JP3034510U - いびき防止具

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(57)【要約】【課題】いびきを発しないようにする。【解決手段】ベルト１と、このベルトの裏面に設けた
すべり止め部材２と、ベルトの両端に端を止めた伸縮ベ
ルト３とからなり、顎に伸縮ベルトを引っかけて口が開
かないようにする。

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

この考案は、いびきを止めるようにしたいびき防止具に関する。

【０００２】

【従来の技術及びその課題】

睡眠中にいびきを発する要因は、口を開いているためである。

【０００３】特に中高年になる程いびきを発する人が多くなると共に、深酒や疲労時に多く、旅行などの際同室者に多大な迷惑をかける問題があった。

【０００４】そこで、この考案の課題は、極めて簡単な手段によっていびきを止めると共に、携行が容易で、かつ安価ないびき防止具を提供することにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記の課題を解決するために、この考案は、片方の側頭部から頂頭部をへてもう片方の側頭部に被せるベルトと、このベルトの内面に設けたすべり止め部材と、上記ベルトの両端に両端を止めると共に、顎に引っ掛ける伸縮ベルトとから成るいびき防止具を採用する。

【０００６】

【考案の実施の形態】

以下、この考案の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。

【０００７】この考案の実施形態では、図１に示すように、頭に被せるベルト１の内面には、すべり止め部材２が設けてあり、ベルト１の両端には、中間部を顎の下に引っ掛ける伸縮ベルト３の両端が接続してある。

【０００８】上記のベルト１は、片方の側頭部から頂頭部をへてもう片方の側頭部に被さるように屈曲自在な織物などの帯状であり、伸縮性のないもの或いは若干の伸縮性のあるものなど自由に選択し、柄物など用いて体裁を良くする。

【０００９】また、上記のすべり止め部材２には、ゴムベルトやスポンジ以外にベルト１に織り込んだゴム条をベルト１の裏面にループ状に突出させる方法などがある。要するにベルト１を被せたとき、睡眠中の動きにより頭部からベルト１がすべり、かつすべり落ちないようにする。

【００１０】従って、頭髪に対し摩擦抵抗の大きいものが望ましい。

【００１１】さらに、伸縮ベルト３には、ゴム製やゴム紐（糸条）を織り込んだ伸縮布製があり、伸縮ベルト３の顎に引っ掛ける部分の幅を他の部分の幅よりも広幅にしておくことにより、顎に対する伸縮ベルト３の引っ掛りが安定する。

【００１２】勿論、引っ掛けの安定によって使用時の口の開放を有効に止めることができる。

【００１３】また、ベルト１に対する伸縮ベルト３の接続は、接着剤や止金具などを用いて行なう。

【００１４】なお、図示のように伸縮ベルト３の中途を切断すると共に、この切断端部を重ね合わせ、かつ重なり面に面テープ４を設けておくことにより、伸縮ベルト３の長さを使用者に応じて調節することができる。勿論調節は、上記の手段に限定されない。

【００１５】上記のように構成すると、図２に示すように睡眠に際し頭部Ａにベルト１を被せ、顎Ｂに伸縮ベルト３を引っ掛けておく。

【００１６】すると、口が開くのを阻止していびきを発するのをなくすることができる。

【００１７】

【考案の効果】

この考案に係るいびき防止具は、以上のように構成してあるので、睡眠に際し着用すると口が開くのを阻止していびきを発しないようにすることができる。

【００１８】このため、旅行などの際同室者に多大な迷惑をかけるのをなくすることができる。

【００１９】また、コンパクトにまとめて嵩張らないようにしてあるので、携行が容易になる。

【００２０】さらに、すべり止め部材により着用時に頭部からベルトが脱落するのを止めることもできる。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案の実施形態の斜視図

【図２】使用状態を示す側面図

【符号の説明】

１ベルト２すべり止め部材３伸縮ベルト

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】片方の側頭部から頂頭部をへてもう片方
の側頭部に被せるベルトと、このベルトの内面に設けた
すべり止め部材と、上記ベルトの両端に両端を止めると
共に、顎に引っ掛ける伸縮ベルトとから成るいびき防止
具。