JP3031807B2 - 磁気ヘッド - Google Patents

磁気ヘッド

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JP3031807B2
JP3031807B2 JP5343511A JP34351193A JP3031807B2 JP 3031807 B2 JP3031807 B2 JP 3031807B2 JP 5343511 A JP5343511 A JP 5343511A JP 34351193 A JP34351193 A JP 34351193A JP 3031807 B2 JP3031807 B2 JP 3031807B2
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勝也 菊入
貴 斉藤
俊彦 佐藤
利徳 渡辺
和彦 綿貫
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フェライト単結晶など
の磁性材料により形成されたコアに高飽和磁束密度の金
属層が形成されて、金属層の対向面に磁気ギャップが形
成された磁気ヘッドに係り、特にコアと金属層との疑似
ギャップによるヘッド出力の周波数特性のうねりを抑制
できるようにした磁気ヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】メタルテープを使用する磁気記録再生装
置では、コアに高飽和磁束密度の金属層を形成し、この
金属層の接合面に磁気ギャップを形成するいわゆるメタ
ルインギャップ(MIG)構造の磁気ヘッドが使用され
る。図は従来の8mmVTR装置に搭載されるMIG
構造の磁気ヘッドの記録媒体摺動面を拡大して示す平面
図である。コアF1とF2はMn−Znフェライトの単
結晶材料により形成されている。両コアF1とF2に
は、センダストまたはFe−Ta−C系の微結晶材料な
どによる高飽和磁束密度の金属層Mがスパッタリングな
どにより形成され、この金属層Mの接合部にガラス材料
が介在されて、磁気ギャップ対向面Gとなっている。
【0003】記録媒体摺動方向(T方向)は、コアF1
とF2の側面Sと平行な方向である。また磁気ギャップ
対向面Gは記録媒体摺動方向(T方向)の直交線に対し
てアジマス角度θを有している。8mmVTR用の磁気
ヘッドでは、アジマス角度θが±10度である。両コア
F1とF2の摺動面1a,2aでのフェライト単結晶材
料の結晶方位はβ方位、すなわち摺動面1a,2aに
(110)面が現れ、(110)面内の<100>方向
が、磁気ギャップ対向面Gに対して90度方向とされて
いるのが一般的である。このβ方位であると、テープ摺
動面1a,2aの摩耗が最小限となり、磁気ギャップ対
向面Gの深さ(ギャップデプス)の浅い8mmVTR用
の磁気ヘッドにおいてコア摩耗による問題が生じにくく
なる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらMIG構
造の磁気ヘッドでは、コアF1,F2と高飽和磁束密度
の金属層Mとの接合部に実質的な磁気ギャップが形成さ
れ、信号の記録または再生においてこの部分が疑似ギャ
ップgとして機能する。図は、この種の磁気ヘッドの
再生出力について、横軸に周波数、縦軸に周波数特性を
示したものである。この線図に示すように、前記疑似ギ
ャップgの働きにより、周波数特性にうねりが生じる現
象がある。特に図に示す従来の磁気ヘッドでは、磁化
容易方向となる<100>方向が磁気ギャップ対向面G
に垂直に向けられているため、疑似ギャップgの働きの
比率が高くなり、周波数特性のうねり量が大きくなって
いる。
【0005】本発明は上記従来の課題を解決するもので
あり、前記疑似ギャップによる周波数特性のうねりを抑
制し、しかもコアの記録媒体摺動面の摩耗量の増大を防
止できるようにした磁気ヘッドを提供することを目的と
している。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、単結晶磁性材
料のコアに高飽和磁束密度の金属層が形成され、この金
属層の対向面に磁気ギャップが形成されている磁気ヘッ
ドにおいて、コアの記録媒体摺動面に(110)面が現
れ、前記(110)面内の<100>方向が、前記金属
層のギャップ対向面の垂線に対し5度以上の傾き角を有
し、かつ、前記(110)面内の<100>方向が記録
媒体摺動方向に対して傾き角を有し、この傾き角が30
度未満であることを特徴とするものである。
【0007】上記において、前記(110)面内の<1
00>方向が、前記金属層のギャップ対向面の垂線に対
し35度以下であることが好ましい。また、前記(11
0)面内の<100>方向が、記録媒体摺動方向に対し
て20度未満の傾き角を有することがより好ましい。
【0008】
【作用】上記手段では、コアの記録媒体摺動面に現れて
いる(110)面の磁化容易方向である<100>方向
が、磁気ギャップ対向面の垂線に対して傾き角を有して
いる。したがってコアと高飽和磁束密度の金属層との境
界の疑似ギャップの機能が抑制され、ヘッド出力の周波
数特性のうねりを低減できるようになる。
【0009】単結晶磁性材料の(110)面内の<10
0>方向は耐摩耗性に影響を与えるものであるが、この
<100>方向を記録媒体摺動方向に対して所定角度以
下の傾きとすることにより、コアの記録媒体摺動面の摩
耗量を影響のきわめて少ない範囲に収めることができ
る。摩耗性の影響をきわめて少なくするための、<10
0>と記録媒体摺動方向との傾き角の最も好ましい範囲
は、0度未満である。
【0010】
【実施例】以下本発明の実施例を図面により説明する。
図1は磁気ヘッドHの斜視図であり、図2ないし図
磁気ヘッドHの記録媒体摺動面を実施例別に示す拡大平
面図である。磁気ヘッドHは、メタルテープを使用する
例えば8mmVTR装置の回転ドラムに搭載されるもの
である。この磁気ヘッドHは、Mn−Znフェライトの
単結晶材料により形成されたコアF1とF2とを有して
いる。両コアF1とF2には高飽和磁束密度のセンダス
トまたはFe−Ta−C系の微結晶材料などの金属層M
がスパッタリングなどにより形成されている。この金属
層Mどうしの対向部が磁気ギャップ対向面Gとなってい
る。両コアF1とF2との接合部中腹にはコイル溝3が
形成され、この溝3内から両コアF1とF2にコイルが
巻かれる。
【0011】図1に示すように、本発明では、両コアF
1とF2の記録媒体摺動面1aと2aにフェライト単結
晶の(110)面が現れており、この(110)面内の
<100>方向が、磁気ギャップ対向面Gの垂線Lに対
し傾き角αを有している。フェライト単結晶材料の磁化
容易方向である<100>方向が前記垂線Lに対して傾
き角αを有していることにより、コアF1,F2と金属
層M,Mとの境界部の疑似ギャップgの働きを抑制で
き、これによりヘッド出力の周波数特性のうねりを従来
のβ方位のものよりも低減できる。また、<100>方
向に、垂線Lに対する傾き角αを与えると、<100>
方向がコア側面Sに対して傾きγを有するようになる。
記録媒体の摺動方向をコア側面Sに沿う方向とすると、
<100>が記録媒体摺動方向に対して傾くことにな
る。そこで、以下において、傾き角αとγの磁気ヘッド
に対する影響について説明する。
【0012】図は、磁気ギャップ対向面Gの垂線Lと
<100>方向との傾き角αと、ヘッド出力の周波数特
性のうねり量(dB)との関係を示している。この線図
は、コアF1とF2をMn−Znフェライトの単結晶材
料とし、金属層MをFe−Ta−C系の微結晶材料とし
た8mmVTR用の磁気ヘッドを使用した測定結果を示
している。(イ)はコアの記録媒体摺動面がβ方位の従
来のものであり、垂線Lと<100>方向との角度αは
0度である。(ロ)(ハ)(ニ)は、前記角度αをほぼ
35度、55度および90度としたものである。角度α
の相違する(イ)ないし(ニ)の磁気ヘッドをそれぞれ
について複数個ずつ用意し、ヘッド出力の周波数特性の
うねり量を調べた。このうねり量は(イ)ないし(ニ)
のそれぞれの試料群においてばらつきがあり、β方位の
従来の試料群(イ)では、そのばらつき範囲が非常に大
きくなっている。図の実線(a)は(イ)〜(ニ)の
各試料群の測定値のばらつきの平均値を結んだものであ
り、破線(b)と(c)は(イ)〜(ニ)の各試料群で
の測定値の最大値と最小値を結んだものである。
【0013】8mmVTR装置において、周波数特性の
うねりが画像に影響を与えるのは、うねり量が1.0d
B以上の場合である。図に示すように、従来のβ方位
のもの(イ)では、特性のばらつきによりうねり量が
1.0dBを越えるものが生じてしまう。また磁気ギャ
ップ対向面Gの垂線Lに対して<100>方向を少しで
も傾けるとうねり量が減少し、傾き角αを5度以上にす
れば、特性のばらつきが生じても、うねり量が1.0d
Bを越えることがなくなる。傾き角αは大きくすればす
るほど、うねり量の抑制効果が得られ、傾き角αの最も
好ましい範囲は10度以上である。
【0014】次に、図は記録媒体摺動方向に対する<
100>方向の傾き角γと、コアの記録媒体摺動面の摩
耗量との関係を示したものである。図の横軸は、記録
媒体摺動方向すなわちコア側面Sと<100>方向との
傾き角γを示し、縦軸はコアの記録媒体摺動面1a,2
aの平均摩耗量(μm)を示している。図の(イ)
(ロ)(ハ)(ニ)は、各試料群ごとの摩耗量の測定値
の平均値を示している。この摩耗量の測定では、図
示した周波数特性のうねり量の測定と同じ磁気ヘッドを
試料群として使用した。使用した磁気ヘッドは図2に示
すような右チャンネル用であり、磁気ギャップ対向面G
のアジマス角度θは+10度である。また<100>面
は磁気ギャップ対向面Gの垂線Lに対して時計方向へ傾
けた。アジマス角度θが10度であるため、図に示す
(イ)(ロ)(ハ)(ニ)の各試料群における垂線Lと
の傾き角αと、図における各試料群(イ)(ロ)
(ハ)(ニ)での傾き角γとの関係は、γ=α+10度
である。なお、試料群(ニ)は、図における角度αが
90度であり、アジマス角度θを加えるとγが100度
になるが、記録媒体摺動方向に対する100度は80度
に相当するものであるため、図では試料群(ニ)の傾
き角γを80度としている。
【0015】各試料群(イ)〜(ハ)ごとに複数個ずつ
の磁気ヘッドを用意して、これを8mmVTR装置の回
転ドラムに搭載し、メタルテープを走行させながら、磁
気ヘッドとメタルテープとを延べ500時間摺動させ
た。各試料群の個々の磁気ヘッドのコアの摺動面1a,
2aの摩耗量を測定し、試料群ごとにその平均値をとっ
てプロットしたのが図である。図では、記録媒体摺
動方向と<100>方向との傾き角γが、20度を越
え、さらに30度を越えると摩耗量が急激に増加してい
くのが解る。したがって傾き角γの好ましい範囲は30
度未満である。ただし8mmVTR用の磁気ヘッドで
は、ギャップデプスが小さいため、コアの摩耗について
は条件を厳しくすることが好ましい。そこで、従来のよ
うにコアの摺動面1a,2aをβ方位とした従来例の摩
耗量をδとしたとき、摩耗量がこのδよりも10%増と
なる範囲を見ると、その条件に沿う傾き角γは20度未
満である。摩耗量の増加が従来の磁気ヘッドの摩耗量の
10%増以内であれば、実用上問題はない。よって傾き
角γの最も好ましい範囲は20度未満である。
【0016】以上をまとめると、図の結果から垂線L
と<100>方向との傾き角αが5度を越えれば、周波
数特性のうねり量を1.0dB以下にでき、傾き角αを
10度以上にすればさらにうねり量を減少させることが
できる。またコアの摺動面の摩耗の点から、記録媒体摺
動方向と<100>方向との傾き角γの好ましい範囲は
30度未満であり、実用上さらに好ましい傾き角γの範
囲は20度未満である。
【0017】図2ないし図は、アジマス角度θが±1
0度の8mmVTR用の磁気ヘッドを例とした摺動面の
拡大平面図である。各図は、前記傾き角αが5度以上
で、傾き角γが最も好ましい範囲の限界である20度未
満となる場合について実施例別に示している。図2は、
チャンネルの磁気ヘッドを示しており、アジマス角θ
は+10度である。図2では、磁気ギャップ対向面Gの
垂線Lに対し、両コアF1,F2の<100>方向の傾
き角αが10度となっている。このとき記録媒体摺動方
向(コア側面S)に対する<100>方向の傾き角γ
は、最も好ましい範囲の限界値の20度である。図2の
例では、図から周波数特性のうねり量を1.0dB以
下にでき、しかも図からコア摺動面1a,2aの摩耗
量を従来のβ方位のものに比べて10%増以内にでき
る。
【0018】図3は同じく右チャンネルの磁気ヘッドを
示しているが、記録媒体摺動方向(コア側面S)に対す
る<100>方向の傾き方向が、図2と逆方向となって
いる。図では、コア側面Sに対する<100>方向の
傾き角γが最も好ましい範囲の限界値の20度となって
いるが、この場合に磁気ギャップ対向面Gの垂線Lに対
する<100>方向の傾き角αは30度である。したが
って、図に示すものでは、コア摺動面1a,2aの摩
耗量については図2に示したものと同程度であるが、傾
き角αが大きいため、図に示す周波数特性のうねり量
の改善効果は図2に示すものよりも格段に良くなる。以
上から、アジマス角度θの方向が同じものである場合
に、<100>の傾き方向は、図2よりも図の方が、
うねり量の改善と摩耗量の低減との組み合わせにおいて
有利である。
【0019】図は左チャンネル用の磁気ヘッドを示し
ており、アジマス角θは−10度である。図では両コ
アF1とF2の摺動面にて<100>方向が、図と同
じ効果を奏する向きであり、傾き角αは30度で、傾き
角γは20度である。図2ないし図に示す各実施例で
は、両コアF1とF2において<100>方向を同じ向
きにしているが、両コアF1とF2にて<100>方向
の傾き方向を異ならせると図に示す構造となる。
【0020】図は右チャンネルの場合であるが、コア
F1とF2とで、記録媒体摺動方向に対する<100>
方向の傾斜方向が相違しており、しかも傾き角γは共に
20度である。この場合磁気ギャップ対向面Gの垂線L
に対する傾き角αは、F1側で30度、F2側で10度
となる。実際の磁気ヘッドでの<100>方向の傾き方
向および傾き角αとγの組み合わせは磁気ヘッドのチャ
ンネル特性などに応じて任意に選択すればよい。また傾
き角αとγの値は、αが5度以上、γが30度未満さら
に好ましくは20度未満の範囲で、ヘッド特性などに応
じて任意に選択できる。なお、本発明は8mmVTR用
の磁気ヘッドに限られるものではなく、アジマス角度が
20度のDAT用の磁気ヘッドなどのように、MIG構
造のものであれば、どの用途のものであっても実施可能
である。
【0021】
【発明の効果】以上のように本発明では、MIG構造の
磁気ヘッドにおいて、疑似ギャップによるヘッド出力の
周波数特性のうねりを従来のものよりも改善できる。ま
た記録媒体摺動方向に対する<100>方向の傾き角を
選択し、例えば請求項に記載したように30度未満と
することにより、<100>方向の傾きによってコア摺
動面の摩耗量を実用上問題のない範囲に収めることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例として8mmVTR用の磁気ヘ
ッドを示す斜視図、
【図2】8mmVTR用の右チャンネル磁気ヘッドにお
ける<100>方向の傾き角の第1例を示す記録媒体摺
動面の拡大平面図、
【図3】8mmVTR用の右チャンネル磁気ヘッドにお
ける<100>方向の傾き角の第2例を示す記録媒体摺
動面の拡大平面図、
【図4】8mmVTR用の左チャンネル磁気ヘッドにお
ける<100>方向の傾き角の一例を示す記録媒体摺動
面の拡大平面図、
【図5】8mmVTR用の磁気ヘッドにおける<100
>方向の傾き角の組み合わせの一例を示す記録媒体摺動
面の拡大平面図、
【図6】<100>方向の傾き角αとヘッド出力の周波
数特性のうねり量との関係を示す線図、
【図7】<100>方向の傾き角γとコア摺動面の摩耗
量との関係を示す線図、
【図8】従来の磁気ヘッドのβ方位のコア摺動面を示す
拡大平面図、
【図9】従来の磁気ヘッドのヘッド出力の周波数特性を
示す線図、
【符号の説明】
H 磁気ヘッド F1,F2 コア 1a,2a コアの記録媒体摺動面 G 磁気ギャップ対向面 L 磁気ギャップ対向面の垂線 α <100>方向と垂線との傾き角 S コア側面(記録媒体摺動方向) γ <100>方向とコア側面との傾き角 g 疑似ギャップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡辺 利徳 東京都大田区雪谷大塚町1番7号 アル プス電気株式会社内 (72)発明者 綿貫 和彦 東京都大田区雪谷大塚町1番7号 アル プス電気株式会社内 (56)参考文献 特開 平6−111222(JP,A) 特開 平6−4816(JP,A) 特開 平6−20221(JP,A) 特開 平4−6602(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 5/127 - 5/255

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 単結晶磁性材料のコアに高飽和磁束密度
    の金属層が形成され、この金属層の対向面に磁気ギャッ
    プが形成されている磁気ヘッドにおいて、コアの記録媒
    体摺動面に(110)面が現れ、前記(110)面内の
    <100>方向が、前記金属層のギャップ対向面の垂線
    に対して5度以上の傾き角を有し、かつ、前記(11
    0)面内の<100>方向が記録媒体摺動方向に対して
    傾き角を有し、この傾き角が30度未満であることを特
    徴とする磁気ヘッド。
  2. 【請求項2】 前記(110)面内の<100>方向
    が、前記金属層のギャップ対向面の垂線に対して35度
    以下の傾き角を有する請求項1記載の磁気ヘッド。
  3. 【請求項3】 前記(110)面内の<100>方向
    が、記録媒体摺動方向に対して20度未満の傾き角を有
    する請求項1または2記載の磁気ヘッド。
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