JP3034532B2 - 熱転写記録媒体 - Google Patents
熱転写記録媒体Info
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- JP3034532B2 JP3034532B2 JP1098847A JP9884789A JP3034532B2 JP 3034532 B2 JP3034532 B2 JP 3034532B2 JP 1098847 A JP1098847 A JP 1098847A JP 9884789 A JP9884789 A JP 9884789A JP 3034532 B2 JP3034532 B2 JP 3034532B2
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- JP
- Japan
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- thermal transfer
- parts
- glass transition
- layer
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、特に衣料用値札類に適した熱転写記録媒体
に関するものである。
に関するものである。
[従来の技術] 従来、熱転写記録媒体の熱転写層(インク層)として
は、最低造膜温度が40℃以上のエマルジョン化された樹
脂を含むインク層を有するもの(特開昭63−57679
号);スチレン/メチルメタクリレート/ブチルアクリ
レート共重合体を主要成分とするもの(特開昭62−2377
9号);スチレン/メタクリル酸エステル共重合体及び
ポリ塩化ビニル系樹脂の混合物からなる透過性保護層上
に積層されたスチレン/メタクリル酸エステル共重合体
/ポリメタクリレート/ポリ塩化ビニル系樹脂及び着色
剤の混合物からなるインク層を有する(特開昭62−1799
92号);塩素化ポリオレフィン系樹脂からなる透過性保
護層上に積層された(メタ)アクリル酸エステル重合体
と着色剤の混合物からなるインク層を有するもの(特開
昭63−42891号)等がある。
は、最低造膜温度が40℃以上のエマルジョン化された樹
脂を含むインク層を有するもの(特開昭63−57679
号);スチレン/メチルメタクリレート/ブチルアクリ
レート共重合体を主要成分とするもの(特開昭62−2377
9号);スチレン/メタクリル酸エステル共重合体及び
ポリ塩化ビニル系樹脂の混合物からなる透過性保護層上
に積層されたスチレン/メタクリル酸エステル共重合体
/ポリメタクリレート/ポリ塩化ビニル系樹脂及び着色
剤の混合物からなるインク層を有する(特開昭62−1799
92号);塩素化ポリオレフィン系樹脂からなる透過性保
護層上に積層された(メタ)アクリル酸エステル重合体
と着色剤の混合物からなるインク層を有するもの(特開
昭63−42891号)等がある。
[発明が解決しようとする課題] 従来のインク層では衣料用値札等に使用した場合、ホ
ットプレスの熱による画像にじみや汚れが生じるといっ
た欠点があった。
ットプレスの熱による画像にじみや汚れが生じるといっ
た欠点があった。
すなわち、特開昭63−57679号では、最低造膜温度40
℃以上の樹脂は必ずしも耐熱性が良くなく、100℃程度
でブロッキングしたり、画像にじみ、汚れを生ずる。又
ポリメチルメタクリレートのような高ガラス転移点(T
g)の樹脂のエマルジョンは最低造膜温度も高く、熱感
度が劣る。特に、180℃以上のホットプレスでは画像に
じみ、汚れを生じる。又、被転写体への接着性が劣り、
強くこすると画像が脱落しやすい。又、バインダーに低
融点のワックス類を用いると、ホットプレスで画像にじ
み、汚れを生じ衣料用の値札に用いることができない。
特開昭62−23779号、特開昭62−17992号、特開昭63−42
891号ではTgを高くすると耐ホットプレス性は良くなる
が感度が遅くなり、Tgを低くすると感度は早くなるが、
耐ホットプレス性が悪くなる欠点を有する。又塩素化ポ
リオレフィンを保護層に用いているので耐ホットプレス
性によくない。
℃以上の樹脂は必ずしも耐熱性が良くなく、100℃程度
でブロッキングしたり、画像にじみ、汚れを生ずる。又
ポリメチルメタクリレートのような高ガラス転移点(T
g)の樹脂のエマルジョンは最低造膜温度も高く、熱感
度が劣る。特に、180℃以上のホットプレスでは画像に
じみ、汚れを生じる。又、被転写体への接着性が劣り、
強くこすると画像が脱落しやすい。又、バインダーに低
融点のワックス類を用いると、ホットプレスで画像にじ
み、汚れを生じ衣料用の値札に用いることができない。
特開昭62−23779号、特開昭62−17992号、特開昭63−42
891号ではTgを高くすると耐ホットプレス性は良くなる
が感度が遅くなり、Tgを低くすると感度は早くなるが、
耐ホットプレス性が悪くなる欠点を有する。又塩素化ポ
リオレフィンを保護層に用いているので耐ホットプレス
性によくない。
そこで本発明では感度を早くして、かつ耐ホットプレ
ス性、耐摩擦性にすぐれる転写画像を形成し得、かつリ
ボンの保存性に優れる熱転写記録媒体を提供するもので
ある。
ス性、耐摩擦性にすぐれる転写画像を形成し得、かつリ
ボンの保存性に優れる熱転写記録媒体を提供するもので
ある。
[課題を解決するための手段] 本発明は、(1)支持体上に融点又は軟化点70〜120
℃のワックスを主体とする剥離層を設け、その上にガラ
ス転移点が30℃以上の少なくともアルキルメタクリレー
トと(メタ)アクリロニトリルからなる共重合体と、ガ
ラス転移点30℃以下の熱可塑性樹脂と、着色剤とを主体
とする熱転写層を設けたことを特徴とし、および(2)
支持体上に融点又は軟化点70〜120℃のワックスを主体
とする剥離層、ガラス転移点30℃以上の少なくともアル
キルメタクリレートと(メタ)アクリロニトリルからな
る共重合体を主体とする実質的に無色の第1の熱転写
層、ガラス転移点30℃以上の少なくともアルキルメタク
リレートと(メタ)アクリロニトリルからなる共重合体
とガラス転移点30℃以下の熱可塑樹脂と着色剤とを主体
とする第2熱転写層を順次設けたことを特徴とする。
℃のワックスを主体とする剥離層を設け、その上にガラ
ス転移点が30℃以上の少なくともアルキルメタクリレー
トと(メタ)アクリロニトリルからなる共重合体と、ガ
ラス転移点30℃以下の熱可塑性樹脂と、着色剤とを主体
とする熱転写層を設けたことを特徴とし、および(2)
支持体上に融点又は軟化点70〜120℃のワックスを主体
とする剥離層、ガラス転移点30℃以上の少なくともアル
キルメタクリレートと(メタ)アクリロニトリルからな
る共重合体を主体とする実質的に無色の第1の熱転写
層、ガラス転移点30℃以上の少なくともアルキルメタク
リレートと(メタ)アクリロニトリルからなる共重合体
とガラス転移点30℃以下の熱可塑樹脂と着色剤とを主体
とする第2熱転写層を順次設けたことを特徴とする。
本発明における剥離層は、融点又は軟化点が70〜120
℃のワックス、例えばカルナウバワックス、モンタンワ
ックス、オゾケライト、マイクロクリスタリンワック
ス、ライスワックス、セレシンワックス、パラフィンワ
ックス、ポリエチレンワックス、サゾールワックス、硬
化ヒマシ油等を主体とするもので、厚みは0.1〜3μm
が好適である。そして、ホットメルト塗布又は水、有機
溶剤中に溶解、分散した液を塗布することによって形成
される。
℃のワックス、例えばカルナウバワックス、モンタンワ
ックス、オゾケライト、マイクロクリスタリンワック
ス、ライスワックス、セレシンワックス、パラフィンワ
ックス、ポリエチレンワックス、サゾールワックス、硬
化ヒマシ油等を主体とするもので、厚みは0.1〜3μm
が好適である。そして、ホットメルト塗布又は水、有機
溶剤中に溶解、分散した液を塗布することによって形成
される。
かかる剥離層により熱転写時の転写効率を良くし、鮮
明な画像が得られると同時に、転写画像の表面にワック
ス層が形成され、ワックスの作用により耐ホットプレス
性が向上(他に転写しにくくなる)し、耐摩耗性が向上
する。
明な画像が得られると同時に、転写画像の表面にワック
ス層が形成され、ワックスの作用により耐ホットプレス
性が向上(他に転写しにくくなる)し、耐摩耗性が向上
する。
剥離層の融点又は軟化点が70℃より低いと、転写時の
熱エネルギーがワックスの溶融に消費され熱転写層の転
写を悪くする。又、融点又は軟化点が120℃より高いと
転写時の剥離性が悪くなる。
熱エネルギーがワックスの溶融に消費され熱転写層の転
写を悪くする。又、融点又は軟化点が120℃より高いと
転写時の剥離性が悪くなる。
熱転写層に使用するガラス転移点が30℃以上で、少な
くともアルキルメタクリレートと(メタ)アクリロニト
リルからなる共重合体は、各種のメタクリレート、たと
えばメチルメタクリレート、エチルメタクリレート、プ
ロピルメタクリレート、ブチルメタクリレートなどの少
なくとも1種と、アクリロニトリル又はメタクリロニト
リルとの共重合によって得られる。この共重合体には本
発明の範囲内において他のビニルモノマーを共重合成分
として含有することもできる。
くともアルキルメタクリレートと(メタ)アクリロニト
リルからなる共重合体は、各種のメタクリレート、たと
えばメチルメタクリレート、エチルメタクリレート、プ
ロピルメタクリレート、ブチルメタクリレートなどの少
なくとも1種と、アクリロニトリル又はメタクリロニト
リルとの共重合によって得られる。この共重合体には本
発明の範囲内において他のビニルモノマーを共重合成分
として含有することもできる。
この共重合体はガラス転移温度が30℃以上でなければ
ならない。30℃より低いと、成膜性が良くなるため、転
写画像の切れが悪くなり解像性が低下する。
ならない。30℃より低いと、成膜性が良くなるため、転
写画像の切れが悪くなり解像性が低下する。
また、ガラス転移温度30℃以下の熱可塑性樹脂として
は、被転写体に対して接着性の良いものが好ましく、例
えばアクリル系樹脂、酢酸ビニル樹脂、塩化ビニリデン
系樹脂、ポリエステル系樹脂、あるいは各種の共重合体
がある。
は、被転写体に対して接着性の良いものが好ましく、例
えばアクリル系樹脂、酢酸ビニル樹脂、塩化ビニリデン
系樹脂、ポリエステル系樹脂、あるいは各種の共重合体
がある。
上記ガラス転移温度30℃以上のアルキルメタクリレー
トと(メタ)アクリロニトリルからなる共重合体とガラ
ス転移温度30℃以下の熱可塑性樹脂の混合割合は前者10
重量部に対して後者0.5〜5重量部である。この範囲よ
り少ないと熱転写層が脱落しやすくなり、多いとブロッ
キングが発生しやすくなる。
トと(メタ)アクリロニトリルからなる共重合体とガラ
ス転移温度30℃以下の熱可塑性樹脂の混合割合は前者10
重量部に対して後者0.5〜5重量部である。この範囲よ
り少ないと熱転写層が脱落しやすくなり、多いとブロッ
キングが発生しやすくなる。
本発明の第1発明における熱転写層および第2発明に
おける第2熱転写層の厚みは、1〜3μ程度であり、ま
た、第2発明における第1熱転写層の厚みは0.2〜2μ
程度である。
おける第2熱転写層の厚みは、1〜3μ程度であり、ま
た、第2発明における第1熱転写層の厚みは0.2〜2μ
程度である。
これらの熱転写層は、いずれも水又は溶剤に溶解又は
分散した塗布液を塗布し、乾燥することによって形成す
ることができる。
分散した塗布液を塗布し、乾燥することによって形成す
ることができる。
着色剤としてはカーボンブラック、ベンガラ、レーキ
レッドC、ファーストスカイブルー、ベンジジンイエロ
ー、フタロシアニングリーン、フタロシアニンブルー、
直接染料、油性染料、塩基性染料等の顔料、染料等を使
用することができ各インク層全体に対して10〜20重量%
程度添加するのが好ましい。
レッドC、ファーストスカイブルー、ベンジジンイエロ
ー、フタロシアニングリーン、フタロシアニンブルー、
直接染料、油性染料、塩基性染料等の顔料、染料等を使
用することができ各インク層全体に対して10〜20重量%
程度添加するのが好ましい。
本発明に使用する支持体としては、厚み3〜10μ程度
のプラスチックフィルムで、例えばポリエステルフィル
ム、ポリカーボネートフィルム、ポリイミドフィルム、
全芳香族ポリアミドフィルム、ポリエーテルエーテルケ
トンフィルム、ポリサルフォンフィルム等を挙げること
ができる。
のプラスチックフィルムで、例えばポリエステルフィル
ム、ポリカーボネートフィルム、ポリイミドフィルム、
全芳香族ポリアミドフィルム、ポリエーテルエーテルケ
トンフィルム、ポリサルフォンフィルム等を挙げること
ができる。
その他、本発明の剥離層及び/又は第1熱転写層には
滑剤を添加してもよい。特に好ましいものは無機滑剤、
融点140℃以上の有機滑剤である。
滑剤を添加してもよい。特に好ましいものは無機滑剤、
融点140℃以上の有機滑剤である。
無機滑剤としては、タルク、雲母粉、二硫化モリブデ
ン、グラファイト等で平均粒径0.1〜5μで、5〜20重
量%の範囲で添加する。
ン、グラファイト等で平均粒径0.1〜5μで、5〜20重
量%の範囲で添加する。
有機滑剤としては、融点140℃以上のもので、ステア
リン酸リチウム、ステアリン酸マグネシウム、ステアリ
ン酸カルシウム、ステアリン酸ストロンチウム、ステア
リン酸バリウム、ラウリン酸カルシウム、ラウリル酸バ
リウム、1,2−ヒドロキシステアリン酸リチウム、1,2−
ヒドロキシステアリン酸カルシウム、二塩基性ステアリ
ン酸鉛等の金属石けん類、N,N′−エチレンビス−1,2−
ヒドロキシステアリン酸アミド、N,N′−エチレンビス
ラウリン酸アミド、N,N′−メチレンビスステアリン酸
アミド、N,N′−エチレンビスステアリン酸アミド、N,
N′−ヘキサメチレンビスステアリン酸アミド、N,N′−
ヘキサメチレンビスオレイン酸アミド、N,N′−ジステ
アリルアジピン酸アミド、N,N′−ジステアリルテレフ
タル酸アミド等のN−置換脂肪酸アミド類、ポリテトラ
フルオロエチレン、シリコン樹脂等を1〜10重量%の範
囲で添加する。これらは、層形成液中に溶解あるいは0.
1〜5μ程度の微粒子状で用いる。
リン酸リチウム、ステアリン酸マグネシウム、ステアリ
ン酸カルシウム、ステアリン酸ストロンチウム、ステア
リン酸バリウム、ラウリン酸カルシウム、ラウリル酸バ
リウム、1,2−ヒドロキシステアリン酸リチウム、1,2−
ヒドロキシステアリン酸カルシウム、二塩基性ステアリ
ン酸鉛等の金属石けん類、N,N′−エチレンビス−1,2−
ヒドロキシステアリン酸アミド、N,N′−エチレンビス
ラウリン酸アミド、N,N′−メチレンビスステアリン酸
アミド、N,N′−エチレンビスステアリン酸アミド、N,
N′−ヘキサメチレンビスステアリン酸アミド、N,N′−
ヘキサメチレンビスオレイン酸アミド、N,N′−ジステ
アリルアジピン酸アミド、N,N′−ジステアリルテレフ
タル酸アミド等のN−置換脂肪酸アミド類、ポリテトラ
フルオロエチレン、シリコン樹脂等を1〜10重量%の範
囲で添加する。これらは、層形成液中に溶解あるいは0.
1〜5μ程度の微粒子状で用いる。
[実施例] 以下実施例並びに比較例によって本発明を説明する。
実施例1 4.5μm厚のポリエステルフィルム上に次の組成液を
塗布し、厚み2μmの剥離層を設けた。部は重量部であ
る。
塗布し、厚み2μmの剥離層を設けた。部は重量部であ
る。
カルナバワックス 10部 トルエン(ボールミルで24時間分散) 90部 その上に次の組成の液を塗布し、厚み2μmの熱転写
層を設けた。
層を設けた。
エチレンメタクリレート/アクリロニトリル共重合体
エマルジョン(Tg70℃、固形分50%) 60部 n−ブチルアクリレート/メチルメタクリレート共重
合体エマルジョン(Tg20度、固形分50%) 20部 カーボンブラック分散液 20部 実施例2 実施例1において剥離層を次の組成に変え、厚み1μ
mの剥離層を設けた。
エマルジョン(Tg70℃、固形分50%) 60部 n−ブチルアクリレート/メチルメタクリレート共重
合体エマルジョン(Tg20度、固形分50%) 20部 カーボンブラック分散液 20部 実施例2 実施例1において剥離層を次の組成に変え、厚み1μ
mの剥離層を設けた。
カルナウバワックス 90部 エチレン/酢酸ビニル共重合体(120℃ホットメルト
塗布) 10部 その上に次の組成を塗布し、厚み2μmの熱転写層を
設けた。
塗布) 10部 その上に次の組成を塗布し、厚み2μmの熱転写層を
設けた。
n−ブチルメタクリレート/アクリロニトリル共重合
体エマルジョン(Tg50℃、固形分50%) 70部 エチルメタクリレート/エチルアクリレート共重合体
エマルジョン(Tg20℃、固形分50%) 10部 カーボンブラック分散液 20部 実施例3 実施例2の剥離層上に次の組成液を塗布し、厚み0.5
μmの第1熱転写層を設けた。
体エマルジョン(Tg50℃、固形分50%) 70部 エチルメタクリレート/エチルアクリレート共重合体
エマルジョン(Tg20℃、固形分50%) 10部 カーボンブラック分散液 20部 実施例3 実施例2の剥離層上に次の組成液を塗布し、厚み0.5
μmの第1熱転写層を設けた。
n−ブチルメタクリレート/アクリロニトリル共重合
体エマルジョン(Tg50℃、固形分50%) 20部 n−ブタノール 10部 水 70部 更にその上に次の組成液を塗布し、厚み1.5μmの第
2熱転写層を設けた。
体エマルジョン(Tg50℃、固形分50%) 20部 n−ブタノール 10部 水 70部 更にその上に次の組成液を塗布し、厚み1.5μmの第
2熱転写層を設けた。
n−ブチルメタクリレート/アクリロニトリル共重合
体エマルジョン(Tg50℃、固形分50%) 60部 エチルメタクリレート/エチルアクリレート共重合体
エマルジョン(Tg20℃、固形分50%) 10部 カーボンブラック分散液 30部 実施例4 実施例3において第1熱転写層を次の組成に変えた以
外は同様にして熱転写記録媒体を作製した。
体エマルジョン(Tg50℃、固形分50%) 60部 エチルメタクリレート/エチルアクリレート共重合体
エマルジョン(Tg20℃、固形分50%) 10部 カーボンブラック分散液 30部 実施例4 実施例3において第1熱転写層を次の組成に変えた以
外は同様にして熱転写記録媒体を作製した。
n−ブチルメタクリレート/アクリロニトリル共重合
体エマルジョン(Tg30℃、固形分50%) 20部 n−ブタノール 10部 水 70部 実施例5 実施例3において第2熱転写層を次の組成に変えた以
外は同様にして熱転写記録媒体を作成した。
体エマルジョン(Tg30℃、固形分50%) 20部 n−ブタノール 10部 水 70部 実施例5 実施例3において第2熱転写層を次の組成に変えた以
外は同様にして熱転写記録媒体を作成した。
エチルメタクリレート/アクリロニトリル/エチルア
クリレート共重合体エマルジョン(Tg40℃、固形分50
%) 60部 ポリエステルエマルジョン(Tg10℃、固形分30%)10
部 カーボンブラック分散液 30部 実施例6 実施例3において第2熱転写層を次の組成に変えた以
外は同様にして熱転写記録媒体を作成した。
クリレート共重合体エマルジョン(Tg40℃、固形分50
%) 60部 ポリエステルエマルジョン(Tg10℃、固形分30%)10
部 カーボンブラック分散液 30部 実施例6 実施例3において第2熱転写層を次の組成に変えた以
外は同様にして熱転写記録媒体を作成した。
メチルメタクリレート/n−ブチルメタクリレート/ア
クリロニトリル共重合体エマルジョン(Tg50℃、固形分
50%) 55部 酢酸ビニル/エチルアクリレート共重合体エマルジョ
ン(Tg20℃、固形分50%) 15部 カーボンブラック分散液 30部 比較例1 実施例1において熱転写層を次の組成に変えた以外は
同様にして比較用の熱転写媒体を作成した。
クリロニトリル共重合体エマルジョン(Tg50℃、固形分
50%) 55部 酢酸ビニル/エチルアクリレート共重合体エマルジョ
ン(Tg20℃、固形分50%) 15部 カーボンブラック分散液 30部 比較例1 実施例1において熱転写層を次の組成に変えた以外は
同様にして比較用の熱転写媒体を作成した。
エチルメタクリレート/アクリロニトリル共重合体エ
マルジョン(Tg70℃、固形分50%) 80部 カーボンブラック分散液 20部 比較例2 実施例3において、第1熱転写層を次の組成に変えた
以外は同様にして比較用の熱転写媒体を作成した。
マルジョン(Tg70℃、固形分50%) 80部 カーボンブラック分散液 20部 比較例2 実施例3において、第1熱転写層を次の組成に変えた
以外は同様にして比較用の熱転写媒体を作成した。
n−ブチルメタクリレートエマルジョン(Tg20℃、固
形分50%) 20部 n−ブタノール 10部 水 70部 比較例3 実施例3において第2熱転写層を次の組成に変えた以
外は同様にして比較用の熱転写媒体を作成した。
形分50%) 20部 n−ブタノール 10部 水 70部 比較例3 実施例3において第2熱転写層を次の組成に変えた以
外は同様にして比較用の熱転写媒体を作成した。
n−ブチルメタクリレートエマルジョン(Tg20℃、固
形分50%) 60部 エチルメタクリレート/エチルアクリレート共重合体
エマルジョン(Tg20℃、固形分50%) 10部 カーボンブラック分散液 30部 更に各実施例、比較例において、支持体の熱転写層を
設けた側と反対側に次の組成液を塗布し、厚み0.1μm
のスティック防止層を設けた。
形分50%) 60部 エチルメタクリレート/エチルアクリレート共重合体
エマルジョン(Tg20℃、固形分50%) 10部 カーボンブラック分散液 30部 更に各実施例、比較例において、支持体の熱転写層を
設けた側と反対側に次の組成液を塗布し、厚み0.1μm
のスティック防止層を設けた。
シリコンゴム(30%) 10部 トルエン 90部 硬化剤 0.1部 以上のようにして作成した熱転写記録媒体を用いて熱
転写プリンター(ライン型ヘッド、印加エネルギー10〜
25mj/mm2)で、被転写シートへ印字し以下の試験を行っ
た。
転写プリンター(ライン型ヘッド、印加エネルギー10〜
25mj/mm2)で、被転写シートへ印字し以下の試験を行っ
た。
ホットプレステスト(JIS L 0850) 摩擦テスト(JIS L 0849) ひっかきテスト(鉛筆硬度試験) 保存(リボン)テスト(巻き取った状態で50℃、24時
間後のブロッキングの有無を調べる) その結果を次表に示す。なお、被転写紙はコート紙
(平滑度1000秒)を用いた。
間後のブロッキングの有無を調べる) その結果を次表に示す。なお、被転写紙はコート紙
(平滑度1000秒)を用いた。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明の構成によれば耐ホット
プレス性、耐摩擦性、耐ひっかき性、リボン保存性にす
ぐれた熱転写記録媒体を得ることができる。
プレス性、耐摩擦性、耐ひっかき性、リボン保存性にす
ぐれた熱転写記録媒体を得ることができる。
Claims (2)
- 【請求項1】支持体上に融点又は軟化点70〜120℃のワ
ックスを主体とする剥離層を設け、その上にガラス転移
点が30℃以上の少なくともアルキルメタクリレートと
(メタ)アクリロニトリルからなる共重合体と、ガラス
転移点30℃以下の熱可塑性樹脂と、着色剤とを主体とす
る熱転写層を設けたことを特徴とする熱転写記録媒体。 - 【請求項2】支持体上に融点又は軟化点70〜120℃のワ
ックスを主体とする剥離層、ガラス転移点30℃以上の少
なくともアルキルメタクリレートと(メタ)アクリロニ
トリルからなる共重合体を主体とする実質的に無色の第
1の熱転写層、ガラス転移点30℃以上の少なくともアル
キルメタクリレートと(メタ)アクリロニトリルからな
る共重合体とガラス転移点30℃以下の熱可塑樹脂と着色
剤とを主体とする第2熱転写層を順次設けたことを特徴
とする熱転写記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1098847A JP3034532B2 (ja) | 1989-04-20 | 1989-04-20 | 熱転写記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1098847A JP3034532B2 (ja) | 1989-04-20 | 1989-04-20 | 熱転写記録媒体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02277690A JPH02277690A (ja) | 1990-11-14 |
JP3034532B2 true JP3034532B2 (ja) | 2000-04-17 |
Family
ID=14230635
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1098847A Expired - Lifetime JP3034532B2 (ja) | 1989-04-20 | 1989-04-20 | 熱転写記録媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3034532B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61244592A (ja) * | 1985-04-24 | 1986-10-30 | Fuji Xerox Co Ltd | 感熱記録材料 |
JP2575122B2 (ja) * | 1987-02-07 | 1997-01-22 | コニカ株式会社 | 感熱転写記録媒体の製造法 |
-
1989
- 1989-04-20 JP JP1098847A patent/JP3034532B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02277690A (ja) | 1990-11-14 |
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