JP3032657U - アンチロックブレーキ制御装置用モータリレー回路 - Google Patents

アンチロックブレーキ制御装置用モータリレー回路

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JP3032657U
JP3032657U JP1996006574U JP657496U JP3032657U JP 3032657 U JP3032657 U JP 3032657U JP 1996006574 U JP1996006574 U JP 1996006574U JP 657496 U JP657496 U JP 657496U JP 3032657 U JP3032657 U JP 3032657U
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relay
motor
circuit
electric power
relays
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JP1996006574U
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Inventor
村井孝安
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Nisshinbo Holdings Inc
Original Assignee
Nisshinbo Holdings Inc
Nisshinbo Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】アンチロックブレーキ制御用モータのリレー回
路の固着の防止や耐久性の向上にある。 【解決手段】モータ3に電力を供給する回路に2個のリ
レー4、5を直列に接続し、一方のリレーをモータ3に
供給する電力の切換えスイッチに使用し、他方のリレー
を常時オン状態にして使用し、これら2個のリレー4、
5の機能を交替させ、一方のリレーがオン状態のまま固
着すると、他方のリレーをモータ3に供給する電力の切
換えスイッチに使用するアンチロックブレーキ制御装置
用モータリレー回路。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、アンチロックブレーキ装置のモータリレー回路に関するものである 。
【0002】
【従来の技術】
従来、アンチロックブレーキ制御装置用のモータは、リレーを1個介してバッ テリー電源に接続されており、アンチロックブレーキ制御時にリレーをオンにし てモータを回転している。しかし、リレーがオン状態のままで固着すると、アン チロックブレーキ制御時でなくても、モータが回転してしまう。
【0003】 その結果、絶えずモータの回転ノイズが発生すると共に、電力を多量に消費し てバッテリーを消耗する恐れがある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、アンチロックブレーキ制御用モータのリレー回路の固着の防止や耐 久性の向上にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、車輪速センサからの信号を演算してブレーキ圧を制御するアンチロ ックブレーキ制御装置のモータを駆動するモータリレー回路において、モータに 電力を供給する回路に2個のリレーを直列に接続し、一つのリレーをオン状態に して使用し、且つ、もう一方のリレ−をモータに供給する電力の切換えスイッチ に使用し、かつ、上記2個のリレーの役割を交互に交替し、リレーの固着の有無 を検索し、一つのリレ−がオン状態のまま固着すると、他方のリレーをモータに 供給する電力の切換えスイッチに使用することを特徴とする、アンチロックブレ ーキ制御装置用モータリレー回路にある。
【0006】
【考案の実施の形態】
以下、図面を用いて本考案の実施の形態を説明する。 <イ>アンチロックブレーキ装置の概要 アンチロックブレーキ装置は、一般に使用されており、車両の車輪ブレーキに 対してアンチロックブレーキ制御を行うもので、各車輪ブレーキの液圧を制御す るABS液圧ユニット2とABS液圧ユニット2を制御する電子制御装置1を備 えている。また、ABS液圧ユニット2は、各車輪ブレーキへ液圧を供給する液 圧回路と、液圧を発生するためのモータ3を備えている。
【0007】 <ロ>モータリレー回路 ABS液圧ユニット2のモータ3は、直列に接続された第1リレー4と第2リ レー5を介してバッテリー(+B)に接続されている。第1リレー4と第2リレ ー5は、電子制御装置1で別々にオン・オフの制御が行われる。また、電子制御 装置1は、モータ3と第2リレー5間の電位を検出し、第1リレー4や第2リレ ー5の異常を検出し、異常の場合はランプ7を点灯するようにしている。なお、 バッテリー(+B)はフューズ6を介して電力を供給し、短絡などによる過電流 を防止している。
【0008】 <ハ>モータ電圧監視ライン モータ電圧監視ライン8は、モータ3と第2リレー5間の接続点から電子制御 装置1に入力されている。電子制御装置1は、モータ電圧監視ライン8を介して モータ3に印加されている電圧を監視し、例えばモータ3がアースに短絡した場 合、電位の低下を検知して、モータ3の故障を検出することができる。
【0009】 以下に、モータリレー回路の作用を説明する。 <イ>正常時のリレーの制御 電子制御装置1は、ある期間、第1リレー4のスイッチをアンチロックブレー キ制御においてオン・オフ制御に使用し、第2リレー5のスイッチを常にオン状 態にする。次の期間、2個のリレーの機能を交替させ、第2リレー5のスイッチ をアンチロックブレーキ制御においてオン・オフ制御して、第1リレー4のスイ ッチを常にオン状態にする。この交替の方法は、種々考えられるが、例えば、第 1リレー4と第2リレー5の制御をイグニッションのオン毎に交互に変更しても よい。このように、交互に2個のリレーの機能を交替させることにより、一方の リレーの寿命のみを弱めることなく、全体でリレーの耐久性を高めることができ る。
【0010】 <ロ>リレーの固着の検出 第1リレー4がオン状態のままで固着すると、モータ3は回転したままになる 。この状態では、モータ3と第2リレー5間の電位が電源電位に近くなるので、 電子制御装置1は、この電位を検出して第1リレー4の固着を検出することがで きる。なお、この検出方法に限らず、例えば、アンチロックブレーキ制御とモー タ3の回転の関係から検出することもできる。
【0011】 <ハ>固着時のリレーの制御 電子制御装置1は、第1リレー4の固着を検出すると、第2リレー5に対して アンチロックブレーキ制御においてオン・オフ制御を行う。このように制御する ことにより、第1リレー4が固着しても、モータ3を正常にオフすることができ る。
【0012】
【考案の効果】
本考案は、次のような効果を得ることができる。 <イ>モータリレーを2個直列に接続し、2個のモータリレーの機能を交互に変 更することにより、モータリレーの耐久性を高め、固着を防止することができる 。
【図面の簡単な説明】
【図1】アンチロックブレーキ制御装置用モータリレー
回路図
【符号の説明】
1・・・電子制御装置 2・・・ABS液圧ユニット 3・・・モータ 4・・・第1リレー 5・・・第2リレー

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車輪速センサからの信号を演算してブレー
    キ圧を制御するアンチロックブレーキ制御装置のモータ
    を駆動するモータリレー回路において、 モータに電力を供給する回路に2個のリレーを直列に接
    続し、 一つのリレーをオン状態にして使用し、且つ、もう一方
    のリレーをモータに供給する電力の切換えスイッチに使
    用し、且つ、上記2個のリレ−の役割を交互に交替し、
    リレーの固着の有無を検索し、 一つのリレ−がオン状態のまま固着すると、他方のリレ
    ーをモータに供給する電力の切換えスイッチに使用する
    ことを特徴とする、 アンチロックブレーキ制御装置用モータリレー回路。
JP1996006574U 1996-06-20 1996-06-20 アンチロックブレーキ制御装置用モータリレー回路 Expired - Lifetime JP3032657U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000225935A (ja) * 1999-02-03 2000-08-15 Toyota Motor Corp 電気制御ブレーキシステム
JP2012128968A (ja) * 2010-12-13 2012-07-05 Sharp Corp 加熱調理器の加熱装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000225935A (ja) * 1999-02-03 2000-08-15 Toyota Motor Corp 電気制御ブレーキシステム
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