JP3034334B2 - セラミックボールバルブ - Google Patents

セラミックボールバルブ

Info

Publication number
JP3034334B2
JP3034334B2 JP3154015A JP15401591A JP3034334B2 JP 3034334 B2 JP3034334 B2 JP 3034334B2 JP 3154015 A JP3154015 A JP 3154015A JP 15401591 A JP15401591 A JP 15401591A JP 3034334 B2 JP3034334 B2 JP 3034334B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
bonnet
valve box
ball valve
box
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP3154015A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04351382A (ja
Inventor
芳輝 園田
Original Assignee
清原 まさ子
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 清原 まさ子 filed Critical 清原 まさ子
Priority to JP3154015A priority Critical patent/JP3034334B2/ja
Publication of JPH04351382A publication Critical patent/JPH04351382A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3034334B2 publication Critical patent/JP3034334B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば化学装置や機械
装置等の流体管路に使用されるセラミックボールバルブ
の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のセラミックボールバルブ
としては、例えば実公昭62−38062号公報に記載
されたものが知られている。当該セラミックボールバル
ブは、基本的には、複数に分割されたセラミック製の弁
箱(弁箱並びにソケット)と、弁箱内に回転可能に設け
られたセラミック製の球弁体と、弁箱に回転可能に設け
られて球弁体を回転させる弁棒と、から構成されてい
る。ところが、この様なものは、一般的なバルブの如
く、弁箱にはボンネットが設けられていないので、弁箱
の肉厚が相当大きくなり、軽量化並びに小型化が図れな
い難点があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、叙上の問題
点に鑑み、これを解決する為に創案されたもので、その
目的とする処は、軽量化並びに小型化を図る事ができる
セラミックボールバルブを提供するにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明のセラミックボー
ルバルブは、基本的には、複数に分割されたセラミック
製の弁箱と、弁箱内に回転可能に設けられたセラミック
製の球弁体と、弁箱に回転可能に設けられて球弁体を回
転させる弁棒と、弁箱に設けられて弁棒を回転可能に支
持するセラミック製のボンネットと、ボンネットに覆設
されて弁棒を抜止めするボンネットカバーと、から構成
した事に特徴が存する。
【0005】
【作用】複数に分割されたセラミック製の弁箱の一つに
は、セラミック製のボンネットが設けられる。ボンネッ
トが設けられた弁箱の内部には、セラミック製の球弁体
が収納される。球弁体が収納された弁箱には、弁棒が挿
入されて球弁体と連結される。弁棒が挿入された弁箱の
ボンネットには、ボンネットカバーが覆設されて弁棒が
抜止めされる。弁棒が抜止めされた弁箱は、弁箱の残り
と合体される。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を、図面に基づいて説
明する。図1は、本発明の第一実施例に係るセラミック
ボールバルブを示す縦断側面図。図2は、ボンネットカ
バーのみを示す図1の平面図である。セラミックボール
バルブ1は、弁箱2、球弁体3、弁棒4、ボンネット
5、ボンネットカバー6とからその主要部が構成されて
いる。弁箱2は、複数に分割されたセラミック製のもの
で、この例では、軸方向(図1に於て左右方向)に二分
割されて居り、左側の弁箱本体7と右側の弁箱蓋体8と
から成っている。弁箱本体7は、略円筒状を呈し、流入
路9と、球面の一部を為す弁座10と、流入路9より大
径な弁室11と、弁箱蓋体8とのシールを行なうOリン
グ12が収嵌される凹溝13と、弁室11に連通して上
方に行くに従って漸次小径なテーパ孔14とが形成され
ている。弁箱蓋体8は、弁箱本体7と同外径の略円筒状
を呈し、球面の一部を為す弁座15と、流出路16と、
弁箱本体7の右側に嵌合される段部17とが形成されて
いる。球弁体3は、弁箱2内に回転可能に設けられたセ
ラミック製のもので、この例では、略球状を呈し、流入
路9と流出路16を連通する弁孔18と、廻止孔19と
が形成されて居り、弁室11に収容されて外面が弁座1
0,15に当座されている。弁棒4は、弁箱2に回転可
能に設けられて球弁体3を回転させるもので、この例で
は、ステンレス製で略棒状を呈し、ハンドル等の操作機
構20が連結される連結部21と、鍔部22と、ボンネ
ット5とのシールを行なうOリング23が収嵌される窪
溝24と、廻止孔19に嵌合される廻止部25とが形成
されている。ボンネット5は、弁箱2に設けられて弁棒
4を回転可能に支持するセラミック製のもので、この例
では、略円筒状を呈し、鍔部22を収嵌する大径孔26
と、テーパ孔14に適合してこれらの間に接着剤(図示
せず)が介在されて弁箱本体7に固定されるテーパ部2
7とが形成されている。ボンネットカバー6は、ボンネ
ット5に覆設されて弁棒4を抜止めするもので、この例
では、ステンレス等の金属製で略円筒状を呈し、左右に
二分割されて居り、夫々上壁28と、周壁29と、下壁
30と、鍔壁31と、鍔壁31同志を結合するボルト・
ナット等の結合具32とを備えている。弁箱2は、弾性
環体33に依り仮止めされて一対のフランジ管34間に
介装され、締結具35に依り一体化される。弾性環体3
3は、弁箱2を仮止めするもので、この例では、弁箱本
体7と弁箱蓋体8との分割箇所に外嵌される弾性拡縮可
能なゴムバンドにされている。フランジ管34は、弁箱
2が介装される一対のするもので、この例では、ステン
レス等の金属製で左右に離間し、対向部分には夫々溶接
されたフランジ36を備えて居り、両フランジ36と弁
箱2との間にはシールを行なうパッキン37が介在され
る。締結具35は、両フランジ管34を締結して弁箱2
を一体化するするもので、この例では、一対のフランジ
36同志を締結するボルト・ナットにされている。次
に、この様な構成に基づいて作用を述解する。弁箱本体
7には、ボンネット5が結合される。この時、ボンネッ
ト5は、弁室11から上方へ挿通されると共に、テーパ
孔14とテーパ部27との間に接着剤が介装されて嵌合
される。ボンネット5が結合された弁箱本体7の弁室1
1には、球弁体3が収納される。ボンネット5には、上
から弁棒4が挿通されて球弁体3と連結される。この
時、窪溝24には予めOリング23が収嵌されると共
に、鍔部22が大径孔26に位置されて廻止部25が廻
止孔19に嵌合される。弁棒4が挿通されたボンネット
5には、ボンネットカバー6が覆設される。この時、左
右に分割されたボンネットカバー6がボンネット5に外
嵌されると共に、隣接する鍔壁31同志が結合具32で
結合される。この様にすると、弁棒4の上方への抜止め
が行なわれると共に、ボンネット5の下方への抜止めも
行なわれる。この様にした弁箱本体7には、弁箱蓋体8
が合体される。この時、凹溝13には予めOリング12
が収嵌されると共に、この部分が段部17に嵌合され
る。この様にすると、球弁体3の外面が弁座10,15
に当合される。合体された弁箱本体7と弁箱蓋体8の分
割箇所には、弾性環体33が外嵌される。この様にする
と、弁箱本体7と弁箱蓋体8とが仮止めされて合体状態
に保たれる。仮止めされた弁箱本体7と弁箱蓋体8と
は、フランジ管34の対向するフランジ36間に挿入さ
れる。この時、フランジ36と弁箱本体7との間、弁箱
蓋体8とフランジ36との間にはパッキン37が介装さ
れる。フランジ36間に介装されて仮止めされた弁箱本
体7と弁箱蓋体8とは、フランジ36同志を締結する締
結具35に依り挾持されて固定される。弁棒4の連結部
21には、操作機構20が連結される。図1は、閉弁状
態を示している。この様な状態から、操作機構20に依
り弁棒4を回動して球弁体3を開弁状態にすると、左側
のフランジ管34からの流体は、流入路9→弁孔18→
流出路16→右側のフランジ管34へと流れる。
【0007】次に、本発明の第二実施例を図3並びに図
4に基づいて説明する。第二実施例は、弁棒4を挿通す
る挿通孔38とボンネット5を嵌合する窪所39とを弁
箱本体7に形成した点、弁箱本体7の窪所39とボンネ
ット5の下部とを接着剤(図示せず)を介在させて嵌合
すると共に弁箱本体7とボンネット5とを溶接した点、
溶接箇所にボンネットカバー6が当たらない様に下壁3
0を省略した点、が第一実施例と異なる。弁箱本体7と
ボンネット5とは、何れもセラミック製であるが、近年
に於ては、溶接条件を改善した事に依り金属と同様に溶
接できる様になった。
【0008】尚、弁箱2は、先の実施例では、弁箱本体
7と弁箱蓋体8とに依る二分割であったが、これに限ら
ず、例えば実公昭62−38062号の様に弁箱とソケ
ットとに依る三分割やそれ以上の分割数でも良い。ボン
ネットカバー6は、先の実施例では、左右に分割されて
結合具32に依り結合するものであったが、これに限ら
ず、例えば鍔壁31と結合具32を省略して一体的なも
のとし、これとボンネット5との間に接着剤を介在して
これらを嵌合させても良い。弾性環体33は、先の実施
例では、ゴムバンドであったが、これに限らず、例えば
弾性拡縮可能な金属製バンドでも良い。締結具35は、
先の実施例では、ボルト・ナットであったが、これに限
定される事はない。
【0009】
【発明の効果】以上、既述した如く、本発明に依れば、
次の様な優れた効果を奏する事ができる。 (1) 弁箱、球弁体、弁棒、ボンネット、ボンネット
カバーとで構成し、とりわけボンネットとボンネットカ
バーとを設けたので、弁箱の肉厚を極力小さくでき、軽
量化並びに小型化を図る事ができる。 (2) ボンネットカバーを設けて弁棒の抜止めを行な
う様にしたので、弁棒を弁箱の外側から挿入して球弁体
と連結する事ができ、弁棒と球弁体との連結作業を容易
に精度良く行なえる。 (3) ボンネットカバーを設けたので、セラミック製
のボンネットを外力等から防護する事ができる。(4) セラミック製のボンネットをセラミック製の弁
箱に固設したので、これらの位置関係が確定化されて弁
棒は元よりこれに連結される球弁体を精度良く回転可能
に支持する事ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例に係るセラミックボールバ
ルブを示す縦断側面図。
【図2】ボンネットカバーのみを示す図1の平面図。
【図3】本発明の第二実施例に係るセラミックボールバ
ルブを示す縦断側面図。
【図4】ボンネットカバーのみを示す図3の平面図。
【符号の説明】
1 セラミックボールバルブ 2 弁箱 3 球弁体 4 弁棒 5 ボンネット 6 ボンネットカバー

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数に分割されたセラミック製の弁箱
    と、弁箱内に回転可能に設けられたセラミック製の球弁
    体と、弁箱に回転可能に設けられて球弁体を回転させる
    弁棒と、弁箱に固設されて弁棒を回転可能に支持するセ
    ラミック製のボンネットと、ボンネットに覆設されて弁
    棒を抜止めするボンネットカバーと、から構成した事を
    特徴とするセラミックボールバルブ。
JP3154015A 1991-05-28 1991-05-28 セラミックボールバルブ Expired - Fee Related JP3034334B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3154015A JP3034334B2 (ja) 1991-05-28 1991-05-28 セラミックボールバルブ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3154015A JP3034334B2 (ja) 1991-05-28 1991-05-28 セラミックボールバルブ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04351382A JPH04351382A (ja) 1992-12-07
JP3034334B2 true JP3034334B2 (ja) 2000-04-17

Family

ID=15575048

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3154015A Expired - Fee Related JP3034334B2 (ja) 1991-05-28 1991-05-28 セラミックボールバルブ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3034334B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102015116811B4 (de) * 2015-10-02 2017-04-13 Dynamic E Flow Gmbh Verbindungsstück

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04351382A (ja) 1992-12-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5086408B2 (ja) 角度をなす空洞を有する継手の使用方法
US4767142A (en) Forceps for semiconductor silicon wafer
JP3034334B2 (ja) セラミックボールバルブ
JP3006916B2 (ja) セラミックボールバルブ
JP2733864B2 (ja) 金属間シールを用いた清浄ガス流制御弁
JPH02286981A (ja) ボールバルブ
JP4280151B2 (ja) 耐食バルブ
JP4194527B2 (ja) チタン製ボールバルブ
JP3154092B2 (ja) 地下式消火栓
JPH0747665Y2 (ja) 弁装置
JP2000074239A (ja) ガス遮断装置
JPH0143574Y2 (ja)
JP3572703B2 (ja) 配管継手およびその取付方法
JPH0394485U (ja)
JPH0432366U (ja)
JP5800767B2 (ja) 既設管路のバルブ接合部補強構造及びバルブ接合部補強工法
JP2529806Y2 (ja) スピードコントローラ
JPS60526Y2 (ja) ボ−ルバルブ
JPH05172291A (ja) フランジ式バルブに於けるリングジョイントの支持構造
JP2505510Y2 (ja) 弁棒の支持方式
JPH0470102B2 (ja)
JP2775309B2 (ja) 分岐分割形管継手用遮断弁
JPS5810626B2 (ja) ガスコツク並びにガスコツク組立方法
JP2000009514A (ja) 配管連結ベース
JP2533607B2 (ja) 弁の弁体案内構造

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090218

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090218

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100218

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110218

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees