JPH051758Y2 - - Google Patents

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JPH051758Y2
JPH051758Y2 JP13705686U JP13705686U JPH051758Y2 JP H051758 Y2 JPH051758 Y2 JP H051758Y2 JP 13705686 U JP13705686 U JP 13705686U JP 13705686 U JP13705686 U JP 13705686U JP H051758 Y2 JPH051758 Y2 JP H051758Y2
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  • Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 …産業上の利用分野 本考案は、主として家庭用のLPガス容器(ボ
ンベ)に設置するLPガス過充填防止装置に係り、
容器の内部、即ち、容器に取付ける既存構成の容
器用弁の下方部に連設するものであり、充填する
LPガス(液体)が規定量レベルに達すると、本
案装置のフロートが作用して自動的に本案装置の
弁を閉じ、もつて、規定量以上のLPガス充填を
有効に防止するようにしたものである。
…従来の課題 1 …最近、LPス充填所において一般家庭向け
の容器にLPガス(液体)を充填する際に、過
充填(容器に規定量以上のLPガスを充填する
こと)に原因する事故、災害が発生し、過充填
が大きな問題となつている。
大型のタンクや自動車用の容器については、
安全性のため、充填用弁、取出し用弁及び安全
弁が夫々独立して設けられており、充填用弁に
は過充填防止装置が設けられている。
ところが、家庭用の容器は、 ○イ 経済性や取付スペース等の関係から、一個
の容器用弁に充填、取出し及び安全装置が設
けられており、 ○ロ また、再検査の時に容器を倒立して残ガス
を回収する必要がある、 等の条件を充足する必要があるため、容器用弁ま
たはそれに関連して過充填防止装置を備えたもの
は存在せず、 過充填に対しては、LPガスを充填した容器の
重量を測定することによつて行つているのが現状
である。
ところが、重量の測定によつて行うと、風体の
重量にバラつきがあること、自動充填装置に装置
的なバラつきがあること等のため、どうしても正
確に安全規定量を充填することが困難であり、そ
れが原因して冒頭記載の事故、火災が発生し、 その解決、一つには重量測定に依らない過充填
防止装置の開発が課題とされてきたものである。
2 …また、家庭用容器の過充填防止装置として
は、下記のような必要条件を満足するものでな
ければならず、そのような装置の出現が強く要
望されてきたものである。
○イ 容器に取付けられた容器用弁の安全装置の
機能を妨げないこと。即ち、容器用弁の安全
装置は常時作動可能としておくことが義務付
けられており、その通路を一時的にも閉じて
はならない。
○ロ 再検査のとき、容器を倒立させて残ガスを
回収するため、倒立状態で残ガスの吸引が可
能なこと、即ち、倒立しても弁が閉じないよ
うに構成すること。
○ハ 充填作用につき従来と同等以上の能力があ
り、しかも、規定充填量の所で正確に止め、
過充填を不可能とすること。
…本考案の構成 本考案は上項第(1)項記載の課題を解決し、第(2)
項記載の必要条件を満足する、LPガス過充填防
止装置を考案したものである。
即ち、本考案は、 LPガスの容器内に設置する装置であり、容器
のネツクリングに取付けた既存構成の容器用弁の
下方部に弁筒を備え、その通孔と容器用弁の通孔
を連通状態とし、該弁筒の弁室内に、頭部に小孔
を穿ち外周面に係合周溝を凹設した遊動弁を、弁
座との間のスプリングの弾発力で弁開方向に付勢
して上下摺動自在に設置し、 上端に係合爪を、下端にフロートを設けたレバ
ーを、弁筒の一部等を支点として円弧回動自在に
枢着し、フロート下降位置にて係合爪を遊動弁の
係合周溝に係合し、フロート上昇位置にてレバー
が支点を軸として円弧回動して係合爪が係合周溝
から外れるように設けたものである。
次に、本考案の構成を実施例につき説明する
と、 主として家庭用のLPガスの容器1内に設置す
る装置であり、容器1のネツクリング2に取付け
た既存構成の容器用弁3の下方部に弁筒4を備
え、その通孔5と容器用弁3の通孔6を連通状態
とし、該弁筒4の弁室7内に、中空砲弾形で頭部
に小孔8を穿ち外周面に係合周溝9を凹設した遊
動弁10を、弁座11との間のスプリング12の
弾発力で弁開方向(遊動弁10の下端が弁座11
から離隔する方向)に付勢して上下摺動自在に設
置し、 上端に係合爪13を下端にフロート14を設け
たレバー15を、弁筒4の下端部を支点16とし
て円弧回動自在に枢着し、フロート14の下降位
置にて係合爪13を弁筒4の周壁を通して遊動弁
10の係合周溝9に係合し、フロート14の上昇
位置にてレバー15が支点16を軸として円弧回
動して係合爪13が係合周溝9から外れるように
設けたものである。
上記において、 1 …弁筒4は、容器用弁3の下端部に直接、ね
じ込み等によつて取付けるか(第1図)、また
は、容器1のネツクリング2の中心孔17の下
端部(即ち、容器用弁3の直下部)にねじ込み
等によつて取付け(第2図)、 その通孔5と容器用弁3の通孔6を連通状態
とする。
2 …従つて、弁筒4を中心とした本案装置の設
置は、 ○イ 容器用弁3の下端部に直接取付けた構成の
ものは(第1図)、容器1の上方からネツク
リング2の中心孔17を通して容器1内に挿
入し、容器用弁3をネツクリングにねじ込み
取付けすることによつて設置する。
○ロ ネツクリング2の中心孔17下端部に取付
けた構成のものは(第2図)、予じめネツク
リング2に取付け、そのネツクリング2を容
器1に溶接固定することによつて設置する。
そして、容器用弁3はその溶接したネツクリ
ング(本案装置を設置した)に、従来同様に
ねじ込み取付ける。
なお、ネツクリング2は、もともと、容器
1に溶接によつて取付けられているものであ
る。
3 …容器用弁3は、既存構成の容器用弁の一例
を示したものであり、該図示例容器用弁に限定
するものではない。
…作用 1 …容器1内のLPガス(液体)がフロート1
4のレベルに達しない充填可能な間は、該フロ
ート14は下降位置にあり、よつて、レバー1
5の係合爪13は遊動弁10の係合周溝9に係
合しており、よつて、遊動弁10は停止状態に
ある。
なお、遊動弁10はスプリング12の弾発力
で上昇位置にあり、弁座11と離隔しているの
で、LPガスは容器用弁3の通孔6→弁筒4の
通孔5→遊動弁10→その小孔8→弁座11を
通つて容器1内に注入される。
2 …次に、LPガス液面が上昇し、フロート1
4に達すると、フロート14が浮上上昇し、よ
つて、レバー15が支点16を軸として円弧回
動し、係合爪13が遊動弁の係合周溝9から外
れる。
その瞬間、遊動弁10が注入PLガスの圧力
でスプリング12を屈縮して下降し、その頭部
が弁座11に圧接閉塞して、LPガスの充填を
停止する。
3 …LPガスの注入停止後、遊動弁10は再び
スプリング12力で上昇復帰するが、再びLP
ガスを注入せんとすると、直ちにその液圧で遊
動弁10が下降閉弁するので、規定量以上に充
填することは不可能となる。
…効果 1 …上記のように本案装置は、LPガスを容器
に充填して、規定量(規定レベル)に達する
と、フロートが上昇し、遊動弁から係合爪が外
れ、瞬間的に遊動弁が下降閉弁するので、LP
ガスの過充填を極めて正確に防止し得る優れた
秀れた特長がある。(上記必要条件(ハ)を充足)。
2 …従来のように重量測定に依るのをやめて、
容器内LPガスのレベル検出に依り作動するよ
うにしたので、充填規定量を容器毎に正確に調
節設定することが可能となり、よつて、従来の
ような容器のバラつき装置のバラつき等による
充填LPガス量のバラつきを全くなくし得て、
個々の容器について精密度な規定量設定及びそ
の充填をなし得る(必要条件(ハ)を充足)。
3 …本案装置は、既存の容器用弁とは別個に、
しかも、該弁の下方部(容器内部)に連設した
ものであるので、従来と全く同様に充填作業を
行い得ると共に、容器用弁の機能を妨げること
がない(必要条件(イ)を充足)。
4 …再検査のために容器を倒立させて残ガスを
吸引回収するような場合でも、レバーの係合爪
が遊動弁に係合して遊動弁を開弁位置に保持す
るし、また、係合爪が外れてもスプリングの弾
発力で開弁位置が保たれるので、何ら故障を生
じない(必要条件(ロ)を充足)。
【図面の簡単な説明】
第1図は本案装置の一実施例の断面図、第2図
は他の実施例の断面図である。 付号、1……容器、2……ネツクリング、3…
…既存の容器用弁、4……弁筒、5……その通
孔、6……容器用弁の通孔、7……弁室、8……
小孔、9……係合周溝、10……遊動弁、11…
…弁座、12……スプリング、13……係合爪、
14……フロート、15……レバー、16……支
点、17……中心孔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) LPガスの容器内に設置する装置であり、容
    器のネツクリングに取付けた既存構成の容器用
    弁の下方部に弁筒を備え、該弁筒の通孔と容器
    用弁の通孔を連通状態とし、該弁筒の弁室内
    に、頭部の頂面を弁座に接離する弁部とすると
    共に頭部の側面に小孔を穿ち外周面に係合周溝
    を凹設した遊動弁を、弁座との間のスプリング
    の弾発力で弁開方向に付勢して上下摺動自在に
    設置し、 上端に係合爪を、下端にフロートを設けたレ
    バーを、弁筒の一部等を支点として円弧回動自
    在に枢着し、フロート下降位置にて係合爪を遊
    動弁の係合周溝に係合し、フロート上昇位置に
    てレバーが支点を軸として円弧回動して係合爪
    が係合周溝から外れるように設けたことを特徴
    とする、 LPガス過充填防止装置。 (2) 弁筒を容器用弁の下端部に直接取付けたもの
    である、実用新案登録請求の範囲第1項記載の
    LPガス過充填防止装置。 (3) 弁筒を容器のネツクリングの中心孔下端部に
    取付けたものである、実用新案登録請求の範囲
    第1項記載のLPガス過充填防止装置。
JP13705686U 1986-09-06 1986-09-06 Expired - Lifetime JPH051758Y2 (ja)

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JP13705686U JPH051758Y2 (ja) 1986-09-06 1986-09-06

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JP13705686U JPH051758Y2 (ja) 1986-09-06 1986-09-06

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JPS6343000U JPS6343000U (ja) 1988-03-22
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