JP3032867B2 - トレーラ装置 - Google Patents
トレーラ装置Info
- Publication number
- JP3032867B2 JP3032867B2 JP1037220A JP3722089A JP3032867B2 JP 3032867 B2 JP3032867 B2 JP 3032867B2 JP 1037220 A JP1037220 A JP 1037220A JP 3722089 A JP3722089 A JP 3722089A JP 3032867 B2 JP3032867 B2 JP 3032867B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pipe
- mounting table
- braking
- connecting rod
- interlocking
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Agricultural Machines (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は農作業機や収穫物、その他の重量物等の運搬
に用いられるトレーラ装置に関するものである。
に用いられるトレーラ装置に関するものである。
[従来の技術] 従来この種のトレーラ装置として実公昭43−24001号
公報や実公昭47−19617号公報、実公昭62−16360号公報
等のものが知られている。
公報や実公昭47−19617号公報、実公昭62−16360号公報
等のものが知られている。
この従来構造は、走行機体としてのトラクタに車台枠
を連結し、車台枠に載置台を後方下向きに傾動自在に設
けて構成されている。
を連結し、車台枠に載置台を後方下向きに傾動自在に設
けて構成されている。
[発明が解決しようとする課題] しかしながらこれら従来構造の場合、大型の農作業機
や多量の収穫物、その他の重量物の搬入、搬出が厄介で
あって作業能率が低下しており、またこの場合たとえば
下り坂前進走行の際走行機体を急制動すると重量物の慣
性作用も相俟って車台枠はそのまま前進し、この結果走
行機体を後方から押動することになり、これにより走行
機体の横転事故が生ずるおそれがあるという不都合を有
している。
や多量の収穫物、その他の重量物の搬入、搬出が厄介で
あって作業能率が低下しており、またこの場合たとえば
下り坂前進走行の際走行機体を急制動すると重量物の慣
性作用も相俟って車台枠はそのまま前進し、この結果走
行機体を後方から押動することになり、これにより走行
機体の横転事故が生ずるおそれがあるという不都合を有
している。
[課題を解決するための手段] 本発明はこれらの不都合を解決することを目的とする
もので、その要旨は、走行機体に車台枠を連結し、該車
台枠に載置台を進行方向前後に移動自在に配設し、該載
置台を移動させる移動機構を配設し、該載置台をその後
方移動に伴って後方下向きに傾動させる傾動機構を配設
し、かつ前記走行機体の制動に伴って前記車台枠を制動
させる制動機構を配設してなり、上記制動機構は、上記
連結杆に支持パイプを配設し、該支持パイプにスライド
パイプを摺動自在に嵌挿し、連結杆とスライドパイプと
の間に復帰用バネを配設し、該スライドパイプに走行機
体に連結される連結部材を固定し、連結杆にガイドパイ
プを固定し、該ガイドパイプに連動パイプを摺動自在に
嵌挿し、前記スライドパイプに押当板を突設し、該ガイ
ドパイプと連動パイプとの間に連動パイプを押当板に弾
圧させる戻動用バネを架設し、該連動パイプに保持枠を
配設し、該保持枠に支点軸を横設し、該支点軸にピンで
折曲可能な係合部材を固定し、該支点軸に解除アームを
固定し、該解除アームに解除レバーに連結されるワイヤ
ーを連結し、該連結杆に作動リンクを枢着し、作動リン
クに受圧ロッドを前記係合部材に当接可能に取付け、該
車台枠の車輪にブレーキを配設し、作動リンクとブレー
キのレバーとの間にワイヤを掛架して構成したことを特
徴とするトレーラ装置にある。
もので、その要旨は、走行機体に車台枠を連結し、該車
台枠に載置台を進行方向前後に移動自在に配設し、該載
置台を移動させる移動機構を配設し、該載置台をその後
方移動に伴って後方下向きに傾動させる傾動機構を配設
し、かつ前記走行機体の制動に伴って前記車台枠を制動
させる制動機構を配設してなり、上記制動機構は、上記
連結杆に支持パイプを配設し、該支持パイプにスライド
パイプを摺動自在に嵌挿し、連結杆とスライドパイプと
の間に復帰用バネを配設し、該スライドパイプに走行機
体に連結される連結部材を固定し、連結杆にガイドパイ
プを固定し、該ガイドパイプに連動パイプを摺動自在に
嵌挿し、前記スライドパイプに押当板を突設し、該ガイ
ドパイプと連動パイプとの間に連動パイプを押当板に弾
圧させる戻動用バネを架設し、該連動パイプに保持枠を
配設し、該保持枠に支点軸を横設し、該支点軸にピンで
折曲可能な係合部材を固定し、該支点軸に解除アームを
固定し、該解除アームに解除レバーに連結されるワイヤ
ーを連結し、該連結杆に作動リンクを枢着し、作動リン
クに受圧ロッドを前記係合部材に当接可能に取付け、該
車台枠の車輪にブレーキを配設し、作動リンクとブレー
キのレバーとの間にワイヤを掛架して構成したことを特
徴とするトレーラ装置にある。
[作用] 走行機体により車台枠は牽引走行され、車台枠の載置
台を移動機構により進行方向後方に移動させると載置台
は傾動機構により後方下向きに傾動する。
台を移動機構により進行方向後方に移動させると載置台
は傾動機構により後方下向きに傾動する。
また走行機体を制動すると制動機構により車台枠は制
動される。
動される。
[実施例] 第1図乃至第6図は本発明の実施例を示し、1は走行
機体、この場合トラクタである。
機体、この場合トラクタである。
2は車台枠であって、角パイプ材により枠組み溶接形
成されており、車台枠2の底面中央部に角パイプ状の連
結杆3を取付け、車台枠2の後方左右両側に軸受4によ
り車輪5を配設している。
成されており、車台枠2の底面中央部に角パイプ状の連
結杆3を取付け、車台枠2の後方左右両側に軸受4によ
り車輪5を配設している。
6は載置台であって、この場合水平台部7と傾斜台部
8とを枢着軸9により連結し、底板10・11、補助板12・
13・14・15及び後板16により形成したものであり、この
補助板12・13・14・15はパイプ17、軸18により着脱自在
になっており、かつ後板16はピン19により後方倒伏自在
となっている。
8とを枢着軸9により連結し、底板10・11、補助板12・
13・14・15及び後板16により形成したものであり、この
補助板12・13・14・15はパイプ17、軸18により着脱自在
になっており、かつ後板16はピン19により後方倒伏自在
となっている。
20は移動機構であって、この場合前記車台枠2の連結
杆3上に走行機体1の動力により駆動される油圧ポンプ
21を配設し、油圧ポンプ21に操作弁22を備え、車台枠2
に前記油圧ポンプ21から圧油を受ける移動用シリンダ23
の基部をピン24により枢着し、そのシリンダロッド29を
水平台部7にピン25により枢着して構成したものであ
る。
杆3上に走行機体1の動力により駆動される油圧ポンプ
21を配設し、油圧ポンプ21に操作弁22を備え、車台枠2
に前記油圧ポンプ21から圧油を受ける移動用シリンダ23
の基部をピン24により枢着し、そのシリンダロッド29を
水平台部7にピン25により枢着して構成したものであ
る。
26は傾動機構であって、車台枠2の上面左右両側にコ
状の案内枠27を取付け、水平台部7の下面左右両側にブ
ラケット28を取付け、ブラケット28に案内枠27に係合転
動可能な案内ローラ30を取付け、車台枠2の後部に延長
して傾斜枠31を形成し、傾斜台部8に車台枠2上面及び
傾斜枠31上面を転動可能な転動ローラ32を取付け、傾斜
台部8の後部左右両側部に円柱状の接地ローラ33を配設
して構成している。
状の案内枠27を取付け、水平台部7の下面左右両側にブ
ラケット28を取付け、ブラケット28に案内枠27に係合転
動可能な案内ローラ30を取付け、車台枠2の後部に延長
して傾斜枠31を形成し、傾斜台部8に車台枠2上面及び
傾斜枠31上面を転動可能な転動ローラ32を取付け、傾斜
台部8の後部左右両側部に円柱状の接地ローラ33を配設
して構成している。
34は制動機構であって、この場合前記連結杆3の前端
部に支持パイプ35を延長配設し、支持パイプ35にスライ
ドパイプ36を摺動自在に嵌挿し、支持パイプ35の前端部
にストッパリング37を固定し、スライドパイプ36の前端
部をストッパリング37に弾圧させる復帰用バネ38を連結
杆3とスライドパイプ36の後端面との間に配設し、スラ
イドパイプ36の前端部に走行機体1後部のヒッチ部39に
一本の取付ピン40により連結される連結部材41を固定
し、連結杆3にガイドパイプ42を固定し、ガイドパイプ
42に角パイプ状の連動パイプ43を摺動自在に嵌挿し、前
記スライドパイプ36に押当板44を突設し、連動パイプ43
の前端部を押当板44に弾圧させる戻動用バネ45をガイド
パイプ42と連動パイプ43との間に架設し、連動パイプ43
の後部にコ状の保持枠46を取付け、保持枠46に支点軸47
を横設し、支点軸47にピン48で折曲可能な係合部材49を
固定し、支点軸47に解除アーム50を固定し、解除アーム
50に図外の解除レバーに連結されるワイヤー51を連結
し、連結杆3に作動リンク52の中程をピン53により枢着
し、作動リンク52の上端部に受圧ロッド54を前記係合部
材49に当接可能に取付け、前記車台枠2に中間軸55を軸
受し、中間軸55に中間リンク56を固定し、作動リンク52
の下端部と中間リンク56との間にワイヤ57を掛架し、中
間軸55の左右両側に引動リンク58を固定し、前記車輪5
にそれぞれブレーキ59を配設し、ブレーキ59のレバー60
と引動リンク58との間に引動ワイヤ61を掛架して構成し
ている。
部に支持パイプ35を延長配設し、支持パイプ35にスライ
ドパイプ36を摺動自在に嵌挿し、支持パイプ35の前端部
にストッパリング37を固定し、スライドパイプ36の前端
部をストッパリング37に弾圧させる復帰用バネ38を連結
杆3とスライドパイプ36の後端面との間に配設し、スラ
イドパイプ36の前端部に走行機体1後部のヒッチ部39に
一本の取付ピン40により連結される連結部材41を固定
し、連結杆3にガイドパイプ42を固定し、ガイドパイプ
42に角パイプ状の連動パイプ43を摺動自在に嵌挿し、前
記スライドパイプ36に押当板44を突設し、連動パイプ43
の前端部を押当板44に弾圧させる戻動用バネ45をガイド
パイプ42と連動パイプ43との間に架設し、連動パイプ43
の後部にコ状の保持枠46を取付け、保持枠46に支点軸47
を横設し、支点軸47にピン48で折曲可能な係合部材49を
固定し、支点軸47に解除アーム50を固定し、解除アーム
50に図外の解除レバーに連結されるワイヤー51を連結
し、連結杆3に作動リンク52の中程をピン53により枢着
し、作動リンク52の上端部に受圧ロッド54を前記係合部
材49に当接可能に取付け、前記車台枠2に中間軸55を軸
受し、中間軸55に中間リンク56を固定し、作動リンク52
の下端部と中間リンク56との間にワイヤ57を掛架し、中
間軸55の左右両側に引動リンク58を固定し、前記車輪5
にそれぞれブレーキ59を配設し、ブレーキ59のレバー60
と引動リンク58との間に引動ワイヤ61を掛架して構成し
ている。
尚、図示省略しているが車台枠2と載置枠6との間に
は載置台6の不測の移動を防止するためのロック機構62
が設けられており、また車台枠2には載置台6の後方移
動時における安定性を高めるために接地脚機構63が配設
されている。
は載置台6の不測の移動を防止するためのロック機構62
が設けられており、また車台枠2には載置台6の後方移
動時における安定性を高めるために接地脚機構63が配設
されている。
64はサイドブレーキであって、駐車時において用いる
ものである。
ものである。
この実施例は上記構成であるから、走行機体1の走行
により車台枠2は牽引され、第1図の如く載置台6上の
運搬物Wを運搬でき、載置台6上に運搬物Wを搬入する
際、移動機構20の油圧ポンプ21の操作弁22を操作すると
移動用シリンダ23により載置台6は後方に移動され、水
平台部7は傾動機構26の案内ローラ30と案内枠27との係
合転動作用により後方移動し、傾斜台部8は傾動機構26
の転動ローラ32と車台枠2上面との転動作用により後方
移動し、載置台6の後方移動により水平台部7は水平状
態を保持しつつ移動し、傾斜枠31が次第に後方下向きに
傾斜しているので載置台6後部の傾斜台部8は徐々に前
記枢着軸9を中心として後方下向きに移動し、後退限に
おいて前記接地ローラ33が接地するとともに前記後板16
を倒伏させるとその後縁が接地し、第3図の状態とな
り、この状態で運搬物Wの載置台6上に搬入する。
により車台枠2は牽引され、第1図の如く載置台6上の
運搬物Wを運搬でき、載置台6上に運搬物Wを搬入する
際、移動機構20の油圧ポンプ21の操作弁22を操作すると
移動用シリンダ23により載置台6は後方に移動され、水
平台部7は傾動機構26の案内ローラ30と案内枠27との係
合転動作用により後方移動し、傾斜台部8は傾動機構26
の転動ローラ32と車台枠2上面との転動作用により後方
移動し、載置台6の後方移動により水平台部7は水平状
態を保持しつつ移動し、傾斜枠31が次第に後方下向きに
傾斜しているので載置台6後部の傾斜台部8は徐々に前
記枢着軸9を中心として後方下向きに移動し、後退限に
おいて前記接地ローラ33が接地するとともに前記後板16
を倒伏させるとその後縁が接地し、第3図の状態とな
り、この状態で運搬物Wの載置台6上に搬入する。
この搬入が完了したら移動機構20により載置台6を前
方に移動させると傾斜台部8は水平状態となり、運搬物
Wを載置台6上に水平状態で載置できる。
方に移動させると傾斜台部8は水平状態となり、運搬物
Wを載置台6上に水平状態で載置できる。
しかして、移動機構20により載置台6を後方移動する
と傾動機構26により水平台部7に対して傾斜台部8は後
方下向に傾動し、前方移動すると傾斜台部8を水平状態
に保持でき、大型の農作業機や多量の収穫物の搬入、搬
出が容易となり、かつ安定良く搬入、搬出作業ができ
る。
と傾動機構26により水平台部7に対して傾斜台部8は後
方下向に傾動し、前方移動すると傾斜台部8を水平状態
に保持でき、大型の農作業機や多量の収穫物の搬入、搬
出が容易となり、かつ安定良く搬入、搬出作業ができ
る。
また、たとえば下り坂前進走行時に走行機体1を制動
すると、制動機構34の復帰用バネ38に抗して連結杆3は
そのまま前進動作し、スライドパイプ36と連結杆3との
間隔が縮み、このため押当板44により連動パイプ43は戻
動用バネ45に抗して後方に押動されることになり、第4
図の如く係合部材49の折曲部分に受圧ロッド54は当接し
ているため作動リンク52は第4図の想像線の如くピン53
を中心として揺動し、作動リンク52の揺動により中間軸
55を介してブレーキ59のレバー60は引動され、この結果
走行機体1の制動に伴って車台枠2は制動されることに
なる。
すると、制動機構34の復帰用バネ38に抗して連結杆3は
そのまま前進動作し、スライドパイプ36と連結杆3との
間隔が縮み、このため押当板44により連動パイプ43は戻
動用バネ45に抗して後方に押動されることになり、第4
図の如く係合部材49の折曲部分に受圧ロッド54は当接し
ているため作動リンク52は第4図の想像線の如くピン53
を中心として揺動し、作動リンク52の揺動により中間軸
55を介してブレーキ59のレバー60は引動され、この結果
走行機体1の制動に伴って車台枠2は制動されることに
なる。
また図外の解除レバによりワイヤー51を介して解除ア
ーム50を第6図の如く揺動して係合部材49を折曲状態か
ら平坦状態にすると、たとえば急な下り坂を後退する際
車台枠2が走行機体1に抗して相対的に前方に移動する
ことになっても、受圧ロッド54の先端部は係合部材49の
上面を単に滑動することになり、作動リンク52は揺動せ
ず、車台枠2の制動作用は生じないことになり、後退走
行が円滑になされ、したがって、制動機構34による制動
作用を解除することができる。
ーム50を第6図の如く揺動して係合部材49を折曲状態か
ら平坦状態にすると、たとえば急な下り坂を後退する際
車台枠2が走行機体1に抗して相対的に前方に移動する
ことになっても、受圧ロッド54の先端部は係合部材49の
上面を単に滑動することになり、作動リンク52は揺動せ
ず、車台枠2の制動作用は生じないことになり、後退走
行が円滑になされ、したがって、制動機構34による制動
作用を解除することができる。
なお、移動機構20も種々の構造に適宜変更して設計さ
れるものであり、たとえば受圧ロッド54と係合部材49と
の係合構造や係合部材49の解除構造は上記実施例に限ら
れるものではない。
れるものであり、たとえば受圧ロッド54と係合部材49と
の係合構造や係合部材49の解除構造は上記実施例に限ら
れるものではない。
また上記実施例では載置台6の一部構成部材としての
傾斜台部8が後方移動に連れて後方傾動する構造となっ
ているが、載置台6の全部が後方移動に連れて後方下向
きに傾動する構造としてもよい。
傾斜台部8が後方移動に連れて後方傾動する構造となっ
ているが、載置台6の全部が後方移動に連れて後方下向
きに傾動する構造としてもよい。
[発明の効果] 本発明は上述の如く、移動機構により載置台を後方移
動すると傾動機構により載置台は後方下向きに傾動し、
前方移動すると載置台を水平状態に保持でき、大型の農
作業機や多量の収穫物等の搬入、搬出が容易となり、か
つ安定良く搬入、搬出作業ができ、さらに制動機構によ
り走行機体の制動に伴って車台枠を制動することがで
き、又、制動機構の構造を簡素化することができると共
に、例えば、下り坂前進走行時に走行機体を制動する
と、復帰用バネに抗して連結杆はそのまま前進動作し、
スライドパイプと連結杆との間隔が縮み、押当板により
連動パイプは戻動用バネに抗して後方に押動されること
になり、係合部材の折曲部分に受圧ロッドは当接してい
るため作動リンクは揺動し、作動リンクの揺動によりブ
レーキのレバーは引動され、この結果走行機体の制動に
伴って車台枠は制動され、又、解除レバにより解除アー
ムを揺動して係合部材を折曲状態から平坦状態にする
と、たとえば急な下り坂を後退する際車台枠が走行機体
に抗して相対的に前方に移動することになっても、受圧
ロッドは係合部材の上面を単に滑動することになり、作
動リンクは揺動せず、車台枠の制動作用は生じないこと
になり、後退走行が円滑になされ、制動機構による制動
作用を解除することができ、よって、安全が確保され
る。
動すると傾動機構により載置台は後方下向きに傾動し、
前方移動すると載置台を水平状態に保持でき、大型の農
作業機や多量の収穫物等の搬入、搬出が容易となり、か
つ安定良く搬入、搬出作業ができ、さらに制動機構によ
り走行機体の制動に伴って車台枠を制動することがで
き、又、制動機構の構造を簡素化することができると共
に、例えば、下り坂前進走行時に走行機体を制動する
と、復帰用バネに抗して連結杆はそのまま前進動作し、
スライドパイプと連結杆との間隔が縮み、押当板により
連動パイプは戻動用バネに抗して後方に押動されること
になり、係合部材の折曲部分に受圧ロッドは当接してい
るため作動リンクは揺動し、作動リンクの揺動によりブ
レーキのレバーは引動され、この結果走行機体の制動に
伴って車台枠は制動され、又、解除レバにより解除アー
ムを揺動して係合部材を折曲状態から平坦状態にする
と、たとえば急な下り坂を後退する際車台枠が走行機体
に抗して相対的に前方に移動することになっても、受圧
ロッドは係合部材の上面を単に滑動することになり、作
動リンクは揺動せず、車台枠の制動作用は生じないこと
になり、後退走行が円滑になされ、制動機構による制動
作用を解除することができ、よって、安全が確保され
る。
以上の所期の目的を充分達成することができる。
図面は本発明の一実施例を示すもので、第1図は全体側
面図、第2図はその平面図、第3図はその使用状態の側
面図、第4図はその部分側面図、第5図はその部分平面
図、第6図はその作動状態の側面図である。 1……走行機体、2……車台枠、5……車輪、6……載
置台、20……移動機構、26……傾動機構、34……制動機
構、35……支持パイプ、36……スライドパイプ、38……
復帰用バネ、41……連結部材、42……ガイドパイプ、43
……連動パイプ、44……押当板、45……戻動用バネ、46
……保持枠、47……支点軸、48……ピン、49……係合部
材、50……解除アーム、51……ワイヤー、52……作動リ
ンク、54……受圧ロッド、59……ブレーキ、60……レバ
ー、61……ワイヤ
面図、第2図はその平面図、第3図はその使用状態の側
面図、第4図はその部分側面図、第5図はその部分平面
図、第6図はその作動状態の側面図である。 1……走行機体、2……車台枠、5……車輪、6……載
置台、20……移動機構、26……傾動機構、34……制動機
構、35……支持パイプ、36……スライドパイプ、38……
復帰用バネ、41……連結部材、42……ガイドパイプ、43
……連動パイプ、44……押当板、45……戻動用バネ、46
……保持枠、47……支点軸、48……ピン、49……係合部
材、50……解除アーム、51……ワイヤー、52……作動リ
ンク、54……受圧ロッド、59……ブレーキ、60……レバ
ー、61……ワイヤ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭54−95715(JP,U) 実開 昭51−4009(JP,U) 実開 昭57−48184(JP,U) 実公 昭51−40584(JP,Y2) 実公 平3−49976(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62D 53/00 B60P 1/32 B60P 3/07
Claims (1)
- 【請求項1】走行機体に車台枠を連結し、該車台枠に載
置台を進行方向前後に移動自在に配設し、該載置台を移
動させる移動機構を配設し、該載置台をその後方移動に
伴って後方下向きに傾動させる傾動機構を配設し、かつ
前記走行機体の制動に伴って前記車台枠を制動させる制
動機構を配設してなり、上記制動機構は、上記連結杆に
支持パイプを配設し、該支持パイプにスライドパイプを
摺動自在に嵌挿し、連結杆とスライドパイプとの間に復
帰用バネを配設し、該スライドパイプに走行機体に連結
される連結部材を固定し、連結杆にガイドパイプを固定
し、該ガイドパイプに連動パイプを摺動自在に嵌挿し、
前記スライドパイプに押当板を突設し、該ガイドパイプ
と連動パイプとの間に連動パイプを押当板に弾圧させる
戻動用バネを架設し、該連動パイプに保持枠を配設し、
該保持枠に支点軸を横設し、該支点軸にピンで折曲可能
な係合部材を固定し、該支点軸に解除アームを固定し、
該解除アームに解除レバーに連結されるワイヤーを連結
し、該連結杆に作動リンクを枢着し、作動リンクに受圧
ロッドを前記係合部材に当接可能に取付け、該車台枠の
車輪にブレーキを配設し、作動リンクとブレーキのレバ
ーとの間にワイヤを掛架して構成したことを特徴とする
トレーラ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1037220A JP3032867B2 (ja) | 1989-02-16 | 1989-02-16 | トレーラ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1037220A JP3032867B2 (ja) | 1989-02-16 | 1989-02-16 | トレーラ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02216334A JPH02216334A (ja) | 1990-08-29 |
JP3032867B2 true JP3032867B2 (ja) | 2000-04-17 |
Family
ID=12491506
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1037220A Expired - Lifetime JP3032867B2 (ja) | 1989-02-16 | 1989-02-16 | トレーラ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3032867B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS5985538A (ja) * | 1982-11-09 | 1984-05-17 | Toshiba Corp | 情報処理装置 |
-
1989
- 1989-02-16 JP JP1037220A patent/JP3032867B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02216334A (ja) | 1990-08-29 |
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