JP3035452U - 外観がよく底の安定性に優れた改良型スタンディングパウチ - Google Patents

外観がよく底の安定性に優れた改良型スタンディングパウチ

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JP3035452U
JP3035452U JP1996009676U JP967696U JP3035452U JP 3035452 U JP3035452 U JP 3035452U JP 1996009676 U JP1996009676 U JP 1996009676U JP 967696 U JP967696 U JP 967696U JP 3035452 U JP3035452 U JP 3035452U
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JP1996009676U
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炳華 南
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炳華 南
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スタンディングパウチは内容物を詰めて立て
て置くと構造的に両側の下端に荷重が集中し、前・後フ
ィルムの中央部下端には必ず載置面と隙間が生じ、フィ
ルム材質が柔軟なため内容物の重さにより時間が経過す
るにつれ、隙間が狭くなり側面がつぶれたり上部がよじ
れる特性があったので、本考案はそのような弊害のない
スタンディングパウチを提供することを課題とする。 【解決手段】 本考案は、隙間tの高さがパウチの下端
に数多くの小さいくさびを差すと時間が経過するにつれ
変形が大きくなることを防止することができるという原
理を応用し、隙間の大きさを補ってパウチの下端を緩い
曲線22に裁断することを特徴とする。そうすることに
よって隙間tが除かれ、載置時初めから前・後に揺れ
ず、内容物の荷重が載置面と接触しているパウチの各部
分に均等に分散するので時間が経過しても変形が生じな
い。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案はスタンディングパウチ、より詳細には、内容物を詰めて上端を封止し た状態でパウチ体が前後に揺れずに安定した立位を保持し、時間が経過してもパ ウチの側面がつぶれたりパウチの上部がよじれたりせず、外観がよく底面の安定 性に優れた改良型スタンディングパウチに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のスタンディングパウチは内容物を詰めた場合に、下端の二重に折ってい た底面フィルムが内容物の重さにより前後に展開されてパウチを立てることが可 能となるが、底面フィルムの下端接着部の左右側はそのままで中間部位が外側に 展開しながら載置面との間に隙間tが形成されるため(図4(イ))、パウチが 前後に揺れて不安定で、パウチの両側端接着部の下端に重荷が集中し、時間が経 過するにつれてフレキシブルなフィルムの剛度が内容物の重さに耐えられなくな り、パウチの側面が裏側につぶれたり、パウチの上部がよじれたりして外観が変 わるので、陳列時にその商品価値を低下させる弊害があった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、このような従来のパウチにおける弊害を改良するためになされたも ので、充填状態にて立てた際型崩れせずに外観が損なわれることがなく、陳列時 に商品価値を落とす虞のないスタンディングパウチを提供することを課題とする 。
【0004】
【課題を解決するための手段】
底フィルムの縁と接合された前・後フィルムの下端接着部を、展開時に発生す る載置面との隙間の大きさ程度突き出した緩い切取曲線に形成する。かくしてパ ウチの内部に内容物を入れる場合内部の底部の二重底フィルムが前後に展開され 、底面フィルムの下端接着部の内、中間部位が外側に展開しても下端接着部の緩 い切取曲線により隙間ができず、載置面とパウチの下端が密接状態となり、パウ チが揺れたりつぶれずに安全に長時間、原形体のまま立てておくことができ、外 観がよく商品の価値を向上することができる。
【0005】
【考案の実施の形態】
両側端が接着部11で接合された前・後フィルム10の下部に底面フィルム2 0が、左右横の中間線で折れるように放物線状にて縁を接合させた公知のスタン ディングパウチにおいて、底面フィルム20の縁と接合された前・後フィルム1 0の下端接着部21を、底面フィルム展開時、外側移動に伴って発生する載置面 との隙間tをなくすために、中間部が隙間tの大きさ程度突き出した緩い切取曲 線22で形成したものである。
【0006】 上記底面フィルム20の展開時に外側移動で発生する載置面との隙間tは、パ ウチの高さと幅、または底面フィルム20の形状と大きさによって変わり、パウ チ材質の剛度と内容物の比重及び充量も影響があるので、その都度実際に隙間t を測定すれば正確な切取曲線22が算定されるのである。
【0007】 隙間tを算定するためには規定のスタンディングパウチに内容物を詰め、上部 を封じた後、立ててパウチ下端の幅を一定の間隔で等分して表示してからパウチ の下端と載置面との隙間tを実際に測定するが、この場合パウチの両側端は載置 面に密接して集中的に荷重を受けており、中央部は隙間tが最高になるので中央 部の隙間tほど両側端の下端を多く切って中央部直近の等分線での隙間を測り、 両側端直近の等分線から同じ長さに切って同じ方法を繰り返すことにより、パウ チの下端の緩い切取曲線22が算定される。より精密な切取曲線22を算定する ためには、等分の間隔を細分化して測定すればよい。
【0008】
【実施例】
図5は本考案を応用した例示図で、前・後フィルムの両側端の接着部11と上 端封入部との片側コ−ナ−を斜線方向の切取線上で逆じょうご型流出口12を4 5°の角度で突設し、内容物の流出が容易になるよう流出口12の上下に溝を形 成してある。これをリフィ−ルパウチに適用する場合には、入口が狭い容器に入 れ換えるときに流出口12を容器の入口に挟むことにより、内容物の漏出を防止 できるだけではなく、この突き出した流出口12のカット位置を選択することに より流出量を調節することもできる。
【0009】 更に、この逆じょうご型の流出口12は外側線上に多少突き出しているが、反 対側コ−ナ−の把持部13の外側端が内方に傾斜した切取線で形成されているた め、図7に図示したようにパウチを製造する場合、フィルム反物の損失が少なく なる。また、掛け穴14は使用の途中掛けておいたり、大容量パウチでは運搬用 のつまみ穴として利用することができる。
【0010】 また、パウチ自体を容器として使用するときも、パウチの切取曲線22が載置 面と密接し、内容物の荷重がパウチの下端に均等に分散するためにパウチ上部が よじれないので、内容物の流出が理想的な状態となり、長期間立たせて繰り返し 使っても形が変わらない。また、パウチの高さを任意に低くすることができるの で、内容物を片手で注げるだけでなく、パウチの安定性もさらに増大するので、 このパウチは容器とリフィ−ルの兼用とするのに便利である。
【0011】 図6もやはり本考案を応用した例示図であり、そこではスタンディングパウチ はやかん状で、パウチの片側コ−ナ−から45°の角度の流出口12がパウチの 上端外側線へ突出し、流出口12の上側及び片側並びにそれに続く片側端接着部 11の内側を、流出口12からの流出を容易にするために斜めになるよう接着面 積を調節して形成することもできる。
【0012】
【考案の効果】
本考案は上述した通りであって、従来のリフィ−ル用スタンディングパウチ( 図4)に適用してその外観の品質を向上させることができることは勿論、パウチ の規格(材質、寸法、形)に関わらず構造的に安定性を保持させることができる ので、パウチの高さを任意に低くすることができ、従来のものとは違う製品を生 産することができ、パウチの下端縁の集中荷重を緩い切取曲線22に分散させ、 フィルム材質の剛度を補強し得る効果があるので、フィルムの厚みを多少薄くす ることもでき、包装材料費を減らすことが可能であり、両側面の接着部の形を曲 線にしても底面の安定性を保持することができるので、やかん状、瓶状、つぼ状 等の容器状として形成することができる。
【0013】 特にパウチの高さを低くすると内容物を片手で容易に注ぐことができるし、底 の安定性に優れてパウチ自体を容器として使えるように設計することができる。 このようにスタンディングパウチの高さを低くしたり形を変化させても載置面で 揺れることなく安定性を保持できるようにパウチの下端接着部21に切取曲線2 2を設計することが本考案の構造的原理であり、同原理を応用して従来のスタン ディングパウチのリフィ−ル機能や、その他商品性を改良してスタンディングパ ウチ自体を容器に使用するにも好適であることが本考案の最大の長所である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一実施形態の斜視図である。
【図2】 (ア)は本考案のパウチの内部が空の状態
で、下部の底面がフィルムが二重に折れた状態を示す正
面図であり、(イ)は本考案のパウチに内容物を詰めた
後、上部を封じ、底面フィルムが前後に展開された状態
を示す正面図である。
【図3】 (ア)は図2の(ア)におけるA−A線に沿
った部分拡大断面図であり、(イ)は図2の(イ)にお
けるB−B線に沿った部分拡大断面図である。
【図4】 (ア)は従来のパウチの内部が空の状態を示
す正面図であり、(イ)は従来のパウチに内容物が詰め
られ、封じた状態を示す正面図である。
【図5】 (ア)は本考案のパウチの片側コ−ナ−に逆
じょうご型の流出口を外側線から突出させ、流出口の上
下に溝を形成したパウチの内部が空の状態の底面フィル
ムが二重に折畳まれている状態の例示正面図であり、
(イ)は(ア)のパウチに内容物を詰めた後、上部を封
じて底面フィルムが前後に展開された状態を示す正面図
である。
【図6】 本考案のパウチの片側コ−ナ−に逆じょうご
型の流出口をパウチの上端と外側線から突出させ、片側
接着部の内側を斜めに形成した例を示す正面図である。
【図7】 図5に示すパウチの製造時におけるフィルム
反物の裁断状態を示す図である。
【符号の説明】
10 前・後フィルム 11 両側端接着部 12 流出口 13 把持部 14 掛け穴 20 底面フィルム 21 下端接着部 22 切取曲線

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両側端が接着部11で接合され、前・後
    フィルム10の下部に底面フィルム20が左右の中間線
    で折れるよう放物線状にて縁を接着して接合された公知
    のスタンディングパウチにおいて、底面フィルム20の
    縁と接合された前・後フィルム10の下端接着部21を
    底面フィルムとして展開する際に外側方向への移動で発
    生する載置面との隙間tを除くため、前記隙間tの大き
    さ程度突き出した緩い切取曲線22に形成したことを特
    徴とする外観がよく底の安定性に優れた改良型スタンデ
    ィングパウチ。
JP1996009676U 1996-09-04 1996-09-04 外観がよく底の安定性に優れた改良型スタンディングパウチ Expired - Lifetime JP3035452U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3418873B2 (ja) 1996-11-27 2003-06-23 ザ・コカ―コーラ・カンパニー 安定な可撓性パウチおよび当該パウチの作成方法

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