JP2000338846A - ホログラム記録再生装置 - Google Patents

ホログラム記録再生装置

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JP2000338846A
JP2000338846A JP14546999A JP14546999A JP2000338846A JP 2000338846 A JP2000338846 A JP 2000338846A JP 14546999 A JP14546999 A JP 14546999A JP 14546999 A JP14546999 A JP 14546999A JP 2000338846 A JP2000338846 A JP 2000338846A
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light
hologram
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hologram recording
light beam
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Hiroshi Suganuma
洋 菅沼
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構成を複雑化することなく、ホログラムの角
度多重記録によって大量の情報を良好に記録できるよう
にする。 【解決手段】 一対の楔形プリズムもしくは回折格子
8,9を電気的に制御された回転機構を用いて相対的に
回転させることにより入射光線を偏向させるビーム偏光
器を用い、ホログラムを角度多重記録とペリストロフィ
ック多重記録を組み合わせて多重記録する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、物体光及び参照光
の干渉縞をホログラム記録媒体に記録するホログラム記
録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、物体光及び参照光の干渉縞をホロ
グラム記録媒体に記録するホログラム記録再生装置が提
案されている。そして、このホログラム記録再生装置に
おいては、一のホログラム記録媒体にホログラムを多重
的に記録する多重記録を行われている。すなわち、体積
型ホログラムは、参照光及び物体光の一方、もしくは、
両方のホログラム記録媒体への入射角度を変えて記録、
もしくは、再生することで、多重記録が可能である。
【0003】参照光及び物体光の一方、もしくは、両方
のホログラム記録媒体への入射角度を変えるには、ビー
ムデフレクタが用いられる。このビームデフレクタとし
ては、ガルバノミラーなどの機械的手段や、音響光学素
子偏向器(AOD)や電気光学偏向器(EOD)など、
電気的に制御する手段などがある。これらのビームデフ
レクタの分解点数Nは、偏向器のアパーチャーの幅を
D、アパーチャーの形状ファクターをa(円形で1.2
2、長方形で1)、光の波長をλ、光線の角度振幅をφ
として、 N=(φD/aλ)で与えられる。したがっ
て、大きなアパーチャーを持ち、ビームの偏向角度が大
きいほど、分解点数は多くなる。ラグランジェヘルムホ
ルツの関係より、各面での入射高と入射角の積は一定な
ので、ビームデフレクタの前後にビーム整形光学系を配
置しても、この分解点数は不変である。
【0004】また、最近では、新たなホログラムの多重
記録方法が提案されている。その一つとして、ペリスト
ロフィック多重記録がある(Kevin Curtis et al. "Met
hodfor holographic storage using peristrophic mult
iplexing," 19, Opt.Lett.993 (1994),A. Pu et al. "H
igh density holographic storage in thin film,"SPIE
Vol.2338, Optical Data Storage (1994), 69)。これ
は、記録媒体を頂点とする円錐面内で参照光を回転させ
るという方法である。これは角度多重記録の一種と考え
ることもできるが、図1に示すように、通常の角度多重
記録を動径方向に併用し、さらに多重度を上げることも
できる。
【0005】ペリストロフィック多重記録方式のブラッ
グ角dθは、λを波長、tをホログラム記録媒体の厚
み、θRを記録媒体への参照光の入射角、θSを記録媒
体への物体光の入射角とすれば、次式〔数1〕で与えら
れる。
【0006】
【数1】
【0007】なお、通常の角度多重記録の場合、ブラッ
グ角は記録媒体の屈折率をnとして、以下の〔数2〕で
与えられる。
【0008】
【数2】
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
なホログラム記録再生装置において、ビームデフレクタ
を用いて多重記録を行う場合においては、ビームデフレ
クタとなる音響光学素子の分解点数は1000点程度、
また、電気光学素子の分解点数は数十点程度であるた
め、多重度を増やすには限界がある。このように、音響
光学偏向器や電気光学偏向器では、分解能が低く、ま
た、素子が高価であるという問題もある。
【0010】しかも、クロストークノイズを排しつつ、
記録密度を最大にするには、ビームの角度制御を100
0分の数度程度の精度で行わなければならない。この
点、機械的なビームデフレクタは、バックラッシュな
ど、再現性や分解能精度や、外乱に対する安定性の点で
問題がある。
【0011】また、ペリストロフィック多重記録を行う
場合においては、ビームを偏向させる手段が、複雑で大
掛かりなものになるという問題点があった。
【0012】そこで、本発明は、上述の実情に鑑みて提
案されるものであって、構成を複雑化することなく、ホ
ログラムの角度多重記録によって大量の情報を良好に記
録することができるホログラム記録再生装置を提供しよ
うとするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、本発明に係るホログラム記録再生装置は、ホログラ
ム媒体に入射される参照光を偏向させる光束偏向手段
と、この光束偏向手段における光束の偏向方向を変化さ
せる偏向制御手段とを備え、参照光及びホログラム媒体
に入射される物体光の干渉縞を該ホログラム媒体に記録
することにより多重記録を行うことを特徴とするもので
ある。
【0014】なお、光束偏向手段は、互いに対向された
一対の楔形プリズムと、これら各楔形プリズムをそれぞ
れを光軸回りに回転操作する回転操作手段とを用いて構
成することができる。この場合、偏向制御手段は、回転
操作手段を制御することにより、光束偏向手段における
光束の偏向方向を変化させることができる。
【0015】また、光束偏向手段は、互いに対向された
一対の回折格子と、これら各回折格子をそれぞれを回転
操作する回転操作手段とを用いて構成することができ
る。この場合、偏向制御手段は、回転操作手段を制御す
ることにより、光束偏向手段における光束の偏向方向を
変化させることができる。
【0016】そして、多重記録としては、角度多重記録
及びペリストロフィック多重記録を組み合わせて行うこ
とができる。
【0017】さらに、ホログラム記録媒体の一面をミラ
ーとし、このホログラム記録媒体の内部で反射された参
照光を用いて位相共役再生を行うことができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。
【0019】本発明に係るホログラム記録再生装置は、
図1に示すように、ホログラム媒体Hに対する参照光R
1の入射角度を変えることにより、該ホログラム媒体H
に対するホログラムの多重記録を行うものである。
【0020】光束の進行方向を微小な角度だけ変化させ
たい場合には、該光束が透過する一対の楔形プリズムを
相対的に回転させることにより実現できることが知られ
ている。この場合において、楔形プリズムの頂角を小さ
くすれば、回転に対する偏向角を小さくできるので、微
小な角度調整ができる。本発明に係るホログラム記録再
生装置においては、このような一対の楔形プリズムを光
束偏向手段として用いて、参照光R1のホログラム媒体
Hへの入射角度を変えている。
【0021】このような一対の楔形プリズムは、図2に
示すように、互いに斜面部分を平行に対向されて設置さ
れる。2つの楔形プリズム1,2は、頂角θが互いに等
しい。初期状態では、二つの楔形プリズム1,2は、頂
角方向が互いに逆方向となされて設置される。すなわ
ち、初期状態において、一対の楔形プリズム1,2は、
一本の円筒を斜めに切断したような状態にある。このと
き、これら楔形プリズム1,2の透過光は、入射光と同
じ方向に伝播する。次に、図3に示すように、各楔形プ
リズム1,2に光軸回りの逆方向の回転を同じ角度だけ
与える。これによって、入射光は、初期状態の楔形プリ
ズム1,2の各頂角方向を含む平面に垂直な面内におけ
る偏向を受ける。
【0022】すなわち、図4に示すように、楔形プリズ
ム1,2の入射面内での極座標を、半径(光軸からの距
離)r、初期状態での各楔形プリズム1,2の頂角方向
に沿うx軸からの回転角をφで表す。各楔形プリズム
1,2の各点での厚みは、係数Wを用いて、Wrcos
(φ)、Wrcos(φ+π)と表せる。ここで、一方の
楔形プリズム1に時計回り方向、他方の楔形プリズム2
には反時計回り方向に角度Ψの回転を与えると、楔形プ
リズム対のz方向(光軸方向)の厚みTは、次式〔数
3〕で与えられる。
【0023】
【数3】
【0024】したがって、一定の回転角度Ψに対して、
これら一対の楔形プリズム1,2は、図5に示すよう
に、初期状態における楔形プリズム頂角方向に垂直な面
内でビームを偏向させる1つの楔形プリズムとして機能
する。なお、この図5においては、φ=0、φ=π/2
の各断面について示している。φ=0の方向、すなわ
ち、初期状態においての楔形プリズム1,2の頂角方向
については、一対の楔形プリズム1,2が互いに回転し
ても、互いの対称性から、それぞれによる偏向は相殺さ
れる。φ=π/2、すなわち、初期状態における楔形プ
リズム頂角方向に垂直な面内では、一対の楔形プリズム
1,2による偏向が同一方向となるため、ビームが偏向
される。すなわち、入射光は、φ=π/2の面内のみに
おいて、方向を変えられる。2つの楔形プリズム1,2
の回転角度が異なる場合には、ビームの偏向面が回転す
る。したがって、2つの楔形プリズム1,2を回転させ
ることで、任意の方向にビームを偏向させることができ
る。
【0025】〔回折格子によるビームの偏向〕また、本
発明に係るホログラム記録再生装置は、回折格子(グレ
ーティング)を用いて、参照光のホログラム媒体への入
射角度を変えるように構成することもできる。すなわ
ち、2枚の回折格子を用いたシェアリング干渉計が提案
されている(Shintaro Kawata et al. "Spatial cohere
nce of KrF excimer lasers," Appl.Opt. Vol.31,pp.38
7, 1992)。これは、2枚の回折格子を透過することで
生じる回折光のうち、2つの回折光をフィルタリングし
て取り出し、その2光束の干渉を観察するという方法で
ある。回折格子を回転させれば、2光束の横ずらし量が
変化することを利用して空間コヒーレンスを測定するこ
とができる。このシェアリング干渉計は、光学系の構成
が簡単、小型で、かつ、安定な測定ができるという特徴
がある。
【0026】この2枚の回折格子による回折光につい
て、図6を用いて説明する。入射光A1Exp[i(k1
−ωt)]、出射光 A2Exp[i(k2x−ωt)]の波
数ベクトルをk1、k2(|k1|=|k2|=2π/λ
(∵λは光の波長))、2枚の回折格子の格子ベクトル
をK1,K2(|K1|=|K2|=2π/Λ(∵Λは格子
の一周期))、それぞれの回折格子での回折次数を
1、n2(∵n1、n2は整数)とすれば、以下の〔数
4〕に示す関係がある。
【0027】
【数4】
【0028】すなわち、楔形プリズムを用いた場合と同
様に、この2枚の回折格子を互いに回転させることで、
ビームの偏向方向を制御することができる。ただし、こ
のように回折格子を用いた場合は、楔形プリズムを用い
た場合と異なり、生成される光線が一本ではなく、0次
光の他、±1次光、±2次光、さらに高次の回折光が回
折格子により生じる。しかし、所望の回折次数の光束以
外は、空間的フィルタリングによって、容易に除去する
ことができる。
【0029】〔ビーム偏向器の構成〕上述のような一対
の楔形プリズムに偏向制御手段となる回転駆動手段を設
ければ、ビーム偏向器を構成することができる。楔形プ
リズムの回転駆動手段としては、図7に示すように、電
気的に制御される回転ステージを用いることができる。
【0030】すなわち、略々ディスク状に形成した楔形
プリズム1,2を、それぞれ回転モータ3,4の駆動軸
に取り付ければ、これら回転モータ3,4によって、各
楔形プリズム1,2回転量を制御することができる。各
楔形プリズム1,2の外周部には、エンコーダー信号検
出用のグレーティング5を設けておく。このグレーティ
ング5の動きを信号検出器6で検出して回転モータ3,
4の回転量を測定し、これをモータ制御回路7に信号を
送ることにより、回転モータ3,4の回転量を制御する
ことができる。
【0031】モータ制御回路7において、信号検出器6
からの信号量に応じて回転モータ3,4にサーボをかけ
ることにより、回転角に応じたビーム偏向角を正確に作
り出すことができる。ここで、各楔形プリズムの頂角を
充分に小さく選べば、回転モータ3,4による機械的な
制御精度でも、充分に小さな偏向角を制御することがで
きる。
【0032】同様の機能は、一対の楔形プリズムに代え
て一対の回折格子を用いても実現することができる。す
なわち、上述の楔形プリズムを回折格子で置き換えれば
よい。以下の説明では、回折格子については、主に±1
次光について述べるが、これをさらに高次の回折次数の
光束に置き換えることも可能である。しかし、回折効率
は1次光を高くすることが最も容易なので、実用上、±
1次光を用いることが望ましい。
【0033】〔ビーム偏向器を用いたホログラム多重記
録再生〕上述のようなビーム偏向器を用いて、図8に示
すように、参照光の入射方向を変化させることにより、
ホログラムの多重記録を行なうことができる。ここで、
ホログラム記録媒体Hの入射面の法線を中心として、参
照光のビームの軌跡が円錐を描くように回転させれば、
ペリストロフィック多重記録が可能である。また、ホロ
グラム記録媒体Hの入射面の法線を含む平面内で参照光
のホログラム記録媒体Hへの入射角を変化させれば、角
度多重記録が可能である。
【0034】
【実施例】〔実施例1〕以下では、実施例として、波長
532nmのNd:YAGレーザの第二高調波を用い
て、図9に示すように、700mm2×1.5mm厚
(約1cm3)の鉄ドープニオブ酸リチウム(Fe:L
iNbO3)結晶(no=2.3251,ne=2.2
330)からなるホログラム記録媒体Hに106枚のホ
ログラムを多重記録するホログラム記録再生装置を考え
る。
【0035】このホログラム記録再生装置においては、
1枚のホログラムが〔1000×1000〕ピクセルの
空間変調器の像であれば、総記録容量は、1テラビット
(125ギガバイト)になる。1ヶ所に多重記録するホ
ログラムの枚数を2000枚とすれば、1ヶ所につき、
1.4mm2(≒1.2mm×1.2mm)の面積を割
り当てることができる。
【0036】物体光は、レーザ光源より出射され、ビー
ムスプリッタ17、空間変調器(SLM)19、偏光ビ
ームスプリッタ10、二分の一波長板11、集光レンズ
12、ミラー13,14、及び、集光レンズ15を経
て、ホログラム記録媒体Hに垂直に入射(θS=0°)
する。参照光は、レーザ光源より出射され、ビームスプ
リッタ17、ミラー18を経て、一対の回折格子8,9
により入射角30°(θR=30°)を中心として偏向
され、集光レンズ16,15を経て、ホログラム記録媒
体Hに入射される。ホログラム記録媒体Hの結晶のC軸
は、光線入射面に垂直とし、入射光は、物体光、参照光
共に、常光線を用いる。〔数1〕より、ペリストロフィ
ック多重のブラッグ選択性は、約3°である。したがっ
て、180°の範囲でビームを回転させれば、60多重
記録が可能である。
【0037】また、〔数2〕より、角度多重のブラッグ
選択角は、0.018°になる。クロストークを抑える
ために、3つめの零点毎に記録を行なうとすれば、隣り
合うホログラム間の角度間隔は、約0.050°にな
る。角度多重のために2°の範囲でビームと光軸とのな
す角を変化させれば、40多重記録が可能である。した
がって、ペリストロフィック多重で、50多重記録し、
各ペリストロフィック多重について角度多重を40多重
行なえば、2000多重記録が可能である。
【0038】参照光の記録媒体への入射角を30°(≒
0.5rad)、回折格子の格子周波数を100本/m
mとすれば、ラグランジェヘルムホルツの関係式より、
以下の関係が成立する。
【0039】〔光線高〕×〔光線と光軸のなす角〕=
1.2mm×0.5rad:記録媒体入射面=〔回折格子
への入射ビーム径〕×〔回折格子の回折角〕=〔一定〕 〔回折格子の回折角〕=〔波長〕/〔回折格子のピッ
チ〕=0.532μm/(1mm/100本) これより、回折格子への入射ビーム径は、12mmとす
ればよいことがわかる。したがって、回折格子面を10
分の1に縮小した像がホログラム記録媒体入射面に結像
されるような縮小光学系を用いればよいこととなる。
【0040】以上述べたような参照光と、物体光とを用
いて、1ヶ所に2000枚のホログラムを、順次500
ポイントに記録すれば、1テラビットの情報を1立方セ
ンチの結晶に記録することができる。
【0041】再生時には、ホログラム記録媒体Hに参照
光を照射することにより、集光レンズ15、ミラー1
4,13、集光レンズ12、二分の一波長板11、及
び、偏光ビームスプリッタ10を経て、固体撮像素子
(CCD)20により再生光を検出することができる。
【0042】さらに、再生時には、図10に示すよう
に、ホログラム記録媒体Hの裏面で反射する参照光に対
する共役光を用いて再生することもできる。共役光を用
いて再生すれば、光学系で発生した収差は完全に補正さ
れるので、高度に収差補正された高価で大型のレンズを
用いる必要がないという利点がある。
【0043】ここで、参照光の偏向器として一対の楔形
プリズムを用いた場合には、再生時には、記録時の参照
光と同じ経路で逆向きの参照光となるように、各楔形プ
リズムを回転させる。また、記録時に一対の回折格子を
用いて+1次に回折した回折光を参照光として用いた場
合は、再生時には、各回折格子で−1次に回折した光の
ホログラム記録媒体の裏面による反射光を用いてもよ
い。
【0044】ここで、ホログラム記録媒体の裏面におけ
る反射率を高くするために、該裏面には反射コーティン
グ26を施して、ミラーとしておくことが望ましい。通
常、位相共役再生は、別途に再生用の共役光のための光
路が必要となって光学系が複雑になるが、上述のように
ビームデフレクタを用いた本実施例のホログラム記録再
生装置においては、参照光と同一の光学系を用いて、簡
単に再生用の共役光を作ることができる。
【0045】また、記録時に、各回折格子で+1次に回
折した回折光と、各回折格子で−1次に回折した回折光
との両方を用いるとともに、再生時にも、±1次の両方
の回折光を用いるなど、複数の回折次数の回折光を用い
て共役再生を行ってもよい。なぜなら、再生時には、各
回折格子で+1次に回折した回折光で記録されたホログ
ラムは、各回折格子で−1次に回折した回折光で共役再
生される。そして、各回折格子で−1次に回折した回折
光で記録されたホログラムは、各回折格子で+1次に回
折した回折光で共役再生される。このように、複数の回
折次数の光を用いて記録再生することも可能である。
【0046】〔実施例2〕また、楔形プリズムを用いて
構成された本発明に係るホログラム記録再生装置におい
ては、図11に示すように、レーザ光源からの出射光
は、コリメーターレンズ22で平行光束とされ、ビーム
スプリッタ17で参照光と物体光とに分割される。
【0047】参照光は、ミラー18で反射された後、一
対の楔形プリズム1,2からなるデフレクタで偏向を受
け、ホログラム記録媒体Hに入射する。一方、物体光
は、ミラー13で反射された後、空間変調器23を透過
し、集光レンズ12によりホログラム記録媒体H中にフ
ーリエ変換される。再生時には、参照光のみをホログラ
ム記録媒体Hに入射させ、再生光を再び集光レンズ24
によりフーリエ変換して、固体撮像素子(CCD)など
の受光ディテクターアレイ25上に結像する。楔形プリ
ズム1,2の回転により、前述の実施例におけると同様
に、角度多重及びペリストロフィック多重を組み合わせ
て記録することができる。
【0048】〔本発明に係るホログラム記録再生装置に
おける記録媒体〕上述の各実施例では、フォトリフラク
ティブ結晶を用いた場合について述べているが、記録材
料としては、フォトポリマーなど、他の記録材料を用い
ることも可能である。また、ホログラム記録媒体一般に
対しても、本発明は同様に有効である。
【0049】〔本発明に係るホログラム記録再生装置の
用途〕ホログラムの多重記録の応用としては、三次元デ
ィスプレイ、ホログラムメモリー、光インターコネクシ
ョン、相関演算器やノベルティーフィルターなどの光コ
ンピューティングなど、多岐にわたる。本発明に係るホ
ログラム記録再生装置は、これらの用途に対して有用で
ある。
【0050】
【発明の効果】上述のように、本発明に係るホログラム
記録再生装置においては、光束偏向手段となる一対の楔
形プリズムもしくは一対の回折格子を相対的に回転させ
ることで、参照光の偏向を所望の精度で制御できる。こ
れら光束偏向手段においては、ある偏向角度で静止させ
たい場合は、動作を止めるだけで良いため、安定で、か
つ、消費電力が少なくて済み、好都合である。また、機
械的な回転を利用しているため、入射ビーム径を大きく
取れるうえ、回転角を大きくすることにより大きな偏向
角を達成でき、音響光学偏向器や電気光学偏向器に比べ
て高い分解能を実現することができる。しかも、材料と
して通常のガラスなどを用いることができるため、安価
である。
【0051】したがって、本発明に係るホログラム記録
再生装置は、ホログラムの角度多重記録を行うのに特に
有効である。また、角度多重記録及びペリストロフィッ
ク多重記録を組み合わせる場合に、単純な構成で高い多
重度を実現できる。
【0052】さらに、記録媒体の裏面部における反射な
どによる共役光を用いれば、光学系で発生した収差は完
全に補正されるので、高度に収差補正された高価で大型
のレンズを用いる必要がなく、安価に高品質の再生像が
得られる。
【0053】このようにして、本発明に係るホログラム
記録再生装置においては、大量の情報を記録再生するこ
とができる。すなわち、本発明は、構成を複雑化するこ
となく、ホログラムの角度多重記録によって大量の情報
を良好に記録することができるホログラム記録再生装置
を提供することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るホログラム記録再生装置における
記録原理を示す斜視図である。
【図2】上記ホログラム記録再生装置における楔形プリ
ズムからなる光束偏光器の構成を示す斜視図である。
【図3】上記光束偏光器が光束を偏向させた状態を示す
斜視図である。
【図4】上記光束偏光器における光束の偏向の原理を示
す斜視図である。
【図5】上記光束偏光器における光束の偏向の原理を示
す側面図であって、該光束偏光器を2つの方向から見た
状態を示している。
【図6】上記ホログラム記録再生装置における回折格子
からなる光束偏光器が光束を偏向させる原理を示す斜視
図である。
【図7】回折格子からなる光束偏光器の構成を示す斜視
図である。
【図8】回折格子からなる光束偏光器を含む上記ホログ
ラム記録再生装置の光学系の構成を示す斜視図である。
【図9】回折格子からなる光束偏光器を含む上記ホログ
ラム記録再生装置の構成を示す平面図である。
【図10】上記ホログラム記録再生装置における記録時
と再生時とにおける共役光の光路を示す側面図である。
【図11】楔形プリズムからなる光束偏光器を含む上記
ホログラム記録再生装置の構成を示す平面図である。
【符号の説明】
1,2 楔形プリズム、3,4 回転モータ、8,9
回折格子、H ホログラム記録媒体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H045 AA00 AD09 AD12 AD17 AD18 AD22 2K008 AA04 BB06 CC01 EE01 EE04 FF08 HH13 HH19 HH20 HH26 5D090 BB16 BB18 CC01 CC04 CC14 DD03 DD05 FF14 KK09 KK12 LL02 LL03

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホログラム媒体に入射される参照光を偏
    向させる光束偏向手段と、 上記光束偏向手段における光束の偏向方向を変化させる
    偏向制御手段とを備え、 上記参照光及び上記ホログラム媒体に入射される物体光
    の干渉縞を該ホログラム媒体に記録することにより多重
    記録を行うことを特徴とするホログラム記録再生装置
  2. 【請求項2】 光束偏向手段は、互いに対向された一対
    の楔形プリズムと、これら各楔形プリズムをそれぞれを
    光軸回りに回転操作する回転操作手段とを有して構成さ
    れ、 偏向制御手段は、上記回転操作手段を制御することによ
    り、上記光束偏向手段における光束の偏向方向を変化さ
    せることを特長とする請求項1記載のホログラム記録再
    生装置。
  3. 【請求項3】 光束偏向手段は、互いに対向された一対
    の回折格子と、これら各回折格子をそれぞれを回転操作
    する回転操作手段とを有して構成され、 偏向制御手段は、上記回転操作手段を制御することによ
    り、上記光束偏向手段における光束の偏向方向を変化さ
    せることを特長とする請求項1記載のホログラム記録再
    生装置。
  4. 【請求項4】 多重記録として、角度多重記録及びペリ
    ストロフィック多重記録を組み合わせて行うことを特長
    とする請求項1記載のホログラム記録再生装置。
  5. 【請求項5】 ホログラム記録媒体の一面をミラーと
    し、このホログラム記録媒体の内部で反射された参照光
    を用いて位相共役再生を行うことを特長とする請求項1
    記載のホログラム記録再生装置。
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