JP3034172U - 防湿性に優れるすのこ及び立体型すのこ - Google Patents

防湿性に優れるすのこ及び立体型すのこ

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JP3034172U JP1996008247U JP824796U JP3034172U JP 3034172 U JP3034172 U JP 3034172U JP 1996008247 U JP1996008247 U JP 1996008247U JP 824796 U JP824796 U JP 824796U JP 3034172 U JP3034172 U JP 3034172U
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研治 矢内
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Taiyo Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 押し入れやクローゼットにおいて、吸湿
体の置場を確保することなく、それをすのことともに適
用できるようにする。 【解決手段】 すのこ1裏面のうち、支持材11の間に、
通気性を有した袋に吸湿剤を装填した吸湿体4を付設し
た。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、押し入れやクローゼットの湿気を防止するのに最適なすのこの改 良技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、押し入れやクローゼットの防湿性を良好にするため、その床面上に 、すなわち二以上の板材を相互にすかしつつ配置し、その裏面を二以上の支持材 で固着した構造のすのこを載置することがよく行われている。それによれば、板 材間の間隙及びすのこ裏面の支持材の厚み分の空間によって、通気性が確保でき ることに加え、床面に生じた汗に収納物などが直接接触することが防止できると いう効果が得られる。
【0003】 一方、他の防湿方法として、吸湿剤を所定容器に装填したような吸湿具を複数 個所ないし所定箇所に配置することも行われている。これによれば、押し入れや クローゼット内の湿気を吸湿剤が吸収する吸湿効果で直接に防湿が図れる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
以上のように、前者の方法は通気性の確保及び水分との非接触の効果が得られ 、後者の方法は吸湿効果が得られるのであり、両者の方法を同時に行えば、防湿 効果は格段に向上することになる。
【0005】 しかしながら、後者の吸湿具を配置する方法では、収納物が多量の場合には吸 湿具の置場所の確保が困難という問題があり、すのこを載置するとなると、ます ますその置場所がなくなることにもなる。
【0006】 また、前者のすのこ載置方法では、収納物が結露による汗と非接触となるとい ってもそれは床面だけであり、側面の汗に接触するおそれがある。
【0007】 この考案は、すのこによる防湿方法と吸湿具による防湿方法の両方を同時に行 う場合に顕著に現れる上記のような問題を回避でき、さらに防湿効果を高めるこ とのできるすのこを提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
このため本願では、まず、二以上の板材を相互にすかしつつ配置し、その裏面 を二以上の支持材で固着するすのこであって、その裏面のうち、前記支持材の間 に、通気性を有した袋に吸湿剤を装填した吸湿体を付設したすのこを第1の特徴 を有する考案とする。
【0009】 ここで、吸湿体を付設するとは、吸湿体の袋をすのこ裏面に直接貼着する態様 や、後述する実施形態例に示すように、吸湿体の袋をすのこ裏面に配置しその裏 面を覆うように平板を支持板に固着する態様など、吸湿体をすのこ裏面のうち支 持板の間に固定させて配置させるような態様であればどのような態様でも良い。
【0010】 このような構造のすのこを、押し入れやクローゼットの床面に載置した場合、 吸湿体がすのこの裏面、しかも支持材の間に付設されるので、吸湿体の場所をあ らためて確保するという必要がない。
【0011】 また本願では、二以上の板材を相互にすかしつつ配置し、その裏面を二以上の 支持材で固着するすのこであって、その裏面のうち、前記支持材の間に、通気性 を有した袋に吸湿剤を装填した吸湿体を付設したすのこ相互の端部を当接し、一 方のすのこを起立させた立体形状とする立体型すのこを第2の特徴を有する考案 とする。
【0012】 このような構造のすのこを、押し入れやクローゼットの床面に載置する場合、 起立させた一方のすのこを内部側面に対面するように配置すれば、側面に汗が生 じた際、収納物がその汗に接触することが防げる。
【0013】
【考案の実施の形態】
本考案の具体的実施形態例を図面に基づき説明する。
【0014】 図1乃至図3は立体型すのこを構成するすのこ単体を各示し(ただし図1及図 2は一のすのこ単体の連続する組立工程図である)、図4は立体型すのこ完成体 を示している。なお、図1乃至図3のすのこ単体は、それのみでも使用可能なも のである。
【0015】 図1及び図2に示すすのこ1は、9枚の板材10を相互にすかしつつ配置し、そ の裏面側から、板材10の両端近傍及び中央の位置において、板材垂直方向に沿っ て支持材11をあてがい、表側から釘で打ちつけ作成される。さらに、図1(b)及 び図2(b)に示すように、板材10のうち、両端の板材10a,10bと中央の板材10cと の裏面に、その板材長手方向に沿って補助部材12をあてがい、固着している。し たがって、すのこ1裏面は、前記支持材11及び補助部材12によって4つの枠が形 成されている。一方側端部の板材10aの両端部及び中央部には、後述する他方の すのこ2端部と接合するための嵌合溝13が切り欠かれている。また、すのこ1の 裏面であって、前記支持材11及び補助部材12によって形成される枠内には、それ ぞれ枠一杯に、不織布製袋に粉末炭を装填した吸湿体4を配置する。前記粉末炭 は、通気性及び吸湿性を考慮し、スギ・ヒノキ・マツ材を炭化させた木炭を5〜 9mmの粒子にしたものを用いている。そしてその状態において、図2(b)に示す ように、すのこ裏面の略前面を覆うように平板14をあてがい、該平板14を支持材 11に固着する。すなわち、平板14の固着により、前記吸湿体4はすのこ裏面に固 定される。
【0016】 図3に示すすのこ2は、8枚の板材20が構成要素となっているが、支持材21及 び補助部材22によって裏面に4つの立体的枠が形成され、そこに前記吸湿体を配 置したうえ平板を固着する構成は前記すのこ1と同様である。ただし、両端の支 持材21a,21bの打ちつけ位置が、前記すのこ1の嵌合溝13に相対する位置と一致 し、またそれらの支持材21a,21b及び中央の支持材21cが一方側の板材20a端部よ り外方に突出して打ちつけられており、突出する支持材21a,21b,21cの各端部が 前記嵌合溝13に嵌合自在となっている。
【0017】 以上のような、すのこ1及びすのこ2相互の端部を組み立てたのものが図4に 示す立体型すのこ3である。すなわち、この立体型すのこ3は、前記すのこ1の 嵌合溝13に、すのこ2の支持材21a,21b,21cの突出端部を嵌合させ、すのこ2を 起立させて断面L字状の立体型に形成する。
【0018】 このような立体型すのこ3を用いるにあたっては、起立するすのこ2を押し入 れやクローゼットの側面に対面するようにして載置し、その状態ですのこ1のう えに収納物を重ねていけばよい。すのこ1,2に間隙が形成されていることから 押し入れやクローゼット内部の通気性が確保でき、またすのこ1,2の裏面に吸 湿体4が付設されているので、それによって内部の水分を吸収でき、湿気の除去 に有効となる。特に吸湿体4はすのこ1,2の裏面のうち支持材11,21間に配置さ れているので、吸収体4の置場所を確保する必要がなく、収納量を最大限とする ことができる。そして、すのこ2は押し入れやクローゼットの内部側面に対面し て配置されるので、側面に結露による汗が生じても収納物がそれと接触すること がなくなる。
【0019】
【実施例】
前記吸湿体4の吸湿剤は、粉末炭以外のほか、周知の吸湿剤を用いてももちろ ん良い。ただし、本形態例のように、炭を使用すれば、それがアルカリ性である ため、カビ、有害細菌を押さえる効果があるほか、悪臭も吸着するという効果が 得られる。また、吸湿済の粉末炭を日光に当てることでもとの状態に戻すことも でき、資源の有効利用にも寄与できる。
【0020】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案に係るすのこによれば、すのこを配置しつつも吸 湿体をその置場所に困ることなく配置できることになり、このためすのこによる 通気性確保及び水分との非接触効果と、吸湿体による湿気吸湿効果が何の問題も なく得られることになり、防湿性が格段に向上することになる。
【0021】 また、前記すのこ相互の端部を当接し、一方のすのこを起立させた状態で接合 して立体形状とした立体型すのこでは、それを収納庫に用いた場合、起立させた すのこを収納庫内部側面に対面させれば、その側面に生じた汗に収納物が接触す ることがなくなるので、収納物の湿気防止効果が完全となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】立体型すのこを構成する一のすのこ単体であっ
て、その組立工程図の一である。(a)は吸湿体を付設し
ていない状態の表面からの斜視図、(b)は吸湿体を1個
載置した状態の裏面からの斜視図を各示す。
【図2】図1に続くすのこ単体の組立工程図であり、
(a)は吸湿体を4個載置した状態の裏面からの斜視図、
(b)は平板を裏面に固着した状態の裏面からの斜視図を
各示す。
【図3】立体型すのこを構成する他のすのこ単体であ
り、起立側のものを表面から見た斜視図である。
【図4】図1乃至図3に示すすのこ単体を接合した状態
の立体型すのこの斜視図である。
【符号の説明】
1 すのこ 2 すのこ(起立側) 3 立体型すのこ 4 吸湿体 10,20 板材 11,21 支持材

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二以上の板材を相互にすかしつつ配置
    し、その裏面を二以上の支持材で固着するすのこであっ
    て、その裏面のうち、前記支持材の間に、通気性を有し
    た袋に吸湿剤を装填した吸湿体を付設したことを特徴と
    する防湿性に優れるすのこ。
  2. 【請求項2】 二以上の板材を相互にすかしつつ配置
    し、その裏面を二以上の支持材で固着するすのこであっ
    て、その裏面のうち、前記支持材の間に、不織布製袋に
    粉末炭を装填した吸湿体を配置しつつ、裏面を覆うよう
    に前記支持材に平板を固着したことを特徴とする防湿性
    に優れるすのこ。
  3. 【請求項3】 二以上の板材を相互にすかしつつ配置
    し、その裏面を二以上の支持材で固着するすのこであっ
    て、その裏面のうち、前記支持材の間に、通気性を有し
    た袋に吸湿剤を装填した吸湿体を付設したすのこ相互の
    端部を当接し、一方のすのこを起立させた状態で接合し
    て立体形状としたことを特徴とする防湿性に優れる立体
    型すのこ。
JP1996008247U 1996-07-30 1996-07-30 防湿性に優れるすのこ及び立体型すのこ Expired - Lifetime JP3034172U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0555271U (ja) * 1991-12-24 1993-07-23 株式会社三陽電機製作所 運賃箱

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6310150B2 (ja) * 1981-06-10 1988-03-04 Interox Chemicals Ltd
JPH0731532A (ja) * 1993-07-21 1995-02-03 Shigeki Kayano 居住環境改善用物品

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