JP3033092U - 木質基材の傷防止処理をした造作材 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 造作材及びドア、家具の表面打痕傷及び擦り
傷を目立たなくするため合成樹脂を介入し木質基材の傷
つきやすい欠点を少なくする。 【構成】 木質基材と表面化粧の間に合成樹脂層を介入
させる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

この考案で用いる木質の基材としては合板、繊維合板、パーティクルボードも しくは集成材をあげることが出来る。 住宅部材、家具を製造する木質基材は軟質部の欠点を有している木質基材より も強度の有る合成樹脂層、硬質塩ビシートもしくはメラミン樹脂層もしくはダッ プ樹脂層を積層したもので製造する事により従来の製法より傷が付きにくい造作 材に関する考案。

【従来の技術】

【０００２】 従来の造作材は、木質基材として合板、繊維合板、パーティクルボードもしく は集成材に突き板及び紙、半硬質塩ビに木目、抽象柄を印刷した化粧シートを貼 り合わせたもので作られていた、しかしながらこのような造作材は打ち傷擦り傷 が目立ち易い問題点を有する。

【考案が解決しようとする課題】

【０００３】 木質基材、軟質部の打痕傷、擦り傷がつきにくい方法をみいだした。

【課題を解決するための手段】

【０００４】 表面化粧シートと木質基材の間に、請求項１．２及び３の合成樹脂層を貼り合 わせて表面硬度を堅くすると表面硬度が強くなり傷が付きにくくなった。

【実施例】

実施例を用いて本考案を具体的に説明するが、本考案はこれによって限定され るものではない。

【０００５】 Ｖカット加工製法でドア枠、ドア表面、ドアの角、クロゼット表面、クロゼッ ト角、家具表面、家具角、カウンター表面、カウンター角の打痕傷、擦り傷が目 立たなくなった。

【０００６】 ラッピング加工製法でドア枠、ドア表面、ドアの角、クロゼット表面、クロゼ ット角、家具表面、家具角、カウンター表面、カウンター角の打痕傷、擦り傷が 目立たなくなった。

【０００７】 フラッシュ加工製法でドア表面、クロゼット表面、家具表面、カウンターの打 痕傷、擦り傷が目立たなくなった。

【考案の効果】

ドア枠の角の打痕傷、擦り傷が少なくなり住宅施工、工事後の補修のメンテナ ンスが少なくなった。

【０００８】 扉表面の打痕傷、擦り傷が目立たなくなった。

【０００９】 家具表面の打痕傷、擦り傷が目立たなくなった。

【００１０】 カウンター表面の打痕傷、擦り傷が目立たなくなった。

【図面の簡単な説明】

【図１】 室内ドア枠断面図

【図２】 構成図

【符号の説明】 木質基材 合成樹脂層 表面化粧シート

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 木質基材の片面に合成樹脂層をもうけた
   化粧シートの造作材
2. 【請求項２】 合成樹脂層が硬質塩ビシートの積層で請
   求項１記載の造作材
3. 【請求項３】 合成樹脂層がメラミン樹脂層もしくは、
   ダップ樹脂層である請求項１記載の造作材。