JP3037980B2 - ベンゾピラン誘導体 - Google Patents

ベンゾピラン誘導体

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JP3037980B2
JP3037980B2 JP02213530A JP21353090A JP3037980B2 JP 3037980 B2 JP3037980 B2 JP 3037980B2 JP 02213530 A JP02213530 A JP 02213530A JP 21353090 A JP21353090 A JP 21353090A JP 3037980 B2 JP3037980 B2 JP 3037980B2
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克之 大塚
信雄 石山
康人 飯田
謙二 世利
健 村井
和子 讃井
義弘 石坂
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Kaken Pharmaceutical Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、新規なベンゾピラン誘導体およびこのベン
ゾピラン誘導体を有効成分とする医薬組成物に関する。
[従来の技術] 近年、高齢化社会が進むにつれて、重大な健康上の危
険の要因となる高血圧症が注目されており、この高血圧
症の治療剤として、多種多様の作用機序の薬剤が臨床的
に広く用いられている。今後は新しい、より優れた作用
機序のカリウムチャンネル活性化作用を有する降圧剤の
開発が期待されている。
[発明の目的] 本発明の目的は優れたカリウムチャンネル活性化作用
を有し、各種疾病の治療に有効な新規化合物を提供する
ことにある。
[目的を達成するための手段] 本発明者らは、新規なベンゾピラン誘導体を合成し、
これらのカリウムチャンネル活性化作用について検討し
たところ、下記の一般式[I]で示されるベンゾピラン
誘導体が優れたカリウムチャンネル活性化作用を有し、
例えばこの作用機序による強力な血圧低下作用、気管支
拡張作用を有することを見出し、上記目的を達成するに
至った。
本発明のベンゾピラン誘導体は、一般式[I] [式中、R1は水素、炭素数1〜6の低級アルキル基、炭
素数2〜6の低級アルケニル基、炭素数2〜6の低級ア
ルキニル基、炭素数1〜6のヒドロキシ低級アルキル
基、炭素数1〜4のアルキル基に炭素数1〜2のアルコ
キシ基が置換された低級アルコキシ低級アルキル基、炭
素数1〜4のアルキル基に炭素数1〜4のアルコキシカ
ルボニル基が置換された低級アルコキシカルボニル低級
アルキル基、2個の炭素数1〜4のアルキル基を有する
ジ低級アルキルアミノ基、アラルキル基、または基R3
CO−(基中、R3は炭素数1〜6の低級アルキル基、フェ
ニル基、フェニル基が置換されていてもよい炭素数2〜
6の低級アルケニル基または炭素数2〜6の低級アルキ
ニル基)を意味し、R2は水素、炭素数1〜6の低級アル
キル基、炭素数1〜4のアルキル基に炭素数1〜2のア
ルコキシ基が置換された低級アルコキシ低級アルキル
基、フェニル基、またはアラルキル基を意味し、Yはシ
アノ基、ハロゲン原子、ニトロ基、炭素数1〜6の低級
アルキル基、炭素数2〜6の低級アルキニル基、炭素数
1〜4のアルキル基を有する低級アルキルカルボニル
基、炭素数1〜4の低級アルコキシ基、2個の炭素数1
〜4のアルキル基を有するジ低級アルキルアミノカルボ
ニル基、アリール基、炭素数1〜4のアルコキシ基を有
する低級アルコキシカルボニル基、カルボキシル基、ま
たはモルホリノカルボニル基を意味する。] で示される化合物またはその医薬上許容される塩からな
ることを特徴とする。
本発明のベンゾピラン誘導体を表わす一般式[I]に
おいて、R1、R2、R3およびY中の低級アルキル基は、直
鎖状または分岐状の炭素数1〜6のアルキル基であり、
例えばメチル基、エチル基、n−プロピル基、iso−プ
ロピル基、n−ブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチ
ル基、ペンチル基またはヘキシル基が挙げられる。
R1およびR3中の低級アルケニル基は、炭素数2〜6の
アルケニル基であり、例えばアリル基、メタリル基、ク
ロチル基、1−メチルアリル基、プレニル基、3−メチ
ル−3−ブテニル基、3−ペンテニル基などが挙げられ
る。なお、R3中の低級アルキニル基においては、フェニ
ル基が置換されていてもよく、このような低級アルケニ
ル基としては、スチリル基、シンナミル基などが挙げら
れる。
R1、R3およびY中の低級アルキニル基は、炭素数2〜
6のアルキニル基であり、例えばプロパルギル基、1−
メチルプロパルギル基、2−ブチニル基、1−メチル−
2−ブチニル基、3−ブチニル基、2−ペンチニル基、
3−ペンチニル基などが挙げられる。なお、R3中の炭素
数2〜6の低級アルキニル基においては、フェニル基が
置換されていてもよく、このような低級アルキニル基と
しては、フェニルプロパルギル基、フェニルブチニル基
などが挙げられる。
R1中のヒドロキシ低級アルキル基は、直鎖状または分
岐状の炭素数1〜6のヒドロキシアルキル基であり、例
えばヒドロキシメチル基、ヒドロキシエチル基、ヒドロ
キシ−n−プロピル基、ヒドロキシ−iso−プロピル
基、ヒドロキシ−n−ブチル基、ヒドロキシ−sec−ブ
チル基、ヒドロキシ−tert−ブチル基、ヒドロキシペン
チル基、ヒドロキシヘキシル基が挙げられる。
R1およびR2中の低級アルコキシ低級アルキル基は、炭
素数1〜4の低級アルキル基に炭素数1〜2の低級アル
コキシ基が置換された低級アルコキシ低級アルキル基で
あり、例えば2−メトキシエチル基、2−エトキシエチ
ル基、3−メトキシプロピル基、4−メトキシブチル基
などが挙げられる。
R1中の低級アルコキシカルボニル低級アルキル基は、
炭素数1〜4の低級アルキル基に炭素数1〜4の低級ア
ルコキシカルボニル基が置換された低級アルコキシカル
ボニル低級アルキル基であり、例えばメトキシカルボニ
ルメチル基、エトキシカルボニルメチル基、メトキシカ
ルボニルエチル基、エトキシカルボニルエチル基などが
挙げられる。
R1中のジ低級アルキルアミノ基の低級アルキル基は炭
素数1〜4の低級アルキル基であり、このようなジ低級
アルキルアミノ基としては、例えばジメチルアミノ基、
ジエチルアミノ基などが挙げられる。
R1およびR2中のアラルキル基としては、炭素数1〜6
のアルキル鎖を有するアラルキル基が好ましく、例えば
ベンジル基、フェネチル(フェニルエチル)基、フェニ
ルブチル基、ナフチルメチル基、ナフチルエチル基など
が挙げられる。
Y中の低級アルキルカルボニル基の低級アルキル基は
炭素数1〜4の低級アルキル基であり、このような低級
アルキルカルボニル基としては、例えばメチルカルボニ
ル基、エチルカルボニル基、プロピルカルボニル基、ブ
チルカルボニル基などが挙げられる。
Y中の低級アルコキシ基は炭素数1〜4の低級アルコ
キシ基であり、このような低級アルコキシ基としては、
例えばメトキシ基、エトキシ基などが挙げられる。
Y中のジ低級アルキルアミノカルボニル基の低級アル
キル基は炭素数1〜4の低級アルキル基であり、このよ
うなジ低級アルキルアミノカルボニル基としては、例え
ばジメチルアミノカルボニル基、ジエチルアミノカルボ
ニル基などが挙げられる。
Y中のアリール基としては、例えばフェニル基、ナフ
チル基などが挙げられる。
Y中の低級アルコキシカルボニル基の低級アルコキシ
基は炭素数1〜4の低級アルコキシ基であり、このよう
な低級アルコキシカルボニル基としては、例えばメトキ
シカルボニル基、エトキシカルボニル基が挙げられる。
その他、Yはシアノ基、ハロゲン原子、カルボキシル
基、モルホリノカルボニル基またはニトロ基であっても
よく、ハロゲン原子としては塩素原子、フッ素原子、臭
素原子、ヨウ素原子などが挙げられる。
一般式[I]の化合物の好ましいものとして以下の化
合物が例示される。
(1) 6−シアノ−2,2−ジメチル−4−[(N−シ
アノ−ホルムイミドイル)アミノ]−2H−ベンゾ[b]
ピラン (R1=H,R2=H,Y=6−CN) (2) 6−シアノ−2,2−ジメチル−4−[(N−シ
アノ−アセトイミドイル)アミノ]−2H−ベンゾ[b]
ピラン (R1=H,R2=Me,Y=6−CN) (3) 6−シアノ−2,2−ジメチル−4−[(N−シ
アノ−プロピオンイミドイル)アミノ]−2H−ベンゾ
[b]ピラン (R1=H,R2=Et,Y=6−CN) (4) 6−シアノ−2,2−ジメチル−4−[(N−シ
アノ−n−ブチロイミドイル)アミノ]−2H−ベンゾ
[b]ピラン (R1=H,R2=n−Pr,Y=6−CN) (5) 6−シアノ−2,2−ジメチル−4−[(N−シ
アノ−イソブチロイミドイル)アミノ]−2H−ベンゾ
[b]ピラン (R1=H,R2=iso−Pr,Y=6−CN) (6) 6−シアノ−2,2−ジメチル−4−[(N−シ
アノ−n−バレロイミドイル)アミノ]−2H−ベンゾ
[b]ピラン (R1=H,R2=n−Bu,Y=6−CN) (7) 6−シアノ−2,2−ジメチル−4−[(N−シ
アノ−イソバレロイミドイル)アミノ]−2H−ベンゾ
[b]ピラン (R1=H,R2=iso−Bu,Y=6−CN) (8) 6−シアノ−2,2−ジメチル−4−[(N−シ
アノ−メチルエチルアセトイミドイル)アミノ]−2H−
ベンゾ[b]ピラン (R1=H,R2=sec−Bu,Y=6−CN) (9) 6−シアノ−2,2−ジメチル−4−[(N−シ
アノ−ピバロイミドイル)アミノ]−2H−ベンゾ[b]
ピラン (R1=H,R2=tert−Bu,Y=6−CN) (10) 6−シアノ−2,2−ジメチル−4−[(N−シ
アノ−n−ヘキサノイミドイル)アミノ]−2H−ベンゾ
[b]ピラン (R1=H,R2=n−ペンチル,Y=6−CN) (11) 6−シアノ−2,2−ジメチル−4−[(N−シ
アノ−n−ヘプタノイミドイル)アミノ]−2H−ベンゾ
[b]ピラン (R1=H,R2=n−ヘキシル,Y=6−CN)) (12) 6−シアノ−2,2−ジメチル−4−[(N−シ
アノ−2−メトキシアセトイミドイル)アミノ]−2H−
ベンゾ[b]ピラン (R1=H,R2=メトキシメチル,Y=6−CN) (13) 6−シアノ−2,2−ジメチル−4−[(N−シ
アノ−3−メトキシプロピオンイミドイル)アミノ]−
2H−ベンゾ[b]ピラン (R1=H,R2=メトキシエチル,Y=6−CN) (14) 6−シアノ−2,2−ジメチル−4−[(N−シ
アノ−ベンゾイミドイル)アミノ]−2H−ベンゾ[b]
ピラン (R1=H,R2=フェニル,Y=6−CN) (15) 6−シアノ−2,2−ジメチル−4−[(N−シ
アノ−2−フェニルアセトイミドイル)アミノ]−2H−
ベンゾ[b]ピラン (R1=H,R2=ベンジル,Y=6−CN) (16) 6−シアノ−2,2−ジメチル−4−[(N−シ
アノ−3−フェニルプロピオンイミドイル)アミノ]−
2H−ベンゾ[b]ピラン (R1=H,R2=フェネチル,Y=6−CN) (17) 6−シアノ−2,2−ジメチル−4−[N−メチ
ル−(N−シアノ−ホルムイミドイル)アミノ]−2H−
ベンゾ[b]ピラン (R1=Me,R2=H,Y=6−CN) (18) 6−シアノ−2,2−ジメチル−4−[N−メチ
ル−(N−シアノ−アセトイミドイル)アミノ]−2H−
ベンゾ[b]ピラン (R1=Me,R2=Me,Y=6−CN) (19) 6−シアノ−2,2−ジメチル−4−[N−メチ
ル−(N−シアノ−プロピオンイミドイル)アミノ]−
2H−ベンゾ[b]ピラン (R1=Me,R2=Et,Y=6−CN) (20) 6−シアノ−2,2−ジメチル−4−[N−メチ
ル−(N−シアノ−n−ブチロイミドイル)アミノ]−
2H−ベンゾ[b]ピラン (R1=Me,R2=n−Pr,Y=6−CN) (21) 6−シアノ−2,2−ジメチル−4−[N−メチ
ル−(N−シアノ−ベンゾイミドイル)アミノ]−2H−
ベンゾ[b]ピラン (R1=Me,R2=フェニル,Y=6−CN) (22) 6−シアノ−2,2−ジメチル−4−[N−エチ
ル−(N−シアノ−ホルムイミドイル)アミノ]−2H−
ベンゾ[b]ピラン (R1=Et,R2=H,Y=6−CN) (23) 6−シアノ−2,2−ジメチル−4−[N−エチ
ル−(N−シアノ−アセトイミドイル)アミノ]−2H−
ベンゾ[b]ピラン (R1=Et,R2=Me,Y=6−CN) (24) 6−シアノ−2,2−ジメチル−4−[N−エチ
ル−(N−シアノ−プロピオンイミドイル)アミノ]−
2H−ベンゾ[b]ピラン (R1=Et,R2=Et,Y=6−CN) (25) 6−シアノ−2,2−ジメチル−4−[N−エチ
ル−(N−シアノ−ベンゾイミドイル)アミノ]−2H−
ベンゾ[b]ピラン (R1=Et,R2=フェニル,Y=6−CN) (26) 6−シアノ−2,2−ジメチル−4−[N−n−
プロピル−(N−シアノ−ホルムイミドイル)アミノ]
−2H−ベンゾ[b]ピラン (R1=n−Pr,R2=H,Y=6−CN) (27) 6−シアノ−2,2−ジメチル−4−[N−n−
プロピル−(N−シアノ−アセトイミドイル)アミノ]
−2H−ベンゾ[b]ピラン (R1=n−Pr,R2=Me,Y=6−CN) (28) 6−シアノ−2,2−ジメチル−4−[N−n−
プロピル−(N−シアノ−ベンゾイミドイル)アミノ]
−2H−ベンゾ[b]ピラン (R1=n−Pr,R2=フェニル,Y=6−CN) (29) 6−シアノ−2,2−ジメチル−4−[N−n−
ブチル−(N−シアノ−ホルムイミドイル)アミノ]−
2H−ベンゾ[b]ピラン (R1=n−Bu,R2=H,Y=6−CN) (30) 6−シアノ−2,2−ジメチル−4−[N−n−
ブチル−(N−シアノ−アセトイミドイル)アミノ]−
2H−ベンゾ[b]ピラン (R1=n−Bu,R2=Me,Y=6−CN) (31) 6−シアノ−2,2−ジメチル−4−[N−ベン
ジル−(N−シアノ−ホルムイミドイル)アミノ]−2H
−ベンゾ[b]ピラン (R1=ベンジル,R2=H,Y=6−CN) (32) 6−シアノ−2,2−ジメチル−4−[N−ベン
ジル−(N−シアノ−アセトイミドイル)アミノ]−2H
−ベンゾ[b]ピラン (R1=ベンジル,R2=Me,Y=6−CN) (33) 6−シアノ−2,2−ジメチル−4−[N−アリ
ル−(N−シアノ−ホルムイミドイル)アミノ]−2H−
ベンゾ[b]ピラン (R1=アリル,R2=H,Y=6−CN) (34) 6−シアノ−2,2−ジメチル−4−[N−アリ
ル−(N−シアノ−アセトイミドイル)アミノ]−2H−
ベンゾ[b]ピラン (R1=アリル,R2=Me,Y=6−CN) (35) 6−シアノ−2,2−ジメチル−4−[N−2−
メトキシエチル−(N−シアノ−ホルムイミドイル)ア
ミノ]−2H−ベンゾ[b]ピラン (R1=メトキシエチル,R2=H,Y=6−CN) (36) 6−シアノ−2,2−ジメチル−4−[N−2−
メトキシエチル−(N−シアノ−アセトイミドイル)ア
ミノ]−2H−ベンゾ[b]ピラン (R1=メトキシエチル,R2=Me,Y=6−CN) (37) 6−シアノ−2,2−ジメチル−4−[N−プロ
パルギル−(N−シアノ−ホルムイミドイル)アミノ]
−2H−ベンゾ[b]ピラン (R1=プロパルギル,R2=H,Y=6−CN) (38) 6−シアノ−2,2−ジメチル−4−[N−プロ
パルギル−(N−シアノ−アセトイミドイル)アミノ]
−2H−ベンゾ[b]ピラン (R1=プロパルギル,R2=Me,Y=6−CN) (39) 6−クロロ−2,2−ジメチル−4−[(N−シ
アノ−アセトイミドイル)アミノ]−2H−ベンゾ[b]
ピラン (R1=H,R2=Me,Y=6−Cl) (40) 6−フルオロ−2,2−ジメチル−4−[(N−
シアノ−アセトイミドイル)アミノ]−2H−ベンゾ
[b]ピラン (R1=H,R2=Me,Y=6−F) (41) 6−ニトロ−2,2−ジメチル−4−[(N−シ
アノ−アセトイミドイル)アミノ]−2H−ベンゾ[b]
ピラン (R1=H,R2=Me,Y=6−NO2) (42) 6−ブロモ−2,2−ジメチル−4−[(N−シ
アノ−アセトイミドイル)アミノ]−2H−ベンゾ[b]
ピラン (R1=H,R2=Me,Y=6−Br) (43) 6−ニトロ−2,2−ジメチル−4−[(N−シ
アノ−プロピオンイミドイル)アミノ]−2H−ベンゾ
[b]ピラン (R1=H,R2=Et,Y=6−NO2) (44) 6−メチル−2,2−ジメチル−4−[(N−シ
アノ−アセトイミドイル)アミノ]−2H−ベンゾ[b]
ピラン (R1=H,R2=Me,Y=6−CH3) (45) 6−メチル−2,2−ジメチル−4−[(N−シ
アノ−ピロピオンイミドイル)アミノ]−2H−ベンゾ
[b]ピラン (R1=H,R2=Et,Y=6−CH3) (46) 6−ニトロ−2,2−ジメチル−4−[(N−シ
アノ−ホルムイミドイル)アミノ]−2H−ベンゾ[b]
ピラン (R1=H,R2=H,Y=6−NO2) (47) 6−ニトロ−2,2−ジメチル−4−[(N−シ
アノ−n−ブチロイミドイル)アミノ]−2H−ベンゾ
[b]ピラン (R1=H,R2=n−Pr,Y=6−NO2) (48) 6−ニトロ−2,2−ジメチル−4−[(N−シ
アノ−フェニルアセトイミドイル)アミノ]−2H−ベン
ゾ[b]ピラン (R1=H,R2=ベンジル,Y=6−NO2) (49) 6−ブロモ−2,2−ジメチル−4−[(N−シ
アノ−ホルムイミドイル)アミノ]−2H−ベンゾ[b]
ピラン (R1=H,R2=H,Y=6−Br) (50) 6−シアノ−2,2−ジメチル−4−[N−エト
キシカルボニルメチル−(N−シアノ−アセトイミドイ
ル)アミノ]−2H−ベンゾ[b]ピラン (R1=エトキシカルボニルメチル,R2=Me,Y=6−C
N) (51) 6−シアノ−2,2−ジメチル−4−[N−イソ
プロピル−(N−シアノ−アセトイミドイル)アミノ]
−2H−ベンゾ[b]ピラン (R1=iso−Pr,R2=Me,Y=6−CN) (52) 6−シアノ−2,2−ジメチル−4−[N−イソ
ブチル−(N−シアノ−アセトイミドイル)アミノ]−
2H−ベンゾ[b]ピラン (R1=iso−Bu,R2=Me,Y=6−CN) (53) 6−シアノ−2,2−ジメチル−4−[N−フェ
ネチル(N−シアノ−アセトイミドイル)アミノ]−2H
−ベンゾ[b]ピラン (R1=フェネチル,R2=Me,Y=6−CN) (54) 6−シアノ−2,2−ジメチル−4−[N−(N,N
−ジメチルエチル)−(N−シアノ−アセトイミドイ
ル)アミノ]−2H−ベンゾ[b]ピラン (R1=N,N−ジメチルエチル,R2=Me,Y=6−CN) (55) 6−シアノ−2,2−ジメチル−4−[N−ヒド
ロキシエチル−(N−シアノ−アセトイミドイル)アミ
ノ]−2H−ベンゾ[b]ピラン (R1=ヒドロキシエチル,R2=Me,Y=6−CN) (56) 6−ニトロ−2,2−ジメチル−4−[N−メチ
ル−(N−シアノ−アセトイミドイル)アミノ]−2H−
ベンゾ[b]ピラン (R1=Me,R2=Me,Y=6−NO2) (57) 6−ニトロ−2,2−ジメチル−4−[N−アリ
ル−(N−シアノ−アセトイミドイル)アミノ]−2H−
ベンゾ[b]ピラン (R1=アリル,R2=Me,Y=6−NO2) (58) 6−ニトロ−2,2−ジメチル−4−[N−プロ
パルギル−(N−シアノ−アセトイミドイル)アミノ]
−2H−ベンゾ[b]ピラン (R1=プロパルギル,R2=Me,Y=6−NO2) (59) 6−ニトロ−2,2−ジメチル−4−[N−メト
キシカルボニルメチル)−(N−シアノ−アセトイミド
イル)アミノ]−2H−ベンゾ[b]ピラン (R1=メトキシカルボニルメチル,R2=Me,Y=6−N
O2) (60) 6−ニトロ−2,2−ジメチル−4−[N−メチ
ル−(N−シアノ−ホルムイミドイル)アミノ]−2H−
ベンゾ[b]ピラン (R1=Me,R2=H,Y=6−NO2) (61) 6−ニトロ−2,2−ジメチル−4−[N−ヒド
ロキシエチル−(N−シアノ−アセトイミドイル)アミ
ノ]−2H−ベンゾ[b]ピラン (R1=ヒドロキシエチル,R2=Me,Y=6−NO2) (62) 6−ニトロ−2,2−ジメチル−4−[N−エチ
ル−(N−シアノ−アセトイミドイル)アミノ]−2H−
ベンゾ[b]ピラン (R1=Et,R2=Me,Y=6−NO2) (63) 6−ニトロ−2,2−ジメチル−4−[N−メチ
ル−(N−シアノ−プロピオンイミドイル)アミノ]−
2H−ベンゾ[b]ピラン (R1=Me,R2=Et,Y=6−NO2) (64) 6−ブロモ−2,2−ジメチル−4−[N−メチ
ル−(N−シアノ−アセトイミドイル)アミノ]−2H−
ベンゾ[b]ピラン (R1=Me,R2=Me,Y=6−Br) (65) 6−シアノ−2,2−ジメチル−4−[N−アセ
チル−(N−シアノ−アセトイミドイル)アミノ]−2H
−ベンゾ[b]ピラン (R1=アセチル,R2=Me,7=6−CN) (66) 6−シアノ−2,2−ジメチル−4−[N−プロ
ピルカルボニル−(N−シアノ−アセトイミドイル)ア
ミノ]−2H−ベンゾ[b]ピラン (R1=プロピルカルボニル,R2=Me,Y=6−CN) (67) 6−シアノ−2,2−ジメチル−4−[N−フェ
ニルビニルカルボニル−(N−シアノ−アセトイミドイ
ル)アミノ]−2H−ベンゾ[b]ピラン (R1=フェニルビニルカルボニル,R2=Me,Y=6−C
N) (68) 6−シアノ−2,2−ジメチル−4−[N−フェ
ニルカルボニル−(N−シアノ−アセトイミドイル)ア
ミノ]−2H−ベンゾ[b]ピラン (R1=フェニルカルボニル,R2=Me,Y=6−CN) (69) 6−シアノ−2,2−ジメチル−4−[N−エト
キシカルボニル−(N−シアノ−アセトイミドイル)ア
ミノ]−2H−ベンゾ[b]ピラン (R1=エトキシカルボニル,R2=Me,Y=6−CN) (70) 6−ニトロ−2,2−ジメチル−4−[N−アセ
チル−(N−シアノ−アセトイミドイル)アミノ]−2H
−ベンゾ[b]ピラン (R1=アセチル,R2=Me,Y=6−NO2) (71) 6−ニトロ−2,2−ジメチル−4−[N−フェ
ニルカルボニル−(N−シアノ−アセトイミドイル)ア
ミノ]−2H−ベンゾ[b]ピラン (R1=フェニルカルボニル,R2=Me,Y=6−NO2) (72) 6−カルボキシ−2,2−ジメチル−4−[(N
−シアノ−アセトイミドイル)アミノ]−2H−ベンゾ
[b]ピラン (R1=H,R2=Me,Y=6−カルボキシル) (73) 6−(4−モルホリノ)カルボニル−2,2−ジ
メチル−4−[(N−シアノ−アセトイミドイル)アミ
ノ]−2H−ベンゾ[b]ピラン (R1=H,R2=Me,Y=6−(4−モルホリノ)カルボニ
ル) (74) 6−(ジエチルアミノ)カルボニル−2,2−ジ
メチル−4−[(N−シアノ−アセトイミドイル)アミ
ノ]−2H−ベンゾ[b]ピラン (R1=H,R2=Me,Y=6−(ジエチルアミノ)カルボニ
ル) (75) 6−メトキシカルボニル−2,2−ジメチル−4
−[(N−シアノ−アセトイミドイル)アミノ]−2H−
ベンゾ[b]ピラン (R1=H,R2=Me,Y=6−メトキシカルボニル) 前記一般式[I]で示される化合物は必要に応じて医
薬上許容される塩にすることができ、このような塩とし
ては、アルカリ金属塩(例えば、ナトリウム塩、カリウ
ム塩、セシウム塩など)、アルカリ土類金属塩(例え
ば、カルシウム塩、マグネシウム塩など)、アンモニウ
ム塩のような無機塩基との塩、有機アミン塩(例えば、
トリエチルアミン塩、ピリジン塩、ピコリン塩、エタノ
ールアミン塩、トリエタノールアミン塩、ジシクロヘキ
シルアミン塩、N,N−ジベンジルエチレンジアミン塩な
ど)のような有機塩基との塩、無機酸付加塩(例えば、
塩酸塩、臭化水素酸塩、硝酸塩、燐酸塩など)、有機カ
ルボン酸付加塩または有機スルホン酸付加塩(例えば、
ギ酸塩、酢酸塩、トリフルオロ酢酸塩、マレイン酸塩、
酒石酸塩、メタンスルホン酸塩、ベンゼンスルホン酸
塩、p−トルエンスルホン酸塩など)、塩基性アミン酸
または酸性アミン酸(例えば、アルギニン、アスパラギ
ン酸、グルタミン酸など)との塩などが挙げられる。
また、前記一般式[I]で示される化合物は、その多
くの場合、分子内に不斉炭素が存在するが、本発明のベ
ンゾピラン誘導体はこれら光学異性体またはそれらの混
合物を包含するものである。
一般式[I]で示される本発明のベンゾピラン誘導体
は、下記一般式[II] [式中、R1、R2およびYは一般式[I]に同じ。但し、
R1において基R3−CO−を除く。] で示される化合物を脱水処理することにより得ることが
できる。ここに一般式[II]中のR1、R2およびYの好ま
しい具体例は一般式[I]において説明した通りであ
る。
この脱水処理は、例えば下記のような2段階法または
1段階法によって実施される。
2段階法(以下、製法1という) この2段階法を反応式で示すと以下の通りである。
すなわち、一般式[II]の化合物に、R4SO2Xを反応さ
せる第1段階の反応は、ピリジン、キノリン、トリエチ
ルアミンなどの溶媒中で、好ましくは−10〜+50℃、特
に好ましくは−5〜+10℃の温度で、好ましくは30分〜
12時間、特に好ましくは1〜6時間行なわれる。反応試
剤であるR4SO2Xとしては、メタンスルホニルクロライ
ド、メタンスルホニルブロマイド、p−トルエンスルホ
ニルクロライド、p−トルエンスルホニルブロマイドな
どが挙げられる。
第1段階の反応で得られた一般式[III]の化合物を
塩基で処理して目的とする一般式[I]の化合物を得る
第2段階の反応は、ジメチルホルムアミド、ジメチルス
ルホキシド、アセトニトリル、ベンゼン、トルエンなど
の溶媒中で、好ましくは0〜100℃、特に好ましくは20
〜40℃の温度で、好ましくは30分〜24時間、特に好まし
くは3〜12時間行なわれる。塩基としては、例えば、カ
リウム、tert−ブチラート、カリウム エチラート、カ
リウム メチラート、ナトリウム エチラート、ナトリ
ウム メチラートなどの金属アルコキシドや、1,8−ジ
アザビシクロ[5,4,0]−7−ウンデセンなどの有機塩
基が挙げられる。
1段階法 1段階法としては、以下に示すものが挙げられる。
(a)一般式[II]の化合物をテトラヒドロフランなど
の溶媒中で水素化ナトリウム(NaH)を作用させて脱水
処理し、一般式[I]の化合物を得る(以下、製法2と
いう)。
(b)一般式[II]の化合物をベンゼンなどの溶媒中で
p−トルエンスルホン酸を作用させて脱水処理し、一般
式[I]の化合物を得る(以下、製法3という)。
(c)一般式[II]の化合物をエチルアルコールなどの
溶媒中で塩酸を作用させて脱水処理し、一般式[I]の
化合物を得る(以下、製法4という)。
前記一般式[I]の化合物は、上述した2段階法およ
び1段階法により前記一般式[II]の化合物を脱水処理
して得る方法の他、R1またはYの置換基の種類に応じ
て、例えば以下の方法により得ることもできる。
一般式[I]においてR1が炭素数1〜6の低級アルキ
ル基、炭素数2〜6の低級アルケニル基、炭素数2〜6
の低級アルキニル基、炭素数1〜6のヒドロキシ低級ア
ルキル基、炭素数1〜4のアルキル基に炭素数1〜2の
アルコキシ基が置換された低級アルコキシ低級アルキル
基、炭素数1〜4のアルキル基に炭素数1〜4のアルコ
キシカルボニル基が置換された低級アルコキシカルボニ
ル低級アルキル基、またはアラルキル基である化合物の
製法(以下、製法5という) 一般式[IV] (式中、R2およびYは一般式[I]に同じ。) で示される化合物を、アセトニトリル、メタノール、ベ
ンゼン、DMFなどの有機溶媒中、炭酸カリウム、炭酸ナ
トリウム、トリエチルアミン、ナトリウム メチラート
などの塩基性化合物の存在下で、一般式[V] R5−X [V] (式中、R5は炭素数1〜6の低級アルキル基、炭素数2
〜6の低級アルケニル基、炭素数2〜6の低級アルキニ
ル基、炭素数1〜6のヒドロキシ低級アルキル基、炭素
数1〜4のアルキル基に炭素数1〜2のアルコキシ基が
置換された低級アルコキシ低級アルキル基、炭素数1〜
4のアルキル基に炭素数1〜4のアルコキシカルボニル
基が置換された低級アルコキシカルボニル低級アルキル
基、またはアラルキル基を意味し、Xはハロゲン原子を
意味する。) で示される化合物と反応させることにより、前記一般式
[I]においてR1が前記した定義を有する低級アルキル
基、低級アルケニル基、低級アルキニル基、ヒドロキシ
低級アルキル基、低級アルコキシ低級アルキル基、低級
アルコキシカルボニル低級アルキル基、またはアラルキ
ル基である化合物を得る。
一般式[I]においてR1が基R3−CO−である化合物の
製法(以下、製法6という) 前記一般式[IV]で示される化合物を、ピリジン、ト
リエチルアミンなどの有機溶媒中で、一般式[VI] R3−CO−X [VI] (式中、R3は一般式[I]に同じで、Xはハロゲン原子
を意味する。) で示される化合物と反応させることにより、前記一般式
[I]においてR1が基R3−CO−である化合物を得る。
一般式[I]においてYはカルボキシル基である化合
物の製法(以下、製法7という) 一般式[VII] (式中、R1およびR2は一般式[I]に同じで、R6はC1-6
の低級アルキル基を意味する。) で示される化合物を加水分解することにより、前記一般
式[I]においてYがカルボキシル基である化合物を得
る。
一般式[I]においてYがモルホリノカルボニル基ま
たは2個の炭素数1〜4のアルキル基を有するジ低級ア
ルキルアミノカルボニル基である化合物の製法(以下、
製法8という) 上記製法7により前記一般式[I]においてYがカル
ボキシル基である化合物を得、この化合物を、ジシクロ
ヘキシルカルボジイミドなどの存在下で、モルホリンま
たはジアルキルアミンと反応させることにより、前記一
般式[I]においてYがモルホリノカルボニル基または
2個の炭素数1〜4のアルキル基を有するジ低級アルキ
ルアミノカルボニル基である化合物を得る。
一般式[I]においてYが炭素数1〜4のアルコキシ
基を有する低級アルコキシカルボニル基である化合物の
別製法(以下、製法9という) 前記製法7により前記一般式[I]においてYがカル
ボキシル基である化合物を得、この化合物と低級アルコ
ールとを反応させて、前記一般式[I]においてYが炭
素数1〜4のアルコキシ基を有する低級アルコキシカル
ボニル基である化合物を得る。
このようにして得られる一般式[I]の化合物は、必
要に応じて、アルカリ金属の水酸化物、アルカリ土類金
属の水酸化物、無機塩基、有機アミン、有機塩基、無機
酸、有機カルボン酸、有機スルホン酸、塩基性アミノ
酸、酸性アミノ酸等と反応させることにより、前述した
ような医薬上許容される塩にすることができる。
本発明のベンゾピラン誘導体は優れたカリウムチャン
ネル活性化作用を有し、各種平滑筋の弛緩及び平滑筋細
胞膜のカリウム透過性を高める。本作用を応用した疾患
治療の対象としては、高血圧症、一過性脳虚血発作、脳
梗塞、脳動脈硬化症、狭心症、慢性心不全、心筋梗塞、
不整脈などの予防治療に、さらには気管、胃腸管、子宮
などの平滑筋も弛緩させることから、喘息及び呼吸器系
の閉塞性疾患や胃腸系疾患、子宮疾患の治療に利用され
る。さらに間欠性跛行症の治療にも利用される。
またカリウムチャンネル活性化作用に基づき血管拡張
を起すことから、発毛促進剤としての利用も考えられ
る。
本発明のカリウムチャンネル活性化剤は、一般式
[I]のベンゾピラン誘導体のみによって構成してもよ
いが、通常は適当な担体と共に製剤にして、経口投与す
ることが好ましい。しかしながら、他の投与方法、例え
ば心臓障害を患っている患者に対しては非経口投与して
もよい。経口投与用の製剤としては、錠剤、カプセル
剤、顆粒剤、液剤、懸濁剤などがある。これらの製剤
は、通常の方法によって容易に調製することができる。
薬学的に許容し得る賦形剤としては、例えばゼラチ
ン、乳糖、ブドウ糖、塩化ナトリウム、デンプン、ステ
アリン酸マグネシウム、タルク、植物油、或いは他の医
薬用賦形剤が挙げられる。
本発明のベンゾピラン誘導体の投与量は、投与経路、
剤形、患者の症状などによって変動し得るが、通常0.00
2〜2mg/kg体重、好ましくは0.01〜0.2mg/kg体重の範囲
である。
[実施例] 以下に、本発明を実施例および試験例により更に詳細
に説明する。
実施例−1(製法1に基づく合成) (1)6−シアノ−3,4−ジヒドロ−3−メタンスルホ
ニルオキシ−2,2−ジメチル−トランス−4−[(N−
シアノ−アセトイミドイル)アミノ]−2H−ベンゾ−
[b]−ピランの合成(第1段階) 6−シアノ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−トラン
ス−4−[(N−シアノ−アセトイミドイル)アミノ]
−2H−ベンゾ−[b]−ピラン−3−オール17.25gをピ
リジン130mlに溶かし、氷冷下で撹拌しながら、R4SO2X
としてメタンスルホニルクロライド9.0gを加え、4時間
反応する。反応混合物を氷水中に注ぐと固化物が折り折
出する。その固化物を濾取し、エタノールから再結晶す
ると28.5gの標題化合物が結晶として得られる。
融点 202〜204℃ NMR(CDCl3)δ: 1.38(s,3H),1.56(s,3H),2.41(s,3H),3.15(t,3
H),4.82(d,1H),5.46(t,1H),6.90(d,1H),7.27〜
7.61(m,3H) (2)6−シアノ−2,2−ジメチル−4−[(N−シア
ノ−アセトイミドイル)アミノ]−2H−ベンゾ[b]ピ
ラン(R1=H,R2=Me,Y=6−CN)の合成(第2段階) 金属アルコキシドであるカリウム tert−ブチラート
9.3gをジメチルホルムアミド60mlに溶解し、(1)で
得られた6−シアノ−3,4−ジヒドロ−3−メタンスル
ホニルオキシ−2,2−ジメチル−トランス−4−[(N
−シアノ−アセトイミドイル)アミノ]−2H−ベンゾ
[b]ピラン 3.0gを加えて、室温で4時間撹拌する。
反応混合物を氷水150mlの中に加えて、希塩酸にてpH2〜
3にする。その後、酢酸エチル200mlにて抽出し、飽和
食塩水で2回洗浄した後、芒硝にて乾燥する。減圧下、
酢酸エチルを留去する。残留固形物をベンゼン−酢酸エ
チル(1:1)50mlから再結晶すると、1.9gの標題化合物
が結晶として得られる。
融点 214〜215℃ NMR(DMSO−d6)δ: 1.50(s,3H),2.52(s,3H),6.23(s,1H),6.87(d,1
H),7.48(dd,1H),7.60(d,1H),9.30(b,1H) 実施例−2〜16 出発物質を種々変えて実施例−1と同様にして反応を
行ない、製法1に基づいて本発明のベンゾピラン誘導体
を得た。
得られた実施例2〜16の化合物の構造式(R1、R2およ
びYの置換基の種類)、それらの融点およびNMR分析結
果を第1表に示す。
実施例−17 6−シアノ−2,2−ジメチル−4−[(N−シアノ−ア
セトイミドイル)アミノ]−2H−ベンゾ[b]ピラン
(R1=H,R2=Me,Y=6−CN)の製法1に基づく合成 実施例−1(1)と同様にして6−シアノ−3,4−ジ
ヒドロ−3−メタンスルホニルオキシ−2,2−ジメチル
−トランス−4−[(N−シアノ−アセトイミドイル)
アミノ]−2H−ベンゾ[b]ピランを得、この化合物
15gにベンゼン 300ml、続いて有機塩基として1,8−ジ
アザビシクロ[5,4,0]−7−ウンデセン18gを加え、還
流下で3時間反応し、反応混合物を室温まで冷却後、酢
酸エチル 200mlを加えて希釈し、この後、水で3回洗
浄する。抽出液のベンゼン−酢酸エチルを芒硝にて乾燥
する。減圧下、ベンゼン−酢酸エチルを留去する。
残留固形物をエタノールから再結晶すると9.3gの標題
化合物が結晶として得られる。
融点:214〜215℃ NMR(DMSO−d6)δ: 1.50(s,3H),2.52(s,3H), 6.23(s,1H),6.87(d,1H), 7.48(dd,1H),7.60(d,1H), 9.30(b,1H) 実施例−18 6−シアノ−2,2−ジメチル−4−[N−エトキシカル
ボニルメチル−(N−シアノ−アセトイミドイル)アミ
ノ]−2H−ベンゾ[b]ピラン(R1=エトキシカルボニ
ルメチル,R2=Me,Y=6−CN)の製法5に基づく合成 実施例−1(2)で得られた6−シアノ−2,2−ジメ
チル−4−[(N−シアノ−アセトイミドイル)アミ
ノ]−2H−ベンゾ[b]ピラン 6.0gをアセトニトリル
200mlに懸濁し、炭酸カリウム 6.12g、ヨウ化カリウ
ム 0.75g、およびR5−Xとしてエチルブロムアセテー
ト 7.53gを加えて還流下で2時間撹拌する。その後、
反応混合物を冷却後濾過して不溶物の炭酸カリウム、臭
化カリウムを除き、濾液中のアセトニトリルを減圧下で
留去する。残留物を酢酸エチル 250mlに溶解し、飽和
食塩水で洗浄した後、酢酸エチルを芒硝にて乾燥する。
減圧下、酢酸エチルを留去する。
残留固形物を酢酸エチル−n−ヘキサンから再結晶す
ると4.8gの標題化合物が結晶として得られる。
融点:180〜182℃ NMR(DMSO−d6)δ: 1.31(t,3H),1.54(s,6H), 2.36(s,3H),3.79(d,1H), 4.24(q,2H),4.70(d,1H), 6.08(s,1H),6.94(d,1H), 7.31(d,1H),7.53(dd,1H) 実施例−19〜39 出発物質、R5−Xを種々変えて実施例−18と同様にし
て反応を行ない、製法5に基づいて本発明のベンゾピラ
ン誘導体を得た。
得られた実施例19〜39の化合物の構造式(R1、R2およ
びYの置換基の種類)、それらの融点およびNMR分析結
果を第2表に示す。
実施例−40 6−シアノ−2,2−ジメチル−4−[N−アセチル−
(N−シアノ−アセトイミドイル)アミノ]−2H−ベン
ゾ[b]ピラン(R1=アセチル,R2=Me,Y=6−CN)の
製法6に基づく合成 実施例−1(2)で得られた6−シアノ−2,2−ジメ
チル−4−[(N−シアノ−アセトイミドイル)アミ
ノ]−2H−ベンゾ[b]ピラン4.0gをピリジン 60mlに
溶解し、氷冷下で、R3−CO−Xとしてアセチルクロライ
ド 1.77gを反応液に滴下する。反応混合物を氷冷下で
2.5時間撹拌した後、氷水 250mlを加えると固形物が析
出するので、この析出物を濾過、水洗し、乾燥する。
得られた固形物を酢酸エチルから再結晶すると3.4gの
標題化合物が結晶として得られる。
融点:214.5〜216℃ NMR(DMSO−d6)δ: 1.56(s,6H),2.29(s,3H), 2.91(s,3H),5.71(s,1H), 6.90(s,1H),7.03(d,1H), 7.51(dd,1H) 実施例−41〜46 出発物質、R3−CO−Xを種々変えて実施例−40と同様
にして反応を行ない、製法6に基づいて本発明のベンゾ
ピラン誘導体を得た。
得られた実施例−41〜46の化合物の構造式(R1、R2
よびYの置換基の種類)、それらの融点およびNMR分析
結果を第3表に示す。
実施例−47 6−カルボキシ−2,2−ジメチル−4−[(N−シアノ
−アセトイミドイル)アミノ]−2H−ベンゾ[b]ピラ
ン(R1=H,R2=Me,Y=カルボキシル)の製法7に基づく
合成 まず、6−メトキシカルボニル−3,4−ジヒドロ−2,2
−ジメチル−4−[(N−シアノ−アセトイミドイル)
アミノ]−2H−ベンゾ[b]ピラン−3−オール 24.0
gをピリジン100mlに溶かし、氷冷下で攪拌しながら、メ
タンスルホニルクロライド 17.3gを加え、氷冷下で40
分間攪拌する。次いで反応温度を室温に上げ、さらに2
時間反応する。反応混合物を氷水中に注ぐと固化物が析
出する。その固化物を濾取し、酢酸エチルから再結晶す
ると、30.0gの6−メトキシカルボニル−3,4−ジヒドロ
−3−メタンスルホニルオキシ−2,2−ジメチル−4−
[(N−シアノ−アセトイミドイル)アミノ]−2H−ベ
ンゾ[b]ピランが得られる。
次に、この6−メトキシカルボニル−3,4−ジヒドロ
−3−メタンスルホニルオキシ−2,2−ジメチル−4−
[(N−シアノ−アセトイミドイル)アミノ]−2H−ベ
ンゾ[b]ピラン30.0gを無水ベンゼン 580mlに溶か
し、これに1,8−ジアザビシクロ[5,4,0]−7−ウンデ
セン 37.0gを加え、攪拌しながら2時間40分間反応す
る。反応液を冷却後、容量が約1/3になるまで濃縮した
後、酢酸エチル2.0で希釈する。これを水、飽和食塩
水の順で洗浄し、次いで硫酸ナトリウムで乾燥した後溶
媒を留去する。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィー(展開溶媒;塩化メチレン−酢酸エチル=2:1)に
付して精製すると、16.0gの6−メトキシカルボニル−
2,2−ジメチル−4−[(N−シアノ−アセトイミドイ
ル)アミノ]−2H−ベンゾ[b]ピラン(一般式[I]
においてR1=H、R2=Me、Y=メトキシカルボニルの化
合物)が白色結晶として得られる。
融点:193〜195℃ NMR(CDCl3)δ: 1.49(s,6H),2.54(s,3H), 3.84(s,3H),6.32(s,1H), 6.85(d,1H),7.82(m,2H) このようにして得られた6−メトキシカルボニル−2,
2−ジメチル−4−[(N−シアノ−アセトイミドイ
ル)アミノ]−2H−ベンゾ[b]ピラン 5g(16.7mmo
l)をメタノール200mlに溶解した後、0℃に冷却する。
これに飽和水酸化リチウム水溶液 60mlを加え、室温で
17時間撹拌する。反応混合物を25%リン酸二水素ナトリ
ウム水溶液400mlに注ぎ込んで中和した後、酢酸エチル
1で抽出する。抽出液を水、飽和食塩水で順次洗っ
た後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を留去する。
得られた白色粉末を酢酸エチル−ヘキサン(5:1)で
洗浄後、乾燥することにより、4.7g(収率98%)の標題
化合物を得る。
融点:194〜196℃ NMR(DMSO−d6)δ: 1.40(s,6H),2.40(s,3H), 6.08(s,1H),6.98(d,1H), 7.82(s,1H),7.92(dd,1H) 実施例−48 6−(4−モルホリノ)カルボニル−2,2−ジメチル−
4−[(N−シアノ−アセトイミドイル)アミノ]−2H
−ベンゾ[b]ピラン(R1=H,R2=Me,Y=6−(4−モ
ルホリノ)カルボニル)の製法8に基づく合成 実施例−47と同様にして得た6−カルボキシ−2,2−
ジメチル−4−[(N−シアノ−アセトイミドイル)ア
ミノ]−2H−ベンゾ[b]ピラン 5.6g(19.6mmol)を
テトラヒドロフラン 120mlとアセトニトリル 120mlと
の混合溶媒に溶解した後、0℃に冷却する。これにジシ
クロヘキシルカルボジイミド 8.0g(39.3mmol)を加
え、15分間撹拌した後、モルホリン 5.1g(58.9mmol)
を加え、さらに室温で4時間撹拌する。反応混合物を酢
酸エチル 500mlで希釈し、水、30%リン酸二水素ナト
リウム水溶液、飽和食塩水で順次洗った後、無水硫酸ナ
トリウムで乾燥する。
溶媒を留去後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィー(展開溶媒:酢酸エチル、シリカゲル 150g)で
精製して、標題化合物の白色粉末3.6g(収率52%)を得
る。
融点:126〜128℃ NMR(DMSO−d6)δ: 1.44(s,6H),2.42(s,3H),3.49(brs,4H),3.60(b
rs,4H),5.96(s,1H),6.86(d,1H),7.18(d,1H),7.2
5(dd,1H),10.06(brs,1H) 実施例−49 6−(ジエチルアミノ)カルボニル−2,2−ジメチル−
4−[(N−ジアノ−アセトイミドイル)アミノ]−2H
−ベンゾ[b]ピラン(R1=H,R2=Me,Y=6−(ジエチ
ルアミノ)カルボニル)の製法8に基づく合成 実施例−47と同様にして得た6−カルボキシ−2,2−
ジメチル−4−[(N−シアノ−アセトイミドイル)ア
ミノ]−2H−ベンゾ[b]ピランとジエチルアミンとを
実施例−48と同様に反応させて、製法8に基づいて標題
化合物を得た。
融点:184〜186℃ NMR(DMSO−d6)δ: 1.15(t,6H),1.43(s,6H), 2.54(s,3H),3.34(m,4H), 6.00(s,1H),6.64(d,1H), 6.84(d,1H),6.97(dd,1H) 9.79(s,1H) 実施例−50 6−メトキシカルボニル−2,2−ジメチル−4−[(N
−シアノ−アセトイミドイル)アミノ]−2H−ベンゾ
[b]−ピラン(R1=H,R2=Me,Y=6−メトキシカルボ
ニル)の製法9に基づく合成 実施例−47と同様にして得た6−カルボキシ−2,2−
ジメチル−4−[(N−シアノ−アセトイミドイル)ア
ミノ]−2H−ベンゾ[b]ピランとメタノールとを、塩
化水素の存在下で反応させて、製法9に基づいて標題化
合物を得た。
融点:193〜195℃ NMR(DMSO−d6)δ: 1.49(s,6H),2.54(s,3H), 3.84(s,3H),6.32(s,1H), 6.85(d,1H),7.82(m,2H) 次に本発明化合物の効果を試験例にて説明する。
試験例−1 カリウムチャンネル活性化作用 体重約240gの雄性ウィスター系ラットの大動脈を摘出
し、リング状標本とし、95%酸素+5%炭酸ガスの混合
ガスで飽和したクレブス・ヘンセレイト液(37℃)中に
0.5gの負荷をかけて懸垂し、20mMあるいは60mMの塩化カ
リウムを加え、収縮反応をアイソメトリックトランスジ
ューサー(日本光電社製)を介して測定した。塩化カリ
ウムの収縮反応が最大に達したら本発明化合物を累積的
に加え、弛緩反応を測定した。
薬物による弛緩反応を、塩化カリウムによる最大収縮
に対する弛緩率として求めた。
その結果を第4表に示す。
試験例−2 血圧低下作用 20週齢の雄性自然発症高血圧ラット(SHR)を用い、S
HRを保定器に入れ45℃の加温箱で5分間加温する。5分
間加温したSHRを測定用板に固定し、尾に加圧および血
圧測定用カフを取り付ける。加圧を開始すると共に心拍
数を測定する。ラットが安静になるのを待ち、最高血圧
を測定した。
一方、本発明化合物を0.5%メチルセルロース溶液に
溶解あるいは懸濁し経口投与して、投与後1時間、3時
間、6時間に血圧測定した。
その結果を第5表に示す。
試験例−3 毒性試験 急性毒性は体重22〜25gの雄性マウス10匹を1群とし
て用い、体重相応量を経口投与し、72時間後の死亡率か
ら面積法によりLD50を算出した。
実施例−1で得られた本発明化合物のLD50は2000mg/k
g以上であった。
次に製剤例について説明する。
製剤例−1 錠剤の製造 以下の成分を用いて、通常の方法により錠剤を得た。
有効成分(実施例1で得られた本発明化合物) 1mg 乳 糖 150mg 結晶セルロース 100mg ステアリン酸マグネシウム 3mg [発明の効果] 以上詳述したとおり、本発明により、優れたカリウム
チャンネル活性化作用を有し、各種疾病の治療に有効な
ベンゾピラン誘導体およびこのベンゾピラン誘導体を含
有するカリウムチャンネル活性化剤が提供された。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI C07D 311/70 C07D 311/70 (72)発明者 村井 健 埼玉県富士見市関沢3―6―26 (72)発明者 讃井 和子 埼玉県和光市白子2―24―24―613 (72)発明者 石坂 義弘 東京都足立区東綾瀬3―10―31―204 (56)参考文献 特開 平3−279377(JP,A) 特開 平2−300182(JP,A) 特開 平2−172984(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61K 31/00 - 31/535 C07D 311/00 - 311/70 CA(STN) REGISTRY(STN)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式[I] [式中、R1は水素、炭素数1〜6の低級アルキル基、炭
    素数2〜6の低級アルケニル基、炭素数2〜6の低級ア
    ルキニル基、炭素数1〜6のヒドロキシ低級アルキル
    基、炭素数1〜4のアルキル基に炭素数1〜2のアルコ
    キシ基が置換された低級アルコキシ低級アルキル基、炭
    素数1〜4のアルキル基に炭素数1〜4のアルコキシカ
    ルボニル基が置換された低級アルコキシカルボニル低級
    アルキル基、2個の炭素数1〜4のアルキル基を有する
    ジ低級アルキルアミノ基、アラルキル基、または基R3
    CO−(基中、R3は炭素数1〜6の低級アルキル基、フェ
    ニル基、フェニル基が置換されていてもよい炭素数2〜
    6の低級アルケニル基または炭素数2〜6の低級アルキ
    ニル基)を意味し、R2は水素、炭素数1〜6の低級アル
    キル基、炭素数1〜4のアルキル基に炭素数1〜2のア
    ルコキシ基が置換された低級アルコキシ低級アルキル
    基、フェニル基、またはアラルキル基を意味し、Yはシ
    アノ基、ハロゲン原子、ニトロ基、炭素数1〜6の低級
    アルキル基、炭素数2〜6の低級アルキニル基、炭素数
    1〜4のアルキル基を有する低級アルキルカルボニル
    基、炭素数1〜4の低級アルコキシ基、2個の炭素数1
    〜4のアルキル基を有するジ低級アルキルアミノカルボ
    ニル基、アリール基、炭素数1〜4のアルコキシ基を有
    する低級アルコキシカルボニル基、カルボキシル基、ま
    たはモルホリノカルボニル基を意味する。] で示される化合物またはその医薬上許容される塩。
  2. 【請求項2】請求項(1)に記載の一般式[I]の化合
    物および/またはその医薬上許容される塩を有効成分と
    して含有する、カリウムチャンネル活性化剤。
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