JP3037308U - 電子式地図システム、それを用いた情報提供装置 - Google Patents

電子式地図システム、それを用いた情報提供装置

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JP3037308U
JP3037308U JP1996007894U JP789496U JP3037308U JP 3037308 U JP3037308 U JP 3037308U JP 1996007894 U JP1996007894 U JP 1996007894U JP 789496 U JP789496 U JP 789496U JP 3037308 U JP3037308 U JP 3037308U
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幸二郎 宮下
広行 田中
康幸 小林
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株式会社コーネット
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 地図の所望の領域の拡大を直感的な操作で簡
単に行うことができ、ひいては操作性に優れた電子式地
図システムを提供する。 【解決手段】 電子地図システム1は、下記の要件を備
えて構成される。地図データ記憶手段:地図データを
記憶する。地図表示手段130:地図データに基づい
て地図MSの画像を表示する。拡大指定位置設定手
段:地図表示手段130の画面に重ね配置されるととも
に該画面130を透視可能に構成され、その表面に指F
等の指示物体で触れることにより所定の入力を行う入力
部を有し、表示された地図MSの拡大を行いたい部分に
対応する位置において、その入力部の表面に触れること
により地図MS上に拡大指定位置を設定する。そして、
その指定された拡大指定位置に対応して、当該拡大指定
位置を包含するように地図上に所定の拡大対象領域B
S’を設定し、その設定された拡大対象領域BS’の地図
を、地図表示手段130に拡大表示する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、電子式地図システム及びそれを用いた情報提供装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、カーナビゲーション装置等のように、地図の画像を画面表示させ、目的 とする地域の地図を迅速に検索・表示できる電子式地図システムが普及している 。このようなシステムの一つの利点として、地図の所望の場所、例えば市街地な どの拡大図を随時表示できることが挙げられる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上述のようなシステムで地図を拡大表示する場合、従来のシステム においては、画面上の所定位置に拡大ウィンドウが位置固定に設定されており、 表示された地図をスクロールさせて、拡大したい領域を拡大ウィンドウ内にセッ トし、その後、キー操作部等の入力部から拡大指定のコマンド入力を行うことで 拡大表示が行われるようになっていた。ところがこの方式では、拡大したい領域 をスクロールによってその都度拡大ウィンドウ内にセットしなければならないの で面倒である。また、操作が必ずしも直感的でないことから敬遠するユーザーも 多く、せっかくの機能が必ずしも有効活用されていない難点がある。
【0004】 本考案の課題は、地図の所望の領域の拡大を直感的な操作で簡単に行うことが でき、ひいては操作性に優れた電子式地図システムと、それを用いて施設情報の 検索を容易に行うことができる情報提供装置とを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段及び作用・効果】
上述の課題を解決するために、本考案の電子地図システムは下記の要件を備え て構成されたことを特徴とする。 地図データ記憶手段:地図データを記憶する。 地図表示手段:地図データに基づいて地図の画像を表示する。 拡大指定位置設定手段:地図表示手段の画面に重ね配置されるとともに該画面 を透視可能に構成され、その表面に指等の指示物体を接触又は接近させることに より所定の入力を行う入力部を有し、表示された地図の拡大したい部分に対応す る位置において、その入力部の表面に指示物体を接触又は接近させることにより 地図上に拡大指定位置を設定する。なお、入力部は、例えばタッチパネルで構成 することができる。 そして、その指定された拡大指定位置に対応して、当該拡大指定位置を包含す るように地図上に所定の拡大対象領域を設定し、その設定された拡大対象領域の 地図を、地図表示手段に拡大表示する。
【0006】 上記構成によれば、地図の表示画面上に重ね配置された入力部(例えばタッチ パネル)に対し、表示された地図の所望の部分に直接指等で触れる(あるいは指 を接近させる)ことにより、その触れた位置を拡大指定位置としてこれを包含す る適当な拡大対象領域が設定され、該拡大対象領域の地図が拡大表示される。す なわち、地図上の所望の場所の拡大を、該場所に直接指で触れるという極めて直 感的な操作で簡単に行うことができる。この場合、地図の画像上には、設定され た拡大対象領域の区画線が表示することができる。これにより設定された拡大対 象領域を確認しやすくなる。また、地図表示手段に表示される地図上の情報と関 連を有する地図関連情報のリストを、主に文字データにより表示する地図関連情 報リスト表示手段を設けることができる。これにより、地図上の情報をより有効 に活用することができる。
【0007】 また、以下の要件を付加することもできる。 拡大対象領域設定手段:指定された拡大指定位置に対応して、当該拡大指定位 置を包含するように地図上に所定の拡大対象領域を設定する。 拡大表示用地図データ生成手段:設定された拡大対象領域の拡大表示用地図デ ータを生成する。 表示制御手段:生成された拡大表示用地図データに基づいて、拡大対象領域の 地図を地図表示手段に拡大表示させる。
【0008】 地図データ記憶手段には、互いに縮尺の異なる複数の地図の地図データを記憶 しておくことができる。この場合、拡大表示用地図データ生成手段は、表示中の 地図上で拡大対象領域が設定されるに伴い、それよりも縮尺の大きい所定の地図 の地図データから、その拡大対象領域に対応するデータを読み出してこれを拡大 表示用地図データとするものとして構成できる。これによれば、拡大表示専用の 地図データが用意されることから、精密で品質の高い拡大表示を行うことができ る。
【0009】 一方、地図データ記憶手段には、基準となる縮尺の地図の地図データのみを記 憶する構成とすることもできる。この場合、拡大表示用地図データ生成手段は、 拡大対象領域に対応する地図データを読み出してこれに所定の倍率の拡大変換を 行い、その変換後の地図データを拡大表示用地図データとする。これにより、地 図データのサイズを小さくすることができ、ひいては記憶手段の容量を節約する ことができる。
【0010】 上記地図は、縦横所定の個数で配列する予め定められた複数のブロックに分割 することができる。この場合、拡大対象領域設定手段は、それら複数のブロック のうち指定された拡大指定位置の属するブロックを判別・選択し、これを拡大対 象領域として設定する。これによれば、拡大対象領域の設定処理を簡略化するこ とができる。例えば、地図表示手段において、地図が表示される画面領域を、そ の画面領域と相似な形状をなす同一寸法のブロックにより、縦横同数ずつのマト リックス状に分割することができる。そして、表示制御手段は、それらブロック のうち拡大対象領域設定手段により選択されたものを、該ブロックの配列個数と 等しい倍率で拡大し、これを画面領域の全体を用いて表示させるものとすること ができる。これにより、拡大図をより見やすくすることができる。
【0011】 一方、拡大対象領域設定手段は、一定の形状及び寸法を有する拡大対象領域を 、設定される拡大指定位置と一定の位置関係を満たすようにその都度設定するも のとして構成できる。これによれば、拡大対象領域が、拡大指定位置と一定の位 置関係を満たすように、例えば拡大指定位置が拡大対象領域の中心となるように 設定されることから、地図の所望の場所の周辺部分を常に過不足なく拡大表示す ることができるようになる。
【0012】 また、地図表示手段の画面において、表示される地図をスクロールさせるスク ロール手段を設けることができる。これによれば、広い区域の地図をカバーする ことができ、画面からはみ出る地図領域についてはこれをスクロールさせること で、随時参照することができる。この場合、地図を縦横所定の個数で配列する予 め定められた複数のブロックに分割しておき、スクロール手段を、該地図を縦横 少なくともいずれかの方向において、ブロック単位でスクロールさせるものとし て構成することができる。これにより、スクロールに際する画像処理を簡略化す ることができる。
【0013】 上記電子式地図システムを用いることにより、少なくとも下記の要件を含む情 報提供装置を構成することができる。 地図データ記憶手段:地図データを記憶する。 施設情報記憶手段:各種店あるいは店舗、企業、会社、事務所、宿泊施設、レ ジャー施設、スポーツ施設、及びその他のサービス提供施設等、各種施設に関す る情報(以下、施設情報という)を、地図上の位置と対応付けて記憶する。 地図表示手段:地図データに基づいて地図の画像を、施設の位置とともに表示 する。 拡大指定位置設定手段:地図表示手段の画面に重ね配置されるとともに該画面 を透視可能に構成され、その表面に指等の指示物体を接触又は接近させることに より所定の入力を行う入力部を有し、表示された地図の拡大を行いたい部分に対 応する位置において、その入力部の表面に指示物体を接触又は接近させることに より地図上に拡大指定位置を設定する。なお、入力部は、例えばタッチパネルで 構成することができる。 地図拡大手段:設定された拡大指定位置に対応して、当該拡大指定位置を包含 するように地図上に所定の拡大対象領域を設定し、その設定された拡大対象領域 の地図を地図表示手段に拡大表示する。 施設選択手段:表示された地図上の施設を選択する。 施設情報出力手段:選択された施設の施設情報を出力する。
【0014】 上記情報提供装置によれば、前述の地図システムにより所定の地域の地図が画 面上に表示され、該地図に示された施設の位置を確認しながら、所望の施設を施 設選択手段により選択することで、その施設の情報を容易に得ることができる。 また、地図上の所望の区域内において、利用したい施設を探す場合、その所望の 区域を本考案の地図システムにより容易に拡大することができ、ひいては施設の 検索やその場所特定を迅速かつ的確に行うことができる。
【0015】 上記構成には、地図表示手段に表示された地図上の施設名をリストに一覧表示 する施設リスト表示手段と、地図の拡大に伴い、地図表示手段の画面から外れた 施設の施設名を、リストから削除するリスト表示制御手段とを付け加えることが できる。すなわち、地図上に表示された施設名がリストに一覧表示されるので、 施設の検索がより行いやすくなる。そして、地図の拡大に伴い画面から外れた施 設については、リストから自動的に削除されるので、地図上の領域指定による施 設の絞り込みを直感的に行うことができる。また、施設選択手段は、施設リスト 表示手段を構成する表示装置の画面に重ね配置されるとともに該画面を透視可能 に構成され、その表面に指等の指示物体を接触又は接近させることにより所定の 入力を行う入力部(例えば、タッチパネル)を有するものとすることができる。 この場合、施設リスト中の各施設名に対応する領域において、その入力部に指示 物体を接触又は接近させることにより、その施設を選択するものとされる。これ により、施設の選択をさらに直感的な操作により行うことができる。また、施設 リスト中の各施設名に対応する領域において、その入力部に指示物体を接触又は 接近させることにより、地図上に表示された施設の位置の、その表示状態が変更 されるように構成することができる(例えば、表示色の変更、表示寸法の変更、 表示の明滅等)。これにより、所望の施設の地図上での位置を容易に確認するこ とができる。
【0016】 また、施設情報は、それら施設のジャンルと対応付けて施設情報記憶手段に記 憶することができる。この場合、そのジャンルを選択するジャンル選択手段を設 けることができ、地図表示手段は、その選択されたジャンルの施設の位置を地図 上に表示するものとして構成することができる。これにより、所望のジャンルの 施設を地図上で容易に見つけ出すことができる。
【0017】 なお、以上説明した電子式地図システム及び情報提供装置における処理を実現 するためのプログラムを、フロッピーディスク、光磁気ディスク、ROMカード などの記憶媒体に記憶させることができる。そして、コンピュータ本体と、これ に接続されたCRTや液晶ディスプレイ等の表示装置と、タッチパネル等の入力 部を備えたコンピュータシステムに対し、該記憶媒体に記憶されたプログラムを インストールすることで、そのコンピュータシステムを上記説明した電子式地図 システムあるいは情報提供装置として使用することができるようになる。
【0018】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施の形態を図面に示す実施例を参照して説明する。 図1は、本考案の一実施例としての情報提供装置(あるいは電子式地図システ ム)1の全体外観を示すもので、筐体2の前面側に取り付けられた複数の端末装 置3と、これに隣接して配置された大型モニタ4とを備えている。図2に示すよ うに、各端末装置3は管理用コンピュータ5に対し通信回線6を介して接続され ており、その管理用コンピュータ5には、端末装置3のモニタ21に地図を表示 させるための地図データを格納する地図データ記憶部38(地図データ記憶手段 )と、後述の各施設情報のデータを一括して記憶する施設情報データ記憶部(施 設情報記憶手段)39とが設けられている。
【0019】 図3は、端末装置3の構成を示すブロック図である。端末装置3はI/Oポー ト11を備え、これにCPU12、ROM13、RAM14、プリンタ15、カ レンダクロック16、モデム17、タッチパネル制御部18、モニタ制御部20 、ハードディスクドライブ(HDD)等の記憶装置22、及びフロッピーディス クドライブ(FDD)25等が接続されている。端末装置3は、モデム17と通 信回線6とを介して前述の管理用コンピュータ5と接続されている。また、タッ チパネル制御部18には、拡大指定位置設定手段及び施設選択手段としてのタッ チパネル19が接続されている。さらに、モニタ制御部には、地図表示手段及び 施設リスト表示手段としてのCRTあるいは液晶ディスプレイ等のモニタ21が 接続されている。
【0020】 記憶装置22には、プログラム記憶部23が形成されており、ここに端末装置 3のオペレーティングシステムプログラム(以下、OSという)23a、タッチ パネル19の基本的な作動を司るタッチパネルドライバプログラム23b、及び 上記OS上で作動し、情報提供装置1の以下に説明する機能を実現するためのア プリケーションプログラム23cが格納されている。また、ROM13には、端 末装置3のハードウェア制御のための基本的な各種プログラムが格納されている 。さらに、RAM14には記憶装置22及びROM13に格納された各プログラ ムのワークエリア14a、及び管理用コンピュータ5から受信した地図データ及 び施設情報データを格納する情報受信メモリ14bが設けられている。
【0021】 図4(a)に示すように、タッチパネル19は、モニタ21の画面Sに対して 重ね配置されるとともに、その画面の表示内容を透視可能に構成され、これに表 示される地図に対する拡大指定位置の入力や、あるいは画面表示内容に基づいて 各種モードの入力や検索入力を行うための汎用入力部として機能する。
【0022】 タッチパネル19の構成は公知のものであるが、その概略を説明すれば、透明 プラスチックあるいはガラス等の透明板状体19aの板面方向に沿って、縦横の 多数の透明線状電極の組(あるいは極細の金属線電極の組)x1、x2‥‥及びy 1、y2‥‥が格子状に配列されており、各組には各々一定周波数の交流が所定の 時間間隔だけずらせて印加されている。そして、指Fの接触又は接近(以下、「 接触」の場合で代表させる)に伴い、その静電気により生ずる各電極の電流ない し電圧の攪乱情報に基づいて、タッチパネル19上での指Fのタッチ位置が特定 される。この場合、図4(b)に示すように、指Fは接触域Aをもってタッチパ ネル19の表面と接触し、その接触域A内の電極x1、x2‥‥及びy1、y2‥‥ の各格子点が上記原理により特定されることとなるが、タッチパネル19上での 指Fのタッチ位置は、例えば接触域Aの重心座標を、該接触域Aに属する格子点 の各座標から算出して、その重心座標Gで代表させることができる。
【0023】 例えば、上記タッチパネル19上の座標をモニタ21の画面Sの座標と一致さ せ、図4(c)に示すように、画面S上の所定の領域に対応するタッチパネル1 9上の領域B内に、上記重心Gが存在している場合には、その領域Bが選択され たと判断して、その判断結果を以降の処理に用いることができる。ここで、画面 S上の所定の領域とは、例えば画面Sに表示された地図の所定の領域(後述する ブロック)や操作ボタンの画像などである。
【0024】 次に、図5は、管理用コンピュータ5の構成を示すブロック図である。管理用 コンピュータ5は、I/Oポート31を備え、これにCPU32、ROM33、 RAM34、カレンダクロック36、モデム37、モニタ制御部40、ハードデ ィスクドライブ(HDD)等の記憶装置42等が接続されている。モニタ制御部 40には前述の大型モニタ4が接続されている。また、モデム37はコンピュー タ5を各端末3と接続するためのものである。さらに、記憶装置42には、前述 の地図データ記憶部38及び施設情報データ記憶部39が設けられるとともに、 該管理用コンピュータ5における後述の検索処理を司る検索プログラム41が格 納されており、CPU32はその検索プログラムに基づいて、情報検索手段とし て機能することとなる。なお、管理用コンピュータ5の作動を司るその他のプロ グラムはROM33に記憶されており、RAM34をワークエリアとしてそれら プログラムの実行がなされる。
【0025】 図6(a)は、地図データ記憶部に記憶されたデータ内容の一例を示すもので ある。すなわち、地図データ300は、同一の地域をカバーし、かつ互い縮尺の 異なる2種類の地図の画像データ、すなわち小縮尺地図画像データ302と大縮 尺地図画像データ303とを含んで構成されている。図8(a)に示すように、 小縮尺地図MSは、モニタ21の画面上に形成される地図表示用の画面領域(地 図表示ウィンドウ)130と相似な形状をなす複数のブロックBSにより、縦横 にマトリックス状に分割されている。一方、同図(b)に示す大縮尺地図MLは 、小縮尺地図MSの一つのブロックBSが地図表示ウィンドウ130全体となる縮 尺(本実施例では、小縮尺地図MSの3倍)を有し、小縮尺地図MSと同じ分割数 により縦横のブロックBLに区分されている。その結果、小縮尺地図MS及び大縮 尺地図MLの各ブロックBS及びBLの間には一対一の対応関係が成り立っており 、両地図間で互いに対応するブロックは、それぞれ互いに同一の地域(エリア) をカバーするものとされている。
【0026】 そして、前述の地図画像データ302及び303も、それらブロック毎に分割 して記憶されており、互いに対応するブロックのデータ同士を一組として、該ブ ロックがカバーするエリアを特定するためのエリアコード301が付与されてい る。エリアコード301は、例えば地図上で予め定められた順序に従い、各ブロ ックに対し通し番号等で付与することができるが、本実施例では以下、ブロック を特定するための座標値の組で代用する。具体的には、図8に示すように、地図 MS及びMLのそれぞれについて、その左下隅に原点(X0,Y0)を設定し、さら にこれを基準として縦横それぞれ等間隔で垂直分割線X0、X1、X2‥‥、及び 水平分割線Y0、Y1、Y2‥‥を設定する。これにより、地図MS及びMLはそれ ぞれ長方形のブロックBSないしBLにより分割されるとともに、各ブロックBS ないしBLは、その4隅を与える縦横の分割線の交点の座標によって特定される こととなる。例えば図8(a)において、地図表示ウィンドウ130の左上隅の ブロックBS’の4隅の座標は、図21に示すようなものとなる。以下、エリア コード301は、そのうちの右上隅を与える座標(図21では(X1、Y3))で 表すものとする。
【0027】 次に図9は、施設情報データ記憶部39に記憶されたデータ内容の一例を示す ものであり、施設の分類名51、施設名52a、施設名の読みデータ52b、施 設の地図上での位置を特定するための位置コードを含む位置情報53、及びデー タ本体54から構成されている。このうち分類名51は、施設の分類(ジャンル )のデータであり、具体的には飲食店、レジャー施設、スポーツ施設、美容施設 あるいは理容施設、サービス施設、医療施設、宿泊施設(ホテルあるいは旅館) 、教育施設(例えば英会話学校、塾、各種専門学校など)、各種小売店舗、企業 ・会社・事務所などのジャンル名のデータを含む。また、これら各分類は、これ をさらに細分した下位分類(サブジャンル)に分れている場合がある。図10は その一例を示しており、例えば「ホテル」のサブジャンルとしては、シティホテ ル、ビジネスホテル、カプセルホテル等を、また、「飲食店」のサブジャンルと しては、和食、激辛料理、洋食、ファミリーレストラン、うどん・そば、ラーメ ン、中華料理、インド料理、フランス料理、イタリア料理等を例示することがで きる。
【0028】 図9に戻り、データ本体54は、文字データ55と地図データ56とを含む。 図11は、文字データ55の内容の一例を示すものであり、例えばすべての分類 に共通のデータとして、施設の住所を表す住所データ551、電話番号データ5 52、FAX番号データ553等を含んでいる。また、施設が宿泊施設等の有料 施設である場合には、その利用料金を示す料金データ554が含まれる。さらに 、各施設の分類に固有のデータが付随する場合には、これらがオプションデータ 555として含まれる。オプションデータ555は、例えば宿泊施設の場合は、 チェックイン及びチェックアウト時間、室数、設備等のデータであり、飲食店の 場合には代表メニューのデータ等である。また、地図データ56は、例えば装置 1の設置場所(例えば駅など:後述する基準位置ともなる)から、その施設まで の道順等を示す案内地図をプリンタ15(図3)から出力するためのデータであ り(図24:符号197)、前述の画面表示用の地図データ300(図6)とは 別のものである。
【0029】 以下、情報提供装置1の作動について、フローチャート及び作動説明図を用い て説明する。すなわち、端末装置3において、OS23a、タッチパネルドライ バプログラム23b及びアプリケーションプログラム23c(以上、図3)を立 ち上げると、図12のS1において、図15に示す初期画面がモニタ21の画面 S(図4)に表示されるとともに、タッチパネル19がその初期画面に合わせた 操作受入状態に設定される(なお、タッチパネル19の設定状態は、画面Sの表 示内容が切り替わる度にそれに合わせて変更されるが、以下においては、タッチ パネル19側の設定変更については説明を省略する場合がある)。
【0030】 初期画面には、メニュー選択バー110、地図表示ウィンドウ130、及び操 作パネル120が図に示すレイアウトで形成・表示されている。そして、その地 図表示ウィンドウ130には、管理用コンピュータ5から転送されてくる前述の 小縮尺地図画像データ302に基づいて、小縮尺地図MSの画像が表示されてい る。なお、この表示状態では、地図MS上には各施設の位置は表示されていない 。
【0031】 ここで、図8に示すように、地図MSの全体の大きさは地図表示ウィンドウ1 30よりも大きく、地図表示ウィンドウ130内に納まる部分のみが表示される こととなる。具体的には、地図表示ウィンドウ130には、該小縮尺地図MSの ブロックBSを縦横等数ずつ、例えば縦横3個ずつの計9個のブロックBSが表示 される。なお、地図MS上においては、ブロックBS間の境界線P(拡大指定領域 の区画線)が表示されているが、これを表示しない構成とすることも可能である 。一方大縮尺地図MLについては、地図表示ウィンドウ130に1つのブロック BLのみが表示される。
【0032】 また、タッチパネル19は、地図MSの表示された部分における座標値を入力 するモードに設定されている。そして、図15に示すように操作パネル120内 には、上記地図MSを地図表示ウィンドウ130においてスクロールするための スクロールボタン146が形成されている。図22に示すように、表示されてい る地図MSは、例えば上下スクロールボタン146a,146bを押すことで上 下方向に1ブロックずつ、また、左右スクロールボタン146c,146dを押 すことで左右方向に1ブロックずつスクロールされる。この場合、スクロールに 伴い新たに地図表示ウィンドウ130内に表れるブロックBSの地図画像データ は、管理側コンピュータ5側から転送される。また、そのスクロールに伴い、タ ッチパネル19の座標設定は、スクロール後の地図MSの表示部分に対応するも のに変更される。
【0033】 図15に戻り、本実施例の情報提供装置1においては、情報提供モードのほか 、伝言表示板モード、観光案内モード、交通情報案内モードなど多数の機能が搭 載されており、メニュー選択バー110には、情報提供モードを選択するための 「情報」ボタン140の他、上記各モードを選択するための「伝言」ボタン14 3、「観光」ボタン144及び「交通情報」ボタン145等の各種メニュー選択 ボタンが形成されている。また、操作パネル120には、検索された施設名のリ ストを表示するリスト表示ウィンドウ155及びリスト中にて選択された施設の 情報出力を実行させるための「実行」ボタン156が形成されている。さらに、 メニュー選択バー110には、検索すべき施設のジャンルを選択するモードに移 るための「ジャンル」ボタン142、及び地図表示画面に戻るための「地図」ボ タン141が形成されている。
【0034】 そして、図12のS2において、タッチパネル19上の、「ジャンル」ボタン 142に対応する領域に触れる(以下、単に「『ジャンル』ボタン142を押す 」等という)と、図16に示すように、地図表示ウィンドウ130には、検索す べき施設のジャンルを選択するための複数のジャンル選択ボタン157が表示・ 形成される。そして、それらボタン157のうち所望のジャンルのものを押すこ とによりそのジャンルが選択される。なお、図示はしていないが、選択されたジ ャンルがサブジャンルに分れている場合には、画面上にそのサブジャンルの選択 ボタンが表示され、それを用いてサブジャンルの選択を行う。
【0035】 ジャンルを選択すると、選択されたジャンルのコードが管理用コンピュータ5 (図2)に転送される。管理用コンピュータ5はこれを受け、その施設情報デー タ記憶部39においてそのジャンルに属する施設の検索を行い、検索された施設 の位置コード53及び施設名データ52aを端末装置3へ送信する。そして、図 17に示すように端末装置3では、地図表示ウィンドウ130に再び地図MSが 表示され、また、受信した位置コード53に基づいて、検索された施設の位置が マーク148により該地図MS上に表示される。一方、上記施設名データ52a に基づいてリスト表示ウィンドウ155には、検索された施設のリスト165が 表示される(以上、図12:S4)。
【0036】 このように検索の基本的な処理は、検索に必要なデータあるいはコマンドを端 末装置3側で入力するとこれが管理用コンピュータ5に転送され、それに基づく 検索が管理用コンピュータ5で行われ、さらに検索された情報のデータが端末3 へ送信される形式で行われる。なお、以下においては、説明が煩雑になるのを避 けるため、端末装置3と管理用コンピュータ5との間における検索時のデータな いしコマンドのやり取りについては記述を省略する。また、フローチャートは、 管理用コンピュータ5と端末装置3とを統合した情報提供装置1全体の作動フロ ーとして簡略化したものを用いている。
【0037】 次に、図17に示すように、操作パネル120には、「拡大」ボタン121及 び「情報選択」ボタン122が表示・形成されている。そして、「拡大」ボタン 121を押すと、その後において地図表示ウィンドウ130上の任意の部分に触 れることにより、その触れた位置に対応する地図部分を拡大表示する処理が行わ れる(図12:S6)。具体的には、図17において、指Fで触れた部分に対応 するブロックBS’を拡大対象領域として、これに対応する大縮尺地図MLのブロ ックBL’を地図表示ウィンドウ130全体を用いて表示することにより拡大表 示が行われる。
【0038】 その処理の詳細を図13に示している。すなわち、利用者は地図上で拡大した いと思う部分にめぼしを付け、そこに指Fでタッチすると、図4に示す前述の処 理により、そのタッチ位置の小縮尺地図MS上での座標(Xm,Ym)が決定され る(S21、S22)。また、図19に示すように、そのタッチ位置のX座標X mの値及びY座標Ymを、それぞれ図8に示す垂直分割線のX座標X0、X1‥‥及 び水平分割線のY座標Y0、Y1‥‥と、その座標値の小さなもの(あるいは大き なもの)から順に比較を行う(S24〜S32)。そして、Xmを挟んで互いに 隣接する垂直分割線、及びYmを挟んで互いに隣接する水平分割線がそれぞれ見 つかったら、それら分割線により囲まれるブロックBS(例えば、図19では( X1,Y3))を選択し(S33)、それに対応する大縮尺地図MLのブロックBL の画像データを読み込んで、その画像を地図表示ウィンドウ130に表示する( S34、S35)。
【0039】 このときの画面表示状態を図18に示している。大縮尺地図MLでは、道路R の幅が適当な大きさに拡大表示され、小縮尺地図MS(図17)では表示されて いなかった道路名(通り名)が表示されている。また、施設の位置を示すマーク 148に加え、新たに施設名149がそれに近接して示されている。そして、拡 大に伴い地図表示ウィンドウ130から外れたブロックBSの施設名は、リスト 165から削除されている(図12:S7、S8)。なお、図21は、施設のジ ャンルとして「飲食店」が選択された場合の表示例を示している。
【0040】 一方、操作パネル120内の拡大ボタン121は、拡大表示状態では「縮小」 ボタン123に置き換えられている。そして、拡大された地図を元の縮尺に戻し たい場合には、この「縮小」ボタン123を押し、さらに地図表示ウィンドウ1 30内に触れることで、図17に示す状態に復帰する(S9〜S11)。
【0041】 次に、施設を選択してその情報を見る場合の処理の流れは以下のようになる。 まず、施設の選択は小縮尺地図MSが表示された状態でも、大縮尺地図が表示さ れた状態でもいずれでも行うことができる(図12:S12)。その選択処理の 概略は図14に示す通りであるが、これには大きく分けて2種類の方法が存在す る。その第一の方法は、図17及び図18に示すように、地図表示ウィンドウ1 30に表示された地図MSないしMLにおいて、その施設を表すマーク148(あ るいは施設名149)を囲むように所定の大きさの選択領域170を設定し、そ の枠内に対応する位置においてタッチパネル19に触れることで、該枠に対応す る施設を選択する方法である。この場合、地図の拡大ないし縮小のためのタッチ 操作と区別するために、本実施例では「情報選択」ボタン122を押すことで施 設選択のためのモードに切り替わるようになっている。該モードでは、地図表示 ウィンドウ130のいずれの場所に触れようとも、地図の拡大ないし縮小は行わ れない。一方、前述の通り、「拡大」ボタン121あるいは「縮小」ボタン12 3が押された場合には、選択領域170内にタッチ操作を行っても地図の拡大な いし縮小処理が行われて、施設は選択されない。
【0042】 一方、上記方式に代えて、次のような方式を採用することも可能である。すな わち、小縮尺地図MSの表示状態においては上述の通りの処理とし、大縮尺地図 MLの表示状態においては、「縮小」ボタン123を押す操作により即時に小縮 尺地図MSの表示状態に復帰させる一方、地図表示ウィンドウ130内へのタッ チ操作が行われた場合は施設選択処理のみが実行され、地図の拡大・縮小は行わ れないようにする。また、さらに別の方法としては、小縮尺地図MS及び大縮尺 地図MLのいずれの表示状態においても、地図表示ウィンドウ130において選 択領域170内にタッチ操作が行われた場合は施設選択処理がなされ、それ以外 の領域にタッチ操作が行われた場合は地図の拡大ないし縮小処理がなされるよう にすることも可能である。この場合は、「拡大」ボタン121あるいは「縮小」 ボタン123を省略することができる。
【0043】 次に、施設選択の第二の方法は、施設リスト165内の所望の施設名に対応す る部分においてタッチパネル19に触れるとその施設名が選択される方式である 。この場合、図17に示すようにタッチ操作を行うと、色変更あるいは表示反転 等によりその選択された施設名を指示するとともに、地図MS上では選択された 施設の位置が、そのマーク148の表示の明滅(あるいは表示色の変更、表示寸 法の変更等)により指示される。そして、その状態で「実行」ボタン156を押 すか、あるいは地図上でのその施設位置に対応する選択領域170内にタッチす るかのいずれかにより、その施設の選択が確定することとなる。なお、選択の変 更は、リスト165において、他の施設名の部分に触れ直すことにより実行され る。また、施設リスト165内の施設名が多数あって、これがウィンドウ155 内に表示しきれない場合は、スクロールキー190及び191を押すことで施設 リスト165をスクロールさせることができ、所望の施設名が出てきたところで 同様に選択すればよい。
【0044】 以上のようにして施設の選択が終了すると、図12のS13〜S16に進んで 情報出力処理となる(詳細は図11に示す)。すなわち、その施設情報のデータ が管理用コンピュータ5の施設情報データ記憶部39から読み出されて端末装置 3へ転送される。そして、その転送されたデータはRAM14の情報受信メモリ 14b(図3)に蓄積され、主にその文字データ55(図9)に基づいて、図2 3に示すような施設情報193がウィンドウ130に表示される(図12:S1 4)。なお、表示するべき情報量が多い場合には、ウィンドウ130内に、余分 な情報を表示するためのスクロールウィンドウ194を形成し、スクロールバー 194a等の操作により、適宜これをスクロールしながら見るようにすればよい 。
【0045】 そして、画面表示された施設情報を見るだけで終了する場合には、図23にお いて終了ボタン196を押せば、図12のS15からS17へ向かう流れとなり 、さらにS1(すなわち図15の初期画面)に戻って、以下同様の処理となる。 一方、施設情報を印刷出力する場合には、印刷ボタン195を押すことでS15 からS16へ進み、図1及び図3に示すプリンタ15から施設情報が、例えば図 24に示すような形式で紙等に印刷出力される。図24に示す出力には、前述の 文字データ55(図9)に基づく各種文字情報198と、地図データ56(図9 )に基づく案内地図197が含まれている。印刷出力が終了すると、図23の画 面において終了ボタン196を押すことでS1に戻る(印刷終了とともにS1へ 戻るようにしてもよい)。
【0046】 なお、以上説明した実施例では、2種類の縮尺の間でのみ地図の拡大縮小が行 われるようになっていたが、縮尺の異なる3種類以上の地図データを用意してお き、3以上の縮尺の間で地図の拡大・縮小を行えるように構成してもよい。この 場合、表示された地図の所望の位置へのタッチ操作を繰り返すことで、地図が順 次拡大される処理とすることができる。
【0047】 また、上記実施例では、地図をブロックに予め分割しておいて、個々のブロッ クを拡大対象領域として設定する構成であったが、所定の形状及び大きさの拡大 対象領域を、タッチ位置(拡大指定位置)と一定の位置関係を満たすようにその 都度設定する構成も可能である。図25は、その一例を示している。すなわち、 タッチ位置の座標に対し、その上下に等距離kずつ隔たった位置に各々水平線A B及びCDを設定し、同じく左右に等距離jずつ隔たった位置に各々垂直線AC 及びBDを設定して、それら線により囲まれる領域ABCDを拡大対象領域とし て設定する。この領域ABCDの形状は、地図表示ウィンドウ130と相似な長 方形状とすることができる。この場合は、図6(b)に示すように、地図データ のブロック分割はなされていない。
【0048】 そして、図26に示すように、その領域ABCDに対応する部分の大縮尺地図 の画像データを選択的に読み出して、それに基づき地図表示ウィンドウ130内 に拡大された該領域ABCDの地図を表示する。これにより、タッチ位置に対応 する部分が常に地図表示ウィンドウ130の中心付近に位置するように、拡大図 が表示されることとなる。なお、この態様においては地図のスクロールはブロッ ク単位でなく、連続的に行えるように構成することができる。
【0049】 一方、上記実施例では、縮尺毎に異なる地図画像データが用意されていたが、 基準となる縮尺の地図データを1種類のみ記憶する構成とすることもできる。こ の場合、拡大表示用の地図データは、拡大対象領域(あるいはブロック)に属す る地図データを読み出してこれに所定の倍率の拡大変換を行うことにより生成さ れる。この場合、図7(a)に示すように、地図上の文字のデータは別途文字デ ータ304として用意しておき、拡大後の地図上に該データ304に基づいて文 字情報を貼込み・合成する方式を採用することができる。こうすれば、地図の拡 大/縮小を行った場合でも、文字を常に読みやすい大きさで表示することができ る。一方、簡便な方法としては、図7(b)に示すように、文字データも地図画 像データ中に組み込んでおき、図27に示すように、地図Mの拡大/縮小に伴い 文字Lも拡大/縮小されるようにすることも可能である。
【0050】 なお、上記構成では、管理用コンピュータ5により施設情報データを一括管理 し、検索処理も管理用コンピュータ5側で行われるようになっていたが、端末装 置3とほぼ同一のハードウェア構成のコンピュータシステム単独で、本考案の情 報提供装置を構成することも可能である。この場合、図3に示すように、記憶装 置22内に、地図データ記憶部28及び施設情報データ記憶部29を設けておけ ばよい。
【0051】 なお、以上説明した情報提供装置1の各機能は、本質的に記憶装置22に格納 された各プログラムにより実現されるものである。従って、これらのプログラム をフロッピーディスクに記憶しておけば、図3に示すものとほぼ同様のハードウ ェア構成のコンピュータシステムにおいて、そのフロッピーディスクドライブ2 5から上記各プログラムを記憶装置22にインストールすることで、当該情報提 供装置1の機能をそのコンピュータシステムに移植することができる。
【0052】 また、上記情報提供装置1の地図表示機能のみを取り出して、これを電子式地 図システムとして使用することも可能である。この場合、施設情報の提供機能に 関連するデータ及びプログラムを省略することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の情報提供装置の一実施例の外観を示す
斜視図。
【図2】その全体構成を示すブロック図。
【図3】その端末装置の構成を示すブロック図。
【図4】タッチパネルの配置態様を示す斜視図、及びタ
ッチパネルの作動原理説明図。
【図5】管理用コンピュータの構成を示すブロック図。
【図6】地図データの内容をその変形例とともに示す説
明図。
【図7】地図データの内容の別の変形例を示す説明図。
【図8】小縮尺地図と大縮尺地図の例を示す模式図。
【図9】施設情報データ記憶部の内容の一例を示す説明
図。
【図10】サブジャンルの例を示す説明図。
【図11】文字データの内容例を示す説明図。
【図12】情報提供装置の作動の全体の流れを示すフロ
ーチャート。
【図13】その拡大指定処理の詳細を示すフローチャー
ト。
【図14】その施設選択処理の詳細を示すフローチャー
ト。
【図15】情報提供装置の作動を、その画面表示状態と
ともに示す工程説明図。
【図16】図15に続く工程説明図。
【図17】図16に続く工程説明図。
【図18】図17に続く工程説明図。
【図19】ブロック選択処理の概念図。
【図20】大縮尺地図のブロックの一例を示す模式図。
【図21】その別の例を示す模式図。
【図22】地図のスクロール処理の工程説明図。
【図23】施設情報の表示例を示す模式図。
【図24】施設情報の印刷出力例を示す説明図。
【図25】拡大対象領域の別の設定方式を示す説明図。
【図26】それに基づく地図拡大の概念を示す図。
【図27】地図データに拡大変換を施して拡大表示用デ
ータを生成する方式の説明図。
【符号の説明】
1 情報提供装置(電子式地図システム) 19 タッチパネル(入力部、拡大指定位置設定手段、
施設選択手段) 21 モニタ(地図表示手段、情報出力手段、施設リス
ト表示手段) 32 CPU(拡大領域設定手段) 38 地図データ記憶部(地図データ記憶手段、拡大表
示用地図データ生成手段) 39 施設情報データ記憶部(施設情報記憶手段) BS、BL ブロック(拡大対象領域) ABCD 拡大対象領域 P 境界線(区画線)
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年11月20日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】考案の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【考案の名称】 電子式地図システム、それを用いた
情報提供装置
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【実用新案登録請求の範囲】

Claims (23)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地図データを記憶する地図データ記憶手
    段と、 その地図データに基づいて地図の画像を表示する地図表
    示手段と、 その地図表示手段の画面に重ね配置されるとともに該画
    面を透視可能に構成されて、その表面に指等の指示物体
    を接触又は接近させることにより所定の入力を行う入力
    部を有し、前記表示された地図の拡大したい部分に対応
    する位置において、その入力部の表面に前記指示物体を
    接触又は接近させることにより、前記地図上に拡大指定
    位置を設定する拡大指定位置設定手段とを備え、 その指定された拡大指定位置に対応して、当該拡大指定
    位置を包含するように前記地図上に所定の拡大対象領域
    を設定し、その設定された拡大対象領域の地図を、前記
    地図表示手段に拡大表示することを特徴とする電子式地
    図システム。
  2. 【請求項2】 前記地図の画像上には、前記設定された
    拡大対象領域の区画線が表示されるようになっている請
    求項1記載の電子式地図システム。
  3. 【請求項3】 前記地図表示手段に表示される地図上の
    情報と関連を有する地図関連情報のリストを、主に文字
    データにより表示する地図関連情報リスト表示手段が設
    けられている請求項1又は2に記載の電子式地図システ
    ム。
  4. 【請求項4】 前記指定された拡大指定位置に対応し
    て、当該拡大指定位置を包含するように前記地図上に所
    定の拡大対象領域を設定する拡大対象領域設定手段と、 その設定された拡大対象領域の拡大表示用地図データを
    生成する拡大表示用地図データ生成手段と、 その生成された拡大表示用地図データに基づいて、前記
    拡大対象領域の地図を前記地図表示手段に拡大表示させ
    る表示制御手段とを備える請求項1ないし3のいずれか
    に記載の電子式地図システム。
  5. 【請求項5】 前記地図データ記憶手段には、互いに縮
    尺の異なる複数の地図の地図データが記憶されており、 前記拡大表示用地図データ生成手段は、表示中の地図上
    で前記拡大対象領域が設定されるに伴い、それよりも縮
    尺の大きい所定の地図の地図データから、その拡大対象
    領域に対応するデータを読み出してこれを前記拡大表示
    用地図データとするものである請求項4記載の電子式地
    図システム。
  6. 【請求項6】 前記地図データ記憶手段には、基準とな
    る縮尺の地図の地図データが記憶されており、 前記拡大表示用地図データ生成手段は、表示中の地図上
    で前記拡大対象領域が設定されるに伴い、その拡大対象
    領域に対応する地図データを読み出してこれに所定の倍
    率の拡大変換を行い、その変換後の地図データを前記拡
    大表示用地図データとするものである請求項4記載の電
    子式地図システム。
  7. 【請求項7】 前記地図は、縦横所定の個数で配列する
    予め定められた複数のブロックに分割され、 前記拡大対象領域設定手段は、それら複数のブロックの
    うち前記指定された拡大指定位置の属するブロックを判
    別・選択し、これを前記拡大対象領域として設定するも
    のである請求項4ないし6のいずれかに記載の電子式地
    図システム。
  8. 【請求項8】 前記地図表示手段において、前記地図の
    表示された画面領域が、その画面領域と相似な形状をな
    す同一寸法のブロックにより、縦横同数ずつのマトリッ
    クス状に分割され、 前記表示制御手段は、それらブロックのうち前記拡大対
    象領域設定手段により選択されたものを、該ブロックの
    配列個数と等しい倍率で拡大し、これを前記画面領域の
    全体を用いて表示させるものである請求項7記載の電子
    式地図システム。
  9. 【請求項9】 前記拡大対象領域設定手段は、一定の形
    状及び寸法を有する拡大対象領域を、設定される前記拡
    大指定位置と一定の位置関係を満たすようにその都度設
    定するものである請求項4ないし6のいずれかに記載の
    電子式地図システム。
  10. 【請求項10】 前記地図表示手段の画面において、前
    記表示される地図をスクロールさせるスクロール手段が
    設けられている請求項1ないし9のいずれかに記載の電
    子式地図システム。
  11. 【請求項11】 前記地図は、縦横所定の個数で配列す
    る予め定められた複数のブロックに分割され、 前記スクロール手段は、該地図を縦横少なくともいずれ
    かにおいて、前記ブロック単位でスクロールさせるもの
    である請求項10記載の電子式地図システム。
  12. 【請求項12】 地図データを記憶する地図データ記憶
    手段と、 各種店あるいは店舗、企業、会社、事務所、宿泊施設、
    レジャー施設、スポーツ施設、及びその他のサービス提
    供施設等、各種施設に関する情報(以下、施設情報とい
    う)を、地図上の位置と対応付けて記憶する施設情報記
    憶手段と、 前記地図データに基づいて前記地図の画像を、前記施設
    の位置とともに表示する地図表示手段と、 その地図表示手段の画面に重ね配置されるとともに該画
    面を透視可能に構成されて、その表面に指等の指示物体
    を接触又は接近させることにより所定の入力を行う入力
    部を有し、前記表示された地図の拡大を行いたい部分に
    対応する位置において、その入力部の表面に前記指示物
    体を接触又は接近させることにより、前記地図上に拡大
    指定位置を設定する拡大指定位置設定手段とを備え、 その設定された拡大指定位置に対応して、当該拡大指定
    位置を包含するように前記地図上に所定の拡大対象領域
    を設定し、その設定された拡大対象領域の地図を前記地
    図表示手段に拡大表示する地図拡大手段と、 表示された前記地図上の施設を選択する施設選択手段
    と、 その選択された施設の施設情報を出力する施設情報出力
    手段と、 を備えたことを特徴とする情報提供装置。
  13. 【請求項13】 前記地図の画像上には、前記設定され
    た拡大対象領域の区画線が表示されるようになっている
    請求項12記載の情報提供装置。
  14. 【請求項14】 前記地図表示手段に表示される地図上
    の情報と関連を有する地図関連情報のリストを、主に文
    字データにより表示する地図関連情報リスト表示手段が
    設けられている請求項12又は13に記載の情報提供装
    置。
  15. 【請求項15】 前記地図表示手段に表示された地図上
    の施設名をリストに一覧表示する前記地図関連情報リス
    ト表示手段としての施設リスト表示手段と、 前記地図の拡大に伴い、前記地図表示手段の画面から外
    れた施設の施設名を、前記リストから削除するリスト表
    示制御手段とを備える請求項14記載の情報提供装置。
  16. 【請求項16】 前記施設選択手段は、前記施設リスト
    表示手段を構成する表示装置の画面に重ね配置されると
    ともに該画面を透視可能に構成されて、その表面に指等
    の指示物体を接触又は接近させることにより所定の入力
    を行う入力部を有し、前記施設リスト中の各施設名に対
    応する領域において、その入力部に前記指示物体を接触
    又は接近させることにより、その施設を選択するもので
    ある請求項15記載の情報提供装置。
  17. 【請求項17】 前記施設情報は、それら施設のジャン
    ルと対応付けて前記施設情報記憶手段に記憶されてお
    り、 また、そのジャンルを選択するジャンル選択手段が設け
    られ、 前記地図表示手段は、その選択されたジャンルの施設の
    位置を前記地図上に表示するものとされている請求項1
    2ないし16のいずれかに記載の情報提供装置。
  18. 【請求項18】 地図データに基づいて地図の画像を地
    図表示手段に表示するとともに、 その地図表示手段の画面に重ね配置されるとともに該画
    面を透視可能に構成されて、その表面に指等の指示物体
    を接触又は接近させることにより所定の入力を行う入力
    部を設け、前記表示された地図の拡大したい部分に対応
    する位置において、その入力部の表面に前記指示物体を
    接触又は接近させることにより、前記地図上に拡大指定
    位置を指定し、 その指定された拡大指定位置に対応して、当該拡大指定
    位置を包含するように前記地図上に所定の拡大対象領域
    を設定し、その拡大対象領域の区画線を前記地図の画像
    上に表示するとともに、その設定された拡大対象領域の
    地図を、前記地図表示手段に拡大表示するためのプログ
    ラムを格納したことを特徴とする記憶媒体。
  19. 【請求項19】 地図データに基づいて地図の画像を地
    図表示手段に表示するとともに、その表示された地図上
    の情報と関連を有する地図関連情報のリストを、主に文
    字情報により地図関連情報リスト表示手段に表示し、 また、前記地図表示手段の画面に重ね配置されるととも
    に該画面を透視可能に構成されて、その表面に指等の指
    示物体を接触又は接近させることにより所定の入力を行
    う入力部を設け、前記表示された地図の拡大したい部分
    に対応する位置において、その入力部の表面に前記指示
    物体を接触又は接近させることにより、前記地図上に拡
    大指定位置を指定し、 その指定された拡大指定位置に対応して、当該拡大指定
    位置を包含するように前記地図上に所定の拡大対象領域
    を設定し、その設定された拡大対象領域の地図を、前記
    地図表示手段に拡大表示するためのプログラムを格納し
    たことを特徴とする記憶媒体。
  20. 【請求項20】 前記電子式地図システムにおける請求
    項1〜11のいずれかに記載の処理を実現するためのプ
    ログラムを記憶したことを特徴とする記憶媒体。
  21. 【請求項21】 各種店あるいは店舗、企業、会社、事
    務所、宿泊施設、レジャー施設、スポーツ施設、及びそ
    の他のサービス提供施設等、各種施設に関する情報(以
    下、施設情報という)を、地図上の位置と対応付けて施
    設情報記憶手段に記憶し、 また、地図データに基づいて前記地図の画像を、前記施
    設の位置とともに地図表示手段に表示し、 その地図表示手段の画面に重ね配置されるとともに該画
    面を透視可能に構成されて、その表面に指等の指示物体
    を接触又は接近させることにより所定の入力を行う入力
    部を設け、前記表示された地図の拡大したい部分に対応
    する位置において、その入力部の表面に前記指示物体を
    接触又は接近させることにより、前記地図上に拡大指定
    位置を指定し、 その指定された拡大指定位置に対応して、当該拡大指定
    位置を包含するように前記地図上に所定の拡大対象領域
    を設定し、その拡大対象領域の区画線を前記地図の画像
    上に表示するとともに、その設定された拡大対象領域の
    地図を、前記地図表示手段に拡大表示し、 その表示された前記地図上の施設を選択して、その施設
    の施設情報を施設情報出力手段から出力するためのプロ
    グラムを格納したことを特徴とする記憶媒体。
  22. 【請求項22】 各種店あるいは店舗、企業、会社、事
    務所、宿泊施設、レジャー施設、スポーツ施設、及びそ
    の他のサービス提供施設等、各種施設に関する情報(以
    下、施設情報という)を、地図上の位置と対応付けて施
    設情報記憶手段に記憶し、 地図データに基づいて前記地図の画像を、前記施設の位
    置とともに地図表示手段に表示するとともに、その表示
    された地図上の情報と関連を有する地図関連情報のリス
    トを、主に文字情報により地図関連情報リスト表示手段
    に表示し、 その地図表示手段の画面に重ね配置されるとともに該画
    面を透視可能に構成されて、その表面に指等の指示物体
    を接触又は接近させることにより所定の入力を行う入力
    部を設け、前記表示された地図の拡大したい部分に対応
    する位置において、その入力部の表面に前記指示物体を
    接触又は接近させることにより、前記地図上に拡大指定
    位置を指定し、 その指定された拡大指定位置に対応して、当該拡大指定
    位置を包含するように前記地図上に所定の拡大対象領域
    を設定し、その設定された拡大対象領域の地図を、前記
    地図表示手段に拡大表示し、 その表示された前記地図上の施設を選択して、その施設
    の施設情報を施設情報出力手段から出力するためのプロ
    グラムを格納したことを特徴とする記憶媒体。
  23. 【請求項23】 前記情報提供装置における請求項12
    〜17のいずれかに記載の処理を実現するためのプログ
    ラムを記憶したことを特徴とする記憶媒体。
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