JP3034942U - 構造用型材に対する板状部材の固定金具 - Google Patents

構造用型材に対する板状部材の固定金具

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JP3034942U
JP3034942U JP1996009114U JP911496U JP3034942U JP 3034942 U JP3034942 U JP 3034942U JP 1996009114 U JP1996009114 U JP 1996009114U JP 911496 U JP911496 U JP 911496U JP 3034942 U JP3034942 U JP 3034942U
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fixing
plate
fixing bolt
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shaped member
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JP1996009114U
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塩 徳 二 大
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大塩 徳二
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構造用型材10に対する板状部材11の取り
付けの際に、構造用型材10の長孔10bに固定ボルト
21を緩く仮止めしておきながら、固定ボルト21の位
置が決まった時に、板状部材11を固定ボルト21で構
造用型材10に強固に固定できるようにして、その作業
性を改善する。 【解決手段】 構造用型材10と板状部材11に設けた
長孔10b,11bの交点において、構造用型材10と
板状部材11とを固定する固定金具で、構造用型材10
の長孔10bに挿入される角軸部21b及びそれに連な
るねじ部21cを備えた固定ボルト21と、仮止用ねじ
部22aを有する仮止め板22と、板状部材11を構造
用型材10に固定する固定ナット23とを備える。仮止
め板22の仮止用ねじ部22aは、固定ボルト21への
上記固定ナット23の締結によりねじ切れる程度のもの
とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、高架道路やトンネル内壁等に沿って、あるいは各種建造物の天井、 壁面等に対して、化粧用パネル、ルーバー、消音材、防音材、壁面材、目隠し板 、波板、キーストンプレート、その他の板状部材を取り付けるための固定金具に 関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、高架道路その他の各種建造物の天井や壁面等に沿う広い面積に、化 粧用パネル、ルーバー、消音材、防音材、壁面材、その他の板状部材を取り付け る場合、上記壁面等に断面がI型またはT型をなす構造用型材を設置し、その構 造用型材の張出し縁と板状部材とに設けた取付け孔にボルトを挿通し、ナットで それらを締結するのが一般的である。
【0003】 このようなボルト・ナットによる板状部材の取り付けにおいては、構造用型材 の張出し縁と板状部材の締結位置付近に、互いに直交する方向の取付け用長孔を 予め穿設しておき、両長孔の交点においてボルト・ナットで締結するのが、作業 性をよくするという観点から有利であるが、構造用型材側から該型材における長 孔に固定ボルトを挿入し、その固定ボルトに板状部材の長孔を嵌め合わせてナッ トを締結する際に、通常、構造用型材の背後の固定ボルトの頭の部分まで手を伸 ばして当該頭を回転しないように保持しておくことは困難であり、それが不能で あることも少なくない。
【0004】 この問題に対処するためには、構造用型材に対して固定ボルトを予め回転不能 に締結、固定しておけばよいが、その固定ボルトに対して板状部材の長孔を嵌め 合わせる場合に、構造用型材の長孔に沿って固定ボルトの位置を調整する必要が あるため、該固定ボルトを完全に固定しておくことはできず、また、構造用型材 の長孔に沿って位置調整できる程度にナットで緩く固定しておくと、板状部材の 長孔との関係で固定ボルトの位置が決まった時に、そのナットを強く締結し直す 必要があり、それが作業性に大きな影響を与えることになる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
本考案の技術的課題は、構造用型材に対する各種板状部材の取り付けの際に、 構造用型材の長孔に対して固定ボルトを位置調整できる程度に緩く固定しておき ながら、板状部材の長孔との関係で固定ボルトの位置が決まった時に、固定ボル トを強く締結し直す必要をなくし、しかも、板状部材を構造用型材に強固に固定 できるようにし、その作業性を大幅に改善することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための本考案の板状部材の固定金具は、構造用型材に設け た長孔と、板状部材に設けた上記長孔と直交する方向に長い長孔の交点において 、それらの構造用型材と板状部材とを固定するための固定金具であって、上記構 造用型材側から該型材における長孔に回転不能に挿入される角軸部及び該角軸部 に連なるねじ部を備えた固定ボルトと、上記固定ボルトのねじ部に螺嵌する仮止 用ねじ部を有し、固定ボルトに螺嵌して該固定ボルトを構造用型材に仮止めする 仮止め板と、上記仮止め板上において長孔を固定ボルトのねじ部に嵌挿した板状 部材を上記ねじ部への螺締によって構造用型材に固定する固定ナットとを備え、 上記固定ボルトのねじ部に螺嵌する仮止め板の仮止用ねじ部は、該固定ボルトへ の上記固定ナットの締結によりねじ切れる程度のものとしたことを特徴とするも のである。
【0007】 上記固定金具においては、固定ボルトにおける角軸部が構造用型材の長孔内に 余裕をもって収まる長さを有し、上記余裕部分に、仮止め板におけるねじ切れた 仮止用ねじ部が収容される空間を形成させたものとすることができる。
【0008】 上記構成を有する固定金具によって板状部材を構造用型材に取り付けるに際し ては、まず、構造用型材の長孔に対して固定ボルトを挿通し、その固定ボルトの ねじ部に対する仮止め板の螺嵌により、該固定ボルトを位置調整できる程度に緩 く取り付け、しかも、該構造用型材の長孔に固定ボルトの角軸部を挿入して、該 固定ボルトを回転不能に保持させておき、この状態で、固定すべき板状部材の長 孔との関係で固定ボルトの位置を調整したうえで、固定ボルトのねじ部に板状部 材の長孔を嵌め合わせる。このようにして固定ボルトの位置が決まったときに、 固定ボルトに対して固定ナットを螺締することにより、板状部材を強固に固定す る。
【0009】 この場合に、仮止め板の仮止用ねじ部は、固定ボルトへの固定ナットの締結に よりねじ切れる程度のものとしているので、構造用型材に対して固定ボルトを強 く固定し直す必要がなく、固定ナットの締結のみにより、仮止め板の仮止用ねじ 部をねじ切って、板状部材を構造用型材に対して強固に固定することができ、作 業性が大幅に改善される。 また、固定ボルトにおける角軸部を構造用型材の長孔内に余裕をもって収まる 長さとし、その余裕部分に、仮止め板におけるねじ切れた仮止用ねじ部が収容さ れる空間を形成しておくと、上記固定ナットの締結作業が一層容易化される。
【0010】
【考案の実施の形態】
本考案の実施例を示す図1乃至図3において、10は構造用型材、11は該構 造用型材10に取り付けた板状部材、12は上記板状部材11を構造用型材10 に取り付けるための固定金具を示している。
【0011】 上記構造用型材10は、例えば、高架道路やトンネル内壁等に沿って、あるい は各種建造物の天井、壁面等において、上記板状部材11を取り付けるのに適し た位置に、適宜手段で設置されるものであり、断面がI型、T型、コ字型等の型 材により、該構造用型材10の長手方向に伸びたところの、板状部材11を取り 付けるための張出し縁10aを有するものとして構成され、その張出し縁10a に沿う長孔10bが開設されている。
【0012】 また、上記板状部材11は、上記構造用型材10に取り付けるためのもので、 図3ではキーストンプレートを用いる場合を示しているが、化粧用パネル、ルー バー、消音材、防音材、壁面材、目隠し板、波板、その他の適宜板状の部材とす ることができ、この板状部材11には、上記構造用型材10の長孔10bと直交 する方向に長い長孔11bが開設されている。
【0013】 上記固定金具12は、上記構造用型材10に設けた長孔10bと板状部材11 に設けた長孔11bとの交点において、構造用型材10の張出し縁10a上に板 状部材11を固定するためのもので、固定ボルト21と、仮止め板22と、固定 ナット23とを備えている。
【0014】 上記固定ボルト21は、頭部21aと、構造用型材10側から該型材における 長孔10bに回転不能に挿入される角軸部21bと、該角軸部21bに連なるね じ部21cを備えたものである。 また、仮止め板22は、薄い金属板によって円板状に形成し、その中心孔に上 記固定ボルト21のねじ部21cに螺嵌する仮止用ねじ部22aを有し、固定ボ ルト21に螺嵌して、該固定ボルトを構造用型材10に仮止めするためのもので ある。この仮止め板22の仮止用ねじ部22aは、固定ボルト21への固定ナッ ト23の締結により容易にねじ切れる程度のものである。 さらに、上記固定ナット23は、仮止め板22上において、長孔11bを固定 ボルト21のねじ部21cに嵌挿した板状部材11を、上記固定ボルト21のね じ部21cへの螺締によって構造用型材10に固定するものである。
【0015】 上記固定金具12においては、固定ボルト21における角軸部21bが構造用 型材10の長孔10b内に余裕をもって収まる長さを有するものとし、その余裕 部分に、仮止め板22におけるねじ切れた仮止用ねじ部22aが収容される空間 を形成させ、固定ナット23の締結作業を容易化しているが、この仮止用ねじ部 22aが収容される空間は、図4に示すように、仮止め板22におけるねじ切れ る前の仮止用ねじ部22aが十分に収容できない程度のものであってもよい。そ のため、上記仮止用ねじ部22aの形成は、寸法精度等を考慮することなく、容 易に行うことができる。
【0016】 上記構成を有する固定金具12によって板状部材11を構造用型材10に取り 付けるに際しては、まず、構造用型材10の長孔10bに対して固定ボルト21 を挿通し、その固定ボルト21のねじ部21cに対する仮止め板22の螺嵌によ り、該固定ボルト21を位置調整できる程度に緩く取り付け、しかも、該構造用 型材10の長孔10bに固定ボルト21の角軸部21bを挿入して、該固定ボル ト21を回転不能に保持させておき、この状態で、固定すべき板状部材11の長 孔11bとの関係で固定ボルト21の位置を調整したうえで、固定ボルト21の ねじ部21cに板状部材11の長孔11bを嵌め合わせる。
【0017】 そして、このようにして固定ボルト21の位置を決めた後、固定ボルト21に 対して固定ナット23を螺締することにより、板状部材11を構造用型材10に 対して強固に固定する。 この場合に、仮止め板22の仮止用ねじ部22aは、固定ボルト21への固定 ナット23の締結によりねじ切れる程度のものとしているので、固定ボルト21 に対する仮止め板22の仮止用ねじ部22aの螺締により、構造用型材10に対 して固定ボルト21を強く固定し直す必要がなく、固定ナット23の締結のみに より、仮止め板22の仮止用ねじ部22aをねじ切って、板状部材11を構造用 型材10に対して強固に固定することができ、それにより作業性が大幅に改善さ れる。 なお、図中、24はワッシャーを示している。
【0018】
【考案の効果】
このように、本考案によれば、構造用型材に対する各種板状部材の取り付けの 際に、構造用型材の長孔に対して固定ボルトを位置調整できる程度に緩く固定し ておきながら、板状部材の長孔との関係で固定ボルトの位置が決まった時に、固 定ボルトを強く固定し直す必要がなく、しかも、板状部材を構造用型材に強固に 固定でき、その作業性が大幅に改善される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す要部断面図である。
【図2】上記実施例の平面図である。
【図3】上記実施例の要部側断面図である。
【図4】他の実施例の要部断面図である。
【符号の説明】
10 構造用型材 10b,11b 長孔 11 板状部材 12 固定金具 21 固定ボルト 21b 角軸部 21c ねじ部 22 仮止め板 22a 仮止用ねじ部 23 固定ナット

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】構造用型材に設けた長孔と、板状部材に設
    けた上記長孔と直交する方向に長い長孔の交点におい
    て、それらの構造用型材と板状部材とを固定するための
    固定金具であって、 上記構造用型材側から該型材における長孔に回転不能に
    挿入される角軸部及び該角軸部に連なるねじ部を備えた
    固定ボルトと、 上記固定ボルトのねじ部に螺嵌する仮止用ねじ部を有
    し、固定ボルトに螺嵌して該固定ボルトを構造用型材に
    仮止めする仮止め板と、 上記仮止め板上において長孔を固定ボルトのねじ部に嵌
    挿した板状部材を上記ねじ部への螺締によって構造用型
    材に固定する固定ナットと、を備え、 上記固定ボルトのねじ部に螺嵌する仮止め板の仮止用ね
    じ部は、該固定ボルトへの上記固定ナットの締結により
    ねじ切れる程度のものとした、ことを特徴とする構造用
    型材に対する板状部材の固定金具。
  2. 【請求項2】固定ボルトにおける角軸部が構造用型材の
    長孔内に余裕をもって収まる長さを有し、上記余裕部分
    に、仮止め板におけるねじ切れた仮止用ねじ部が収容さ
    れる空間を形成させたことを特徴とする請求項1に記載
    の構造用型材に対する板状部材の固定金具。
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