JP3035156U - 水平に泊まれるとんぼ玩具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 ［課題］ 本考案は、紐や、その他の支え等がなけれ
ば容易に存在を表わすことができなかったとんぼ玩具
を、自らの力で泊まらせ、解放感と躍動感をださせよう
とするものである。 ［解決手段］ とんぼ玩具の素材自体の重さを利用し、
前後左右の重心を頭部一点に集中させ、自らのバランス
によって水平に立つことができ、他の支え等を必要とし
ないため、課題である解放感、躍動感を解決するもので
ある。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】 ［考案の属する技術分野］ 本案は、素材の重さのバランスを利用し、重心を一点に集中させることにより 、水平に泊まることのできるとんぼ玩具に関するものである。

【０００２】 ［従来の技術］ とんぼ昆虫玩具は多種に存在しているが、この種の玩具の殆どが糸や、紐など で支えるか、又は玩具本体に補助物体を装着固定させたものである。

【０００３】 ［考案が解決する課題］ 本体が補助物体等で固定されることにより素材にも限度があり、昆虫本来の生 き生きとした感じが損なわれていて、あまり愛玩される昆虫玩具ではなかった。 本考案は、玩具本体より固定補助物体等を取り除くことにより、昆中本来の躍動 感を引きだし、前述の欠点を解消しようとするものである。

【０００４】 ［課題を解決するための手段］ 本考案は、とんぼ本体に使用する素材の重さを利用し、左右のバランスと、前 後の重心を、頭部下一点に集中させることにより問題点を解決している。

【０００５】 ［考案の実施の形態］ 一点に集中させた重心、頭部下を鋭角突起状にすることにより、他の物体上に 何んら支えの必要もなく、前後左右のバランスを保ちながら胴体を、水平にして 泊まることができる。従って、玩具本体の他の物体との接触部分は、重心点の突 起先端のみとなる。

【０００６】 ［実施例］ 以下、添付図面に従って実施例を説明する。１は竹、木、合成樹脂等の適宣素 材の胴体、２は前ばね、３は後ばねである。胴体１に、２と３の前後のはねを装 着するとき、胴体１の左右のバランスを２の前ばねで、胴体前後のバランスを３ の後ばねでとりながら、胴体が水平を保つように全体の重心を頭部下へ、一点集 中させる。

【０００７】 重心点頭部下を鋭角突起状にすることにより、他の物体等に泊まり易くなり、 さらに安定する。

【０００８】 本考案の実施例は、上述の如き構成からなるものであるから、重心点の突起先 端部分のみにて、人の指先や、とまり台５、等に水平に安定した状態で泊まるこ とができる。 ［考案の効果］ 本考案の素材の重さを利用した、バランスによって、水平に泊まることのでき るとんぼ玩具は、形の大小に関係なく、重心の加減によって、水平角度を変化さ せることができ、そよ風や、わずかな振動にも揺れ動き、恰も、生きてはねを休 めるがごとく、生き生きとした躍動感と微笑ましさを与えてくれ、玩具本来の使 命、子供の良き友達となり教育に役立つものである。尚、着色や温度計等の組合 わせにより観賞飾り玩具としてもよい。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案のとんぼ玩具の一実施例を示す斜視図で
ある。

【図２】とんぼ玩具の正面よりの立面図である。

【図３】とんぼ玩具の側面図である。

【図４】とんぼ玩具の符号４を基点とした上下に揺れる
側面図である。

【図５】とんぼ玩具の符号４を基点とした左右に揺れる
正面からの立面図である。

【符号の説明】

１ とんぼ玩具の胴体 ２ 前ばね ３ 後ばね ４ 頭部下重心点 ５ とまり台

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 素材の重さとバランスを利用し、頭部に
   重心を集中させて、水平に泊まることのできるとんぼ玩
   具。