JPH0445679Y2 - - Google Patents

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JPH0445679Y2
JPH0445679Y2 JP1988170799U JP17079988U JPH0445679Y2 JP H0445679 Y2 JPH0445679 Y2 JP H0445679Y2 JP 1988170799 U JP1988170799 U JP 1988170799U JP 17079988 U JP17079988 U JP 17079988U JP H0445679 Y2 JPH0445679 Y2 JP H0445679Y2
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oil
absorbing
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、工業用ミシンに設けられた油受け容
器内の廃油廃棄時に該容器内に挿入して廃油を吸
着させる吸油マツトに関するものである。
〔従来の技術〕
周知のように工業用ミシンは下端部に設けた油
受け容器内に入れた機械油を上部に配置してある
駆動部に循環させており、6箇月に一回程度、劣
化した機械油を廃棄して新しいものと交換してい
る。
従来、この機械油を廃棄する時は、油受け容器
の底部に設けた排油孔の油抜き栓を開いて、該容
器内に溜まつた使用済みの機械油を外部に流出さ
せるようにしていた。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記のような方法により機械油
を廃棄する場合、機械油中に混入している糸屑や
針の断片等により機械油の流れを妨げられて、完
全に流出させるまで相当な時間が掛かるという問
題点があり、ひいては機械油交換のための待機時
間が長くなつて、ミシンの稼働率が低下すること
にもなる。
本考案は、このような従来の問題点を解決し
て、機械油の交換を迅速且つ簡便に行い得る工業
用ミシンの廃油処理用吸油マツトの提供を目的と
するものである。
〔課題を解決するための手段〕
このような目的を達成するために本考案は、実
施例の図面に示すように、平面形状並びに深さの
異なる複数の部分2a,2b,2cが連続形成さ
れた工業用ミシンの油受け容器1内の機械油廃棄
時に該容器1内に挿入して廃油を吸着させる吸油
マツトであつて、吸油材料5が不織布等の表面吸
収材6で被覆され、且つ前記油受け容器1の各部
分2a,2b,2cと平面形状が同一で且つこれ
らの部分2a,2b,2cの深さに対応する厚さ
に形成されていることを特徴とするものである。
前記吸油材料5は、粉砕された木材パルプ、セ
ルロース系繊維、親油性の紙、不織布等のように
吸油により膨潤する材料を所定の厚さに積層、或
は集積状態で圧縮してマツト状としたものにより
形成されている。
また、表面吸収材6はポリプロピレン等からな
る不織布等により形成し、この表面吸収材6によ
り前記吸油材料5を包被封入して、吸油時におい
て該吸油材料5の細片等が油受け容器1内に放
散、残留しないようにするものである。
この吸油マツト4は油受け容器1の平面形状並
びに深さの異なる複数の部分を一連に形成した一
体構造のもの、或は平面形状並びに深さの異なる
部分に個別に対応する複数個のマツトにより形成
することにより構成することができる。
〔作用〕
使用時には、吸油マツト4の姿勢をミシン本体
と分離した油受け容器1と対応する向きにして該
油受け容器1中に挿入することにより、該容器1
に溜まつた使用済みの機械油を吸収させる。
そして、十分な量の廃油が吸収されると、吸油
マツト4を油受け容器1から取出して廃棄処分す
るものである。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づき詳細に説
明する。まず、この実施例に係る工業用ミシンの
廃油処理用吸油マツトの説明に先立つて、この吸
油マツトにより廃油処理される工業用ミシンの油
受け容器について述べる。第1図及び第2図にお
いて、1は平面視矩形状を呈する鋳物製のバツト
状油受け容器であつて、一端部から他端部に向か
つて順次段階的に深さが増す浅底部2a、中間深
さ部2b、深底部2cの3つの部分が連続する油
受け凹部2を形成してあると共に、前記浅底部2
aと深底部2c間に中間深さ部2bの底面から容
器開口面までの深さ寸法の約半分程度の高さの矩
形状段丘部2dを該中間深さ部2bと並行し、且
つ容器周壁1aの一方側に偏せた状態で突設して
なるもので、この段丘部2dの存在により、機械
油が溜まる浅底部2a〜深底部2cに至る前記油
受け凹部2は全体として平面視コ字状に形成され
るものである。尚、3は深底部2cの最深部に貫
設した栓付きの排油孔である。
このような構成の工業用ミシンの油受け容器1
はミシン本体の駆動部(図示せず)の下方に配設
されて、前記駆動部を循環する機械油の貯留機能
を有するものであり、この実施例の吸油マツトが
適用される容器1の場合、油受け容器2の各部寸
法は、浅底部2aと深底部2cの奥行a1が145mm、
中間深さ部2bの奥行a2が60mm、また、浅底部2
aの幅b1が70mm、中間深さ部2bの幅b2が120mm、
深底部2cの幅b3が100mm、更に、浅底部2aの
深さc1が30mm、中間深さ部2bの深さc2が40mm、
深底部2cの深さc3が50mmとなつており、一回の
廃油廃棄量は約600c.c.程度である。
上記のような油受け容器1に適用されるこの実
施例の吸油マツト4は、第3図に示すように、該
容器1の油受け凹部2における浅底部2a、中間
深さ部2b及び深底部2cのそれぞれに個別に対
応してほぼ同一形状を有する偏平なマツト状吸油
材料5,5……5を前記油受け凹部2とほぼ同一
形状の袋状の表面吸収材6内に封入してなるもの
である。
前記吸油材料5,5……5は吸油により膨潤す
る材料、例えば粉砕された木材パルプ、セルロー
ス系繊維、親油性の紙、不織布等を所定の厚さに
積層、或は集積状態で圧縮してマツト状とし、更
に、外面を親油性の紙等で包んだものにより形成
されている。
また、これらの吸油材料5,5……5の厚さは
吸油による膨潤を考慮して油受け凹部2の各部よ
りも薄くすることが必要であり、具体的には浅底
部での吸油材料5の厚さは10〜15mm、中間深さ部
では15〜20mm、深底部では20〜30mm程度の厚さと
することが好ましい。
更に、吸油材料5の厚さを油受け凹部2の各部
の深さに対応させるために、この実施例では厚さ
10〜15mm程度の矩形状の吸油材料5,5……5を
複数個準備して、比較的機械油の貯留量が少ない
浅底部2a及び中間深さ部2bには1枚の吸油材
料5をこれらの部分2a,2bの形状に沿うよう
に裁断したものを充て、多量の機械油が注ぎ込む
深底部2cには2枚の吸油材料5,5を重ね合わ
せたものを充てている。このようにすることによ
り、単一規格の吸油材料5,5……5により、形
状や規格の異なる油受け容器1に容易且つ適切に
対応でき、量産性に優れたものとすることができ
る。
前記表面吸収材6は比較的粗目でヒートシール
性を有する素材、例えばポリプロピレン等からな
る不織布が好適であり、この表面吸収材6によつ
て吸油材料5を密封状に包被することにより、吸
油時において該吸油材料5の細片が油受け凹部2
内に放散、残留することが防止されるものであ
る。
上記のような吸油マツト4は、矩形状の吸油材
料5,5……5を前述のように油受け凹部2の浅
底部2a、中間深さ部2b及び深底部2cに対応
して並べ、更に、親油性の紙等で包み込んだもの
を、表面吸収材6により表裏から挟み込んで油受
け凹部2とほぼ同一形状のコ字状に裁断すると同
時に、表裏の表面吸収材6の辺縁部どうしをヒー
トシールするか、或は表面吸収材6,6……6に
より吸油材料5,5……5を個別に包被した上
で、各吸油材料5,5……5間をアルミ箔、紙材
または樹脂フイルム等をベースとする粘着テープ
7,7を用いて前記油受け凹部2に沿うコ字状に
貼り合わせるなどの手法により作成できるもので
ある。
上記のように構成した吸油マツト4を使用して
油受け容器1中の使用済みの機械油を廃棄すると
きは、油受け容器1をミシン本体から分離した上
で、該容器1の油受け凹部2の浅底部2aと中間
深さ部2b及び深底部2cに対応するように吸油
マツト4の向きを整えて、該油行け凹部2内に挿
入することにより、該吸油マツト4に使用済みの
機械油を吸収させる。
十分な量の廃油が吸収されると、吸油マツト4
を油受け凹部2から取出して廃棄処分するもので
ある。
尚、吸油マツト4の構成は、上記実施例のもの
が量産に適していて好都合でるあるが、本考案で
は、その他、図示省略するが、偏平矩形状に形成
した吸油材料を表面吸収材により包被したものを
油受け凹部2の中でも機械油が最も多く溜まる深
底部2cのみに挿入するか、或は必要に応じて浅
底部2a、中間深さ部2bに挿入するようにして
もよい。
また、第4図に示すように、吸油材料5を油受
け凹部2の各部に対応して厚さを相違させると共
に該凹部2と同一のコ字状に一体形成し、これを
コ字状に形成した表面吸収材6により密封状に封
止した構成としたり、或は第5図に示すように、
機械油が多量に溜まる油受け凹部2の深底部2c
と中間深さ部2bのみに挿入するL字状のものと
するなど、諸種の設計変更が考えられるものであ
る。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案の工業用ミシンの廃
油処理用吸油マツトによるときは、該吸油マツト
4を油受け容器1内に挿入するだけで、該容器1
に貯留された廃油を吸油マツト4に迅速且つほぼ
完全に吸収させることができるので、廃油廃棄作
業に要する時間を著しく短縮できるので、ミシン
作業の待機時間を短くなつて、作業能率を妨げな
い上、廃油を吸着させた吸油マツト4は固形物と
して取り扱えるので、この廃油廃棄作業に際して
手や作業場所の周囲を汚すことがなく、縫製用の
材料や製品を廃油で汚損する虞れも生じない。
また、この吸油マツト4は油受け容器1の平面
形状並びに深さの異なる複数の部分2a,2b,
2cに対応する厚さでほぼ同一形状に形成されて
いるので、これら油受け容器1の各部分に挿入し
たときに、油受け容器1に溜まつた廃油をほぼ余
すことなく吸着でき、該油受け容器1内に残存し
た糸屑や針等の除去も簡単に行えるものである。
更に、吸油材料5は表面吸収材6により被覆さ
れているため、吸油時において、該吸油材料5の
細片等が油受け容器1内に放散、残留することが
防止される。従つて、交換後の新しい機械油にこ
れらの吸油材料5の細片が混入することがなく、
ひいては機械油中の異物によりミシン本体の駆動
部の故障の発生を防止できるなど、実用上、優れ
た効果を発揮するものとなつた。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は、本考案に係る吸油マツト
による廃油処理の対象となる工業用ミシンの油受
け容器を示しており、第1図は平面図、第2図は
第1図における切断線−に沿う油受け凹部の
断面形状を示す図である。第3図は本考案の実施
例に係る吸油マツトの一部破断斜視図、第4図は
本考案の他の実施例を示す斜視図、第5図は本考
案の更に他の実施例を示す概略平面図である。 1……油受け容器、2a,2b,2c……油受
け容器における平面形状並びに深さの異なる部
分、4……吸油マツト、5……吸油材料、6……
表面吸収材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 平面形状並びに深さの異なる複数の部分2a,
    2b,2cが連続形成された工業用ミシンの油受
    け容器1内の機械油廃棄時に該容器1内に挿入し
    て廃油を吸着させる吸油マツトであつて、木材パ
    ルプやセルロース系繊維等の吸油材料5が不織布
    等の表面吸収材6で被覆され、且つ前記油受け容
    器1の各部分2a,2b,2cと平面形状が同一
    で且つこれらの部分2a,2b,2cの深さに対
    応する厚さに形成されていることを特徴とする工
    業ミシンの廃油処理用吸油マツト。
JP1988170799U 1988-12-28 1988-12-28 Expired JPH0445679Y2 (ja)

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JP1988170799U JPH0445679Y2 (ja) 1988-12-28 1988-12-28

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JPH02148676U JPH02148676U (ja) 1990-12-18
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60168484U (ja) * 1984-04-13 1985-11-08 三菱電機株式会社 ミシンの油受け装置

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JPH02148676U (ja) 1990-12-18

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