JP3036757B2 - 自己診断機能付計量機 - Google Patents

自己診断機能付計量機

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JP3036757B2
JP3036757B2 JP1212365A JP21236589A JP3036757B2 JP 3036757 B2 JP3036757 B2 JP 3036757B2 JP 1212365 A JP1212365 A JP 1212365A JP 21236589 A JP21236589 A JP 21236589A JP 3036757 B2 JP3036757 B2 JP 3036757B2
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義光 椿
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Description

【発明の詳細な説明】
「産業上の利用分野」 この発明は、給油所において用いられる計量機に係
り、特に自己診断機能を有する計量機に関する。 「従来の技術」 従来、給油所に設置された各計量機に故障が発生する
と、給油所員がメンテナンス員にその旨を連絡し、その
連絡を受けてメンテナンス員が現地に赴き、計量機の修
理を行っていた。 「発明が解決しようとする課題」 ところで、従来、計量機が故障した場合、メンテナン
ス員は計量機に現れる症状から故障箇所を判断してい
た。従って、故障箇所の判断が的中するまで、メンテナ
ンス員は故障と思われる箇所の部品交換等を行ったりし
て、試行錯誤を繰り返さなければならぬ場合があった。
そのため、メンテナンス員は非常に熟練を要すばかり
か、その故障箇所の修理に時間がかかる場合は給油所の
稼動率の低下を招くことになるという問題があった。 また、上述のように、計量機に現れる症状から故障箇
所を判断しているので、例えば、制御部に内蔵されたRA
Mのバックアップ用バッテリの劣化等のように、計量機
の症状として現れない潜在的な異常は、日頃のメンテナ
ンスの際に見落とされてしまう。このため、従来の計量
機は、メンテナンス効率が悪いという問題があった。 この発明は上述した事情に鑑みてなされたもので、自
己診断機能を有する計量機を提供することを目的として
いる。 「課題を解決するための手段」 上記課題を解決するため、この発明は、給油所に設置
され、油液の送液および給油量の計量からなる給油制御
を行う制御回路を備え、データ伝送ラインを介して接続
された外部管理機器との間で給油情報の送受を行う計量
機において、 該制御回路には、給油制御中に前記データ伝送ライン
を介して外部機器から自己診断コマンドを受信した場合
に、前記制御回路または前記制御回路の周辺機器が正常
に作動するか否かを判断する保守判断手段を設け、該保
守判断手段による保守判断結果を示す情報を前記データ
伝送ラインを介して外部管理機器に送信する出力手段を
設けてなることを特徴としている。 「作用」 上記構成によれば、給油制御中の計量機の保守判断結
果がデータ伝送ラインを介して外部管理機器に送られ
る。従って、メンテナンス員は、外部管理機器によっ
て、実際の給油時における計量機の保守判断結果を自動
的に確認することができ、給油中に発生した計量機にお
ける故障の有無および故障箇所を適確に確認することが
できる。 「実施例」 以下、図面を参照し、本発明の実施例を説明する。 第1図はこの発明の一実施例による自己診断機能付計
量機を用いてなる給油所システムのブロック図である。
同図において、1はS/Sルーム(給油所建屋)であり、
その内部には売上データの記憶・売上伝票の発行等を行
うPOS(ポイント・オブ・セールス)端末3およびMODEM
/NCU(変復調/ネットワーク制御装置)4が設置されて
いる。ここで、POS端末3は、MODEM/NCU4を介して公衆
回線に接続されている。また、他の給油所のPOS端末も
同様に公衆回線に接続されている。そして、本POS端末
3は他の給油所のPOS端末と共に本社のホストコンピュ
ータに回線接続され、POSネットワークが構成されてい
る。2,2,…は、S/Sルーム1の屋外に設置された計量機
であり、後述の第2図に示す構成を有する。5は前記PO
S端末3の屋外機器であり、給油所員の操作に従って、P
OS端末3の管理下にある計量機2,2,…の制御を行う。こ
の屋外機器5は、第3図に示すように、制御部12、給油
伝票を発行するプリンタ13、顧客カードを読み取るカー
ドリーダ14、テンキー等の操作子および表示パネルを備
えた操作表示部15からなる。 さて、第2図を参照し、計量機2の内部構成を説明す
る。この図において、6は給油用ノズル、6aは給油ホー
スである。ここで、計量機2は、ノズルスイッチ(図示
せず)を有しており、ノズル6が計量機2から外された
場合にノズルスイッチがONとなり、ノズルが計量機2に
戻された場合にノズルスイッチがOFFとなる。6bは電磁
弁であり、この電磁弁6aの開閉制御により、後述するプ
リセット給油等の自動給油における給油停止が行われ
る。また、7はタンクから油を汲上げるポンプ、8はポ
ンプ7の駆動用モータ、9はポンプ7の吐出流量を測定
するための流量計である。この流量計9には単位流量毎
に給油パルスを出力する流量発信器(図示せず)が付設
されている。また、10は、ノズルスイッチがONとなった
とき、駆動用モータ8を起動すると共に電磁弁6aを開弁
し、給油開始に伴い流量発信器から出力される給油パル
スに基づき給油量等の給油データを演算して後述の操作
表示部にこの給油データを表示する一方、ノズルスイッ
チがOFFとなった時には、駆動用モータ8を停止すると
共に電磁弁6aを閉弁して、今回給油の給油データをPOS
端末3にデータ伝送して、油液の送液および給油量の計
量からなるこの計量機の給油制御を行う制御部である。
この制御部10はCPUおよびRAMおよび後述する自己診断プ
ログラム等のプログラムの記憶されたROMを内蔵してい
る。11は操作表示部である。この操作表示部11には、給
油量等の給油データを表示する給油データ表示パナルに
加え、後述する自己診断プログラムの実行時にエラーが
発生した場合に鳴動するブザー、エラー内容を表示する
表示パネルおよびエラーランプが設けられていると共
に、プリセット給油におけるプリセット給油量またはプ
リセット給油金額等を設定するためのテンキー等の操作
子が設けられている。この操作表示部11は操作子の操作
を検出して操作情報を制御部10に送ると共に、制御部か
らの給油データ表示出力に基づき給油データを表示し、
また、制御部10からのエラー出力指示情報に従って上述
のブザー、表示パネル、エラーランプの駆動を行う。 この計量機2では、プリセット給油を行うことが可能
である。すなわち、プリセット給油の場合、流量計9か
ら出力される給油パルスが制御部10によってカウントさ
れ、該カウント結果に基づいて給油量がプリセット給油
量またはプリセット給油金額に対応する給油量に達した
か否かが判断され、プリセット量に達した場合に制御部
10から電磁弁6bに停止信号が送られ、電磁弁6bがOFFす
るようになっている。 ここで、第4図を参照し、制御部10のRAMのエリア構
成について説明する。 <パラメータエリア> この給油所システムでは、稼動開始時、POS端末3か
ら各計量機2,2,…に対し、動作制御用の各種パラメータ
が送信される。そして、これらのパラメータは、以下説
明するように、各計量機2,2、…の制御部10のRAM内の所
定のエリアに格納される。 エリアA01:このエリアA01には、当該計量機の番号が格
納される。 エリアA02:このエリアA02には、当該計量機が給油する
油種を示す情報が格納される。 エリアA03:このエリアA03には、悪意による計量機の使
用を防止するためのパスワードが記憶される。すなわ
ち、この計量機2,2,…の予め定められた所定の操作にお
いては、パスワードの入力が必要であり、入力されたパ
スワードと、このエリアA03内のパスワードとが一致し
ない限り、計量機2,2,…では、操作が受付られないよう
になっている。 エリアA04:このエリアA04には、流量計9から出力され
る給油パルスの数から実際の給油量を求める際に用いる
流量定数が格納される。 エリアA05:このエリアA05,A05,…には、料金計算用の単
価データが記憶される。 エリアA06:このエリアA06には、後述するループテスト
における模擬給油パルスの発生個数が記憶される。 エリアA07:このエリアA07には、このパラメータエリア
の先頭アドレスが記憶される。 エリアA08:このエリアA08には、このパラメータエリア
の最終アドレスが記憶される。 エリア09:このエリアA09には、上記エリアA01〜A08内の
データを加算して得られるサム値の上位ビットデータが
記憶される。 エリアA10:このエリアA10には、上記サム値の下位ビッ
トデータが記憶される。 <パラメータエリア以外のエリア> このエリアは、計量機2,2,…の通常の稼動時における
演算処理の途中結果の一時記憶用、あるいは自己診断プ
ログラムの処理結果の一時記憶用として用いられる。 エリアB01:このエリアB01には、後述するRAMのパラメー
タチェックの結果が以下のように符号化されて格納され
る。 “0"……OK “1"……サムチェックエラー “2"……パリティエラー エリアB02:このエリアB02には、後述するバッテリ電圧
チェックの結果が以下のように符号化されて格納され
る。 “0"……OK “1"……NG エリアB03:このエリアB03には、後述するループテスト
の結果が以下のように符号化されて格納される。 “0"……OK “1"……NG エリアB04:このエリアB04は、後述するループテストの
際、模擬給油パルスのレベルを一時記憶するために用い
られる。 エリアB05:ワークエリア 以下、この給油所システムの動作を説明する。
【通常動作モード】
給油所構内に車両が入ると、給油所員は顧客から顧客
カードを受け取り、屋外機器5のカードリーダ14のカー
ド挿入口にカードを挿入する。この結果、カードリーダ
14によって顧客番号が読み取られ、制御部12に送られ
る。次いで給油所員は、空いている計量機2の号機番号
およびプリセット給油の場合はプリセット給油量または
プリセット給油金額を操作表示部15のテンキーにより入
力する。この結果、操作表示部15を介し、これらの情報
が制御部12に入力される。 そして、顧客番号および号機番号およびプリセット量
を示す情報が制御部12からシリアルデータ伝送ライン19
を介し、POS端末3に送られる。POS端末3は、顧客番号
の正当性を判定し、正当な場合、当該計量機2に対し、
給油動作を行わせるコマンドを送信する。ここで、POS
端末3からシリアルインタフェース19に送出されるコマ
ンドには、相手先計量機2の号機番号およびパスワード
が含まれており、当該計量機2はコマンド中に含まれる
これらの情報が前述したRAMのエリアA01,A03内の情報と
一致した場合に、当該コマンドを受信し、コマンドに従
った動作を行う。 プリセット給油の場合、コマンドとしてプリセット給
油量あるいはプリセット給油額を示す情報が計量機2に
送られる。そして、計量機2は、給油動作中、エリアA0
4の流量定数に基づいて、逐次、給油量を計算し、給油
量がプリセット給油量に達した時点で電磁弁6bをOFFし
て給油動作を停止する。また、プリセット給油でない場
合もエリアA04の流量定数に基づいて給油量計算が行わ
れ、逐次、給油量が操作表示部11に表示される。このよ
うにして、給油が完了すると、計量機2からPOS端末3
に実際の給油量を示す情報が送られ、それを受けたPOS
端末3は課金登録を行うと共に、シリアルインタフェー
ス19を介し、屋外機器5に伝票作成のための情報を送信
する。そして、屋外機器5では、プリンタ13によって、
伝票が発行される。
【休止後自己診断モード】
給油所の業務が終了した場合、または計量機の動作が
異常なので給油所の業務を中止してチェックする場合、
POS端末3により自動的に、またはメンテナンス員の操
作により、POS端末3から定期的に各計量機2,2,……に
休止後診断コマンドが送られる。 このコマンドを受信すると、計量機2では、前述した
制御部10のROM内の自己診断プログラムが起動され、実
行される。第5図はそのメインルーチンの処理フローを
示したものである。 まず、ステップS101に進むと、POS端末3から送られ
たコマンドが休止後診断コマンドであるか否かを判断す
る。そして、この場合、判断結果は「YES」となるの
で、ステップS102に進むと共に、それと並行してステッ
プS108に進む。 ステップS108において、制御部10は、内蔵のタイマに
所定の時間を設定し、計時動作をスタートさせる。そし
て、ステップS109に進み、タイマのカウント値が設定値
になったか否かを監視する。ここで、タイマの設定値と
しては、計量機に異常がない場合の診断時間よりやや長
目の時間が設定される。 一方、ステップS102では、RAM内における診断結果格
納用エリアB01〜B03をクリアする。次いでステップS103
に進み、以下説明するRAMのリード/ライトチェックを
行う。 第6図はリード/ライトチェックの処理フローを示し
たものである。まず、ステップS201において、自己診断
実行ステータスとしてリード/ライトチェックに対応す
るモードデータを前記パラメータエリア等が構成された
RAMとは別個の、例えばCPUの周辺用レジスタREG3にセッ
トする。次いでステップS202に進み、ROM内に予め書き
込んである、RAMにおけるリード/ライトチェックを行
うエリアの先頭アドレスを、制御部10のCPU内のレジス
タREG1に書き込み、次いでステップS203に進んで、同様
にROM内に書き込んである、RAMにおけるリード/ライト
チェックを行うエリアの最終アドレスを、同じくCPU内
のレジスタREG2に書き込む。本実施例の場合、RAMの全
エリアがリード/ライトチェックの対象となる。 次にステップS204に進むと、レジスタREG1によって指
定されるRAM内の記憶位置にチェック用のパターン1を
書き込む。ここで、パターン1としては、例えば、“10
10…”を用いる。また、この時、パターン1においてビ
ット値“1"を有するビットの数を求め、このビット数に
応じたパリティビットを発生してパターン1に付加し、
RAMに書き込む。次にステップS205に進み、ステップS20
4においてRAMに書き込んだデータを読み出す。次いでス
テップS206に進み、その読み出したデータが前述のチェ
ック用パターン1と一致するか否かを判断する。そし
て、判断結果が「YES」の場合はステップS207に進み、
「NO」の場合はステップS221に進む。次いでステップS2
07に進むと、読み出したデータのパリティビットが正し
い値であるか否かを判断する。そして、判断結果が「YE
S」の場合はステップS210に進み、「NO」の場合はステ
ップS221に進む。 次にステップS208に進むと、レジスタREG1によって指
定されるRAM内の記憶位置にチェック用のパターン2を
書き込む。ここで、パターン2としては、例えば、“01
01…”を用いる。また、前述したパターン1の場合と同
様、パターン2にはパリティビットを付加し、RAMに書
き込む。そして、前述のパターン1の場合と同様、ステ
ップS209〜S211を実行して、RAMの書き込みデータおよ
びパリティビットのチェックを行う。そして、ステップ
S212に進んで、レジスタREG1をインクリメントする。次
にステップS213に進み、レジスタREG1の内容がレジスタ
REG2の内容を越えたか否か、すなわち、RAM内のチェッ
ク対象領域をすべてチェックし終えたか否かを判断す
る。そして、判断結果が「NO」の場合はステップS204に
戻り、新たなアドレスについて、前述ステップS204〜S2
11の処理を行う。一方、判断結果が「YES」の場合はス
テップS214に進み、自己診断実行ステータスとしてバッ
テリ電圧チェックに対応するモードデータを前記周辺用
レジスタREG3にセットし、メインルーチンに戻る。 一方、ステップS206,S207,S210,S211の判断結果が「N
O」の場合、ステップS221に進み、操作表示部11にエラ
ー表示動作のための制御情報を送る。そして、操作表示
部11によって、計量機2のブザー、表示パネル、エラー
ランプが駆動される。この結果、ブザーが鳴動し、表示
パネルに「メモリリード/ライトエラー」のメッセージ
が表示され、さらに、エラーランプが点灯する。これら
のエラー出力は、計量機2に備えられたリセットボタン
(図示せず)が押されると、停止される。そして、処理
はステップS222に進み、制御部10はリード/ライトチェ
ックにおいてエラーがあったことを示す情報をPOS端末
3に送信する。次いでステップS223に進み、タイマをリ
セットして、自己診断を終了する。 第5図のメインルーチンにおいて、ステップS103のリ
ード/ライトチェックが終了すると、ステップS104に進
み、第7図にその処理フローを示すバッテリ電圧チェッ
クを実行する。このバッテリ電圧チェックでは、バック
アップ電圧源としてRAMに接続されているバッテリの電
圧のチェックを行う。ここで、前述のリード/ライトチ
ェック(第6図)のステップS214において、自己診断ス
テータスとしてバッテリ電圧チェックに対応したモード
データがセットされたことにより、バッテリに電圧計が
接続される。そして、その電圧計によるバッテリ電圧の
測定結果がRAM内の所定のエリアに取り込まれている。 ステップS301に進むと、バッテリ電圧の測定結果が格
納されたエリアを参照し、バッテリ電圧が所定値以上あ
るか否かを判断する。そして、判断結果が「YES」の場
合はバッテリ電圧チェック結果がOKであることを示すデ
ータ“0"をエリアB03に書き込み(ステップS302)、「N
O」の場合はNGであることを示すデータ“1"を書き込む
(ステップS303)。そして、ステップS304に進み、自己
診断ステータスとして、ループテストに対応するモード
データを前記周辺用レジスタREG3にセットし、メインル
ーチンに戻る。 メインルーチンに戻ると、処理はステップS105に進
み、第8図にその処理フローを示すループテストを行
う。前述したように、この計量機2では、給油時、流量
計9び付設された流量発信器から給油パルスが出力され
る。そして、制御部10はこの給油パルスをカウントする
ことにより、給油量を測定する。このループテストは、
制御部10におけるこの給油パルスのカウント動作が正常
に行われるか否かを診断するテストである。 第9図は、この給油パルスをカウントする給油パルス
カウンタ31と、ループテストを行うためのテスト回路を
示した回路図である。同図において、通常動作時は、バ
ッファ32、ANDゲート33、ORゲート34を介して流量計9
からの給油パルスが給油パルスカウンタ31に入力され
る。また、35は本ループテストの際に使用する模擬給油
パルスを発生する発振回路、36は模擬パルスカウンタ、
37〜39はANDゲート、40はインバータである。また、41
は、セットリセットフリップフロップによるループテス
トフリップフロップであり、通常動作時はリセットされ
ている。 以下、第8図のフローチャートに従い、ループテスト
の処理内容を説明する。まず、ステップS401に進むと、
RAMのパルステーブルエリアB04に“0"をセットする。次
いで、ステップS402に進むそ、イネーブルデータPDEを
“1"とし、ANDゲート37をイネーブルする。これによ
り、発振回路35の発振出力からなる模擬給油パルスが、
ANDゲート37からパルスデータPDとして出力される。そ
して、パルスデータPDが正常に“0"、“1"、…を繰り返
しているか、すなわち、発振回路35が正常に発振してい
るかが、以下説明するようにしてチェックされる。 <発振出力が正常な場合> ステップS401,S402を介してステップS403に進むと、
パルステーブルエリアB04が“1"か否かを判断する。こ
の場合、まだ模擬給油パルスの確認がなされておらず、
判断結果は「NO」となるので、ステップS404に進み、模
擬給油パルスが入力されている状態にあり、パルスデー
タPDが“1"か否かを判断する。そして、模擬給油パルス
が入力されていない状態にあり、判断結果が「NO」の場
合は、ステップS403に戻る。そして、再びステップS403
に進み、依然としてまだ模擬給油パルスが入力されてい
ない状態にあるときには、その判断結果は「NO」となっ
て、再び、ステップS404の判断を行う。この判断結果が
「NO」の場合は再び上述の処理を繰り返す。そして、模
擬給油パルスが入力されている状態となり、パルスデー
タPDが“1"になると、すなわち、発振回路35の出力であ
る模擬給油パルスの立ち上がりが確認されると、ステッ
プS404の判断結果は「YES」となり、ステップS405に進
む。そして、パルステーブルエリアB04に“1"をセット
し、ステップS403に戻る。 そして、再びステップS403に進み、まだ先に立ち上が
り確認された模擬給油パルスが入力され続けている状態
にある時には、その判断結果は「YES」となって、ステ
ップS406に進む。そして、パルスデータPDが“1"か否か
を判断する。この場合、先の模擬給油パルスの立ち上が
り確認によりパルステーブルエリアB04には“1"がセッ
トされているので、この判断結果は「YES」となりステ
ップS403に戻る。そして、再びステップS403に進み、そ
の判断結果が「YES」となって、再びステップS406の判
断を行う。そして、先に立ち上がりが確認された模擬給
油パルスが入力されなくなり、パルスデータPDが“0"に
なると、すなわち、発振回路35の出力である模擬給油パ
ルスの立ち上がりが確認されると、ステップS404の判断
結果は「NO」となり、ステップS407に進んで、パルステ
ーブルエリアB04に“0"をセットし、ステップS408に進
む。 <発振回路35の出力が“0"に固定されている場合> この場合、発振回路35の出力である模擬給油パルスは
出力されなくなるから、一旦ステップS404およびS405を
経てステップS403,S404を繰り返すこととなる。この
間、第5図のフローチャートにおいて説明したように、
タイマの計時は刻々と進む。そして、ついにタイムオー
バーとなると、第5図のステップS109の判断結果は「YE
S」となり、ステップS110に進む。そして、制御部10か
ら操作表示部11にエラー出力を指示する制御情報が送ら
れる。この結果、操作表示部11によって、表示パネルに
アラームメッセージが表示され、ブザーが鳴動され、さ
らにアラーム表示ランプが点灯される。そして、自己診
断が終了する。 <発振回路35の出力が“1"に固定されている場合> この場合、ステップS406に進むと、以後、その判断結
果が常に「YES」となり、ステップS406,S402,S403を繰
り返すこととなる。そして、上述の“0"固定の場合と同
様、タイムオーバーとなって、アラーム出力が行われ、
自己診断が終了される。 さて、ステップS408に進むと、ROM内に予め設定記憶
されている模擬給油パルス数を読み取り、模擬パルスカ
ウンタ36にプリセットする。次いでステップS409に進
み、給油パルスカウンタ31をリセットする。次いでステ
ップS410に進み、ループテストフリップフロップ41をセ
ットする。この結果、ANDゲート33がディゼーブルされ
ると共にANDゲート39がイネーブルされる。また、この
時、模擬パルスカウンタ36のボロー出力Bは“0"となっ
ているので、インバータ40の出力は“1"となっている。
従って、発振回路35の発振出力である模擬給油パルスは
模擬パルスカウンタ36にクロックとして入力されると共
に、ANDゲート39、ORゲート34を介して給油パルスカウ
ンタ31にクロックとして供給される。 次にステップS411に進むと、ボローイネーブルデータ
BEを“1"にし、ANDゲート38をイネーブルする。そし
て、ステップS412に進み、ANDゲート38の出力データBD
が“1"か否か、すなわち、模擬パルスカウンタ36におけ
るカウントが終了し、ボロー出力Bが出力されたか否か
を判断する。そして、判断結果が「YES」となるまで、
ステップS412を繰り返す。模擬パルスカウンタ36がカウ
ントを終了し、ボロー出力Bを出力すると、インバータ
40の出力が“0"となってANDゲート39がディゼーブルさ
れ、給油パルスカウンタ31へのクロック供給がストップ
する。また、ステップS412の判断結果が「YES」とな
り、ステップS413に進んで、給油パルスカウンタ31のカ
ウント値OUTを読み取り、RAM内のエリアA06内に記憶す
る。次いでステップS414に進み、RAMのエリアA06内に記
憶されたカウント値OUTがROM内に記憶されている模擬給
油パルス数と一致するか否かを判断する。そして、判断
結果が「YES」の場合はループテスト結果エリアB03に
“0"を書き込み(ステップS415)、「NO」の場合は“1"
を書き込む(ステップS416)。そして、ステップS417に
進んで、ループテストフリップフロップ41をリセットし
た後に、ステップS418に進んでイネーブルデータPDEを
“0"とし、さらにステップS419に進んで、自己診断ステ
ータスとして、診断データ転送に対応するモードデータ
をレジスタREG3に書き込み、メインルーチンに復帰す
る。 そして、第5図のメインルーチンにおいて、処理はス
テップS106に進み、制御部10は、エリアB01〜B03に記憶
された診断結果を示す情報に計量機番号を付加し、シリ
アルインタフェース19を介し、診断情報としてPOS端末
3に送信する。 ここで、POS端末3は、外部記憶装置として、フロッ
ピーディスク装置(図示せず)を有しており、受信した
診断情報をこのフロッピーディスク装置に書き込む。さ
らにPOS端末3はMODE/NCU(変復調/ネットワーク制御
装置)4によって、メンテナンス会社等のコンピュータ
(図示せず)にこれら診断情報を伝送する。
【稼動中自己診断モード】
この給油所システムでは、稼動時間中、POS端末3か
ら定期的に計量機2,2,…に稼動中自己診断コマンドが送
信される。また、メンテナンス員がPOS端末3を操作す
ることによっても、稼動中診断コマンドを送信すること
ができるようになっている。そして、計量機2,2,…で
は、前述の休止後自己診断モードの場合と同様、ROM内
の自己診断プログラムが起動され、実行される。 この場合、第5図のステップS101の判断結果は「NO」
となり、ステップS111に進む。そして、稼動中診断コマ
ンドか否かを判断する。そして、この場合、判断結果は
「YES」となってステップS112および上述したステップS
108に進む。なお、ステップS101,S111共に判断結果が
「NO」の場合は、再びステップS101を繰り返す。ステッ
プS112に進むと、エリアB01〜03をクリアする。そし
て、ステップS113に進み、第10図にその処理フローを示
すパラメータチェックを実行する。まず、ステップS501
に進み、自己診断ステータスとして、パラメータチェッ
クに対応するモードデータをレジスタREG3にセットす
る。次にステップS502に進み、パラメータチェックの対
象となるエリアの先頭アドレスをエリアA07から読み出
し、レジスタREG1に書き込む。次いでステップS503に進
み、チェック対象エリアの最終アドレスをエリアA08か
ら読み出し、レジスタREG2に書き込む。そして、レジス
タREG1によって指定されるRAMの記憶位置からデータを
読み出し(ステップS504)、パリティチェックを行う
(ステップS505)。そして、パリティチェックがOKの場
合はS506に進み、サムチェック演算を行う。この場合、
第1回目の読出データであるので、該読出データがサム
チェック値とされる。次いで、ステップS507に進み、レ
ジスタREG1をインクリメントし、次いでステップS508に
進んで、レジスタREG1の内容がレジスタREG2の内容を越
えたか否かを判断する。そして、判断結果が「NO」の場
合はステップS504に戻る。そして、新たなデータを読み
出し(ステップS504)、パリティチェックを行い(ステ
ップS505)、読出データをサムチェック値に累積加算す
る(ステップS506)。そして、すべてのチェック対象エ
リアの読み出しが終わると、ステップS508の判断結果が
「YES」となり、ステップS509に進む。そして、サムチ
ェック値が、エリアA09,A10に記憶されたものと一致す
るか否かを判断する。そして、判断結果が「YES」の場
合はステップS510に進み、メモリチェック結果エリアB0
1にパラメータチェック合格を示す符号“0"を書き込
む。そして、ステップS511に進み、自己診断ステータス
としてバッテリ電圧チェックに対応するモードデータを
レジスタREG3にセットし、メインルーチンに戻る。 一方、ステップS509の判断結果が「NO」の場合、すな
わち、サムチェックエラーがあった場合は、ステップS5
12に進んで、エリアB01に“1"を書き込み、次いで、ス
テップS513に進んで、操作表示部11にエラー出力指示を
行う。そして、前述のステップS511を介してメインルー
チンに復帰する。また、ステップS505において、パリテ
ィエラーが検出された場合は、エリアB01に“2"を書き
込み(ステップS514)、ステップS513,S511を介してメ
インルーチンに復帰する。 そして、メインルーチンに復帰すると、制御部10は、
前述した休止後診断モードの場合と同様、ステップS104
以降の処理を行う。 このようにして得られた診断データは、POS端末3の
外部記憶装置によってFD等の媒体に記憶される。メンテ
ナンス員は、このFDに記憶された診断データを参照する
ことにより、各計量機2,2,…の故障を知ることができ
る。 また、POS端末3は、MODEM/NCU(変復調/ネットワー
ク制御装置)4によって給油所本社のホストコンピュー
タと回線接続されているので、このFD内の診断データを
ホストコンピュータにオンライン転送することも可能で
ある。このオンライン転送によれば、給油所本社におけ
る診断データの一括管理が可能となる。また、この給油
所本社のホストコンピュータとメンテナンス会社のコン
ピュータを回線接続しておけば、あるいはMODEM/NCU
(変復調/ネットワーク制御装置)4によってPOS端末
3を直接メンテナンス会社のコンピュータと回線接続し
ておけば、メンテナンス員が給油所に出向かなくとも診
断データを収集することができるので、メンテナンス効
率はさらに向上する。 なお、上記実施例では自己診断コマンドはPOS端末3
から供給するように構成したが、自己診断コマンドを供
給するものはこれに限るものでなく、計量機2,2,…にPO
S端末3と同様に接続されたメンテナンス専用の外部機
器を設け、この外部機器から自己診断コマンドを計量機
2,2,…に供給するように構成してもよい。 「発明の効果」 以上説明したように、本発明によれば、計量機の診断
が給油制御中に自動的に行われるので、実際の給油時に
おける計量機の異常箇所を簡易、かつ異常が発生したと
き速やかに判断することができ、給油中に発生した故障
に対応することができる。また、診断データが収集され
て記憶されるので、計量機の異常箇所が明確となり、故
障が発生した場合の修理作業の効率が向上する。また、
自己診断によって、メンテナンス員あるいは給油所員が
見落としがちな計量機内部の潜在的異常も検出されるの
で、異常部品の早期交換が可能となり、メンテナンス効
率および計量機の稼動率が向上するという効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例による自己診断機能付計量
機を備えた給油所システムのブロック図、第2図および
第3図は同実施例の各部の構成を示すブロック図、第4
図は同実施例におけるRAMのエリア構成を示す図、第5
図〜第8図および第10図は同実施例における自己診断プ
ログラムの処理内容を示すフローチャート、第9図は同
実施例における給油パルスカウンタおよび同カウンタの
テストに用いられるテスト回路の回路図である。 2……計量機、3……POS端末、10……制御部。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】給油所に設置され、油液の送液および給油
    量の計量からなる給油制御を行う制御回路を備え、デー
    タ伝送ラインを介して接続された外部管理機器との間で
    給油情報の送受を行う計量機において、 該制御回路には、給油制御中に前記データ伝送ラインを
    介して外部機器から自己診断コマンドを受信した場合
    に、前記制御回路または前記制御回路の周辺機器が正常
    に作動するか否かを判断する保守判断手段を設け、該保
    守判断手段による保守判断結果を示す情報を前記データ
    伝送ラインを介して外部管理機器に送信する出力手段を
    設けてなることを特徴とする自己診断機能付計量機。
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