JP3089507B2 - 固体撮像素子および信号電荷転送方法 - Google Patents
固体撮像素子および信号電荷転送方法Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、固体撮像素子に係わ
り、例えばCCD等電荷転送形素子を直線状に配列した
いわゆるリニアイメージセンサとして応用される固体撮
像素子および信号電荷転送方法に関する。
り、例えばCCD等電荷転送形素子を直線状に配列した
いわゆるリニアイメージセンサとして応用される固体撮
像素子および信号電荷転送方法に関する。
【0002】固体撮像素子は光電変換部と走査部の機能
を1つのシリコンチップ上に作り上げたデバイスであ
る。近時は、さらにカラー化をするためにカラーフィル
タを光電変換部の上に形成することも行われている。こ
のような固体撮像素子は、例えばカメラ一体形VTRと
して用いられており、しかもより画素数を多くしようと
開発され、NTSCのみならず、ハイビジョンへの対応
も試みられつつある。
を1つのシリコンチップ上に作り上げたデバイスであ
る。近時は、さらにカラー化をするためにカラーフィル
タを光電変換部の上に形成することも行われている。こ
のような固体撮像素子は、例えばカメラ一体形VTRと
して用いられており、しかもより画素数を多くしようと
開発され、NTSCのみならず、ハイビジョンへの対応
も試みられつつある。
【0003】
【従来の技術】固体撮像素子の具体例として、直線状に
配列された画素を順次読み出すためのCCDリニアイメ
ージセンサの場合を例にとる。従来のCCDリニアイメ
ージセンサとしては、例えば図4、図6に示すようなも
のが知られている。
配列された画素を順次読み出すためのCCDリニアイメ
ージセンサの場合を例にとる。従来のCCDリニアイメ
ージセンサとしては、例えば図4、図6に示すようなも
のが知られている。
【0004】図4はCCDリニアイメージセンサとして
の固体撮像素子デバイスを示す図である。この図におい
て、半導体基板1上には入射する光に応じた電荷を発生
させる受光部としての光ダイオードセンサ列2が直線状
に配列され、この光ダイオードセンサ列2にほぼ平行に
シフトゲート3および電荷転送路4が設けられている。
の固体撮像素子デバイスを示す図である。この図におい
て、半導体基板1上には入射する光に応じた電荷を発生
させる受光部としての光ダイオードセンサ列2が直線状
に配列され、この光ダイオードセンサ列2にほぼ平行に
シフトゲート3および電荷転送路4が設けられている。
【0005】シフトゲート3は端子3aに印加されるシ
フトゲートパルスSGに対応して光ダイオードセンサ列
2で発生した電荷を図中矢印で示すように電荷転送路4
に導き、電荷転送路4は光ダイオードセンサ列2から転
送された電荷を端子5、6に入力される2相のクロック
パルス(すなわち、電荷転送シフトパルスS1、S2)
に応じて出力部7に転送する。出力部7は出力ゲート、
電荷電圧変換による読み出し部、出力回路等を含んでい
る。そして、電荷転送路4の信号は出力部7の出力端子
8から読み出される。
フトゲートパルスSGに対応して光ダイオードセンサ列
2で発生した電荷を図中矢印で示すように電荷転送路4
に導き、電荷転送路4は光ダイオードセンサ列2から転
送された電荷を端子5、6に入力される2相のクロック
パルス(すなわち、電荷転送シフトパルスS1、S2)
に応じて出力部7に転送する。出力部7は出力ゲート、
電荷電圧変換による読み出し部、出力回路等を含んでい
る。そして、電荷転送路4の信号は出力部7の出力端子
8から読み出される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の固体撮像素子デバイスにあっては、1つの電荷転送
路4の最終端に1つの出力部7を有する構成となってい
たため、高速なデータレートの場合に有効な信号期間を
確保することが困難(いわゆる高速駆動が困難)である
という問題点があった。
来の固体撮像素子デバイスにあっては、1つの電荷転送
路4の最終端に1つの出力部7を有する構成となってい
たため、高速なデータレートの場合に有効な信号期間を
確保することが困難(いわゆる高速駆動が困難)である
という問題点があった。
【0007】すなわち、図4に示すCCDリニアイメー
ジセンサの場合、電荷転送路4の最終端のシフトパルス
は図5(a)に示すように駆動パルス周期T1を繰り返
す信号であり、一方、電荷リセットパルスはリセットパ
ルス幅T2を有する信号である(図5(b)参照)。し
たがって、出力信号の波形は図5(c)に示すようにな
り、少なくとも信号電荷を消滅させるためのリセット期
間および出力信号の読み出し期間T3を含んで1周期と
なる。
ジセンサの場合、電荷転送路4の最終端のシフトパルス
は図5(a)に示すように駆動パルス周期T1を繰り返
す信号であり、一方、電荷リセットパルスはリセットパ
ルス幅T2を有する信号である(図5(b)参照)。し
たがって、出力信号の波形は図5(c)に示すようにな
り、少なくとも信号電荷を消滅させるためのリセット期
間および出力信号の読み出し期間T3を含んで1周期と
なる。
【0008】このとき、有効な信号取り出し期間T3は
シフトパルスの周期T1と、リセッ3トパルスの幅T2
とに依存する。その結果、高速のデータレートで駆動し
た場合には、シフトパルスの周期が短くなり、かつ電荷
リセットパルスの幅T2が原理的に変更できない場合に
は、必然的に出力信号の読み出しのための有効な信号取
り出し期間T3を確保することができなくなる。したが
って、実際上、高速駆動ができないことになる。
シフトパルスの周期T1と、リセッ3トパルスの幅T2
とに依存する。その結果、高速のデータレートで駆動し
た場合には、シフトパルスの周期が短くなり、かつ電荷
リセットパルスの幅T2が原理的に変更できない場合に
は、必然的に出力信号の読み出しのための有効な信号取
り出し期間T3を確保することができなくなる。したが
って、実際上、高速駆動ができないことになる。
【0009】これに対して、上述の欠点を解消すべく、
図6に示すようなCCDリニアイメージセンサも開発さ
れている。図6において、半導体基板11上には光ダイ
オードセンサ列12が直線状に配列され、この光ダイオ
ードセンサ列12に対してほぼ平行に2つの電荷転送路
13、14が設けられるとともに、さらに2つの電荷転
送路13、14に対応すべく第1シフトゲート15およ
び第2シフトゲート16が設けられている。
図6に示すようなCCDリニアイメージセンサも開発さ
れている。図6において、半導体基板11上には光ダイ
オードセンサ列12が直線状に配列され、この光ダイオ
ードセンサ列12に対してほぼ平行に2つの電荷転送路
13、14が設けられるとともに、さらに2つの電荷転
送路13、14に対応すべく第1シフトゲート15およ
び第2シフトゲート16が設けられている。
【0010】第1シフトゲート15は端子15aに印加
される第1シフトゲートパルスSG1に対応して光ダイ
オードセンサ列12で発生した電荷を図中矢印で示すよ
うに電荷転送路13に導き、また第2シフトゲート16
は端子16aに印加される第2シフトゲートパルスSG
2に対応して光ダイオードセンサ列2で発生した偶数番
目の電荷を第1シフトゲート15および電荷転送路13
を経て図中矢印で示すように電荷転送路14に導く。
される第1シフトゲートパルスSG1に対応して光ダイ
オードセンサ列12で発生した電荷を図中矢印で示すよ
うに電荷転送路13に導き、また第2シフトゲート16
は端子16aに印加される第2シフトゲートパルスSG
2に対応して光ダイオードセンサ列2で発生した偶数番
目の電荷を第1シフトゲート15および電荷転送路13
を経て図中矢印で示すように電荷転送路14に導く。
【0011】各電荷転送路13、14は光ダイオードセ
ンサ列12から転送された電荷を端子17、18に入力
される2相のクロックパルス(すなわち、電荷転送シフ
トパルスS11、S12)に応じて各出力部19、20
に転送する。なお、出力部19、20は何れも出力ゲー
ト、電荷電圧変換による読み出し部、出力回路等を含ん
でいる。そして、電荷転送路13では光ダイオードセン
サ列12から転送された奇数番目の電荷が出力部19の
出力端子21から読み出され、光ダイオードセンサ列1
2から転送された偶数番目の電荷は電荷転送路13から
第2シフトゲート16を介して電荷転送路14に送ら
れ、電荷転送路14の出力部20の出力端子22から読
み出される。
ンサ列12から転送された電荷を端子17、18に入力
される2相のクロックパルス(すなわち、電荷転送シフ
トパルスS11、S12)に応じて各出力部19、20
に転送する。なお、出力部19、20は何れも出力ゲー
ト、電荷電圧変換による読み出し部、出力回路等を含ん
でいる。そして、電荷転送路13では光ダイオードセン
サ列12から転送された奇数番目の電荷が出力部19の
出力端子21から読み出され、光ダイオードセンサ列1
2から転送された偶数番目の電荷は電荷転送路13から
第2シフトゲート16を介して電荷転送路14に送ら
れ、電荷転送路14の出力部20の出力端子22から読
み出される。
【0012】このように、図6に示すCCDリニアイメ
ージセンサは電荷の転送路を2つ用意し、2つの転送路
間にシフトゲートを作り、偶数番目の信号と奇数番目の
信号を別々の電荷転送路で送る形式となっている。した
がって、出力部での周波数(出力信号の周波数)は1/
2になるため、前述した図4に示すセンサに比べて高速
駆動が可能である反面、2つめのシフトゲートおよび電
荷転送路が必要となり、これらが外付けの回路として加
わると、高速駆動を必要としない低速駆動時にはデバイ
スの回路規模が大きく、不利になるという新たな欠点が
ある。そのため、使用するデータ周波数が固定されてい
ないCCDリニアイメージセンサにあっては、上述した
欠点なしに低速駆動と高速駆動を両立できることが望ま
れる。
ージセンサは電荷の転送路を2つ用意し、2つの転送路
間にシフトゲートを作り、偶数番目の信号と奇数番目の
信号を別々の電荷転送路で送る形式となっている。した
がって、出力部での周波数(出力信号の周波数)は1/
2になるため、前述した図4に示すセンサに比べて高速
駆動が可能である反面、2つめのシフトゲートおよび電
荷転送路が必要となり、これらが外付けの回路として加
わると、高速駆動を必要としない低速駆動時にはデバイ
スの回路規模が大きく、不利になるという新たな欠点が
ある。そのため、使用するデータ周波数が固定されてい
ないCCDリニアイメージセンサにあっては、上述した
欠点なしに低速駆動と高速駆動を両立できることが望ま
れる。
【0013】さらに、図6に示したCCDリニアイメー
ジセンサに類似の従来技術として、例えば特公平3ー4
0997号公報に記載されたものがある。このセンサ
は、受光部を基板の中央に設け、受光部の両側に2つの
電荷転送路を配列するとともに、受光部と2つの電荷転
送路の間に2つのシフトゲートを設け、さらに2つの電
荷転送路の出力端側にそれぞれ結合し、かつ独自の出力
部を有する第3の電荷転送路を設けたもので、高速読み
出し時には2つの電荷転送路から別個に信号を読出し、
低速読み出し時には第3の電荷転送路を介して2つの電
荷転送路からの信号を交互に信号を読出すようになって
いる。
ジセンサに類似の従来技術として、例えば特公平3ー4
0997号公報に記載されたものがある。このセンサ
は、受光部を基板の中央に設け、受光部の両側に2つの
電荷転送路を配列するとともに、受光部と2つの電荷転
送路の間に2つのシフトゲートを設け、さらに2つの電
荷転送路の出力端側にそれぞれ結合し、かつ独自の出力
部を有する第3の電荷転送路を設けたもので、高速読み
出し時には2つの電荷転送路から別個に信号を読出し、
低速読み出し時には第3の電荷転送路を介して2つの電
荷転送路からの信号を交互に信号を読出すようになって
いる。
【0014】しかしながら、この公報記載のセンサにあ
っても、図4に示すセンサに比べて高速駆動が可能では
あるが、2つの電荷転送路、2つのシフトゲートおよび
第3の電荷転送路が必要であり、高速駆動を必要としな
い低速駆動時にはデバイスの回路規模が大きく、不利に
なるという欠点がある。したがって、改良の余地があ
る。
っても、図4に示すセンサに比べて高速駆動が可能では
あるが、2つの電荷転送路、2つのシフトゲートおよび
第3の電荷転送路が必要であり、高速駆動を必要としな
い低速駆動時にはデバイスの回路規模が大きく、不利に
なるという欠点がある。したがって、改良の余地があ
る。
【0015】そこで本発明は、回路規模を大きくするこ
となく、高速周波数から低速周波数まで駆動可能な固体
撮像素子および信号電荷転送方法を提供することを目的
としている。
となく、高速周波数から低速周波数まで駆動可能な固体
撮像素子および信号電荷転送方法を提供することを目的
としている。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明固体撮像素子は、
例えば図1に示す如く入射する光情報に応じた電荷を発
生する受光部32と、この受光部32から読み出された
信号電荷を一方向に転送する第1電荷転送路34と、こ
の受光部32で発生した電荷をこの第1電荷転送路34
にシフトさせるシフトゲート33と、この第1電荷転送
路34の出力端に設けられた分岐用電極37と、この分
岐用電極37に結合された第2電荷転送路38と、この
第2電荷転送路38の出力端に結合された第1出力部3
9と、分岐用電極37に結合されるとともに、この第2
電荷転送路38の電荷転送方向とは異なる方向に信号電
荷を転送する第3電荷転送路40と、この第3電荷転送
路40の出力端に結合された第2出力部41とを備え、
高速駆動時にはこの分岐用電極37において、この第1
電荷転送路34の信号電荷をこの第2および第3の電荷
転送路38および40に交互に分配して転送し、この第
1および第2出力部39および41から交互に信号を出
力すると共に低速駆動時にはこの第1電荷転送路34の
信号電荷をこの第2電荷転送路38のみに転送し、この
第1出力部39のみから信号を出力するようにしたもの
である。
例えば図1に示す如く入射する光情報に応じた電荷を発
生する受光部32と、この受光部32から読み出された
信号電荷を一方向に転送する第1電荷転送路34と、こ
の受光部32で発生した電荷をこの第1電荷転送路34
にシフトさせるシフトゲート33と、この第1電荷転送
路34の出力端に設けられた分岐用電極37と、この分
岐用電極37に結合された第2電荷転送路38と、この
第2電荷転送路38の出力端に結合された第1出力部3
9と、分岐用電極37に結合されるとともに、この第2
電荷転送路38の電荷転送方向とは異なる方向に信号電
荷を転送する第3電荷転送路40と、この第3電荷転送
路40の出力端に結合された第2出力部41とを備え、
高速駆動時にはこの分岐用電極37において、この第1
電荷転送路34の信号電荷をこの第2および第3の電荷
転送路38および40に交互に分配して転送し、この第
1および第2出力部39および41から交互に信号を出
力すると共に低速駆動時にはこの第1電荷転送路34の
信号電荷をこの第2電荷転送路38のみに転送し、この
第1出力部39のみから信号を出力するようにしたもの
である。
【0017】
【0018】
【作用】本発明では、通常の電荷転送路(すなわち、第
1電荷転送路および第2電荷転送路)とは別に高速駆動
時専用の第3電荷転送路が設けられ、シフトパルスの切
り換えにより、高速のデータレートが必要な場合には信
号電荷を分岐用電極において第2および第3電荷転送路
に交互に分配し、第1および第2出力部から交互に信号
が出力される。また、低速駆動時には、通常の電荷転送
路の終端に配置された第1出力部のみから信号が読み出
される。
1電荷転送路および第2電荷転送路)とは別に高速駆動
時専用の第3電荷転送路が設けられ、シフトパルスの切
り換えにより、高速のデータレートが必要な場合には信
号電荷を分岐用電極において第2および第3電荷転送路
に交互に分配し、第1および第2出力部から交互に信号
が出力される。また、低速駆動時には、通常の電荷転送
路の終端に配置された第1出力部のみから信号が読み出
される。
【0019】したがって、高速のデータレートの場合で
も有効な信号期間を確保することができ、高速周波数か
ら低速周波数まで駆動可能となる。しかも、高速駆動時
専用の第3電荷転送路および第2出力部は従来例に比べ
て極めて小規模であり、高速駆動を必要としない低速駆
動時にあってもデバイスの回路規模が大きくなるという
不都合を解消できる。
も有効な信号期間を確保することができ、高速周波数か
ら低速周波数まで駆動可能となる。しかも、高速駆動時
専用の第3電荷転送路および第2出力部は従来例に比べ
て極めて小規模であり、高速駆動を必要としない低速駆
動時にあってもデバイスの回路規模が大きくなるという
不都合を解消できる。
【0020】
【実施例】以下、本発明を図面に基づいて説明する。図
1〜図3は本発明に係る固体撮像素子の一実施例を示す
図であり、本発明をCCDリニアイメージセンサに適用
した例である。
1〜図3は本発明に係る固体撮像素子の一実施例を示す
図であり、本発明をCCDリニアイメージセンサに適用
した例である。
【0021】図1はCCDリニアイメージセンサとして
の固体撮像素子デバイスを示す図である。この図におい
て、半導体基板31上には受光部としての光ダイオード
センサ列32が直線状に配列され、この光ダイオードセ
ンサ列32にほぼ平行にシフトゲート33および第1電
荷転送路34が設けられている。光ダイオードセンサ列
32は複数のセルからなり、入射する光に応じた電荷を
発生させる。各セルは例えば半導体基板31との間にp
n接合を形成する拡散半導体領域を含んでいる。
の固体撮像素子デバイスを示す図である。この図におい
て、半導体基板31上には受光部としての光ダイオード
センサ列32が直線状に配列され、この光ダイオードセ
ンサ列32にほぼ平行にシフトゲート33および第1電
荷転送路34が設けられている。光ダイオードセンサ列
32は複数のセルからなり、入射する光に応じた電荷を
発生させる。各セルは例えば半導体基板31との間にp
n接合を形成する拡散半導体領域を含んでいる。
【0022】シフトゲート33は光ダイオードセンサ列
32で発生した電荷を第1電荷転送路34に送り込むも
ので、その端子33aに印加されるシフトゲートパルス
SGによって駆動され、光ダイオードセンサ列32で発
生した電荷を図中矢印で示すように第1電荷転送路34
に導く。第1電荷転送路34は具体的にはCCDであ
り、シフトゲート33によって光ダイオードセンサ列3
2から転送された電荷を端子35、36に入力される2
相のクロックパルス(すなわち、電荷転送シフトパルス
S1、S2)に応じて一方向(図中左方向の出力端子
側)に転送する。
32で発生した電荷を第1電荷転送路34に送り込むも
ので、その端子33aに印加されるシフトゲートパルス
SGによって駆動され、光ダイオードセンサ列32で発
生した電荷を図中矢印で示すように第1電荷転送路34
に導く。第1電荷転送路34は具体的にはCCDであ
り、シフトゲート33によって光ダイオードセンサ列3
2から転送された電荷を端子35、36に入力される2
相のクロックパルス(すなわち、電荷転送シフトパルス
S1、S2)に応じて一方向(図中左方向の出力端子
側)に転送する。
【0023】第1電荷転送路34には一方向側には、信
号電荷切換手段である分岐用電極(出力ゲートに相当)
37を介して第2電荷転送路38が結合されており、さ
らに第2電荷転送路38の出力端には第1出力部39が
結合されている。また、分岐用電極37には第3電荷転
送路40が結合されており、さらに第3電荷転送路40
の出力端には第2出力部41が結合されている。第3電
荷転送路40は第2電荷転送路38の電荷転送方向とは
異なる方向(本実施例では第2電荷転送路38の電荷転
送方向に対して直交する方向)に電荷を転送する。
号電荷切換手段である分岐用電極(出力ゲートに相当)
37を介して第2電荷転送路38が結合されており、さ
らに第2電荷転送路38の出力端には第1出力部39が
結合されている。また、分岐用電極37には第3電荷転
送路40が結合されており、さらに第3電荷転送路40
の出力端には第2出力部41が結合されている。第3電
荷転送路40は第2電荷転送路38の電荷転送方向とは
異なる方向(本実施例では第2電荷転送路38の電荷転
送方向に対して直交する方向)に電荷を転送する。
【0024】第1出力部39および第2出力部41は転
送された電荷を信号として読み出すための出力処理を行
うもので、出力ゲート、電荷電圧変換による読み出し
部、出力回路等を含んでいる。そして、第2電荷転送路
38の信号は第1出力部39の出力端子42から読み出
され、第3電荷転送路40の信号は第2出力部41の出
力端子43から読み出される。以上述べたように、本発
明の信号電荷転送方法は、光ダイオードセンサ列32か
ら信号電荷を取り出し、シフトゲート33を介して第1
電荷転送路34に転送し、さらに端子35,36に入力
されるクロックに同期して分岐用電極37側へ転送し、
低速転送時には分岐用電極37を用いて第2電荷転送路
38へ転送し、第1出力部39の出力端子42から電荷
を出力する。一方、高速転送時には信号電荷切換手段で
ある分岐用電極37を交互に切り換えて、第2電荷転送
路38と第3電荷転送路40に出力し、それぞれの出力
端子である第1の出力端子42と第2の出力端子43を
介して信号電荷が取り出されるものである。従って、本
発明の信号電荷転送方法は、必要に応じて信号転送速度
を設定することができる。
送された電荷を信号として読み出すための出力処理を行
うもので、出力ゲート、電荷電圧変換による読み出し
部、出力回路等を含んでいる。そして、第2電荷転送路
38の信号は第1出力部39の出力端子42から読み出
され、第3電荷転送路40の信号は第2出力部41の出
力端子43から読み出される。以上述べたように、本発
明の信号電荷転送方法は、光ダイオードセンサ列32か
ら信号電荷を取り出し、シフトゲート33を介して第1
電荷転送路34に転送し、さらに端子35,36に入力
されるクロックに同期して分岐用電極37側へ転送し、
低速転送時には分岐用電極37を用いて第2電荷転送路
38へ転送し、第1出力部39の出力端子42から電荷
を出力する。一方、高速転送時には信号電荷切換手段で
ある分岐用電極37を交互に切り換えて、第2電荷転送
路38と第3電荷転送路40に出力し、それぞれの出力
端子である第1の出力端子42と第2の出力端子43を
介して信号電荷が取り出されるものである。従って、本
発明の信号電荷転送方法は、必要に応じて信号転送速度
を設定することができる。
【0025】次に、本実施例における固体撮像素子の構
成とその動作を説明する。例えば、第1電荷転送路3
4、第2電荷転送路38および第3電荷転送路40がn
チャネル型のCCDで形成されているとすると、nチャ
ネルの転送路においては電圧の高い方(すなわち、ポテ
ンシャルが深く、電位が高い方)へ電荷が移動する。
成とその動作を説明する。例えば、第1電荷転送路3
4、第2電荷転送路38および第3電荷転送路40がn
チャネル型のCCDで形成されているとすると、nチャ
ネルの転送路においては電圧の高い方(すなわち、ポテ
ンシャルが深く、電位が高い方)へ電荷が移動する。
【0026】ここで、低速駆動を必要とする場合には第
3電荷転送路40側の電位を浅くする。詳細には、図2
に分岐用電極37近傍のCCD列を示すように、第3電
荷転送路40側におけるCCD列40a、40b、40
c・・・の電位を浅くする。なお、34a〜34d・・
・は第1電荷転送路34側におけるCCD列、38a、
38b、38c・・・は第2電荷転送路38側における
CCD列である。
3電荷転送路40側の電位を浅くする。詳細には、図2
に分岐用電極37近傍のCCD列を示すように、第3電
荷転送路40側におけるCCD列40a、40b、40
c・・・の電位を浅くする。なお、34a〜34d・・
・は第1電荷転送路34側におけるCCD列、38a、
38b、38c・・・は第2電荷転送路38側における
CCD列である。
【0027】第3電荷転送路40側におけるCCD列4
0a、40b、40c・・・の電位を浅くなることによ
り、第1電荷転送34から分岐用電極37に転送された
電荷は第3電荷転送路40側に流れ込まなくなる。ま
た、このとき第1電荷転送34に与えたものと同じ駆動
周波数の2相クロックパルス(すなわち、電荷転送シフ
トパルスS1、S2)を分岐用電極37および第2電荷
転送路38に与えると、電荷は分岐用電極37から第2
電荷転送路38を通り、第1出力部39に向って転送さ
れる。この状態は図2において電荷の転送方向(I)か
ら転送方向(II)に向う方向として示される。したが
って、電荷の転送方向(III)には転送されない。そ
のため、低速駆動時には第1出力部39のみから信号が
出力される。
0a、40b、40c・・・の電位を浅くなることによ
り、第1電荷転送34から分岐用電極37に転送された
電荷は第3電荷転送路40側に流れ込まなくなる。ま
た、このとき第1電荷転送34に与えたものと同じ駆動
周波数の2相クロックパルス(すなわち、電荷転送シフ
トパルスS1、S2)を分岐用電極37および第2電荷
転送路38に与えると、電荷は分岐用電極37から第2
電荷転送路38を通り、第1出力部39に向って転送さ
れる。この状態は図2において電荷の転送方向(I)か
ら転送方向(II)に向う方向として示される。したが
って、電荷の転送方向(III)には転送されない。そ
のため、低速駆動時には第1出力部39のみから信号が
出力される。
【0028】一方、高速駆動を必要とする場合には第2
電荷転送路38および第2電荷転送路40に対して第1
電荷転送路34の1/2の周波数のクロックパルスを与
える。クロックパルスの具体例は図3のように示され
る。すなわち、第1電荷転送路34および分岐用電極3
7には図3(a)に示すような所定周波数の電荷転送シ
フトパルス(例えば、S1)が与えられる。
電荷転送路38および第2電荷転送路40に対して第1
電荷転送路34の1/2の周波数のクロックパルスを与
える。クロックパルスの具体例は図3のように示され
る。すなわち、第1電荷転送路34および分岐用電極3
7には図3(a)に示すような所定周波数の電荷転送シ
フトパルス(例えば、S1)が与えられる。
【0029】また、第2電荷転送路38には図3(b)
に示すように第1電荷転送路34に与えたシフトパルス
の1/2の周波数を有する電荷転送シフトパルスS38
が与えられ、さらに第3電荷転送路40には図3(c)
に示すように第1電荷転送路34に与えたシフトパルス
の1/2の周波数を有し、かつ第2電荷転送路38に与
えたものと半周期だけ位相がずれている電荷転送シフト
パルスS40が与えられる。
に示すように第1電荷転送路34に与えたシフトパルス
の1/2の周波数を有する電荷転送シフトパルスS38
が与えられ、さらに第3電荷転送路40には図3(c)
に示すように第1電荷転送路34に与えたシフトパルス
の1/2の周波数を有し、かつ第2電荷転送路38に与
えたものと半周期だけ位相がずれている電荷転送シフト
パルスS40が与えられる。
【0030】このように第2電荷転送路38および第3
電荷転送路40を互いのクロックパルスが半周期分だけ
ずれているような位相関係で駆動した場合、電荷は第2
電荷転送路38および第3電荷転送路40の双方に対し
て交互に分配される。この状態は図2において電荷の転
送方向(I)から転送方向(II)に向う方向および転
送方向(III)に向う方向として示される。したがっ
て、電荷の転送方向がが2つになる。また、第3電荷転
送路40は高速駆動時専用の電荷転送路となる。
電荷転送路40を互いのクロックパルスが半周期分だけ
ずれているような位相関係で駆動した場合、電荷は第2
電荷転送路38および第3電荷転送路40の双方に対し
て交互に分配される。この状態は図2において電荷の転
送方向(I)から転送方向(II)に向う方向および転
送方向(III)に向う方向として示される。したがっ
て、電荷の転送方向がが2つになる。また、第3電荷転
送路40は高速駆動時専用の電荷転送路となる。
【0031】そして、分配された電荷は第2電荷転送路
38および第3電荷転送路40をそれぞれ元の伝送速度
の1/2の周波数で転送されていき、第1出力部39お
よび第2出力部41で出力処理が行われ、出力端子42
および出力端子43からそれぞれ読み出される。この場
合、各出力端子42、43からは偶数番目と奇数番目の
信号が交互に読み出される。
38および第3電荷転送路40をそれぞれ元の伝送速度
の1/2の周波数で転送されていき、第1出力部39お
よび第2出力部41で出力処理が行われ、出力端子42
および出力端子43からそれぞれ読み出される。この場
合、各出力端子42、43からは偶数番目と奇数番目の
信号が交互に読み出される。
【0032】以上のように、高速駆動の場合には分岐用
電極37から電荷が2方向に分岐して転送され、第1、
第2出力部39、40から交互に信号として読み出され
る。したがって、高速のデータレートの場合でもクロッ
クパルスの周波数が1/2であるため、有効な信号期間
を確保することができる。すなわち、高速駆動を行うこ
とができる。
電極37から電荷が2方向に分岐して転送され、第1、
第2出力部39、40から交互に信号として読み出され
る。したがって、高速のデータレートの場合でもクロッ
クパルスの周波数が1/2であるため、有効な信号期間
を確保することができる。すなわち、高速駆動を行うこ
とができる。
【0033】また、高速駆動時専用の第3電荷転送路4
0および第2出力部41が従来に比べて極めて小規模の
構成であるため、高速駆動を必要としない低速駆動時に
あってもデバイスの回路規模が大きくならないという効
果を得ることができる。すなわち、回路規模を大きくす
ることなく、高速駆動と低速駆動を両立させることがで
きる。したがって、特に使用するデータ周波数が固定さ
れていないCCDリニアイメージセンサにあっては、デ
バイスの回路規模が大きくならずに低速駆動と高速駆動
を両立でき、コスト低減効果も得ることができる。
0および第2出力部41が従来に比べて極めて小規模の
構成であるため、高速駆動を必要としない低速駆動時に
あってもデバイスの回路規模が大きくならないという効
果を得ることができる。すなわち、回路規模を大きくす
ることなく、高速駆動と低速駆動を両立させることがで
きる。したがって、特に使用するデータ周波数が固定さ
れていないCCDリニアイメージセンサにあっては、デ
バイスの回路規模が大きくならずに低速駆動と高速駆動
を両立でき、コスト低減効果も得ることができる。
【0034】なお、上記実施例では高速駆動時の電荷転
送に際して周波数が1/2で、互いに半周期分だけ位相
がずれた電荷転送シフトパルスを第2、第3電荷転送路
に供給しているが、このような転送制御に限らず、例え
ば高速駆動時には複数の電荷出力手段(例えば、2系統
の電荷転送路と出力部)に対して電荷転送のために最終
段の電位を順次変更して出力を交互に読み出すように制
御してもよい。例えば、nチャネルの転送路においては
電位が高い方へ電荷が移動するから、2系統の各最終段
の電位を順次交互に高くすると、出力が交互に読み出さ
れる。
送に際して周波数が1/2で、互いに半周期分だけ位相
がずれた電荷転送シフトパルスを第2、第3電荷転送路
に供給しているが、このような転送制御に限らず、例え
ば高速駆動時には複数の電荷出力手段(例えば、2系統
の電荷転送路と出力部)に対して電荷転送のために最終
段の電位を順次変更して出力を交互に読み出すように制
御してもよい。例えば、nチャネルの転送路においては
電位が高い方へ電荷が移動するから、2系統の各最終段
の電位を順次交互に高くすると、出力が交互に読み出さ
れる。
【0035】一方、低速駆動時には1系統の電荷出力手
段のみを使用するように、その最終段の電位(レベル)
を制御して出力を読み出すように制御してもよい。要
は、小規模の複数の電荷出力手段の電位を適切に制御す
るようにすればよい。
段のみを使用するように、その最終段の電位(レベル)
を制御して出力を読み出すように制御してもよい。要
は、小規模の複数の電荷出力手段の電位を適切に制御す
るようにすればよい。
【0036】なお、本発明は上記実施例のようにCCD
リニアイメージセンサに適用する例に限らず、固体撮像
素子を応用した他のデバイスにも適用することができ
る。
リニアイメージセンサに適用する例に限らず、固体撮像
素子を応用した他のデバイスにも適用することができ
る。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
高速のデータレートの場合でも有効な信号期間を確保す
ることができ、高速周波数から低速周波数まで駆動して
信号を読み出すことが可能な固体撮像素子および信号電
荷転送方法を提供することができる。
高速のデータレートの場合でも有効な信号期間を確保す
ることができ、高速周波数から低速周波数まで駆動して
信号を読み出すことが可能な固体撮像素子および信号電
荷転送方法を提供することができる。
【0038】また、高速駆動時専用の第3電荷転送路お
よび第2出力部が従来に比べて極めて小規模であるの
で、高速駆動を必要としない低速駆動時にあってもデバ
イスの回路規模が大きくならないとういう効果が得られ
る。すなわち、回路規模を大きくすることなく、高速駆
動と低速駆動を両立できる。
よび第2出力部が従来に比べて極めて小規模であるの
で、高速駆動を必要としない低速駆動時にあってもデバ
イスの回路規模が大きくならないとういう効果が得られ
る。すなわち、回路規模を大きくすることなく、高速駆
動と低速駆動を両立できる。
【図1】本発明に係る固体撮像素子を適用したCCDリ
ニアイメージセンサの平面図である。
ニアイメージセンサの平面図である。
【図2】同実施例の電荷の転送方向を説明するための分
岐用電極近傍の拡大図である。
岐用電極近傍の拡大図である。
【図3】同実施例の駆動パルスを示す波形図である。
【図4】従来のCCDリニアイメージセンサの平面図で
ある。
ある。
【図5】図4に示すCCDリニアイメージセンサの駆動
パルスを示す波形図である。
パルスを示す波形図である。
【図6】従来の他のCCDリニアイメージセンサの平面
図である。
図である。
31 半導体基板 32 光ダイオードセンサ列(受光部) 33 シフトゲート 34 第1電荷転送路 35、36 端子 37 分岐用電極(出力ゲート,信号電荷切換手段) 38 第2電荷転送路 39 第1出力部 40 第3電荷転送路 41 第2出力部 42、43 出力端子
Claims (3)
- 【請求項1】 入射する光情報に応じた電荷を発生する
受光部と、 前記受光部から読み出された信号電荷を一方向に転送す
る第1電荷転送路と、前記受光部で発生した電荷を前記
第1電荷転送路にシフトさせるシフトゲートと、前記第
1電荷転送路の出力端に設けられた分岐用電極と、 前記分岐用電極に結合された第2電荷転送路と、 前記第2電荷転送路の出力端に結合された第1出力部
と、 前記分岐用電極に結合されるとともに、前記第2電荷転
送路の電荷転送方向とは異なる方向に信号電荷を転送す
る第3電荷転送路と、 前記第3電荷転送路の出力端に結合された第2出力部と
を備え、 高速駆動時には前記分岐用電極において、前記第1電荷
転送路の信号電荷を前記第2および第3電荷転送路に交
互に分配して転送し、前記第1および第2出力部から交
互に信号を出力すると共に低速駆動時には前記第1電荷
転送路の信号電荷を前記第2電荷転送路のみに転送し、
前記第1出力部のみから信号を出力するようにしたこと
を特徴とする固体撮像素子。 - 【請求項2】 請求項1記載の固体撮像素子において、 前記高速駆動時には前記第2および第3電荷転送路には
互に位相の異なる第1電荷転送路に供給するシフトパル
スの1/2の周波数のシフトパルスをそれぞれ供給し
て、前記第1および第2出力部から交互に信号を出力
し、低速駆動時には前記第2電荷転送路に前記第1電荷
転送路に供給するシフトパルスと同一のシフトパルスを
供給するようにし、前記第1出力部のみから信号を出力
するようにしたことを特徴とする固体撮像素子。 - 【請求項3】 信号電荷を検出し、該信号電荷を第1電
荷転送路へ転送し、該転送された信号電荷を、 低速転送時には前記第1電荷転送路の出力端に設けられ
た分岐用電極を介して第2電荷転送路へ転送して出力
し、高速転送時には前記分岐用電極において前記第2電
荷転送路と第3電荷転送路とに交互に転送し出力するこ
とを特徴とする信号電荷転送方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04079161A JP3089507B2 (ja) | 1992-02-29 | 1992-02-29 | 固体撮像素子および信号電荷転送方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04079161A JP3089507B2 (ja) | 1992-02-29 | 1992-02-29 | 固体撮像素子および信号電荷転送方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05244340A JPH05244340A (ja) | 1993-09-21 |
JP3089507B2 true JP3089507B2 (ja) | 2000-09-18 |
Family
ID=13682238
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04079161A Expired - Fee Related JP3089507B2 (ja) | 1992-02-29 | 1992-02-29 | 固体撮像素子および信号電荷転送方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3089507B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1428380A2 (en) * | 2001-08-17 | 2004-06-16 | Micron Technology, Inc. | Doubling of speed in cmos sensor with column-parallel adcs |
US7855742B2 (en) | 2006-03-30 | 2010-12-21 | Fujifilm Corporation | Solid state imaging device with horizontal transfer paths and a driving method therefor |
JP4773305B2 (ja) * | 2006-09-04 | 2011-09-14 | 富士フイルム株式会社 | 撮像装置および撮像方法 |
JP5184981B2 (ja) | 2008-06-10 | 2013-04-17 | キヤノン株式会社 | X線画像診断システム、画像処理装置及び画像処理方法 |
-
1992
- 1992-02-29 JP JP04079161A patent/JP3089507B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05244340A (ja) | 1993-09-21 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |