロジック77及び画像バスVBを介して
転送されるが、CPU50では1ラインづつ転送管理し
ており、表示制御部51aへ転送中に磁気ディスク制御
部57への転送が必要になると該ラインの転送終了時に
該時点のアドレスをストアし、磁気ディスク制御部57
へ転送すべきフレームメモリのアドレスや増分値、コマ
ンドを設定して転送を行う。そして、転送終了時点でス
トアしていたアドレスや増分、コマンド等を再設定して
表示制御部51aへの転送を再開する。これは、ラッチ
やレジスタへの設定におけるオーバヘッドが存在し、実
効速度を低下させるが、画像転送に比べて極めて頻度が
少なく、見掛け上並列動作を可能にする。
【0034】また、読取動作中は、放射線画像情報記録
読取部24の制御回路47からフレームメモリ52へ、
フレームメモリ52から表示制御部51aへ又は磁気デ
ィスク制御部57へという転送を上述の用に並列的に行
うが、読取終了とほぼ同時に画像表示手段51への表示
と磁気ディスク装置58へのデータ保管がなされる。
【0035】そして、読取終了時、CPU50はラッチ
回路65及びラッチ回路66に先頭アドレスを設定し、
ラッチ回路67及びラッチ回路68に+32を設定して
磁気ディスク制御部57内のバッファメモリに転送を行
う。このときの画素数は64*64画素の計4096画
素になる。これは、主副走査共に1/32に画素間引き
を行い、かつ画像を正方形にトリミングした形になる。
CPU50はこの画像データを用い、画像の累積頻度分
布を求め、画像の最適な表示特性である画像処理条件を
求め、表示制御部51a内の表示用ルックアップテーブ
ルの内容を変更する。このように、主副走査共に1/3
2に間引き(画素数は1/1024)するも、画像の持
つ最大値、最小値、中央値などの特徴量や累積頻度分布
はオリジナルの画像データと殆ど変化は起きないことを
本発明者は見い出し、この現象を利用することで演算を
極めて簡単化し、16ビットのマイクロプロセッサでも
画像の最適な表示特性を得るのに殆ど時間遅れなく判定
できるようにしている。図6(A)乃至図9(H)は各
間引き率における累積頻度分布と頻度分布特性を例示す
る。本例でもわかるとおり、オリジナルな画像データの
累積頻度分布(図6(A))と比較しても、32画素毎
に間引いた累積頻度分布(図8(F))はほとんど同一
の形状をしており、これを用いて画像状態を推定しても
問題ない。また、これ以上の間引き率の画像を用いても
(図9(G)、(H))、その推定は、あまり狂わない
ので、ハード的にも、処理時間的にも効果がある。
【0036】そして、図7(D)、図8(E)程度であ
れば、16ビットのCPUを使用してもさほど大きな処
理時間とはならず、オリジナル画像データを使用して推
定するのと遜色ない処理を行うことが可能で、効果的で
ある。
【0037】なお、X線画像は、画像周辺部の情報が全
体に対して影響が低く、画像の抽出領域として上部及び
下部を省いて抽出してもその特徴を損なうことは少な
い。このような場合の中央部のみの読取制御や、読取画
像が2048*2560画素よりも相当小さくなるとき
には間引き率を31,30,・・・と小さくして画像領
域の範囲内で読取を行うなど読取領域と間引き率の適宜
調整をラッチデータの変更で容易に行うことができる。
【0038】例として、主走査2048画素、副走査2
464画素の画像を読取る場合、上部及び下部を夫々2
08ラインづつ省いた2048*2048画素の画像を
1/32の画素間引きで64*64画素の抽出データを
得ることができる。これは読取が終了する200ライン
以上前に抽出が完了し、その後に累積頻度分布を計算
し、最大値、最小値、中央値等を算出し、画像処理条件
であるその画像に最適な特性を持つルックアップテーブ
ルデータを作成するも、読取終了前に全ての演算を終了
させることができる。このことは、表示制御部51a内
の表示用ルックアップテーブルを変更すれば、読取終了
とほぼ同時に最適な表示特性でCRT画像の観察を可能
にすることを意味する。
【0039】図2は表示制御部51aのブロック図を示
す。画像バスVBを通した画像データはデータバッファ
80を通して順次表示用メモリ81に書込まれる。この
表示用メモリ81は10ビットデータを512*640
画素分の記憶容量を持つ。表示用メモリ81の記憶デー
タは、10ビット(1024レベル)のデータを8ビッ
トに変換する表示用ルックアップテーブル82に順次転
送されて8ビットのデータに変換圧縮され、このデータ
はD/A変換器83でアナログデータに変換され、さら
にアンプ84で増幅されてCRT用映像信号化されてC
RT表示器に与えられる。表示用メモリ81はメモリ制
御回路85による書込み読出し制御がなされ、またデー
タ転送制御や同期信号の生成など全体の表示制御が表示
制御回路86によってなされる。これら制御の為の指令
は、CPU50からシステムバスSB及びI/Fロジッ
ク87を通して与えらえる。
【0040】このような構成の表示制御を以下に説明す
る。CPU50による表示用ルックアップテーブル82
の書き替え制御により、表示はその時点で変化してい
く。そこで、CPU50は、撮影開始時に表示制御回路
86に消去指令を与えることでそれまで表示されていた
画像を消去する。これは、表示用メモリ81としてデュ
アルポートRAMを使用し、読出しポート側から黒デー
タを書込むことにより1フレーム表示時間で終了でき
る。ここで、表示用メモリ81を消去する際に、表示用
ルックアップテーブル82には線形なテーブルデータを
書込む。これは、読取中の表示には画像データの全域を
観察可能にすることにより、撮影位置のずれや画像デー
タのおおよその感じを捕えることを可能にする。例え
ば、放射線画像情報記録読取部24ではX線量の3桁の
範囲を10ビットに量子化してディジタル画像データを
得るが、実際に有効な範囲は1.5桁程度であり、画像
データが10ビット(0〜1023)のレベルのどの当
りに存在するかをCRTで観察できるようにする。この
観察から撮影条件の設定ミスにより画像が白や黒レベル
近くに位置していないかを確認可能にするし、再撮影を
必要とするか否かを即時に判定できるようにする。
【0041】CRTの表示画像は、抽出画像データを画
像処理条件により処理することにより読取終了とほぼ同
時に適切な階調を持つ画像に変り、診断性の良い画像に
される。このとき、撮影の照射野や撮影条件が通常と大
きく異なる場合、予め設定する階調特性では十分満足さ
れる画像とならない場合がある。この場合にはキーボー
ド53aの階調制御用ファンクションキーを走査するこ
とで階調を変えることで対応できる。即ち、X線画像は
画像の濃度とその傾きであるガンマ値が重要であるの
で、その2つのパラメータを画像処理条件である表示用
ルックアップテーブル82で変化させることによりディ
ジタル的に画像処理条件を修正する。以上までのことか
ら、撮影後に即座に画像確認を可能にし、しかも所望の
階調性を持つ画像を観察可能にする。
【0042】また、画像の観察を細部にまで行うときに
は、キーボード53aの拡大とパニング用ファンクショ
ンキーにより、画像の拡大やパニングを行うことも可能
になる。画像の拡大は、間引き率を減らしてフレームメ
モリから表示用メモリ81に転送することで可能である
し、パニングは画像を移動させる量だけ表示用メモリ8
1の読出し開始アドレスをずらし、CRTに新しく表わ
れる分の画像のみを転送することで実現される。この制
御を可能にするためには、表示用メモリ81は主走査方
向、副走査方向共にエンドレスとなるように構成され
る。
【0043】さらに、撮影方法により、画像が左右反転
しているとき、左右反転用ファンクションキーにより画
像の左右反転を行うことで修正できる。また、被写体名
や生年月日等に入力ミスがあった場合、キーボードによ
る修正が可能となる。上述のような確認作業が終了した
ときに次の撮影に移るが、この時点で全てのデータは確
定し、外部機器への転送が可能となる。また、次の撮影
がなくて、オペレータが操作をしなくなった一定時間経
過後、自動的にデータを確定させることで外部機器への
自動転送を可能にすることもできる。
【0044】上述の外部機器は、上位のホストコンピュ
ータの場合もあるし、画像を記録するフイルムプリンタ
の場合、さらに両方にすることでも良い。このうち、ホ
ストコンピュータにする場合、画像データを複数ライン
づつ1ブロックとし、磁気ディスク制御部57から読出
しては画像バスVBを経由して外部機器用インターフェ
イス中のバッファメモリに転送し、ホストコンピュータ
へ転送する事で実現される。また、フイルムプリンタの
場合、CPU50はまずインターフェース中のルックア
ップテーブルを設定し、CRTで観察した画像に類似さ
せる。そして、画像転送を行い、プリントさせる。すな
わち、CRTは、出力され画像記録される画像に対応し
た画像を表示できる構成となっている。
【0045】なお、外部機器は、ホストコンピュータに
してもフイルムプリンタにしても高速処理装置になるの
に対して、磁気ディスク装置58から画像データを読出
しながら転送するのでは実行速度を大きく低下させてし
まうか、または転送が間に合わない場合もある。この問
題には、フレームメモリ52を更に1画面分増設し、読
取用と転送用に切換使用することで実行速度の向上を図
ることができる。また、外部機器へ転送終了した画像に
ついては磁気ディスク装置58の管理情報を削除し、該
磁気ディスク装置58がオーバフローするのを防ぐこと
ができる。
【0046】
【発明の効果】以上のとおり、本発明は読取り画像デー
タを読み取りに応じて表示手段に表示するようにするこ
とで、画像データの読み取りとほぼ同時に画像表示し撮
影ミス等の良否を速やかに確認でき、さらには、放射線
画像データの特徴量に応じた画像処理条件を求めること
で診断性の良い画像データへの変更を容易にすることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明におけるフレームメモリの制御回路図で
ある。
【図2】本発明における表示制御回路図である。
【図3】放射線画像情報読取装置の装置構成図である。
【図4】コントロール部におけるタイミング制御のブロ
ック図である。
【図5】フレームメモリの構成概略図である。
【図6】(A),(B)は画像データの間引率に対する
ヒストグラムの変化を示す測定図である。
【図7】(C),(D)は画像データの間引率に対する
ヒストグラムの変化を示す測定図である。
【図8】(E),(F)は画像データの間引率に対する
ヒストグラムの変化を示す測定図である。
【図9】(G),(H)は画像データの間引率に対する
ヒストグラムの変化を示す測定図である。
【符号の説明】
21 放射線源 22 被写体 23 変換パネル 24 放射線画像情報記録読取部 25 コントロール部 51a 表示制御部 52 フレー ムメモリ 52a フレームメモリ制御部 61 フレームメモリタイミング制御回路 62 主走査方向アドレスジェネレータ 63 副走査方向アドレスジェネレータ 81 表示用メモリ 82 表示用ルックアップテーブル
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−72042(JP,A) 特開 昭62−128279(JP,A) 特開 昭63−13472(JP,A) 特開 昭57−161780(JP,A) 特開 昭60−230646(JP,A) 特開 昭62−222373(JP,A) 特開 昭62−278876(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03B 42/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】放射線画像変換パネルに記録された放射線
    画像を読み取って複数の画素データからなる画像データ
    を得る放射線画像情報読取手段と、 表示用ルックアップテーブルに線形の階調処理条件を書
    き込む手段と、 前記放射線画像の読み取りに応じて、前記表示用ルック
    アップテーブルに書き込まれた階調処理条件を用いて前
    記画像データに基づく画像を表示する表示手段と、 前記画像データの頻度分布から前記放射線画像に応じた
    階調処理条件を求める手段と、 前記求めた階調処理条件を前記表示用ルックアップテー
    ブルに書き込むことにより前記表示手段に表示された画
    像を変更する手段と、 を有する放射線画像情報読取装置。
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