JP3031500B2 - 情報記録装置 - Google Patents

情報記録装置

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JP3031500B2
JP3031500B2 JP3234952A JP23495291A JP3031500B2 JP 3031500 B2 JP3031500 B2 JP 3031500B2 JP 3234952 A JP3234952 A JP 3234952A JP 23495291 A JP23495291 A JP 23495291A JP 3031500 B2 JP3031500 B2 JP 3031500B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、2つのレーザ光の干渉
により情報をホログラムとして記録する装置に係り、特
に移動媒体上に高品質なホログラムを多重記録すること
が可能な情報記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】情報記録装置としての書換え可能な光デ
ィスクは、これまでの磁気ディスクなどにとって代わ
り、主として計算機システムの外部記憶用媒体として普
及し始めている。その基本性能として、約5×105 bi
t/mm2 の記録密度を有しており、5インチの光ディスク
1枚には新聞3300ページ分相当の記憶容量がある。
【0003】しかし、情報通信技術の進展に伴い、より
高密度で高速データ転送が可能な情報蓄積技術が要求さ
れると考えられる。特に、将来のサービスビジョンとし
て提唱されている映像通信サービスの分野においては、
高精細なカラー動画像や多画面映像、立体映像といった
大量情報の記憶やデータベースの高速検索などに対応で
きるための超高速(1Gbit/sec)・高密度(108 bit/
mm2 )記憶システムが要求される。これに対応するため
に、現状では、短波長レーザによる高密度化やマルチビ
ームによるデータ転送速度の高速化の研究が各所で進め
られている。しかし、記録密度の点に関しては、短波長
レーザによる記録再生が実現されても、現状の光ディス
クの高々10倍程度が限界と考えられる。また、記録原
理が、レーザ光の照射による媒体の昇温・冷却過程を媒
介としたいわゆる熱記録であるため、ビット間熱干渉に
よっても記録密度が制限される。転送速度に関しても、
マルチビームの数的限界のために、従来のビットハイビ
ット記録再生方式では大幅な性能向上は原理的に不可能
である。
【0004】このように、記録密度およびデータ転送速
度において、現状の光ディスクを用いた記憶システムで
は大幅な性能向上は望めない。これらの限界を打破する
ためには、多重記録による高密度化と複数ビット一括処
理による高速化を可能とするような新しい記憶方式の確
立が必要である。
【0005】これまでに検討されてきた、ホログラム記
録方式による2次元ディジタル情報の一括記録再生の基
本的な装置構成は、例えば、文献「APPLIED O
PTICS/Vol.3,No.4/April 197
4」のpages 808to 810に記載の“Ex
perimental HolographicRea
d−Write Memory Using 3−D
Storage”著者名L.d´Auria,J.P.
Huignard,C.Slezak,and E.S
pitzに既に提案されている。この文献によれば、レ
ーザ光は、2次元光偏向が可能な音響光学素子によって
回折され、その1次回折光はビームスプリッターによっ
て2方向に分けられる。一方はコリメートレンズによっ
て平行光にされた後、レンズアレイの特定のレンズにア
ドレスされる。ページコンポーザでは、1ページの情報
を構成する2次元ビットパターンが形成され、レンズア
レイ上のアドレスされた特定のレンズによって広げられ
たビームはページコンポーザを照射することによって信
号光となる。信号光はフーリエ変換レンズによってホロ
グラム記録媒体上の1点へ集光される。ビームスプリッ
ターによって分けられたもう一方のビームは、電気光学
素子とホログラフィック回折格子によって、参照光とし
て記録媒体上の信号光の集光位置に重ね合わされる。こ
のようにして、ページコンポーザで形成された2次元デ
ィジタル情報が微小なホログラムとして記録される。
【0006】記録媒体上の異なる位置にホログラムを形
成するためには、音響光学素子によって上記とは異なる
方向に1次回折光を偏向する。従って、静止した記録媒
体上に2次元のマトリクス状に微小ホログラムが配列さ
れる。また、電気光学素子によって参照光のみを偏向す
ることによって、記録済みのホログラム位置に、異なる
情報を持つホログラムを多重記録することができる。
【0007】再生は記録時に用いた参照光によって微小
ホログラムをアクセスすることにより一括再生され、デ
ィテクタアレイによってページコンポーザで形成された
2次元ビットパターンが検出される。
【0008】しかしながら、このような方式では、任意
のホログラムにアクセスし、さらに角度多重記録時の参
照光角度を変換するには複雑な光学系が必要となるため
に、ビームの高速・高精度なアクセスが困難である。ま
た、記録媒体の交換機能がないために、音響光学偏向器
の分解点数またはアレイレンズ数によって記憶容量が制
限される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる事情
に鑑みてなされたものであり、その目的は、2次元ディ
ジタル情報を移動媒体上に対し的確にかつ高速に多重記
録できる情報記録装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の情報記録装置は、レーザ光を発する記録用
光源と、所定周波数の搬送波信号を発生する搬送波信号
発生手段と、前記搬送波信号の周波数とは異なる周波数
の振幅変調用の入力信号を発生する入力信号発生手段
と、前記搬送波信号発生手段と前記入力信号発生手段と
に接続され、前記搬送波信号を、前記入力信号によって
振幅変調する振幅変調手段と、前記振幅変調手段に接続
され、前記記録用光源からのレーザ光を受け、前記振幅
変調手段からの振幅変調信号によって、前記レーザ光を
2方向回折する超音波光偏向手段と、前記超音波光
偏向手段によって、一方向に回折されたレーザ光の回折
光に対し、所定の情報を与え、変調し、信号光とする回
折光変調手段と、前記回折光変調手段からの信号光と、
前記超音波光偏向手段によって、前記信号光とは異なる
方向に回折されたレーザ光の回折光である参照光とが同
一入射領域に照射され、両者の干渉記録が行われる移動
可能な記録媒体手段と、前記記録媒体手段を記録媒体面
上での干渉縞の移動速度と同じ速度で前記記録媒体手段
を超音波の進行方向に連続的に移動させる記録媒体移動
手段と、より構成される。
【0011】
【作用】搬送波信号発生手段により発生された、例えば
周波数ν0 の搬送波信号と、入力信号発生手段により発
生された搬送波信号とは異なる周波数νS の入力信号
が、振幅変調手段に入力される。
【0012】振幅変調手段では、搬送波信号が入力信号
で振幅変調される。その結果、νO 及びνO −νS (下
側波)、νO +νS (上側波)の周波数成分が発生す
る。これにより振幅変調手段から、これらを周波数成分
とする振幅変調信号が出力され、超音波光偏向器に入力
される。
【0013】これと並行して、超音波光偏向器に記録用
光源による所定のビーム振動周波数νB を有する光ビー
ムが入射される。これにより、超音波光偏向器では、周
波数νB よりそれぞれ周波数がνO ,νO −νS だけド
ップラーシフトを受けた回折光が発生される。
【0014】これら回折光のうち、一方の回折光は、回
折光変調手段に入力され、ここで所定の変調作用を受け
て所定の情報が付加され、信号光として記録媒体の所定
の位置に入射される。
【0015】また、記録媒体の信号光の入射領域に他方
の回折光が参照光として入射される。これにより、信号
光と参照光が干渉し、情報が記録される。
【0016】
【実施例】以下、図面を参照して、この発明の一実施例
について説明する。図1は、この発明の情報記録装置の
基本的構成を示し、1は記録用光源で、例えばビーム振
動周波数νB のレーザから構成される。4は空間光変調
器で、後記する一方の回折光DFO を変調して2次元情
報を与え信号光SNとして出射する。5は記録媒体で、
信号光SNと参照光RFの入射により情報がホログラム
として記録される。6は光検出器アレイで、記録情報再
生時の再生光RDを検出する。
【0017】10は搬送波信号発生器で、周波数νO
搬送波信号CFを発生する。
【0018】11は入力信号発生器で、周波数νS の振
幅変調用入力信号ISを発生する。
【0019】12は振幅変調器で、搬送波信号CFを入
力信号ISで振幅変調し、この振幅変調の結果発生する
νO (搬送波)及びνO −νS (下側波)、νO +νS
(上側波)の周波数成分のうち、上側波を図示しないロ
ーパスフィルタでカットし、νO 及びνO −νS の周波
数成分を有する振幅変調信号AMを出力する。
【0020】13は電力増幅器で、振幅変調器12によ
る振幅変調信号AMを所定の利得をもって増幅する。
【0021】14は超音波光偏向器で、電力増幅器13
を介した振幅変調信号AMにより駆動され、記録用光源
1からのビーム振動周波数νB のレーザ光RBを入射す
ると、νB よりそれぞれ周波数がνO ,νO −νS だけ
ドップラーシフトを受けた搬送波回折光DFO ,下側波
回折光DFS を発生する。
【0022】15は焦点距離f1 のコリメータレンズ
で、超音波光偏向器14による回折光DFO ,DFS
平行光に変換し、回折光DFO を空間光変調器4に入射
する。
【0023】16は焦点距離f2 の対物レンズで、空間
光変調器4による信号光SNを集光して記録媒体5に入
射させるとともに、コリメータレンズ15を介した回折
光DFS を集光して参照光として記録媒体5の信号光S
Nの入射領域に入射させる。
【0024】次に、上記構成による情報記録動作及び移
動する記録媒体へのホログラム記録が可能なことを、順
を追って説明する。
【0025】搬送波信号発生器10により発生された周
波数νO の搬送波信号CFと入力信号発生器11により
発生された周波数νS の入力信号ISが、振幅変調器1
2に入力される。
【0026】振幅変調器12では、搬送波信号CFが入
力信号ISで振幅変調される。その結果、νO 及びνO
−νS (下側波)、νO +νS (上側波)の周波数成分
が発生する。発生した周波数成分のうち、上側波が図示
しないローパスフィルタで除去され、νO 及びνO −ν
S を周波数成分とする振幅変調信号AMが出力される。
この振幅変調信号AMは、電力増幅器13で増幅作用を
受けた後、超音波光偏向器14に入力される。
【0027】これと並行して、超音波光偏向器14に記
録用光源1によるビーム振動周波数をνB とする光ビー
ムRBが入射される。これに伴い、周波数νB よりそれ
ぞれ周波数がνO ,νO −νS だけドップラーシフトを
受けた搬送波回折光DFO ,下側波回折光DFS が発生
される。
【0028】ここで、周波数νB −νO による超音波の
搬送波回折光DFO の振幅分布をψO (x)、周波数ν
B −(νO −νS )超音波の下側波回折光DFS の振幅
分布をψS (x)とすると、次の(1),(2)式にて
表される。
【0029】 ψO (x)=A(x)exp (−2πiνO /Va ・x)・ exp {−2πi(νB −νO )t} …(1) ψS (x)=a(x)exp {−2πi(νO −νS )/Va ・x}・ exp {−2πi(νB −νO +νS )t} …(2) 但し、Va は超音波の音速、xは超音波光偏向器14上
に設定された座標軸であり、超音波の進行方向を正の向
きにとってある。
【0030】これら搬送波回折光DFO ,下側波回折光
DFS は、コリメータレンズ15を通過後平行光に変換
され、一方の回折光DFO は空間光変調器4を透過し、
信号光SNとして出射される。
【0031】信号光SNは、対物レンズ16により集光
作用を受けて記録媒体5の所定の位置に入射される。ま
た、コリメータレンズ15により平行光に変換された下
側波回折光DFS は、対物レンズ16により集光作用を
受けて記録媒体5の信号光SNの入射領域に入射され
る。これにより、信号光SNと参照光RFの両者は、記
録媒体5面で干渉する。
【0032】今、簡単のため空間光変調器4の情報パタ
ーンを、例えば全て“1”、即ち信号光SNの全光量が
空間光変調器4を透過する場合について述べる。信号光
SNは対物レンズ16を通過後、記録媒体5面に設定さ
れた空間的に固定された座標軸yでの参照光RF
(ψO )、信号光SN(ψS )は、次の(3),(4)
式にて表される。
【0033】 ψO (−y/M) =A(−y/M)exp {2πiνO /Va ・(y/M)}・ exp {−2πi(νB −νO )t} …(3) ψS (−y/M) =a(−y/M)exp {2πi(νO −νS )/Va ・(y/M)}・ exp {−2πi(νB −νO +νS )t} …(4) 但し、Mは結像倍率で、M=f2 /f1 で与えられる。
【0034】また、記録媒体5面に固定した座標軸を
y′とすると、座標軸yは次の(5)式に示すように変
換される。
【0035】 y=y′−Vd ・t …(5) 但し、Vd は記録媒体5の移動速度である。
【0036】従って、ψO ,ψS は、次の(6),
(7)式に示すように表すことができる。
【0037】 ψO {−(y′−Vd ・t)M}=A{−(y′−Vd ・t)/M} exp (2πiνO /Va ・(y′−Vd ・t)/M}・ exp {−2πi(νB −νO )t} …(6) ψS {−(y′−Vd ・t)/M}=a{−(y′−Vd ・t)/M} exp {2πi(νO −νS )/Va ・(y′−Vd ・t)/M}・ exp {−2πi(νB −νO +νS )t} …(7) また、参照光RFと信号光SNの干渉後の光強度分布
は、次の(8)式にて表される。
【0038】
【数1】
【0039】今、両者の振幅分布の包絡関数としてガウ
ス分布を仮定すると A{-(y′−Vd ・t)/M}=AO exp {-(y′−Vd ・t)/w}2 …(9) a{-(y′−Vd ・t)/M}=aS exp {-(y′−Vd ・t)/w}2 …(10) と表すことができる。但し、wはビーム半径である。
【0040】従って、上記(8)式に(9),(10)
式を代入し、かつ、 Va ・f2 /f1 =Vd …(11) なる条件を設定すると、上記(8)式は、次の(1
2),(13)式のように表される。
【0041】
【数2】
【0042】 λS =VS /Vd …(13) この(12),(13)式は、(11)の条件が満たさ
れれば記録媒体5面で干渉縞が時間項によらず固定され
たパターンを形成することを示している。
【0043】即ち、以上説明したように、本実施例によ
れば、超音波光回折による周波数の異なる2本の回折光
DFO ,DFS を用い、両回折光の干渉縞の移動をキャ
ンセルするように媒体を動かすため、連続的に移動する
媒体上にホログラムを記録することができる。
【0044】なお、上記した結果は空間光変調器4が、
全て“1”パターン、即ち、入射全光量を透過するとし
た結果である。空間光変調器4がランダムな2次元ディ
ジタル情報パターンを有するときは、この情報パターン
が対物レンズ16によりフーリエ変換され、その部分を
有する信号光と参照光が干渉し、ホログラムが記録され
る。この場合も、上記(11)式に示したVa ・f2
1 =Vd なる条件が成立すれば、ホログラムは記録媒
体5面に固定されて記録されることになる。
【0045】図2は、参照光RF1 ,RF2 ,RF3
記録媒体5に対する入射角度を異ならせることによっ
て、高速で、多重の記録を可能にする実施例を示してい
る。
【0046】参照光RFの入射角度の変更は、具体的に
は、入力信号発生器11による振幅変調用入力信号IS
の周波数の切り替えにより変更が可能である。
【0047】このような記録系において、参照光RFの
入射角度の違いにより多重記録が可能な体積ホログラム
となりうる記録媒体を適用すれば多重記録が可能とな
る。
【0048】尚、この図2に示すブロックは、図1に示
すブロックの参照番号と同一の番号を付し、その構成の
説明は省略する。
【0049】このような体積ホログラムとして適用でき
る媒体としては、例えばBi12SiO20(BSO)、S
x Ba1-x Nb2 6 (SBN)、LiNbO3 等の
誘電体結晶またはGaP、GaAs等の半導体結晶等を
用いることができる。
【0050】また、振幅変調用入力信号ISの周波数の
切り替えは、電気的に制御することが可能なため、多重
記録の高速化が容易となる。
【0051】次に図3及び図4を参照して、この発明の
情報記録装置の他の実施例について説明する。尚、図3
のブロックで図1及び図2と同一部分は同一符号を付し
て、その構成の説明は省略する。
【0052】図3に示す実施例は、異なる周波数νO1
νO2,νO3を有する搬送波信号によって駆動された超音
波光偏向器14から発生する複数の搬送波回折光D
O1,DFO2,DFO3を夫々、空間光変換器4a,4
b,4cを介して複数の信号光を得て、これら信号光を
記録媒体5の面上に入射する。
【0053】これら夫々の信号光と、その各々に対応し
た参照光RFO1,RFO2,RFO3とが移動する記録媒体
上の所定の位置に入射され、順次干渉縞が記録され、高
密度の記録が可能となる。以下、この実施例について説
明する。
【0054】4a,4b,4cは空間光変調器で、それ
ぞれ後記する搬送波回折光DFO1,RFO2,RFO3を変
調してそれぞれ異なる2次元情報を与え、信号光S
1 ,SN2 ,SN3 として出射する。また、各空間光
変調器4a,4b,4cの情報パターン形成に要する時
間はTsであり、本情報記録装置の情報パターンの切り
替え時間は図4に示すようにTaに設定されている。こ
こでTa<Tsとする。即ち、空間光変調器4a,4
b,4cは、駆動されてからほぼ時間Ts後に夫々のビ
ットパターンの形成が完了するため、空間光変調器4
a,4b,4cを順次、時間差Taをつけて駆動を開始
する。
【0055】5は記録媒体で、図の上下方向に移動機構
によって移動可能に配置され、信号光SN1 ,SN2
SN3 とその各々の信号光に対応した参照光RFO1,R
O2,RFO3の入射により情報がホログラムとして記録
される。6は光検出器アレイで、記録情報再生時の再生
光RDを検出する。
【0056】10は搬送波信号発生器で、図4に示すよ
うに切り替え時間Taをもって周波数νO1,νO2,νO3
の搬送波信号CF1 ,CF2 ,CF3 を順次発生する。
【0057】11は入力信号発生器で、周波数νS の振
幅変調用入力信号ISを発生する。
【0058】12は振幅変調器で、各搬送波信号C
1 ,CF2,CF3 を入力信号ISで振幅変調し、こ
の振幅変調の結果発生するνO1(O2,O3) 及びν
O1(O2,O3) −νS (下側波)、νO1(O2,O3) +νS (上
側波)の周波数成分のうち、例えば、上側波を図示しな
いローパスフィルタで除去し、νO1(O2,O3) 及びν
O1(O2,O3) −νS の周波数成分を有する振幅変調信号A
Mを出射する。
【0059】14は超音波光偏向器で、振幅変調器12
による振幅変調信号AMにより駆動され、記録用光源1
によるビーム振動周波数νB の光ビームRBを入射する
と、νB よりそれぞれ周波数がνO1(O2,O3) ,ν
O1(O2,O3) −νS だけドップラーシフトを受けた回折光
DFO1(O2,O3) およびDFS1(S2,S3) をそれぞれ異なる
回折角をもって出射する。
【0060】15はコリメータレンズで、超音波光偏向
器14による回折光DFO1(O2,O3) ,DFS1(S2,S3)
平行光に変換し、回折光DFO1を空間光変調器4aに、
回折光DFO2を空間光変調器4bに、回折光DFO3を空
間光変調器4cにそれぞれ入射する。
【0061】16は対物レンズで、各空間光変調器4
a,4b,4cからの信号光SN1 ,SN2 ,SN3
集光して記録媒体5に入射させるとともに、コリメータ
レンズ15を介した回折光DFS1(S2,S3) を集光し、参
照光RFO1,RFO2,RFO3としてそれぞれ記録媒体5
の信号光SN1 ,SN2 ,SN3 の対応する入射領域に
入射させる。
【0062】図4は、情報記録時の各空間光変調器4
a,4b,4cの駆動時間、即ち情報パターンの形成時
間と振幅変調信号の切り替え時間、即ち搬送波信号発生
器10の周波数切り替え時間との関係を示す図である。
【0063】図4において、Tsは情報パターンの形成
時間、Taは選定された振幅変調信号の供給時間、
1 ,t2 ,t3 ,…は各回折光DFO1,DFO2,DF
O3の空間光変調器4a,4b,4cへの入射時刻をそれ
ぞれ示している。
【0064】本実施例では、図4に示すように、各空間
光変調器4a,4b,4cを順次駆動し、空間光変調器
4aの情報パターンの形成が完了した時刻t1 に振幅変
調器12から搬送周波数νO1を変調周波数νSで振幅変
調した搬送波に対応する回折光DFO1を空間光変調器4
aに入射する。空間光変調器4bの情報パターンの形成
が完了した時刻t2 に搬送周波数νO2を変調周波数νS
で振幅変調した搬送波に対応する回折光DFS2を空間光
変調器4bに入射する。空間光変調器4cの情報パター
ンの形成が完了した時刻t3 に搬送周波数νO3を変調周
波数νS で振幅変調した搬送波に対応する回折光DFO3
を空間光変調器4cに入射し、以下同様の動作を繰り返
すことにより、情報パターンの形成時間Tsより短い時
間間隔Taで移動する記録媒体にホログラム記録が行え
るように構成している。
【0065】次に、上記構成による情報記録動作を説明
する。
【0066】各空間光変調器4a,4b,4cは時間差
Taをもって順次駆動が開始される。空間光変調器4
a,4b,4cは、駆動が開始されてから時間Ts経過
後に情報パターンの形成が完了する。
【0067】また、搬送波信号発生器10により発生さ
れた周波数νO1(O2,O3) の搬送波信号CF1 ,CF2
CF3 と入力信号発生器11により発生された周波数ν
S の入力信号ISが、振幅変調器12に入力される。
【0068】振幅変調器12では、はじめに搬送波信号
CF1 が入力信号ISで振幅変調される。その結果、ν
O1及びνO1−νS (下側波)、νO1+νS (上側波)の
周波数成分が発生する。発生した周波数成分のうち、上
側波が図示しないローパスフィルタで除去され、νO1
びνO1−νS を周波数成分とする振幅変調信号AMが出
力され、次に超音波光偏向器14に入力される。
【0069】これと並行して、超音波光偏向器14に記
録用光源1によるビーム振動周波数をνB とする光ビー
ムRBが入射される。周波数νBよりそれぞれ周波数が
νO1,νO1−νS だけドップラーシフトを受けた回折光
DFO1,DFS1が発生される。
【0070】これら回折光DFO1,DFS1は、コリメー
タレンズ15を通過後平行光に変換され、回折光DFO1
は、空間光変調器4aの駆動が開始されてから時間Ts
経過後の時刻t1 に空間光変調器4aに入射される。回
折光DFO1は、空間光変調器4aで所定の2次元情報が
与えられ信号光SN1 として出射される。
【0071】信号光SN1 は、対物レンズ16により集
光作用を受けて記録媒体5の所定の位置に入射される。
また、コリメータレンズ15により平行光に変換された
回折光DFS1は、対物レンズ16により集光作用を受
け、参照光RFO1として記録媒体5の信号光SN1 の入
射領域に入射される。これにより、信号光SN1 と参照
光RFO1の両者は、記録媒体5面上で干渉し、両者によ
る干渉縞が記録される。
【0072】次に、空間光変調器4aの駆動開始時刻か
ら時間Ta経過後、空間光変調器4bの駆動を開始し、
これよりさらに時間Ts経過後の時刻t2 に、搬送波信
号発生器10の発生周波数がνO1からνO2に切り替えら
れる。
【0073】これに伴い、振幅変調器12では、周波数
νO2の搬送波信号CF2 が周波数νS の入力信号ISで
振幅変調される。その結果、上記した同様の原理により
振幅変調器12からνO2及びνO2−νS を周波数成分と
する振幅変調信号AMが出力され、次に超音波光偏向器
14に入力される。
【0074】これにより、超音波光偏向器14では、入
射された記録用光源1による光ビームRBのビーム振動
周波数νB よりそれぞれ周波数がνO2,νO2−νS だけ
ドップラーシフトを受けた回折光DFO2,DFS2が発生
される。この回折光DFO2の回折角は、前記回折光DF
O1の回折角とは異なる。
【0075】回折光DFO2は、コリメータレンズ15を
通過後平行光に変換され、空間光変調器4bに入射され
る。回折光DFO2は、空間光変調器4bで所定の2次元
情報が与えられ信号光SN2 として出射される。
【0076】このときの下側波回折光DFS2に基づく参
照光RFO2と信号光SN2 が、対物レンズ16の集光作
用を受けて記録媒体5の所定の位置に入射され、両者に
よる干渉縞が記録される。
【0077】さらに、空間光変調器4bの駆動開始時刻
から時間Ta経過後、空間光変調器4cの駆動を開始
し、これよりさらに時間Ts経過後の時刻t3に、搬送
波信号発生器10の発生周波数がνO2からνO3に切り替
えられる。
【0078】これに伴い、振幅変調器12では、周波数
νO3の搬送波信号CF3 が周波数νS の入力信号ISで
振幅変調される。その結果、上記した同様の原理により
振幅変調器12からνO3及びνO3−νS を周波数成分と
する振幅変調信号AMが出力され、次に超音波光偏向器
14に入力される。
【0079】これにより、超音波光偏向器14では、入
射された記録用光源1による光ビームRBのビーム振動
周波数νB よりそれぞれ周波数がνO3,νO3−νS だけ
ドップラーシフトを受けた回折光DFO3,DFS3が発生
される。この回折光DFO3の回折角は、前述した回折光
DFO1,DFO2の回折角とは異なる。
【0080】回折光DFO3は、コリメータレンズ15を
通過後平行光に変換され、空間光変調器4cに入射され
る。回折光DFO3は、空間光変調器4cで所定の2次元
情報が与えられ信号光SN3 として出射される。
【0081】このときの下側波回折光DFS3に基づく参
照光RFO3と信号光SN3 が、対物レンズ16の集光作
用を受けて記録媒体5の所定の位置に入射され、両者に
よる干渉縞が記録される。
【0082】以上の動作が繰り返されて、記録媒体5に
2次元情報がホログラム記録されることになる。
【0083】なお、このような記録系において、多重記
録が可能な体積ホログラムを適用すれば多重記録が可能
となる。
【0084】このような体積ホログラムを記録できる媒
体としては、例えばBi12SiO20(BSO)、Srx
Ba1-x Nb2 6 (SBN)、LiNbO3 等の誘電
体結晶またはGaP、GaAs等の半導体結晶等を用い
ることができる。
【0085】以上説明したように、本実施例によれば、
進行超音波を発生させる搬送波信号CF1 ,CF2 ,C
3 を変化させることにより、回折光の回折角を変更し
て空間光変調器4a,4b,4cを選別し、各回折光D
O1,DFO2,DFO3に空間光変調器4a,4b,4c
を介してそれぞれ異なる情報を持たせ、これらを信号光
SN1 ,SN2 ,SN3 として用いるようにしたので、
移動する記録媒体5上に2次元ディジタル情報を高速に
ホログラム記録することができる。
【0086】なお、本実施例では、信号光とすべき回折
光の回折角を変更させるための変調周波数の切り替え
を、搬送波信号CF1 ,CF2 ,CF3 の周波数の切り
替えにより行うようにしたが、これに限定されるもので
はなく、搬送波信号CF1 ,CF2 ,CF3 の周波数の
切り替えに代えて、振幅変調用入力信号νS の周波数を
切り替えるようにしても、上記と同様の効果を得ること
ができる。
【0087】即ち、振幅変調用入力信号ISに対応する
回折光を信号光として、また、搬送波信号に対応する回
折光を参照光として用い、振幅変調用入力信号ISの周
波数を高速に切り替えることにより、信号光の回折角を
変更することができる。
【0088】また、本実施例では、振幅変調器12にお
いて発生する上下側波のうち一方(本実施例では上側
波)を図示しないフィルタにより除去するようにした
が、これに限定されるものではなく、振幅変調器12で
除去せず、搬送波信号CFの周波数νO を超音波光偏向
器14の中心周波数からずらし、上下側波のうち一方の
周波数を超音波光偏向器14の偏向帯域幅内から除くよ
うにして、超音波光偏向器14自身で除去するように構
成しても勿論良い。
【0089】さらにまた、切り替え周波数の数、これに
対応する空間光変調器の数は、本実施例に限定されるも
のでないことは言うまでもない。
【0090】次に、図5を参照して本発明の情報記録装
置の他の実施例について説明する。
【0091】この実施例は、波長の異なる複数のレーザ
光線を同時又は順次に超音波光偏向器に入射し、レーザ
光線の各々の波長に応じた2方向の回折光を得ることに
よって記録媒体に入射される参照光と信号光の夫々の入
射角度を変え、それによって、移動する記録媒体面上
で、参照光と信号光とを干渉させ、干渉縞を得て、高速
多重記録を行なわせる。
【0092】すなわち、1a,1bはそれぞれ異なる波
長λ1 ,λ2 を持つレーザ光源で、例えばアルゴンレー
ザ、Nd:YAGレーザなどから構成される。14は超
音波光偏向器で、後記する振幅変調器12による振幅変
調信号AMにより駆動されると、これに対応した超音波
を発生する。この時、この超音波波面に対して、ブラッ
ク角θ1 の入射角度でレーザ光源1aから波長λ1 のレ
ーザ光RB1 を入射させると、ブラック回折により、特
定の回折角をもって周波数成分ν1 およびν0 −ν1
対応した2つの回折光Ra,Saを出射する。また、レ
ーザ光源1bから波長λ2 のレーザ光RB2 をブラック
角θ2 で入射させた時には、波長λ1 の場合とは異なる
回折角で同様に2つの回折光Rb,Sbを生じる。
【0093】12は振幅変調器で、搬送波信号CFを振
幅変調用入力信号ISで振幅変調し、この振幅変調の結
果発生するν0 およびν0 −ν1 (下側波)、ν0 +ν
1 (上側波)の各周波数成分のうち、例えば、上側波を
図示しないローパスフィルタで除去し、ν0 およびν0
−ν1 の周波数成分を有する振幅変調信号AMを出力す
る。11は入力信号発生器で、ν0 とは異なる周波数ν
1 の振幅変調用入力信号ISを発生する。10は搬送波
信号発生器で、周波数ν0 の搬送波信号CFを発生す
る。
【0094】15はコリメータレンズで、超音波光偏向
器14による回折光を平行光に変換し、超音波光偏向器
14からの2つの搬送波回折光Sa,Sbをそれぞれ空
間光変調器4a,4bに入射させる。これら空間光変調
器4a,4bは、2つの搬送波回折光Sa,Sbを変調
してそれぞれ異なる2次元情報を与え、信号光SNとし
て出射する。
【0095】16は対物レンズで、各空間光変調器4
a,4bで作られた信号光SNa,SNbを集光して所
定方向に移動する記録媒体5に入射させると共に、コリ
メータレンズ15を介して下側波回折光Ra,Rbを集
光し、記録媒体5の信号光の入射領域に入射させる。な
お、記録媒体5は、矢印で示す図の上下方向に図示しな
い移動機構によって移動可能に配置されている。6は光
検出器アレイで、記録情報再生時の再生光RDを検出す
る。
【0096】上述した構成の、この実施例の情報記録動
作について以下に説明する。
【0097】搬送波信号発生器10により発生された周
波数ν0 の搬送波信号CFと、入力信号発生器11によ
り発生された周波数ν1 の入力信号ISとが振幅変調器
12に入力される。振幅変調器12では、搬送波信号C
Fが入力信号ISで振幅変調される。その結果、ν0
よびν0 −ν1 (下側波)、ν0 +ν1 (上側波)の周
波数成分が発生する。発生した周波数成分のうち、上側
波が図示しないローパスフィルタで除去され、ν0 およ
びν0 −ν1 を周波数成分とする振幅変調信号AMが出
力され、これが超音波光偏向器14に入力される。その
結果、超音波光偏向器14内にはこの振幅変調信号AM
に対応した超音波が発生する。この時の超音波の波長を
Λとする。
【0098】これと並行して、超音波光偏向器14に対
しレーザ光源1aから波長λ1 のレーザ光RB1 を、超
音波波面に対して、ブラック回折の条件 2Λsin θ1 =λ1 …(14) を満たす入射角θ1 で入射させると、超音波光偏向器1
4からは異なる回折角で搬送波信号CFに対応した回折
光Saと下側波信号に対応した回折光Raが出射され
る。
【0099】これら2つの回折光Sa,Raは、コリメ
ータレンズ15を通過後平行光に変換され、回折光Sa
は空間光変調器4aに入射され、ここで2次元情報が与
えられて信号光SNaとして出射される。信号光SNa
は、対物レンズ16により集光作用を受けて移動する記
録媒体5の所定の位置に入射される。また、コリメータ
レンズ15により平行光に変換された回折光Raは、対
物レンズ16により集光作用を受けて参照光RFaとし
て入力信号ISの周波数ν1 と入射レーザ光RB1 の波
長λ1 とで決まる入射角度Θ1 をもって、記録媒体5上
の信号光SNaの入射領域に入射される。これにより、
信号光SNaと参照光RFaの両者は、移動する記録媒
体5面上で干渉し、両者による干渉縞が記録される。
【0100】この時、レーザ光RB1 の出射と同時にレ
ーザ光源1bから波長λ2 のレーザ光RB2 を、超音波
波面に対して、ブラック回折の条件 2Λsin θ2 =λ2 …(15) を満たす入射角θ2 で入射させると、超音波光偏向器1
4からはレーザ光RB1 の場合とは異なる回折角で搬送
波信号CFに対応した回折光Sbと下側波信号に対応し
た回折光Rbが出射される。
【0101】回折光Sbは、コリメータレンズ15によ
り平行光に変換され、空間光変調器4bに入射され、空
間光変調器4aとは異なる2次元情報を与えられて信号
光SNbとして出射される。信号光SNbは、対物レン
ズ16により集光作用を受けて移動する記録媒体5上
の、信号光SNa、参照光RFaの入射領域と同一領域
に入射される。回折光Rbはコリメータレンズ15を通
過後平行光に変換され、さらに対物レンズ16によって
集光作用を受けて参照光RFbとして、入力信号ISの
周波数ν1 と入射レーザ光RB2 の波長λ2 とで決まる
入射角度Θ2 をもって、記録媒体5上の信号光SNbの
入射領域に入射される。これにより、信号光SNbと参
照光RFbの両者は、移動する記録媒体5面上で干渉
し、両者による干渉縞が記録される。この時、異なるレ
ーザ光源から出射したレーザ光は干渉性がないため、信
号光SNaと参照光RFbおよび信号光SNbと参照光
RFaは干渉縞を生じない。また、λ1 とλ2 は異なる
ため、入射角度Θ1 とΘ2 も異なる。
【0102】一方、多重記録が可能な記録材料として
は、例えば、Bi12SiO20(BSO)、Srx Ba
1-x Nb2 6 (SBN)、LiNbO3 等の電気光学
結晶や、GaP、GaAs等の半導体結晶等を用いるこ
とができる。
【0103】上述の実施例によれば、一定の駆動周波数
で駆動されている超音波光変更器14に異なる波長のレ
ーザ光RB1 ,RB2 を同時に入射させることによっ
て、それぞれの入射レーザ光RB1 ,RB2 に対して得
られる2つの回折光を信号光および参照光として用いる
ことにより、移動する記録媒体5上に2次元ディジタル
情報を同一時刻に多重記録することが可能となり、超音
波光偏向器14における振幅変調可能な周波数の帯域及
び対物レンズの開口数(NA)によって多重度数が制限
されることもない。更に、参照光RFを切り替えるため
の時間も必要とせず記憶速度が大幅に制限されることも
ない。
【0104】尚、上記実施例において、複数のレーザ光
源からのレーザ光は同時に発振させる場合に限らず、複
数のレーザ光源から単一のレーザ光を選択的に、順次、
発振させて記録済みのホログラムに対して、重ねて記録
することもできる。
【0105】次に、図6乃至図8を参照して、本発明の
情報記録装置の、更に他の実施例について説明する。こ
の実施例は、超音波光偏向器からの超音波回折光である
信号光及び参照光の記録媒体への入射角度を記録媒体の
傾きに応じて制御できるものとし、多重記録時の角度分
解能が移動媒体の面振れ、反りなどによって制限される
ことなく、移動媒体上に、多重記録が可能となる。
【0106】図6において、1は記録用光源で、例えば
アルゴンレーザ、Nd:YAGレーザなどから構成され
る。14は超音波光偏向器で、後記する振幅変調器12
による振幅変調信号AMにより駆動されると、これに対
応した超音波を発生する。この時、記録用光源1から波
長λのレーザ光RBを入射させると、特定の回折角をも
って周波数成分ν0 (±Δν)およびν0 −νi (±Δ
ν)に対応した2つの回折光を出射する。
【0107】12は振幅変調器で、搬送波信号CFを振
幅変調用入力信号ISで振幅変調し、この振幅変調の結
果発生するν0 ±Δνおよびν0−νi ±Δν(下側
波)、ν0 +νi ±Δν(上側波)の各周波数成分のう
ち、例えば、上側波を図示しないローパスフィルタで除
去し、ν0 ±Δνおよびν0 −νi ±Δνの周波数成分
を有する振幅変調信号AMを出力する。
【0108】15はコリメートレンズで、超音波光偏向
器14による回折光を平行光に変換し、超音波光偏向器
14からの一方の回折光を空間光変調器4に入射させ
る。空間光変調器4は、搬送波回折光を変調して2次元
情報を与え、信号光SNa,SNbとして出射する。
【0109】16は対物レンズで、空間光変調器4で作
られた信号光SNa,SNbを集光して所定方向に移動
する記録媒体5に入射させると共に、コリメートレンズ
15を介した他方の回折光を集光し、記録媒体5の信号
光の入射領域に入射させる。なお、記録媒体5は、図示
しない移動機構によって移動可能に配置されている。
【0110】10は搬送波信号発生器で、後記する傾斜
角度検出信号PDout の入力レベルに応じた周波数ν0
±Δνの搬送波信号CFを発生する。具体的には、記録
媒体5が傾斜せず基準とすべき水平状態にあり傾斜角度
検出信号PDout が基準レベルにある場合には基準周波
数ν0 の搬送波信号CFを発生し、記録媒体5が傾斜し
傾斜角度検出信号PDout のレベルに変動があった場合
にはその変動レベルに応じて基準周波数ν0 を±Δνだ
け偏移させた周波数ν0 ±Δνの搬送波信号CFを発生
する。
【0111】11は入力信号発生器で、後記する傾斜角
度検出信号PDout の入力レベルに応じた周波数ν
i (≠ν0 )±Δνの入力信号ISを発生する。具体的
には、搬送波信号発生器10と同様に、記録媒体5が傾
斜せず基準とすべき水平状態にあり傾斜角度検出信号P
out が基準レベルにある場合には基準周波数νi の入
力信号ISを発生し、記録媒体5が傾斜し傾斜角度検出
信号PDout のレベルに変動があった場合にはその変動
レベルに応じて基準周波数νi を±Δνだけ偏移させた
周波数νi ±Δνの入力信号ISを発生する。
【0112】前記搬送波信号発生器10は、図7に示す
ように、増幅率K1の増幅器101と電圧制御発振器1
02とより成り、一方、前記入力信号発生器11は増幅
率K2の増幅器111と電圧制御発振器112とより成
る。夫々の増幅器101と111は傾斜角度検出信号P
out を受け、増幅後の傾斜角度検出信号PDout の入
力レベルに応じて、電圧制御発振器102,112で夫
々発振周波数を変更した後、振幅変調器12に入力され
る。
【0113】図6において、20は傾き検出用レーザ光
源で、記録媒体5の裏面51の所定位置に対し所定角度
をもってレーザ光LIを入射させる。
【0114】21は集光レンズで、レーザ光LIの記録
媒体5の裏面51における反射光LRを集光する。
【0115】22は位置検出用光検出器で、例えばPS
Dから構成され、記録媒体5の裏面51による反射光L
Rが基準位置PB に入射した場合、あらかじめ設定した
基準出力と同等の出力を得、反射光LRの入射が基準位
置PB からずれた場合には、基準出力に対し、そのずれ
量に応じた差を有する出力を得る。
【0116】23は差動増幅器で、光検出器22の2出
力を入力し、両者の差を増幅して傾斜角度検出信号PD
out として搬送波信号発生器10および入力信号発生器
11に出力する。
【0117】次に、前記記録媒体5が水平が保たれず
に、傾斜した場合の動作について以下に説明する。
【0118】まず、図8中で示すように、記録媒体5が
実線で示す基準位置にあり記録面が図面の左右方向に水
平に保たれ傾斜していない場合、または、図面中符号5
aで示すように、上方に平行移動しその記録媒体5aの
記録面は水平に保たれ傾斜していない場合には、レーザ
光源20の出射光LIは記録媒体5の裏面51で反射さ
れ、その反射光LRまたはLRaは集光レンズ21によ
り位置検出用光検出器22の基準位置PB に入射され
る。これにより、位置検出用光検出器22からの2つの
出力は同レベルで出力され、差動増幅器23に入力され
る。従って、差動増幅器23の出力である傾斜角度検出
信号PDoutのレベルは夫々零となる。
【0119】傾斜角度検出信号PDout のレベルが零で
あるため、搬送波信号発生器10において基準周波数ν
0 の搬送波信号CFが発生され振幅変調器12に出力さ
れる。同様に、入力信号発生器11においても基準周波
数νi の入力信号ISが発生され振幅変調器12に出力
される。
【0120】振幅変調器12では、搬送波信号CFが入
力信号ISで振幅変調される。その結果、ν0 およびν
0 −νi (下側波)、ν0 +νi (上側波)の周波数成
分が発生する。発生した周波数成分のうち、上側波が図
示しないローパスフィルタで除去され、ν0 およびν0
−νi を周波数成分とする振幅変調信号AMが出力さ
れ、これが超音波光偏向器14に入力される。その結
果、超音波光偏向器14内にはこの振幅変調信号AMに
対応した超音波が発生する。
【0121】これと並行して、超音波光偏向器14に対
し記録用光源1から波長λのレーザ光LBが入射され、
これにより、超音波光偏向器14から異なる回折角で搬
送波信号CFに対応した回折光Sと下側波信号に対応し
た回折光Rが出射される。
【0122】回折光Sは空間光変調器4に入射され、こ
こで2次元情報が与えられて信号光SNとして出射され
る。信号光SNは、対物レンズ16により集光作用を受
けて移動する記録媒体5の所定の位置に入射される。ま
た、コリメートレンズ15により平行光に変換された回
折光Rは、対物レンズ16により集光作用を受けて参照
光RFとして入力信号ISの周波数νi と入射レーザ光
LBの波長λとで決まる入射角度をもって、記録媒体5
上の信号光SNの入射領域に入射される。これにより、
信号光SNと参照光RFの両者は、移動する記録媒体5
面上で干渉し、両者による干渉縞が記録される。
【0123】一方、図8中符号5bで示すように、媒体
を上方に平行移動した際に、その記録媒体5bの記録面
は水平に保たれず傾斜した場合には、レーザ光源20の
出射光LIの記録媒体5の裏面51における反射光LR
bは、集光レンズ21により位置検出用光検出器22の
基準位置PB から傾斜角度に応じた距離だけずれた位置
に入射される。これにより、位置検出用光検出器22か
らの2出力は異なるレベルで出力され、差動増幅器23
に入力される。従って、差動増幅器23の出力である傾
斜角度検出信号PDout のレベルは零ではなく、傾斜角
度に応じたレベルを有することになる。
【0124】この所定レベルの傾斜角度検出信号PD
out は、搬送波信号発生器10および入力信号発生器1
1に入力される。搬送波信号発生器10では、傾斜角度
検出信号PDout の入力レベルに応じて基準周波数ν0
を±Δνだけ偏移させた周波数ν0 ±Δνの搬送波信号
CFが発生され振幅変調器12に出力される。同様に、
入力信号発生器11においても基準周波数νi を±Δν
だけ偏移させた周波数ν0 ±Δνの入力信号ISが発生
され振幅変調器12に出力される。
【0125】振幅変調器12では、上記したように搬送
波信号CFが入力信号ISで振幅変調される。その結
果、ν0 ±Δνおよびν0 −νi ±Δν(下側波)、ν
0 +νi ±Δν(上側波)の周波数成分が発生する。発
生した周波数成分のうち、上側波が図示しないローパス
フィルタで除去され、ν0 ±Δνおよびν0 −νi ±Δ
νを周波数成分とする振幅変調信号AMが出力され、こ
れが超音波光偏向器14に入力される。その結果、超音
波光偏向器14内にはこの振幅変調信号AMに対応した
超音波が発生する。
【0126】これと並行して、超音波光偏向器14に対
し記録用光源1から波長λのレーザ光RBが入射され、
これにより、超音波光偏向器14から異なる回折角で搬
送波信号CFに対応した回折光Sbと下側波信号に対応
した回折光Rbが出射される。
【0127】これら2つの回折光Sb,Rbは、コリメ
ートレンズ15を通過後平行光に変換され、回折光Sb
は空間光変調器4に入射され、ここで2次元情報が与え
られて信号光SNbとして出射される。信号光SNb
は、対物レンズ16により集光作用を受けて移動する記
録媒体5の所定の位置に入射される。また、コリメート
レンズ15により平行光に変換された回折光Rbは、対
物レンズ16により集光作用を受けて参照光RFとして
入力信号ISの周波数νi ±Δνと入射レーザ光RBの
波長λとで決まる入射角度をもって、記録媒体5上の信
号光SNの入射領域に入射される。これにより、信号光
SNbと参照光RFbの両者は、移動する記録媒体5面
上で干渉し、両者による干渉縞が記録される。
【0128】上述したように、本実施例によれば、超音
波光偏向器2による回折光S,R、すなわち、信号光S
Nと参照光RFとの記録媒体5への入射方向を、記録媒
体5の傾きに応じて制御可能なため、多重記録時の角度
分解能が、移動記録媒体5の面振れ、反りなどによって
制限されることがない。従って、大容量記憶装置を実現
できる利点がある。
【0129】
【発明の効果】上述したように、本発明の情報記録装置
は、前記超音波光偏向手段によって、レーザ光は進行超
音波によるドップラー効果のため、2つの回折光を得、
これら搬送波回折光及び下側波回折光の周波数のシフト
量が異なることによりこれら回折光の干渉によって生じ
た干渉縞は記録媒体に対して相対的に移動する。そこ
で、記録媒体面上での干渉縞の移動速度と同じ速度で媒
体を超音波の進行方向に連続的に移動させることによ
り、記録媒体上で相対的に干渉縞を静止させることがで
きる。従って、一定速度で移動する媒体上へホログラム
記録を行うことができ、高速化を実現できる。又、振幅
変調周波数を異なる周波数に切換えることにより、下側
波回折光の回折角のみ変化させ得、その結果、記録媒体
面上への参照光の入射角度を切換えることができ多重記
録を可能とし、記録の高密度化を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である情報記録装置の基本的
構成を示すブロック図。
【図2】図1に示す本発明の装置の、多重記録を行う動
作を説明する図。
【図3】本発明の装置の他の実施例である複数の回折光
変調手段を用いて、高速で多重記録を行う構成を示すブ
ロック図。
【図4】図3に示す本発明の装置において、複数の回折
光変調手段の夫々の情報パターンの形成時間及び超音波
光偏向手段に対する振幅変調周波数の切換えタイミング
との関係を示す図。
【図5】本発明の装置の他の実施例であり、複数の夫々
波長の異なるレーザ光を、同時又は順次入力することに
よって、夫々のレーザ光の入射によって得られる夫々の
信号光及び参照光から、同一時刻に多重記録を行なうこ
とのできる構成を示すブロック図。
【図6】本発明の波長の更に他の実施例であり、記録媒
体の移動に際して発生する面振れや反りに対して補償し
得る構成を示すブロック図。
【図7】図6に示す本発明の装置における搬送波信号発
生器と入力信号発生器の夫々の構成を示す図。
【図8】図6に示す本発明の装置において、記録媒体の
傾斜角度検出動作の説明図。
【符号の説明】
1 光源 12 振幅変調器 14 超音波光偏向器 4 空間光変調器 5 記録媒体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 特願平3−68533 (32)優先日 平成3年4月1日(1991.4.1) (33)優先権主張国 日本(JP) (56)参考文献 特開 昭55−90984(JP,A) 特公 昭61−37632(JP,B2) Applied Optics,Vo l.13,No.4(1974)p.808−p. 818 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03H 1/04 G02F 1/33

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】レーザ光を発する記録用光源と、所定周波
    数の搬送波信号を発生する搬送波信号発生手段と、前記
    搬送波信号の周波数とは異なる周波数の振幅変調用の入
    力信号を発生する入力信号発生手段と、前記搬送波信号
    発生手段と前記入力信号発生手段とに接続され、前記搬
    送波信号を、前記入力信号によって振幅変調する振幅変
    調手段と、前記振幅変調手段に接続され、前記記録用光
    源からのレーザ光を受け、前記振幅変調手段からの振幅
    変調信号によって、前記レーザ光を2方向回折する超
    音波光偏向手段と、前記超音波光偏向手段によって、一
    方向に回折されたレーザ光の回折光に対し、所定の情報
    を与え、変調し、信号光とする回折光変調手段と、前記
    回折光変調手段からの信号光と、前記超音波光偏向手段
    によって、前記信号光とは異なる方向に回折されたレー
    ザ光の回折光である参照光とが同一入射領域に照射さ
    れ、両者の干渉記録が行われる移動可能な記録媒体手段
    と、前記記録媒体手段を記録媒体面上での干渉縞の移動
    速度と同じ速度で前記記録媒体手段を超音波の進行方向
    に連続的に移動させる記録媒体移動手段と、より成る情
    報記録装置。
  2. 【請求項2】前記超音波光偏向手段は、前記記録用光源
    からの一定の入射角のレーザ光を受け、前記振幅変調手
    段からの切り換え可能な振幅変調信号によって、一方向
    に回折される搬送波回折光と、これと異なる方向に回折
    される複数の側波回折光とを発生し、前記記録媒体手段
    は、前記回折角の異なる複数の側波回折光が、入射角の
    異なる複数の参照光として入射され、前記一方向に回折
    された信号光との干渉により、多重記録が行われる特許
    請求の範囲第1項に記載の情報記録装置。
  3. 【請求項3】前記切換え可能な振幅変調信号は、前記振
    幅変調用入力信号の周波数を切り換えることによって得
    られ、前記超音波光偏向手段に供給されることによっ
    て、前記超音波光偏向手段から多重記録をするための参
    照光を得る特許請求の範囲第2項に記載の情報記録装
    置。
  4. 【請求項4】前記切換えられる複数の異なる周波数の振
    幅変調信号は、前記搬送波信号発生手段から発生する搬
    送波信号自身の周波数を切り換えることによって得ら
    れ、前記超音波光偏向手段に供給されることによって、
    前記超音波光偏 向手段からそれぞれ一方向に回折された
    複数の回折光に対し、複数の回折光変調手段によって前
    記複数の回折光のそれぞれに所定の情報を与え、変調
    し、信号光を得る特許請求の範囲第2項に記載の情報記
    録装置。
  5. 【請求項5】前記超音波光偏向手段は、前記記録用光源
    からの単一の光ビームを受け、前記振幅変調手段からの
    切換え可能な振幅変調信号によって、多方向に回折され
    る、回折角の異なる複数の搬送波回折光と、前記複数の
    搬送波回折光の夫々の搬送波回折光毎に対応して一方向
    に回折される1個の下側波回折光とを発生し、前記回折
    光変調手段は、前記回折角の異なる複数の搬送波回折光
    毎に対応して設けられる複数の回折光変調手段より成
    り、前記記録媒体手段は、前記回折角の異なる複数の搬
    送波回折光が前記複数の回折光変調手段の夫々で情報を
    受け、変調され入射角の異なる複数の信号光として入射
    され、前記一方向に回折される1個の下側波回折光であ
    る参照光との干渉により、移動する記録媒体に対し多重
    記録が行われる特許請求の範囲第1項に記載の情報記録
    装置。
  6. 【請求項6】前記レーザ光を発する記録用光源は、夫々
    波長の異なる複数のレーザ光源より成り、前記超音波偏
    向手段は、前記振幅変調手段からの振幅変調信号の周波
    数と、前記レーザ光源からのレーザ光の所定の波長とに
    よって定まる回折角をもって、前記光ビームを搬送波回
    折光と下側波回折光の2方向に回折し、前記回折光変調
    手段は、異なる波長にレーザ光毎に定まる搬送波回折光
    に対応して設けられる複数の回折光変調手段より成り、
    前記記録媒体手段は、前記レーザ光源からの波長の異な
    るレーザ光毎に定まる入射角で入射される信号光と参照
    光とを、同一記録領域に受けて、干渉され移動する記録
    媒体に対し多重記録が行われる特許請求の範囲第1項に
    記載の情報記録装置。
  7. 【請求項7】前記記録媒体手段の基準位置に対する傾斜
    角度を検出し、対応する検出信号を出力する記録媒体の
    傾斜角度検出手段と、前記搬送波信号発生手段と前記入
    力信号発生手段とに接続され、前記傾斜角度検出手段で
    検出された傾斜角度に応じて、前記記録媒体手段の基準
    位置に対応する基準周波数を偏位させた周波数を有する
    搬送波信号信号及び入力信号をこれら搬送波信号発生手
    段及び入力信号発生手段から発生させ、それによって
    記傾斜角度に応じて信号光及び参照光の前記記録媒体手
    段への入射角度を制御する手段を更に有する特許請求の
    範囲第1項記載の情報記録装置。
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