JP3033935U - シュリンクラベル付壜容器 - Google Patents

シュリンクラベル付壜容器

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JP3033935U
JP3033935U JP1996007201U JP720196U JP3033935U JP 3033935 U JP3033935 U JP 3033935U JP 1996007201 U JP1996007201 U JP 1996007201U JP 720196 U JP720196 U JP 720196U JP 3033935 U JP3033935 U JP 3033935U
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bottle
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shrink label
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本考案は、従来のラベルは使用せずに、シュリ
ンクフィルムによるラベルを使用して、今までにないラ
ベル形態とすることで差別化を容易にしたシュリンクラ
ベル付壜容器を提供することにある。 【解決手段】シュリンクフィルムの少なくとも片面に、
適宜な文字や絵柄層と隠蔽インキ層の印刷層を設け、全
面を半透明又は不透明としたシート状のラベルを作成
し、該ラベルの印刷層を内側にして両端部をヒートシー
ルにより繋ぎ環状に形成したシュリンクラベルを、前記
壜容器の肩部及び胴部に通し、加熱、収縮せしめて壜容
器の外周面に密着させたシュリンクラベル付壜容器であ
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、酒、醤油等を充填した一升壜等による壜容器の肩部及び胴部に、シ ュリンクフィルムによるラベルを一体に設けたシュリンクラベル付壜容器に関す るものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、酒、醤油等を充填した一升壜(1.8リットル入り)等による壜容 器は、図4に示すように、通常、壜の肩部16と胴部13の二箇所にいわゆる肩 ラベル21と胴ラベル22の一般的なラベルを貼着したものが良く知られている 。しかし、この形態が一升壜としてはあまりにも一般的になっているので、ラベ ルのデザインや印刷方法を変更しても、店頭における他社製品との差別化は難し くなっていた。
【0003】 さらに、差別化が難しいことに加えて機能的にも問題があった。例えば、形状 が異なる二枚或いは三枚(裏面ラベルを含め)の通常ラベルが必要となり、コス ト高になる。また一升壜に対するラベルの貼る位置合わせが難しく、さらに加え て通常ラベルは壜容器の正面にのみ貼られているので、店頭で陳列した際に、消 費者が目にする範囲が狭く、見逃し易い等の問題があった。
【0004】 これに対して、シュリンクフィルムを用いたラベル壜容器の考案が提案されて いる。例えば、実開昭61−32025号公報のリターナブル瓶や、実開昭62 −31028号公報の酒びんによれば、通常のラベルを貼着した外側に透明なシ ュリンクフィルムを被覆した組合せラベルであり、びん表面に貼着した通常ラベ ルを被覆するようにシュリンクフィルムで覆い、ラベルを密着固定させたもので ある。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】 しかしながら、前述した両者のラベルは通常ラベルとシュリンクフィルムを組 合わせたもので、コスト高の問題が残されている。しかも、表示部分が通常ラベ ル部分のみで、消費者が目にする範囲が狭く見逃し易い等の問題が解決されてい ない。 そこで本考案は、上記の課題に鑑みなされたもので、その目的とするところは 、従来のラベルは使用せずに、シュリンクフィルムによるラベルを使用して、今 までにないラベル形態とすることで差別化を容易にしたシュリンクラベル付壜容 器を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本考案は、壜容器が、口部、首部、肩部、胴部とか らなり、肩部や胴部にラベルを設けた酒、醤油等のラベル付壜容器において、前 記ラベルが、シュリンクフィルムの少なくとも片面に、適宜な文字や絵柄層と隠 蔽インキ層の印刷層を設け、全面を半透明又は不透明としたシート状のラベルを 作成し、該ラベルの印刷層を内側にして両端部をヒートシールにより繋ぎ環状に 形成したシュリンクラベルを、前記壜容器に通し、加熱、収縮せしめて壜容器の 胴部及び肩部の外周面に密着させたことを特徴とするシュリンクラベル付壜容器 である。
【0007】 また、前記シュリンクラベル付壜容器が、壜口部のキャップシールとシュリン クラベルとの間に、ラベルがない隙間を設たことを特徴とする。
【0008】 さらに、前記環状のシュリンクラベルは、印刷層の両端部を僅かに重ねてヒー トシールされていることを特徴とする。
【0009】 さらに加えて前記印刷層が、適宜な文字、絵柄層とし、フィルム全面を透明と したことを特徴とする。
【0010】
【作用】 本発明のシュリンクラベル付壜容器は、一枚のシートを繋ぎ環状に形成したシ ュリンクラベルにより、壜容器の肩部及び胴部の外周面に任意の連続した模様を 施したラベルを設けたもので、この印刷層の隠蔽インキ層により半透明又は不透 明のシュリンクラベルとすることにより、内容物に対する日光や照明光を弱める ことができるので、結果的に内容物を保護することが可能となる。 また、使用する壜容器が内容物保護のため着色されている場合は、印刷層は文 字や絵柄等として、他は透明フィルムとすることで着色された壜容器の意匠性を 生かすことができる。
【0011】
【考案の実施の形態】
本考案を実施の形態に基づき説明する。 図1は、本考案の一実施例におけるシュリンクラベルの断面説明図であり、図 2は、上記のシュリンクラベル付壜容器を示すもので、(A)はシュリンクラベ ル付壜容器の断面説明図であり、(B)はその胴部のT−T断面図である。また 図3は、環状に形成したシュリンクラベル両端部の重ね合わせ状態を示す説明図 である。図4は、従来の通常ラベルを貼り付けた壜容器の説明図である。
【0012】 本考案のシュリンクラベル付壜容器10は、図1及び図2に示すように、ポリ 塩化ビニル、ポリエチレン、ポリ塩化ビニリデン、ポリエステル、ポリプロピレ ン等の通常用いられる樹脂フィルムから適宜選択されたシュリンクフィルムFの 少なくとも片面に、文字や絵柄層Eと隠蔽インキ層Gによる印刷層18を設けて 、このフィルム全面を半透明又は不透明としたシート状のシュリンクラベル12 を作成し、このラベル12の印刷層18を内側にして、印刷層の両端部12aを 重ね合わせヒートシールで繋ぎ環状のシュリンクラベル12にした。これにより 、連続した印刷層によるラベルが得られ、表示効果が向上する。この環状とした シュリンクラベル12を壜容器の胴部に通し、ラベル外面から加熱することで収 縮して壜容器の肩部16から胴部13の外周面にシュリンクラベル12を密着さ せることができる。すなわち、図3に示すように、印刷層18の両端部12aを 僅かに重ね合わせた部分Pを設け、この部分をヒートシールで繋ぎ合わせること により、連続した印刷層18が得られ、かつ壜容器の胴部外周面を半透明又は不 透明にすることができるので、ラベルの表示効果が向上する。
【0013】 すなわち、本考案は環状に形成したシュリンクラベル12を熱により収縮させ て、壜容器の肩部及び胴部に密着させたもので、このシュリンクラベル12は、 文字や絵柄層Eの上から全面に隠蔽インキ層G等の印刷層18を設け、ラベルを 半透明又は不透明にしたものである。なお、印刷層18は本発明に限定されるも のではなく、シュリンクラベル全体に絵柄を施しても良く、全体をベタ状に着色 した後、必要部分に絵柄を施しても良い。従って、キャップシール15は透明又 は半透明、不透明のいずれでも良いが、このシュリンクラベル12は、半透明又 は不透明とすることが好ましいが、従って、キャップシール15もシュリンクラ ベルに合わせると良い。 また、壜容器は1.8リットル入りの一升壜に限定されるものではなく、例え ば、180ml、300ml、720ml等にも使用することができる。さらに 壜容器としたが、プラスチック容器、金属容器に使用することも可能である。 なお、印刷層18の隠蔽インキ層Gは、壜容器が着色されている場合はこの隠 蔽インキ層は設けなくともよく、文字、絵柄層の他は透明ラベルとすることもで きる。
【0014】 この際、壜容器の口部に設けるキャプシール15と、シュリンクラベル12と の間の壜容器の首部14にはラベルを設けずに、十分な隙間を設けることが必要 である。このことは、壜容器自体の色が見えるようにすることで、従来の一升壜 の感じを残すためと、内容物が見えるようにするためである。
【0015】
【実施例】
このシュリンクラベル付壜容器を実施例に基づき詳細に説明する。 先ず、図1に示すように、ポリ塩化ビニルからなる適宜な厚さのシュリンクフ ィルムの片面に、ビニル用インキを用いてグラビア印刷法により文字、絵柄層を 印刷し、さらにこの上から全面に白色インキにより隠蔽インキ層を印刷し、ラベ ルの印刷層としてシート状のシュリンクラベルを作成した。 次に、図3に示すように、このシート状のシュリンクラベルの印刷層を内側に して、この印刷層の両端部が僅かに重ねてヒートシールにより環状に形成してシ ュリンクラベルとしたものである。 さらに、図2に示すように、この環状のシュリンクラベルを1.8リットル入 りの一升壜の胴部に被せるように通して、この環状のシュリンクラベルの外面側 より、熱風を吹き付けることでシュリンクラベルが収縮し、一升壜の肩部から胴 部に密着したシュリンクラベル付一升壜が得られた。使用したシュリンクラベル は、印刷層の両端部を僅かに重ねてヒートシールしたことにより、一升壜の外周 面に繋ぎ目がない印刷層が得られ、白色で不透明になったラベル上に、浮かび上 がるように連続した絵柄等の印刷層を有するシュリンクラベル付一升壜が得られ た。
【0016】
【考案の効果】
本考案は以上の構成であるから、下記に示す如き効果がある。 すなわち、本考案のシュリンクラベルは、一枚のラベルシートを繋ぎ合わせた 環状のラベルだけで壜容器の肩部、胴部を覆うのでコスト的に有利となる。また 壜容器に対してラベルの位置合わせの必要がないので作業性も向上する。 さらにシュリンクラベル全体が半透明又は不透明であるため、壜容器をいずれ の方向から見ても連続した模様のラベルが明瞭にみえるため、店頭での表示効果 が向上する。またキャップシールとの間に隙間があり壜容器自体が露出するので 、従来の壜容器の風合いを残すことができる。 さらに加えて、従来の紙製等の通常ラベルは、壜容器を再使用する際に、水洗 や薬品処理によるラベルの剥離工程を必要とするが、シュリンクラベルは破くだ けでよく、工程が容易となり、かつ工程を削減することができる。また壜容器を 再利用する場合、壜を砕いてカレットを作るが、紙製の通常ラベルの屑がカレッ トに混入すると、壜の破裂につながり事故を招く恐れがあるが、シュリンクラベ ルは壜容器に接着していないため簡単に剥がすことができるので、このような恐 れがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例によるシート状のシュリンク
ラベルの断面説明図である。
【図2】本考案のシュリンクラベル付壜容器を示すもの
で、(A)はシュリンクラベル付壜容器の断面説明図で
あり、(B)は、その胴部のT−T断面図である。
【図3】本考案の実施例における環状に形成したシュリ
ンクラベル両端部の重ね合わせ状態を示す説明図であ
る。
【図4】従来の通常ラベル付の壜容器の説明図である。
【符号の説明】
10 …シュリンクラベル付壜容器 12 …シュリンクラベル 13 …壜の胴部 14 …壜の首部 15 …キャップシール 15a…シールキャップ 16 …壜の肩部 18 …印刷層 21 …肩ラベル 22 …胴ラベル K …キャップ E …文字、絵柄層 F …シュリンクフィルム G …隠蔽インキ層

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】壜容器が、口部、首部、肩部、胴部とから
    なり、この肩部や胴部にラベルを設けた酒、醤油等のラ
    ベル付壜容器において、前記ラベルが、シュリンクフィ
    ルムの少なくとも片面に、適宜な文字や絵柄層と隠蔽イ
    ンキ層による印刷層を設け、フィルム全面を半透明又は
    不透明としたシート状のラベルを作成し、該ラベルの印
    刷層を内側にして両端部をヒートシールにより繋ぎ合わ
    せ環状に形成したシュリンクラベルを、前記壜容器に通
    し、加熱、収縮せしめて壜容器の胴部及び肩部の外周面
    に密着させたことを特徴とするシュリンクラベル付壜容
    器。
  2. 【請求項2】前記シュリンクラベル付壜容器が、壜口部
    のキャップシールとシュリンクラベルとの間に、隙間を
    設けたことを特徴とする請求項1に記載のシュリンクラ
    ベル付壜容器。
  3. 【請求項3】前記環状のシュリンクラベルが、印刷層の
    両端部を僅かに重ねてヒートシールされていることを特
    徴とする請求項1または請求項2に記載のシュリンクラ
    ベル付壜容器。
  4. 【請求項4】前記印刷層が、適宜な文字、絵柄層とし、
    フィルム全面を透明としたことを特徴とする請求項1乃
    至請求項3に記載のシュリンクラベル付壜容器。
JP1996007201U 1996-07-24 1996-07-24 シュリンクラベル付壜容器 Expired - Lifetime JP3033935U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012150249A (ja) * 2011-01-19 2012-08-09 Fuji Seal International Inc 筒状ラベル、及び筒状ラベル形成用基材

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