JP3038239U - 石油ストーブのカートリッジタンクの流出防止弁 - Google Patents

石油ストーブのカートリッジタンクの流出防止弁

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JP3038239U
JP3038239U JP1996012235U JP1223596U JP3038239U JP 3038239 U JP3038239 U JP 3038239U JP 1996012235 U JP1996012235 U JP 1996012235U JP 1223596 U JP1223596 U JP 1223596U JP 3038239 U JP3038239 U JP 3038239U
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Inventor
千雄 加藤
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有限会社加藤製作所
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カートリッジタンクの灯油が不意に流出する
のを防止する。短くし、部品点数を減らす。 【解決手段】 石油ストーブのカートリッジタンクの給
油口内に装着する流出防止弁において、カートリッジタ
ンクの給油口内に密に嵌め込まれる弁本体1は、先端と
基端の間に弁通路2を貫通し、弁本体1の基端に、弁通
路2を閉鎖する弁板8を回動可能に取り付け、弁板8が
弁通路2を閉鎖する状態に保持する弾性部材のばね10
を設け、ばね10に抗して弁板8を押すと弁通路2が開
放する構成にした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、石油ストーブのカートリッジタンクから灯油が不意に流出するのを 防止する弁に関する。
【0002】
【従来の技術】
石油ストーブのカートリッジタンクが空になった場合、カートリッジタンク は、石油ストーブのタンク挿入部から抜き取り、口金付きの給油口を上にして床 に立て、給油口の口金をねじ戻して取り外し、開口した給油口から給油ポンプで 灯油を入れ、給油口に口金を被せて螺合し緊締する。
【0003】 灯油を充填したカートリッジタンクは、上下を逆にして、口金を締め付けた給 油口を下にし、この姿勢で石油ストーブのタンク挿入部に装填する。すると、石 油ストーブのタンク挿入部の底に設けた油受けの開弁用突起がカートリッジタン クの給油口に被せた口金の弁を押し開き、開放した口金の弁を経てカートリッジ タンクの灯油が石油ストーブの油受けに供給される。
【0004】 ところが、カートリッジタンクの給油口に口金が十分に締め付けられていない 場合には、カートリッジタンクの口金付きの給油口を下にしたときに、カートリ ッジタンクの給油口と口金の間の透き間から灯油が漏れ出たり、または、カート リッジタンクの給油口から口金が外れて、開口した給油口から灯油が大量に流出 することがある。
【0005】 また、カートリッジタンクに灯油を入れてから、給油口に口金を被せて締め付 けるまでの間に、カートリッジタンクを横に倒すと、開口中の給油口から灯油が 大量に流出する。
【0006】 そこで、カートリッジタンクの給油口内に装着する流出防止弁が考案された。 この流出防止弁は、カートリッジタンクの円筒形状の給油口内に円筒形状の弁本 体を挿入し、給油口の先端開口に弁本体の先端開口を密に嵌め込み、弁本体の先 端開口と周壁の間に弁通路を形成し、弁本体内に、弁通路を閉鎖する重りを移動 可能に嵌合し、重りと弁本体の基端の間に螺旋ばねを嵌め込んでいる。
【0007】 この流出防止弁においては、カートリッジタンクの給油口を上にしていると、 即ち、弁本体の先端開口を上にしていると、重りが弁本体の基端側に下降して螺 旋ばねを圧縮し、弁通路が開放する。カートリッジタンクの給油口を下または横 にしたときに、重りが弁本体の先端開口側に移動して螺旋ばねが伸張し、弁通路 が閉鎖する。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上記の流出防止弁は、弁本体の先端開口を上にしていると、開放し ていて、弁本体の先端開口を下または横にしたときに、閉鎖し、開放状態から完 全な閉鎖状態になるまでに時間がかかるので、弁本体の先端開口を下または横に したときに、完全な閉鎖状態になるまでの間、灯油の流出を防止することができ ない。
【0009】 即ち、カートリッジタンクに灯油を一杯に入れた状態で、カートリッジタンク の給油口を下または横にすると、流出防止弁が完全な閉鎖状態になるまでの間、 灯油が流出する。
【0010】 また、上記の流出防止弁は、弁本体内で重りが移動して螺旋ばねが伸縮する構 造であるので、長くなり、かつ、部品点数が多くなる。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本考案は、石油ストーブのカートリッジタンクの給油口内に装着する流出防止 弁において、 カートリッジタンクの給油口内に密に嵌め込まれる弁本体は、先端と基端の間 に弁通路を貫通し、弁本体の基端に、弁通路を閉鎖する弁板を回動可能に取り付 け、弁板が弁通路を閉鎖する状態に保持する弾性部材を設け、弾性部材に抗して 弁板を押すと弁通路が開放する構成にした。
【0012】
【考案の効果】
本考案の流出防止弁は、弾性部材に抗して弁板を押さない限り、弁本体の先端 を上にしても、下または横にしても、常に、弁通路が閉鎖しているので、カート リッジタンクに灯油を一杯に入れた状態で、カートリッジタンクの給油口を下ま たは横にしても、灯油の流出が防止される。
【0013】 また、弁本体の基端で弁板が回動して弁通路を開閉する構造であるので、長く ならず、かつ、部品点数が多くならない。
【0014】
【考案の実施の形態】
流出防止弁は、図1に示すように、合成樹脂成形品の弁本体1の先端面と基端 面の間に円形断面の弁通路2を貫通し、円筒形状の弁本体1の先端を基端より大 径にし、弁本体1の先端開口の外周にフランジ部3を形成し、フランジ部3真下 位置の弁本体1外周面に形成した周溝にゴムパッキングのOリング4を嵌め込 み、図2と図3に示すように、Oリング4真下位置の弁本体1外周面に複数の抜 け止め突起5を等間隔位置に形成している。
【0015】 弁本体1の外周面には、図1〜図3に示すように、弁本体1の基端面から突出 する2本の突片を並列した取付部6を形成し、取付部6の両突片に軸7を掛け渡 して取り付け、板金の打抜折曲加工により円盤形状の弁板8を形成し、弁板8の 周縁に突出した門形断面の取付片9を取付部6の両突片の間に挿入して軸7に貫 通し、弁通路2の基端開口を閉鎖する弁板8を弁本体1の基端に回動可能に取り 付け、軸7に巻き付けたばね10の一端を弁板8の外面に、ばね10の他端を取 付部6の突片にそれぞれ押し当てて、弁板8を弁本体1の基端面に押し付け、弁 板8が弁通路2の基端開口を閉鎖する状態に保持している。
【0016】 弁本体1の弁通路2は、弁板8で常時閉鎖されており、弾性部材のばね10に 抗して弁板8の内面を外側に押すと、弁板8が軸7の回りに回動して弁通路2が 開放する構成にしている。
【0017】 流出防止弁1〜10は、図4と図5に示すように、石油ストーブのカートリッ ジタンク11の給油口12内に装着される。弁本体1は、板金製カートリッジタ ンク11の螺条付き円筒形状の給油口12内に挿入し、弁本体1の大径の先端を 給油口12の小径の先端開口に密に嵌め込む。
【0018】 すると、給油口12の先端開口縁が弁本体1のフランジ部3、Oリング4と抜 け止め突起5の間に嵌り、弁本体1の先端が給油口12の先端開口に密に嵌合 し、弁本体1の外周面と給油口12の内周面の間からカートリッジタンク11内 の灯油が流出しない構造になる。また、カートリッジタンク11の給油口12 は、常閉弁の流出防止弁1〜10の装着により閉鎖される。
【0019】 カートリッジタンク11に灯油を入れる場合、図6に示すように、給油ポンプ の吐出管Pの先端を流出防止弁の弁通路2に挿入し、吐出管Pの先端で弁板8を ばね10に抗して回動し、弁通路2を開放し、吐出管Pの先端を弁通路2を貫通 してカートリッジタンク11内に突き出し、吐出管Pで弁通路2を開放した状態 にして給油する。
【0020】 灯油がカートリッジタンク11に一杯になれば、給油ポンプの吐出管Pを流出 防止弁の弁通路2から抜き出す。すると、弁板8がばね10の弾性力で復元して 弁通路2を閉鎖し、図4と図5に示すように、流出防止弁1〜10が閉鎖する。
【0021】 この状態でカートリッジタンク11を横に倒しても、給油口12に装着された 流出防止弁1〜10が閉鎖しているので、カートリッジタンク11内の灯油が給 油口12から流出しない。
【0022】 給油ポンプの吐出管Pを流出防止弁の弁通路2から抜き出した後、図7に示す ように、カートリッジタンク11の螺条付き給油口12に口金21を被せて螺合 し緊締する。
【0023】 口金21は、図7に示すように、板金加工品であり、カートリッジタンク11 の給油口12の先端開口を塞ぐ円盤形状の端板部22と、螺条付き円筒形状の給 油口12に螺合する螺条付き円筒形状の周壁部23からなり、端板部22の中心 部に弁24の先端を貫通して固定し、弁24を周壁部23内に同芯状に配置して いる。
【0024】 口金21の弁24は、図7に示すように、先端開口と周壁の間に弁通路を形成 した円筒形状の弁本体25内に弁軸26と螺旋ばね27を同芯状に挿入し、弁通 路の先端開口に弁軸26の大径の先端を螺旋ばね27で押し付け、弁軸26が弁 通路の先端開口を閉鎖する状態に保持している。
【0025】 口金21を給油口12に締め付けたカートリッジタンク11は、上下を逆にし て口金21付きの給油口12を下にし、この姿勢で石油ストーブのタンク挿入部 に装填する。
【0026】 すると、図8に示すように、石油ストーブのタンク挿入部の底に設けた油受け 31にカートリッジタンク11の給油口12が挿入し、油受け31に上向きに設 けた開弁用突起32が給油口12に被せた口金21の弁24の弁軸26を螺旋ば ね27に抗して押し上げ、口金21の弁24が開放し、また、押し上げられた弁 24の弁軸26が流出防止弁の弁板8をばね10に抗して回動し、流出防止弁の 弁通路2が開放し、開放した流出防止弁の弁通路2と口金21の弁24を経て カートリッジタンク11内の灯油が石油ストーブの油受け31に供給される。
【0027】 カートリッジタンク11を石油ストーブのタンク挿入部に装填するため、カー トリッジタンク11の口金21付きの給油口12を下にしたときに、給油口12 に口金21が十分に締め付けられていなくても、また、給油口12から口金21 が外れても、給油口12に装着された流出防止弁1〜10が閉鎖しているので、 カートリッジタンク11内の灯油が給油口12から流出しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施形態の流出防止弁の縦断側面図。
【図2】同流出防止弁の底面図。
【図3】同流出防止弁の背面図。
【図4】同流出防止弁を石油ストーブのカートリッジタ
ンクの給油口に装着した状態の一部破断部分側面図。
【図5】同状態の平面図。
【図6】カートリッジタンクの給油口に装着した同流出
防止弁に給油ポンプの吐出管を挿通した状態の一部破断
部分側面図。
【図7】同流出防止弁を装着したカートリッジタンクの
給油口に口金を締め付けた状態の一部破断部分側面図。
【図8】同流出防止弁と口金を装着したカートリッジタ
ンクを石油ストーブに装填した状態の一部破断部分側面
図。
【符号の説明】
1 弁本体 2 弁通路 8 弁板 10 ばね,弾性部材 11 カートリッジタンク 12 給油口 31 油受け 32 開弁用突起

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 石油ストーブのカートリッジタンクの給
    油口内に装着する流出防止弁において、 カートリッジタンクの給油口内に密に嵌め込まれる弁本
    体は、先端と基端の間に弁通路を貫通し、弁本体の基端
    に、弁通路を閉鎖する弁板を回動可能に取り付け、弁板
    が弁通路を閉鎖する状態に保持する弾性部材を設け、弾
    性部材に抗して弁板を押すと弁通路が開放する構成にし
    たことを特徴とする石油ストーブのカートリッジタンク
    の流出防止弁。
  2. 【請求項2】 弁本体は、円筒形状であって、その先端
    をカートリッジタンクの円筒形状の給油口の先端開口に
    嵌合する構成にし、 石油ストーブのタンク挿入部の底に設けた油受けの開弁
    用突起により弁板が弾性部材に抗して押される構成にし
    たことを特徴とする請求項1に記載の石油ストーブのカ
    ートリッジタンクの流出防止弁。
JP1996012235U 1996-11-29 1996-11-29 石油ストーブのカートリッジタンクの流出防止弁 Expired - Lifetime JP3038239U (ja)

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