JP3036494B2 - 固体撮像素子 - Google Patents

固体撮像素子

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JP3036494B2
JP3036494B2 JP9317273A JP31727397A JP3036494B2 JP 3036494 B2 JP3036494 B2 JP 3036494B2 JP 9317273 A JP9317273 A JP 9317273A JP 31727397 A JP31727397 A JP 31727397A JP 3036494 B2 JP3036494 B2 JP 3036494B2
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circuit
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signal
vertical
logic circuit
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幸也 川上
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は固体撮像素子に関す
る。
【0002】
【従来の技術】CCDを用いた固体撮像素子は、光電変
換によって得られた電荷を、絶縁膜越しの転送電極に電
圧を印加することで転送する機能を持った素子である。
ILCCD(Interline CCD)では、電荷
容量を確保することと微細化の問題より、単位画素は光
電変換を行うフォトダイオード1個と蓄積電荷を転送す
るための転送電極が2個の構成であることが多い。この
構成ではインタレース(飛び越し走査)読み出し動作に
は適しているが、全画素読み出し動作が不可能である。
【0003】そこで、特開昭61−238181号公報
(以後、従来例と略す)の固体撮像装置の信号読み出方
式においては、二相駆動を基本にして、見かけ上の電荷
の無い空き領域を拡大する、いわゆるE/B(Elec
trode Bit)方式で、フォトダイオ―ド1個に
対する電極2個構成での、全画素転送を可能にした駆動
方法が発明されている。
【0004】図15、図16は、従来例の固体撮像素子
において光電変換によって得られた電荷を読み出してC
CDを用いた垂直転送部で転送する動作の流れを示す模
式図であり、(a)は駆動回路と垂直転送部の模式的ブ
ロック図、(b)〜(j)は転送動作のの前半であり、
(k)〜(s)は転送動作の後半である。図17は図1
5、図16の各動作信号のタイミングチャートである。
図中符号501は電荷、511は垂直転送電極である。
【0005】(b)のt=0において、図17に示すよ
うにCCDの全電極組にはすべて電荷転送時のLow電
圧VLが印加されている。
【0006】(c)のt=t1において、垂直CCDの
全電極組には読み出し時のHigh電圧VH2が印加さ
れ、電荷はホトダイオードPDから垂直CCD(垂直電
荷転送レジスタ)に読み出される。
【0007】(d)のt=t2において、第1番目のφ
g1は電荷転送時のLow電圧VL、第2番目以降のφ
gk(k>2)は電荷転送時のHigh電圧VMとな
る。
【0008】第1番目のφg1が電荷転送時のLow電
圧VLになることによって垂直CCDから水平CCD
(水平電荷転送レジスタ)ヘ転送された電荷は、水平駆
動信号φH(φH1,φH2の二相)によって出力アン
プに転送される。
【0009】(e)のt=t3において、第1番目のφ
g1はVM、第2番目のφg2はVL、第3番目以降の
φgk(k>3)はVMとなる。このため第2番目のφ
g2にあった電荷が水平CCD側に転送される。
【0010】(f)のt=t4において、第1番目のφ
g1と第3番目のφg3はVL、第2番目のφg2はV
M、第4番目以降のφgk(k>4)はVMとなる。こ
のため第3番目のφg3にあった電荷が第2番目のφg
2の位置に転送される。垂直CCDから水平CCDヘ転
送された第2番目のφg2にあった電荷は、水平駆動信
号φH(φH1,φH2の二相)によって出力アンプに
転送される。
【0011】(g)のt=t5から(i)のt=t7ま
では、t=t2からt=t4までと同様にVLが印加さ
れる垂直転送電極411が1電極組づつ上流に移動しな
がら下流の電極組にVLとVMを交互に印加し、垂直C
CD上の電荷が次々と1電極組の空間を隔てて下流に転
送され、水平CCDに転送された先端の電荷が水平駆動
信号φH(φH1,φH2の二相)によって出力アンプ
に転送される。
【0012】(j)のt=t8以後において、kが奇数
番目のφgkはφgk=φV1であり、 kが偶数番目
のφgkはφgk=φV2である。従って、φVi
(i:1か2)がVLかVMかによって対応する電極に
はVLないしVMが印加され、各電極にはVLとVMが
交互に印加されるので、以降は通常の二相駆動と同様に
電荷が下流に転送され、水平CCDに転送された先端の
電荷が水平駆動信号φH(φH1,φH2の二相)によ
って出力アンプに転送される。
【0013】t=t17以後においては、垂直CCDの
全電極組にはVLが印加されている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来例では2つ
の課題が生じる。第1の問題点は、全画素読み出し動作
を従来のインタレース動作と同じ期間で扱おうとすれ
ば、駆動周波数が従来の2倍となり消費電力も2倍と増
大してしまうことである。また、CCDには熱によって
生じる暗電流と呼ばれるノイズがあるため、消費電力が
上がると、このノイズが増大して撮像した画質を劣化さ
せてしまうことにもなる。
【0015】第2の問題点は、全画素読み出し動作のみ
であるため、インタレース動作で電荷を転送して撮影の
前にビデオ出力で撮影状況を確認することができないこ
とである。
【0016】本発明の目的は、垂直電荷転送に要する消
費電力が抑制され、全画素読み出し動作とインターレー
ス動作とを切り替えて転送可能な固体撮像素子を提供す
ことにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明の固体撮像素子
は、光電変換で電荷を発生させ、発生した電荷を垂直電
荷転送レジスタで垂直に転送する光電変換電荷転送手段
と、その垂直電荷転送レジスタからの電荷を受け取って
転送する水平電荷転送レジスタと、その水平電荷転送レ
ジスタから転送された電荷を検出する電荷検出部と、検
出した電荷を増幅して出力する出力増幅器と、垂直電荷
転送レジスタに直交して、2種の垂直駆動パルスの相を
有する垂直転送電極と、垂直駆動パルスを発生する駆動
回路とを有する固体撮像装置において、駆動回路は、垂
直転送電極の各段に対応しかつ前段と後段のロジック回
路と接続する複数のロジック回路を有するインタフェー
ス回路を構成し、ロジック回路は、フリップフロップ
と、垂直転送電極に読み出し時の高電圧と転送時の高電
圧と転送時の低電圧とを選択して印加するための混成回
路と、第1のNOR回路と、第2のNOR回路と、第3
のNOR回路と、第1のOR回路と、第2のOR回路と
を有し、第1のNOR回路には前段のロジック回路のフ
リップフロップのQバー出力と、フラッグ信号とが入力
し、第2のNOR回路にはフリップフロップのQ出力と
フラッグ信号とが入力し、第3のNOR回路には外部垂
直駆動信号の反転出力とフリップフロップのQバー出力
とが入力し、第1のOR回路には第1のNOR回路の出
力と後段のロジック回路のフリップフロップのQ出力と
が入力し、第2のOR回路には第2のNOR回路の出力
と第3のNOR回路の出力とが入力し、フリップフロッ
プのDATAには第1のOR回路の出力が入力し、CL
Kには外部垂直駆動信号が入力し、Rには駆動開始信号
が入力し、PRにはVDDが入力し、Qの出力は前段の
ロジック回路にも出力され、Qバーの出力は後段のロジ
ック回路にも出力され、混成回路には第2のOR回路の
出力と読み出し信号とが入力し、その混成回路の出力は
垂直転送電極に出力され、最終段のロジック回路に接続
して終端ロジック回路が形成され、その終端ロジック回
路は、フリップフロップと、インバータとを有し、その
インバータには最終段のロジック回路のフリップフロッ
プのQバー出力が入力し、フリップフロップのCLKに
はインバータの出力が入力し、DATAとPRにはVD
Dが入力し、Rには駆動開始信号が入力し、Qの出力は
状態フラグに出力し、最終段のロジック回路の第1のO
R回路には“0”信号を出力し、第1段のロジック回路
の第1のNOR回路には外部から駆動開始信号の反転出
力が入力している。
【0018】ロジック回路にはさらにEx−OR回路
と、第3のOR回路を有し、読み出し信号回路は奇数段
の垂直転送電極に読み出し用の高電圧を印加するための
第1の読み出し信号回路と偶数段の垂直転送電極に読み
出し用の高電圧を印加するための第2の読み出し信号回
路とに分かれ、Ex−OR回路には第1の読み出し信号
と第2の読み出し信号とが入力し、第3のOR回路には
Ex−OR回路の出力と、第1のOR回路の出力とが入
力し、フリップフロップのDATAには第3のOR回路
の出力が入力し、混成回路には奇数段の垂直転送電極に
接続するロジック回路にあっては第1の読み出し信号が
入力し、偶数段の垂直転送電極に接続するロジック回路
にあっては第2の読み出し信号が入力してもよい。
【0019】また、固体撮像素子が、光電変換電荷転送
手段と、水平電荷転送レジスタと、垂直転送電極とが形
成された受光・電荷転送基板、ならびに電荷検出部と、
出力増幅器と、垂直および水平駆動パルスを発生する駆
動回路とが形成されたモジュール基板とで構成され、受
光・電荷転送基板とモジュール基板とが、それぞれに設
けられたボンディングパッドをボンディングワイヤで接
続することによって電気的に接続されてもよく、受光・
電荷転送基板とモジュール基板とが、それぞれに設けら
れたバンプを直接接続することによって電気的に接続さ
れてもよく、光電変換電荷転送手段と、水平電荷転送レ
ジスタと、垂直転送電極と、電荷検出部と、出力増幅器
と、垂直および水平駆動パルスを発生する駆動回路とが
同一基板上に形成されてもよい。
【0020】本発明の固体撮像素子の駆動方法は、光電
変換部に蓄積された全画素の信号電荷を、一度にその光
電変換部から垂直電荷転送レジスタに読み出し、外部か
らの二相駆動信号を基に、垂直転送電極の各段に対応し
かつ前段と後段のロジック回路と接続する複数のロジッ
ク回路を有するインタフェース回路によって駆動信号を
発生させ、垂直電荷転送レジスタ内に順次1段分の空き
領域を発生させながら、水平転送レジスタに近接する信
号電荷から順次その水平転送レジスタの方向に転送し、
最終段の信号電荷が前の段に転送された後は、転送の役
割を終えた部位から順次駆動動作を停止する。
【0021】また別の駆動法では、光電変換部に蓄積さ
れた画素の信号電荷をその光電変換部から垂直電荷転送
レジスタに読み出す信号を、寄数段と偶数段の二つに分
ける。奇数段と偶数段の二信号が同時に立ち上がるとき
は全画素読み出し動作を行うために、光電変換部に蓄積
された全画素の信号電荷を、一度にその光電変換部から
垂直電荷転送レジスタに読み出し、外部からの二相駆動
信号を基に、垂直転送電極の各段に対応しかつ前段と後
段のロジック回路と接続する複数のロジック回路を有す
るインタフェース回路によって駆動信号を発生させ、垂
直電荷転送レジスタ内に順次1段分の空き領域を発生さ
せながら、水平転送レジスタに近接する信号電荷から順
次その水平転送レジスタの方向に転送し、最終段の信号
電荷が前の段に転送された後は、転送の役割を終えた部
位から順次駆動動作を停止する。寄数段と偶数段の二信
号の立ち上がりがずれ、先ず奇数段の信号が立ち上がっ
たときにはインタレース動作を行うために、光電変換部
に蓄積された奇数段の画素の信号電荷を、一度にその光
電変換部から垂直電荷転送レジスタに読み出し、外部か
らの二相駆動信号を基に、垂直転送電極の各段に対応し
かつ前段と後段のロジック回路と接続する複数のロジッ
ク回路を有するインタフェース回路によって駆動信号を
発生させ、垂直電荷転送レジスタ内に1段分の空き領域
をもって読み込まれた信号電荷を、1段分の空き領域を
保持したまま順次水平転送レジスタの方向に転送し、最
終段の信号電荷が水平転送レジスタに転送された後、光
電変換部に蓄積された偶数段の画素の信号電荷を、一度
にその光電変換部から垂直電荷転送レジスタに読み出
し、外部からの二相駆動信号を基に垂直転送電極の各段
に対応しかつ前段と後段のロジック回路と接続する複数
のロジック回路を有するインタフェース回路によって駆
動信号を発生させ、垂直電荷転送レジスタ内に1段分の
空き領域をもって読み込まれ信号電荷を、1段分の空き
領域を保持したまま順次水平転送レジスタの方向に転送
し、最終段の信号電荷が前の段に転送された後は、転送
の役割を終えた部位から順次駆動動作を停止する。
【0022】本発明の固体撮像素子は、電荷読み出しと
電荷の垂直転送に関して、外部からの信号は電荷転送駆
動用の二相信号と電荷読み出し時の信号および駆動開始
信号だけとし、その外部信号を基にロジック素子から構
成されるインタフェース回路が固体撮像素子の駆動信号
を生成する。
【0023】インタフェース回路は、固体撮像素子の電
極2個1組毎にそれを駆動するロジック回路が1個接続
し、第k番目(1,2,…,k,…,n)のロジツク回
路が前ないし後(第k−1番目ないし第k+1番目)の
ロジック回路に信号を送ることにより、固体撮像素子の
電極2個1組ごとに異なった信号を送る構成とする。イ
ンタフェース回路は、垂直転送部の電荷転送を終了した
部位より逐次、駆動を停止させ、かつ、その転送部が電
荷蓄積しないピンニング状態にする。
【0024】請求項2の固体撮像素子では、インタフェ
ース回路は、電荷をフォトダイオードから電荷転送部へ
読み出す信号が外部から来たときに、奇数行の読み出信
号と偶数行の読み出信号が同時に立ち上がるときには全
画素読み出し動作を行い、その二信号の立ち上がりがず
れているときは、インタレース動作を行う構成にする。
【0025】
【発明の実施の形態】次に、本発明の第1の実施の形態
について図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明
の固体撮像素子の第1の実施の形態の構造を説明するた
めの模式的斜視図であり(a)は垂直転送電極端部とボ
ンディングパッド近傍の部分上面図、(b)は受光・電
荷転送基板の上面図、(c)は固体撮像素子の組み立て
状態を説明する模式的斜視図である。図中符号110は
受光・電荷転送基板、111は垂直転送電極、112は
ボンディングパッド、120はボード、121はモジュ
ール、122はインタフェース回路、123はボンディ
ングパッド、124はボンデイングワイヤ、125は外
部信号線、126は駆動開始信号線、127は読み出し
信号線である。
【0026】図1を参照すると、受光・電荷転送基板1
10の内部の垂直転送電極111はボンディングパッド
112に接続されている。受光・電荷転送基板110は
ボード120にマウントされ、モジュール121上のボ
ンディングパッド123と受光・電荷転送基板110上
のボンディングパッド112とをボンディング・ワイヤ
ー124で結線することで、インタフェース回路122
に接続されている。インタフェース回路122には、垂
直駆動用外部信号φV(φV1,φV2からなる)、水
平駆動用外部信号φH(φH1,φH2からなる)の乗
った外部信号線125と駆動開始信号( SIG )線1
26、読み出し信号(Vtg)線127とが接続してい
る。
【0027】駆動開始信号線126の上のに駆動開始信
号( SIG )が立ち上がると、インタフェース回路1
22は、外部信号線125の垂直駆動用外部信号φV
1、φV2と読み出し信号線127の上の読み出し信号
Vtgとを、接続している受光・電荷転送基板110内
部の垂直転送電極111に供給する。まず読み出し信号
Vtgが印加されるとホトダイオード(PD)からホト
ダイオードに蓄積された電荷が読み出される。次に垂直
駆動用外部信号φVによって、インタフェース回路12
2は、1段目の電荷から転送を開始させ、電荷の空き領
域を広げるように順次電荷を転送させて、垂直電荷転送
部の電荷の転送の終了した部位から逐次、垂直転送電極
111の駆動を停止させ、電荷が蓄積しないピンニング
状態とする。
【0028】図2は、図1のインタフェース回路122
中の1つのCMOSロジック回路を示すブロック図であ
り、図中符号125は外部信号線、126は駆動開始信
号線、127は読み出し信号線、129は状態フラッグ
信号線、130はCMOSロジック回路、132、13
3は論理回路OR、134、135、136は論理回路
NOR、141は前段k−1のCMOSロジック回路へ
のQkの出力信号線、142は前段k−1のCMOSロ
ジック回路からのQk−1バーの入力信号線、143は
次段k+1のCMOSロジック回路へのQkバーの出力
信号線、144は次段k+1のCMOSロジック回路か
らのQk+1の入力信号線、150は混成回路、165
は第k番目電極への出力信号線、170はDフリップフ
ロップである。
【0029】図1のインタフェース回路122には、垂
直転送電極111の2極が組となったそれぞれの電荷転
送段に接続する複数のCMOSロジック回路130が連
続して形成されており、図2のCMOSロジック回路1
30は、電荷転送n段中の第k段目(1,2,…,k,
…,n)の垂直駆動用外部信号φVi(i:1または
2)が印加される電極組に結びついた第k番目のロジッ
ク回路を示す。φViはkが奇数なら、φV1、偶数な
らφV2である。
【0030】Dフリップフロップ170のRに接続した
駆動開始信号線126に信号SIGが駆動開始の“1”
を立てると、Dフリップフロップ170はリセットさ
れ、Dフリップフロップ170のQkは“0”すなわち
オフ状態に、 Dフリップフロップ170のQkバーは
“1”すなわちオン状態になる。CMOSロジック回路
130は、k−1段目のCMOSロジック回路からの入
力信号線142の信号(Qk−1バー)を論理回路NO
R134に、k+1段目のCMOSロジック回路からの
入力信号線144の信号(Qk+1)を論理回路OR1
32に受け、k+1段目のCMOSロジック回路へ出力
信号線143によって信号(Qkバー)とk−1段目の
CMOSロジック回路へ出力信号線141によって信号
(Qk)を送る。
【0031】第k段目のCMOSロジック回路130中
のDフリップフロップ170のCLKに接続した外部信
号線125の垂直駆動用外部信号φViの立ち上がり時
のQkは、Qk−1とQk+1と状態フラグ回路129
の信号FLAGの入力と論理回路OR132、NOR1
34の構成によって次のようになる。
【0032】FLAGが“0”の場合、Qk‐1が
“0”ならばQkは“0”となる。
【0033】FLAGが“0”の場合、Qk−1が
“1”ならばQkは“1”となる。
【0034】FLAGが“1”の場合、Qk+1が
“0”ならばQkは“0”となる。
【0035】FLAGが“1”の場合、Qk+1が”
1″ならばQkは“1”となる。
【0036】状態遷移関数Qk(Qk−1,Qk+1,
FLAG)の値は次のようになる。但し、Qk−1が
“0”かつQk+1が“1”となる状態はない。
【0037】 Qk(0,0,0)=0、Qk(1,0,0)=1、Qk(1,1,0)=1 Qk(0,0,1)=0、Qk(1,0,1)=0、Qk(1,1,1)=1 第k段目のCMOSロジック回路130中の論理回路O
R133の出力信号φgkは、論理回路OR132、1
33、論理回路NOR134、135、136によって
次のようになる。
【0038】FLAGが“0”かつQkが“0”ならば
φgkは“1” FLAGが“0”かつQkが“1”ならばφgkはφV
i FLAGが“1”かつQkが“0”ならばφgkは
“0” FLAGが“1”かつQkが″1”ならばφgkはφV
i 状態遷移関数φgk(Qk,φVi,FLAG)の値は
次のようになる。
【0039】 φgk(0,0,0)=1、 φgk(1,0,0)=0 φgk(0,1,0)=1、 φgk(1,1,0)=1 φgk(0,0,1)=0、 φgk(1,0,1)=0 φgk(0,1,1)=0、 φgk(1,1,1)=1 第1番目のCMOSロジック回路においては、第0番目
のロジック回路からの信号(Q0バー)としてはSIG
バーを用いる。
【0040】図3は、図2のCMOSロジック回路13
0中の混成回路150を示すをブロック図である。図中
符号127は読み出し信号線、150は混成回路、15
1、152、153は伝送ゲート、154、155、1
56、157、158、159、162はインバータ、
160、161は論理回路NAND、163は論理回路
OR133からの信号φgkの入力信号線、165は第
k番目電極への出力信号線である。
【0041】混成回路150には第k番目電極組に印加
される電荷転送時のHigh電圧VM、電荷転送時のL
ow電圧VL、読み出し時のHigh電圧VH2の電源
が接続され、短絡しないようにそれぞれが伝送ゲート1
、15、15で分離されている。また混成回路
150には図2の論理回路OR133の出力信号φgk
と読み出し信号線127の読み出し信号Vtgとが入力
される。この混成回路150において、インバータ15
6、158、159、162によって、Vtgが“1”
なら電極には読み出し時のHigh電圧VH2が印加さ
れる。このとき論理素子NAND160、161により
φgkが“1”でも“0”でも電荷転送時のHigh電
圧VMも電荷転送時のLow電圧も電極には印加されな
い。
【0042】Vtgが“0”かつφgkが“1”なら電
極には電荷転送時のHigh電圧VMが印加され、、V
tgが“0”かつφgkが“0”なら電極には電荷転送
時のLow電圧VLが印加される。また、VL電圧では
CCDのチャネルはピンニングする。
【0043】図4は、図2で用いたDフリップフロップ
170のブロック図であり、図中符号171は論理回路
OR、172はインバータ、173は論理回路NAND
である。
【0044】図2でDフリップフロップ170のPRE
SETにはVDD“1”が常に印加されているために、
Dフリップフロップ170の回路は図4のように簡単化
できる。図4ではORl71、インバータ172、NA
ND173などの素子で構成されているが、本発明にお
いては、必ずしも図4の構成に限る必要はなく、CMO
S特有の伝送ゲートを使った構成も可能で、遅延(De
lay)フリップフロップの機能を代替できるものなら
様々な置換が可能であり、図4はその1例である。
【0045】図5は、電極に接続する最終の第n番目の
ロジック回路の後に来る終端ロジック回路180のブロ
ック図であり、図中符号126は駆動開始信号線、12
9は状態フラッグ信号線、180は終端ロジック回路、
181はインバータ、182は第n番目のロジック回路
への出力信号線、183は第n番目のロジック回路から
のQnバーの入力信号線、190はDフリップフロップ
である。
【0046】図5において、最終の第n番目のロジック
回路のQnバーが“0”と立ち下がると、Dフリップフ
ロップ190のQn+1は“0”から“1”となり、状
態フラッグ信号線129上の信号FLAGは“0”から
“1”となる。このように電極に接続する最終の第n番
目のロジック回路のQnバーが“1”から“0”と立ち
下がって初めて状態フラッグ信号線129上の信号FL
AGは“0”から“1”となる。第n番目のロジック回
路には信号Qn+1として“0”が送られる。
【0047】図6、図7は、本発明の図2のCMOSロ
ジック回路130を備えたインターフェース回路122
を用いて、光電変換によって得られた電荷を読み出して
CCDを用いた垂直転送部で転送する動作の流れを示す
模式図であり、(a)はインタフェース回路と垂直転送
部の模式的ブロック図、(b)〜(j)は転送動作のの
前半であり、(k)〜(s)は転送動作の後半である。
図8は図6、図7の各動作信号のタイミングチャートで
ある。図中符号101は電荷、111は垂直転送電極、
122はインタフェース回路、130はCMOSロジッ
ク回路、180は終端ロジック回路、191はインバー
タである。
【0048】図6、図7では単純に全段数を8段として
いるが、段数はこれに限るものでない。図6、図7にお
ける駆動開始信号SIG、外部信号φV1、φV2、読
み出し信号Vtg等のタイミングチャートは、図8に示
すものである。
【0049】(b)のt=0において、図8に示すよう
にSIG、φV1、φV2が“0”のため、Dフリップ
フロップはリセットされておらず、Qkは“1”であ
り、FLAGも“0”であり、φV1、φV2が“0”
のなので、上述の状態遷移関数よりCMOSロジック回
路130の全てにおいて内部の混成回路150の入力信
号φgkは“0”であり、読み出し信号Vtgも“0”
のため、垂直CCDの全電極組にはLow電圧VLが印
加されている。
【0050】(c)のt=t1において、駆動開始信号
SIGが“0”から“1”に立ち上がり、 全てのCM
OSロジック回路130のDフリップフロップはリセッ
トされ、Qkは“0”、Qkバーは“1”となる。ただ
し第1番目のロジック回路130には前段からのQ0バ
ーとしてSIGバー即ち“0”が入力されるので第1番
目のロジック回路130中のDフリップフロップ170
のQ1バーは“0”であり、上述の説明のようにφg1
=φV1である。1番目を除く第k番目(k>1)のロ
ジック回路130中のDフリップフロップ170のQk
バーが“1”のため、1番目を除く信号φgk(k>
1)は“1”である。φV1が“1”のため第1番目の
ロジック回路130中の信号φg1も“1”となる。こ
の時点で、読み出し信号Vtgが“1”に立ち上がるの
で、 全てのCMOSロジック回路130の混成回路か
ら垂直CCDの全電極組には読み出し時のHigh電圧
VH2が印加され、電荷がホトダイオードPDから垂直
CCDにすべて同時に読み出される。なお、t=t2以
後は読み出し信号Vtgは“0”となる。
【0051】(d)のt=t2において、t1で説明し
たように第1番目のk=1のQ1バーは“0”即ちQ1
は“1”となり、k=2のロジック回路にはQ1バー即
ち“0”が入力されるので上述の状態遷移関数Qkから
Q2=1となる。FLAGが“0”かつQkが“1”の
条件からφgk=φViとなり、φg1=φV1、φg
2=φV2である。3番目以降の第k番目(k>2)の
ロジック回路130中のDフリップフロップ170のQ
kバーがt=t1と変わらず“1”のため、信号φgk
(k>2)は“1”である。従って、3番目以降の第k
番目(k>2)の電極組に印加される電圧は、High
電圧VMとなる。一方図8に示されるようにt=t2の
φV1は“0”なので、第1番目の電極組に印加される
電圧は、VLとなる。φV2は“1”なので、第2番目
の電極組に印加される電圧は、VMとなる。
【0052】従って図6(d)に示されるように第1番
目の電極組の電荷101は水平CCDヘ転送される。垂
直CCDから水平CCDヘ転送された電荷101は、水
平駆動信号φH(φH1,φH2の二相)によって出力
アンプに転送される。
【0053】(e)のt=t3において、第1番目と第
2番目のロジック回路130中のDフリップフロップ1
70のQkバーはt=t2と変わらず“0”であり、第
3番目のk=3のロジック回路にはQ2バー即ち“0”
が入力されるので上述の状態遷移関数QkからQ3は
“1”、Q3バーは“0”となる。従ってφg1=φg
3=φV1、φg2=φV2となる。第4番目以降の第
k番目(k>3)のロジック回路130中のDフリップ
フロップ170のQkバーはt=t2と変わらず“1”
のため、第4番目以降の信号φgk(k>3)は“1”
である。従って、第4番目以降の第k番目(k>3)の
電極組に印加される電圧はVMとなる。図8に示すよう
にt=t3でのφV1は“1”、φV2は“0”なの
で、第1、3番目の電極組に印加される電圧は、VMと
なり、第2番目の電極組に印加される電圧は、VLとな
る。従って図6(e)に示されるように第2番目の電荷
が水平CCDの方向に転送される。
【0054】(f)のt=t4において、これまで説明
したと同様に第4番目のロジック回路130中のDフリ
ップフロップ170のQ4バーは“0”に変わり、4番
目までのDフリップフロップ170のQ4バーは“0”
となる。従ってφg1=φg3=φV1、φg2=φg
4=φV2となる。第5番目以降の第k番目(k>4)
のロジック回路130中のDフリップフロップ170の
Qkバーはこれまでと変わらず“1”のため、信号φg
k(k>4)は“1”である。従って、第k番目(k>
4)の電極組に印加される電圧はVMとなる。図8に示
されるようにt=t4におけるφV1は“0”、φV2
は“1”なので、第1、3番目の電極組に印加される電
圧はVLとなり、第2、4番目の電極組に印加される電
圧は、VMとなる。従って図6(f)に示されるように
第3番目の電荷が元の第2番目の電荷の位置に転送され
る。一方第2番目の電荷は、垂直CCDから水平CCD
へ転送され、水平駆動信号φH(φH1,φH2の二
相)によって出力アンプに転送される。
【0055】(g)のt=t5から(i)のt=t7ま
では、t=t2からt=t4までと同様にVLが印加さ
れる垂直転送電極411が1電極組づつ上流に移動しな
がら下流の電極組にVLとVMを交互に印加し、垂直C
CD上の電荷が次々と1電極組の空間を隔てて下流に転
送され、水平CCDに転送された先端の電荷が水平駆動
信号φH(φH1,φH2の二相)によって出力アンプ
に転送される。
【0056】(j)のt=t8において、全ロジック回
路130中のDフリップフロップ170のQkバーは
“0”となるため、kが奇数の信号φgkは、φgk=
φV1となり、 kが偶数の信号φgkは、φgk=φ
V2となる。従って、φVi(i:1か2)が“0”か
“1”かによって対応する電極には交互にVLないしV
Mが印加される。このとき、Q8バーも“0”と立ち下
がるので図5の終端ロジック回路180のDフリップフ
ロップ190のCLKには“1”が入力されQが“0”
から“1”に立ち上がるので、Qと接続する状態フラッ
グFLAGが“1”となる。
【0057】垂直CCDから水平CCDヘ転送された第
4番目の電荷は、水平駆動信号φH(φH1,φH2の
二相)によって出力アンプに転送される。
【0058】(k)のt=t9において、第1番目から
第7番目(k≦7)のロジック回路130中のDフリッ
ツプフロツプl70のQkバーはFLAGが“1”に立
ち上がるが、Qk+1が“1”なのでt=t8と変わら
ず“0”であり、kが奇数の信号φgkは、φgk=φ
V1となり、kが偶数の信号φgkは、φgk=φV2
となる。第8番目のロジック回路130中のDフリップ
フロップ170のQkバーはk+1である終端ロジック
回路180からの入力が“0”で、Qk−1が“0”の
ため状態遷移関数QkからQkが“0”即ちQkバーが
“1”となるので状態遷移関数φgkから、信号φg8
は“0”となる。従って、第8番目の電極組に印加され
る電圧はVLとなる。
【0059】(l)のt=t10において、第6番目以
前(k≦6)のロジック回路130中のDフリップフロ
ップ170のQkバーはt=t9で説明したと同様に
“0”であり、第6番目以前(k≦6)のkが奇数の信
号φgkは、φgk=φV1となり、kが偶数の信号φ
gkは、φgk=φV2となる。図8からt=t10で
のφV1は“0”、φV2は“1”なのでkが奇数の信
号φgkは“0”となり、kが偶数の信号φgkは
“1”となる。第7番目のロジック回路130中のDフ
リップフロップ170のQkバーは第8番目のロジック
回路130からの入力Qk+1がt=t9で説明したよ
うに“0”で、Qk−1が“0”のため状態遷移関数Q
kからQkが“0”即ちQkバーが“1”となるので状
態遷移関数φgkから、信号φg7は“0”となる。第
8番目の信号φg8は変わらず“0”なので、第7番目
と第8番目の電極組に印加される電圧はVLとなる。ま
た、垂直CCDから水平CCDヘ転送された第5番目の
電荷は、水平駆動信号φH(φH1,φH2の二相)に
よって出力アンプに転送される。
【0060】(m)のt=t11から(q)のt=t1
5までは、t=t9からt=t10までと同様に後ろか
ら一つづつQkが“0”即ちQkバーが“1”となっ
て、信号φgkは“0”となり、電極組にVLを印加
し、その前では交互に信号φgkは“0”と“1”とを
繰り返し、下流の電極組にVLとVMを交互に印加し、
垂直CCD上の電荷が次々と1電極組の空間を隔てて下
流に転送され、水平CCDに転送された先端の電荷が水
平駆動信号φH(φH1,φH2の二相)によって出力
アンプに転送される。
【0061】(r)のt=t16において、全ロジック
回路130中のDフリップフロップ170のQkバーが
“1”となり、信号φgkは“0”となる。従って、全
ての電極組に印加される電圧はVLとなる。
【0062】垂直CCDから水平CCDヘ転送された電
荷は、水平駆動信号φH(φH1,φH2の二相)によ
って出力アンプに転送される。
【0063】t=t17以後においては、図8に示すよ
うにSIG、φV1,φV2が“0”となるので、ロジ
ック回路130の全てにおいて内部の信号φgkは
“0”、Vtgも“0”のため、垂直CCDの全電極組
にはVLが印加されている。FLAGは“0”となる。
【0064】このように、一度に全画素の信号電荷を読
み出して、信号電荷を混合すること無く転送し、なおか
つ転送を終了したCCDに対応する垂直転送電極にはV
Lの印加状態を保持することによって転送を終了したC
CDをピンニング状態にして駆動を停止することができ
る。
【0065】次に本発明の第2の実施の形態について図
面を参照して説明する。図9は、第2の実施の形態の固
体撮像素子のインタフェース回路中の1つのCMOSロ
ジック回路を示すブロック図であり、図中符号125は
外部信号線、126は駆動開始信号線、129は状態フ
ラッグ信号線、227は第1の読み出し信号線、228
は第2の読み出し信号線、230はCMOSロジック回
路、231は論理回路Ex−OR、232、233、2
39は論理回路OR、234、235、236は論理回
路NOR、241は前段k−1のCMOSロジック回路
へのQkの出力信号線、242は前段k−1のCMOS
ロジック回路からのQk−1バーの入力信号線、243
は次段k+1のCMOSロジック回路へのQkバーの出
力信号線、244は次段k+1のCMOSロジック回路
からのQk+1の入力信号線、250は混成回路、26
5は第k番目電極への出力信号線、270はDフリップ
フロップである。
【0066】図9は、本発明の第2の実施の形態である
図1のインタフェース回路122中の1つのCMOSロ
ジック回路を示すブロック図である。CMOSロジック
回路230は、電荷転送n段中の第k段目(1,2,
…,k,…,n)の外部信号φViが印加される電極組
に結びついた第k番目のロジック回路である。外部信号
φViはkが奇数ならφV1、偶数ならφV2であり、
φV1とφV2とが交互に電極組に供給される。読み出
し信号線は2回線あり、読み出し信号線228の読み出
し信号Vtg(3−i)はφViがφV1ならVtg
2、φViがφV2ならVtg1となる意味である。即
ちφV1の供給されるロジック回路230の混成回路2
50にはVtg1が供給され、φV2の供給されるロジ
ック回路230の混成回路250にはVtg2が供給さ
れる。
【0067】回路図9において、Ex−OR(Excl
usive OR)231によって、読み出し信号Vt
g1とVtg2が同相であればそれぞれが“0”であっ
ても“1”であっても出力は“0”となり、OR239
からの出力はNOR232の出力と同一となるので、図
2と全く同一の回路になる。Vtg1とVtg2が異な
る状態になるとき、例えばVtg1が“1”でVtg2
が“0”ならEx−OR231の出力は“1”となり、
OR239の出力はNOR232の出力に関わりなく
“1”となるので、ロジック回路230中のDフリップ
フロップ240のDATAヘの信号は“1”となる。
【0068】第2の実施の形態では各電極組に同一の相
の読み出し信号を与えることと、電極組に交互に異なる
読み出し信号をタイミングをずらして与えることができ
るが、前者は前述のように第1の実施の形態と同じ動作
の流れとなるので説明を省略し、後者の電極組に交互に
異なる読み出し信号をタイミングをずらして与える場合
の動作の流れについて説明する。
【0069】図10、図11は、本発明の図9のCMO
Sロジック回路230を備えたインターフェース回路1
22を用いて、電極組に交互に異なる読み出し信号タイ
ミングをずらして供給し、光電変換によって得られた電
荷を読み出してCCDを用いた垂直転送部で転送する動
作の流れを示す模式図であり、(a)はインタフェース
回路と垂直転送部の模式的ブロック図、(b)〜(j)
は転送動作のの前半であり、(k)〜(s)は転送動作
の後半である。図12は図10、図11の各動作信号の
タイミングチャートである。図中符号201は電荷、2
11は垂直転送電極、222はインタフェース回路、2
91はインバータ、230はCMOSロジック回路、2
80は終端ロジック回路である。
【0070】図10、図11では単純に全段数を8段と
しているが、段数はこれに限るものでない。図10、図
11におけるSIC、φV1、φV2、Vtg1、Vt
g2等のタイミングチャートは、図12に示すものであ
る。
【0071】(b)のt=0において、図12に示すよ
うにSIG、φV1、φV2が“0”のため、Dフリッ
プフロップはリセットされておらず、Qkは“1”であ
り、FLAGも“0”であり、φV1、φV2が“0”
のなので、上述の状態遷移関数よりCMOSロジック回
路230の全てにおいて内部の混成回路250の入力信
号φgkは“0”であり、読み出し信号Vtgも“0”
のため、垂直CCDの全電極組にはLow電圧VLが印
加されている。
【0072】(c)のt=t1において、 駆動開始信
号SIGが“0”から“1”に立ち上がり、 全てのC
MOSロジック回路230のDフリップフロップ270
はリセットされ、Qkは“0”、Qkバーは“1”とな
るが、Ex−OR231に第1の読み出し信号線227
と第2の読み出し信号線228から異なる信号、即ち
“0”と“1”が入力するので上述のようにDフリップ
フロップ270のDATAには“1”が入力し、 Qk
は“1”、Qkバーは“0”となり、上述の説明のよう
にφgk=φViである。図12に示されるようにφV
1は“1”、φV2は“0”なので、奇数のφgkは
“1”、偶数のφgkは“0”となる。図12に示され
るようにt=t1では第1の読み出し信号Vtg1が
“1”、第2の読み出し信号Vtg2が“0”であり、
この時点で、第1の読み出し信号Vtg1が“1”に立
ち上がるので、Vtg1が混成回路250に供給される
奇数番目のロジック回路230の混成回路250から奇
数番目の電極組に読み出し時のHigh電圧VH2が印
加され、電荷は奇数番目のホトダイオードPDから垂直
CCDに同時に読み出される。φV2、φtg2は
“0”と変わらず、偶数番目の電極組(k:偶数)には
VLが印加される。このとき、Q8バーも“0”と立ち
下がるので終端ロジック回路280のDフリップフロッ
プのCLKには“1”が入力されQが“0”から“1”
に立ち上がるので、Qと接続する状態フラッグFLAG
が“1”となる。なお、t=t2以後は第1の読み出し
信号Vtg1は“0”となる。
【0073】(d)のt=t2において、第1番目から
第7番目(k≦7)のロジック回路230中のDフリッ
ツプフロツプ270のQkバーはFLAGが“1”に立
ち上がるが、Qk+1が“1”なのでt=t8と変わら
ず“0”であり、kが奇数の信号φgkは、φgk=φ
V1となり、kが偶数の信号φgkは、φgk=φV2
となる。図12に示すようにt=t2ではφV1は
“0”、φV2は“1”なので、奇数番目の電極組
(k:奇数)にはVLが印加され偶数番目の電極組
(k:偶数)にはVMが印加される。第8番目のロジッ
ク回路230中のDフリップフロップ170のQkバー
はk+1である終端ロジック回路280からの入力が
“0”で、Qk−1が“0”のため状態遷移関数Qkか
らQkが“0”即ちQkバーが“1”となるので状態遷
移関数φgkから、信号φg8は“0”となる。従っ
て、第8番目の電極組に印加される電圧はVLとなる。
【0074】(e)のt=t3において、第6番目以前
(k≦6)のロジック回路230中のDフリップフロッ
プ270のQkバーはt=t2で説明したと同様に
“0”であり、第6番目以前(k≦6)のkが奇数の信
号φgkは、φgk=φV1となり、kが偶数の信号φ
gkは、φgk=φV2となる。図12からt=t3で
のφV1は“0”、φV2は“1”なのでkが奇数の信
号φgkは“0”となり、kが偶数の信号φgkは
“1”となり、奇数番目の電極組(k:奇数)にはVM
が印加され偶数番目の電極組(k:偶数)にはVLが印
加される。第7番目のロジック回路230中のDフリッ
プフロップ270のQkバーは第8番目のロジック回路
230からの入力Qk+1がt=t2で説明したように
“0”で、Qk−1が“0”のため状態遷移関数Qkか
らQkが“0”即ちQkバーが“1”となるので状態遷
移関数φgkから、信号φg7は“0”となる。第8番
目の信号φg8は変わらず“0”なので、第7番目と第
8番目の電極組に印加される電圧はVLとなる。
【0075】(f)のt=t4から(i)のt=t7ま
では、t=t2からt=t3までと同様に後ろから一つ
づつQkが“0”即ちQkバーが“1”となって、信号
φgkは“0”となり、電極組にVLを印加し、その前
では交互に信号φgkは“0”と“1”とを繰り返し、
下流の電極組にVLとVMを交互に印加し、垂直CCD
上の電荷が次々と1電極組の空間を隔て下流に転送さ
れ、水平CCDに転送された先端の電荷が水平駆動信号
φH(φH1,φH2の二相)によって出力アンプに転
送される。
【0076】(j)のt=t8において、 図12に示
されるようにt=t8ではVtg1が“0”、Vtg2
が“1”であり、この時点で、読み出し信号Vtg2が
“1”に立ち上がるので、Vtg2が混成回路250に
供給される偶数番目のロジック回路230の混成回路2
50から偶数番目の電極組に読み出し時のHigh電圧
VH2が印加され、電荷は偶数番目のホトダイオードP
Dから垂直CCDに同時に読み出される。 k=1から
k=8の全てのQkが“0”即ちQkバーが“1”とな
って、信号φgkは“0”となっており、φV1は
“0”となるので、奇数番目の電極組(k:奇数)には
VLが印加される。なおt=t9以降、Vtg2が
“0”になる。
【0077】(k)のt=t9において、第1番目から
第7番目(k≦7)のロジック回路230中のDフリッ
ツプフロツプ270のQkバーはFLAGが“1”、Q
k+1が“1”なのでt=t8と変わらず“0”であ
り、kが奇数の信号φgkは、φgk=φV1となり、
kが偶数の信号φgkは、φgk=φV2となる。図1
2からt=t9のφV1は“1”であり、φV2は
“0”なので、奇数番目の電極組(k:奇数)にはVM
が印加され偶数番目の電極組(k:偶数)にはVLが印
加される。第8番目のロジック回路230中のDフリッ
プフロップ170のQkバーはk+1である終端ロジッ
ク回路280からの入力が“0”で、Qk−1が“0”
のため状態遷移関数QkからQkが“0”即ちQkバー
が“1”となるので状態遷移関数φgkから、信号φg
8は“0”となる。従って、第8番目の電極組に印加さ
れる電圧はVLとなる。
【0078】(l)のt=t10において、第6番目以
前(k≦6)のロジック回路230中のDフリップフロ
ップ270のQkバーはt=t9で説明したと同様に
“0”であり、第6番目以前(k≦6)のkが奇数の信
号φgkは、φgk=φV1となり、kが偶数の信号φ
gkは、φgk=φV2となる。図12からt=t10
のφV1は“0”であり、φV2は“1”なので、奇数
番目の電極組(k:奇数)にはVLが印加され偶数番目
の電極組(k:偶数)にはVMが印加される。第7番目
のロジック回路230中のDフリップフロップ270の
Qkバーは第8番目のロジック回路230からの入力Q
k+1がt=t9で説明したように“0”で、Qk−1
が“0”のため状態遷移関数QkからQkが“0”即ち
Qkバーが“1”となるので状態遷移関数φgkから、
信号φg7は“0”となる。第8番目の信号φg8は変
わらず“0”なので、第7番目と第8番目の電極組に印
加される電圧はVLとなる。
【0079】(m)のt=t11から(r)のt=t1
6までは、t=t9からt=t103までと同様に後ろ
から一つづつQkが“0”即ちQkバーが“1”となっ
て、信号φgkは“0”となり、電極組にVLを印加
し、その前では交互に信号φgkは“0”と“1”とを
繰り返し、下流の電極組にVLとVMを交互に印加し、
垂直CCD上の電荷が次々と1電極組の空間を隔て下流
に転送され、水平CCDに転送された先端の電荷が水平
駆動信号φH(φH1,φH2の二相)によって出力ア
ンプに転送される。
【0080】t=t17以後においては、図12に示す
ようにSIG、φV1、φV2が“0”のとなるので、
ロジック回路230の全てにおいて内部の信号φgkは
“0”、Vtg1、Vtg2も“0”のため、垂直CC
Dの全電極組にはVLが印加されている。
【0081】このように、読み出し信号VtgをVtg
1とVtg2に分け、Vtg1とVtg2が同時に立ち
上がるときには全画素電荷を混合することなく転送する
ことを可能とし、Vtg1とVtg2の立ち上がりがず
れるときはインタレース方式による電荷転送を可能にす
ることができる。なおかつ第1の実施の形態と同様に転
送を終了したCCDをピンニング状態にして駆動を停止
することができる。
【0082】次に、本発明の第3の実施の形態について
図面を参照して説明する。図13は本発明の固体撮像素
子の第3の実施の形態の構造を説明するための模式的斜
視図であり(a)は垂直転送電極端部とバンプ近傍の部
分上面図、(b)は受光・電荷転送基板の上面図、
(c)は固体撮像素子の組み立て状態を説明する模式的
斜視図である。図中符号310は受光・電荷転送基板、
311は垂直転送電極、312はバンプ、320はボー
ド、321はモジュール、322はインタフェース回
路、323はバンプ、325は外部信号線、326は駆
動開始信号線、327は読み出し信号線である。
【0083】図13を参照すると、受光・電荷転送基板
310の内部の垂直転送電極311はバンプ312に結
線されている。受光・電荷転送基板310はボード32
0のバンプ323とバンプ同士で直接接続することで、
インタフェース回路322に結線されている。インタフ
ェース回路322には、垂直駆動用外部信号φV(φV
1,φV2からなる),水平駆動用外部信号φH(φH
1,φH2からなる)の乗った外部信号線325と駆動
開始信号SIGの駆動開始信号線326、読み出し信号
Vtgの読み出し信号線327とが入力している。駆動
開始信号線326の上の駆動開始信号SIGが立ち上が
ると、インタフェース回路322は、外部信号線325
の垂直駆動用外部信号φV1,φV2と読み出し信号線
327の上の読み出し信号Vtgとを受光・電荷転送基
板310内部で結線している垂直転送電極311に供給
する。まず読み出し信号Vtgが印加されホトダイオー
ドPDから電荷が読み出される。次に垂直駆動用外部信
号φVによって、インタフェース回路322は、1段目
の電荷から転送を開始し、電荷の空き領域を広げるよう
に順次電荷を転送する。CMOSロジック回路の構成や
電荷転送後の駆動停止の詳細については、第1の実施の
形態と同一である。
【0084】第1の実施の形態ではボンディングパッド
とボンディングワイヤとで接続されていた受光・電荷転
送基板とボードとを第2の実施の形態ではバンプ同士で
直接接続している。
【0085】次に、本発明の第4の実施の形態について
図面を参照して説明する。図14は本発明の固体撮像素
子の第4の実施の形態の構造を説明するための模式的斜
視図であり、図中符号410は受光・電荷転送基板、4
20はボード、421はチップ、422はインタフェー
ス回路、425は外部信号線、426は駆動開始信号
線、427は読み出し信号線である。
【0086】図14を参照すると、受光・電荷転送部4
10の内部の垂直転送電極は、同一チップ421内部に
あるインタフェース回路422に基板内で直接接続され
ている。インタフェース回路422には、垂直駆動用外
部信号φV(φV1,φV2からなる)、水平駆動用外
部信号φH(φH1,φH2からなる)の乗った外部信
号線425と駆動開始信号SIGの駆動開始信号線42
6と読み出し信号Vtgの読み出し信号線427とが入
力している。駆動開始信号線426の上の駆動開始信号
SIGが立ち上がると、インタフェース回路422は、
外部信号線425の垂直駆動用外部信号φV1,φV2
と読み出し信号線427の上の読み出し信号Vtgとを
受光・電荷転送部410内部で結線している垂直転送電
極に供給する。まず読み出し信号Vtgが印加されホト
ダイオードPDから電荷が読み出される。次に垂直駆動
用外部信号φVによって、インタフェース回路422
は、1段目の電荷から転送を開始し、電荷の空き領域を
広げるように順次電荷を転送する。CMOSロジック回
路の構成や電荷転送後の駆動停止の詳細については、第
1の実施の形態と同一である。
【0087】第1の実施の形態では、受光・電荷転送基
板とボードとインターフェース回路の形成されたボンデ
ィングパッドとはボンディングワイヤで接続されていた
が、第3の実施の形態では同一基板上に形成されてい
る。
【0088】
【発明の効果】以上説明したように本発明の固体撮像素
子の第1の効果は、本発明の請求項1のロジック回路を
用いることによって、電荷転送を終えた電極組の1段ご
とに給電を停止を行うことができるので、垂直電荷転送
に要する電力は従来の約半分になり消費電力を抑えるこ
とができることである。また、駆動を終えたところの電
極組にはVLが印加されるために、CCDは非動作時は
常にピンニングしてCCDに生じる暗電流を抑制し画質
を落とさずにすむ。
【0089】第2の効果は、本発明の請求項2に記載の
ロジック回路を使えば、消費電力を抑え、暗電流を抑制
しながら、容易に全画素読出し動作とインターレス動作
とを切り替える用途に使用できることである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の固体撮像素子の第1の実施の形態の構
造を説明するための模式的斜視図である。(a)は垂直
転送電極端部とボンディングパッド近傍の部分上面図で
ある。(b)は受光・電荷転送基板の上面図である。
(c)は固体撮像素子の組み立て状態を説明する模式的
斜視図である。
【図2】図1のインタフェース回路122中の1つのC
MOSロジック回路を示すブロック図である。
【図3】図2のCMOSロジック回路130中の混成回
路150を示すをブロック図である。
【図4】図2で用いたDフリップフロップ170のブロ
ック図である。
【図5】電極に接続する最終の第n番目のロジック回路
の後に来る終端ロジック回路180のブロック図であ
る。
【図6】本発明の図2のCMOSロジック回路130を
備えたインターフェース回路122を用いて、光電変換
によって得られた電荷を読み出してCCDを用いた垂直
転送部で転送する動作の流れを示す模式図である。
(a)はインタフェース回路と垂直転送部の模式的ブロ
ック図である。(b)〜(j)は転送動作のの前半であ
る。
【図7】本発明の図2のCMOSロジック回路130を
備えたインターフェース回路122を用いて、光電変換
によって得られた電荷を読み出してCCDを用いた垂直
転送部で転送する動作の流れを示す模式図である。
(k)〜(s)は転送動作の後半である。
【図8】図6、図7の各動作信号のタイミングチャート
である。
【図9】第2の実施の形態の固体撮像素子のインタフェ
ース回路中の1つのCMOSロジック回路を示すブロッ
ク図である。
【図10】本発明の図9のCMOSロジック回路230
を備えたインターフェース回路122を用いて、電極組
に交互に異なる読み出し信号をタイミングをずらして供
給し、光電変換によって得られた電荷を読み出してCC
Dを用いた垂直転送部で転送する動作の流れを示す模式
図である。(a)はインタフェース回路と垂直転送部の
模式的ブロック図である。(b)〜(j)は転送動作の
の前半である。
【図11】本発明の図9のCMOSロジック回路230
を備えたインターフェース回路122を用いて、電極組
に交互に異なる読み出し信号をタイミングをずらして供
給し、光電変換によって得られた電荷を読み出してCC
Dを用いた垂直転送部で転送する動作の流れを示す模式
図である。(k)〜(s)は転送動作の後半である。
【図12】図10、図11の各動作信号のタイミングチ
ャートである。
【図13】本発明の固体撮像素子の第3の実施の形態の
構造を説明するための模式的斜視図である。(a)は垂
直転送電極端部とバンプ近傍の部分上面図である。
(b)は受光・電荷転送基板の上面図である。(c)は
固体撮像素子の組み立て状態を説明する模式的斜視図で
ある。
【図14】本発明の固体撮像素子の第4の実施の形態の
構造を説明するための模式的斜視図である。
【図15】従来例の固体撮像素子において光電変換によ
って得られた電荷を読み出してCCDを用いた垂直転送
部で転送する動作の流れを示す模式図である。(a)は
駆動回路と垂直転送部の模式的ブロック図である。
(b)〜(j)は転送動作のの前半である。
【図16】従来例の固体撮像素子において光電変換によ
って得られた電荷を読み出してCCDを用いた垂直転送
部で転送する動作の流れを示す模式図である。(k)〜
(s)は転送動作の後半である。
【図17】図15、図16の各動作信号のタイミングチ
ャートである。
【符号の説明】
101、201、501 電荷 110、310、410 受光・電荷転送基板 111、211、311、511 垂直転送電極 112 ボンディングパッド 120、320 ボード 121、321 モジュール 122、222、322、422 インタフェース回
路 123 ボンディングパッド 124 ボンデイングワイヤ 125、325、425 外部信号線 126、326、426 駆動開始信号線 127、327、427 読み出し信号線 129 状態フラッグ信号線 130、230、230 CMOSロジック回路 132、133、232、233、239 論理回路
OR 134、135、136、234、235、236
論理回路NOR 141、241 前段k−1のCMOSロジック回路
へのQkの出力信号線 142、242 前段k−1のCMOSロジック回路
からのQk−1バーの入力信号線 143、243 次段k+1のCMOSロジック回路
へのQkバーの出力信号線 144、244 次段k+1のCMOSロジック回路
からのQk+1の入力信号線 150、250 混成回路 151、152、153 伝送ゲート 154、155、156、157、158、159、1
62 インバータ 160、161 論理回路NAND 163 論理回路OR133からの信号φgkの入力
信号線、 165、265 第k番目電極への出力信号線 170、270 Dフリップフロップ 171 論理回路OR 172 インバータ 173 論理回路NAND 180、280 終端ロジック回路 181 インバータ 182 第n番目のロジック回路への出力信号線 183 第n番目のロジック回路からのQnバーの入
力信号線 190 Dフリップフロップ 191、291 インバータ 227 第1の読み出し信号線 228 第2の読み出し信号線 231 論理回路Ex−OR 312、323 バンプ 421 チップ

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光電変換で電荷を発生させ、発生した電
    荷を垂直電荷転送レジスタで垂直に転送する光電変換電
    荷転送手段と、該垂直電荷転送レジスタからの電荷を受
    け取って転送する水平電荷転送レジスタと、該水平電荷
    転送レジスタから転送された電荷を検出する電荷検出部
    と、検出した電荷を増幅して出力する出力増幅器と、前
    記垂直電荷転送レジスタに直交して、2種の垂直駆動パ
    ルスの相を有する垂直転送電極と、前記垂直駆動パルス
    を発生する駆動回路とを有する固体撮像装置において、 前記駆動回路は、前記垂直転送電極の各段に対応しかつ
    前段と後段のロジック回路と接続する複数のロジック回
    路を有するインタフェース回路を構成し、 前記ロジック回路は、フリップフロップと、前記垂直転
    送電極に読み出し時の高電圧と転送時の高電圧と転送時
    の低電圧とを選択して印加するための混成回路と、第1
    のNOR回路と、第2のNOR回路と、第3のNOR回
    路と、第1のOR回路と、第2のOR回路とを有し、前
    記第1のNOR回路には前段のロジック回路のフリップ
    フロップのQバー出力と、フラッグ信号とが入力し、前
    記第2のNOR回路には前記フリップフロップのQ出力
    とフラッグ信号とが入力し、前記第3のNOR回路には
    外部垂直駆動信号の反転出力と前記フリップフロップの
    Qバー出力とが入力し、前記第1のOR回路には前記第
    1のNOR回路の出力と後段のロジック回路のフリップ
    フロップのQ出力とが入力し、前記第2のOR回路には
    前記第2のNOR回路の出力と前記第3のNOR回路の
    出力とが入力し、前記フリップフロップのDATAには
    前記第1のOR回路の出力が入力し、CLKには外部垂
    直駆動信号が入力し、Rには駆動開始信号が入力し、P
    RにはVDDが入力し、Qの出力は前段のロジック回路
    にも出力され、Qバーの出力は後段のロジック回路にも
    出力され、前記混成回路には前記第2のOR回路の出力
    と読み出し信号とが入力し、該混成回路の出力は前記垂
    直転送電極に出力され、 最終段のロジック回路に接続して終端ロジック回路が形
    成され、該終端ロジック回路は、フリップフロップと、
    インバータとを有し、該インバータには最終段のロジッ
    ク回路のフリップフロップのQバー出力が入力し、前記
    フリップフロップのCLKには前記インバータの出力が
    入力し、DATAとPRにはVDDが入力し、Rには駆
    動開始信号が入力し、Qの出力は状態フラグに出力し、
    最終段のロジック回路の第1のOR回路には“0”信号
    を出力し、 第1段のロジック回路の第1のNOR回路には外部から
    駆動開始信号の反転出力が入力している、ことを特徴と
    する固体撮像素子。
  2. 【請求項2】 前記ロジック回路にはさらにEx−OR
    回路と、第3のOR回路とを有し、読み出し信号回路は
    奇数段の垂直転送電極に読み出し用の高電圧を印加する
    ための第1の読み出し信号回路と偶数段の垂直転送電極
    に読み出し用の高電圧を印加するための第2の読み出し
    信号回路とに分かれ、 前記Ex−OR回路には前記第1の読み出し信号と前記
    第2の読み出し信号とが入力し、前記第3のOR回路に
    は前記Ex−OR回路の出力と、前記第1のOR回路の
    出力とが入力し、前記フリップフロップのDATAには
    前記第3のOR回路の出力が入力し、前記混成回路には
    奇数段の垂直転送電極に接続するロジック回路にあって
    は前記第1の読み出し信号が入力し、偶数段の垂直転送
    電極に接続するロジック回路にあっては前記第2の読み
    出し信号が入力する、請求項1に記載の固体撮像素子。
  3. 【請求項3】 前記固体撮像素子が、前記光電変換電荷
    転送手段と、前記水平電荷転送レジスタと、前記垂直転
    送電極とが形成された受光・電荷転送基板、ならびに前
    記電荷検出部と、前記出力増幅器と、垂直および水平駆
    動パルスを発生する駆動回路とが形成されたモジュール
    基板とで構成され、前記受光・電荷転送基板と前記モジ
    ュール基板とが、それぞれに設けられたボンディングパ
    ッドをボンディングワイヤで接続することによって電気
    的に接続される、請求項1または請求項2に記載の固体
    撮像素子。
  4. 【請求項4】 前記固体撮像素子が、前記光電変換電荷
    転送手段と、前記水平電荷転送レジスタと、前記垂直転
    送電極とが形成された受光・電荷転送基板、ならびに前
    記電荷検出部と、前記出力増幅器と、垂直および水平駆
    動パルスを発生する駆動回路とが形成されたモジュール
    基板とで構成され、前記受光・電荷転送基板と前記モジ
    ュール基板とが、それぞれに設けられたバンプを直接接
    続することによって電気的に接続される、請求項1また
    は請求項2に記載の固体撮像素子。
  5. 【請求項5】 前記光電変換電荷転送手段と、前記水平
    電荷転送レジスタと、前記垂直転送電極と、前記電荷検
    出部と、前記出力増幅器と、垂直および水平駆動パルス
    を発生する駆動回路とが同一基板上に形成された、請求
    項1または請求項2に記載の固体撮像素子。
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