JPH11223892A - 放射線画像情報読取装置 - Google Patents

放射線画像情報読取装置

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JPH11223892A
JPH11223892A JP10332702A JP33270298A JPH11223892A JP H11223892 A JPH11223892 A JP H11223892A JP 10332702 A JP10332702 A JP 10332702A JP 33270298 A JP33270298 A JP 33270298A JP H11223892 A JPH11223892 A JP H11223892A
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JP
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image
radiation
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data
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Application number
JP10332702A
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English (en)
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Hideyuki Handa
英幸 半田
Masabumi Saito
正文 斉藤
Haruo Karasawa
治男 唐沢
Mikio Takeuchi
三喜夫 竹内
Mitsuru Ishii
満 石井
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Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 撮影後、即刻その画像を読み取ることができ
る放射線画像情報読取装置を提供すること。 【解決手段】 放射線変換パネル3と、放射線画像情報
記録読取部4と、コントロール部5とを備え、コントロ
ール部5は、画像データに基づき画像表示を行う画像表
示手段51と、画像データを一時保存するフレームメモ
リと、放射線源1からの放射線照射の終了とほぼ同時に
放射線画像情報記録読取部4により読取を開始する同期
手段54と、画像読取とほぼ同時に画像表示手段51に
画像データに基づく表示を行う手段と、画像データを複
数枚分保存する記憶手段とで構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の分野】本発明は画像情報を記録した画像面上
をレーザ光により露光主走査し、この画像情報の発光光
即ち反射光又は透過光又は散乱光を光検出器により光電
変換して画像情報を読み取る放射線画像情報読取装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】文字や図形や絵などの原稿画像情報を読
み取り2値信号化する読取装置は種々提案されている。
その一例として、原稿をレーザービームで走査し、原稿
からの反射光又は透過光又は散乱光を光検出器により光
電変換して画像信号を得、最終的には可視画像としてハ
ードコピー化したり、或いはCRT上に再生したりして
活用されている。
【0003】図7は、このような走査方式画像情報読取
装置のひとつである従来の放射線画像情報読取装置の構
成ブロック図で、例えば特開昭55−12144号公報
に開示されている。図において、71はX線等の放射線
源、72は被写体、73は放射線変換パネルである。こ
の変換パネル73は、輝尽性蛍光体層を有しており、こ
の輝尽性蛍光体にX線,電子線,紫外線等の励起光を照
射すると、そのエネルギーの一部が照射量に応じて輝尽
性蛍光体の結晶内に一旦準安定状態で蓄積され、これに
可視光線や赤外線等の輝尽励起光を照射して刺激する
と、蓄積エネルギーに比例した輝尽性蛍光発光が起こる
現象を利用したものであって、ここには被写体72を透
過した放射線エネルギーによる一種の潜像が形成され
る。74は変換パネル73上を走査する輝尽励起光源、
75はフィルタ、76は励起光の照射によって螢光体の
発する輝尽発光強度を検出する光電変換部、77は光電
変換部76からの電気信号を入力する画像再生装置、7
8は画像表示装置である。
【0004】このような構成の放射線画像情報読取装置
は、記録し得る放射線露光域が極めて広く、電気信号と
して得られる画像情報を自由に信号処理することがで
き、目的に最も適合した画像を得ることができる等の特
長を有する。特に、可視範囲の広い鮮明な画像が恒常的
に得られ、目的に応じて低線量撮影も行える等種々の利
点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
放射線画像情報読取装置は、画像再生装置を経て画像情
報を得るもので、画像が出力されるまでに時間がかか
り、このため、今撮影した画像が適切かどうか、撮影ミ
スがないかの判断を即時に行うことはできず、又、手術
中に高精度画像を観察したい時、対応できない等の問題
点があった。
【0006】本発明は、このような問題点に鑑みてなさ
れたもので、その目的は、撮影後、即刻その画像を読み
取ることができると共に外部機器とのデータ転送を行な
うことができる放射線画像情報読取装置を提供すること
を目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題は、放射線源よ
り照射され、被写体を透過した放射線を用いて放射線画
像情報を記録する放射線変換パネルと、前記放射線変換
パネルに記録されている放射線画像情報を電気信号とし
た後、ディジタル画像データに変換する放射線画像情報
記録読取部と、前記放射線画像情報記録読取部からの画
像データを入力するコントロール部とを備え、前記コン
トロール部は、前記画像データに基づき画像表示を行う
画像表示手段と、前記画像データを一時保存するフレー
ムメモリと、前記放射線源からの放射線照射の終了とほ
ぼ同時に前記放射線画像情報記録読取部により読取を開
始する同期手段と、前記画像読取とほぼ同時に前記画像
表示手段に前記画像データに基づく表示を行う手段と、
前記画像データを複数枚分保存する記憶手段と、を有す
ることを特徴とする放射線画像情報読取装置により、解
決される。
【0008】図1は本発明装置の原理的な構成ブロック
図である。図において、1は放射線源、2は被写体、3
は輝尽性蛍光体層を有し被写体を透過した放射線画像情
報を蓄積記録する放射線変換パネル、4は放射線変換パ
ネル3に励起光を照射,走査しそこに蓄積記録されてい
る放射線画像情報を光学的に読み取りディジタル画像デ
ータに変換する放射線画像情報記録読取部、5は放射線
画像情報記録読取部4からの画像データを入力するコン
トロール部である。
【0009】このコントロール部5は、画像データを画
像表示する画像表示手段51、画像データを複数枚一時
的に保存する記憶手段52、画像データの画像識別情報
を入力する手段53、放射線源1の放射線照射と放射線
画像情報記録読取部4との同期をとる同期手段54、画
像を補正するための補正データ演算手段55とで構成さ
れている。
【0010】
【作用】放射線画像情報記録読取部4で読取られた画像
情報は、ディジタル信号に変換された画像データとして
コントロール部5に転送される。コントロール部5で
は、記憶手段52に一時記憶された画像データを、図示
しない画像データ転送手段が必要に応じて、画像データ
を複数枚分長期に保存する機器との間で画像データの転
送を行なう。このような構成により、撮影後、即刻その
画像を読み取ることができると共に外部機器とのデータ
転送を行なうことができる放射線画像情報読取装置を提
供することができる。
【0011】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例を説明す
る。図2は本発明の一実施例を示す構成ブロック図で、
ここでは胸部放射線撮影に適用した場合の例である。図
1の各部分と同じものは、同一の符号を付して示す。放
射線画像情報記録読取部4において、41はガスレー
ザ,固体レーザ,半導体レーザ等の光ビーム発生部、4
2は光ビーム発生部41からの光ビームを変換パネル3
上に照射すると共に走査させる光走査器、43は変換パ
ネル3の発する輝尽発光光を検出する光電変換器で、こ
こでは光ファイバからなる集光体43a,輝尽発光波長
領域の光のみを通過させるフィルタ43b ,フィルタ4
3b を通った光を電気信号に変換するフォトマル43c
で構成されたものを示す。44は光電変換器43からの
出力電流を電圧信号に変換する電流/電圧変換器、45
は増幅器、46は増幅器45で増幅された電流/電圧変
換器44からの信号をディジタルデータに変換するA/
D変換器である。
【0012】47はA/D変換器46からのディジタル
データを入力する制御回路で、光ビーム発生部41の光
ビーム強度調整、フォトマル用高圧電源48の電源電圧
調整によるフォトマル43cのゲイン調整、電流/電圧
変換器44と増幅器45の利得調整及びA/D変換器4
6の入力ダイナミックレンジ調整を行うと共に、放射線
画像情報の読取ゲインを総合的に調整する。
【0013】コントロール部5において、50は演算制
御部(以下CPUと略す)、SBはシステムバス、VB
は画像バスで、いずれもCPU50に接続されている。
画像表示手段(画像モニタ)51は、表示制御部51a
,画像バスVBを介してCPU50に結合し、又、記
憶手段としてのフレームメモリ52は、フレームメモリ
制御部52a ,画像バスVBを介してCPU50に接続
されている。情報入力手段53は、キーボード53a 及
びLCD表示手段53b からなり、インターフェイス5
3c を介してCPU50に結合している。同期手段54
は画像バスVB及びシステムバスSBに結合するタイミ
ング制御部54a と、このタイミング制御部54a に結
合するX線アダプタ54b からなり、放射線源1の駆動
回路10と、制御回路47とに結合している。56は転
送手段であり、図示してない外部機器に対するI/Oイ
ンターフェイス、57は磁気ディスク装置58(或いは
外部の光ディスク装置,磁気テープ装置)に対する磁気
ディスク制御部である。尚、CPU50は外部端末にも
結合可能となっている。
【0014】このように構成した装置の動作を説明すれ
ば以下の通りである。X線撮影される被写体2の識別情
報は、コントロール部5のキーボード53aから入力さ
れる。この識別情報としては、ID番号,氏名,生年月
日,性別,撮影部位,撮影日時等がある。但し、撮影日
時は、CPU50内に内蔵されているカレンダ・クロッ
クにより自動的に挿入されるようにしてもよいし、外部
機器でID情報を管理している場合は、それから送って
もらい照合のみ行うようにしてもよい。又、外部端末で
入力されたものを受信して照合のみ行ってもよい。又、
ここで入力される識別情報は、その時点で撮影される患
者に関するものだけでもよいし、一連の情報を予め入力
しておいて、後に順に撮影を行ってもよい。識別情報が
入力され、患者を撮影位置にセットして撮影を行う。
【0015】撮影ボタンが押されると、タイミング制御
部54a は、X線アダプタ54b を経由して駆動回路1
0を制御し、放射線源1に対して、撮影部位に応じたX
線管電圧,管電流,照射時間を与える。放射線源1は、
これによって被写体(人体胸部等)2に向けて放射線
(X線)を照射する。この放射線は被写体2を透過し、
変換パネル3の輝尽性螢光体層に被写体2の放射線透過
率分布に従ったエネルギーが蓄積され、そこに被写体2
の潜像が形成される。以上によりX線撮影が終了する。
【0016】X線撮影が終了すると、光ビーム発生部4
1は、出射強度が制御された光ビームを発生し、その光
ビームは光走査器42で偏向され、反射鏡で光路が変更
されて変換パネル3に励起走査光として導かれる。変換
パネル3は励起走査光によって、その潜像エネルギーに
略比例した輝尽発光光を出力する。光電変換器43は、
この輝尽発光光を検出し、入射光に対応した電流信号を
出力する。この出力電流は、電流/電圧変換器44,増
幅器45,A/D変換器46を経て、ディジタル画像デ
ータとなり、制御回路47に印加され、ここで放射線画
像情報の読取ゲインが総合的に調整され、コントロール
部5に転送される。
【0017】図3はコントロール部5におけるタイミン
グ制御部54a の構成ブロック図である。このタイミン
グ制御部54a は、互いに同期して切換えられる入力ス
イッチSW1,出力スイッチSW2と、例えば2048
画素分の記憶容量のRAMからなるラインバッファA,
Bで構成されている。ここでラインバッファA,Bは画
像データの主走査方向の1ラインに相当している。記録
読取部4からの1ライン目の画像データがラインバッフ
ァAに記憶されると、スイッチSW1,出力スイッチS
W2が切換えられ、2ライン目の画像データがラインバ
ッファBに記憶される。これと同時にラインバッファA
の1ライン目の画像データは出力され、画像バスVBを
通して、フレームメモリ52に順次記憶されていく。1
ライン毎に入力/出力スイッチSW1,SW2は切換え
られラインバッファA/Bは役割を交代していく。
【0018】図4はフレームメモリ52の構成概略図で
ある。このフレームメモリ52は、2048×2560
画素分の記憶容量を持つRAMで構成されている。記録
読取部4で変換され、ラインバッファA/Bで一時記憶
された画像データは、フレームメモリ52に1ラインず
つ記憶されていく。これと同時に記憶された画像データ
は画像バスVBを経由して、表示制御部51a に転送さ
れたり磁気ディスク制御部57に転送される。
【0019】図5は画像データの転送を説明するための
図である。ここに示すデータ転送制御回路及びデータ変
換回路は、いずれもタイミング制御部54a の内部に設
けられている。又、画像データの転送を行う画像バスV
Bは入力バスと、出力バスと、制御バスとで構成されて
いる。尚、データ変換回路には、無変換回路,シフトレ
ジスタ回路,LUT変換回路の3系統ある。
【0020】(転送例1) ラインバッファA/Bからフレームメモリ52への転送 データ転送制御回路は制御バスを使用してラインバッフ
ァA/Bから入力バスに1画素データずつ出力させる。
入力バスのデータは無変換回路にラッチされ、そのまま
出力バスに出力される。データ転送制御回路は制御バス
の他の信号線を使用して出力バス上のデータをフレーム
メモリ制御部52a に転送する。
【0021】1画素転送すると、ラインバッファA/B
とフレームメモリ52のアドレスが+1される。これが
同時的,並列的に行われ高速に1ライン分のデータ転送
を終了する。
【0022】(転送例2) フレームメモリ52から表示制御部51a への転送 データ転送制御回路は制御バスを使用してフレームメモ
リ52から入力バスに1画素データずつ出力させる。入
力バスのデータはLUT変換回路に入力され、LUT変
換されてラッチされ、出力バスに出力される。データ転
送制御回路は制御バスの他の信号線を使用して出力バス
上のデータを表示制御部51a に転送する。表示制御部
51a には表示メモリが内蔵されており、それに1画素
ずつ順次記憶していく。表示メモリは、512×640
画素×8ビットで構成されており、1画素転送するごと
にフレームメモリ52のアドレスは+4、表示メモリの
アドレスは+1される。これは読取時は主走査/副走査
共に、1/4に間引いて全体表示を行うためであり、拡
大表示時はフレームメモリ52のアドレスは+2(2倍
拡大),又は+1(4倍拡大)される。最大512画素
分の転送で、1ライン分の転送が終了する。読取時は4
ライン読み取る毎に1回この転送を行う。
【0023】(転送例3) フレームメモリ52から磁気ディスク制御部57への転
送 データ転送制御回路は制御バスを使用してフレームメモ
リ52から入力バスに1画素データずつ出力される。入
力バスのデータはシフトレジスタ回路にラッチされる。
シフトレジスタ回路は画像データが10ビット/画素構
成,磁気ディスク制御部57が16ビット構成というよ
うにデータ幅が異なるために、図6のようにデータビッ
トを再配列させるための回路である。即ち、8画素分8
0ビットの画像データを16ビット×5ワード分のデー
タに再配列する。シフトレジスタ回路から1ワードずつ
出力される毎に出力バスにラッチされる。データ転送制
御回路は制御バスの他の信号線を使用して、磁気ディス
ク制御部57に1ワードずつ転送させる。従って、1ラ
イン分2048画素データは、1280ワード分に変換
され、磁気ディスク制御部57に送られる。磁気ディス
ク制御部57では1ワード16ビットを2バイトに分割
して順次磁気ディスク装置58に記憶するので1ライン
分が2560バイトとなる。磁気ディスク装置58は5
12バイト/ブロックにフォーマット化されているの
で、5ブロック/1ラインとして一時記憶される。
【0024】これらの転送は極めて高速であり、記録読
取部4で1ラインずつ読み取られていくとき、画像バス
VBを時分割に切換えながら見掛け上、並列的に転送し
ていく。
【0025】従って、記録読取部4で読み取られると略
同時に画像モニタ51上に画像が表示されていき、且つ
磁気ディスク装置58中にも記憶されていくことにな
る。そして、読取が終了し変換パネル3の残像消去が開
始されると略同時に表示と磁気ディスク装置58への記
憶は終了する。
【0026】磁気ディスク装置58は、150メガバイ
トの磁気ディスク装置を使用しており、20枚分を一時
的に記憶できるので、連続撮影も可能である。ここで、
磁気ディスク装置58を一時記憶用のメモリとして使用
しているのは、精密な診断や長期にわたる画像データの
保存は上位の外部機器で行うことを想定しており、それ
ら外部機器へ画像データを転送するまで、一時的に記憶
するためである。又、半導体メモリが大容量になれば、
当然半導体メモリで構成することも可能である。
【0027】尚、外部機器とのオンラインデータ転送が
不可能な場合は、磁気ディスク装置と並列的に破線に示
すように光ディスク装置や磁気テープ装置を接続し、オ
フラインでデータを渡すことも可能である。但し、この
場合記録速度が遅いので、適当なデータ圧縮装置と組み
合わせないと、装置全体の速度が犠牲になる可能性があ
る。
【0028】磁気ディスク装置58に一時保存された画
像データは、選択的に再表示できるようになっている。
この場合には表示すべき画像を選択するために、磁気デ
ィスク装置58の一時保存画像のリストを情報入力手段
53の中のLCD表示手段53b に表示し、キーボード
53a からID情報を使用して選択すればよい。
【0029】又、磁気ディスク装置58に一時保存され
た画像データはI/Oインターフェイス56を通して外
部機器に転送することができる。この場合、外部機器か
らの転送要求により起動されるのが望ましい。この転送
要求により、画像データが転送される転送モードには次
の2種類がある。
【0030】(1)一時保存画像の中から撮影時刻の速
いものの順に転送するモード。通常はこのモードで行
う。 (2)外部機器に対して、先ず検索リストを転送し、そ
のリストを基に転送すべき画像データを決定するモー
ド。
【0031】これらの各転送モードにおいては、画像デ
ータと同時に識別情報も転送される。これにより、外部
機器は容易に画像管理情報(データベース)を作成する
ことが可能となる。
【0032】このような画像データの転送動作中に、記
録読取部4による動作が開始されると、記録,読取動作
が優先され、画像データの転送は一旦中断して記録,読
取動作が終了後に再び画像データの転送が継続される。
これは、磁気ディスク装置58はランダムアクセスを行
うと、アクセス時間が極めて長くなり、読取画像データ
を記憶することが間に合わなくなる可能性があるためで
ある。
【0033】このように画像データの転送機能を持たせ
たことによって、コントロール部5の内部に、磁気テー
プ装置や光ディスク装置等の長期画像データ保存手段を
持つ必要がなくなり、装置を安価,コンパクトに構成す
ることができる。又、装置の使用者は、通信中であるこ
とを意識せずに撮影作業を行うことができる。
【0034】尚、外部機器に画像データを転送する場
合、一時保存画像データを保存しておくか、消去するか
の選択をする必要がある。この場合、外部機器からの転
送要求内容に消去/保存の選択情報を含ませればよい。
【0035】又、外部機器が何らかの都合で画像データ
転送を行わなくなったとき、磁気ディスク装置58に画
像データが一杯になる可能性がある。この時は警告を表
示して次の撮影を受け付けなくしている。画像モニタ5
1上に表示された画像に対しては、画像の観察を容易に
するために種々の画像処理及び画像計測を行う必要があ
る。ここで、画像処理としては階調処理,周波数処理等
があり、又、画像計測には、距離/角度計測,濃度値計
測,プロファイル,ヒストグラム等がある。これらの画
像処理及び画像計測の機能は、必要に応じてコントロー
ル部5に設けることができるが、装置が大型化,高価に
なるので高度の画像処理については外部機器で行うよう
にしてもよい。
【0036】コントロール部5は、画像の観察が主たる
目的であって、単純な画像処理機能例えばウィンド処
理,ネガ/ポジ反転処理,拡大,移動処理等をタイミン
グ制御部51a 内のデータ転送制御回路とデータ変換回
路とによって行わせることができる。記録読取部4にお
いて、ここからの画像データに光電変換器43の検出感
度やシェーディング、変換パネル3自体のフェーディン
グ特性等に起因するムラが生ずる可能性があり、これを
補正する必要がある。
【0037】コントロール部5における補正データ演算
手段55は、前述した画像データに生ずるムラを補正す
るための補正データを作成するものであって、CPU5
0が担当している。この補正データ(これには、シェー
ディング,フェーディング別々の補正データとしてもよ
いし、全画面の補正データとしてもよい)の作成手順の
一例は次の通りである。
【0038】(1)はじめにコントロール部5の指示に
より、制御回路47内の補正データの格納用RAMをφ
にクリアする。 (2)被写体なしの状態で通常の記録読取動作を行い、
補正のない画像データをコントロール部5のフレームメ
モリ52に記憶する。
【0039】(3)コントロール部5内のCPU50で
演算を行い、補正データを作成する。 (4)この補正データを磁気ディスク装置58に格納す
ると同時に、記録読取部4内の制御回路47に内蔵した
補正データの格納用RAMに格納する。
【0040】これにより、以後の記録読取動作において
は制御回路47は、画像データをRAMに格納されてい
る補正データにより補正し、コントロール部5に転送す
る。
【0041】尚、この場合、装置の電源オフにより補正
用RAMに格納した補正データが消滅してしまうが、電
源立上げ時に再度磁気ディスク装置58から転送・書き
込みを行うようにすればよい。又、電源立上げ時には補
正データの転送の他に、コントロール部5自体の動作チ
ェック及び記録読取部4の光ビーム,偏向器,消去光源
或いは副走査動作等のチェックを行うものとする。
【0042】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、放射線源より照射され、被写体を透過した放射線
を用いて放射線画像情報を記録する放射線変換パネル
と、前記放射線変換パネルに記録されている放射線画像
情報を電気信号とした後、ディジタル画像データに変換
する放射線画像情報記録読取部と、前記放射線画像情報
記録読取部からの画像データを入力するコントロール部
とを備え、前記コントロール部は、前記画像データに基
づき画像表示を行う画像表示手段と、前記画像データを
一時保存するフレームメモリと、前記放射線源からの放
射線照射の終了とほぼ同時に前記放射線画像情報記録読
取部により読取を開始する同期手段と、前記画像読取と
ほぼ同時に前記画像表示手段に前記画像データに基づく
表示を行う手段と、前記画像データを複数枚分保存する
記憶手段と、を有することにより、撮影後、即刻その画
像を読み取ることができると共に外部機器とのデータ転
送を行なうことができる放射線画像情報読取装置を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置の原理的な構成ブロック図である。
【図2】本発明の一実施例を示す構成ブロック図であ
る。
【図3】コントロール部におけるタイミング制御部の構
成ブロック図である。
【図4】フレームメモリの構成概略図である。
【図5】画像データの転送を説明するための図である。
【図6】シフトレジスタ回路の動作を説明するための図
である。
【図7】従来装置の構成ブロック図である。
【符号の説明】
1 放射線源 2 被検体 3 放射線変換パネル 4 放射線画像情報記録読取部 5 コントロール部 51 画像表示手段 52 記憶手段 53 情報入力手段 54 同期手段 55 補正データ演算手段
フロントページの続き (72)発明者 竹内 三喜夫 東京都日野市さくら町1番地 コニカ株式 会社内 (72)発明者 石井 満 東京都日野市さくら町1番地 コニカ株式 会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放射線源より照射され、被写体を透過し
    た放射線を用いて放射線画像情報を記録する放射線変換
    パネルと、 前記放射線変換パネルに記録されている放射線画像情報
    を電気信号とした後、ディジタル画像データに変換する
    放射線画像情報記録読取部と、 前記放射線画像情報記録読取部からの画像データを入力
    するコントロール部とを備え、 前記コントロール部は、 前記画像データに基づき画像表示を行う画像表示手段
    と、 前記画像データを一時保存するフレームメモリと、 前記放射線源からの放射線照射の終了とほぼ同時に前記
    放射線画像情報記録読取部により読取を開始する同期手
    段と、 前記画像読取とほぼ同時に前記画像表示手段に前記画像
    データに基づく表示を行う手段と、 前記画像データを複数枚分保存する記憶手段と、を有す
    ることを特徴とする放射線画像情報読取装置。
JP10332702A 1994-08-08 1998-11-24 放射線画像情報読取装置 Pending JPH11223892A (ja)

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