JP6662521B2 - ホログラム記録再生装置およびホログラム記録再生方法 - Google Patents
ホログラム記録再生装置およびホログラム記録再生方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6662521B2 JP6662521B2 JP2016043597A JP2016043597A JP6662521B2 JP 6662521 B2 JP6662521 B2 JP 6662521B2 JP 2016043597 A JP2016043597 A JP 2016043597A JP 2016043597 A JP2016043597 A JP 2016043597A JP 6662521 B2 JP6662521 B2 JP 6662521B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- recording
- hologram
- reference light
- recording medium
- irradiation
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Moving Of The Head For Recording And Reproducing By Optical Means (AREA)
- Optical Head (AREA)
- Holo Graphy (AREA)
- Optical Recording Or Reproduction (AREA)
Description
再生可能な条件は、図9(b)に示すように、信号光の波数ベクトルks、参照光の波数ベクトルkrおよびホログラムの波数ベクトル(格子ベクトル)kgがブラッグの回折条件を満たす場合である。記録媒体10をシフトさせると、図9(c)に示すように、波数ベクトルの関係がブラッグの回折条件から外れ、ホログラム1の再生が不可となる。
ここに、図9(b)は、図9(a)において一点破線で囲んだ領域αにおける、信号光の波数ベクトルksと参照光の波数ベクトルkrとホログラムの波数ベクトル(格子ベクトル)kgとの関係を示す説明図である。また、図9(c)は、図9(a)において破線で囲んだ領域βにおける、信号光の波数ベクトルksと参照光の波数ベクトルkrとホログラムの波数ベクトル(格子ベクトル)kgとの関係を示す説明図である。
しかしながら、記録媒体を移動させるメカ機構のスピードによって、ホログラムの記録再生時のデータ転送速度が制限されるため、高速アクセスを阻害し、メモリ装置としての高速アクセス性能を大幅に制限することになる、という問題がある。具体的には、通常のメカ機構によるストップアンドゴーの動作においては、例えば100ms程度の静止時間が必要となり、1秒間に記録再生することのできるホログラムは10個程度となる。
信号光を記録媒体に照射する信号光照射光学系と、球面参照光を当該記録媒体に照射する球面参照光照射光学系とを備えた光学機構を有しており、
当該球面参照光照射光学系は、記録媒体における球面参照光の照射領域の位置を微小変位させる参照光照射位置変位手段を備えており、
記録媒体を静止させた状態において、前記参照光照射位置変位手段によって、球面参照光の照射領域の位置が信号光の照射領域の位置に対して一方向にシフトされてシフト多重記録が行われることにより、複数のホログラムがその記録領域の一部が互いに重なる状態で前記一方向に並ぶシフト多重ホログラム列が記録されることを特徴とする。
前記参照光照射位置変位手段は、球面参照光の照射領域の位置を当該球面参照光の照射領域内に信号光の照射領域が含まれる範囲内でシフトさせるものであることが好ましい。
当該信号光照射位置変位手段によって、記録媒体における信号光の照射領域の位置が記録媒体に既に記録されたシフト多重ホログラム列の記録時における信号光の照射領域の位置に対して前記一方向にシフトされた状態において、前記参照光照射位置変位手段によって、球面参照光の照射領域の位置が前記一方向にシフトされてシフト多重記録が行われることにより、新たなシフト多重ホログラム列がその記録領域の一部が前記既に記録されたシフト多重ホログラム列の記録領域と重なる状態で記録される構成とされていることが好ましい。
当該移動機構によって、信号光の照射領域の位置が、記録媒体に既に形成されたシフト多重ホログラム列の記録時における信号光の照射領域の位置に対して相対的に移動された状態において、前記参照光照射位置変位手段によって、球面参照光の照射領域の位置がシフトされてシフト多重記録が行われることにより、新たなシフト多重ホログラム列がその記録領域の一部が前記既に記録されたシフト多重ホログラム列の記録領域と重なる状態で記録される構成とされていることが好ましい。
参照光として球面波が用いられ、
記録媒体を静止させた状態において、参照光照射位置変位手段によって、参照光の照射領域の位置を記録媒体における信号光の照射領域の位置に対して一方向にシフトさせてシフト多重記録を行うことにより、複数のホログラムが記録領域の一部が互いに重なる状態で前記一方向に並ぶシフト多重ホログラム列を記録し、
信号光照射位置変位手段によって、記録媒体における信号光の照射領域の位置を記録媒体に既に記録されたシフト多重ホログラム列の記録時における信号光の照射領域の位置に対して前記一方向にシフトさせた状態において、参照光照射位置変位手段によって、参照光の照射領域の位置を前記一方向にシフトさせてシフト多重記録を行うことにより、新たなシフト多重ホログラム列をその記録領域の一部が前記既に記録されたシフト多重ホログラム列の記録領域と重なる状態で記録することを特徴とする。
参照光の照射領域の位置を当該参照光の照射領域内に信号光の照射領域が含まれる範囲内でシフトさせることが好ましい。
参照光として球面波が用いられ、
記録媒体を静止させた状態において、参照光照射位置変位手段によって、参照光の照射領域の位置を記録媒体における信号光の照射領域の位置に対して一方向にシフトさせてシフト多重記録を行うことにより、複数のホログラムが記録領域の一部が互いに重なる状態で前記一方向に並ぶシフト多重ホログラム列を記録し、
移動機構によって、信号光と参照光とを記録媒体に照射する光学機構および記録媒体の一方を他方に対して相対的に前記一方向に移動させることにより、信号光の照射位置を記録媒体に既に記録されたシフト多重ホログラム列の記録時における信号光の照射位置に対してシフトさせた状態において、参照光照射位置変位手段によって、参照光の照射領域の位置を前記一方向にシフトさせてシフト多重記録を行うことにより、新たなシフト多重ホログラム列をその記録領域の一部が前記既に記録されたシフト多重ホログラム列の記録領域と重なる状態で記録することを特徴とする。
参照光として球面波が用いられ、
記録媒体を静止させた状態において、参照光照射位置変位手段によって、参照光の照射領域の位置を記録媒体における信号光の照射領域の位置に対して一方向にシフトさせてシフト多重記録を行うことにより、複数のホログラムが記録領域の一部が互いに重なる状態で前記一方向に並ぶシフト多重ホログラム列を記録し、
参照光照射位置変位手段によって、参照光の照射領域の位置を記録媒体に対してシフトさせることにより、あるいは、前記参照光照射位置変位手段および前記移動機構のいずれか一方または両方によって参照光の照射領域の位置を記録媒体に対してシフトさせることにより、記録媒体に記録されたシフト多重ホログラム列を構成する各々のホログラムを再生することを特徴とする。
図1に示すように、信号光照射光学系は、データ情報を担持した信号光Lsを集光して記録媒体10に照射する信号光集光用対物レンズ36を備えている。
球面参照光照射光学系は、球面参照光Lrを集光して記録媒体10に照射する参照光集光用対物レンズ40と、参照光集光用対物レンズ40によって球面波に変換される参照光用の光の参照光集光用対物レンズ40に対する入射方向を変更することにより記録媒体10における球面参照光Lrの照射領域の位置を信号光Lsの照射領域の位置に対して一方向(図1においては左右方向)に相対的に微小変位させる参照光照射位置変位手段45とを備えている。
球面参照光Lrの半値幅は、信号光Lsの半値幅の例えば1.5〜2.0倍の大きさであることが好ましい。
この例における参照光照射位置変位手段45は、走査型のミラーデバイスにより構成されており、ミラーデバイスは、適宜の駆動手段によって、記録媒体10に対する信号光Lsの光軸および球面参照光Lrの光軸を含む平面に垂直な方向に延びる回転軸Cを中心として回転されることによりミラー角度が調整される。
図2は、本発明のホログラム記録再生装置における球面参照光シフト多重記録の概要を示す説明図である。図3は、走査型のミラーデバイスによる参照光照射位置変位手段の機能を説明する概略図である。
本発明のホログラム記録再生装置においては、先ず、図2(a)に示すように、信号光と、参照光照射位置変位手段を構成するミラーデバイスのミラー角度が基準となるミラー角度に設定された状態で照射される球面参照光とを干渉させることにより得られる干渉縞がホログラムとして記録される。図2(a)において、Asは信号光の照射領域であり、Arは球面参照光の照射領域である。その後、信号光の照射領域Asの位置が固定された状態において、図3に示すように、参照光照射位置変位手段45を構成するミラーデバイスが所定角度回転されることにより参照光用の光の参照光集光用対物レンズ40に対する入射方向が変更される。これにより、図2(b)に示すように、記録媒体における球面参照光の照射領域Arの位置が、参照光照射位置変位手段45によって、信号光の照射領域Asの位置に対して相対的に微小変位され、この状態において、新たなホログラムがその記録領域の一部が既に記録されたホログラムの記録領域と重なる状態で記録される。このとき、球面参照光Lrの記録媒体10に対する入射角度は、既に記録されたホログラムの記録時における球面参照光の入射角度と同じである。
そして、このような操作が繰り返して行われることにより、複数のホログラムが記録領域の一部が互いに重なる状態で前記一方向に並ぶシフト多重ホログラム列が記録される。図2(c)は、球面参照光の照射領域Arの位置が、図2(b)に示す状態からさらに一方向に微小変位された状態を示す。また、図2(a)〜図2(c)における上段に示すグラフは、それぞれ信号光の照射強度分布Isおよび球面参照光の照射強度分布Irを示す。
ここに、一のホログラムは、平面視で略円形状であって、そのサイズは、例えば直径が50μmである。球面参照光の照射領域Asの位置のシフト量dは、例えば10μm程度である。
信号光照射位置変位手段は、参照光照射位置変位手段と同様に、例えばガルバノミラーなどの走査型のミラーデバイスにより構成することができる。信号光照射位置変位手段を構成するミラーデバイスは、参照光照射位置変位手段を構成するミラーデバイスとは互いに独立して駆動される。
従って、記録媒体における信号光の照射領域の位置を、移動機構によって相対的にシフト(移動)させた状態において、参照光照射位置変位手段による球面参照光の照射領域の位置を微小変位させることにより球面参照光シフト多重記録が行われる構成とされていてもよい。
このような方法が実施されるホログラム記録再生装置においては、例えば、記録媒体をその表面に沿った平面内で回動(回転)させる記録媒体回動機構と、ディスク状媒体をその表面に沿った平面内で移動させる記録媒体移動機構とを備えた構成、あるいは、記録媒体を回動させて記録媒体の表面を基準面に対して傾斜させる記録媒体チルト機構をさらに備えた構成とすればよい。
このホログラム記録再生装置は、記録媒体10として例えば透過型のディスク状のものが用いられるものであって、データ情報を担持した信号光および球面参照光を記録媒体10に照射する光学機構と、記録媒体駆動機構とを備えている。
また、記録媒体10がその表面に沿って一方向に移動されることにより信号光Lsの照射領域の位置および球面参照光Lrの照射領域の位置と記録媒体10との相対位置が調整された状態において、参照光照射位置変位手段45によって球面参照光Lrの照射領域の位置を微小変位させることによる球面参照光シフト多重記録が行われることにより、複数のシフト多重ホログラム列が記録領域の一部が互いに重なる状態で一方向に並ぶよう記録される。
また、参照光照射位置変位手段45を構成するミラーデバイスのみを駆動させればよいので、簡単な機構によって、記録媒体10における球面参照光Lrの照射位置の、信号光Lsの照射位置に対する相対位置の制御を確実に行うことができる。
このホログラム記録再生装置は、信号光照射光学系が、記録媒体10における信号光Lsの照射領域の位置を微小変位させる信号光照射位置変位手段39を備えた構成とされていることの他は、図4に示すホログラム記録再生装置と同一の構成を有する。図4に示すホログラム記録再生装置と同一の構成部材には、同一の符号が付してあり、説明を省略することとする。
信号光照射位置変位手段39を構成するミラーデバイスは、上述したように、参照光照射位置変位手段45を構成するミラーデバイスとは互いに独立して駆動される。
このホログラム記録再生装置は、参照光照射位置変位手段として、走査型のミラーデバイスに代えて音響光学素子が用いられ、記録媒体10における信号光Lsの照射領域の位置を微小変位させる信号光照射位置変位手段39を備えた構成とされていることの他は、図4に示すホログラム記録再生装置と基本的な構成は同一である。図4に示すホログラム記録再生装置と同一の構成部材には、同一の符号が付してあり、説明を省略することとする。
音響光学偏向器の動作原理について説明すると、図7に示すように、音響光学媒体46aに接着された圧電素子などの超音波トランスデューサ46bに、周波数変調された駆動用入力信号Sが外部から与えられることにより超音波Uが発生し、当該超音波Uが音響光学媒体46aに伝播されることにより、音響光学媒体46a内において周期的な屈折率の粗密が形成される。そして、駆動用入力信号Sの周波数に応じて、音響光学偏向器46に入射されるレーザ光、この例においては参照光用の光Lr´の回折度合いが変わるため、参照光用の光Lr´の角度変調を行うことができる。
10 記録媒体
21 記録再生光源
22 光分離手段
23 シャッタ
24 偏光板
25 ビーム整形用レンズ
26 アナモルフィックプリズム
30 偏光プリズムビームスプリッタ
31 ビームエクスパンダ
32 空間光変調器(SLM)
33 リレーレンズ
34 ナイキストフィルタ
35 位相板
36 信号光集光用対物レンズ
38 反射ミラー
39 信号光照射位置変位手段
40 参照光集光用対物レンズ
41 NDフィルタ
42 半波長板(λ/2波長板)
45 参照光照射位置変位手段
46 音響光学偏向器
46a 音響光学媒体
46b 超音波トランスデューサ
47 リレーレンズ
48 反射ミラー
48a 反射ミラー
48b 反射ミラー
51 撮像素子
52 再生光用集光レンズ
As 信号光の照射領域
Ar 球面参照光の照射領域
C,C1,C2 回転軸
Ir 球面参照光の照射強度分布
Is 信号光の照射強度分布
Lg 再生光
Lr 球面参照光
Lr´ 参照光用の光(レーザ光)
Ls 信号光
S 駆動用入力信号
U 超音波
Claims (17)
- データ情報を担持した信号光と参照光との干渉縞を記録媒体にホログラムとして記録すると共に、ホログラムが記録された記録媒体に参照光を照射することによりホログラムに記録されたデータ情報を再生するホログラム記録再生装置において、
信号光を記録媒体に照射する信号光照射光学系と、球面参照光を当該記録媒体に照射する球面参照光照射光学系とを備えた光学機構を有しており、
当該球面参照光照射光学系は、記録媒体における球面参照光の照射領域の位置を微小変位させる参照光照射位置変位手段を備えており、
記録媒体を静止させた状態において、前記参照光照射位置変位手段によって、球面参照光の照射領域の位置が信号光の照射領域の位置に対して一方向にシフトされてシフト多重記録が行われることにより、複数のホログラムがその記録領域の一部が互いに重なる状態で前記一方向に並ぶシフト多重ホログラム列が記録されることを特徴とするホログラム記録再生装置。 - 記録媒体に照射される球面参照光の半値幅が信号光の半値幅より大きく、
前記参照光照射位置変位手段は、球面参照光の照射領域の位置を当該球面参照光の照射領域内に信号光の照射領域が含まれる範囲内でシフトさせるものであることを特徴とする請求項1に記載のホログラム記録再生装置。 - 信号光照射光学系は、記録媒体における信号光の照射領域の位置を微小変位させる信号光照射位置変位手段を備えており、
当該信号光照射位置変位手段によって、記録媒体における信号光の照射領域の位置が記録媒体に既に記録されたシフト多重ホログラム列の記録時における信号光の照射領域の位置に対して前記一方向にシフトされた状態において、前記参照光照射位置変位手段によって、球面参照光の照射領域の位置が前記一方向にシフトされてシフト多重記録が行われることにより、新たなシフト多重ホログラム列がその記録領域の一部が前記既に記録されたシフト多重ホログラム列の記録領域と重なる状態で記録されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のホログラム記録再生装置。 - 前記光学機構および記録媒体の一方を他方に対して相対的に前記一方向に移動させる移動機構を備えており、
当該移動機構によって、信号光の照射領域の位置が、記録媒体に既に形成されたシフト多重ホログラム列の記録時における信号光の照射領域の位置に対して相対的に移動された状態において、前記参照光照射位置変位手段によって、球面参照光の照射領域の位置がシフトされてシフト多重記録が行われることにより、新たなシフト多重ホログラム列がその記録領域の一部が前記既に記録されたシフト多重ホログラム列の記録領域と重なる状態で記録されることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載のホログラム記録再生装置。 - 参照光照射位置変位手段によって球面参照光の照射領域の位置を相対的にシフトさせることにより記録媒体に記録されたシフト多重ホログラム列を構成する各々のホログラムが再生されることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載のホログラム記録再生装置。
- 参照光照射位置変位手段および移動機構のいずれか一方または両方によって、球面参照光の照射領域の位置が記録媒体に対して相対的に移動されることにより、記録媒体に記録されたシフト多重ホログラム列を構成する各々のホログラムが再生されることを特徴とする請求項4に記載のホログラム記録再生装置。
- 前記参照光照射位置変位手段が、走査型のミラーデバイスよりなることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載のホログラム記録再生装置。
- 前記参照光照射位置変位手段が、音響光学素子よりなることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載のホログラム記録再生装置。
- データ情報を担持した信号光と参照光との干渉縞を記録媒体にホログラムとして記録すると共に、ホログラムが記録された記録媒体に参照光を照射することによりホログラムに記録されたデータ情報を再生するホログラム記録再生方法において、
参照光として球面波が用いられ、
記録媒体を静止させた状態において、参照光照射位置変位手段によって、参照光の照射領域の位置を記録媒体における信号光の照射領域の位置に対して一方向にシフトさせてシフト多重記録を行うことにより、複数のホログラムが記録領域の一部が互いに重なる状態で前記一方向に並ぶシフト多重ホログラム列を記録し、
信号光照射位置変位手段によって、記録媒体における信号光の照射領域の位置を記録媒体に既に記録されたシフト多重ホログラム列の記録時における信号光の照射領域の位置に対して前記一方向にシフトさせた状態において、参照光照射位置変位手段によって、参照光の照射領域の位置を前記一方向にシフトさせてシフト多重記録を行うことにより、新たなシフト多重ホログラム列をその記録領域の一部が前記既に記録されたシフト多重ホログラム列の記録領域と重なる状態で記録することを特徴とするホログラム記録再生方法。 - 信号光より大きい半値幅を有する参照光を記録媒体に照射し、
参照光の照射領域の位置を当該参照光の照射領域内に信号光の照射領域が含まれる範囲内でシフトさせることを特徴とする請求項9に記載のホログラム記録再生方法。 - 移動機構によって、信号光と参照光とを記録媒体に照射する光学機構および記録媒体の一方を他方に対して相対的に前記一方向に移動させることにより、信号光の照射位置を記録媒体に既に記録されたシフト多重ホログラム列の記録時における信号光の照射位置に対してシフトさせた状態において、参照光照射位置変位手段によって、参照光の照射領域の位置を前記一方向にシフトさせてシフト多重記録を行うことにより、新たなシフト多重ホログラム列をその記録領域の一部が前記既に記録されたシフト多重ホログラム列の記録領域と重なる状態で記録することを特徴とする請求項9または請求項10に記載のホログラム記録再生方法。
- データ情報を担持した信号光と参照光との干渉縞を記録媒体にホログラムとして記録すると共に、ホログラムが記録された記録媒体に参照光を照射することによりホログラムに記録されたデータ情報を再生するホログラム記録再生方法において、
参照光として球面波が用いられ、
記録媒体を静止させた状態において、参照光照射位置変位手段によって、参照光の照射領域の位置を記録媒体における信号光の照射領域の位置に対して一方向にシフトさせてシフト多重記録を行うことにより、複数のホログラムが記録領域の一部が互いに重なる状態で前記一方向に並ぶシフト多重ホログラム列を記録し、
移動機構によって、信号光と参照光とを記録媒体に照射する光学機構および記録媒体の一方を他方に対して相対的に前記一方向に移動させることにより、信号光の照射位置を記録媒体に既に記録されたシフト多重ホログラム列の記録時における信号光の照射位置に対してシフトさせた状態において、参照光照射位置変位手段によって、参照光の照射領域の位置を前記一方向にシフトさせてシフト多重記録を行うことにより、新たなシフト多重ホログラム列をその記録領域の一部が前記既に記録されたシフト多重ホログラム列の記録領域と重なる状態で記録することを特徴とするホログラム記録再生方法。 - 信号光より大きい半値幅を有する参照光を記録媒体に照射し、
参照光の照射領域の位置を当該参照光の照射領域内に信号光の照射領域が含まれる範囲内でシフトさせることを特徴とする請求項12に記載のホログラム記録再生方法。 - 参照光照射位置変位手段によって、参照光の照射領域の位置を記録媒体に対してシフトさせることにより記録媒体に記録されたシフト多重ホログラム列を構成する各々のホログラムを再生することを特徴とする請求項9または請求項10に記載のホログラム記録再生方法。
- データ情報を担持した信号光と参照光との干渉縞を記録媒体にホログラムとして記録すると共に、ホログラムが記録された記録媒体に参照光を照射することによりホログラムに記録されたデータ情報を再生するホログラム記録再生方法において、
参照光として球面波が用いられ、
記録媒体を静止させた状態において、参照光照射位置変位手段によって、参照光の照射領域の位置を記録媒体における信号光の照射領域の位置に対して一方向にシフトさせてシフト多重記録を行うことにより、複数のホログラムが記録領域の一部が互いに重なる状態で前記一方向に並ぶシフト多重ホログラム列を記録し、
参照光照射位置変位手段によって、参照光の照射領域の位置を記録媒体に対してシフトさせることにより記録媒体に記録されたシフト多重ホログラム列を構成する各々のホログラムを再生することを特徴とするホログラム記録再生方法。 - 信号光より大きい半値幅を有する参照光を記録媒体に照射し、
参照光の照射領域の位置を当該参照光の照射領域内に信号光の照射領域が含まれる範囲内でシフトさせることを特徴とする請求項15に記載のホログラム記録再生方法。 - 前記参照光照射位置変位手段および前記移動機構のいずれか一方または両方によって参照光の照射領域の位置を記録媒体に対してシフトさせることにより記録媒体に記録されたシフト多重ホログラム列を構成する各々のホログラムを再生することを特徴とする請求項11乃至請求項13のいずれかに記載のホログラム記録再生方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016043597A JP6662521B2 (ja) | 2016-03-07 | 2016-03-07 | ホログラム記録再生装置およびホログラム記録再生方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016043597A JP6662521B2 (ja) | 2016-03-07 | 2016-03-07 | ホログラム記録再生装置およびホログラム記録再生方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017162524A JP2017162524A (ja) | 2017-09-14 |
JP6662521B2 true JP6662521B2 (ja) | 2020-03-11 |
Family
ID=59857115
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016043597A Active JP6662521B2 (ja) | 2016-03-07 | 2016-03-07 | ホログラム記録再生装置およびホログラム記録再生方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6662521B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111128249A (zh) * | 2020-01-21 | 2020-05-08 | 广东紫晶信息存储技术股份有限公司 | 一种基于角度-移位复用的全息存储方法和装置及存储介质 |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3906831B2 (ja) * | 2003-09-22 | 2007-04-18 | 富士ゼロックス株式会社 | ホログラム記録方法 |
JP4137830B2 (ja) * | 2004-03-25 | 2008-08-20 | 三星電子株式会社 | 記録再生装置 |
JP4631473B2 (ja) * | 2005-03-02 | 2011-02-16 | ソニー株式会社 | ホログラム記録再生装置およびホログラム記録再生方法 |
JP2007178592A (ja) * | 2005-12-27 | 2007-07-12 | Toshiba Corp | 光情報記録媒体、光情報記録媒体の製造方法、光情報記録媒体の再生方法、および光情報記録媒体の再生装置 |
JP5017957B2 (ja) * | 2006-08-07 | 2012-09-05 | ソニー株式会社 | ホログラム記録再生装置およびホログラム記録再生方法 |
JP4961917B2 (ja) * | 2006-09-12 | 2012-06-27 | コニカミノルタホールディングス株式会社 | 情報記録装置 |
EP1921614A3 (en) * | 2006-11-08 | 2008-06-11 | Daewoo Electronics Corporation | Optical information processing apparatus and optical information processing method |
-
2016
- 2016-03-07 JP JP2016043597A patent/JP6662521B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2017162524A (ja) | 2017-09-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3674903B2 (ja) | 体積ホログラフィックメモリ光情報記録再生装置 | |
JP6653505B2 (ja) | ホログラム記録再生方法およびホログラム記録再生装置 | |
JP6829366B2 (ja) | ホログラム記録再生方法およびホログラム記録再生装置 | |
JP2009110638A (ja) | ホログラフィック記録媒体へのデータの記録およびホログラフィック記録媒体上のデータの読み出しのための装置 | |
JP2018137030A (ja) | ホログラム記録再生方法およびホログラム記録再生装置 | |
JP2005322382A (ja) | ホログラム記録装置、およびホログラム記録方法 | |
JP6667177B2 (ja) | ホログラム記録再生方法およびホログラム記録再生装置 | |
JP5096191B2 (ja) | 光ピックアップおよび、それを用いた光情報再生装置および光情報記録再生装置 | |
JP2008140472A (ja) | 光記録装置、光記録方法、記録媒体及び再生方法 | |
JP7008319B2 (ja) | ホログラム再生方法およびホログラム再生装置 | |
JP5728432B2 (ja) | ホログラム用光ピックアップ装置及び光情報記録再生装置 | |
JP6662521B2 (ja) | ホログラム記録再生装置およびホログラム記録再生方法 | |
JP6915841B2 (ja) | ホログラム記録再生方法およびホログラム記録再生装置 | |
JP6894110B2 (ja) | ホログラム記録再生装置 | |
JP2005310308A (ja) | ホログラム記録再生装置及びホログラム記録再生方法 | |
JP2016219086A (ja) | ホログラム記録再生方法およびホログラム記録再生装置 | |
JP5209858B2 (ja) | ホログラフィを用いた光情報再生装置及び光情報記録装置 | |
JP5222524B2 (ja) | 光情報記録媒体、光情報記録再生装置、及び光情報記録再生方法 | |
JP4738935B2 (ja) | ホログラム記録方法およびホログラム記録装置 | |
JP2006154603A (ja) | ホログラム記録装置 | |
JP5816132B2 (ja) | ホログラム用光ピックアップ装置及び光情報記録再生装置 | |
JP2009020134A (ja) | ホログラム素子、ホログラム素子作製装置、ホログラム素子作製方法、およびホログラム再生装置 | |
WO2010029608A1 (ja) | ホログラム装置及び記録方法 | |
JP6915839B2 (ja) | ホログラム記録再生装置 | |
JP6653506B2 (ja) | ホログラム記録再生装置およびホログラム記録再生方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20170725 |
|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20190131 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20190219 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20191018 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20191029 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20191212 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20200121 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20200205 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6662521 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |