JP3033440U - グレーチングの係止金具 - Google Patents

グレーチングの係止金具

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JP3033440U
JP3033440U JP1996008139U JP813996U JP3033440U JP 3033440 U JP3033440 U JP 3033440U JP 1996008139 U JP1996008139 U JP 1996008139U JP 813996 U JP813996 U JP 813996U JP 3033440 U JP3033440 U JP 3033440U
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JP
Japan
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grating
hole
fixed
pair
shaped groove
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JP1996008139U
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English (en)
Inventor
孜 阿部
健 前川
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有限会社小樽商事
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本考案は、U字溝等の両内壁上方に取付けた一
対の左右固定板で、支持板を保持すると共に、上方が擺
動かつ下方が左右に摺動する連結杆の上部をグレーチン
グの下面の所定位置の連結ピンに挿通また下部を支持板
に係合されたさせることに依って、グレーチングの開閉
を可能とするグレーチングの係止金具に関するものであ
る。 【構成】この考案は、耐食加工された鉄製ならびにステ
ンレス製の素材から成り、U字溝(6)等の両内壁(6
a)に螺止固定された一対の固定板(1)の左右所定位
置の突出片(7)の透孔(9)と一対の支持板(2)の
両端の透孔(11)とをボルト・ナット(15)で螺止
固定してから、グレーチング(5)のベアリングバー
(5a)の所定位置に突出状態で溶着された連結ピン
(4)に連結杆(3)の一端の透孔(12)を挿通また
他端の透孔(13)と支持板(2)の縦長溝孔(10)
とをボルト・ナツト(16)で係合固定して成るもので
ある。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、側溝等に使用されるU字溝の網蓋として使用されるグレーチングの 係止金具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、側溝等は危険防止のため、グレーチングと称する主として耐食加工され た鉄製の格子状の網蓋が使用されている。 すなわち、U字溝に使用されるグレーチングの基本的な構造は、所要間隔で内 角が外下向きで相対し平行する所謂アングルと称するL型鉄材から成る左右のエ ンドアングル間に、直角度で所要数のベアリングバーまた同様平行して所要数の クロスバーとをそれぞれ交差させることに依って、格子状の網目が形成されて成 るものである。 なお、グレーチングはエンドアングルの左右の内角が外向きで相対する形状で あるから、エンドアングルの内角の水平下面をそれぞれU字溝の左右上面に着接 させることで、下向きに突出状態にあるベアリングバーが、おのずからU字溝の 溝内に嵌合状態になる為、U字溝上に覆設されたグレーチングは安定を保持する ことが可能となるものであった。
【0003】
【考案が解決しょうとする課題】
上記の如く、従来のグレーチングは、単にU字溝に嵌合状態で覆設するだけの 構造に過ぎないので、その取外しが甚だ簡易であると言う優位性があるが、反面 、盗難,悪戯等に依る紛失事故の発生が著しく、しかも歩道に近接している側溝 の場合にあっては、おのずから人身事故等の発生の確率が甚だ高く、危険性の高 い状態に放置されることになるものである。 これが対策として、現在まで、種々の係止方法が試みられているが、U字溝用 グレーチングの構造上、係止金具はエンドアングルの帯幅内の位置でのみの対応 に限定されることになり、したがって、金具の一部がグレーチングの上方に突出 もしくは構造が複雑になる等の危険性ならびに作業性や費用の面で問題があり、 その実現が甚だ困難な現状にあるものである。 また、U字溝と接合される横断溝や桝枠等の如き、予め路面との段差を考慮し て蓋溝を有する場合にあってのみ、グレーチングが蓋溝に完全に落込まれること になるので、グレーチングが上方に突出することなく、四隅の網目空間を利用し たアンカーボルト,チェーン等に依る係止が可能かつ容易であるから、紛失防止 の目的を一応達成することが出来得るのである。 しかしながら、その取付け作業ならびに費用等の面で普及に困難さがあると共 に、溝内の清掃ならびに緊急時にあっては、小さな網目空間内で完全に係止され たアンカーボルト,チェーン等の取外しには、多大の時間と労力を要すると言う 欠点を有するものであった。 本考案は、上記、従来のグレーチングの係止金具の構造上の問題点を合理的に 解決し、人身事故等の発生を完全に防止得る手段を提供しょうとするものである 。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記の様な、従来の課題を解決するための手段として、本考案グレーチングの 係止金具にあっては、まず、金具を構成する部材全てが、グレーチングの下方す なわちU字溝等側溝の内部上方の極く限られた空間に限定し、路面の基面下で完 全に隠れた状態での取付けを可能とすると共に、必要に応じて、グレーチングを 定められた方向に容易に動かすことが可能な構造にすることに依って、上記の如 き、種々の難問題を解決しょうとするものである。
【0005】
【作用】
本考案グレーチングの係止金具は、上記の様に、U字溝等側溝の内部に完全に 固定されているから、盗難,悪戯等に依る紛失事故の発生を防止出来得ると共に 、必要に応じグレーチングを一度引上げてから、定められた方向に引張り動かす ことに依って、U字溝等側溝のの内部がほぼ完全な開口状態になるので、対応は 容易かつ合理的に為し得ることが可能になるものである。
【0006】
【実施例】
本考案を図示の実施例に依り説明する。 本考案グレーチングの係止金具Aは、図1に示す様に、鍍金等耐食加工された 鉄製ならびにステンレス製の素材とから成り、任意の位置にアンカーボルト14 用透孔8と同一面上の左右所定位置に連結ボルト15用透孔9を穿設した突出片 7を突設させた一対の固定板1,中央位置を基点とする縦長溝孔10と両端にそ れぞれ連結ボルト15用透孔11を穿設した一対の支持板2,両端にそれぞれ連 結ピン4用と連結ボルト16用透孔12,13を穿設した連結杆3,予めグレー チング5の幅すなわち長手方向の軸線上のベアリングバー5aの下端の所定位置 に、ベアリングバー5aの両縁の内方の網目空間内に突出状態で溶着された連結 ピン4等の部材で形成されるものである。 上記本考案係止金具Aは、まず、図2でも示す如く、U字溝6等の両内壁6a 面の上部の所定位置に、それぞれ相対する状態で、透孔8の位置でアンカーボル ト14で固定された一対の固定板1の突設された突出片7の透孔9と一対の支持 板2の両端の透孔11とをボルト・ナット15で螺止固定すると共に、次いで、 予めグレーチング5の幅すなわち長手方向の軸線上のベアリングバー5a下端の 所定位置に両縁の内方の網目空間内にから突出した状態で溶着された連結ピン4 に、連結杆3の一端の透孔12を挿入また他端の透孔13と支持板2の縦長溝孔 10とをボルト・ナット16で固定して形成されるものである。 また、本考案の他の実施例として、予めグレーチング5の両縁付近のベアリン グバー5a下端の所定位置にそれぞれ穿設した透孔(図示せず)と連結杆3の一 端の透孔12とをボルト・ナット(図示せず)で固定連結することに依って、上 記、実施例とほぼ同等の構成を得ることが可能である。 なお、横断溝,桝枠さらにはマンホール等の様な蓋溝を前提とする場合であっ ても、本考案係止金具Aの上、その取付は可能かつ容易である。 したがって、本考案係止金具Aを用いた場合は、上記の如く、溝6内に完全に 固定されているから、盗難,悪戯等に依る紛失事故の発生を防止出来得ると共に 、溝6内の清掃ならびに緊急時に於いては、図3に示す様に、まず、手鉤等をグ レーチング5の中央付近の網目に引掛け、引上げることで、連結杆3のピン4用 透孔12とボルト16用透孔13間の長さの範囲内の高さでグレーチング5は引 上げられ、次いで、グレーチング5を連結ピン4と相対する位置の方向に単に引 張ることに依って、グレーチング5は摺動しながら移動することになるから、U 字溝6の内部が容易かつほぼ完全な開口状態になるので、対応は合理的に為し得 ることが可能になるものである。 本考案係止金具Aは、構成する部材すべてが、グレーチング5の下方すなわち U字溝6等の内部上方の極く限られた空間に限定され、隠された状態で取付けら れることになるから、危険性は皆無かつ用・排水に支障を及ぼすおそれは少ない ものである。
【0007】
【考案の効果】
本考案係止金具を用いた場合は、上記の如く、U字溝等内に完全に螺止固定さ れているから、盗難,悪戯等に依る紛失事故の発生を防止出来得ると共に、必要 に応じグレーチングを引上げ、定められた方向に動かすことに依って、U字溝等 の内部がほぼ完全な開口状態になるので、対応は容易かつ合理的に為し得ること が可能になるものである。 さらに、本考案係止金具Aは、構成する部材すべてが、グレーチングの下方す なわちU字溝内部上方の極く限られた空間に限定されて取付けられ、外部に障害 となるものが突出することが全く無いことから、人身事故等の危険性は皆無であ ると共に、用・排水の増水時に於いても支障を及ぼすおそれは甚だ少ないもので あると言える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す全体斜視図
【図2】本考案の覆設した使用状態を示す正面図
【図3】図2の開口状態を示す正面図
【符号の説明】
1. 固定板 2. 支持板 3. 連結杆 4. 連結ピン 5. グレーチング 5a. ベアリングバー 6. U字溝 6a. U字溝の内壁 7. 突出片 8. アンカーボルト用透孔 9. 固定板の連結ボルト用透孔 10. 縦長溝孔 11. 支持板の連結ボルト用透孔 12. 連結杆の連結ピン用透孔 13. 連結杆の連結ボルト用透孔 14. アンカーボルト 15,16.連結ボルト・ナツト A. グレーチングの係止金具

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】側溝を形成するU字溝等の両内壁面の上部
    の所定位置に水平状態で、それぞれ固定された相対する
    一対の固定板の同一面上の左右所定位置に突設された突
    出片の透孔と一対の支持板の両端の透孔とを、ボルト・
    ナットで螺止固定すると共に、予めグレーチングの長手
    方向の軸線上のベアリングバー下端の所定位置に、両縁
    の内方の網目内空間に突出した状態で溶着された連結ピ
    ンに、連結杆の一端の透孔を挿入また他端の透孔と支持
    板の縦長溝孔とをボルト・ナットで係合固定して成るこ
    とを特徴とするグレーチングの係止金具。
JP1996008139U 1996-07-10 1996-07-10 グレーチングの係止金具 Expired - Lifetime JP3033440U (ja)

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Family

ID=43168322

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107842090A (zh) * 2017-11-27 2018-03-27 佛山科学技术学院 一种市政工程用的排水沟结构

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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