JP3034754U - 圧電音響装置 - Google Patents

圧電音響装置

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JP3034754U
JP3034754U JP1996008213U JP821396U JP3034754U JP 3034754 U JP3034754 U JP 3034754U JP 1996008213 U JP1996008213 U JP 1996008213U JP 821396 U JP821396 U JP 821396U JP 3034754 U JP3034754 U JP 3034754U
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久文 伊藤
浩 伊藤
康弘 金井
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Taiyo Yuden Co Ltd
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Taiyo Yuden Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 圧電音響装置のプリント配線基板等への接続
形態が異なる場合でも、単一形状のケース11や圧電要
素18で対応することができようにし、それにより、省
力化や製造原価の低減を可能とする。 【解決手段】 圧電音響装置は、音響箱としてのケース
11と、このケース11の内周壁に振動板19の周辺部
が支持されるように取り付けられ、この振動板19の主
面に圧電膜20が形成された圧電要素18と、この圧電
要素18の振動板19と圧電膜20の表面に形成された
電極とに各々接続され、ケース11に取り付けられた端
子21a、21bとを備える。端子21a、21bは、
ケース11の窓部16から引き出されるリード部25
a、25bのみが各々異なった形状を有する複数種類の
ものが用意される。何れの端子21a、21bでも形状
を共通とする取付部22a、22bに設けられた取付孔
23a、23bにケース11の窓部16の一部から突設
した突起17、17を嵌合し、この突起17、17の先
端を変形することにより端子21a、21bがケース1
1に固定されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、圧電素子を用い、電話器やその他の音響機器として用いられる圧電 音響装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の圧電音響装置は、例えば図13及び図14に示すような構造を有する。 すなわち、圧電要素6は、振動板7の片面に圧電膜8を形成し、これら振動板7 と圧電膜8の表面に設けた電極とに、リード線9、10を各々半田付けしてなる 。内周面中間部に段部2を有するトレイ状のケース1に前記圧電要素6を収納し 、その振動板7の周辺部を前記段部2で支持すると共に、シリコーン接着剤5( 図14参照)等を用いて固定している。そして、前記リード線9、10がケース 1の周壁部に形成された凹部からケース1の外側に引き出されている。
【0003】 さらに、圧電音響装置から発生する音の音圧−周波数特性を調整するため、ケ ース1の上壁にダンパーが設けられる。例えば、図示の従来例の圧電音響装置で は、20φ前後の圧電要素6を用いる場合、ケース11の上面中央部に1〜2φ 程の貫通孔3を設け、ここに#380程度のテトロン製等のメッシュ4を張って ダンパーを構成している。このダンパーにより、所定の使用音域において、所要 の音圧レベルが得られるように、音圧−周波数特性を調整する。他に、前記のよ うなメッシュ4を張らず、多数の小孔を開設してそれをダンパーとすることもあ る。
【0004】 このような圧電音響装置は、図14に示すようにして携帯電話やコードレスホ ーン等の音響機器に取り付けられる。すなわち、圧電要素6を収納した前記のケ ース1が、そのケース1の開口面側を携帯電話やコードレスホーン等の音響機器 のハウジング31の内面に向けて当てられ、ケースの開口周端面を超音波溶着等 の手段で融着される。さらに、前記リード線9、10がハウジング31内に収納 されたプリント配線基板(図示せず)に接続され、音響機器の回路と接続される 。
【0005】
【考案が解決しようとしている課題】
既に述べた通り、前記のような圧電音響装置では、リード線9、10を介して ハウジング31内に収納されたプリント配線基板に接続される。ところが、今日 において、回路部品を搭載するプリント配線基板では、前記のようなリード線9 、10により回路部品を回路パターンに接続する形態の他、回路部品のリード端 子を直接回路パターンに接続する形態、或は回路部品をプリント配線基板に面実 装し、回路部品の電極を回路パターンに接続する形態等、様々な接続形態がとら れている。
【0006】 しかしながら、前記のような圧電音響装置では、基本的にリード線9、10に よる接続形態でしか使用できず、他の接続形態は採用できない。もし、圧電音響 装置を、リード端子によりプリント配線基板に接続したり、或はプリント配線基 板に面実装する場合は、前記のようなケース1や圧電要素6の形状等を別途設計 変更し、これらの接続形態に対応させなければならない。そのため例えば、ケー ス1を成形するための金型を新たに作り直さなければならず、金型の製作費及び その償却費に多額の経費がかるという課題があった。
【0007】 本考案は、このような従来の圧電音響装置における課題に鑑み、プリント配線 基板等への様々な接続形態に対応して、ケースや圧電要素の形状等の設計変更を 伴わず、容易に複数種類の接続形態に対応できるようにすることを目的とする。 換言すると、圧電音響装置のプリント配線基板等への接続形態が異なる場合でも 、単一形状のケースや圧電要素で対応することができるようにし、それにより、 省力化や製造原価の低減を可能とすることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
このような目的を達成するため、本考案では、ケース11は、外部に通じる窓 部を有し、該窓部の一部を変形することにより、端子21a、21bをケース1 1に固定するようにし、ケース11に様々な形状の端子21a、21bを容易に 取り付けることができるようにした。これにより、ケース11の一部を変形する ことで取付が可能な取付部22a、22bを有する端子21a、21bであれば 、その取付部22a、22b以外の部分の形状が変わっても、基本的に単一の形 状のケース11や圧電要素8を用いて端子21a、21bを取り付けることがで きるようにした。従って、ケース11や圧電要素8の形状等の設計変更を要する ことなく、多様な接続形態に対応できるようになる。
【0009】 圧電音響装置は、音響箱としてのケース11と、このケース11の内周壁に振 動板19の周辺部が支持されるように取り付けられ、この振動板19の主面に圧 電膜20が形成された圧電要素18と、この圧電要素18の振動板19と圧電膜 20の表面に形成された電極とに各々接続され、ケース11に取り付けられた端 子21a、21bとを備える。
【0010】 このような圧電音響装置において、本考案では、ケース11は、外部に通じる 窓部16を有し、前記端子21a、21bがケース11の窓部16の一部を変形 することによりケース11に固定されている。より、具体的には、前記端子21 a、21bは、ケース11に取り付けられる取付部22a、22bを有し、この 取付部22a、22bに取付孔23a、23bが設けられている。そして、この 取付孔23a、23bにケース11のケース11の窓部16の一部から突設した 突起17、17を嵌合すると共に、この突起17、17の先端を変形することに より端子21a、21bがケース11に固定されている。
【0011】 このような端子21a、21bは、前記取付部22a、22bの形状を共通と し、ケース11の窓部16から引き出されるリード部25a、25bのみが各々 異なった形状を有する複数種類のものが用意され、その任意の端子21a、21 bの取付部22a、22bが前記ケース11の窓部16に固定されている。例え ば、或る種の端子21a、21bは、ケース11に取り付けられた状態で、その ケース11から導出されたリード部25a、25がケース11の底面側に導出さ れている。また、或る種の端子21a、21bは、ケース11の窓部16に固定 された状態で、そのリード部25a、25bがケース11から僅かに突出した突 起状のものからなる
【0012】 このようにリード部25a、25bが各々異なった形状を有する複数種類の端 子21a、21bを用意し、その任意の端子21a、21bを、前述のようにケ ース11の窓部16の一部、具体的には突起17、17の先端部を変形させて、 取付部22a、22bをケース11の窓部16に固定することにより、同じ形状 のケース11に様々なリード部25a、25bの形状を有する端子21a、21 aを取り付けることが可能となる。
【0013】
【考案の実施の形態】
次に、図面を参照しながら、本考案の実施の形態について具体的且つ詳細に説 明する。 図1〜図4は、本考案の圧電音響装置の例を示しているが、まず図1により、 この圧電音響装置の構成部材について説明すると、その主たる構成部材は、ケー ス11、そのリッド26、このケース11とリッド26とにより形成される内部 空間に収納される圧電要素18及びケース11に取り付けられると共に、圧電要 素18に電気的に接続される一対の端子21a、21bとからなっている。
【0014】 圧電要素18を収納し、支持するためのケース11は、底面側が開口する逆さ のトレイ状に形成されたもので、その内部空間に圧電要素18を収納する空間を 有する。このケース11の内部空間を囲む周壁13の全内周にわたってその中間 程の高さに段部33が形成されている。また、ケース11の周壁13の一部には 、凹状の開口部15が形成されていると共に、外部に通じる窓部16が外径方向 に突設されている。この窓部16の両側は、前記周壁13の延長部13aがケー ス11の径方向に延長して形成され、一部高くなっていると共に、この周壁13 の延長部13aの間の平坦な部分には、一対の突起17、17が突設されている 。この突起17、17は、横断面が長円状になっており、その窓部16の内壁か ら立ち上がった基部の幅及び径が大きく、先端側で幅及び径が小さくなっている 。さらに、ケース11の底壁中央には、制動効果を有する放音孔14が形成され ている。
【0015】 このケース11の開口した底面は、リッド26を着脱自在に嵌合することによ り閉じられる。このリッド26の中央部には4つの放音孔28が設けられている と共に、このリッド26の径方向に、前記ケース11の窓部16に対応して端子 カバー27が突設されている。 このようなケース11やリッド26は、例えば、樹脂を射出成型することによ り作ることができる。そして、このようなケース11やリッド26で形成される 容器は、音響箱としての機能を有し、その形状、壁厚、前記制動効果を有する放 音孔14、漏洩孔28及び開口部15は、最適な音響効果を生じるよう設計され る。
【0016】 圧電要素18は、圧電体セラミックの両主面に電極層を有する圧電膜20を、 金属製の振動板19の上に固着したものである。振動板19は、ケース11の周 壁13の内径より若干径が小さく、且つその段部33の内径より径が大きい。ま た、振動板19の外周部は、その一部が前記ケース11の窓部16に対応して径 方向に突出され、舌状の端子取付部32が形成されている。この端子取付部32 の幅は、前記ケース11の窓部16の両側に延長された周壁13の延長部13a の間隔より若干小さい。この端子取付部32には、前記ケース11の窓部16の 内壁から突設された一対の突起17、17の位置及び形状に対応して、その外形 より僅かに大きな取付孔35、35が穿孔されている。一方の取付孔35の周囲 から振動板19の外周部を越えて、圧電膜20の表面の電極にわたってエポキシ 系樹脂等の絶縁材からなる膜またはテープによる帯状の絶縁帯29が設けられて いる。
【0017】 一対の端子21a、21bは、取付部22a、22bとリード部25a、25 bとからなり、取付部22a、22bには、前記ケース11の窓部16の突起1 7、17の形状に対応して、その外形より僅かに大きな取付孔23a、23bを 各々有する。さらに、一方の端子21bの取付部22bからは、細い延長部24 が突設されている。
【0018】 後述するように、この端子21a、21bは、その取付部22a、22bの形 状を共通とし、そのリード部25a、25bのみの形状が異なった複数種類のも のを使用することが出来る。例えば、図1で示すものは、取付部22a、22b とリード部25a、25bとの境界部分が取付部22a、22bから直角に起立 し、さらにそこからリード部25a、25bが取付部22a、22bと平行に近 い角度で折り曲げられ、取付部22a、22bの先端よりさらに先に延長されて いる。
【0019】 このような構成部材からなる圧電音響装置は、次のようにして組立られる。ま ず、ケース11を図1に示すように上下逆にし、その底面を開口した状態で、予 め段部33の上にシリコーン系等の接着剤を塗布しておく。次に、同ケース11 の中に圧電要素18を収納し、その外周部を段部33の上に載せて、前記接着剤 により接着すると共にシールする。このとき、圧電要素18の端子取付部32を ケース11の窓部16に配置し、その取付孔35、35を突起17、17に嵌合 する。ケース11の窓部16の突起17、17と圧電要素18の取付孔35、3 5とは、互いに対応する位置に設けられ、何れも長円形状になっているため、こ れらを嵌合することにより、圧電要素18がケース11の所定の位置に位地決め される。
【0020】 次に、端子21a、21bの取付部22a、22bの取付孔23a、23bを 前記ケース11の突起17、17に嵌合すると共に、取付部を各々圧電要素18 の端子取付部32の上に載せる。この場合もまた、ケース11の突起17、17 と端子21a、21bの取付孔23a、23bとは、何れも長円形状になってい るため、これらを嵌合することにより、圧電要素18がケース11の所定の位置 に位地決めされると共に、所定の方向を向く。
【0021】 この状態で、図2及び図3に示すように、ケース11の突起17、17の先端 を溶融する等の手段で変形させ、潰す。これにより、圧電要素11及び端子21 a、21bがケース11に完全に固定される。この状態では、一方の端子21a の取付部22aが圧電要素18の振動板19の端子取付部32の上に直接載り、 他方の端子21bの取付部22bが絶縁帯29を介して圧電要素18の振動板1 9の端子取付部32の上に載っている。そして、この他方の端子21bの延長部 24の先端は、絶縁帯29を越えて、圧電要素18の圧電膜20の表面の電極に 達している。
【0022】 この状態で、一方の端子21aの取付部22aの適当な個所が圧電要素18の 振動板19の端子取付部32に接続されると共に、他方の端子21bの取付部2 2bが、その延長部24の先端で圧電要素18の圧電膜20の表面の電極に接続 される。例えば、図2及び図3において符号30は、前記端子21a、と振動板 19とを接続した半田を、符号31は、前記端子21bと圧電膜20側の電極と を接続した半田を各々示す。
【0023】 さらに、ケース11の底面にリッド26が嵌合され、ケース11の底面が閉じ られる。図2〜図4に示すように、前記のようにしてケース11に取り付けられ た端子21a、21bのリード部25a、25bは、窓部16を介してケース1 1の外部に導出され、且つケース11の底面のリッド26の方向に折り曲げられ ており、その先端はケース11のリッド26のほぼ中心に達している。 このような圧電音響装置は、リッド26及び端子21a、21bのリード部2 5a、25b側を下側にして、すなわち図4の状態と上下を逆にしてプリント配 線基板等に面実装するのに適している。この場合は、端子21a、21bのリー ド部25a、25bの先端部がプリント配線基板上の回路パターンに半田付けさ れる。
【0024】 図5は、前記図1〜図4に示されたケース11と圧電要素18とをそのまま使 用して、リード部25a、25bのみの形状が違う端子21a、21bを取り付 けた圧電音響装置の例を示す。すなわち、この端子21a、21bの取付部22 a、22b(図5ではリッド26の陰に隠れている。)は、前記図1〜図4に示 された端子21a、21bと全く同じ形状であり、そのリード部25a、25b のみの形状が違っている。このリード部25a、25bは、厚み方向に湾曲しな がらケース11の径方向に伸びている。 このような圧電音響装置は、プリント配線基板等に実装された位置からやや遠 い位置でプリント配線基板上の回路パターンに半田付けするのに適している。
【0025】 図6及び図7に示した圧電音響装置の例は、端子21a、21bのリード部2 5a、25bをごく短く起立させた例である。すなわち、この端子21a、21 bの取付部22a、22bは、前記図1〜図4及び図5に示された端子21a、 21bと基本的に同じであるが、そのリード部25a、25bはその取付部22 a、22bから直交状に起立した突片状のものからなっている。その突片状のリ ード部25a、25bは、ケース11の窓部16から底面側に突出している。
【0026】 このような圧電音響装置は、リッド26及び端子21a、21bのリード部2 5a、25b側を下側にして、すなわち図7の状態と上下を逆にしてプリント配 線基板等に実装し、端子21a、21bのリード部25a、25bの先端をプリ ント配線基板上の貫通孔に挿入した状態でその回路パターンに半田付けするのに 適している。 なお、この圧電音響装置の例では、ケース11及びそのリッド26の形状も前 述の例と若干異なっているが、基本的にはケース11及びそのリッド26の形状 を変える必要ななく、前記の圧電音響装置のケース11のような形状のものでも 使用できる。
【0027】 図8〜図11は、本考案の圧電音響装置の他の例を示している。1図〜4図に 示された例と異なる部分は、次にの点である。ケース11の周壁13に開口部1 5がない。窓部16に設けられた突起17、17は断面円形になっており、また この窓部16の突起17、17の部分には、端子21a、21bを嵌め込み、同 端子21a、21bの取付部22a、22bを位置決めするための溝が2つ平行 に設けられている。さらに振動板19は円形で、舌状の端子取付部32、32及 び取付孔35、35並びに絶縁体29を有していない。そして、端子21a、2 1bは共に延長部24a、24bを有し、図9及び図10に示されたように、延 長部24bが圧電膜20の表面に、延長部24aが振動板19に半田又は導電性 接着剤30,31によりそれぞれ接続されている。他の構成は、前述の図1〜図 4に示された例と同じである。図11は、この圧電音響装置の組立状態の外観を 示す。
【0028】 図12は、前記図8〜図11に示されたケース11と圧電要素18とをそのま ま使用して、リード部25a、25bのみの形状が違う端子21a、21bを取 り付けた圧電音響装置の例を示す。図5に示された例に対応するもので、外観で はケース11の周壁13に開口部15がないだけであるが、端子21a、21b が前記図8〜図11に示された例と異なるだけで、端子21a、21bの形状以 外は図8〜図11に示された例と同じ構成である。
【0029】
【考案の効果】
以上説明した通り、本考案によれば、ケース11や圧電要素18の形状等の設 計変更を伴わず、同じ形状のケース11に様々な先端形状を有する端子21a、 21aを取り付けることが可能となるので、圧電音響装置の様々な接続形態に容 易に対応できるようになる。換言すると、圧電音響装置のプリント配線基板等へ の接続形態が異なる場合でも、単一形状のケース11や圧電要素18で対応する ことができ、大きな設計変更を必要としない。このため、設計変更の手数、ケー ス11の成形用の金型の製作費、償却費等が低減でき、ケース11のスケールメ リットが活かせるので、省力化や製造原価の低減が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による圧電音響装置の例を示す底面側か
らの分解斜視図である。
【図2】同圧電音響装置のケースからリッドを取り除い
た状態の端子取付部付近の要部底面図である。
【図3】図2におけるA部とB部においてリッドを取り
付けた状態で断面した要部縦断側面図である。
【図4】前記圧電音響装置の例を示す底面側からの組立
状態の斜視図である。
【図5】本考案による圧電音響装置の他の例を示す底面
側からの組立状態の斜視図である。
【図6】本考案による圧電音響装置の他の例を示す底面
側からの分解斜視図である。
【図7】同圧電音響装置の例を示す底面側からの組立状
態の斜視図である。
【図8】本考案による圧電音響装置の例を他の示す底面
側からの分解斜視図である。
【図9】同圧電音響装置のケースからリッドを取り除い
た状態の端子取付部付近の要部底面図である。
【図10】図9におけるA部とB部においてリッドを取
り付けた状態で断面した要部縦断側面図である。
【図11】前記圧電音響装置の例を示す底面側からの組
立状態の斜視図である。
【図12】本考案による圧電音響装置の他の例を示す底
面側からの組立状態の斜視図である。
【図13】圧電音響装置の従来例を示す底面側からの分
解斜視図である。
【図14】同圧電音響装置の従来例を示す底面側からの
組立状態の斜視図である。
【符号の説明】
11 ケース 14 ケース11の制動効果を有する放音孔 16 ケース11の窓部 17 突起 18 圧電要素 19 圧電要素の振動板 20 圧電要素の圧電膜 21a 端子 21b 端子 22a 端子の取付部 22b 端子の取付部 23a 端子の取付孔 23 端子の取付孔

Claims (8)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音響箱としてのケース(11)と、この
    ケース(11)の内周壁に振動板(19)の周辺部が支
    持されるように取り付けられ、この振動板(19)の主
    面に圧電膜(20)が形成された圧電要素(18)と、
    この圧電要素(18)の振動板(19)と圧電膜(2
    0)の表面に形成された電極とに各々接続され、ケース
    (11)に取り付けられた端子(21a)、(21b)
    とを備える圧電音響装置において、前記ケースは、外部
    に通じる窓部(16)を有し、前記端子(21a)、
    (21b)は、ケース(11)の窓部(16)の一部を
    変形することによりケース(11)に固定されているこ
    とを特徴とする圧電音響装置。
  2. 【請求項2】 音響箱としてのケース(11)と、この
    ケース(11)の内周壁に振動板(19)の周辺部が支
    持されるように取り付けられ、この振動板(19)の主
    面に圧電膜(20)が形成された圧電要素(18)と、
    この圧電要素(18)の振動板(19)と圧電膜(2
    0)の表面に形成された電極とに各々接続され、ケース
    (11)に取り付けられた端子(21a)、(21b)
    とを備える圧電音響装置において、前記ケースは、外部
    に通じる窓部(16)を有し、前記端子(21a)、
    (21b)は取付孔(23a)、(23b)を各々有
    し、この取付孔(23a)、(23b)にケース(1
    1)の窓部(16)の一部から突設した突起(17)、
    (17)を嵌合すると共に、この突起(17)、(1
    7)の先端を変形することにより端子(21a)、(2
    1b)がケース(11)に固定されていることを特徴と
    する圧電音響装置。
  3. 【請求項3】 音響箱としてのケース(11)と、この
    ケース(11)の内周壁に振動板(19)の周辺部が支
    持されるように取り付けられ、この振動板(19)の主
    面に圧電膜(20)が形成された圧電要素(18)と、
    この圧電要素(18)の振動板(19)と圧電膜(2
    0)の表面に形成された電極とに各々接続され、ケース
    (11)に取り付けられた端子(21a)、(21b)
    とを備える圧電音響装置において、前記ケースは、外部
    に通じる窓部(16)を有し、前記端子(21a)、
    (21b)は、ケース(11)に取り付けられた取付部
    (22a)、(22b)と、少なくとも先端部がケース
    (11)から導出されたリード部(25a)、(25
    b)とを有すると共に、リード部(25a)、(25
    b)のみが各々異なった形状を有する複数種類の端子
    (21a)、(21b)が用意され、その任意の端子
    (21a)、(21b)の取付部(22a)、(22
    b)が、ケース(11)の窓部(16)の一部を変形す
    ることにより固定されていることを特徴とする圧電音響
    装置。
  4. 【請求項4】 音響箱としてのケース(11)と、この
    ケース(11)の内周壁に振動板(19)の周辺部が支
    持されるように取り付けられ、この振動板(19)の主
    面に圧電膜(20)が形成された圧電要素(18)と、
    この圧電要素(18)の振動板(19)と圧電膜(2
    0)の表面に形成された電極とに各々接続され、ケース
    (11)に取り付けられた端子(21a)、(21b)
    とを備える圧電音響装置において、前記ケースは、外部
    に通じる窓部(16)を有し、前記端子(21a)、
    (21b)は、取付孔(23a)、(23b)を各々有
    する取付部(22a)、(22b)と、少なくとも先端
    部がケース(11)から導出されたリード部(25
    a)、(25b)とを有すると共に、前記取付部(22
    a)、(22b)の取付孔(23a)、(23b)にケ
    ース(11)の窓部(16)の一部から突設した突起
    (17)、(17)を嵌合すると共に、この突起(1
    7)、(17)の先端を変形することにより端子(21
    a)、(21b)がケース(11)に固定されているこ
    とを特徴とする圧電音響装置。
  5. 【請求項5】 音響箱としてのケース(11)と、この
    ケース(11)の内周壁に振動板(19)の周辺部が支
    持されるように取り付けられ、この振動板(19)の主
    面に圧電膜(20)が形成された圧電要素(18)と、
    この圧電要素(18)の振動板(19)と圧電膜(2
    0)の表面に形成された電極とに各々接続され、ケース
    (11)に取り付けられた端子(21a)、(21b)
    とを備える圧電音響装置において、前記ケースは、外部
    に通じる窓部(16)を有し、前記端子(21a)、
    (21b)は、ケース(11)に取り付けられた取付部
    (22a)、(22b)と、少なくとも先端部がケース
    (11)から導出されたリード部(25a)、(25
    b)とを有すると共に、前記取付部(22a)、(22
    b)がケース(11)の窓部(16)の一部を変形する
    ことによりケース(11)に固定され、前記リード部
    (25a)、(25b)がケース(11)の底面側に導
    出されていることを特徴とする圧電音響装置。
  6. 【請求項6】 音響箱としてのケース(11)と、この
    ケース(11)の内周壁に振動板(19)の周辺部が支
    持されるように取り付けられ、この振動板(19)の主
    面に圧電膜(20)が形成された圧電要素(18)と、
    この圧電要素(18)の振動板(19)と圧電膜(2
    0)の表面に形成された電極とに各々接続され、ケース
    (11)に取り付けられた端子(21a)、(21b)
    とを備える圧電音響装置において、前記ケースは、外部
    に通じる窓部(16)を有し、前記端子(21a)、
    (21b)は、取付孔(23a)、(23b)を各々有
    する取付部(22a)、(22b)と、少なくとも先端
    部がケース(11)から導出されたリード部(25
    a)、(25b)とを有すると共に、前記取付部(22
    a)、(22b)の取付孔(23a)、(23b)にケ
    ース(11)の窓部(16)の一部から突設した突起
    (17)、(17)を嵌合すると共に、この突起(1
    7)、(17)の先端を変形することにより端子(21
    a)、(21b)がケース(11)に固定され、前記リ
    ード部(25a)、(25b)がケース(11)の底面
    側に導出されていることを特徴とする圧電音響装置。
  7. 【請求項7】 音響箱としてのケース(11)と、この
    ケース(11)の内周壁に振動板(19)の周辺部が支
    持されるように取り付けられ、この振動板(19)の主
    面に圧電膜(20)が形成された圧電要素(18)と、
    この圧電要素(18)の振動板(19)と圧電膜(2
    0)の表面に形成された電極とに各々接続され、ケース
    (11)に取り付けられた端子(21a)、(21b)
    とを備える圧電音響装置において、前記ケースは、外部
    に通じる窓部(16)を有し、前記端子(21a)、
    (21b)は、ケース(11)に取り付けられた取付部
    (22a)、(22b)と、少なくとも先端部がケース
    (11)から導出されたリード部(25a)、(25
    b)とを有すると共に、前記取付部(22a)、(22
    b)がケース(11)の窓部(16)の一部を変形する
    ことによりケース(11)に固定され、前記リード部
    (25a)、(25b)がケース(11)の窓部(1
    6)から僅かに突出した突起状のものからなることを特
    徴とする圧電音響装置。
  8. 【請求項8】 音響箱としてのケース(11)と、この
    ケース(11)の内周壁に振動板(19)の周辺部が支
    持されるように取り付けられ、この振動板(19)の主
    面に圧電膜(20)が形成された圧電要素(18)と、
    この圧電要素(18)の振動板(19)と圧電膜(2
    0)の表面に形成された電極とに各々接続され、ケース
    (11)に取り付けられた端子(21a)、(21b)
    とを備える圧電音響装置において、前記ケースは、外部
    に通じる窓部(16)を有し、前記端子(21a)、
    (21b)は、取付孔(23a)、(23b)を各々有
    する取付部(22a)、(22b)と、少なくとも先端
    部がケース(11)から導出されたリード部(25
    a)、(25b)とを有すると共に、前記取付部(22
    a)、(22b)の取付孔(23a)、(23b)にケ
    ース(11)の窓部(16)の一部から突設した突起
    (17)、(17)を嵌合すると共に、この突起(1
    7)、(17)の先端を変形することにより端子(21
    a)、(21b)がケース(11)に固定され、この端
    子(21a)、(21b)のリード部(25a)、(2
    5b)がケース(11)の窓部(16)から僅かに突出
    した突片状のものからなることを特徴とする圧電音響装
    置。
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