JP3034358U - 芳香剤，殺虫剤の気化，蒸発装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【解決手段】芳香剤の溶液または、殺虫剤の溶液また
は、それらの両方を混合した溶液自体を加熱または、そ
れらを入れた容器を加熱または、溶液に浸した繊維また
は、多孔質体からなる芯棒の他端を加熱することによ
り、溶液を蒸発させる装置において、電流または、電圧
を変化させてヒーターの発熱量を変化させることによ
り、容器中の溶液の気化若しくは、蒸発量を調整するこ
とができることを特徴とし、さらに、溶液が少なくなっ
た時、または、無くなっ時に該容器に溶液を新たに追加
または、溶液を希釈できる注入口及び、注入口蓋を具備
したことを特徴とする芳香剤または、殺虫剤または、そ
れらの両方を混合した溶液の気化若しくは、蒸発装置。 【効果】芳香剤，殺虫剤または、それらの混合液の気化
若しくは、蒸発装置において、気化若しくは、蒸発を自
由にコントロールすると同時に、液の追加または、希釈
が簡易にできる。

Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】

この実用新案は、芳香剤，殺虫剤または、それらの混合液の気化若しくは、蒸発 装置に関するものである。

【従来の技術】

従来の技術について、芳香剤の気化若しくは、蒸発装置に関して図１により詳細 に説明する。 容器１には、芳香剤の溶液２が充填されており、溶液２の中には 繊維等で形成した芯３の一方が浸してあり、他端の一方は、大気に露出している 。毛細管現象により、溶液２が芯３を介して大気に露出した芯３側に移動し、大 気の温度で気化，蒸発する分だけ芳香剤の溶液２が気化，蒸発していた。気化， 蒸発量の調整は、芯３の大気に露出する長さを調整することに等により実施して いたが、芳香剤の気化，蒸発量を任意の量にコントロールすることは容易ではな かった。 また、殺虫剤の気化若しくは、蒸発装置に関する従来の技術について、図２によ り詳細に説明する。ケース１の中には、殺虫剤の溶液２が入った容器３が、ケー ス１に固定されている。 繊維または、多孔質体等からなる芯棒４は、一端を溶 液２にに浸漬し、他の一端は、加熱リング５を経由して大気に露出している。こ の殺虫剤を使用する際には、プラグ６を家庭のコンセントに接続し、スイッチ７ をオンに入れることにより、加熱リング５のヒーターが加熱される。 続いて、 芯棒４が、加熱リング５により間接的に、若しくは、直接熱伝導により加熱され るために、毛細管現象により、芯棒４の大気側にまで昇ってきた殺虫剤溶液２が 、気化，若しくは、蒸発する。しかしながら、これまで述べてきた従来の装置は 、スイッチのオン，オフしかなく、殺虫剤溶液の気化若しくは、蒸発量は調整で きなかった。 また、上述の２例の装置の容器には、溶液を追加または，希釈で きる注入口がないために、同一容器で中味の溶液を追加注入すること、または、 溶液を希釈することができなかった。

【考案が解決しようとする課題】

本実用新案は、芳香剤，殺虫剤または、それらの混合液の気化若しくは、蒸発装 置において、気化若しくは、蒸発を自由にコントロールすると同時に、液の追加 注入及び、溶液の希釈が、簡易にできることを目的とする。

【課題を解決するための手段】

本考案の要旨は、芳香剤の溶液または、殺虫剤の溶液または、それらの両方を混 合した溶体を加熱または、それらを入れた容器を加熱または、溶液に浸した繊維 または、多孔質体からなる芯棒を加熱することにより、溶液を蒸発させる装置に おいて、電流または、電圧を変化させてヒーターの発熱量を変化させることによ り、容器中の溶液の気化若しくは、蒸発量を調整することができることを特徴と する芳香剤または、殺虫剤または、それらの両方を混合した溶液の気化若しくは 、蒸発装置にある。 さらに、芳香剤の溶液または、殺虫剤の溶液または、それ らの両方を混合した溶液を入れた容器で、溶液が少なくなった時、または、無く なっ時に該容器に溶液を新たに追加または、溶液を希釈できる注入口及び、注入 口蓋を具備したことを特徴とする芳香剤または、殺虫剤または、それらの両方を 混合した溶液の気化若しくは、蒸発装置にある。 以下に本考案について図３に基づき、詳細に説明する。 ケース１の中には、芳香剤の溶液または、殺虫剤の溶液または、それらの両方を 混合した溶液２が入った容器３が、ケース１に固定されている。 繊維ま多孔質 なる芯棒４は、一端を溶液２に浸漬し、他の一端は、加熱リング５を経由して、 大気に露出している。 この装置を使用する際には、プラグ６を家庭のコンセン トに接続し、ダイヤルスイッチ７を任意の位置に設定する。該ダイヤルスイッチ ７では、加熱リング５のヒーターの電流または、電圧を調整できる構造になって いるために、加熱リング５の発熱量を、ダイヤルスイッチ７の設定量に応じて自 由に設定できる。芯棒４は加熱リング５により間接または、直接熱伝導により、 熱が伝わって加熱され、毛細管現象により、芯棒４の大気側にまで昇ってきた溶 液２が、気化，若しくは、蒸発する。この気化もしくは、蒸発量は、ダイヤルス イッチ７を調整することにより、自由に任意の量だけコントロールすることがで きる。さらに、本考案では、容器３に、新たに液を追加または、補充または、溶 液を希釈できる注入口８と注入口蓋９がついており、溶液２を自由に追加，補充 または、希釈が可能である。

【考案の効果】 芳香剤の溶液または、殺虫剤の溶液または、それらの両方を混合した溶液を任意 の量だけ自由に気化若しくは、蒸発できる。 また、溶液の中味を追加または、 希釈することも自由にすることもできる。

【図面の簡単な説明】

図１は、従来の芳香剤の気化，蒸発装置を示した図。図
２は、従来の殺虫剤の気化，蒸発装置の外観及び、内部
を示した図。図３は、本考案の芳香剤または、殺虫剤ま
たは、それらの混合液の気化，蒸発装置の外観及び、内
部を示した図。

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】芳香剤の溶液または、殺虫剤の溶液また
   は、それらの両方を混合した溶液自体を加熱または、そ
   れらを入れた容器を加熱または、溶液に浸した繊維また
   は、多孔質体からなる芯棒の他端を加熱することによ
   り、溶液を蒸発させる装置において、電流または、電圧
   を変化させてヒーターの発熱量を変化させることによ
   り、容器中の溶液の気化若しくは、蒸発量を調整するこ
   とができることを特徴とする芳香剤または、殺虫剤また
   は、それらの両方を混合した溶液の気化若しくは、蒸発
   装置
2. 【請求項２】請求項１において、芳香剤の溶液または、
   殺虫剤の溶液または、それらの両方をを混合した溶液を
   入れた容器で、溶液が少なくなった時、または、無くな
   っ時に該容器に溶液を新たに追加できる注入口及び、注
   入口蓋を具備したことを特徴とする芳香剤または、殺虫
   剤または、それらの両方を混合した溶液の気化若しく
   は、蒸発装置