JP3033603B2 - 脈拍検出装置 - Google Patents

脈拍検出装置

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JP3033603B2
JP3033603B2 JP2409141A JP40914190A JP3033603B2 JP 3033603 B2 JP3033603 B2 JP 3033603B2 JP 2409141 A JP2409141 A JP 2409141A JP 40914190 A JP40914190 A JP 40914190A JP 3033603 B2 JP3033603 B2 JP 3033603B2
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  • Measuring Pulse, Heart Rate, Blood Pressure Or Blood Flow (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、脈拍を検出する脈拍検出
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、特に近年において、健康管理に対
する認識が高まりつつあり、このため常時携帯可能で任
意の時に容易に使用できるような小型の脈拍検出装置が
要望されている。このような要望に応えるものとして、
例えば、腕時計にあってはLED及びホトトランジスタ
を組み込んで脈拍を検出し、その検出した脈拍数を表示
するものが知られている。また、心臓から互いに反対位
置にある対表面、例えば左手首と右手指先から電位信号
を検出する2個の電極を組み込んで心電波を検出し、そ
の検出した心電波に基づいて脈拍数を表示することも考
えられている。
【0003】
【従来技術の問題点】上記のようにして得られる脈拍デ
ータは上記いずれの測定方法によっても、雑音信号(ノ
イズ)が混入したり、その逆に正常な信号を検出し損な
う場合が多い。それにも係わらず、そまま測定が実行さ
れて、その誤った測定に基づく脈拍データや血圧データ
が表示されるため、精度が低くなるという問題があっ
た。
【0004】このような問題は、例えば、LED及びホ
トトランジスタを組み込んだものにおいては、右手指先
の爪側から差し込んでくる外部の光がノイズとなり易
く、また、冬場において指先が冷えすぎているとき等で
は脈流が微弱すぎて検出し難くなることが原因となって
起こるものである。また、同様の問題は2個の電極を組
み込んだ心電波の検出においては、電極に対する指先等
の接触具合が不適切であると、人体がアンテナとなって
誘導されるAC電源等からのノイズが混入し易くなり、
これを避けるため検出感度を下げると、心電波が極めて
微弱なものであるため検出し難くなるということから起
こる。
【0005】
【発明の目的】本発明は、どのような環境下においても
精度よく脈拍を検出できる脈拍検出装置を提供すること
にある。
【0006】
【発明の要点】本発明は、上記目的を達成するために、
心電波を検出する心電波検出手段と、脈拍を検出する脈
拍検出手段と、前記心電波検出手段で検出された心電波
の間隔時間を計測する心電波間隔時間計測手段と、前記
脈拍検出手段で検出された脈拍の間隔時間を計測する脈
拍間隔時間計測手段と、前記心電波間隔時間計測手段で
計測された心電波間隔時間と前記脈拍間隔時間計測手段
で計測された脈拍間隔時間が一致又は近似するか否かを
判定する判定手段と、この判定手段により一致又は近似
すると判定された際に所定時間当たりの脈拍データを算
出する脈拍データ演算手段とを具備したこを特徴とす
る。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
しながら説明する。図1は、本発明の一実施例に係る電
子腕時計の外観図である。同図において、腕時計ケース
1は電気的に非伝導性の合成樹脂等から成っており、そ
の正面部には、中央よりやや12時方向側に設けられ横
に長方形をなすLCD(液晶表示装置)3と、そのLC
D3を被っている時計ガラス2と、中央よりやや6時方
向側に設けられている心電波(心電図R波)検出電極4
aを有している。
【0008】心電波検出電極4aは腕時計ケース1の正
面部に対して凹面を形成しており、その凹面を形成して
いる心電波検出電極4aの中心部には、LED(発光ダ
イオード)7、仕切6、及びホトトランジスタ5が、夫
々頭部のみを外部に現わして埋設されている。そしてL
ED7の発する光りが直接ホトトランジスタ5に入力し
ないよう仕切6でさえぎる形に配置されている。
【0009】腕時計ケース1の側面部には、押釦型のス
イッチS1およびスイッチS2が設けられていて、表示
モードの切り換え等の操作を行なうようになっている。
図2は、上記腕時計のホトトランジスタ5を通り12時
6時方向に平行な縦断面図である。同図に示すように、
時計ガラス2はパッキング11により腕時計ケース1に
固定されている。腕時計ケース1の裏面部は,心電波検
出電極4aと対の電極を構成する心電波検出電極4b
(裏蓋4b)により被われている。
【0010】また、腕時計ケース1の内部には、後述す
る電子回路を有する回路基板8が中層部に配設されてお
り、その回路基板8に、前記LCD3がインタ−コネク
タ9を介して接続され、また、前記心電波検出電極4
a、4b、LED7、仕切6、及びホトトランジスタ5
が螺旋伝導部材10、10、・・・を介して接続されて
いる。
【0011】図3は、上記腕時計の内部回路を示すブロ
ック図である。同図において、ROM12は、システム
をコントロールするためのマイクロプログラムや、各種
演算のための数値等のデータを内蔵する固定メモリであ
る。
【0012】キー入力部13は、図1で説明したスイッ
チS1、S2等を備えており、各キーの操作信号を制御
部14に出力する。制御部14は、マイクロプロセッサ
等のCPUから成っており、ROM12に内蔵されてい
るプログラムに基ずいて、システム全体をコントロール
する。又、制御部14は、キー入力部13からの入力信
号が、脈拍データの表示を指示する信号であるときは、
動作信号aを出力して、後述する心電波検出部15aを
起動し、さらに他の動作信号bを出力して、後述する脈
拍検出部15bを起動する。又、後述する分周器17か
ら入力する計時タイミング信号に基ずいて計時処理を行
なう。
【0013】心電波検出部15aは、図1で説明した心
電波検出電極4a、4bを有しており、例えばその心電
波検出電極4aの凹面部に当てがわれた右手指先と、心
電波検出電極4bに接触している左手首とから心電波
(心電図R波)を検出して、その検出したR波信号を、
制御部14に出力する。
【0014】また、脈拍検出部15bは、図1で説明し
たホトトランジスタ5、仕切6、及びLED7を有して
おり、前記心電波検出電極4aの凹面部に当てがわれた
右手指先の血管の血液の脈流を感知して、脈拍を検出
し、その検出した脈拍データを制御部14に出力する。
この脈流の感知・検出は、血液中のヘモグロビンが光を
良く吸収する性質を利用しており、即ち、LED7から
発した光が、前記指先の皮膚表面を透過したのち反射さ
れてホトトランジスタ5に入力するまでの間に、血流中
のヘモグロビンから受けた吸収作用により、指先を流れ
る血流の量に逆比例して減光することを利用して脈拍を
検出している。これは、指先を脈流が通過した時は血流
の量は多く、その分LED7から出た光りは多く吸収さ
れるため反射光は少なくなり、ホトトランジスタ5に入
力する光量は脈拍に対応して減増する波動を描く。この
入力反射光の減増はホトトランジスタ5により電圧信号
に変換されて、その変換された電圧信号が前記脈拍デー
タとして制御部14に出力されるものである。
【0015】制御部14は、心電波検出部15aから入
力する心電波信号と、脈拍検出部15bから入力する脈
拍データとに基づいて脈波速度と脈拍数を算出して、そ
の脈波速度データと脈拍数データとをデコ−ダ・ドライ
バ部20に出力する。
【0016】デコーダ・ドライバ部20は、制御部14
から入力する前記信号に基づいて表示駆動信号をデコー
ドして、表示部21に出力する。表示部21は、図1に
説明したLCD3を有しており、デコーダ・ドライバ部
20から入力する上記表示駆動信号に基づいて、所定の
表示を行なう。
【0017】発信器16は一定周期のクロック信号を生
成し、分周器17に出力する。分周器17は、特に図示
しない分周回路とタイミングジェネレータから成ってお
り、計時信号と、各部を時系列にコントロールするタイ
ミング信号とを制御部14に出力する。
【0018】RAM19は、ランダム・アクセス・メモ
リであり、後述する図4に示すように、所定のデータを
記憶する各レジスタにより構成されている。次に、図4
に上記RAM19の主要な内部構成を示し、各レジスタ
の機能又は記憶するデータを説明する。表示レジスタ3
1は、表示部21のLCD3に表示する表示データを記
憶する。
【0019】現在時刻レジスタ32は、前記分周タイミ
ング部17から出力される信号に基づいて計時された現
在時刻を記憶する。レジスタMは、後述する図7に示す
3種の基本表示モードに対応するフラグレジスタであ
り、スイッチS1操作によって順次「1」加算され、時
計モードでは「0」を、脈拍測定モードでは「1」を、
血圧測定モードでは「2」を記憶し、「2」で「1」加
算されると再び「0」に戻るレジスタである。
【0020】レジスタFは、M=2(レジスタMの値が
「2」)の血圧測定モードにおいて、測定実行モ−ドで
は「0」を、データ設定モードでは「1」を記憶する。
レジスタGは、血圧測定中には「1」を記憶する。
【0021】レジスタNは、心電波(R波)の測定開始
で「0」にリセットされ、最初のR波検出で「1」にセ
ットされるフラグレジスタである。レジスタLは、脈拍
の測定開始で「0」にリセットされ、R波検出後の最初
の脈拍検出で「1」をセットされるフラグレジスタであ
る。
【0022】レジスタTTRは、安静時の時間差データ
を記憶する。レジスタPRは、安静時の脈拍データを記
憶する。レジスタSRは、安静時の最高血圧データを記
憶する。
【0023】レジスタDRは、安静時の最低血圧データ
を記憶する。レジスタTTEは、運動直後の時間差デー
タを記憶する。レジスタPEは、運動直後の脈拍データ
を記憶する。
【0024】レジスタSEは、運動直後の最高血圧デー
タを記憶する。レジスタDEは、運動直後の最低血圧デ
ータを記憶する。レジスタMPは、測定された脈拍デー
タを記憶する。
【0025】レジスタMSは、測定後の演算により得ら
れた最高血圧データを記憶する。レジスタMDは、同じ
く最低血圧データを記憶する。レジスタT0 は、検出さ
れた心電波と次に検出された心電波間との時間間隔を計
時するタイマである。
【0026】レジスタT1 は、検出された脈拍と次に検
出された脈拍との時間間隔を計時するタイマである。レ
ジスタT2 は、検出された心電波とその心電波に対応し
て検出された脈拍との時間差を計時するタイマである。
【0027】レジスタL0 は、後述する最高血圧と脈波
伝導速度(上記心電波と脈拍との時間差)との関係を示
す二つの定数を記憶する。レジスタL1は、後述する最
低血圧と脈波伝導速度及び脈拍との関係を示す二つの定
数を記憶する。
【0028】血圧データの入力 この実施例においては、最高血圧値及び最低血圧値を測
定して表示するようになっているが、これらの血圧値は
実際に血管の圧力を測定して得ているのではなく、以下
の如きアルゴリズムより得ている。即ち、図5は縦方向
に血圧値(血圧データ)を、横方向に脈波伝導速度(時
間差データ)をとって表される最高血圧値の特性を示す
斜線図であるが、斜線Aは、運動直後に測定された最高
血圧値SEとその最高血圧測定時の脈波伝導速度TTE
とで示される点5−1と、安静時に測定された最高血圧
値SRとその最高血圧測定時の脈波伝導速度TTRとで
示される点5−2とを結んで得られる。同一人物が他の
状態時(安静時又は運動直後以外の時)に最高血圧と脈
波伝導速度を測定して、その測定された最高血圧と脈波
伝導速度とによって示される点を同図上に記載すると、
それらの点は全てこの斜線A近傍に収束することが知ら
れている。従って、初めに上記のように安静時及び運動
直後の最高血圧値と脈波伝導速度を測定して上記斜線A
の定数を記録しておけば、その後は脈波伝導速度を測定
するのみで、その時の最高血圧値が演算により得られる
ものである。例えば測定した脈波伝導速度がT2 であっ
た場合、その斜線A上の点5−3から対応する血圧値M
Sを求めることができ、この値がそのときの最高血圧値
である。
【0029】上記斜線Aは一次式y=ax+b(a,b
は定数)で表すことが出来、上記定数a及びbは、基準
データとして他の正確な血圧計により測定された運動時
及び安静時の最高血圧値を入力し且つその最高血圧測定
時に脈拍と心電波とから得られる脈波伝導速度(時間差
データ)を測定することにより、制御部14により算出
され、RAM19のレジスタL0 内の2つの記憶領域
に、それぞれ記憶されるようになっている。そして、こ
の入力及び測定をした後は上記脈波伝導速度T2 を測定
しさえすれば、そのT2 を、上記一次式のxに代入して
演算することにより、y即ち最高血圧値MSを算出して
求めることができるものである。
【0030】次に、図6に示す斜線Bは、縦方向に血圧
値を、横方向に脈波伝導速度×脈拍データ(1分間の脈
拍数)で示される値をとって表される最低血圧値の特性
を示す斜線図である。この斜線Bは、安静時に測定され
た最低血圧値DRとその最低血圧測定時の脈波伝導速度
と脈拍データとを積算した値TTR×PRとで示される
点6−1と、運動直後に測定された最低血圧値DEとそ
の最低血圧測定時の脈波伝導速度と脈拍データとを積算
した値TTE×PEとで示される点6−2とを結んで得
られる。最高血圧の場合と同様に、同一人物が他の状態
時に最低血圧を測定し、その測定された最低血圧とその
時の脈拍及び脈波伝導速度とによって示される点を同図
上に記載すると、それらの点は全てこの斜線B近傍に収
束することが知られている。従って、初めに他の正確な
血圧計を用いて上記のように安静時及び運動直後の最低
血圧を測定して入力し、また、その最低血圧測定時の脈
拍及び脈波伝導速度を測定して上記特性を示す斜線Bを
示す一次式を記録しておけば、その後は脈拍と心電波を
測定するのみで、その脈拍と心電波の測定から得られる
脈波伝導速度T2 と脈拍MPを積算した値T2 ×MPに
より、対応する斜線B上の点6−3を求めることがで
き、その斜線B上の点6−3から対応する最低血圧値M
Dを求めることができる。
【0031】ところで、上記斜線Bもまた一次式y=m
x+n(m,nは定数)で表すことが出来、それら定数
m及びnは、上記基準データとして別に測定された最低
血圧値の入力とその最低血圧測定時に測定された脈拍と
心電波とから得られる脈波伝導速度に基づいて制御部1
4により算出され、RAM19のレジスタL1 内の2つ
の記憶領域にそれぞれ記憶される。そして、上記脈波伝
導速度と脈拍を積算した値T2 ×MPを上記一次式のx
に代入して演算することにより、y即ち最低血圧値MD
を算出して求めることが出来るものである。
【0032】以上の構成において、まず、図1に示した
スイッチS1 、S2 により設定される表示モードの切替
えについて説明しておく。図7に示すように、スイッチ
S1 の操作により後述する如く、レジスタMの値が
「0」→「1」→「2」→「0」と循環して切り換わり
そのレジスタMの値に対応して、同図のM=0の時計モ
ードの表示、M=1の脈拍測定モードの表示、M=2の
血圧測定モードの表示、再び時計モードの表示と表示が
切り換わる。
【0033】上記時計モードの表示においては、例えば
図1に示す如く、現在時刻「日曜日2月25日12時4
5分23秒」が、LCD3に表示される。上記、脈拍測
定モードの表示においても、特に図示しないが測定され
た脈拍データがLCD3に表示される。
【0034】また、図7のM=2で示す血圧測定モード
においては、他のスイッチ、例えばスイッチS2 による
キー入力によって、レジスタFの値が「0」と「1」と
交互に切り替わり、このレジスタFの値に応じて表示モ
ードが更に切り換わるものであり、レジスタF=0のと
きは測定実行モードの表示、F=1のときはデータ設定
モードの表示となるものである。
【0035】上記F=1のデータ設定モードの表示のと
きには、図5、図6で説明した安静時と運動直後の最
高、最低血圧値のデータ入力、及びその測定時に心電波
検出部15aと脈拍検出部15bにより測定された血圧
データの設定等が行われるものである。そして、この場
合は、実際に血管の圧力を測定して得る正確な最高、最
低血圧値のデータ入力を行うようになっている。
【0036】次に、以上の各表示モードにおいて、制御
部14の制御により行なわれる時刻及び脈拍データの表
示、その表示のための各測定処理の動作を、図8乃至図
10に示すフローチャ−トを用いて説明する。
【0037】図8は、プログラム全体の流れを示すゼネ
ラルフローチャートである。計時及び血圧測定処理 まず、所定周期の計時信号が分周タイミング部17から
出力される毎に行われる処理につき述べる。
【0038】図8の、ステップSA1のHALT状態に
おいて、キー入力部13からのキー入力がなされると後
述するステップSA9に進み、一方、分周タイミング部
17から計時信号が入力されるとステップSA2に進
む。ステップSA2では、時刻計数処理を行なって、得
られた現在時刻データをRAM19の現在時刻レジスタ
32に記憶する。そして、次のステップSA3で、レジ
スタGの値が「1」(以後、G=1の如くに記載)であ
るか否か判別する。そして、G=1であれば、ステップ
SA4に進んで、M=1又は2の表示モードにおける血
圧測定(脈拍測定も含む)中であるか否かを判別するた
めに、先ず、レジスタMの値が「1」であるか否か判別
する。そして、M=1であれば、図7に示した脈拍測定
モードであるので、ステップSA5に進んで、詳しくは
後述する脈拍測定処理を行った後、ステップSA8に進
み、レジスタM、Fの値に応じた表示モードにおける表
示処理を行なって、ステップSA1に戻る。
【0039】上記ステップSA4で、M=1でなければ
ステップSA6に進み、M=2で且つF=0、即ち図7
に示した血圧測定モードの内の測定実行モードとなって
いるかを判別する。測定実行モードとなっていれば、こ
れも詳しくは後述する脈拍、血圧測定処理を実行した
後、上記ステップSA8の表示処理を行って、ステップ
SA1に戻る。
【0040】また、上記ステップSA6で、M=2で且
つF=0でなければ、F=1であり図7に示したデータ
設定モードの表示となって、この場合は測定処理は行わ
ないものであるので直ちに上記ステップSA8に進む。
また、上記ステップSA3でG=1でなければ血圧デー
タの測定中ではないので直ちに上記ステップSA8に進
む。
【0041】これにより、所定周期の計時タイミング毎
に、計時が行われて現在時刻データがRAM19の現在
時刻レジスタ32に記憶され、その現在時刻が図1に示
したLCD3に表示される。また、M=1の脈拍測定モ
ードの時は脈拍の測定が行われ、M=2で且つF=0の
血圧測定の測定実行モードでは脈拍、血圧測定処理が行
われて、上記レジスタM、Fの値に応じた表示処理が実
行される。
【0042】表示モードの切換え処理 次に、図7で示したスイッチS1 の操作による表示モー
ドの切換え処理につき説明する。
【0043】ステップSA1のHALT状態において、
キー入力部13からのキー入力があると、制御部14
は、ステップSA9に進み、そのキー入力がスイッチS
1 のキー入力であるか否か判別する。スイッチS1 のキ
ー入力であるときは、図7に示した如く時計モード、脈
拍測定モード、血圧測定モードと順次巡回する切り換え
が指示されているものであり、従ってこの場合はステッ
プSA10に進み、レジスタMの値に「1」加算して次
の表示モードに切り換える。続いてステップSA11に
進んで、上記レジスタMの「1」加算して切り換えた値
を参照し、M=1となっていれば図7に示した時計モー
ドから脈拍測定モードに切り替わったのであり、然して
この場合はステップSA13に進み、血圧測定(脈拍測
定も含む)を行うためにG=1を設定して、前記ステッ
プSA8に進む。
【0044】また、上記ステップSA11でM=1でな
ければステップSA12に進み、M=2で且つF=0で
あるか否か判別する。M=2で且つF=0であれば、図
7に示した脈拍測定モードから血圧測定モードに切り換
わったものであり、この場合もステプSA13に進ん
で、G=1を設定した後、前記ステップSA8に進む。
また、上記ステップSA12で、M=2で且つF=0で
なければ、図7に示したM=2で且つF=1のデータ設
定モードか或いはM=0の時計モードの表示に切り替わ
ったのであり、この場合は血圧測定は行わないのでG=
1を設定することなく直ちにステップSA8に進む。
【0045】これにより、スイッチS1 を入力操作する
度に、レジスタMの値が「0」→「1」→「2」→
「0」と切り換わり、そのレジスタMの値に基づいて、
表示モードが図7に示した時計モード、脈拍測定モー
ド、血圧測定モードと順次巡回して切り換わり、脈拍測
定モード又は血圧測定モードが選択されたときはレジス
タGに「1」がセットされて、後に詳しく説明する脈拍
・血圧測定処理が実行される。
【0046】その他のキー処理 上記ステップSA9で、キー入力がスイッチS1 のキー
入力でないときは、ステップSA14に進み、スイッチ
S2 等スイッチS1 以外のスイッチによるキー入力に基
づいて、処理が行われる。この処理では、特に図示しな
いが、M=1におけるレジスタFの値の切り換え処理、
図7のデータ設定モードにおける図5及び図6で説明し
た安静時、運動直後の最高、最低血圧値のデータ入力、
設定及びそのデータ入力の際測定した脈拍、脈波速度デ
ータの設定、時計モードにおける時刻、アラーム等の設
定等の処理を行うものである。
【0047】R波と脈拍の時間的相互関係 本実施例においては、脈拍の測定を、心電波(R波)検
出と指先における血流変化(脈拍)検出の双方で行って
いる。これは上記いずれか一方のみによる測定では、上
記R波又は脈拍を常に誤りなく検出できる訳ではないた
めに、双方を同時に測定して、その測定値を照合して一
致(又は近似)を確認することにより正確な脈拍を測定
しようとするものである。この場合の脈拍とR波との時
間的な関係を示したものが図11である。
【0048】図11は、上からタイマT1、脈拍、R
波、タイマT0、タイマT2、レジスタN及びレジスタ
Lである。同図において、時刻T−1でR波r−1が検
出されるとタイマT0、T2が同時にスタートする。次
に、少し後れて時刻T−1′で、上記R波r−1発生時
に送出された脈流による脈拍m−1が検出されると、タ
イマT1がスタートし、タイマT2が停止する。このタ
イマT2が示す経過時間t2 が脈波の遅れ時間、即ち脈
波伝導速度である。時刻T−2で、次のR波r−2が正
常に検出されてタイマT0が停止し、更に時刻T−2′
でそのR波に対応する脈拍m−2も正常に検出されてタ
イマT1が停止したとき、タイマT0により計時された
経過時間t0 と、タイマT1による計時時間t1とは殆
ど一致する。そしてこのような場合は脈拍が正しく測定
されたと判断して、上記経過時間t0 又はt1 (脈拍の
間隔時間)から脈拍(60秒間の脈拍数、即ち60/
(t0 又はt1 秒))を算出する。
【0049】一方、時刻T−3でR波r−3が検出され
て再びタイマT0、T2がスタートし、また時刻T−
3′で脈拍m−3も正常に検出されてタイマT1がスタ
ートしても、次の正常な脈拍m−4が来るよりも前の時
刻T−4でノイズ(雑音信号)m−4´を検出した場合
も、前記同様タイマT1が停止する。そのタイマT1に
よって計時された時間t1'とタイマT0が計時している
時間t0'とを照合すれば、双方の値は大きく異なってく
るので、この場合は、脈拍が正しく測定されていないと
判断して、上記各タイマ、各レジスタをリセットして再
度測定を繰り返す。また、この場合、タイマT2により
計時された時間t2'は正しい測定時間ではあるが、脈拍
そのものが正しく測定されなかったためこの時間データ
t2'を後述する他の血圧データの算出には使用しないよ
うにするものである。また、この図11ではR波が全て
正常に検出されたように図示してあるが、実際の測定で
はR波も脈拍と同様に正常に検出されないことがある。
この場合、あるべきR波が検出されない時はレジスタN
が「1」とならないためタイマT1が始動せず、従って
脈拍の間隔時間が「0」判定されて上記脈拍の算出はな
されず、各タイマ、各レジスタをリセットして再度測定
を繰り返す。また、R波が無いはずの所でノイズによる
信号が検出されたときは次の正常なR波とのタイマT0
による計時時間が正常より短くなるため、タイマT1に
よる脈拍の計時時間と一致せず、この場合も上記同様再
度測定を繰り返す。
【0050】図9は、上述した測定のための判定基準に
基づいて、図8のステップSA5で行われる脈拍測定処
理の詳細なフローチャートである。同図ステップSB1
においてR波を検出すると、ステップSB2に進んで、
N=0即ち測定開始後最初のR波であるか否か判別す
る。最初のR波であれば、次のR波検出までの時間を計
時するためにステップSB3でタイマT0をスタートさ
せ、さらに最初のR波が検出されたことを示すためにス
テップSB4でN=1にセットして処理を終わる。次の
R波を検出すると、ステップSB2では上記N=1であ
ることにより、検出されたR波が2度目のR波であると
判別し、ステップSB5に進んでタイマT0を停止させ
る。
【0051】これにより、最初にR波を検出してから次
にR波を検出するまでの時間がタイマT0により計測さ
れる。上記ステップSB1で、R波が検出されないとき
はステップSB6で脈拍を検出したか否か判別し、脈拍
を検出していればステップSB7に進んで、更にN=1
で且つL=0即ち最初のR波が検出されていて且つその
R波に対応する最初の脈拍がまだ検出されていないかを
判別する。最初の脈拍がまだ検出されていなければ、こ
の脈拍が最初に検出された脈拍であるため、次の脈拍検
出までの時間を計測するためにステップSB8でタイマ
T1をスタートさせ、さらに最初の脈拍が検出されたこ
とを示すためにステップSB9でL=1にセットして処
理を終わる。2回目の脈拍を検出すると、上記最初の検
出でL=1がセットされていることにより、ステップS
B7からステップSB10に移行し、タイマT1を停止
させる。
【0052】これにより、最初に脈拍を検出すると、R
波が既に検出されていればタイマT1が始動し次の脈拍
までの時間が計測される。上記ステップSB10に続い
て、ステップSB11でタイマT0による計測時間t0
とタイマT1による計測時間t0 とを照合し、ほぼ一致
していれば、ステップSB12に進んで脈拍(60秒間
の脈拍数)の演算を行い、算出した脈拍データをRAM
19のレジスタMPに格納する。この脈拍データは後に
表示処理において読み出されてLCD3で表示される。
続いてステップSB13でG=1にセットして測定終了
を設定した後、ステップSBでタイマT0、T1、レジ
スタL、Nを夫々「0」にリセットして処理を終了す
る。上記ステップSB11で計測時間t0 、t1 が近似
しておらず大きく離れていれば、図11で説明した如く
正しく測定がなされなかったのであり、この場合は測定
を再度行うために直ちに上記ステップSB14のリセッ
ト処理に進む。また、上記ステップSB6で脈拍が検出
されなければ直ちに処理を終わる。
【0053】これにより、R波の測定時間と脈拍の測定
時間とが近似したときに脈拍データが算出されてRAM
19のレジスタMPに記憶され測定が終了するが、近似
しないときは測定が再開される。
【0054】次に、上述と同様の判定基準に基づいて、
図8のステップSA7で行われる脈拍、血圧測定処理の
詳細を、図10に示すフローチャートを用いて説明す
る。同図ステップSC1においてR波を検出すると、ス
テップSC2に進んで、レジスタNを参照し、測定開始
後最初のR波であるか否か判別する。そしてN=0即ち
最初のR波であれば、次のR波検出までの時間を計測す
るためにステップSC3でタイマT0をスタートさせ、
さらに脈波の遅れ時間を計測するためにステップSC4
でタイマT2もスタートさせた後、ステップSC5で最
初のR波が検出されたことを示すためにN=1にセット
して処理を終わる。次のR波の検出では、ステップSC
2で上記N=1即ち検出されたR波が2度目のR波であ
ることを判別し、ステップSC6でタイマT0を停止さ
せる。
【0055】これにより、最初にR波を検出してから次
にR波を検出するまでの時間がタイマT0により計測さ
れる。また、最初のR波の検出でタイマT2がスタート
する。
【0056】上記ステップSC1で、R波が検出されな
いときはステップSC7で脈拍を検出したか否か判別
し、脈拍を検出していればステップSC8に進んで、更
にN=1で且つL=0即ち最初のR波が検出されていて
且つそのR波に対応する最初の脈拍がまだ検出されてい
ないかを判別する。最初の脈拍がまだ検出されていなけ
れば、この脈拍が最初の脈拍であり、それ故次の脈拍検
出までの時間を計測するためにステップSC9でタイマ
T1をスタートさせ、次に、ステップSC10でタイマ
T2を停止させて脈波の遅れ時間計測を終了し、続い
て、ステップSC11で最初の脈拍が検出されたことを
示すためにL=1にセットして処理を終了する。次に脈
拍を検出したときは、上記最初の検出でL=1にセット
されていることにより、2度目の脈拍を検出したことを
判別してステップSC8からステップSC12に進み、
タイマT1を停止させて脈拍間隔時間計測を終了し、次
のステップSC13に進む。尚、上記ステップSC7で
脈拍を検出しなかった場合は直ちに処理を終了する。
【0057】これにより、最初に脈拍を検出すると、R
波が既に検出されていればタイマT1が始動し次の脈拍
までの時間の計測が開始される。また、R波に対する脈
拍の遅れ時間(脈波伝導速度)がタイマT2によって計
測される。
【0058】上記ステップSC12に続いて、ステップ
SC13でタイマT0による計測時間t0 とタイマT1
による計測時間t0 とを照合し、ほぼ一致していれば、
ステップSC14に進んで脈拍の演算を行い、算出した
脈拍データをRAM19のレジスタMPに格納する。続
いてステップSC15に進み、上記RAM19のレジス
タMPに記憶されている脈拍データと、図5、図6で説
明したRAM19のレジスタL0 ,L1 に記憶されてい
る定数とに基づいて演算を行い、算出した最高、最低血
圧データを夫々RAM19のレジスタMS、MDに格納
する。然るのちステップSC16に進み、G=1にセッ
トして測定終了を設定した後、ステップSC17でタイ
マT0、T1、レジスタL、Nを夫々「0」にリセット
して処理を終了する。上記ステップSC13で計測時間
t0 、t1 が近似しておらず大きく離れていれば、正し
く測定がなされなかったのであり、この場合は測定を再
度行うために直ちに上記ステップSC17のリセット処
理に進む。
【0059】これにより、R波の測定時間と脈拍の測定
時間とが近似したときに脈拍データが算出され、その脈
拍データと、同時に測定された脈波伝導速度データとに
基づいて、RAM19のレジスタL0 ,L1 に記憶され
ている定数を用いた演算により最高、最低血圧データが
算出される。
【0060】上記のように本実施例では、R波間の時間
と脈拍間の時間の双方を同時に測定して比較しており、
これにより、ノイズを取り込んだ時や検出ミスが起きた
時には双方の時間が大きく食い違うため測定ミスを判定
出来る。そして、上記双方の測定時間が一致(近似)し
たときのみ有効な測定データとして取り扱うようにして
いるため精度のよい脈拍データを算出できる。
【0061】また、上述した判定基準とは別に、図13
に示すように、通常、正常に脈拍が検出された場合の脈
拍間の時間t−aは、0.3秒〜2秒の範囲にあるもの
であることから、これより短い時間t−bで信号m−a
が検出された場合は、ノイズであると判定でき、一方こ
れより長い時間t−cで検出された場合は、途中で正常
な脈拍m−cの検出ミスがあったと判定できるものであ
る。
【0062】この判定基準を更に加えて測定を行う他の
実施例について次に説明する。図12に示すフローチャ
ートは、図9のフローチャートの破線SD0で示すステ
ップSB11、SB12及びSB13の処理に代えて、
上記新たな判定基準に基づいて測定時間の正誤を判定し
た後、その判定による正しい測定時間データに基づいて
脈拍データを算出するものである。これを、下記に説明
する。
【0063】図12のステップSD1において、タイマ
T1の測定時間が0.3秒より長く且つ2秒より短い
か、即ち正常な脈拍時間の範囲内であるか否かを判別す
る。正常な脈拍時間の範囲内にあれば、ステップSD2
に進んで、更に、タイマT0の測定時間とタイマT1の
測定時間を比較して近似であるか、即ちいずれか一方に
測定ミス又はノイズ混入がないかを判別する。近似であ
れば双方とも測定ミス又はノイズ混入がないものと判定
でき、それ故、ステップSD3に進んでタイマT1の測
定時間データに基づいて脈拍データの算出を行ってその
算出した脈拍データをRAM19のレジスタMPに格納
した後、ステップSD4に進んでG=0にセットして測
定終了を設定し、図9のステップSB14に進む。上記
ステップSD2で、双方近似でなければ直ちに上記ステ
ップSB14に進む。
【0064】これにより、先ず、タイマT1による脈拍
(脈波)の測定時間が所定の範囲内(0.3〜2秒)に
あれば、タイマT0によるR波の測定時間とも近似であ
ることを確認の上で、この測定された脈拍時間に基づい
て脈拍データが算出される。上記脈拍の測定時間とR波
の測定時間が近似でなければ脈拍の測定時間による脈拍
データの算出は行われない。
【0065】次に、上記ステップSD1で、正常な脈拍
時間の範囲内になければ。ステップSD5に進み、今度
はタイマT0による測定時間が0.3秒より長く且つ2
秒より短いか、即ち正常なR波発生時間の範囲内である
か否かを判別する。正常なR波発生時間の範囲内であれ
ば、ステップSD6に進んで、このタイマT0による測
定時間に基づいて、脈拍データを算出してRAM19の
レジスタMPに格納の後、前記ステップSD4に進む。
また、上記ステップSD5で、正常なR波発生時間の範
囲内でなければ、脈拍、R波ともに正常に測定されたか
ったのであり、それ故、ステップSD7に進んで、ブザ
ー報音、警告表示等のエラー処理を行ってステップSD
4に進む。
【0066】これにより、正常な時間範囲内でR波が検
出された時は、脈拍時間が例え正常な時間範囲内になく
ても、上記正常とされるR波の測定時間に基づいて脈拍
データが算出される。また、脈拍、R波ともに正常な時
間範囲内に測定されたかった場合には、ブザー音、警告
表示等でエラー報知がなされる。
【0067】尚、上記実施例ではタイマT0 ,T1 の時
間データによって検出が正しく行われたか否かを判別し
ているが、例えば、夫々の脈拍データを算出してから比
較してほぼ同一であれば正しいと判断させるようにして
もよい。また上記2つの実施例では電子腕時計に適用し
た例について述べたが、装置自体は腕時計タイプであっ
て、時計機能を備えていない脈拍測定専用の機器であっ
てもよい。また、電子手帳機能やスケジューラ機能等他
の機器にも組み込むことが出来るのもで、例えば血圧計
等に組み込む等、種々応用が考えられる。更に、血流に
よる脈拍の検出はLEDとホトトランジスタを用いて行
ったが、例えば圧力センサ等を用いてもよいものであ
る。
【0068】また、第2実施例では、最初の検出から次
の検出までの正常な時間範囲を0.3〜2秒としている
が、これに限定されることなく、通常時の測定には長め
の時間帯例えば 0.9〜2.1 秒を、運動時の測定では短め
の時間帯例えば 0.2〜0.8 秒を設定するようにしてもよ
い。
【0069】
【発明の効果】本発明によれば、心電波間隔時間計測手
段で計測された心電波間隔時間と脈拍間隔時間計測手段
で計測された脈拍間隔時間とが一致又は近似するか否か
を判定して、一致又は近似すると判定された際に所定時
間当たりの脈拍データを算出するようにしたので、簡単
な回路で正確な脈拍データが得られるか否かを判別で
き、そして、心電波と脈拍とが共に正常に検出されたと
きの脈拍データのみを算出して表示するので、正確な脈
拍データを容易に知ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係わる腕時計の外観図であ
る。
【図2】上記腕時計の心電波検出電極を通って12時6
時方向に平行な縦断面図である。
【図3】上記腕時計の内部構成のブロック図である。
【図4】上記ブロック図のRAMの内部構成図である。
【図5】脈波伝導速度と最高血圧値との関係を示す図で
ある。
【図6】脈波伝導速度及び脈拍と最低血圧値との関係を
示す図である。
【図7】各基本表示モードを説明する図である。
【図8】ゼネラルフローチャートである。
【図9】ゼネラルフローチャートの脈拍測定処理の詳細
を示すフローチャートである。
【図10】ゼネラルフローチャートの脈拍、血圧測定処
理の詳細を示すフローチャートである。
【図11】脈拍とR波の時間関係を説明する図である。
【図12】第2実施例のフローチャートである。
【図13】第2実施例の判定基準を説明する図である。
【符号の説明】
1 腕時計ケース 3 LCD(液晶表示装置) 4a、4b 心電波検出電極 5 ホトトランジスタ 7 LED(発光ダイオード) 14 制御部 12 ROM(リード・オンリ・メモリ) 13 キー入力部 15a 心電波検出部 15b 脈拍検出部 17 分周タイミング部 16 発信器 19 RAM(ランダム・アクセス・メモリ) 20 デコーダ・ドライバ部 21 表示部 S1,S2 スイッチ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 心電波を検出する心電波検出手段と、脈拍 を検出する脈拍検出手段と、前記心電波検出手段で検出された心電波の間隔時間を計
    測する心電波間隔時間計測手段と、 前記脈拍検出手段で検出された脈拍の間隔時間を計測す
    る脈拍間隔時間計測手段と、 前記心電波間隔時間計測手段で計測された心電波間隔時
    間と前記脈拍間隔時間計測手段で計測された脈拍間隔時
    間が一致又は近似するか否かを 判定する判定手段と、 この判定手段により一致又は近似すると判定された際に
    所定時間当たりの脈拍データを算出する脈拍データ演算
    手段と、 を具備したことを特徴とする脈拍検出装置。
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