JPH05161506A - 柄管内に収容されるパラシュート傘 - Google Patents

柄管内に収容されるパラシュート傘

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JPH05161506A
JPH05161506A JP33375691A JP33375691A JPH05161506A JP H05161506 A JPH05161506 A JP H05161506A JP 33375691 A JP33375691 A JP 33375691A JP 33375691 A JP33375691 A JP 33375691A JP H05161506 A JPH05161506 A JP H05161506A
Authority
JP
Japan
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umbrella
main
auxiliary
bone
handle
Prior art date
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Pending
Application number
JP33375691A
Other languages
English (en)
Inventor
Youko Mizuno
揚子 水野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ITO CHOKO KK
Original Assignee
ITO CHOKO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 不使用時には、傘の柄管(軸管)内に、本
骨、本骨兼用補助骨、及び傘地を、下ろくろを中心とし
て、把手側に収れんする方式で収容されるパラシュート
傘の提供。 【構成】 管体の一端に把手を有し他端に長溝を開設し
た柄管1と、柄管に昇降自在に遊嵌される操作環5、及
び操作環とともに昇降し柄管内に挿設される操作本体部
と、操作本体部の上ろくろ10に枢着され断面U字形の
U溝を備え先端にスリーブ部123を備えた多数本の傘
構成用の本骨兼用補助骨13と、操作本体部の下ろくろ
11に枢着され各本骨兼用補助骨のU溝内に挿設されス
リーブ部に挿貫した多数本の傘構成用の本骨14と、上
面に張装される傘地16と、石つき9と、操作環の上昇
限で操作環の位置を保持する係止手段とで構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、傘の改良に関するもの
であり、具体的には、不使用時には、傘の柄管(軸管)
内に、本骨、本骨兼用補助骨、及び傘地を、下ろくろを
中心として、把手側に収れんする方式で収容されるパラ
シュート傘に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の如く、傘の折畳み状態において、
傘地が露出する方式では、その雨水がしたたり、床面、
車内或は衣服等を濡らすおそれが多分にあり、大変に困
る。
【0003】殊に、自動車、電車等の乗物、又は混雑す
る場所では、大変に困るものである。その改良として、
下記の如く、筒体(管体、柄管)等に、本骨、支骨(補
助骨)及び傘地を、下ろくろを中心として、把手側に収
れんする方式で収容される構造の傘が、散見される。
【0004】即ち、 (1)実開昭50―24365号のステッキ兼用仕込
傘。
【0005】(2)実開昭58―129812号のステ
ッキ兼用傘。
【0006】等がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上で説明した収れん
方式の傘は、本骨の下方に、支骨が配備される従来の傘
と同じ構造となっていることから、上下ろくろの間隔
を、長く設ける必要がある。それが為に、筒体の長手方
向の長さが、長くなり、小型化(コンパクト化)、又は
軽量化等の面で、十分でなく、殊に自動車に装備するに
適した構造、即ち、簡単かつ簡易に、使用できる傘とし
ては、不向きである。
【0008】また前記収れん方式の傘は、本骨と支骨と
が、収容時に重なり合うことから、収容がスムーズに行
かず、その収容に手間取ることと、また収容にかなりの
力を要すること、等の課題が考えられる。
【0009】また寸法的には、筒体の径が大きくなり、
もって傘全体が大きくなること、及び不体裁であるこ
と、等の課題がある。
【0010】尚一部で、前記ステッキ兼用傘が、市販さ
れているが、前述の課題は、未解決のまま残っているの
が、現況である。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記に鑑み、本発明は、
丈及び太さの双方の面で、小寸法化を達成して、小型の
収れん方式の傘とすること、並びに柄管内に、ワンタッ
チで、かつスムーズに収容でき、取り扱いの容易な収れ
ん方式の傘とすること、等を目的として下記の構成を採
用した。
【0012】即ち、本発明の柄管内に収容されるパラシ
ュート傘は、一端開放側に把手を有し、他端開放側を開
放した管体に長溝を開設してなる傘構成用の柄管と、こ
の柄管に昇降自在に遊嵌される操作環、及びこの操作環
とともに昇降し、かつ当該柄管内に挿設される操作本体
部とでなる操作部と、前記操作本体部の上ろくろに、枢
着された断面U字形のU溝を備え、かつ先端にスリーブ
部を備えた多数本の傘構成用の本骨兼用補助骨と、前記
操作本体部の下ろくろに、枢着され、かつ前記各本骨兼
用補助骨のU溝内に挿設されるとともに、この各本骨兼
用補助骨のスリーブ部に挿貫され多数本の傘構成用の本
骨と、前記本骨兼用補助骨、及び前記本骨の一部の上面
に張装される傘地と、前記操作本体部の上端に設けた石
つきと、前記操作環の上昇限で、この操作環の位置を保
持する係止手段と、で構成されている。
【0013】
【作用】次に、本発明の作用を説明する。
【0014】例えば、傘が閉じられているとする。
【0015】そこで、先ず、一方の手で把手を握り、他
方の手で、操作環を握る。
【0016】但し、柄管にキャップが取り付けられてい
るときは、このキャップを、最初に取り外す。
【0017】この状態において、操作環を上方(反把手
方向を云う。)に移動させていくと、連結片が、柄管に
縦設した長溝に沿って上昇し、これと同時に固定部材が
押し上げられるようにして上昇する。
【0018】この固定部材の上昇を介して、石つき、上
下ろくろ及び本骨兼用補助骨、本骨並びに傘地が、押し
上げられていく。
【0019】そして、前記固定部材が、僅か上昇した過
程で、本骨及び傘地の先端(以下、単に先部とする。)
が、柄管の開放側より、突出され、かつ放射方向に拡開
されるような状況となる。
【0020】その後、つづいて、更に操作環を上昇させ
ていくと、これと同時に固定部材、上下ろくろ等が、順
次押し上げられていく、その際、傘地の先部は、本骨の
反発力を介して、拡開しながら下方へ垂れ下がるような
状態となり、丁度朝顔が咲くような状態となって傘が、
順次スムーズに開いていく。
【0021】そして、上ろくろが、柄管の開放側より突
出し、かつ本骨から本骨兼用補助骨が完全に離間され、
本骨が弓状に張装された段階で、下ろくろが、柄管の開
放側に設けた内鍔形の係止環に衝止して、その上昇限で
停止されるとともに、操作環に設けた係止手段(この係
止手段の基端取付け部材は、操作環に限定されず、例え
ば柄管に係止手段を設け、この係止手段を、上昇した操
作環に係止する構成でもよい。)が、柄管(前述の如
く、限定されず)に係止され、操作環、固定部材、及び
上下ろくろ等の落下が規制され、かつ傘の開きが確保さ
れる。
【0022】尚前記係止手段は、図示しないが、柄管と
固定部材又は下ろくろ嵌合、或は操作環の回転ロック機
構等でもよい。
【0023】一方、傘を閉じる場合は、係止手段を外
し、操作環を降下させると、連結片が長溝に沿って降下
するとともに、固定部材、及び上下ろくろが下がり始め
る。
【0024】この際、本骨が、僅か先に収れん方向に立
ち上がり、この立ち上がった本骨に設けたストッパー
が、本骨兼用補助骨の先端を、僅か前記収れん方向(朝
顔が咲く方向と、反対方向を云う。)に引き寄せる。
【0025】いわゆる本骨及び本骨兼用補助骨が、その
枢着位置を支点として、順次立ち上がっていく。
【0026】この本骨及び本骨兼用補助骨の立ち上がり
とほぼ同時に、当該本骨及び本骨兼用補助骨のそれぞれ
の枢着位置側は、上下ろくろの降下に伴ってともに下が
り、具体的には、当該本骨及び本骨兼用補助骨はさらに
収れんされ、かつその枢着位置側から、順次柄管内に向
かって順次挿入されていく。
【0027】この際、本骨の枢着位置と、本骨兼用補助
骨の枢着位置とが、柄管の長手方向垂直断面上において
(以下、断面上において、とする。)、変位しているこ
とから、本骨と本骨兼用補助骨とは並列状態を保って、
スムーズに柄管内に挿入されるとともに、傘地も美しく
折り畳まれながら、収容されていく。
【0028】その後、さらに操作環を降下させることに
より、柄管内の固定部材、及び上下ろくろは、当該柄管
内を降下していくとともに、柄管内には、前記並列状態
が保持されている本骨及び本骨兼用補助骨、並びに石つ
きが、柄管内に収容されていき、かつ当該本骨及び本骨
兼用補助骨の収れんに伴って、折り畳まれた傘地も、ス
ムーズに柄管内に収容される。
【0029】そして、操作環が、柄管の下降限に達した
段階で、柄管内に、本骨及び本骨兼用補助骨並びに傘地
が、整然とした状態で収容される。
【0030】そこで、必要に応じて、例えば、傘を保管
する場合には、柄管の開放側にキャップを嵌める。
【0031】以上の使用方法は、一例であり、この操作
又は手順に限定されない。
【0032】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。
【0033】1は一端開放側に把手2を有し、他端開放
側3を開放した管体で構成される傘Aの柄管で、この柄
管1の長手方向には長溝4が縦設されている。
【0034】5は柄管1に遊嵌された操作環で、この操
作環5に連設された連結片6が、前記長溝4内に挿設さ
れ、その挿入端には前記柄管1内を昇降する固定部材7
が固定されている。
【0035】そして、前記固定部材7には連結杆8が立
設されており、この連結杆8の先端には石つき9が設け
られている。
【0036】10は前記連結杆8の石つき9下方に固定
される上ろくろ、11は前記上ろくろ10と対峙し、か
つ前記連結杆8の前記固定部材7の上方に遊嵌された下
ろくろであり、この下ろくろ11は、前記連結杆8に捲
装したバネ12を介して上ろくろ10に弾着されてい
る。
【0037】尚上ろくろ10に設けられた後述する本骨
兼用補助骨が枢着される枢着位置10aと、下ろくろ1
1に設けられた後述する本骨が枢着される枢着位置11
aとは、断面上において変位している(図4、図6参
照)。
【0038】また下ろくろ11はその上昇限で、柄管1
の開放側3に設けた係止環1aに衝止され、上方への移
行が規制されるとともに、固定部材7、及び操作環5等
の上昇限が、弾着状態に規制される構成となっている。
【0039】そして、前記固定部材7、連結杆8、及び
上下ろくろ10、11、並びにバネ12とで操作本体部
が形成され、また前記固定部材7と前記操作環5、並び
に当該固定部材7と操作環5とを連係する連結片6と、
で操作部が構成される。
【0040】図中13は前記上ろくろ10の多数の枢着
位置10aに、その基端を枢着した短い寸法の断面U字
形をなすU溝113を有する本骨兼用補助骨で、この本
骨兼用補助骨13の先端にはスリーブ部123が設けら
れている。
【0041】また図中14は前記下ろくろ11の多数の
枢着位置11aに、その基端を枢着した長い寸法のバネ
特性を有する(限定されず)本骨で、この本骨14はそ
のほぼ中央部やや内方が、前記本骨兼用補助骨13のU
溝113内に入り、その先方部がスリーブ部123に挿
貫されている。
【0042】またこの本骨14にはストッパー114が
設けられており、主として傘を閉じる際、本骨兼用補助
骨13の先端を、僅か傘の中心方向に引き寄せる役目、
傘の拡開時における上下ろくろ10、11、及び本骨1
4、並びに本骨兼用補助骨13の位置関係、又は張装関
係を維持する為に設けられている。
【0043】図中15は、操作環5に設けた数本のフッ
クを示しており、このフック15を柄管1の開放側3の
外方に設けた外鍔片1bに掛止めすることにより、操作
環5の落下を防止(規制)している。
【0044】尚フック15の形状は、図示の例に限定さ
れないことは前述の通りであります。
【0045】図中16は本骨兼用補助骨13の全部と、
本骨14の先方部分(本骨の先方ほぼ2/3の処)とに
亘って取り付けられた傘地を示す。
【0046】
【発明の効果】本発明は、以上で説明したように、柄管
に昇降自在に設けられた操作部と、この操作部を介して
拡縮される本骨及び本骨兼用補助骨とで構成され、本骨
兼用補助骨が本骨に対して上方に位置し、かつ本骨兼用
補助骨のU溝、及びスリーブ部内に本骨の一部が挿設さ
れる構造としたので、下記の効果を有する。
【0047】(1)上下ろくろ間の寸法が、短くなり、
柄管全体の長さを、短くできる。
【0048】(2)本骨及び本骨兼用補助骨が、柄管内
にスムーズに挿入、及び収容できる。
【0049】(3)本骨及び本骨兼用補助骨の収れん、
並びに傘地の折畳みが容易となり、またスムーズな収
容、又は引き出しが可能となる。
【0050】また本発明は、上下ろくろの本骨兼用補助
骨及び本骨の枢着位置を、変位する構成であるので、下
記の効果を有する。
【0051】(4)柄管への収容の際、本骨と本骨兼用
補助骨とが、並列状態で、整然と収容される。
【0052】(5)並列状態での収容を介して、柄管の
小径化、及び、軽量化が達成される。
【0053】(6)本骨と本骨兼用補助骨との枢着方法
の省略化、作業性の向上、部品点数の減少等が期待でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】傘が開いた状態の上下ろくろと、本骨及び本骨
兼用補助骨との関係を示す要部正面図である。
【図2】操作部の詳細を示す要部拡大断面図である。
【図3】本骨と本骨兼用補助骨との関係を示す斜視図で
ある。
【図4】上下ろくろと、本骨及び本骨兼用補助骨との枢
着位置関係を示す要部平面図である。
【図5】本骨と本骨兼用補助骨との挿設関係を示す拡大
側面斜視図である。
【図6】上下ろくろと、本骨及び本骨兼用補助骨との枢
着位置関係を拡大して示す要部仰視図である。
【図7】操作環の係止手段の一例を示す拡大正面図であ
る。
【図8】収容過程の一例を示す正面図である。
【符号の説明】
1 柄管 1a 係止環 1b 外鍔片 2 把手 3 開放側 4 長溝 5 操作環 6 連結片 7 固定部材 8 連結杆 9 石つき 10 上ろくろ 10a 枢着位置 11 下ろくろ 11a 枢着位置 12 バネ 13 本骨兼用補助骨 113 U溝 123 スリーブ部 14 本骨 114 ストッパー 15 フック A 傘

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端開放側に把手を有し、他端開放側を
    開放した管体に長溝を開設してなる傘構成用の柄管と、 この柄管に昇降自在に遊嵌される操作環、及びこの操作
    環とともに昇降し、かつ当該柄管内に挿設される操作本
    体部とでなる操作部と、 前記操作本体部の上ろくろに、枢着された断面U字形の
    U溝を備え、かつ先端にスリーブ部を備えた多数本の傘
    構成用の本骨兼用補助骨と、 前記操作本体部の下ろくろに、枢着され、かつ前記各本
    骨兼用補助骨のU溝内に挿設されるとともに、この各本
    骨兼用補助骨のスリーブ部に挿貫され多数本の傘構成用
    の本骨と、 前記本骨兼用補助骨、及び前記本骨の一部の上面に張装
    される傘地と、 前記操作本体部の上端に設けた石つきと、 前記操作環の上昇限で、この操作環の位置を保持する係
    止手段と、 で構成されている柄管内に収容されるパラシュート傘。
  2. 【請求項2】 請求項1の操作部が、 柄管内に昇降自在に挿設された固定部材、及びこの固定
    部材より立設された石つき、上ろくろを備えた連結杆、
    並びにこの連結杆に遊嵌された下ろくろ、及びこの下ろ
    くろを、上ろくろ側に付勢するバネとでなる操作本体部
    と、 前記柄管に套嵌され、かつ前記操作本体部の昇降を司る
    操作環と、 この操作環と前記操作本体部とを連係し、前記柄管の長
    溝内に挿設される連結片と、 で構成されている請求項1の柄管内に収容されるパラシ
    ュート傘。
  3. 【請求項3】 請求項1の上ろくろに枢着された本骨兼
    用補助骨の枢着位置と、下ろくろに枢着された本骨の枢
    着位置とが、柄管の長手方向垂直断面上で変位している
    構成の請求項1の柄管内に収容されるパラシュート傘。
JP33375691A 1991-12-18 1991-12-18 柄管内に収容されるパラシュート傘 Pending JPH05161506A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000047075A1 (en) * 1999-02-12 2000-08-17 Jenan Kazim Improved foldaway umbrella
EP2443956A3 (de) * 2010-10-20 2012-11-21 Studio MSB UG (haftungsbeschränkt) Schirmsystem
WO2014158004A1 (ko) * 2013-03-29 2014-10-02 Lee Heoung Bum 우산
CN108618305A (zh) * 2018-07-05 2018-10-09 深圳宏明户外用品有限公司 便于太阳伞锁紧的锁紧机构

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