JP3035769B2 - 表面処理装置 - Google Patents

表面処理装置

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JP3035769B2
JP3035769B2 JP7193108A JP19310895A JP3035769B2 JP 3035769 B2 JP3035769 B2 JP 3035769B2 JP 7193108 A JP7193108 A JP 7193108A JP 19310895 A JP19310895 A JP 19310895A JP 3035769 B2 JP3035769 B2 JP 3035769B2
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雅章 大出
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昭和アルミニウム株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、アルミニウム製
建材等の表面処理を行う表面処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の表面処理装置について、図3を参
照して説明する。以下の説明において、図3の左右を左
右といい、同図の紙面に直角な方向を前後というものと
する。同図に示す表面処理装置は、横吊り方式と称され
るもので、自走式門形クレーン(1) と、複数の長尺材
(A) がすだれ状に取り付けられる処理枠(2) と、各長尺
材(A) が浸漬される処理槽(4) と、長尺材(A) が処理槽
(4) 内に浸漬された浸漬位置と長尺材(A) が処理槽(4)
から出された液切り位置との間を処理枠(2) を支持して
昇降する左右一対のバケット(3) とを備えている。
【0003】処理枠(2) は、左右方向にのびる横材(5)
と、これに吊り下げられた左右一対の縦材(6)(7)とより
なり、長尺材(A) は、処理枠(2) に傾斜状態で複数段に
積まれている。
【0004】門形クレーン(1) には、各バケット(3)(3)
を案内する左右一対の垂直ガイドレール(8)(8)と、各バ
ケット(3)(3)を吊り下げている左右ワイヤ(9)(9)を巻取
り・巻戻す電動機(10)とが備えられている。左右ワイヤ
(9)(9)は、電動機(10)により駆動される左右にのびた水
平回転軸(11)の左右両端部に設けられた巻取部(11a)(11
a)に巻かれている。
【0005】上記従来の表面処理装置では、各バケット
(3)(3)が左右一対の垂直ガイドレール(8)(8)に案内され
て昇降するので、処理枠(2) が揺れないという利点があ
る反面、門形クレーン(1) を使用するために、設備費が
高くつくという問題があった。
【0006】そこで、設備費を下げるために、自走式門
形クレーン(1) に代えて天井走行クレーン(21)を使用す
ることが考えられる。天井走行クレーン(21)を備えた表
面処理装置は、例えば、図4に示すように、複数の長尺
材(A) がすだれ状に取り付けられた処理枠(22)と、各長
尺材(A) が浸漬される処理槽(24)と、天井走行クレーン
(21)とを備え、天井走行クレーン(21)に、処理枠(22)に
引っ掛けられるフック(29)が取り付けられた巻上げロー
プ(28)を有する巻上げ装置(23)が設けられたものとな
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記の天井走行クレー
ン(21)を備えた表面処理装置では、設備費の点からは有
利であるが、処理枠(22)をロープ(28)で吊り下げている
だけなので、処理枠(22)が揺れやすく、処理槽(24)内壁
に処理枠(22)や長尺材(A) がぶつかり、処理槽(24)や長
尺材(A) に傷がつくという問題がある。
【0008】この発明の目的は、設備費が安くしかも処
理槽や長尺材に傷がつきにくい表面処理装置を提供する
ことにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明による表面処理
装置は、長尺材(A) が浸漬される処理槽(24)と、左右一
対のフック引掛け部(48)を有しかつ複数の長尺材(A) が
すだれ状に積載される処理枠(22)と、巻上げロープ(38)
をそれぞれ有しかつ処理枠(22)を長尺材浸漬位置と長尺
材液切り位置との間に昇降させる左右一対の巻上げ装置
(33)と、巻上げ装置(33)が取り付けられておりかつ前後
に移動自在な天井走行クレーン(21)とを備えている表面
処理装置であって、天井走行クレーン(21)の桁(41)に、
上下方向に伸縮する左右一対のパンタグラフ(40)の各上
のピン(46)が取り付けられ、左右パンタグラフ(40)の
各下端のピン(46)に各巻上げロープ(38)の下端部が取り
付けられ、左右パンタグラフ(40)の各下端のピン(46)同
士が左右にのびる連結板(47)により連結され、連結板(4
7)にフック(39)が固定され、連結板(47)が、処理槽(4)
外にいる作業者が手でつかむことができるように延長さ
れているものである。
【0010】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態を、以下図
面を参照して説明する。以下の説明において、図1の左
右を左右といい、同図の紙面に直角な方向を前後という
ものとする。
【0011】図1および図2は、この発明の表面処理装
置を示すもので、前後に移動自在な天井走行クレーン(2
1)と、複数の長尺材(A) がすだれ状に積載される処理枠
(22)と、長尺材(A) が浸漬される処理槽(24)と、長尺材
(A) が処理槽(24)内に浸漬された浸漬位置と長尺材(A)
が処理槽(24)から出された液切り位置との間を処理枠(2
2)を支持して昇降する左右一対の巻上げ装置(33)(33)と
を備えている。
【0012】天井走行クレーン(21)は、左右巻上げ装置
(33)が固定されている桁(41)と、桁(41)の両端部に設け
られた左右のサドル(42)(42)と、左右のサドル(42)(42)
を案内して桁(41)を前後移動させる左右のレール(43)(4
3)とを有している。桁(41)には、桁(41)を前後移動させ
るための走行駆動部(49)が設けられている。各巻上げ装
置(33)は、巻上げドラム(37)と、処理枠(22)に引っ掛け
られるフック(39)と、処理枠(22)の巻上げおよび巻下げ
を行う巻上げロープ(38)とを有しており、作業者が操作
可能なスイッチによって、同時に作動および停止させる
ことができる。
【0013】天井走行クレーン(21)の桁(41)と処理枠
(2) との間に、上下方向に伸縮する左右一対のパンタグ
ラフ(40)が設けられている。
【0014】各パンタグラフ(40)は、それぞれ4本の帯
板(45)により構成されておりかつ互いに平行な前後一対
の平行四辺形枠(44)と、前後平行四辺形枠(44)の対応す
るコーナー部同士を帯板(45)同士が回動可能なように連
結する上下および左右の4つのピン(46)とよりなる。
【0015】左右のパンタグラフ(40)の上端のピン(46)
は、天井走行クレーン(21)の桁(41)にそれぞれ固定され
ている。左右のパンタグラフ(40)の下端のピン(46)同士
は、左右にのびる連結板(47)により連結されている。連
結板(47)の右端部分を作業台上の作業者が手でつかむこ
とができるように、連結板(47)は右方に延長されてい
る。そして、左右の巻上げ装置(33)の巻上げロープ(38)
の下端が、パンタグラフ(40)の下端のピン(46)に固定さ
れ、左右の巻上げ装置(33)のフック(39)が連結板(47)の
下面に固定されている。
【0016】処理枠(22)は、駒止方式と呼ばれる公知の
ものであり、左右方向にのびる横材(25)と、これに吊り
下げられた左右一対の縦材(26)(27)とよりなる。横材(2
5)には、左右一対のフック引掛け部(48)が設けられてい
る。各縦材(26)(27)には、それぞれ複数段の棚が設けら
れており、長尺材(A) は、この処理枠(22)に、傾斜状態
で複数段に積むことができる。
【0017】左右のパンタグラフ(40)は、フック(39)昇
降時にそれに伴って伸縮することができ、各長尺材(A)
が処理槽(24)内に浸漬されるさいには、図1に実線で示
すように上下方向に伸びた状態となり、長尺材(A) が処
理槽(24)から出されて液切りされるさいには同図に鎖線
で示すように上下方向に縮んだ状態となる。このよう
に、左右のパンタグラフ(40)は、上下方向には伸縮自在
であるが、垂直軸回りのねじれに対する剛性は強いた
め、処理枠(22)の揺れを防止することができる。したが
って、精度良く処理枠(22)を昇降することでき、前後幅
が500〜700mmと狭い処理槽(24)であっても、処
理槽(24)に処理枠(22)や長尺材(A) がぶつかって、処理
槽(24)や長尺材(A) に傷がつくということがない。
【0018】記において、連結板(47)を使用すること
により、パンタグラフ(40)の左右方向の剛性が上がると
ともに、作業者が連結板(47)を操作して左右のフック(3
9)を1回の操作で処理枠(22)のフック引掛け部(48)に引
っ掛けることができる。また、パンタグラフ(40)は、図
示した形状に限られるものではなく、例えば、上下に2
つの平行四辺形枠が並ぶものなど、種々の変形が可能で
ある。
【0019】
【発明の効果】この発明の表面処理装置によると、設備
費が高い門形クレーンを使用せずに、巻上げ装置が設け
られた天井走行クレーンを使用するので、設備費が安く
済む。また、各パンタグラフは、上下方向には伸縮自在
であるが、垂直軸回りのねじれに対する剛性は強いか
ら、これにより処理枠の揺れを防いで精度良く処理枠を
昇降することできるので、処理槽や長尺材に傷がつくこ
とがない。
【0020】しかも、フックが、パンタグラフの下端部
同士を連結している連結板に固定されており、連結板
が、処理槽外にいる作業者が手でつかむことができるよ
うに延長されているので、連結板を操作することによ
り、2つのフックを同時に処理枠 に引っ掛けることがで
き、極めて作業効率がよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による表面処理装置を概略的に示す縦
断面図である。
【図2】同要部の拡大斜視図である。
【図3】従来の表面処理装置を概略的に示す縦断面図で
ある。
【図4】表面処理装置の比較例を概略的に示す斜視図で
ある。
【符号の説明】
(21) 天井走行クレーン (22) 処理枠(24) 処理槽 (33) 巻上げ装置 (38) 巻上げロープ (39) フック (40) パンタグラフ (41) 桁(46) パンタグラフ上下端ピン (47) 連結板 (48) フック引掛け部 (A) 長尺材

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長尺材(A) が浸漬される処理槽(24)と、
    左右一対のフック引掛け部(48)を有しかつ複数の長尺材
    (A) がすだれ状に積載される処理枠(22)と、巻上げロー
    プ(38)をそれぞれ有しかつ処理枠(22)を長尺材浸漬位置
    と長尺材液切り位置との間に昇降させる左右一対の巻上
    げ装置(33)と、巻上げ装置(33)が取り付けられておりか
    つ前後に移動自在な天井走行クレーン(21)とを備えてい
    る表面処理装置であって、天井走行クレーン(21)の桁(4
    1)に、上下方向に伸縮する左右一対のパンタグラフ(40)
    の各上端のピン(46)が取り付けられ、左右パンタグラフ
    (40)の各下端のピン(46)に各巻上げロープ(38)の下端部
    が取り付けられ、左右パンタグラフ(40)の各下端のピン
    (46)同士が左右にのびる連結板(47)により連結され、連
    結板(47)にフック(39)が固定され、連結板(47)が、処理
    槽(4) 外にいる作業者が手でつかむことができるように
    延長されている表面処理装置。
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