JPS6217208Y2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6217208Y2
JPS6217208Y2 JP7289885U JP7289885U JPS6217208Y2 JP S6217208 Y2 JPS6217208 Y2 JP S6217208Y2 JP 7289885 U JP7289885 U JP 7289885U JP 7289885 U JP7289885 U JP 7289885U JP S6217208 Y2 JPS6217208 Y2 JP S6217208Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
decorative board
convex surface
decorative
press die
convex
Prior art date
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JP7289885U
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JPS61188802U (ja
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Landscapes

  • Finished Plywoods (AREA)
  • Veneer Processing And Manufacture Of Plywood (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 《考案の分野》 この考案は家具,調度品等の素材である化粧板
の加工に用いるプレス型に関する。
《従来技術とその問題点》 周知のように、我々の身の回りの家具,調度品
の中には、その装飾性、とりわけ落ち着いた感じ
を与えるために表面を木質調に加工されたものが
多い。
その典型的なものが仏壇である。仏壇の概略構
成は、底板,天井板,側方板,背板を箱状に組立
て、かつ前方を開口し、この前方開口部に観音開
きとなるように左右扉板を各々の側方板縁部に蝶
着して構成されている。そしてこれらの素材とな
る化粧板は、通常ベニア合板を積層し、それらの
上下面に装飾材としての突板(木材をスライスし
たもの)を貼着し、更に表面に漆塗り等の塗装を
行なつている。更に前方扉板,側方板等は平板の
ままだと高級感が出せず、極めて装飾性の劣つた
ものになるところから、通常はこれら化粧板の表
面の一部に凸面を設け高級感を出すようにしてい
る。
これら化粧板の製作に当たつては、突板を化粧
板の表裏面に真空貼着することにより形成される
が、この真空ラミネート方法では凸面周縁部の形
状が明確に出ず、極めて見栄えの悪いものとなつ
ており、そのため実際は、この凸面周縁に沿つて
アイロン等を押し当てて、凸面が明確に浮かび上
がるようにしているのが現状である。
従つて、この仕上げ工程はもつぱら手作業によ
つているため、作業能率が悪く、大量生産の大き
な障害となつていた。
更に、この凸面のコーナ部は適度の丸みを持た
せて形成されているため、コーナ部の仕上げに手
間取り、生産能率を更に低下させていた。
《考案の目的》 この考案は、上述の事情に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、化粧板の凸面周縁
の仕上げ作業を簡単かつ精度よく行なうための化
粧板用プレス型を提供することにある。
《考案の構成》 上記目的を達成するために、この考案は、方形
状でかつコーナ部に丸みを持たせた凸面を表面に
形成した化粧板の上記凸面周縁を押圧するプレス
型であつて、 上記プレス型は、上下動可能な上側テーブル下
面に取付けられるとともに、化粧板に形成された
凸面の隣接する2側縁に沿うべく略L字状に形成
され、かつコーナ部が硬質ゴムで構成されている
ことを特徴とする。
《実施例の説明》 以下、この考案の一実施例につき添付図面を参
照しながら詳細に説明する。
第1図は本考案によるプレス型により化粧板の
プレス工程を説明する全体斜視図、第2図は同プ
レス型の斜視図、第3図はプレス型を用いて仕上
げ加工を行なつた化粧板を示す斜視図である。
図面において、符号1は化粧板を示し、この化
粧板1は、ベースとなる合板2の表裏面に突板3
が貼着されており、更に化粧板1の表面中央部に
凸面4が形成され、この凸面4の周縁部4aは、
真空ラミネート貼着加工では、その境界線が不明
瞭であり、商品価値のはなはだ低いものである。
次いで、符号5は上記化粧板1を位置決め載置
する固定テーブルを示し、この固定テーブル5に
対して、上側テーブル6が上下動可能に構成さ
れ、かつ上側テーブル6の下面には、略L字状を
なすプレス型7がボルト8により固定されてお
り、上記化粧板1の凸面4の隣接する側縁に沿つ
てこのプレス型7により押圧し、化粧板1の凸面
4の周縁4aの境界線を明瞭に現出させるように
する。
なお、上記化粧板1を固定テーブル5上に正確
に位置決めするために、固定テーブル5の後方並
びに側方にはそれぞれストツパ5a,5bが設け
られており、このストツパ5a,5bに化粧板1
を当接させるようにして化粧板1を位置決めす
る。
更に上記プレス型7は、第2図で示すように、
L字状をなしており、かつ、化粧板1の凸面4と
当接する部位は周縁4aの形状に沿うように湾曲
状の切欠部7aが設けられているとともに、その
コーナ部7bには硬質ネオプレンゴム,硬質イソ
プレンゴム等の硬質ゴム9を接着剤等により固定
するようにしている。従つてこの硬質ゴム9によ
り、化粧板1の凸面周縁4aのコーナ部形状に多
少のバラツキがあつても、硬質ゴム9の弾性作用
で上記凸面周縁4aのコーナ部形状に適切に対応
できる構成である。
従つて、第1図中に示す化粧板1(仕上げ加工
が施されていないもので、凸面4周縁4aが不明
瞭なままである)を固定テーブル5上面に設けた
ストツパ5a,5bに化粧板1の隣接側縁が突き
当たるまで押し入れて化粧板1を固定テーブル5
上に位置決め載置する。次いで図示しない駆動手
段により上側テーブル6を下降させ、化粧板1の
凸面周縁4aの隣接側縁に沿つてプレス型7を押
圧すれば、第3図に示すように化粧板1の凸面4
周縁4aは明瞭なラインが形成され、極めて見栄
えのよい製品を提供できる。
《考案の構成》 以上説明してきたように、本考案によるプレス
型によれば、化粧板を固定テーブル上に位置決め
するだけでよく、化粧板の凸面周縁の仕上げ作業
をアイロン掛け等の手作業によつていた従来方法
に比べ、著しく作業性を向上させることができる
ものであり、特に、化粧板の凸面コーナ部の仕上
げは、特に熟練を要するものであつたが、本考案
によるプレス型を使用すれば、この凸面コーナ部
の仕上げも容易にでき、作業の煩わしさを解決す
るとともに、略L字状のプレス型のコーナ部に、
硬質ゴムを取付けたものであるから、化粧板の凸
面コーナ部形状に多少のバラツキがあつても容易
に適用でき、実用価値の高いものである。
このように本考案によるプレス型は、作業能率
を高め、加えて製作精度を大幅に向上させ、よつ
て均一な品質の製品を量産でき、更に硬質ゴムを
プレス型のコーナ部に用いることにより、多様な
製品に適用できるなど種々の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るプレス型の仕上げ工程を
説明する全体斜視図、第2図は同プレス型の斜視
図、第3図は同プレス型により仕上げ加工された
化粧板を示す一部破断斜視図である。 1……化粧板、2……合板、3……突板、4…
…凸面、4a……周縁、5……固定テーブル、6
……上側テーブル、7……プレス型、9……硬質
ゴム。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 方形状でかつコーナ部に丸みを持たせた凸面を
    表面に形成した化粧板の上記凸面周縁を押圧する
    プレス型であつて、 上記プレス型は、上下動可能な上側テーブル下
    面に取付けられるとともに、化粧板に形成された
    凸面の隣接する2側縁に沿うべく略L字状に形成
    され、かつコーナ部が硬質ゴムで構成されている
    ことを特徴とする化粧板用プレス型。
JP7289885U 1985-05-16 1985-05-16 Expired JPS6217208Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7289885U JPS6217208Y2 (ja) 1985-05-16 1985-05-16

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7289885U JPS6217208Y2 (ja) 1985-05-16 1985-05-16

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61188802U JPS61188802U (ja) 1986-11-25
JPS6217208Y2 true JPS6217208Y2 (ja) 1987-05-01

Family

ID=30611749

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JP7289885U Expired JPS6217208Y2 (ja) 1985-05-16 1985-05-16

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JPS61188802U (ja) 1986-11-25

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