JP5375461B2 - 吊り上げ装置、搬送装置、画像形成装置 - Google Patents

吊り上げ装置、搬送装置、画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、吊り上げ装置、搬送装置、画像形成装置に関するものである。
特許文献1には、大容量給紙装置が記載されており、この大容量給紙装置には、用紙が載せられる支持プレートを上下動させるリフト装置が設けられている。
このリフト装置は、支持プレートを支持すると共に端部が回転軸を介して回転自在に固定された4本の腕部材を備えている。さらに、このリフト装置は、水平方向に並んだ一対の回転軸をネジ軸により連結するいわゆるパンタグラフ式ジャッキとされている。そして、このネジ軸を回転させることで、水平方向に並んだ一対の回転軸を接近させ、又は離すことで、支持プレートを上下動させるようになっている。
特開平11−147618号公報
本発明の課題は、対象物を吊り上げたときに構成部材が座屈変形するのを抑制することである。
本発明の請求項1に係る吊り上げ装置は、吊り上げる対象物が支持される支持部材と、夫々の一端部が前記支持部材に対して回転自在に連結された一対の第1腕部材と、夫々の一端部が前記第1腕部材の他端部に連結部材を介して回転自在に連結されると共に、強度部材に取り付けられるベース部材に他端部が回転自在に連結されて吊り下げられる一対の第2腕部材と、基端部が一方の前記連結部材に連結されると共に、先端部が他方の前記連結部材を挟んで一方の前記連結部材の反対側に配置され、他方の前記連結部材を一方の前記連結部材に近づけ又は一方の前記連結部材から遠ざける方向に移動可能に他方の前記連結部材を保持する保持部材と、前記保持部材の先端部と他方の前記連結部材との間に設けられ、前記保持部材の先端部に対して他方の前記連結部材を遠ざけて前記第1腕部材の一端部を降下させ、前記保持部材の先端部に対して他方の前記連結部材を近づけて前記第1腕部材の一端部を上昇させる昇降部材と、を備えることを特徴とする。
本発明の請求項2に係る吊り上げ装置は、請求項1に記載において、前記昇降部材は、他方の前記連結部材にねじ込まれると共に前記保持部材の先端部を抜け止め状態で貫通し、又は他方の前記連結部材を抜け止め状態で貫通すると共に前記保持部材の先端部にねじ込まれ、一方側に回転させることで前記保持部材の先端部に対して他方の前記連結部材を遠ざけて前記第1腕部材の一端部を降下させ、他方側に回転させることで前記保持部材の先端部に対して他方の前記連結部材を近づけて前記第1腕部材の一端部を上昇させるねじ棒であることを特徴とする。
本発明の請求項3に係る吊り上げ装置は、請求項1又は2に記載において、 一方の前記連結部材に回転自在に連結された前記第2腕部材に沿って延びると共に、一端部が前記ベース部材に回転自在に連結され、他端部が前記保持部材に回転自在に連結されるリンク部材が設けられることを特徴とする。
本発明の請求項4に係る搬送装置は、吊り上げる対象物が収納された筐体内に支持されるレール部材と、前記レール部材に移動可能に支持される強度部材に前記ベース部材が取り付けられる請求項1〜3何れか1項に記載の吊り上げ装置と、を備えることを特徴とする。
本発明の請求項5に係る搬送装置は、吊り上げる対象物が収納された筐体内に支持されるレール部材と、前記レール部材に移動可能に支持される強度部材に前記ベース部材が回転自在に連結される請求項1〜3何れか1項に記載の吊り上げ装置と、を備えることを特徴とする。
本発明の請求項6に係る画像形成装置は、請求項4又は5に記載の搬送装置と、液滴を記録媒体に向けて吐出すると共に、装置本体に対する着脱時には、前記搬送装置によって吊り上げられて搬送される液滴吐出ヘッドと、を備えることを特徴とする。
本発明の請求項1の構成によれば、パンタグラフ式ジャッキを転用して対象物を吊り上げる場合と比して、構成部材が座屈変形するのを抑制することができる。
本発明の請求項2の構成によれば、パンタグラフ式ジャッキを転用して対象物を吊り上げる場合と比して、構成部材が座屈変形するのを抑制することができる。
本発明の請求項3の構成によれば、リンク部材が設けられない場合と比して、安定した姿勢で、対象物を吊り上げることができる。
本発明の請求項4の構成によれば、請求項1〜3何れか1項に記載の吊り上げ装置を備えない場合と比して、対象物を吊り上げたときに構成部材が座屈変形するのを抑制することができる。
本発明の請求項5の構成によれば、対象物を適宜回転することができる。
本発明の請求項6の構成によれば、請求項4に記載の搬送装置を備えない場合と比して、液滴吐出ヘッドを吊り上げたときに構成部材が座屈変形するのを抑制することができる。
本発明の実施形態に係る吊り上げ装置を示した斜視図である。 本発明の実施形態に係る吊り上げ装置を示した斜視図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置を示した概略構成図である。 本発明の実施形態に係る搬送装置及び液滴吐出ヘッドを示した斜視図である。 本発明の実施形態に係る搬送装置及び液滴吐出ヘッドを示した側面図である。 本発明の実施形態に係る搬送装置及び液滴吐出ヘッドを示した斜視図である。 本発明の実施形態に係る搬送装置及び液滴吐出ヘッドを示した側面図である。 本発明の実施形態に係る搬送装置及び液滴吐出ヘッドを示した斜視図である。 本発明の実施形態に係る搬送装置及び液滴吐出ヘッドを示した側面図である。 本発明の実施形態に係る搬送装置及び液滴吐出ヘッドを示した斜視図である。 本発明の実施形態に係る搬送装置及び液滴吐出ヘッドを示した斜視図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置に採用された支持台を示した斜視図である。 本発明の実施形態に係る搬送装置及び液滴吐出ヘッドを示した斜視図である。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の一例について図1〜図13に従って説明する。
(全体構成)
図3に示されるように、画像形成装置としてのインクジェット記録装置10は、筐体10Aと、筐体10A内に配置され、画像が記録される前の記録媒体としてのシート部材Pが収容される給紙部12と、この給紙部12から供給されたシート部材Pに画像を記録する画像記録部14と、画像記録部14へシート部材Pを搬送するシート搬送手段16と、画像記録部14によって画像が記録され、シート搬送手段16によって搬送されるシート部材Pを収容する排紙部18と、画像記録部14に備えられた後述する液滴吐出ヘッド20をメンテナンス等のため、脱着する際に液滴吐出ヘッド20を吊り上げて搬送する搬送装置50と、を含んで構成されている。
なお、搬送装置50については、詳細を後述する。また、図中の矢印UPは、鉛直方向の上方を示す。
〔シート搬送手段〕
シート搬送手段16は、給紙部12に収容されたシート部材Pを回転しながら1枚ずつ取り出して外表面に保持する円柱状の取出ドラム24と、回転しながら取出ドラム24からシート部材Pを受け取り、受け取ったシート部材Pを外表面に保持しながら画像記録部14と対向する位置に搬送する円柱状の搬送ドラム26と、画像記録部14によって画像が記録されたシート部材Pを搬送ドラム26から回転しながら受け取り、受け取ったシート部材Pを外表面で保持しながら排紙部18へ送り出す送出ドラム28と、を備えている。
詳細には、取出ドラム24、搬送ドラム26、送出ドラム28の外表面には、静電的吸着手段、又は吸引や粘着などの非静電的吸着手段によってシート部材Pが保持されるようになっている。
また、取出ドラム24、搬送ドラム26、送出ドラム28の外表面には、回転軸32の軸方向に延びる凹状の凹部24A、26A、28Aが、各ドラム24、26、28の回転軸32を挟んで2個ずつ形成されている。そして、この凹部24A、26A、28A内には、各ドラム24、26、28の回転軸32と平行に回転軸34が設けられている。
さらに、凹部24A、26A、28Aに配置され、各ドラム24、26、28の外表面から突出してシート部材Pの先端部を外表面との間で挟んで保持する保持部30Aを先端部に備えた保持具30が回転軸34の軸方向に所定間隔を隔てて複数個設けられている。また、この保持具30の基端部は、回転軸34に固定されている。
そして、回転軸34を図示しないアクチュエーターによって正逆両方向に回転させることで、保持具30が各ドラム24、26、28の周方向に沿って正逆両方向に回転する。保持具30が正逆両方向に回転することで、保持具30の保持部30Aがシート部材Pを保持したり、離したりするようになっている。
つまり、保持具30に備えられた保持部30Aを各ドラム24、26、28の外表面から突出させて回転移動させることで、取出ドラム24の外表面と搬送ドラム26の外表面とが対面する受渡位置36において、取出ドラム24の保持具30から搬送ドラム26の保持具30へシート部材Pを受け渡すことができ、搬送ドラム26の外表面と送出ドラム28の外表面とが対面する受渡位置38において、搬送ドラム26の保持具30から送出ドラム28の保持具30へシート部材Pを受け渡すことができるようになっている。
〔画像記録部〕
搬送ドラム26と対向して配置される画像記録部14には、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(ブラック)の各色の液滴を搬送ドラム26の外表面に保持されるシート部材Pに吐出してシート部材Pに画像を形成する液滴吐出ヘッド20Y、20M、20C、20Kが、搬送ドラム26の回転方向の下流側からこの順で配置されている。
なお、以下の説明では、各色を区別する場合に符号に各色に対応する頭文字を付加し、特に区別しない場合には各色に対応する頭文字を省略して説明する。
本実施形態の液滴吐出ヘッド20は、重さが25キログラム〔Kg〕以上であって、この液滴吐出ヘッド20には、液滴を吐出するノズル(図示省略)が形成されたノズル面22が設けられている。そして、このノズル面22が搬送ドラム26の外表面に対向するように各液滴吐出ヘッド20を支持する支持台40(図12参照)が搬送ドラム26と対向して設けられている。
図12に示されるように、この支持台40は、略矩形の枠体42と、枠体42に固定されると共に、搬送ドラム26(図3参照)の軸線に対して略放射状に設けられ、各色の液滴吐出ヘッド20の着脱時に各色の液滴吐出ヘッド20の両側縁部を案内する一対の昇降ガイド44、46を4組と、を備えている。
つまり、支持台40は、液滴吐出ヘッド20を支持する機能と、液滴吐出ヘッド20の脱着時に液滴吐出ヘッド20を案内する機能を備えている。
また、図3に示されるように、搬送ドラム26の回転軸32の軸方向(紙面奥行方向、以下単に「軸方向」という)における液滴吐出ヘッド20の両端部には、液滴吐出ヘッド20を吊り上げる際に引っ掛けて吊り上げる引掛具52が設けられている。詳細には、引掛具52の上端には、フック状の引掛部52Aが液滴吐出ヘッド20の上端より上方へ突出するように設けられている。
一方、液滴吐出ヘッド20をメンテナンスする際には、支持台40に各液滴吐出ヘッド20が支持された状態で、液滴吐出ヘッド20を軸方向へ動かしメンテナンスポジションへ移動させるようになっている。
(要部構成)
次ぎに、液滴吐出ヘッド20をメンテナンス等のため、支持台(図12参照)から脱着する際に液滴吐出ヘッド20を吊り上げて搬送する搬送装置50について説明する。
図3、図4に示されるように、搬送装置50は、筐体10A内であってメンテナンスポジションに移動した液滴吐出ヘッド20の上方に配置され、インクジェット記録装置10の骨格部材であるフレーム部材56に固定されたレール部材58と、レール部材58に対して移動可能に支持され、液滴吐出ヘッド20を吊り上げる吊り上げ装置60と、を含んで構成されている。
さらに、レール部材58は、フレーム部材56に長手方向両端部が固定され、水平方向(液滴吐出ヘッド20の並び方向)に延びて設けられる一対のレール部62と、このレール部62に対して進退自在に取り付けられる進退部64と、自身が回転可能とされると共に進退部64に移動可能に支持され、吊り上げ装置60が固定される回転天板66と、を含んで構成されている。
詳細には、一対のレール部62に進退自在に取り付けられる進退部64は、筐体10A内に納まる収納状態(図3参照)と、筐体10Aの側板を開放させて一部が筐体10Aの外部へ伸びて突出した突出状態(図9参照)とに移動可能とされている。
さらに、回転天板66は、進退部64に形成されたレール溝(図示省略)に移動可能に嵌められ、支持されている。
一方、図1に示されるように、回転天板66に固定される吊り上げ装置60は、一対の第1腕部材70と、一対の第2腕部材78と、を含んで構成されている。
詳細には、一対の第1腕部材70の互いの一端部70Aは、水平方向に沿った軸回りに回転自在に連結されている。さらに、一対の第2腕部材78の一端部78Aは、第1腕部材70の他端部70Bに連結部材の一例としての連結軸72A、72Bを介して第1腕部材70の一端部70Aの回転軸と平行な軸回りに回転自在に連結され、一対の第2腕部材78の他端部78Bは、回転天板66に固定されるベース部材74に第1腕部材70の一端部70Aの回転軸と平行な軸回りに回転自在に連結されて吊り下げられるようになっている。
そして、第1腕部材70の一端部70Aには、液滴吐出ヘッド20の両端部に設けられた引掛具52(図3参照)の引掛部52Aに引っ掛けられる支持部材の一例としての引掛棒76が軸方向に突出するように設けられている。詳細には、第1腕部材70は、引掛棒76に対して回転自在に連結されている。
さらに、吊り上げ装置60には、基端部80A(図1紙面左側の端部)が一方の連結軸72Aに連結され、先端部80B(紙面右側の端部)が他方の連結軸72Bを挟んで一方の連結軸72Aの反対側に配置されると共に、他方の連結軸72Bを移動可能に保持する保持部材80が設けられている。
詳細には、保持部材80は、枠状体とされ、一方の連結軸72A及び他方の連結軸72Bとを軸方外側から挟み込む挟込部92を備えている。この挟込部92の断面は内側が開放されたチャンネル形状とされ、この内側が開放された挟込部92に他方の連結軸72Bの両端部が挿入されることで他方の連結軸72Bが挟込部92に沿って移動可能に保持されるようになっている。
また、この保持部材80の先端部80Bで一対の挟込部92を連結する連結部94と他方の連結軸72Bとの間には、保持部材80の連結部94を貫通し、他方の連結軸72Bにねじ込まれた昇降部材の一例としてのねじ棒84が設けられている。さらに、外周面にねじ山が形成されたねじ棒84の端部には、ねじ棒84を回転させて、他方の連結軸72Bへの噛み合い位置を変えると共に、ねじ棒84を連結部94に対して抜け止め状態とする操作部86が固定されている。詳細には、この操作部86には円形状の貫通孔86Aが形成され、貫通孔86Aに挿入された図示せぬ工具によって、操作部86が回転されることで、ねじ棒84が回転されるようになっている。
この構成により、吊り上げ装置60は、ねじ棒84を回転させ、他方の連結軸72Bへのねじ棒84の噛み合い位置を変えることで、他方の連結軸72Bを連結部94から遠ざけて、第1腕部材70の一端部70A及び引掛棒76を矢印C方向へ降下させ、又は他方の連結軸72Bを連結部94へ近づけて、第1腕部材70の一端部70A及び引掛棒76を矢印D方向へ上昇させるようになっている。
また、一方の連結軸72Aに回転自在に連結された第2腕部材78に沿って延びると共に、一端部90Aがベース部材74に連結軸72Aと平行な軸回りに回転自在に連結され、他端部90Bが保持部材80に連結軸72Aと平行な軸回りに回転自在に連結されるリンク部材90が設けられている。このため、引掛棒76を下降及び上昇させても保持部材80の姿勢(水平方向に配置される姿勢)が安定するようになっている。
(作用)
次ぎに、この吊り上げ装置60及びレール部材58を備える搬送装置50使用して、液滴吐出ヘッド20を吊り上げて搬送する方法について説明する。
図3、図4に示されるように、インクジェット記録装置10を稼働させているとき(通常時)には、一対のレール部62に進退自在に取り付けられる進退部64は、筐体10A内に納まる収納状態とされ、進退部64に設けられた回転天板66に固定された吊り上げ装置60は、引掛棒76が液滴吐出ヘッド20から離れるように上昇した折畳状態(図2参照)とされている。
ここで、液滴吐出ヘッド20をメンテナンス等する際には、メンテナンスポジションに移動した液滴吐出ヘッド20を支持台40(図12参照)から離脱させ、筐体10Aの外部へ搬送しなければならない。
図5、図6に示されるように、例えば、液滴吐出ヘッド20Kを筐体10Aの外部へ搬送する際には、先ず、吊り下げ装置60のねじ棒84の端部に設けられた操作部86の貫通孔86Aに工具を挿入して、ねじ棒84を周方向の一方側へ回転させる。
ねじ棒84を一方側に回転させることで、他方の連結軸72B(図1、図2参照)へのねじ棒84の噛み合い位置が変わり、他方の連結軸72Bが連結部94から遠ざかり第1腕部材70の一端部70A及び引掛棒76が降下する。
さらに、引掛棒76を降下させることで、引掛棒76が液滴吐出ヘッド20Kの両端部に設けられた引掛具52の引掛部52Aに近づく。そして、この状態で、引掛棒76を引掛具52の引掛部52Aに引っ掛ける。
図7、図8に示されるように、引掛棒76を引掛具52の引掛部52Aに引っ掛けた後は、操作部86を周方向の他方側へ回転させる。
ねじ棒84を他方側に回転させることで、他方の連結軸72B(図1、図2参照)へのねじ棒84の噛み合い位置が変わり、他方の連結軸72Bが連結部94に近づき第1腕部材70の一端部70A及び引掛棒76が上昇する。
引掛具52の引掛部52Aを引っ掛けた状態で引掛棒76を上昇させることで、液滴吐出ヘッド20Kが、支持台40に備えられた昇降ガイド44、46(図12参照)に案内されながら上方へ吊り上げられる。
ここで、吊り上げ装置60が液滴吐出ヘッド20Kを吊り支持することで、引掛棒76には鉛直方向下方に力が加わり、第1腕部材70を介して他方の連結軸72Bには連結部94から遠ざかる方向に力が作用する。これにより、他方の連結軸72Bと保持部材80の連結部94との間に設けられたねじ棒84には、圧縮方向(ねじ棒84が座屈する方向)の力は作用せず、引張方向の力が作用する。
図9、図10に示されるように、液滴吐出ヘッド20Kを吊り上げ装置60で吊り上げた後は、進退部64の一部を筐体10Aの外部へ突出させ、レール部材58の進退部64を収納状態から突出状態とする。
この状態で、吊り上げ装置60が固定された回転天板66を進退部64に形成されたレール溝(図示省略)に沿って移動(搬送)させ、液滴吐出ヘッド20Kを吊り上げた吊り上げ装置60を筐体10A内から引き出す。
図11に示されるように、回転天板66を適宜回転させることで、筐体10A内から引き出された吊り上げ装置60及び液滴吐出ヘッド20Kが回転し、各方向から液滴吐出ヘッド20Kのメンテナンスが行われる。
なお、メンテナンスが終了した液滴吐出ヘッド20Kを、インクジェット記録装置10へ装着する際には、前述した手順の逆を行えばよい。
一方、図13に示されるように、液滴吐出ヘッド20Kの隣りに配置された液滴吐出ヘッド20Cを吊り上げて搬送する際には、残った(吊り上げない)液滴吐出ヘッド20K、20M、20Yを軸方向へ移動させてから液滴吐出ヘッド20Cを吊り上げ装置60で吊り上げることで、液滴吐出ヘッド20Cが筐体10Aの外へ搬送される。
同様に、液滴吐出ヘッド20Mを吊り上げる場合は、液滴吐出ヘッド20C、20K、20Yを軸方向へ移動させ、液滴吐出ヘッド20Yを吊り上げる場合は、液滴吐出ヘッド20M、20C、20Kを軸方向へ移動させるようになっている。
以上説明したように、他方の連結軸72Bと保持部材80の連結部94との間にねじ棒84を設けることで、ねじ棒84には、引張方向の力が作用し、圧縮方向(ねじ棒84が座屈する方向)の力は作用しない。
また、パンタグラフ式ジャッキを転用して液滴吐出ヘッド20を吊り上る場合、パンタグラフ式ジャッキのねじ棒に圧縮方向の力が作用するが、吊り上げ装置60のねじ棒84には圧縮方向の力が作用しないため、ねじ棒84が座屈変形することなく液滴吐出ヘッド20Yが吊り上げられる。
また、パンタグラフ式ジャッキを転用して液滴吐出ヘッド20を吊り上る場合、パンタグラフ式ジャッキのねじ棒に圧縮方向の力が作用するため、パンタグラフ式ジャッキのねじ棒の外径を大きくしてねじ棒の座屈を抑制しなければならないが、吊り上げ装置60のねじ棒84には圧縮方向の力が作用しないため、ねじ棒84の外径を大きくする必要がなく軽量化が図られる。
また、第2腕部材78に沿って配置されるリンク部材90を設けることで、保持部材80の姿勢(水平方向に配置される姿勢)を安定させた状態で、引掛棒76が下降及び上昇する。
なお、本発明を特定の実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかである。例えば、上記実施形態では、ねじ棒84は、他方の連結軸72Bにねじ込まれ、保持部材80の連結部94を貫通するように設けられたが、ねじ棒が他方の連結軸72Bを貫通し、保持部材80の連結部94にねじ込まれるように設けてもよい。
また、上記実施形態では、夫々の第1腕部材70の一端部70Aを同一回転軸上で回転自在としてが、同一回転軸上でなくてもよく、夫々の第1腕部材70の一端部70Aを異なる回転軸上で回転自在としてもよい。
10 インクジェット記録装置(画像形成装置)
10A 筐体
20 液滴吐出ヘッド
50 搬送装置
58 レール部材
60 吊り上げ装置
66 回転天板(強度部材)
70 第1腕部
70A 一端部
70B 他端部
72A 一方の連結軸(連結部材)
72B 他方の連結軸(連結部材)
74 ベース部材
76 引掛棒(支持部材)
78 第2腕部
78A 一端部
78B 他端部
80 保持部材
80A 基端部
80B 先端部
84 ねじ棒(昇降部材)
86 操作部
90 リンク部材

Claims (6)

  1. 吊り上げる対象物が支持される支持部材と、
    夫々の一端部が前記支持部材に対して回転自在に連結された一対の第1腕部材と、
    夫々の一端部が前記第1腕部材の他端部に連結部材を介して回転自在に連結されると共に、強度部材に取り付けられるベース部材に他端部が回転自在に連結されて吊り下げられる一対の第2腕部材と、
    基端部が一方の前記連結部材に連結されると共に、先端部が他方の前記連結部材を挟んで一方の前記連結部材の反対側に配置され、他方の前記連結部材を一方の前記連結部材に近づけ又は一方の前記連結部材から遠ざける方向に移動可能に他方の前記連結部材を保持する保持部材と、
    前記保持部材の先端部と他方の前記連結部材との間に設けられ、前記保持部材の先端部に対して他方の前記連結部材を遠ざけて前記第1腕部材の一端部を降下させ、前記保持部材の先端部に対して他方の前記連結部材を近づけて前記第1腕部材の一端部を上昇させる昇降部材と、
    を備える吊り上げ装置。
  2. 前記昇降部材は、他方の前記連結部材にねじ込まれると共に前記保持部材の先端部を抜け止め状態で貫通し、又は他方の前記連結部材を抜け止め状態で貫通すると共に前記保持部材の先端部にねじ込まれ、一方側に回転させることで前記保持部材の先端部に対して他方の前記連結部材を遠ざけて前記第1腕部材の一端部を降下させ、他方側に回転させることで前記保持部材の先端部に対して他方の前記連結部材を近づけて前記第1腕部材の一端部を上昇させるねじ棒である請求項1に記載の吊り上げ装置。
  3. 一方の前記連結部材に回転自在に連結された前記第2腕部材に沿って延びると共に、一端部が前記ベース部材に回転自在に連結され、他端部が前記保持部材に回転自在に連結されるリンク部材が設けられる請求項1又は2に記載の吊り上げ装置。
  4. 吊り上げる対象物が収納された筐体内に支持されるレール部材と、
    前記レール部材に移動可能に支持される強度部材に前記ベース部材が取り付けられる請求項1〜3何れか1項に記載の吊り上げ装置と、
    を備える搬送装置。
  5. 吊り上げる対象物が収納された筐体内に支持されるレール部材と、
    前記レール部材に移動可能に支持される強度部材に前記ベース部材が回転自在に連結される請求項1〜3何れか1項に記載の吊り上げ装置と、
    を備える搬送装置。
  6. 請求項4又は5に記載の搬送装置と、
    液滴を記録媒体に向けて吐出すると共に、装置本体に対する着脱時には、前記搬送装置によって吊り上げられて搬送される液滴吐出ヘッドと、
    を備える画像形成装置。
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