JP3032122B2 - 魚釣用リ−ルのレベルワインド装置 - Google Patents
魚釣用リ−ルのレベルワインド装置Info
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- JP3032122B2 JP3032122B2 JP6179376A JP17937694A JP3032122B2 JP 3032122 B2 JP3032122 B2 JP 3032122B2 JP 6179376 A JP6179376 A JP 6179376A JP 17937694 A JP17937694 A JP 17937694A JP 3032122 B2 JP3032122 B2 JP 3032122B2
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- fishing
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、トラバ−スカム軸上
を左右に摺動可能な釣糸案内体をスプ−ルに巻回された
釣糸位置に容易に合わせられる魚釣用リ−ルのレベルワ
インド装置に関する。
を左右に摺動可能な釣糸案内体をスプ−ルに巻回された
釣糸位置に容易に合わせられる魚釣用リ−ルのレベルワ
インド装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、リ−ル側板間に回転自在に支持さ
れたスプ−ルに釣糸を平行に巻回するレベルワインド装
置を備えた魚釣用リ−ルは、例えば実公平1−44062 号
公報で知られており、このレベルワインド装置は、スプ
−ル前方の側板間に設けたラインガイドがハンドル回転
に連動同期して左右に往復動してスプ−ルに釣糸を平行
に巻回する構成である。実際の魚釣りの際、魚とのやり
取りや根がかりの対応等により糸切れが発生したり、或
は釣糸の終端までスプ−ルに巻き込んでしまった場合
等、スプ−ルへの釣糸の軸方向巻回位置とレベルワイン
ド装置のラインガイドの軸方向位置とが夫々ずれてしま
うことがある。この両方の位相がずれたまゝの状態で釣
糸の繰出し操作を行うと位相のずれによる繰出し時の抵
抗が大きく、極端な場合例えばラインガイドが右端で釣
糸はスプ−ルの左端から引き出されることになるから、
スム−スな繰出し操作が行えないと共に、釣糸が巻回さ
れる際は糸がスプ−ルの左端から右端に跳んで巻回され
たり、釣糸の間に食い込み易くなって糸切れが発生して
しまうことがある。前記レベルワインド装置は、ハンド
ル軸上の駆動歯車に連動して駆動されるタイプである
が、例えば実公平2−38632 号公報で知られているレベ
ルワインド装置のようにスプ−ルの回転に連動して駆動
されるタイプもある。この場合に前記のような位相のず
れが発生すると、スプ−ルをフリ−状態にクラッチ操作
して釣糸を放出操作する際に、糸抵抗が発生して大幅に
飛距離が低下したり、糸切れが発生したりする等の問題
がある。
れたスプ−ルに釣糸を平行に巻回するレベルワインド装
置を備えた魚釣用リ−ルは、例えば実公平1−44062 号
公報で知られており、このレベルワインド装置は、スプ
−ル前方の側板間に設けたラインガイドがハンドル回転
に連動同期して左右に往復動してスプ−ルに釣糸を平行
に巻回する構成である。実際の魚釣りの際、魚とのやり
取りや根がかりの対応等により糸切れが発生したり、或
は釣糸の終端までスプ−ルに巻き込んでしまった場合
等、スプ−ルへの釣糸の軸方向巻回位置とレベルワイン
ド装置のラインガイドの軸方向位置とが夫々ずれてしま
うことがある。この両方の位相がずれたまゝの状態で釣
糸の繰出し操作を行うと位相のずれによる繰出し時の抵
抗が大きく、極端な場合例えばラインガイドが右端で釣
糸はスプ−ルの左端から引き出されることになるから、
スム−スな繰出し操作が行えないと共に、釣糸が巻回さ
れる際は糸がスプ−ルの左端から右端に跳んで巻回され
たり、釣糸の間に食い込み易くなって糸切れが発生して
しまうことがある。前記レベルワインド装置は、ハンド
ル軸上の駆動歯車に連動して駆動されるタイプである
が、例えば実公平2−38632 号公報で知られているレベ
ルワインド装置のようにスプ−ルの回転に連動して駆動
されるタイプもある。この場合に前記のような位相のず
れが発生すると、スプ−ルをフリ−状態にクラッチ操作
して釣糸を放出操作する際に、糸抵抗が発生して大幅に
飛距離が低下したり、糸切れが発生したりする等の問題
がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、スプ−ルへの釣糸の軸方向巻回位置とレベルワイ
ンド装置のラインガイドの軸方向位置との位相が夫々ず
れてしまうと、繰出し時の抵抗が大きく、釣糸放出時に
大幅に飛距離が低下したり、釣糸が巻回される際は糸が
釣糸の間に食い込み易くなって糸切れが発生してしまう
ことである。
点は、スプ−ルへの釣糸の軸方向巻回位置とレベルワイ
ンド装置のラインガイドの軸方向位置との位相が夫々ず
れてしまうと、繰出し時の抵抗が大きく、釣糸放出時に
大幅に飛距離が低下したり、釣糸が巻回される際は糸が
釣糸の間に食い込み易くなって糸切れが発生してしまう
ことである。
【0004】本発明の目的は前記欠点に鑑み、釣糸案内
体をスプ−ルに巻回された釣糸位置に容易に合わせられ
るようにして繰出し時の抵抗を小さく、釣糸放出時に飛
距離を伸ばし、糸切れを防止した魚釣用リ−ルのレベル
ワインド装置を提供することである。
体をスプ−ルに巻回された釣糸位置に容易に合わせられ
るようにして繰出し時の抵抗を小さく、釣糸放出時に飛
距離を伸ばし、糸切れを防止した魚釣用リ−ルのレベル
ワインド装置を提供することである。
【0005】
【問題を解決するための手段】本発明は、リ−ル側板間
に支持したハンドルの巻取り操作で連動回転するトラバ
−ス溝を形成したトラバ−スカム軸上に釣糸案内体を左
右に摺動可能とし、該釣糸案内体に設けた係合子を前記
トラバ−ス溝に係合させた魚釣用リ−ルのレベルワイン
ド装置において、釣り人による外部からの操作時のみ、
前記釣糸案内体に設けた係合子を該釣糸案内体内で前記
トラバ−ス溝から離脱させるべく構成した操作部材を備
えたことを要旨とするものである。
に支持したハンドルの巻取り操作で連動回転するトラバ
−ス溝を形成したトラバ−スカム軸上に釣糸案内体を左
右に摺動可能とし、該釣糸案内体に設けた係合子を前記
トラバ−ス溝に係合させた魚釣用リ−ルのレベルワイン
ド装置において、釣り人による外部からの操作時のみ、
前記釣糸案内体に設けた係合子を該釣糸案内体内で前記
トラバ−ス溝から離脱させるべく構成した操作部材を備
えたことを要旨とするものである。
【0006】
【作用】釣糸案内体5がスプ−ル4の巻胴部4a外周に巻
回された釣糸17の巻き終わり位置に合わせられる時は、
操作部材9の押圧操作部9aが発条25に抗して押圧され
る。この押圧で二股腕部9bが前進されて傾斜カム面9dで
係合子7のピン23が下方に押し下げられ、係合部7aがト
ラバ−ス溝6aから離脱される。この状態で釣糸案内体5
が軸線方向に押されると釣糸17の巻き終わり位置に釣糸
案内体5の位置を合わせることが出来る。押圧操作部9a
の押圧が解除されると、発条25で係合子7が上昇されて
係合部7aがトラバ−ス溝6aに係合される。
回された釣糸17の巻き終わり位置に合わせられる時は、
操作部材9の押圧操作部9aが発条25に抗して押圧され
る。この押圧で二股腕部9bが前進されて傾斜カム面9dで
係合子7のピン23が下方に押し下げられ、係合部7aがト
ラバ−ス溝6aから離脱される。この状態で釣糸案内体5
が軸線方向に押されると釣糸17の巻き終わり位置に釣糸
案内体5の位置を合わせることが出来る。押圧操作部9a
の押圧が解除されると、発条25で係合子7が上昇されて
係合部7aがトラバ−ス溝6aに係合される。
【0007】
【実施例】以下、図示の実施例によって本発明を説明す
ると、図1から図6は第1実施例で、図1は魚釣用リ−
ルの底面図、図2は魚釣用リ−ルの側枠内の断面側面
図、図3はレベルワインド装置の要部拡大断面側面図、
図4はレベルワインド装置の要部拡大底面図、図5は図
4の要部拡大断面底面図、図6はレベルワインド装置の
拡大断面背面図である。
ると、図1から図6は第1実施例で、図1は魚釣用リ−
ルの底面図、図2は魚釣用リ−ルの側枠内の断面側面
図、図3はレベルワインド装置の要部拡大断面側面図、
図4はレベルワインド装置の要部拡大底面図、図5は図
4の要部拡大断面底面図、図6はレベルワインド装置の
拡大断面背面図である。
【0008】魚釣用リ−ルは、左右両側枠1、2が複数
本の支柱10で平行に保持されて左右両側枠1、2の外側
には夫々リ−ル側板11、12が取り付けられている。両側
枠1、2にはレベルワインド装置Aの案内筒3の両端が
図示しない構造で回り止め係合されている。両側枠1、
2には図示しない軸受でスプ−ル軸13が支持され、スプ
−ル軸13にスプ−ル4が固定されて左右両側枠1、2間
に回転可能に設けられている。スプ−ル軸13はピニオン
14と駆動歯車15を介してハンドル16で回転される。スプ
−ル4の巻胴部4a外周には釣糸17が巻回されている。
本の支柱10で平行に保持されて左右両側枠1、2の外側
には夫々リ−ル側板11、12が取り付けられている。両側
枠1、2にはレベルワインド装置Aの案内筒3の両端が
図示しない構造で回り止め係合されている。両側枠1、
2には図示しない軸受でスプ−ル軸13が支持され、スプ
−ル軸13にスプ−ル4が固定されて左右両側枠1、2間
に回転可能に設けられている。スプ−ル軸13はピニオン
14と駆動歯車15を介してハンドル16で回転される。スプ
−ル4の巻胴部4a外周には釣糸17が巻回されている。
【0009】レベルワインド装置Aは、案内筒3と、案
内筒3外周を左右に摺動する釣糸案内体5と、案内筒3
の両端に固定された軸受18、19で軸承されたトラバ−ス
カム軸6と、トラバ−スカム軸6のトラバ−ス溝6aに係
合される釣糸案内体5内に収容された係合子7と、係合
子7を抜け止め保持するキャップ8と、釣糸案内体5が
案内筒3と平行に保持される案内杆20と、係合子7をト
ラバ−ス溝6aと係脱可能とするレバ−からなる操作部材
9とで構成され、トラバ−スカム軸6はトラバ−スカム
軸6の端に固定された小歯車21と中間歯車22と駆動歯車
15を介してハンドル16の回転に連動して回転される。案
内筒3には係合子7が挿入可能な長手方向の幅の狭い長
孔3aが形成されている。
内筒3外周を左右に摺動する釣糸案内体5と、案内筒3
の両端に固定された軸受18、19で軸承されたトラバ−ス
カム軸6と、トラバ−スカム軸6のトラバ−ス溝6aに係
合される釣糸案内体5内に収容された係合子7と、係合
子7を抜け止め保持するキャップ8と、釣糸案内体5が
案内筒3と平行に保持される案内杆20と、係合子7をト
ラバ−ス溝6aと係脱可能とするレバ−からなる操作部材
9とで構成され、トラバ−スカム軸6はトラバ−スカム
軸6の端に固定された小歯車21と中間歯車22と駆動歯車
15を介してハンドル16の回転に連動して回転される。案
内筒3には係合子7が挿入可能な長手方向の幅の狭い長
孔3aが形成されている。
【0010】釣糸案内体5の外形は、中心部分5aと、中
心部分5aから前方に伸びた突出部5bと、中心部分5aから
上方に伸びた糸案内部5cと、中心部分5aから下方に突出
した突出部5dとで形成されている。中心部分5aには案内
筒3が嵌合される透孔5eが、前方に伸びた突出部5b内に
案内杆20が嵌まる貫通孔5fが形成されている。突出部5d
内には係合子7が挿入可能な内径の透孔5gと係合子7に
固定されたピン23が下側から挿入可能な図5で左右の縦
溝5hと、突出部5dの外周にキャップ8が螺合される螺子
部5iが形成されている。糸案内部5cに硬質釣糸案内環24
が嵌合固定される透孔5jが夫々形成されている。スプ−
ル4に巻回された釣糸17は糸案内部5cの硬質釣糸案内環
24を通して前方に突出される。更に突出部5dには操作部
材9が挿入される2条の縦孔5kと操作部材9の先端が挿
入される横孔5mが形成されている。縦孔5kの上部には抜
け止め部5nが形成されている。
心部分5aから前方に伸びた突出部5bと、中心部分5aから
上方に伸びた糸案内部5cと、中心部分5aから下方に突出
した突出部5dとで形成されている。中心部分5aには案内
筒3が嵌合される透孔5eが、前方に伸びた突出部5b内に
案内杆20が嵌まる貫通孔5fが形成されている。突出部5d
内には係合子7が挿入可能な内径の透孔5gと係合子7に
固定されたピン23が下側から挿入可能な図5で左右の縦
溝5hと、突出部5dの外周にキャップ8が螺合される螺子
部5iが形成されている。糸案内部5cに硬質釣糸案内環24
が嵌合固定される透孔5jが夫々形成されている。スプ−
ル4に巻回された釣糸17は糸案内部5cの硬質釣糸案内環
24を通して前方に突出される。更に突出部5dには操作部
材9が挿入される2条の縦孔5kと操作部材9の先端が挿
入される横孔5mが形成されている。縦孔5kの上部には抜
け止め部5nが形成されている。
【0011】係合子7はトラバ−スカム軸6のトラバ−
ス溝6aに係合されるU字状で厚さの薄い係合部7aと杆部
7bとで形成されて杆部7bに横向きにピン23が固定されて
いる。係合子7はキャップ8の中に収容された発条25で
上方に付勢されている。
ス溝6aに係合されるU字状で厚さの薄い係合部7aと杆部
7bとで形成されて杆部7bに横向きにピン23が固定されて
いる。係合子7はキャップ8の中に収容された発条25で
上方に付勢されている。
【0012】レバ−からなる操作部材9は二股に形成さ
れて押圧操作部9aと二股腕部9bと二股腕部9bの先端部9c
と傾斜カム面9dと度当り部9eとで形成されている。傾斜
カム面9dには係合子7に固定されたピン23が発条25で当
接付勢されている。操作部材9は釣糸案内体5の2条の
縦孔5kに下端から挿入されて先端部9cは横孔5mに挿入さ
れ、キャップ8が釣糸案内体5に螺合されることで水平
方向に摺動自在に保持されている。
れて押圧操作部9aと二股腕部9bと二股腕部9bの先端部9c
と傾斜カム面9dと度当り部9eとで形成されている。傾斜
カム面9dには係合子7に固定されたピン23が発条25で当
接付勢されている。操作部材9は釣糸案内体5の2条の
縦孔5kに下端から挿入されて先端部9cは横孔5mに挿入さ
れ、キャップ8が釣糸案内体5に螺合されることで水平
方向に摺動自在に保持されている。
【0013】釣糸案内体5がスプ−ル4の巻胴部4a外周
に巻回された釣糸17の巻き終わり位置に合わせられる時
は、操作部材9の押圧操作部9aが発条25に抗して押圧さ
れる。この押圧で二股腕部9bが前進されて傾斜カム面9d
で係合子7のピン23が下方に押し下げられ、係合部7aが
トラバ−ス溝6aから離脱される。この状態で釣糸案内体
5が軸線方向に押されると釣糸17の巻き終わり位置に釣
糸案内体5の位置を合わせることが出来る。押圧操作部
9aの押圧が解除されると、発条25で係合子7が上昇され
て係合部7aがトラバ−ス溝6aに係合される。
に巻回された釣糸17の巻き終わり位置に合わせられる時
は、操作部材9の押圧操作部9aが発条25に抗して押圧さ
れる。この押圧で二股腕部9bが前進されて傾斜カム面9d
で係合子7のピン23が下方に押し下げられ、係合部7aが
トラバ−ス溝6aから離脱される。この状態で釣糸案内体
5が軸線方向に押されると釣糸17の巻き終わり位置に釣
糸案内体5の位置を合わせることが出来る。押圧操作部
9aの押圧が解除されると、発条25で係合子7が上昇され
て係合部7aがトラバ−ス溝6aに係合される。
【0014】レベルワインド装置Aの動作は、ハンドル
16が回転されると、駆動歯車15とピニオン14とスプ−ル
軸13を介してスプ−ル4が回転されてスプ−ル4に釣糸
17が巻回されると共に、駆動歯車15と中間歯車22と小歯
車21を介してトラバ−スカム軸6が回転される。このト
ラバ−スカム軸6の回転でトラバ−ス溝6aに係合する係
合子7が収容された釣糸案内体5が貫通孔5fに嵌まる案
内杆20で案内されて案内筒3上を左右に摺動される。こ
の摺動で釣糸17がスプ−ル4に平行に巻回される。
16が回転されると、駆動歯車15とピニオン14とスプ−ル
軸13を介してスプ−ル4が回転されてスプ−ル4に釣糸
17が巻回されると共に、駆動歯車15と中間歯車22と小歯
車21を介してトラバ−スカム軸6が回転される。このト
ラバ−スカム軸6の回転でトラバ−ス溝6aに係合する係
合子7が収容された釣糸案内体5が貫通孔5fに嵌まる案
内杆20で案内されて案内筒3上を左右に摺動される。こ
の摺動で釣糸17がスプ−ル4に平行に巻回される。
【0015】前記のようにレベルワインド装置Aが構成
されると、スプ−ル4への釣糸17の軸方向巻回位置と釣
糸案内体5の軸方向位置との位相が夫々ずれていても、
操作部材9の押圧操作部9aの押圧によるワンタッチ操作
で係合部7aとトラバ−ス溝6aの係合が解除されて極めて
容易に釣糸案内体5の位置を修正することが出来るの
で、実釣時の様々な状況に迅速に対応できて、釣糸17の
繰出し時の抵抗を小さく、釣糸放出時に飛距離を伸ば
し、糸切れの発生を防止することが出来る。
されると、スプ−ル4への釣糸17の軸方向巻回位置と釣
糸案内体5の軸方向位置との位相が夫々ずれていても、
操作部材9の押圧操作部9aの押圧によるワンタッチ操作
で係合部7aとトラバ−ス溝6aの係合が解除されて極めて
容易に釣糸案内体5の位置を修正することが出来るの
で、実釣時の様々な状況に迅速に対応できて、釣糸17の
繰出し時の抵抗を小さく、釣糸放出時に飛距離を伸ば
し、糸切れの発生を防止することが出来る。
【0016】図7、図8は第2実施例で、図7はレベル
ワインド装置の要部断面側面図と一部拡大断面側面図、
図8はレベルワインド装置の要部拡大底面図である。
ワインド装置の要部断面側面図と一部拡大断面側面図、
図8はレベルワインド装置の要部拡大底面図である。
【0017】第2実施例では、係合子7の杆部7bに下側
からスリ割状の縦孔7cが形成されると共に横向きにピン
23が固定されている。縦孔7cにはレバ−からなる操作部
材9′が挿入されている。操作部材9′は押圧操作部9a
と腕部9fと傾斜した長孔からなる傾斜カム面9gとで形成
されて押圧操作部9aは発条26で図7で2点鎖線の状態
に、図8で実線の状態の外側に付勢されている。傾斜カ
ム面9gにはピン23が挿入されて当接されている。他の構
成は前記第1実施例と略同一である。
からスリ割状の縦孔7cが形成されると共に横向きにピン
23が固定されている。縦孔7cにはレバ−からなる操作部
材9′が挿入されている。操作部材9′は押圧操作部9a
と腕部9fと傾斜した長孔からなる傾斜カム面9gとで形成
されて押圧操作部9aは発条26で図7で2点鎖線の状態
に、図8で実線の状態の外側に付勢されている。傾斜カ
ム面9gにはピン23が挿入されて当接されている。他の構
成は前記第1実施例と略同一である。
【0018】釣糸案内体5に係合子7と操作部材9′が
組み込まれる時は、予め係合子7と操作部材9′が組み
込まれ、操作部材9′が釣糸案内体5の2条の縦孔5kに
下端から挿入されてキャップ8が釣糸案内体5に螺合さ
れることで水平方向に摺動自在に保持されている。
組み込まれる時は、予め係合子7と操作部材9′が組み
込まれ、操作部材9′が釣糸案内体5の2条の縦孔5kに
下端から挿入されてキャップ8が釣糸案内体5に螺合さ
れることで水平方向に摺動自在に保持されている。
【0019】釣糸案内体5がスプ−ル4の巻胴部4a外周
に巻回された釣糸17の巻き終わり位置に合わせられる時
は、操作部材9′の押圧操作部9aが発条26に抗して押圧
される。この押圧で腕部9fが前進されて傾斜カム面9gで
係合子7のピン23が下方に押し下げられ、係合部7aがト
ラバ−ス溝6aから離脱される。この状態で釣糸案内体5
が軸線方向に押されると釣糸17の巻き終わり位置に釣糸
案内体5の位置を合わせることが出来る。押圧操作部9a
の押圧が解除されると、発条26で係合子7が上昇されて
係合部7aがトラバ−ス溝6aに係合される。
に巻回された釣糸17の巻き終わり位置に合わせられる時
は、操作部材9′の押圧操作部9aが発条26に抗して押圧
される。この押圧で腕部9fが前進されて傾斜カム面9gで
係合子7のピン23が下方に押し下げられ、係合部7aがト
ラバ−ス溝6aから離脱される。この状態で釣糸案内体5
が軸線方向に押されると釣糸17の巻き終わり位置に釣糸
案内体5の位置を合わせることが出来る。押圧操作部9a
の押圧が解除されると、発条26で係合子7が上昇されて
係合部7aがトラバ−ス溝6aに係合される。
【0020】
【発明の効果】本発明は前述のように構成されたから、
スプ−ルへの釣糸の軸方向巻回位置と釣糸案内体の軸方
向位置との位相が夫々ずれていても、釣り人による外部
からの操作部材の押圧によるワンタッチ操作で係合部と
トラバ−ス溝の係合が解除されて極めて容易に釣糸案内
体の位置を修正することが出来るのと同時に、操作部材
の押圧操作部から手を放すと、附勢力で係合爪がトラバ
−ス溝に係合し、釣糸巻取り状態に瞬時に復帰するの
で、実釣時の様々な状況に迅速に対応できて、釣糸の繰
出し時の抵抗を小さく、釣糸放出時に飛距離を伸ばし、
糸切れの発生を防止しながら瞬時に実釣状態に復帰する
ことが出来る等優れた効果を奏する魚釣用リ−ルのレベ
ルワインド装置を提供することが出来る。
スプ−ルへの釣糸の軸方向巻回位置と釣糸案内体の軸方
向位置との位相が夫々ずれていても、釣り人による外部
からの操作部材の押圧によるワンタッチ操作で係合部と
トラバ−ス溝の係合が解除されて極めて容易に釣糸案内
体の位置を修正することが出来るのと同時に、操作部材
の押圧操作部から手を放すと、附勢力で係合爪がトラバ
−ス溝に係合し、釣糸巻取り状態に瞬時に復帰するの
で、実釣時の様々な状況に迅速に対応できて、釣糸の繰
出し時の抵抗を小さく、釣糸放出時に飛距離を伸ばし、
糸切れの発生を防止しながら瞬時に実釣状態に復帰する
ことが出来る等優れた効果を奏する魚釣用リ−ルのレベ
ルワインド装置を提供することが出来る。
【図1】第1実施例で、魚釣用リ−ルの底面図である。
【図2】同魚釣用リ−ルの側枠内の断面側面図である。
【図3】同レベルワインド装置の要部拡大断面側面図で
ある。
ある。
【図4】同レベルワインド装置の要部拡大底面図であ
る。
る。
【図5】同図4の要部拡大断面底面図である。
【図6】同レベルワインド装置の拡大断面背面図であ
る。
る。
【図7】第2実施例で、レベルワインド装置の要部断面
側面図と一部拡大断面側面図である。
側面図と一部拡大断面側面図である。
【図8】同レベルワインド装置の要部拡大底面図であ
る。
る。
A レベルワインド装置 3 案内筒 5 釣糸案内体 6 トラバ−スカム軸 6a トラバ−ス溝 7 係合子 7a 係合部 11、12 リ−ル側板 16 ハンドル
Claims (1)
- 【請求項1】 リ−ル側板間に支持したハンドルの巻取
り操作で連動回転するトラバ−ス溝を形成したトラバ−
スカム軸上に釣糸案内体を左右に摺動可能とし、該釣糸
案内体に設けた係合子を前記トラバ−ス溝に係合させた
魚釣用リ−ルのレベルワインド装置において、釣り人に
よる外部からの押圧操作時のみ、前記釣糸案内体に設け
た係合子を該釣糸案内体内で前記トラバ−ス溝から離脱
させるべく構成した操作部材を備えたことを特徴とする
魚釣用リ−ルのレベルワインド装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6179376A JP3032122B2 (ja) | 1994-07-07 | 1994-07-07 | 魚釣用リ−ルのレベルワインド装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6179376A JP3032122B2 (ja) | 1994-07-07 | 1994-07-07 | 魚釣用リ−ルのレベルワインド装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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