JP3036698B1 - 物理乱数生成方法及び装置 - Google Patents

物理乱数生成方法及び装置

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JP3036698B1
JP3036698B1 JP10367049A JP36704998A JP3036698B1 JP 3036698 B1 JP3036698 B1 JP 3036698B1 JP 10367049 A JP10367049 A JP 10367049A JP 36704998 A JP36704998 A JP 36704998A JP 3036698 B1 JP3036698 B1 JP 3036698B1
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Abstract

【要約】 【課題】 隣り合う乱数間の相関の小さい乱数を高速に
生成し、且つ乱数発生源の正常動作の検査を簡略化す
る。 【解決手段】 乱数発生源にカオス生成回路110を使
用し、その出力をA/D変換回路を介してデジタル乱数
とし、データ圧縮回路130によりデータを圧縮すると
ともに、データ間の相関をなくする。圧縮したデータの
必要ビット数を読み出すことにより乱数を高速に生成す
る。A/D変換回路の出力のカオスの判断を行うことに
より検査を簡略化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カオスを用いた物
理乱数発生方法及び装置に関し、特に、検査が容易で高
速な乱数発生が可能な乱数発生方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、熱雑音や放射線元素にもとづく乱
数生成方法として、物理乱数を利用することが知られて
いる。図2は、熱雑音にもとづく従来の物理乱数生成装
置の基本構成を示す機能ブロック図である。同図におい
て、増幅回路210は、回路内部の熱雑音を増幅して、
得られた信号をアナログ値の乱数として出力する。A/
D変換回路220は、入力端子251からクロックパル
スが供給されるごとに、増幅回路210が出力するアナ
ログ値の乱数をディジタル信号のビットデータに変換
し、変換して得られたビットデータを出力する。シフト
レジスタ230は、m段のシフトレジスタであり、入力
端子251からクロックパルスが供給されるごとに、保
存されたmビットを右方向にシフト(最右端のビットは
廃棄)し、mビットの最左端にA/D変換回路220の
出力を保存する。排他的論理和回路240は、シフトレ
ジスタ230に保存されたmビットの排他的論理和を計
算して、計算結果を乱数として出力端子254から出力
する。
【0003】シフトレジスタ230の段数mを増やせ
ば、A/D変換回路220が”0”と”1”を等確率で
出力しなくとも、出力端子254からは”0”と”1”
が等確率で出力されることが知られている。なお、従来
の物理乱数生成装置については、例えば岡本栄司著「暗
号理論入門」(共立出版1993年)に詳しい解説があ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の物理乱数生成装
置においては、ある時刻と次の時刻(注:クロックパル
スで測った時刻)において出力される乱数の間の相関を
無くすために、クロックパルスを入力する間隔を十分に
長くする必要があるという問題があった。このため、従
来の物理乱数生成装置は、乱数を高速に生成することが
できなかった。
【0005】また、従来の物理乱数生成装置において
は、増幅回路210が正常に動作しているかどうかを検
査することが難しいという問題があった。これは、A/
D変換回路220が出力する乱数データが乱数であるこ
とを検定するには、様々な検定を行わなければならない
からである。
【0006】本発明の目的は、隣り合う乱数データ間の
相関の小さい乱数を高速に生成し、且つ乱数発生源等の
正常動作の検査を簡略化できるようにした物理乱数生成
方法及び装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の物理乱数生成方
法は、乱数発生源にカオス生成回路を使用し、前記カオ
ス生成回路の出力のA/D変換を行ってデジタル乱数と
し、前記デジタル乱数のデータ圧縮を行ってデータ間の
相関をなくし、各圧縮データの必要ビット数を読み出し
て乱数を発生し、A/D変換回路の出力のカオスの判断
により乱数発生源の検査を可能とすることを特徴とす
る。
【0008】本発明の物理乱数生成装置は、カオスにも
とづいて生成されたアナログ値の乱数を出力するカオス
生成回路と、前記カオス生成回路の出力のアナログ値の
乱数をディジタル値に変換するA/D変換回路と、前記
A/D変換回路が出力するディジタル値の乱数の系列に
対してデータ圧縮を施して圧縮データを出力するデータ
圧縮回路と、データ圧縮回路が出力する圧縮データを蓄
積するとともに、クロックパルスの入力毎に蓄積された
データから予め決められたビット数を順次読み出して乱
数として出力するバッファとを有することを特徴とす
る。また、前記データ圧縮回路は、ハフマン符号又は算
術符号等の可逆変換可能な符号への変換によりデータ圧
縮を行うことを特徴とする。
【0009】具体的には、カオスにもとづいて生成され
たアナログ値の乱数を出力するカオス生成回路(11
0)と、カオス生成回路(110)が出力するアナログ
値の乱数をディジタル値に変換するA/D変換回路(1
20)と、A/D変換回路(120)が出力するディジ
タル値の乱数の系列に対してデータ圧縮を施して圧縮デ
ータを出力するデータ圧縮回路(130)と、データ圧
縮回路(130)が出力する圧縮データを蓄積するとと
もに、入力端子(151)からクロックパルスが1個入
力されるごとに、蓄積されたデータから予め決められた
ビット数を取り出して出力するバッファ(140)と、
から構成され、入力端子(151)からクロックパルス
が供給されるごとに、バッファの出力を乱数として出力
端子(154)から出力することを特徴とする。
【0010】(作用)乱数発生源にカオス生成回路を使
用することにより、カオスの相関性を利用して乱数発生
源の正常動作の検査を簡略化し、カオス生成回路の出力
のA/D変換データのデータ圧縮を行って相関をなく
し、圧縮データの必要ビット数を読み出すことにより乱
数を高速生成することを可能とする。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施の形態の
基本構成を示す機能ブロック図である。同図において、
カオス生成回路110は、非線形回路等を使用しカオス
にもとづいてアナログ値の乱数を生成して出力する。A
/D変換回路120は、入力端子151からクロックパ
ルスが供給されるごとに、カオス生成回路110の出力
したアナログ値の乱数をディジタル値に変換し、変換し
て得られた例えば2進のディジタル値の乱数を出力す
る。
【0012】データ圧縮回路130は、A/D変換回路
120が出力するディジタル値の乱数の系列に対してハ
フマン符号や算術符号等で定義されるような可逆変換可
能なデータ変換により無歪みデータ圧縮を施し、入力端
子151からクロックパルスが供給されるごとに、生成
された圧縮データを出力する。
【0013】バッファ140は、入力端子151からク
ロックパルスが供給されるごとに、データ圧縮回路13
0が出力した圧縮データを蓄積するとともに、蓄積され
たデータから予め決められたビット数を順次取り出して
出力し、バッファの出力が乱数として出力端子154か
ら出力される。
【0014】なお、A/D変換回路120の出力は、検
査用の出力端子152からも出力される。また、バッフ
ァ140は、蓄積された圧縮データのビット数が乱数と
して出力される予め決められた前記ビット数よりも少な
いことがあり、この場合には、出力端子153からビッ
ト数の不足を表す信号”0”を出力し、蓄積された圧縮
データのビット数が予め決められたビット数以上の場合
には、出力端子153から”1”を出力する。
【0015】本実施の形態の物理乱数生成装置は、無歪
みデータ圧縮によりデータの冗長度を無くすことがで
き、出力端子153から”1”が出力されている場合に
は、クロックパルスが1個入力されるごとに、出力端子
154から乱数が出力される。ただし、出力端子153
から”0”が出力されている場合には、バッファ140
に蓄積されている圧縮データの量が乱数として出力すべ
きデータ量に満たない。このため、物理乱数生成装置の
使用者は、出力端子153から”0”が出力された場合
には、出力端子153から”1”が出力されるまで、入
力端子151にクロックパルスを供給するとともに、出
力端子154から出力されるデータを乱数として使用し
ないようにする。
【0016】なお、物理乱数生成装置を大量生産する場
合等に、製造過程の検査工程において検査用の出力端子
152を使用し、出力されるデータ系列がカオスか否か
の検査を行う。出力端子152から出力されるデータ系
列がカオスで無い場合には、製造された物理乱数生成装
置は不良品として処理される。
【0017】
【発明の効果】従来の物理乱数発生装置においては、乱
数系列が乱数か否かを判定するためには様々な検定を行
う必要があったが、本発明によれば、出力端子から出力
されるデータ系列がカオスであるか否かの検査を行うこ
とにより、カオス生成回路が正常に機能しているか否か
が確認できるから、装置の検査を容易に行うことができ
る。
【0018】また、従来の物理乱数生成装置において
は、ある時刻と次の時刻(注:クロックパルスで測った
時刻)において出力される乱数の間の相関を無くすため
に、クロックパルスを入力する間隔を十分に長くする必
要があったが、本発明においては、データ圧縮回路によ
って無歪みデータ圧縮が行われ乱数の間のデータの冗長
度を無くすことができ、相関が取り除かれるのでサンプ
ル間隔を長くする必要が無くなり、乱数を高速に生成す
ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の物理乱数生成方法及び装置の一実施の
形態を示す図である。
【図2】従来の乱数生成装置を示す図である。
【符号の説明】
110 カオス生成回路 120、220 A/D変換回路 130 データ圧縮回路 140 バッファ 151、251 クロック入力端子 154、254 乱数出力端子 153 出力端子 210 増幅回路 230 シフトレジスタ 240 排他的論理回路

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乱数発生源にアナログ値の乱数を発生す
    るカオス生成回路を使用し、前記カオス生成回路の出力
    のA/D変換を行ってデジタル乱数とし、前記デジタル
    乱数のデータ圧縮を行ってデータ間の相関をなくし、各
    圧縮データから必要ビット数を読み出して乱数を発生す
    るとともに、A/D変換回路の出力のカオスの判断によ
    り乱数発生源の検査を行うことを可能としたことを特徴
    とする物理乱数生成方法。
  2. 【請求項2】 カオスにもとづいて生成されたアナログ
    値の乱数を出力するカオス生成回路と、前記カオス生成
    回路の出力のアナログ値の乱数をディジタル値に変換す
    るA/D変換回路と、前記A/D変換回路が出力するデ
    ィジタル値の乱数の系列に対してデータ圧縮を施して圧
    縮データを出力するデータ圧縮回路と、データ圧縮回路
    が出力する圧縮データを蓄積するとともに、蓄積された
    各圧縮データから予め決められたビット数を順次読み出
    して乱数として出力するバッファとを有することを特徴
    とする物理乱数生成装置。
  3. 【請求項3】 前記データ圧縮回路は、可逆変換可能な
    符号への変換によりデータ圧縮を行うことを特徴とする
    請求項2記載の物理乱数生成装置。
  4. 【請求項4】 前記可逆変換可能な符号としてハフマン
    符号又は算術符号を用いることを特徴とする前記請求項
    3記載の物理乱数生成装置。
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