JP3035755B2 - 位相同期回路 - Google Patents

位相同期回路

Info

Publication number
JP3035755B2
JP3035755B2 JP4083801A JP8380192A JP3035755B2 JP 3035755 B2 JP3035755 B2 JP 3035755B2 JP 4083801 A JP4083801 A JP 4083801A JP 8380192 A JP8380192 A JP 8380192A JP 3035755 B2 JP3035755 B2 JP 3035755B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
phase
circuit
frequency
voltage
locked loop
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP4083801A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05284152A (ja
Inventor
洋三 平田
Original Assignee
日本電気エンジニアリング株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 日本電気エンジニアリング株式会社 filed Critical 日本電気エンジニアリング株式会社
Priority to JP4083801A priority Critical patent/JP3035755B2/ja
Publication of JPH05284152A publication Critical patent/JPH05284152A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3035755B2 publication Critical patent/JP3035755B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は位相同期回路に関し、特
にデジタル伝送システムにおける速度変換回路に使用さ
れる位相同期回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、速度変換回路と、その出力部にラ
ッチ回路とを有する回路系に用いられる位相同期回路
は、図2に示すように、速度変換部21に用いられる位
相同期回路23及び分周器106と、ラッチ部22に用
いられる位相同期回路24とで構成される。位相同期回
路23は入力データ信号S1のクロックS5に位相同期
させるべく、VCO113,分周器109、位相比較器
108及びループフィルタ群112から構成される。こ
の発振信号S9は分周器106で分周されて速度変換部
21に所望の周波数を提供する。一方位相同期回路24
はVCO116、分周器110,位相比較器107,ル
ープフィルタ群115から構成され、前段の分周器10
6から出力する分周信号S106に位相同期した発振信
号をラッチ回路5に提供する。なお、分周器110は速
度変換の周波数が複数個要求される場合に複数の分周信
号を出力し、ラッチ回路5に提供される。
【0003】ここでループフィルタ群112,115は
図3に示すように複数の速度変換の周波数に対応するた
めに、入力、出力信号108,S109に備えられた切
替器111A、111Bにより切り替えられる複数のル
ープフィルタ112−1から112−Nの複数個のルー
プで構成されていた。このループフィルタ112−1〜
112−Nの切り替えは外部の制御信号S119により
制御されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この従来の位相同期回
路を使用した速度変換回路は任意の情報速度に情報速度
の数パーセントの割合で付加されるオーバーヘッドの選
択や、誤り訂正符号の付加によりその伝送速度は元の情
報速度の何倍にも増える。またオーバーヘッドの選択
や、訂正符号の付加率の選択により速度変換回路で使用
するクロック周波数も、それに従って非常に多くなる。
通常ループフィルタの帯域は、位相比較周波数の数十分
の一から数百分の一に設定されているため、情報速度と
変換比率が変化するごとに位相比較周波数の変化に応じ
て、ループフィルタの帯域を最適化する必要があるの
で、多種のループフィルタを用いなければならないとい
う欠点がある。さらに、サンプリングクロックとの同期
を確立するために、もう1グループの位相同期回路を設
けなければならないという欠点があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の位相同期回路
は、入力する任意の情報速度変換入力データ信号f1H
zに同期した任意の変換比率β/αに速度変換する速度
変換回路とラッチ回路とに用いる位相同期回路におい
て、前記速度変換回路に用いられるクロック信号(β/
α)・f1Hzとサンプル数2のサンプル・クロック
・f1・R/2・α/β、2 ・f1・R/2・α
/β、……、2 ・f1・R/2・α/β(ただし、N
はサンプル数=2 に対応し、RはBPSK変調ではR
=2、QPSK変調ではR=1とする)を得るための
(A・S・α)・f1/βHzの中心周波数で発振する
電圧制御発振器と、この発振周波数を2・2(N−1)
・f1・R/2・α/βに分周設定可能な1/A分周す
分周器(12)と、サンプル数2のサンプリング・
クロックに設定可能な1/S分周する分周器(7)と、
f1/βの位相比較周波数に設定可能な1/α分周する
分周器(15)と、変換比率β/αに応じて分周比1/
βに設定可能なブロック・パルス生成器と、位相比較器
と、ループフィルタの帯域を制御電圧で変換できる電圧
制御フィルタとを備えている。なお、前記位相同期回路
は、外部からの情報速度と変換比率に対応して前記電圧
制御フィルタを制御する制御電圧のデータを記憶したR
OMと、前記ROMの出力をD/A変換して前記電圧制
御フィルタの制御電圧を出力するD/A変換器とを備え
ていることが望ましい。
【0006】
【実施例】次に本発明について図面を参照して説明す
る。図1は本発明の一実施例のブロック図である。図1
において、速度変換入力データ信号(f1ビット/S)
S1は、リタイミング回路1で速度変換入力クロック
(f1Hz)S5によってリタイミングされ、変換比率
β/αの速度変換回路2に入力される。速度変換回路2
では、位相同期回路13によって作られた、f1・(α
/β)Hzの速度変換クロック信号S15により速度変
換され、リタイミング回路3でリタイミング後に、シフ
トレジスタ4に入力される。シフトレジスタ4では、シ
リアルパラレル変換してラッチ回路5へデータ信号12
を出力する。ラッチ回路5では、データ信号S12とサ
ンプル・クロック信号S11を、ラッチクロックS14
でラッチし、ラッチ回路出力データ信号S13を出力す
る。
【0007】一方、後述する分周比A、Sの係数を有す
る(A・S・α)・f1/βHzの中心周波数で発振す
る電圧制御発振器8は、電圧制御発振器出力S9を出力
し、1/A分周する分周器12で分周する。さらに、
(S・α)・f1/βHzとなるラッチクロックS14
を、1/S分周する分周器7およびラッチ回路5に入力
する。サンプルクロックS11は(1)式となる
f1・R/2・α/β、2 ・f1・R/2・α/β、
……、2 ・f1・R/2・α/β……(1)ただし、
NはS=サンプル数=2に対応し、RはBPSK変
調、QPSK変調でそれぞれR=2、R=1とする。
【0008】位相同期回路13は(1)式のサンプル・
クロックS11と、f1・(α/β)Hzなる速度変換
クロック信号S15と、速度変換データ・リタイミング
・クロック信号S6を出力する。速度変換クロックS1
5を受けて、分周器15は、f1/βHzなる周波数に
分周し、位相比較信号S10として出力する。一方、ブ
ロック・パルス生成器14は速度変換入力クロックS5
を受けて分周し、f1/βHzなる位相比較信号S16
を出力する。位相比較器6は、位相比較信号S16と位
相比較信号S10を受けてこれを位相比較し位相比較器
出力信号S7を出力する。位相比較器出力信号S7の高
調波成分を除去する電圧制御フィルタ9は、外部からの
情報速度及びコーディングレートの情報であるS17
データ記憶回路10のROMにアドレスとして受け、そ
のアドレスから選ばれるデータをS18として出力す
る。D/Aコンバータ11は、S18を受けてD/Aコ
ンバートし、電圧制御フィルタ9にそのアナログ電圧を
出力する事で最適なフィルタに制御され位相同期する。
【0009】
【発明の効果】以上説明したように本発明の位相同期回
路は、情報速度と変換比率が任意に変化するごとに、そ
の情報によって位相比較周波数の変化に対応する電圧制
御フィルタと、そのフィルタの制御電圧を記憶するデー
タ記憶回路と、その情報を選択して読みだし、D/A変
換器を用いて制御することにより、一個のループフィル
タで、多種の情報速度と変換比率にわたり安定した位相
同期回路を構成できる。又、電圧制御発振器の出力をラ
ッチ・クロックまで分周する分周器と、サンプリング専
用の分周器を備えることで速度変換クロック、及びサン
プリングクロックを抽出でき、従来のような別の位相同
期回路を不要とし、回路規模を大幅に縮小することが出
きる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のブロック図である。
【図2】従来の位相同期回路である。
【図3】従来の要部のループフィルタ群のブロック図で
ある。
【符号の説明】
1,3 リタイミング回路 2 速度変換回路 4 シフトレジスタ 5 ラッチ回路 6 位相比較器 7,12,15 分周器 8 電圧制御発振器 9 電圧制御フィルタ 10 データ記憶回路 11 デジタル/アナログ変換回路 13 位相同期回路 14 ブロック・パルス生成器

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力する任意の情報速度変換入力データ
    信号f1Hzに同期した任意の変換比率β/αに速度変
    換する速度変換回路とラッチ回路とに用いる位相同期回
    路において、前記速度変換回路に用いられるクロック信
    号(β/α)・f1Hzとサンプル数2のサンプル・
    クロック ・f1・R/2・α/β、2 ・f1・R
    /2・α/β、……、2 ・f1・R/2・α/β(た
    だし、Nはサンプル数=2 に対応し、RはBPSK変
    調ではR=2、QPSK変調ではR=1とする)を得る
    ための(A・S・α)・f1/βHzの中心周波数で発
    振する電圧制御発振器と、この発振周波数を2・2
    (N−1)・f1・R/2・α/βに分周設定可能な
    /A分周する分周器(12)と、サンプル数2のサン
    プリング・クロックに設定可能な1/S分周する分周器
    (7)と、f1/βの位相比較周波数に設定可能な1/
    α分周する分周器(15)と、変換比率β/αに応じて
    分周比1/βに設定可能なブロック・パルス生成器と、
    位相比較器と、ループフィルタの帯域を制御電圧で変換
    できる電圧制御フィルタとを備えていることを特徴とす
    る位相同期回路。
  2. 【請求項2】 前記位相同期回路は、外部からの情報速
    度と変換比率に対応して前記電圧制御フィルタを制御す
    る制御電圧のデータを記憶したROMと、前記ROMの
    出力をD/A変換して前記電圧制御フィルタの制御電圧
    を出力するD/A変換器とを備えていることを特徴とす
    る請求項1記載の位相同期回路。
JP4083801A 1992-04-06 1992-04-06 位相同期回路 Expired - Fee Related JP3035755B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4083801A JP3035755B2 (ja) 1992-04-06 1992-04-06 位相同期回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4083801A JP3035755B2 (ja) 1992-04-06 1992-04-06 位相同期回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05284152A JPH05284152A (ja) 1993-10-29
JP3035755B2 true JP3035755B2 (ja) 2000-04-24

Family

ID=13812765

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4083801A Expired - Fee Related JP3035755B2 (ja) 1992-04-06 1992-04-06 位相同期回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3035755B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH05284152A (ja) 1993-10-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
SE515879C2 (sv) Fraktional-N-syntes med serierekombination utnyttjande flera ackumulatorer
JPH04351008A (ja) ディジタルvco
JPH06132816A (ja) 位相ロックループ回路
JPH08510366A (ja) 多重位相ロックループのクロック回復回路
JP3679503B2 (ja) 周波数シンセサイザ
JP3850063B2 (ja) 位相同期ループにおいてフィードバック分周比を決定する方法および装置
JPH04260219A (ja) 位相同期ループシンセサイザ
JPS622742B2 (ja)
JP3035755B2 (ja) 位相同期回路
JPH10173719A (ja) Pam方式通信装置のタイミング制御回路
JP3305587B2 (ja) ディジタル遅延制御クロック発生器及びこのクロック発生器を使用する遅延ロックループ
JPH03284083A (ja) サンプリングクロック発生回路
JPH0645930A (ja) 周波数シンセサイザ
JPS5881337A (ja) 周波数シンセサイザ
EP0213636A2 (en) Frequency synthesizer of a phase-locked type with a sampling circuit
JP2743846B2 (ja) 位相同期回路
JP2966229B2 (ja) サンプリング周波数変換装置
JP2940220B2 (ja) Fsk変調器
JP2766415B2 (ja) デジタル波形スムーザー回路
JP2556032B2 (ja) バイナリ−トランスバ−サルフイルタ
JPS6333739B2 (ja)
JPS6348016A (ja) 周波数シンセサイザ
JPH09135240A (ja) マルチレート信号受信回路用ディジタル位相同期回路
JPH05327795A (ja) 周波数偏移変調器
JPH07143017A (ja) ディジタル信号処理システム

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20000111

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees