JP3251416B2 - エレベーター用開口部の仮設ドア - Google Patents

エレベーター用開口部の仮設ドア

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JP3251416B2
JP3251416B2 JP01986394A JP1986394A JP3251416B2 JP 3251416 B2 JP3251416 B2 JP 3251416B2 JP 01986394 A JP01986394 A JP 01986394A JP 1986394 A JP1986394 A JP 1986394A JP 3251416 B2 JP3251416 B2 JP 3251416B2
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好宏 與那原
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建築中の建物に設けら
れたエレベーター用の開口部に設置し、エレベーターを
設置するまでの間、開口部からエレベーターシャフトへ
の転落を防止する仮設ドアに関する。
【0002】
【従来の技術】エレベーターを設置する建物では、その
施工時に各フロアーの壁にエレベーター用の開口部が設
けられるが、エレベーターを設置するまでの間は、その
開口部から作業者や機材などがエレベーターシャフトへ
転落する危険性があるので、開口部に落下防止手摺を取
り付けて開口部からの転落を防止している。また手摺に
開口部であることを表示する案内板を設けるなどして、
作業者の注意を促していた。開口部に取り付ける落下防
止手摺として、図12に示すように、伸縮可能に設けら
れた手摺枠50の四隅にそれぞれコ字形の取り付け金具
51を固着させ、取り付け金具51にはそれぞれ固定ボ
ルト52が設けられており、手摺枠50の下方には小物
の落下を防止する落下防止板53が取り付けられている
ものがある。この落下防止手摺を用いる場合は、手摺枠
50を伸縮させてエレベーター用の開口部の幅に合わ
せ、開口部の壁部分Dを左右の取り付け金具51のコ字
形部分で挟むようにして取り付け金具51を装着し、取
り付け金具51に設けられた固定ボルト52で落下防止
手摺を固定して、エレベーター用開口部からエレベータ
ーシャフト内への転落を防止している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
手摺は、手摺枠部分に開口部があるとともに手摺が低い
ために手摺の上側が大きな開口となり、そこから機材な
どが転落する恐れがあった。また、壁に設けられたエレ
ベーター用の開口部はエレベーター設置時の作業者用の
出入口となるので、金網などを張って完全にふさいでし
まうことはできない。そこで、本発明のエレベーター用
開口部の仮設ドアは、エレベーター用開口部の周縁外側
に枠組みを配置して、枠組みをその上下位置に配置する
固定金具により開口部周縁部に固定し、枠組みに開口部
を閉じる2つのドアを開閉可能に設けるとともに、ドア
を閉じ状態に保つ係止金具を設けて、エレベーター用開
口部からの落下を防止するとともに、開口部への出入り
を容易にし、設置作業や保管が容易なエレベーター用開
口部の仮設ドアを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明のエレベータ開口
部の仮設ドアは、建築中の建物の壁に設けられたエレベ
ータ用の壁開口部からの落下を防止する仮設ドアであっ
て、上下方向に延びる2つの棒材、およびそれぞれの前
記細棒の上下端部に固定されて横方向に延びる棒材を有
し、中央で左右に2分割されるとともに前記壁開口部の
フロアー側に配置される枠組みと、前記上下方向の2つ
の棒材にそれぞれ丁番により開閉自在に取り付けられる
2つのドアと、前記壁開口部のエレベータシャフト側の
上下に配置され、前記枠組みを前記壁開口部のエレベー
タ側に着脱自在に係合する固定金具と、2つの前記ドア
の相対向する側に設けられて前記ドアを閉じた状態に保
つ係止金具とを有することを特徴とする。本発明のエレ
ベータ用開口部の仮設ドアは、それぞれの前記横方向の
棒材に車輪を設け、前記枠組みを上下反転させることに
より前記枠組みを前記ドアとともに移動自在としたこと
を特徴とする。本発明のエレベータ用開口部の仮設ドア
は、建築中の建物の壁に設けられたエレベータ用の壁開
口部からの落下を防止する仮設ドアであって、上下方向
に延びる2つの棒材、およびそれぞれの前記細棒の上下
端部に着脱自在に取り付けられて横方向に延びる上下の
棒材を有し、前記壁開口部のフロアー側に配置される組
立式の枠組みと、前記それぞれの上下方向に延びる2つ
の棒材に着脱自在に装着される2つのドアと、前記壁開
口部のエレベータシャフト側の上下に配置され、前記枠
組みを前記壁開口部のエレベータ側に着脱自在に係合す
る固定金具と、2つの前記ドアの相対向する側に設けら
れて前記ドアを閉じた状態に保つ係止金具とを有するこ
とを特徴とする。
【0005】
【作用】本発明のエレベーター用開口部の仮設ドアは、
エレベーター用開口部の周縁外側に枠組みの両側の上下
方向の縁部を当てて配置し、枠組みの上下位置に固定金
具を設けて開口部周縁部に枠組みの両側の縁部を固定し
て使用状態とする。枠組みには、その両側の上下方向の
縁部に設けられた丁番によりドアが開閉可能に設けられ
ているので、開口部から作業者や機材などが落下するこ
とがなく、ドアはその使用状態において係止金具により
閉じ状態に保たれており自然にドアが開くことはない。
この仮設ドアを収容する場合は、固定金具を外して開口
部の周縁から枠組みを取り外し、枠組みを分割して保管
する。さらに、枠組みの上側横方向の辺部の2ヶ所に車
輪を設けた場合は、保管時の移動を容易に行うことがで
きる。この場合、仮設ドアをエレベーター用開口部に設
置するときは、車輪の取り付け側を上にして設置する。
また、ドアの長方形状の枠に金網を張るようにすれば、
フロア内からエレベータシャフト内の様子を確認するこ
とができる。
【0006】
【実施例】本発明のエレベーター用開口部の仮設ドアの
第1実施例を図1〜図5により説明する。建物にエレベ
ーターを設置する場合、その建物の各フロアーの壁Wに
はエレベーター用の開口部Cが設けられ、その開口部C
をふさぐように仮設ドアが設けられている。エレベータ
ー用開口部の仮設ドアは、両側の上下方向に細棒1a,
1b、横方向に細棒1c,1dをそれぞれ長方形状に組
み合わせた枠組み1を有し、枠組み1の両側の上下方向
の細棒1a,1bの外縁の上下2ヶ所に設けられた丁番
6により、2つのドア3が取り付けられ、まん中から左
右に開閉できるようになっている。なお横方向の細棒1
c,1dはそれぞれ中央で切断され枠組み1を左右に2
分割できるようになっている。
【0007】2つのドア3は、枠組み1の半分の大きさ
の長方形状の枠組み3aと、枠組み3aの中側に格子状
に補強材3bを配置した構成で、表面に例えばエキスパ
ンドメタルなどの金網4が張られ、エレベーター用開口
部Cへの落下を防止する。そして、それぞれのドア3の
相対向する側に、2つのドアを閉じ状態に保つ結束金具
5a,結束受け具5bから成る係止金具5が設けられ
る。結束金具5aは一方のドア3の枠組み3aに一端を
軸5cにより回動可能に取り付けられ、他方のドア3の
枠組み3aの相対する位置に設けられた結束受け具5b
に結束金具5aを係合することで2つのドアを閉じ状態
に保つことができる。結束金具5aには突起5dが設け
られ突起5dを掴んで結束金具5aを回動させることが
できる。そして係合を外してドア3の内側に設けられた
取っ手3cを手前に引くことにより、ドア3を図2の一
点鎖線の状態に左右に開くことができ、作業者が開口部
Cへ出入りすることができる。このほか、係止金具とし
て、一方のドア3の枠組み3aの内側中央付近に前後方
向に貫通する孔を設け、細棒を通してその両端を折り曲
げ、枠組み3aの幅に合わせて断面コ字形に構成した金
具を用いることもできる。この断面コ字形の金具は前後
方向を軸にして回動させて、ドア3の枠組み3aの相対
向する位置を係止させる。
【0008】枠組み1の、上、下の横方向の細棒1c,
1dそれぞれの上面に図4に示す固定金具7の係止部7
eを引っかける係止孔2が左右対称に一定間隔で複数個
設けられている。固定金具7は、一端を係止孔2に差し
込むように下方に折り曲げて係止部7eとし、他端をネ
ジ切りした2本の丸棒7aと、枠組み1の横辺より少し
長めの係止棒7bから成り、係止棒7bには係止孔2に
対応する位置に穴7dが開けられ、対称位置の穴7dに
2本の丸棒7aのネジ切り側の端部が通され、ナット7
cがはめられる。なお、保管や設置時の移動を容易にす
るため、枠組み1の上方に位置する横辺側細棒1cのど
ちらか一方の端部と中央付近の2ヶ所に、自在軸9を介
して2つの車輪10を設けた車台11を軸12で回動可
能に設けることができる。ここで軸12は、細棒1cに
取り外し可能に設けることができる。また車台11を細
棒1cに平行位置および垂直位置で固定するように、軸
12にロック機構を設けることもできる。
【0009】上記構成の枠組み1と固定金具7により、
エレベーター用開口部Cに仮設ドアを設ける場合は、壁
開口部Cの左右の周縁部分に、枠組み1の両側の上下方
向の細棒1a,1bを密着させるように配置し、枠組み
1の上方の細棒1cに対称位置に複数設けられた係止孔
2のうち開口部Cの両周縁部に近い係止孔2に固定金具
7の2本の丸棒7aの係止部7eを差し込み、他端をエ
レベーターシャフト側に向けて配置する。そして、2本
の丸棒7aの他端のネジ切り部側を、係止棒7bに設け
られた穴7dの対応する個所に差し込んで、丸棒7aの
ネジ切り部分にナット7cをねじ込んで締め付けること
により、係止棒7bの両端が開口部Cの壁Wの両縁部に
押し付けられ、係止棒7bの両端部分と枠組み1の上下
方向の細棒1a,1b付近により壁Wの両縁部を挟んで
枠組み1を開口部Cに固定する。また枠組み1の下方細
棒1dに設けられた係止孔2にも上記固定金具7を同じ
ように設けて、枠組み1の上、下を固定することができ
る。
【0010】また、保管する場合は上下の固定金具7を
取り外し、ドア3の枠組み3aに設けられた係止金具5
の係合を外して枠組み1を2分割して収納することがで
きる。なお、枠組み1の両側の細棒1a,1bの外縁の
相対する位置に、ピンにより回動可能に設けられたフッ
ク13と、受け金具14が上下2ヶ所にそれぞれ設けら
れており、フック13と受け金具14を合わせるように
して2分割された枠組み1を並べ、フック13と受け金
具14をそれぞれ係合し、対辺側のドア3の取っ手3c
付近の金網4を針金などにより結束することにより保管
時の緩みを防止でき、その係合を外せば使用状態に広げ
ることが可能になる。さらに、車輪10を有する車台1
1を取り付けた場合は、枠組み1を2つ合わせに結合し
た状態のまま任意の方向に容易に移動させることができ
る。上記実施例では、枠組み1の横方向の細棒1c,1
dを中央より切断して枠組み1を2分割させたが、その
切断部分の開口部C側に丁番を設けて左右の横辺部分を
連結し、枠組み1を上下方向に折り畳み可能に構成する
ことも可能である。この場合、保管時にフック13と受
け金具14を係合するだけで保管中の緩みを防ぐことが
でき収納に手間がかからない。
【0011】また枠組み1を壁開口部Cに固定する固定
金具は、上記構成に限るものではなく、下側を固定する
固定金具として、図6(a)に示すように、固定金具2
0を伸縮可能な2重筒状に構成し、内筒22の外端を上
方に折り曲げて係止部22aとするとともに、外筒21
の外端を下方に折り曲げ、外筒の内端の上面にネジ穴2
1aを設け、ネジ穴21aにボルト21bをねじ込んで
外筒21と内筒22を固定するようにしてもよい。この
固定金具20を用いて枠組み1の下方を固定する場合
は、図6(b)に示すように、固定金具20の長さを壁
Wの厚さに調節し、固定金具20の内筒22の外端を枠
組み1の下方の細棒1dの下面の開口部Cの両周縁部に
近い位置の2ヶ所に敷くとともに、細棒1dとドア3の
間に内筒22の係止部22aを挟み込み、外筒21の外
端の折り曲げ部の内角を床Fのエレベーターシャフト側
の角に当て、折り曲げ部の内面が床Fの側面に密着する
ように固定金具20の長さを調節して、ボルト21bを
ねじ込んで固定する。この場合、固定金具を床Fの上に
設けるので、固定金具7を用いたときにのように開口部
Cへの出入りの障害になることがない。
【0012】そのほか、図7(a)に示すように、丸棒
を伸縮可能な2重筒状に構成して固定金具とすることも
でき、この固定金具23は、内筒25の外端に係止板2
5aを固着させるとともに、外筒24の外端を断面略L
字形に折り曲げて係止部24cとし、外筒24の内端に
ネジ穴24aを設け、ネジ穴24aにボルト24bをね
じ込んで外筒24と内筒25を固定している。この2重
筒状の固定金具23を用いて枠組み1を固定する場合
は、図7(b)に示すように、係止板25aを、枠組み
1の上方の細棒1cとドア3の隙間の開口部Cの両周縁
部の2ヶ所に挟み、外筒24をスライドさせて長さを調
節し、外筒24を回転させて外端の断面略L形に折り曲
げた部分の内角と壁Wのエレベーターシャフト側の角が
接するようにするとともに、係止部24cが壁Wのエレ
ベーターシャフト側の側面に接するようにし、ボルト2
4bをねじ込んで固定することにより枠組み1の上方が
開口部Cに固定される。下方の細棒1dにも上記のよう
に2重筒状の固定金具23を開口部Cの両周縁部の2ヶ
所に設けることにより、枠組み1を開口部Cに固定する
ことができる。なお、この2重筒状の固定金具23を用
いると枠組み1の上、下の細棒1c,1dに係止孔2を
設ける必要がなく、細棒1cまたは細棒1dのどの位置
にも取り付けることが可能であり、伸縮可能なので各種
の壁厚に対応することができる。
【0013】次に第2実施例のエレベーター用開口部の
仮設ドアを図8と図9により説明する。この実施例はエ
レベーター用開口部Cに設ける枠組みを組立式にし、分
割して保管できるようにしたものである。枠組み30
は、上下方向の2本の細棒31,32と、横方向の細棒
33と平板34とで四角形状に組み立てられる。一方の
上下方向の細棒31は、両端に係止孔31aを有し、両
端を開口させてある。また他方の上下方向の細棒32
も、両端に係止孔32aを有し、両端を開口させてあ
る。一方の横方向の細棒33は、前記係止孔31a,3
2aに対応するネジ孔33bを有し、前記細棒31,3
2の両端の開口部分に嵌合される突部33aを両端に有
する。平板34は、横方向の下方に係止孔31a,32
aに対応するネジ孔34bを有し、前記細棒31,32
の両端の開口部分に嵌合される突部34aを両端に有す
る。そして、横方向の上方の細棒33の突部33aを、
上下方向の細棒31,32の上端開口部に差し込むとと
もに、横方向の下方の平板34の突部34aに、上下方
向の細棒31,32の下端開口部を差し込んで、長方形
状に組み合わせ、細棒31,32の両端の係止孔31
a,32aにボルト38を差し込みネジ孔33b,34
bにはめて、それぞれの細棒31,32,33と平板3
4を固定して枠組み30が構成される。なお、横方向の
下方の平板34に変えて細棒を用いることもできる。
【0014】枠組み30のフロア側に取り付けられるド
ア37は、枠組み30の半分の大きさの長方形状の枠組
み37aと、枠組み37aの中側に格子状に補強材37
bを配置した構成で、表面に例えばエキスパンドメタル
などの金網40が張られ、エレベーター用開口部Cへの
落下を防止する。ドア37の上下方向の外辺の上下2ヶ
所に軸39aが設けられており、枠組み30の両側の上
下方向の細棒31,32の外縁の前記軸39aに対応す
る位置に筒状の軸受金具39bが設けられている。そし
て、筒状の軸受金具39bに、軸39aの下端のピン3
9cを差すことにより丁番39を構成して枠組み30に
ドア37が取り外しかつ回動可能に設けられる。なお、
ドア37の係止金具46は実施例1と同様のものを使用
することができる。
【0015】図9(a)に示すように、枠組み30の、
横方向の上方の細棒33の下面の対称位置の2ヶ所に、
上方の固定金具35のボルト35bを通す係止管33c
が設けられている。固定金具35は、枠組み30の横辺
より少し長めの角棒35aの係止管33cに対応する位
置に孔35cが開けられ、係止管33cを通されたボル
ト35bのネジ切り側端を孔35cに通して、ボルト3
5bの先端にナット35dをねじ込んだ構成である。ナ
ット35dには、ねじ込みやすいように側面に突起が設
けられている。また、図9(b)に示すように、横方向
の下方の平板34の上面の中央付近に、下方の固定金具
36のボルト41を係止する受け金具34cが固着され
ている。受け金具34cは筒状で、内面がネジ切りされ
ており、ボルト41の先端をねじ込めるようになってい
る。固定金具36は、エレベーター用開口部の横辺より
短く、断面L字形に折り曲げられた係止板36aと、係
止板36aの上面のほぼ中央に設けられたボルト41を
通す係止管36bにより構成されており、係止管36b
に通すボルト41は、ネジ切り側の反対の端部に段部4
1bを有し、ワッシャ42を介して係止管36bの端部
に当たってねじ込みを規制するようになっており、エレ
ベーターシャフト側の先端に、ねじ込みを容易にする細
棒41aが設けられている。
【0016】上記構成の枠組み30と上、下の固定金具
35,36により、エレベーター用開口部Cに仮設ドア
を設ける場合は、壁開口部Cの左右の周縁部分に、枠組
み30の両側の上下方向の細棒31,32を密着させる
ように配置し、枠組み30の横方向の上方の細棒33の
下面の2ヶ所に設けられた係止管33cに、固定金具3
5の2本のボルト35cをフロア側から通し先端のネジ
切り部をエレベーターシャフト側へ向けて配置する。そ
して、角棒35aの孔35cにボルト35bのネジ切り
部を通し、ボルト35bのネジ切り部にナット35dを
ねじ込んで締め付けることにより、角棒35aの両端が
開口部Cの壁Wの両縁部に押し付けられ、角棒35aの
両端部分と枠組み30の上下方向の細棒31,32付近
により壁Wの両縁部を挟んで枠組み30を開口部Cに固
定する。また、枠組み30の下方の固定は、固定金具3
6の断面L字形の係止板36aの内角を、フロアFの角
に当て、係止板36aの内面をフロアFの上面と側面に
密着させる。そして、エレベーターシャフト側からボル
ト41を係止管36bに通し、枠組み30の横方向の下
方の平板34に設けられた受け金具34cにボルト41
のネジ切り部分をねじ込んで締め付けることにより、枠
組み30の下方を固定する。この実施例では、横方向下
方の平板34が薄いので出入りの邪魔になることがな
い。
【0017】この仮設ドアを保管する場合は上下の固定
金具35,36を取り外し、ドア37を上方に持ち上げ
て、ドア37に設けられた軸39aを枠組み30に設け
られた軸受金具39bから抜き、2つのドア37を取り
外す。そして、枠組み30の両側の細棒31,32と上
下の細棒33,平板34を固定しているボルト38を外
すことにより枠組み30が分解でき、各部品毎にまとめ
て保管することができる。この第2実施例においても前
記第1実施例と同様に、枠組み30の横方向の細棒33
の上面の2ヶ所に、車輪を設けた車台を取り外し可能に
設けることもでき、枠組み30を組み立てた状態での移
動を容易にすることができる。
【0018】なお、この実施例において用いた固定金具
は、前記第1実施例に用いることもできる。また固定金
具は上記構成に限ることはなく、図10(a)に示すよ
うに、細棒33の下面に設けた係止管33cの内面をネ
ジ切りし、固定金具35のボルト35bに変えて、固定
金具36を係止したボルト41を使用し、ボルト41の
ネジ切り側を角棒35aの孔35cにエレベーターシャ
フト側から通して、係止管33にねじ込むようにして締
め付けるようにしてもよい。また図10(b)に示すよ
うに、角棒35aの孔35cを横長に設けるようにして
もよい。そのほか、図11に示すように、細棒33の下
面に設けた係止管33cに変えて、2枚のL形金具44
を少し幅を開けた状態に並べて、細棒33のエレベータ
ーシャフト側の側面に、L形の低部の先端をフロアに向
けて配置して固着させ、T字形の細棒の端部をネジ切り
したボルト45を固定金具35のボルト35bに変えて
使用することもできる。この場合、ボルト45のネジ切
り部を2枚のL形金具44の間を通して、固定金具35
の角棒35aの孔35cに通しネジ切り部の先端からナ
ット35dをねじ込んで締め付けることにより、ボルト
45のT字形の横棒部分が、L形金具に係止され、枠組
み30の上方が固定される。
【0019】
【発明の効果】本発明のエレベーター用開口部の仮設ド
アを開口部に設けることにより、エレベーターの設置作
業時に必要な出入口としての機能を果たしながら開口部
の安全を確保することができ、ドアを長方形状の枠組み
に金網を張った構成にした場合はフロア内からエレベー
ターシャフト内を確認することができる。また、枠組み
はその両側の上下方向の辺部と固定金具によって壁開口
部の周縁部を挟んで固定するだけなので、いろいろなサ
イズの開口部分に容易に取り付けることができ、また枠
組みは分割可能に設けられているので保管場所のスペー
スをとることがない。さらに、枠組みの横方向の一辺の
端部と中央付近の2ヶ所に車輪を設けた場合は、仮設ド
アの移動が容易にでき、設置や撤去作業をスムーズに行
うことができる。またドアに金網を張るようにすれば、
フロア内からエレベータシャフト内の様子を確認するこ
とができ、作業の安全を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のエレベーター用開口部の仮設ドアの第
1実施例を示す正面図(a)、と側面図(b)である。
【図2】本発明のエレベーター用開口部の仮設ドアの実
施例を示す平面図である。
【図3】係止金具付近の拡大正面図である
【図4】固定金具の斜視図である。
【図5】保管時を表す側面図である。
【図6】固定金具の実施例を示す斜視図(a)と、取り
付け部分の側面図(b)である。
【図7】固定金具の実施例を示す斜視図(a)と、取り
付け部分の平面図(b)である。
【図8】本発明のエレベーター用開口部の仮設ドアの第
2実施例の分解説明図である。
【図9】上方の固定金具付近の側面図(a)と、下方の
固定金具付近の側面図(b)である。
【図10】固定金具の実施例を示す側面図(a)と、A
−A方向の矢視図(b)である。
【図11】固定金具の実施例を示す側面図(a)と、B
−B方向の矢視図(b)である。
【図12】従来例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 枠組み 3 ドア 4 金網 5 係止金具 7 固定金具 30 枠組み 37 ドア 40 金網
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04G 21/32 B66B 13/30

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建築中の建物の壁に設けられたエレベー
    タ用の壁開口部からの落下を防止する仮設ドアであっ
    て、 上下方向に延びる2つの棒材、およびそれぞれの前記細
    棒の上下端部に固定されて横方向に延びる棒材を有し、
    中央で左右に2分割されるとともに前記壁開口部のフロ
    アー側に配置される枠組みと、 前記上下方向の2つの棒材にそれぞれ丁番により開閉自
    在に取り付けられる2つのドアと、 前記壁開口部のエレベータシャフト側の上下に係合し、
    前記枠組みを前記壁開口部のフロアー側に着脱自在に締
    結する固定金具と、 2つの前記ドアの相対向する側に設けられて前記ドアを
    閉じた状態に保つ係止金具とを有することを特徴とする
    エレベータ用開口部の仮設ドア。
  2. 【請求項2】 それぞれの前記横方向の棒材に車輪を設
    け、前記枠組みを上下反転させることにより前記枠組み
    を前記ドアとともに移動自在としたことを特徴とする請
    求項1に記載のエレベータ用開口部の仮設ドア。
  3. 【請求項3】 建築中の建物の壁に設けられたエレベー
    タ用の壁開口部からの落下を防止する仮設ドアであっ
    て、 上下方向に延びる2つの棒材、およびそれぞれの前記細
    棒の上下端部に着脱自在に取り付けられて横方向に延び
    る上下の棒材を有し、前記壁開口部のフロアー側に配置
    される組立式の枠組みと、 前記それぞれの上下方向に延びる2つの棒材に着脱自在
    に装着される2つのドアと、 前記壁開口部のエレベータシャフト側の上下に配置さ
    れ、前記枠組みを前記壁開口部のエレベータ側に着脱自
    在に係合する固定金具と、 2つの前記ドアの相対向する側に設けられて前記ドアを
    閉じた状態に保つ係止金具とを有することを特徴とする
    エレベータ用開口部の仮設ドア。
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