JP3032676U - 折りたたみ傘 - Google Patents
折りたたみ傘Info
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- JP3032676U JP3032676U JP1996005885U JP588596U JP3032676U JP 3032676 U JP3032676 U JP 3032676U JP 1996005885 U JP1996005885 U JP 1996005885U JP 588596 U JP588596 U JP 588596U JP 3032676 U JP3032676 U JP 3032676U
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 折りたたみが容易で小型化が可能な折りたた
み傘を提供する。 【解決手段】 上ろくろ(3)および下ろくろ(4)の
先端部(E)に、回転自在に取り付けられる端部リブ部
材(2)と、前記上ろくろ(3)および前記下ろくろ
(4)のフラット側部(S)に、回転自在に取り付けら
れる側部リブ部材(2a)とからなるリブ部材と、当該
リブ部材の平行四辺形リンク構造に取り付けられ、当該
リブ部材を弾性により折りたたむスプリング部材(6)
と、前記上ろくろ(3)の底面部に取り付けられ、前記
リブ部材をガイドする側部厚み削減手段(7)とを有す
る。
み傘を提供する。 【解決手段】 上ろくろ(3)および下ろくろ(4)の
先端部(E)に、回転自在に取り付けられる端部リブ部
材(2)と、前記上ろくろ(3)および前記下ろくろ
(4)のフラット側部(S)に、回転自在に取り付けら
れる側部リブ部材(2a)とからなるリブ部材と、当該
リブ部材の平行四辺形リンク構造に取り付けられ、当該
リブ部材を弾性により折りたたむスプリング部材(6)
と、前記上ろくろ(3)の底面部に取り付けられ、前記
リブ部材をガイドする側部厚み削減手段(7)とを有す
る。
Description
【0001】
本考案は、折りたたみ傘に関する。
【0002】
本考案は、1995年11月8日に登録された実用新案登録第3020572 号に開示された考案の改良に関する。なお、この考案は、本考案と共通の考案者 により考案されている。
【0003】 この実用新案登録第3020572号に係る先行技術は、傘を閉じて折りたた む際、フラットサイドリブ部材(側部リブ部材)2aおよび端部リブ部材2から なるリブ部材を、上ろくろ3および下ろくろ4に接近させる場合、毎回、フラッ トサイドリブ部材2aを、端部リブ部材2に向けて、手動式に偏向させることに より、折りたたまれた後のリブ部材および傘地5の容積を最小化する必要がある 。つまり、これにより、ユーザに不便を感じさせる。
【0004】 また、ピボット手段33,43が、折りたたまれる傘の容積を削減可能とする ために、略半円形に成形されており、また、上ろくろ3に形成された空所35お よび下ろくろ4に形成された切欠き部45は、折りたたまれたリブ部材を収納す るために、密集させて収納する必要があることである。つまり、折りたたまれた リブ部材と傘地とを、空所35あるいは切欠き部45の狭いスペースに、手動式 に押し込んで組み立てる必要があり、ユーザに不便を感じさせる。
【0005】 さらに、上部薄板(上方プレート)31あるいは下部薄板(下方プレート)4 1のどちらか一方を横方向に延長させ、上部薄板31あるいは下部薄板41の端 部に、ピボット手段(端部軸支手段)33,43を形成する必要がある。つまり 、プラスチック材料から一体的に成形された上部薄板31および下部薄板は、傘 を開ける際に発生する引張応力により、容易に壊れ、傘が破損する可能性を有し ている。
【0006】 本考案は、このような従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、折りた たみが容易で小型化が可能な折りたたみ傘を提供することを目的とする。
【0007】
本考案は、中棒の上部に取り付けられる上ろくろと、中棒にスライド自在に取 り付けられる下ろくろと、上ろくろおよび下ろくろの先端部に、回転式に取り付 けられる端部リブ部材と、上ろくろおよび下ろくろのフラット側部に、回転式に 取り付けられる側部リブ部材と、端部リブ部材および側部リブ部材からなるリブ 部材に取り付けられる傘地と、リブ部材に取り付けられ、当該リブ部材を弾性エ ネルギにより引き込んで、リブ部材の容積を最小化するスプリング部材と、上ろ くろに取り付けあるいは形成され、かつ、端部にU字型凹部を有し、傘を閉じる 際に、リブ部材をガイドし、U字型凹部の内部にリブ部材を収容させる側部厚み 削減手段とを有する折りたたみ傘であり、折りたたみが容易で小型化を可能とし たものである。
【0008】
以下、考案の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0009】 図1は、本考案に係る折りたたみ傘の実施の形態を示している斜視図で、図2 は、リブ部材とスプリング部材とからなる平行四辺形リンク構造を示している説 明図、図3は、スプリング部材により弾性付勢されている閉じる途中の折りたた み傘を示している概略図で、図4は、本考案に係る折りたたみ傘の実施の形態を 示している概略図、図5は、本考案に係る折りたたみ傘の別の実施の形態を示し ている概略図、図6は、傘が開いている状態の上ろくろを示している底面図、図 7は、傘が閉いている状態の上ろくろを示している底面図、図8は、傘が開いて いる状態の下ろくろを示している平面図、図9は、傘が閉いている状態の上ろく ろを示している平面図、図10は、傘が開いている状態の側部厚み削減手段を示 している底面図、図11は、側部厚み削減手段を示している斜視図、図12は、 図10に示している箇所の縦断面図、図13は、側部厚み削減手段を示している 側面図、図14は、リブ部材と傘との関係を示している要部斜視図である。
【0010】 本考案に係る折りたたみ傘は、図1〜14図に示している実施の形態では、少 なくとも、互いに伸縮自在に連結される内筒と外筒からなり、下部にグリップ部 (柄)12が形成される中棒1と、中棒1の上部11に取り付けられる上ろくろ 3と、中棒1にスライド自在に取り付けられ、上ろくろ3の下方に位置する下ろ くろ4と、上ろくろ3および下ろくろ4の長軸Xの方向の端部に位置する先端部 Eに回転自在に取り付けられる端部リブ部材2、および上ろくろ3および下ろく ろ4の短軸Yの方向の端部に位置するフラット側部Sに回転自在に取り付けられ る側部リブ部材2aを有するリブ部材と、リブ部材2,2aに取り付けられる傘 地5と、リブ部材2,2aの平行四辺形リンク構造Pに取り付けられ、傘を閉じ る際に、リブ部材2,2aを弾性エネルギにより折りたたみ、容積を最小化する スプリング部材と、上ろくろ3の底面部に取り付けあるいは形成され、リブ部材 2,2aをガイドし、傘を折りたたんだ後の容積を最小化する側部厚み削減手段 7とを有している。
【0011】 上ろくろ3は、端部に位置する先端部Eの間に延びる長軸X、およびこの長軸 Xに対し垂直でありフラット側部Sの間に延びる短軸Yを規定する薄型の上方プ レート31と、上方プレート31の中央部に成形され、中棒1の上部11を連結 する中央孔部30と、上方プレート31の端部に位置する先端部Eに埋込まれて 取り付けあるいは連結され、端部リブ部材2の補助骨(上方リブ)21が半径方 向に回転自在に取り付けられる上方端部軸支手段33aと、上方プレート31に 形成され、フラット側部Sと上方端部軸支手段33aとの間に位置すると共に中 央孔部30の周囲に配置され、側部リブ部材2aの補助骨21が回転自在に取り 付けられる上方側部軸支手段34とを有している。また、上方プレート31を、 下方に位置する側部厚み削減手段7と連結する、あるいは一体として成形するこ とも可能である。
【0012】 上方側部軸支手段34は、上方プレート31に形成される凹所である環状溝部 311に、巻き付いたループ部材として形成され、端部リブ部材2の補助骨21 が、回転自在に取り付けられるループ型ピボット部材341と、上方プレート3 1の中央部301からフラット側部Sに向かい斜めに突出し、フラット側部Sと の間の角度Aを限定し、図6に示しているように、傘を開く際の側部リブ部材2 aの移動を制限する、外部制動部342とを有しており、側部リブ部材2aは、 側部厚み削減手段7により、手動式に斜めに引き込まれ、上方端部軸支手段33 aの垂直側壁330に略水平となり、図7に示しているように、傘を閉じて折り たたむ際の容積を最小化する。
【0013】 したがって、各々の端部リブ部材2は、側部リブ部材2aの間にサンドイッチ されることになり、傘を折りたたんだ後の容積を最小化する。
【0014】 上方側部軸支手段34は、汎用軸支機構から構成されるように変更可能であり 、上述のループ型ピボット部材341であることには限定されない。
【0015】 上方端部軸支手段33aは、図1および図3に明確に示されているように、上 ろくろ3の上方プレート31に埋込まれるカセット式部材として成形することが でき、また、良好な機械的強度を有する金属や強化プラスチックあるいは複合材 から、モールディングやキャステイングあるいは他のプロセスにより製造するこ とができ、本考案に開示されているものには限定されない。
【0016】 上方端部軸支手段33aは、カセット式部材からなり、底部に形成され、上ろ くろ3の上方プレート31に設けられた凹所であるグルーブ部312と連結する 延長部332と、内側部に形成され、上方側部軸支手段34のループ型ピボット 部材341を通過させて、上ろくろ3に固定する内側ピボット穴333と、外側 部に形成され、外側ピボット335を挿入し通過させて、端部リブ部材2を回転 自在に取り付ける外側ピボット穴334と、並行に形成され、傘を閉じて折りた たむ際に、図7に示すように、側部リブ部材2aの移動を制限する垂直側壁33 0を有している。
【0017】 上方端部軸支手段33aは、上ろくろ3を製造する際、例えば、プラスチック モールディングプロセス等のモールディング処理において、成形品用型に、予め 固定してセットすることが可能であり、上方端部軸支手段33aは、本来の場所 で、上ろくろ3と、一体的に成形されるため、上方端部軸支手段33aを、上ろ くろ3に取付ける埋込工程あるいは他の取付工程を、省くことができる。
【0018】 下ろくろ4は、図1、図8および図9に示されるように、中棒1にスライド自 在かつ連結自在である中央スリーブ穴40を有するスリーブ部材42と、先端部 Eの間に延びる長軸X、およびこの長軸Xに対し垂直でありフラット側部Sの間 に延びる短軸Yを規定する薄型の下方プレート41と、下方プレート41の中央 部に成形され、中棒1にスライド自在かつ連結自在である中央通し孔40と、下 方プレート41の端部に位置する先端部Eに、埋込まれて取り付けあるいは連結 され、端部リブ部材2の受骨(伸縮リブ)22が、半径方向に回転自在に取り付 けられる下方端部軸支手段43aと、下方プレート41に形成され、フラット側 部Sと下方端部軸支手段43aとの間に位置すると共に中央通し孔40の周囲に 配置され、側部リブ部材2aの受骨22が、回転自在に取り付けられる下方側部 軸支手段44とを有している。
【0019】 下方側部軸支手段44は、下方プレート41に形成される凹所である環状溝部 411に、巻き付いたループ部材として形成され、端部リブ部材2の受骨22が 、回転自在に取り付けられるループ型ピボット部材441と、下方プレート41 の中央部401からフラット側部Sに向かい斜めに突出し、フラット側部Sとの 間の角度Aを限定し、図8に示しているように、傘を閉じて折りたたむ際に、側 部リブ部材2aの移動を制限する外部制動部442とを有しており、側部リブ部 材2aは、上ろくろ3のフラット側部Sに隣接する側部厚み削減手段7により、 手動式に斜めに引き込まれ、下方端部軸支手段43aの垂直側壁430に略水平 となり、図9に示しているように、傘を閉じて折りたたんだ後の容積を最小化す る。
【0020】 なお、上述の下方側部軸支手段44は、他の汎用軸支機構により構成されるよ うに変更することが可能である。
【0021】 下方端部軸支手段43aは、カセット式部材からなり、底部に形成され、下ろ くろ4の下方プレート41に設けられた凹所であるグルーブ部412を連結する 延長部432と、内側部に形成され、下方側部軸支手段44のループ型ピボット 部材441を通過させて、下ろくろ4に固定する内側ピボット穴433と、外側 部に形成され、外側ピボット部材435を挿入し通過させて、端部リブ部材2が 回転自在に取り付けられる外側ピボット穴434と、並行に形成され、傘を閉じ る際に、図9に示すように、側部リブ部材2aの移動を制限する垂直側壁430 とを有している。
【0022】 リブ部材2,2aは、補助骨21および受骨22のほかにも、図1〜3および 図14に示されているように、少なくとも折りたたみ可能な平行四辺形リンク構 造Pを構成するために、後述のスプリング部材6が取り付け可能なその他の骨( リブ)を有することができる。
【0023】 リブ部材2,2a上のスプリング部材6の位置および構造は、具体的な実施の 態様に対応させ、変化あるいは変更することが可能である。しかし、図2、図3 および図14に示しているスプリング部材6の実施の態様は、最も好ましい構成 である。
【0024】 リブ部材2,2aは、受骨22の中間部224と回転式に連結される内側リブ 端部211を有する補助骨21と、下ろくろ4に回転式に連結される内側リブ端 部221、およびくび曲がり(中間ジョイント)24の下方突出部241に回転 式に連結される外側リブ端部222を有する前記受骨22と、くび曲がり24に 取り付けられる内側リブ端部231および先端リブである先親骨26に回転式に 連結される外側リブ端部232を有する元親骨(中間リブ)23と、補助骨21 の外側末端部212に隣接する端部213に回転式に連結される内側リブ端部2 51およびくび曲がり24の内側部242に回転式に連結される外側リブ端部2 52を有する第2補助骨25とを有し、補助骨21、受骨22、元親骨23に取 り付けられるくび曲がり24、および第2補助骨25により、折りたたみ可能な 平行四辺形リンク構造Pを構成することができ、リブ部材の折りたたみ性および 展開性を向上させ、本考案に係る折りたたみ傘の滑らかな開閉動作を可能とする 。また、当業者により、他のリブ部材に変更することも可能である。
【0025】 スプリング部材6は、受骨22の最端部に回転自在に連結されるくび曲がり2 4のピン222に取り付けられるスプリング外側端部61と、第2補助骨25に 取り付けられるスプリング内側端部62と、コイル型あるいはヘリカル型ばねか ら選択することが可能であり、受骨22の外側部223に固定され、当該スプリ ング部材の中間部の移動を制限する制限スリーブ63とを有している。
【0026】 側部厚み削減手段7は、図1、図3、図10〜図13に示されるように、中央 部に形成され、中棒1に連結される中央穴70と、端部に設けられるくぼみであ るU字型凹部72と、端部から外側に向いて分岐し、U字型凹部72の側面部に 設けられて配置され、上方端部軸支手段33aの垂直側壁330に略並行である ガイドアーム部71と、図10および図13に示すように、ガイドアーム部71 の外側部から上向きかつ外向きに傾斜して形成され、上方側部軸支手段34の外 部制動部342に接するくさび型部73とを有しており、傘を閉じる際に、ガイ ドアーム部71に形成されるくさび型部73により、側部リブ部材2aを、下向 きかつ内向きガイドすることにより、上方端部軸支手段33aに隣接する側部厚 み削減手段7に形成されるU字型凹部72に収容し、傘を閉じて折りたたんだ後 の容積を最小化し、また、側部リブ部材2aを、上ろくろ3の先端部Eに位置す る上方端部軸支手段33aに向けて、手動で取りまとめて偏向する行為を省略す ることができる。
【0027】 下ろくろ4を降下させて傘を閉じる場合、リブ部材2,2aは、中棒1に向か い折りたたまれて、中棒1に接近し、これにより、平行四辺形リンク構造Pに取 り付けられるスプリング部材6は、図2から図3に移行するにつれて、張力が及 ぼされて弾性エネルギを蓄える。棒1に向かうリブ部材2,2aのさらなる後退 移動は、スプリング部材6の張力を開放し、リブ部材2,2aを、棒1に向かっ て弾性的にプッシュする。リブ部材2,2aは、側部厚み削減手段7のガイドア ーム部71により、連続的にガイドされ、側部厚み削減手段7のU字型凹部72 の中に後退し、そして、側部リブ部材2aは、U字型凹部72の中に制限され、 かつ、上方側部軸支手段34の外側部から偏向(斜めに)され、図10、図13 および図7に示されるように、上方端部軸支手段33aの垂直側壁330に、接 近する。一方、側部リブ部材2aの受骨22も同様に、側部厚み削減手段7によ りガイドされ、下方側部軸支手段44の外側部から内側に向いて、偏向され、下 ろくろ4上の下方端部軸支手段43aの垂直側壁430に接近し、これにより、 端部リブ部材2に向けて、側部リブ部材2aを自動的に偏向し、端部リブ部材2 を、側部リブ部材2aの間にサンドイッチして、折りたたみリブ配置を形成する ことにより、閉じた状態の傘の容積を最小化し、また、ユーザーによる、手動式 での取りまとめを省略することができる。
【0028】 傘を開けるために、下ろくろ4を持ち上げて、リブ部材2,2aを外向きかつ 上向きに広げる場合、端部リブ部材2を広げると、傘地5を引っ張って引き伸ば し(張力を及ぼし)、側部リブ部材2aを完全に広げることとなり、一方、上ろ くろ3および下ろくろ4の先端部Eに取り付けられる側部リブ部材2aは、側部 厚み削減手段7のガイドアーム部71に形成されるくさび型部73により、外側 に向けてガイドされてスライドし、リブ部材を完全に広げ、図6および図8に示 すように、傘が開くことになる。
【0029】 本考案は、図5に示すように、補助骨21、受骨22、元親骨23に取り付け られるくび曲がり24、および第2補助骨25から構成される第1の平行四辺形 リンク構造Pと、補助骨21、元親骨23、先親骨26、およびばね骨27から 構成される第2の平行四辺形リンク構造P1とからなる平行四辺形リンク構造を 有することが可能である。この場合、スプリング部材6が削除されているが、リ ブ部材は、側部厚み削減手段7によりガイドされる時には、既に後退しているた め、傘を閉じて折りたたむ際の容積を最小化することが可能である。
【0030】 本考案は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、実用新案登録請求 の範囲内で種々改変することができる。
【0031】
以上述べたように本考案によれば、側部厚み削減手段を設けているため、リブ 部材は、自動的にガイドされて、U字型凹部72に収容され、リブ部材および傘 地を、端部リブ部材2に向けて、手動で偏向するための、取りまとめ行為を省略 することができ、また、端部リブ部材2は、側部リブ部材2aの間にサンドイッ チされ、閉じた状態の傘の容積を最小化できるため、携帯用途では便利である。 つまり、傘の折りたたみが容易であり、かつ、小型化が可能となる。
【0032】 また、平行四辺形リンク構造のリブ部材上のスプリング部材は、リブ部材の後 退を自動的に補助し、傘を閉じる際に、側部厚み削減手段7による後退ガイドと 連携することにより、ユーザーによる、手動式での取りまとめを省略することが できる。したがって、傘の折りたたみがさらに容易となる。
【0033】 さらに、上方端部軸支手段33a,43aを、補強材により、カセット部材と して形成し、強度を高めることにより、破損の発生を妨げ、傘の耐用年数を延長 することが可能となり、また、上方端部軸支手段33a,43aを、スリムでコ ンパクトな形状とすることができ、傘を閉じる際の傘の全容積を最小化すること が可能となり、傘のさらなる小型化ができる。
【図1】 本考案に係る折りたたみ傘の実施の形態を示
している斜視図である。
している斜視図である。
【図2】 リブ部材とスプリング部材とからなる平行四
辺形リンク構造を示している説明図である。
辺形リンク構造を示している説明図である。
【図3】 スプリング部材により弾性付勢されている閉
じる途中の折りたたみ傘を示している概略図である。
じる途中の折りたたみ傘を示している概略図である。
【図4】 本考案に係る折りたたみ傘の実施の形態を示
している概略図である。
している概略図である。
【図5】 本考案に係る折りたたみ傘の別の実施の形態
を示している概略図である。
を示している概略図である。
【図6】 傘が開いている状態の上ろくろを示している
底面図である。
底面図である。
【図7】 傘が閉いている状態の上ろくろを示している
底面図である。
底面図である。
【図8】 傘が開いている状態の下ろくろを示している
平面図である。
平面図である。
【図9】 傘が閉いている状態の上ろくろを示している
平面図である。
平面図である。
【図10】 傘が開いている状態の側部厚み削減手段を
示している底面図である。
示している底面図である。
【図11】 側部厚み削減手段を示している斜視図であ
る。
る。
【図12】 図10に示している箇所の縦断面図であ
る。
る。
【図13】 側部厚み削減手段を示している側面図であ
る。
る。
【図14】 リブ部材と傘との関係を示している要部斜
視図である。
視図である。
1… 中棒、 2… 端部リブ部材、 2a… 側部リブ部材、 3… 上ろくろ、 4… 下ろくろ、 5… 傘地、 6… スプリング部材、 7… 側部厚み削減手段、 21… 補助骨(上方リブ)、 22… 受骨(伸縮リブ)、 23… 元親骨(中間リブ)、 25… 第2補助骨、 31… 上方プレート、 33a… 上方端部軸支手段、 34… 上方側部軸支手段、 41… 下方プレート、 43a… 下方端部軸支手段、 44… 下方側部軸支手段、 72… U字型凹部、 E… 先端部、 P,P1… 平行四辺形リンク構造、 S… フラット側部。
Claims (9)
- 【請求項1】 中棒の上部に取り付けられる上ろくろ
と、 前記中棒にスライド自在に取り付けられ、前記上ろくろ
の下方に位置する下ろくろと、 前記上ろくろおよび前記下ろくろの先端部に、回転自在
に取り付けられる端部リブ部材と、前記上ろくろおよび
前記下ろくろのフラット側部と前記先端部と間に、回転
自在に取り付けられる側部リブ部材とからなるリブ部材
と、 当該リブ部材に取り付けられる傘地と、 少なくとも、前記リブ部材の平行四辺形リンク構造に取
り付けられ、傘を閉じる際に、前記リブ部材を弾性エネ
ルギにより引き込むスプリング部材と、 前記上ろくろの下方に設けられ、かつ、U字型凹部が端
部に形成され、当該U字型凹部に前記側部リブ部材を導
入し、前記端部リブ部材を前記側部リブ部材によりサン
ドイッチし、傘を閉じて折りたたむ際の容積を最小化す
る側部厚み削減手段とを有することを特徴とする折りた
たみ傘。 - 【請求項2】 前記上ろくろは、 前記先端部の間に延びる長軸、および当該長軸に対し垂
直であり前記フラット側部の間に延びる短軸を規定する
薄型の上方プレートと、 当該上方プレートの先端部に取り付けられ、前記端部リ
ブ部材の補助骨が、半径方向に回転自在に取り付けられ
る上方端部軸支手段と、 前記上方プレートに形成され、前記フラット側部と前記
上方端部軸支手段との間に位置し、前記側部リブ部材の
補助骨が、回転自在に取り付けられる上方側部軸支手段
とを有し、かつ、 前記上方プレートは、 下方に形成される前記側部厚み削減手段に連結されるこ
とを特徴とする請求項1に記載の折りたたみ傘。 - 【請求項3】 前記上方側部軸支手段は、 前記上方プレートに形成される凹所からなる環状溝部
に、巻き付いたループ部材として形成され、前記端部リ
ブ部材の前記補助骨が、回転自在に取り付けられるピボ
ット部材と、 前記上方プレートの中央部から前記フラット側部に向か
い斜めに突出し、前記フラット側部との間の角度を限定
し、傘を開く際の前記側部リブ部材の移動を制限する外
部制動部とを有しており、 前記側部リブ部材は、前記側部厚み削減手段により、手
動式に斜めに引き込まれ、前記上方端部軸支手段の垂直
側壁に略水平となり、傘を閉じて折りたたむ際の容積を
最小化することを特徴とする請求項2に記載の折りたた
み傘。 - 【請求項4】 前記上方端部軸支手段は、カセット式部
材からなり、 底部に形成され、前記上ろくろの前記上方プレートに設
けられた凹所であるグルーブ部と連結する延長部と、 内側部に形成され、前記上方側部軸支手段のピボット部
材を通過させて、前記上ろくろに固定する内側ピボット
穴と、 外側部に形成され、外側ピボット部材を挿入し通過させ
て、前記端部リブ部材を回転自在に取り付ける外側ピボ
ット穴と、 並行に形成され、傘を閉じる際に、前記側部リブ部材の
移動を制限する垂直側壁とを有することを特徴とする請
求項2に記載の折りたたみ傘。 - 【請求項5】 前記下ろくろは、 前記中棒にスライド自在かつ連結自在であるスリーブ部
材と、 前記先端部の間に延びる長軸、および当該長軸に対し垂
直であり前記フラット側部の間に延びる短軸を規定する
薄型の下方プレートと、 当該下方プレートの先端部に取り付けられ、前記端部リ
ブ部材の受骨が、半径方向に回転自在に取り付けられる
下方端部軸支手段と、 前記下方プレートに形成され、前記フラット側部と前記
下方端部軸支手段との間に位置し、前記側部リブ部材の
受骨が、回転自在に取り付けられる下方側部軸支手段と
を有することを特徴とする請求項1に記載の折りたたみ
傘。 - 【請求項6】 前記下方側部軸支手段は、 前記下方プレートに形成される凹所からなる環状溝部
に、巻き付いたループ部材として形成され、前記端部リ
ブ部材の前記受骨が、回転自在に取り付けられるピボッ
ト部材と、 前記下方プレートの中央部から前記フラット側部に向か
い斜めに突出し、前記フラット側部との間の角度を限定
し、傘を開く際の前記側部リブ部材の移動を制限する外
部制動部とを有しており、 前記側部リブ部材は、前記上ろくろに隣接する前記側部
厚み削減手段により、手動式に斜めに引き込まれ、前記
下方端部軸支手段の垂直側壁に略水平となり、傘を閉じ
て折りたたむ際の容積を最小化することを特徴とする請
求項5に記載の折りたたみ傘。 - 【請求項7】 前記下方端部軸支手段は、カセット式部
材からなり、 底部に形成され、前記下ろくろの前記下方プレートに設
けられた凹所であるグルーブ部と連結する延長部と、 内側部に形成され、前記下方側部軸支手段のピボット部
材を通過させて、前記下ろくろに固定する内側ピボット
穴と、 外側部に形成され、外側ピボット部材を挿入し通過させ
て、前記端部リブ部材を回転自在に取り付ける外側ピボ
ット穴と、 並行に形成され、傘を閉じる際に、前記側部リブ部材の
移動を制限する垂直側壁とを有することを特徴とする請
求項5に記載の折りたたみ傘。 - 【請求項8】 前記リブ部材は、 受骨に回転式に連結される補助骨と、 一端が前記下ろくろに回転式に連結され、他端がくび曲
がりに回転式に連結される前記受骨と、 一端が前記くび曲がりに取り付けられ、他端が先親骨に
回転式に連結される元親骨と、 一端が前記補助骨に回転式に連結され、他端が前記くび
曲がりに回転式に連結される第2補助骨とを有し、 前記補助骨、前記受骨、前記元親骨に取り付けられる前
記くび曲がり、および前記第2補助骨により、折りたた
み可能な平行四辺形リンク構造を構成し、 前記スプリング部材は、 前記受骨の最端部に回転式に連結される前記くび曲がり
のピン部材に取り付けられるスプリング外側端部と、 前記第2補助骨に取り付けられるスプリング内側端部
と、 前記受骨の外側部に固定され、当該スプリング部材の中
間部の移動を制限する制限スリーブ部材とを有すること
を特徴とする請求項1に記載の折りたたみ傘。 - 【請求項9】 側部厚み削減手段は、 中央部に形成され、前記中棒に連結される中央穴と、 端部に設けられるくぼみであるU字型凹部と、 前記端部から外側に向いて分岐し、前記U字型凹部の側
面部に配置され、前記上方端部軸支手段の垂直側壁に略
並行であるガイドアーム部と、 前記ガイドアーム部の外側部から上向きかつ外向きに傾
斜して形成され、前記上方側部軸支手段の外部制動部に
接するくさび型部とを有しており、 傘を閉じる際に、前記側部リブ部材を、前記ガイドアー
ム部に形成される前記くさび型部により、下向きかつ内
向きガイドすることにより、前記上方端部軸支手段に隣
接する前記側部厚み削減手段に形成される前記U字型凹
部に収容し、傘を閉じて折りたたむ際の容積を最小化す
ることを特徴とする請求項2に記載の折りたたみ傘。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1996005885U JP3032676U (ja) | 1996-06-21 | 1996-06-21 | 折りたたみ傘 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1996005885U JP3032676U (ja) | 1996-06-21 | 1996-06-21 | 折りたたみ傘 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3032676U true JP3032676U (ja) | 1996-12-24 |
Family
ID=43167583
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1996005885U Expired - Lifetime JP3032676U (ja) | 1996-06-21 | 1996-06-21 | 折りたたみ傘 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3032676U (ja) |
-
1996
- 1996-06-21 JP JP1996005885U patent/JP3032676U/ja not_active Expired - Lifetime
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