JP4738935B2 - ホログラム記録方法およびホログラム記録装置 - Google Patents

ホログラム記録方法およびホログラム記録装置 Download PDF

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本発明は、ホログラム記録媒体にホログラムを記録するためのホログラム記録方法およびホログラム記録装置に関する。
従来のホログラム記録装置としては、たとえば特許文献1に開示されたものがある。このホログラム記録装置は、レーザ光源から出射したレーザ光を信号光と参照光とに分離し、一方の信号光を空間光変調器で変調してホログラム記録媒体に照射するとともに、他方の参照光を上記ホログラム記録媒体上で信号光と重なるように照射することにより、アドレス情報、クロック情報、およびユーザデータのそれぞれに対応するホログラムを異なる領域に記録するように構成されている。このような構成のホログラム記録装置は、基本的に、信号光に対する参照光の角度が固定されており、アドレス情報、クロック情報、ユーザデータのいずれにしても、一つの照射領域に単に一つのホログラムが記録されるようになっている。一方、参照光の角度を可変制御することで当該角度に応じたホログラムをページ単位に多重記録する技術もすでに提案されている。このような多重記録によれば、参照光の角度に応じた複数のホログラムを一つの照射領域にまとめて記録することができ、記録密度を高める点で有利である。
特開2005−18880号公報
しかしながら、上記従来のホログラム記録装置では、参照光の角度を可変制御して多重記録を行った場合、例えばページデータに先立ってアドレス情報を読み出す再生時には、当該アドレス情報を記録したときの角度に合わせた参照光を照射しなければならない。つまり、アドレス情報記録時における参照光の角度が特に決まっていない場合、再生時に参照光の角度を一通りある程度の角度範囲にわたって変化させなければならない。また、アドレス情報記録時における参照光の角度が所定の角度に決まっていても、アドレス情報の読み出しごとに参照光の角度を当該所定の角度に頻繁に合わせなければならないので、ホログラム記録媒体に対するシーク動作が再生時に遅くなるという難点があった。
本発明は、上記した事情のもとで考え出されたものであって、ホログラム記録媒体に対する再生時のシーク動作をできる限り高速化することができるホログラム記録方法、およびホログラム記録装置を提供することをその課題としている。
上記課題を解決するため、本発明では、次の技術的手段を講じている。
本発明の第1の側面によって提供されるホログラム記録方法は、光源から出射したコヒーレント光を信号光と参照光とに分離し、一方の信号光を空間光変調器で変調してホログラム記録媒体に照射するとともに、他方の参照光を上記ホログラム記録媒体上で信号光と重なるように照射し、その際、単位照射領域となるスタックごとに上記信号光に対する参照光の角度を可変制御することにより、当該参照光の角度に対応するホログラムをページ単位に多重記録するホログラム記録方法であって、上記スタックの任意の一つに対し、ページごとに異なるホログラムとして複数のページデータを多重記録する際、当該ページデータのそれぞれに対応して当該スタックの上記ホログラム記録媒体上における位置を示すスタックアドレスを記録することを特徴としている。
本発明の第2の側面によって提供されるホログラム記録装置は、光源から出射したコヒーレント光を信号光と参照光とに分離し、一方の信号光を空間光変調器で変調してホログラム記録媒体に照射するとともに、他方の参照光を上記ホログラム記録媒体上で信号光と重なるように照射し、その際、単位照射領域となるスタックごとに上記信号光に対する参照光の角度を可変制御することにより、当該参照光の角度に対応するホログラムをページ単位に多重記録するホログラム記録装置であって、上記スタックの任意の一つに対し、ページごとに異なるホログラムとして複数のページデータを多重記録する際、当該ページデータのそれぞれに対応して当該スタックの上記ホログラム記録媒体上における位置を示すスタックアドレスを記録するように、これらのページデータおよびスタックアドレスに対応する駆動信号を上記参照光の角度を変化させるごとに出力して上記空間光変調器を制御する空間光変調器制御手段を備えていることを特徴としている。
好ましい実施の形態としては、所望とする上記スタックの一つからホログラムを再生する際、上記参照光の角度を任意の角度に合わせた状態で当該参照光を照射し、それに応じて上記ホログラム記録媒体から発せられる再生光を光検出器で受光することにより、その受光結果に基づいて所望とするスタックアドレスを読み出す再生手段を備えている。
他の好ましい実施の形態としては、上記再生手段は、上記所望とするスタックアドレスを読み出した後、上記参照光の角度を記録時の角度に順次合わせながら当該参照光を照射し、それに応じて上記ホログラム記録媒体から発せられる再生光を光検出器で受光することにより、その受光結果に基づいて所望とするページデータを読み出す。
このような構成では、たとえばある一つのスタックには、信号光に対する参照光の角度に応じてページ単位に記録された複数のページデータが存在し、各ページには、当該スタックのスタックアドレスもページデータとともに記録される。そのため、再生時には、参照光の角度をどのページの記録時と一致する角度に合わせても、ホログラム記録媒体から発せられる再生光にスタックアドレスを表すホログラムが含まれることとなる。したがって、本発明によれば、再生時に参照光の角度を特定の角度に変化させなくても確実にスタックアドレスを読み取ることができるので、ホログラム記録媒体に対する再生時のシーク動作をより高速化することができる。
本発明のその他の特徴および利点は、添付図面を参照して以下に行う詳細な説明によって、より明らかとなろう。
以下、本発明の好ましい実施の形態を、図面を参照して具体的に説明する。図1〜5は、本発明に係るホログラム記録装置の一実施形態を示している。
図1に示されているように、本実施形態のホログラム記録装置Aは、光源1、コリメータレンズ2、第1のビームスプリッタ3、ビームエキスパンダ4A,4B、空間光変調器5、第2のビームスプリッタ6、リレーレンズ7A,7B、対物レンズ7、固定ミラー8A,8B,8C、記録用のガルバノミラー9、記録用の集光レンズ10A,10B、再生用のガルバノミラー11、再生用の集光レンズ12A,12B、およびフォトディテクタ13、空間光変調器制御部20、およびシステム制御部30を備えて構成されている。図示しないその他の構成要素としては、ホログラム記録媒体Bを回転ディスクとして回転させるための回転機構や、ホログラム記録媒体Bの径方向に対物レンズ7などの光学系を移動させるためのトラッキングサーボ機構を備えている。
このホログラム記録装置Aに用いられるホログラム記録媒体Bは、光透過性を有する2つの保護層90A,90Bの間に記録層91をもち、この記録層91に対して両側から光を照射することができるように構成されている。記録層91には、信号光Sと参照光Rが所定の角度で交差しながら干渉することで当該角度に応じた干渉縞パターンのホログラムが記録される。再生時には、一点鎖線で示すようにホログラム記録媒体Bに対して記録時とは反対側から参照光Rが照射され、この参照光Rに応じてホログラム記録媒体Bから発せられる光が再生光Pとして対物レンズ7へと進行する。
光源1は、たとえば半導体レーザ素子からなり、記録時および再生時に比較的帯域が狭く干渉性の高いコヒーレント光としてのレーザ光を出射する。コリメータレンズ2は、光源1から出射したレーザ光を平行光に変換する。コリメータレンズ2から出射した平行光は、第1のビームスプリッタ3へと導かれ、この第1のビームスプリッタ3は、入射した平行光を空間光変調器5に向かう信号光Sと、これとは別の光路を経て記録用や再生用のガルバノミラー9,11へと向かう参照光Rとに分離する。ビームエキスパンダ4A,4Bは、組み合わせレンズからなり、信号光Sの径を拡大しつつ当該信号光Sを空間光変調器5へと導く。
空間光変調器5は、空間光変調器制御部20からの駆動信号に基づいて動作する例えば液晶表示装置からなり、記録時に入射した光を2次元的な画素パターンを表す光(信号光S)に変調して出射する。この空間光変調器5によれば、後述するページデータやスタックアドレスといった記録すべき情報が画素パターンに変換され、当該画素パターンの信号光Sが効率良く得られる。空間光変調器5から出射した信号光Sは、第2のビームスプリッタ6を透過してリレーレンズ7A,7Bや対物レンズ7へと導かれ、最終的にホログラム記録媒体Bに照射される。本実施形態においては、信号光Sがホログラム記録媒体Bに対して略直角(入射角0)に照射されるようにリレーレンズ7A,7Bや対物レンズ7が配置されており、信号光Sの入射角は固定されている。再生時には、空間光変調器5が駆動されずに信号光Sがホログラム記録媒体Bに照射されない。
一方、記録時の場合、第1のビームスプリッタ3から出射した参照光Rは、固定ミラー8A,8Bを介して記録用のガルバノミラー9へと導かれる。記録用のガルバノミラー9は、記録時に参照光Rの入射角および反射角を変化させうるものであり、参照光Rをホログラム記録媒体Bに向けて進行させるように配置されている。すなわち、記録用のガルバノミラー9から出射した参照光Rは、集光レンズ10A,10Bを通ってホログラム記録媒体B上で信号光Sと重なるように照射され、その際、信号光Sに対する参照光Rの角度(ホログラム記録媒体Bに対する参照光Rの入射角に相当)が記録用のガルバノミラー9の動作に応じて異なる複数の設定角に変化させられる。これにより、信号光Sおよび参照光Rが重なるように照射される単位照射領域には、参照光Rの入射角が異なる設定角に合わせられるごとに異なるパターンのホログラムがまとめて記録される。
図2に示すように、単位照射領域は、たとえばスパイラル状のラインに沿って隣り合うもの同士が一部重なりながら形成されるものであり、このような単位照射領域をスタックS1〜Snと称する。スタックS1〜Snは、順番にスタックアドレスが割り振られるようになっており、各スタックS1〜Snには、参照光Rの入射角が設定角に合わせられるごとに異なるパターンのホログラムが記録される。このような設定角に基づいて分類されるホログラムの単位をページP1〜Pnと称する。図3に示すように、各スタックS1〜Snには、上記設定角に対応する多数のページP1〜Pnが含まれ、各ページP1〜Pnには、設定角を示す情報となるページアドレスやユーザデータ(これらをまとめて「ページデータ」と称する)が記録されるほか、スタックアドレスも記録される。すなわち、全てのページP1〜Pnには、該当するスタックS1〜Snのスタックアドレスが書き込まれている。なお、スタックアドレスは、ホログラム記録媒体B上における各スタックS1〜Snの相対的な位置を示す情報である。
再生時の場合、参照光Rは、固定ミラー8Cを介して再生用のガルバノミラー11へと導かれる。再生用のガルバノミラー11は、再生時に参照光Rの入射角および反射角を変化させうるように構成されており、記録時とは反対側から参照光Rをホログラム記録媒体Bに向けて進行させるように配置されている。再生用のガルバノミラー11から出射した参照光Rは、集光レンズ12A,12Bを通ってホログラム記録媒体Bに照射される。再生時には、ホログラム記録媒体Bの記録層91において記録済みのホログラムと干渉するように参照光Rが照射される。本実施形態においては、再生時における参照光Rを記録時とは正反対の向きをなす共役光として照射しつつ、参照光Rの入射角を記録時と同様に複数の設定角に合わせるように再生用のガルバノミラー11を動作させている。これにより、ホログラム記録媒体Bからは、信号光Sと同様の画素パターンを含む再生光Pが発せられる。
フォトディテクタ13は、CCDエリアセンサあるいはCMOSエリアセンサからなり、再生時に対物レンズ7やリレーレンズ7A,7Bを介して第2のビームスプリッタ6へと戻ってきたホログラム記録媒体Bからの再生光Pを受光する。このようなフォトディテクタ13によれば、再生光Pの画素パターンに応じた受光信号が得られ、この受光信号に基づいて記録時の画素パターンに対応する情報が再生される。たとえば、図3のスタックS1を対象として参照光Rの入射角をページP1に対応する設定角に合わせた場合、スタックS1のスタックアドレスと当該スタックS1に記録されたページP1のページデータが読み出される。
空間光変調器制御部20は、参照光Rの入射角が変化させられるごとにページデータおよびスタックアドレスに対応する駆動信号を空間光変調器5に出力するものである。このような空間光変調器制御部20の動作によれば、ページP1〜Pnごとに異なるページデータが記録されるとともに、全てのページP1〜Pnにわたって該当するスタックS1〜Snのスタックアドレスも記録される。システム制御部30は、装置全体の動作を制御するものであり、たとえば記録時には、記録用のガルバノミラー9の動作にタイミングを合わせて空間光変調器制御部20の動作を制御するように構成されている。
次に、上記ホログラム記録再生装置Aの動作を図4および図5のフローチャートを参照して説明する。
図4に示すように記録時の場合、システム制御部30は、スタックアドレスを設定する(S1)。たとえば、ホログラム記録媒体Bにまだ何も記録されていない場合、スタックアドレスとしては、最初に割り当てられるべきアドレスが設定される。また、たとえばスタックS2までホログラムが記録されている場合、スタックアドレスとしては、次のスタックS3に割り当てられるべきアドレスが設定される。
次に、システム制御部30は、トラッキングサーボ機構などを制御することで参照光Rおよび信号光Sを目的のスタックに照射するように照準を合わせる(S2)。
その後、システム制御部30は、ページアドレスを設定する(S3)。たとえば、参照光Rの入射角が設定角θ1に合わせられる場合、ページアドレスとしては、当該設定角θ1に対応するアドレスが設定される。
そして、システム制御部30は、図示しないコンピュータから記録すべきものとして送られてきたユーザデータや上記ページアドレスをページデータとして空間光変調器制御部20に設定するとともに、上記スタックアドレスについても空間光変調器制御部20に設定する(S4)。空間光変調器制御部20は、ページデータやスタックアドレスを2次元の画素パターンに変換し、当該画素パターンに応じた駆動信号を空間光変調器5に出力する。
これにより、空間光変調器5からは、ページデータおよびスタックアドレスに対応する信号光Sが出射するとともに、この信号光Sに対して参照光Rが所定の設定角で重なるように照射され、目的とするスタックには、当該設定角に対応するページにページデータおよびスタックアドレスが書き込まれる(S5)。
データの書き込み後、システム制御部30は、記録用のガルバノミラー9を制御することで参照光Rの入射角を現時点の設定角から次の設定角へと変化させる(S6)。
その後、記録すべきデータが無い場合(S7:NO)、システム制御部30は、記録処理を終える。
S7において、記録すべきデータが有る場合(S7:YES)、システム制御部30は、現時点で照準を合わしている目的のスタックに記録可能なページが有るか否か判断し(S8)、記録可能なページが有る場合(S8:YES)、スタックアドレスの設定をそのまま維持した状態でS3に戻り、次のページに該当するページアドレスを設定する。
S8において、記録可能なページが無い場合(S8:NO)、システム制御部30は、S1に戻って現時点のスタックから次のスタックに該当するスタックアドレスを設定する。
このような記録処理によれば、各スタックS1〜Snにおける全てのページP1〜Pnにページデータととともにスタックアドレスを記録することができる。
図5に示すように再生時の場合、システム制御部30は、コンピュータから読み出し要求されたデータの在処を示すスタックアドレスおよびページアドレスを特定する(S10)。
そして、システム制御部30は、参照光Rを任意の入射角(記録時の入射角に相当する複数の設定角のいずれか)に合わせた状態で参照光Rを照射させ(S11)、それに応じて受光される再生光からスタックアドレスを読み取る(S12)。このとき、回転中のホログラム記録媒体Bに対して参照光Rのみが照射されるが、各スタックS1〜SnのどのページP1〜Pnにもスタックアドレスが記録されているため、参照光Rの入射角を記録時の設定角のいずれかに合わせるだけでスタックアドレスが確実に読み取られる。
読み取ったスタックアドレスが上記S10で特定したスタックアドレスに該当する場合(S13:YES)、システム制御部30は、ホログラム記録媒体Bの回転を停止させ、その間に再生用のガルバノミラー11を制御して参照光Rの入射角を記録時の設定角と順に合うように変化させる(S14)。このとき、参照光Rは、目的とするスタックに照射位置が合った状態となる。
参照光Rの入射角が複数の設定角と合うように変化させられると、フォトディテクタ13によって各設定角に対応する再生光Pが受光され、システム制御部30は、このような再生光Pから得られるページデータに基づいてページアドレスを読み取る(S15)。
読み取ったページアドレスが上記S10で特定したページアドレスに該当する場合(S16:YES)、システム制御部30は、参照光Rの入射角をそのページアドレスに対応する角度に保ち、その際に受光した再生光Pから得られるページデータに基づいて目的とするユーザデータを読み取る(S17)。
S16において、読み取ったページアドレスが上記S10で特定したページアドレスとは異なる場合(S16:NO)、システム制御部30は、再びS14に戻って参照光Rの入射角を変化させる。
S13において、読み取ったスタックアドレスが上記S10で特定したスタックアドレスとは異なる場合(S13:NO)、システム制御部30は、ホログラム記録媒体Bを回転させることで参照光Rの照射位置にあるスタックを変更させ(S18)、その後、再びS12に戻ってスタックアドレスの読み取りを行う。
このような再生処理によれば、目的とするスタックに参照光Rの照射位置が合うまでは、参照光Rの入射角を変化させることなく必要な情報(スタックアドレス)を読み出すことができ、その分、シークタイムをより短くすることができる。
したがって、本実施形態のホログラム記録装置Aによれば、再生時に参照光Rを変化させながらスタックアドレスを読み出す必要はないので、ホログラム記録媒体Bに対する再生時のシーク動作をできる限り高速化することができる。
なお、本発明は、上記の実施形態に限定されるものではない。
上記実施形態では、透過型のホログラム記録媒体Bを用いるため、記録時における参照光の向きと再生時における参照光の向きとを互いに逆向きにしているが、反射膜をもつ反射型のホログラム記録媒体を用いるものでは、記録時における参照光の向きと再生時における参照光の向きとを同じ向きとし、信号光と同じ側から参照光を照射するようにすればよい。
本発明に係るホログラム記録装置の一実施形態を示す全体構成図である。 図1のホログラム記録装置により記録されたホログラム記録媒体を説明するための説明図である。 図2のホログラム記録媒体に記録されたデータを模式的に説明するための説明図である。 図1のホログラム記録装置による記録動作を説明するためのフローチャートである。 図1のホログラム記録装置による再生動作を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
A ホログラム記録装置
B ホログラム記録媒体
S 信号光
R 参照光
P 再生光
S1〜Sn スタック
P1〜Pn ページ
1 光源
5 空間光変調器
9 記録用のガルバノミラー
11 再生用のガルバノミラー
13 フォトディテクタ(光検出器)
20 空間光変調器制御部(空間光変調器制御手段)
30 システム制御部(再生手段)

Claims (4)

  1. 光源から出射したコヒーレント光を信号光と参照光とに分離し、一方の信号光を空間光変調器で変調してホログラム記録媒体に照射するとともに、他方の参照光を上記ホログラム記録媒体上で信号光と重なるように照射し、その際、単位照射領域となるスタックごとに上記信号光に対する参照光の角度を可変制御することにより、当該参照光の角度に対応するホログラムをページ単位に多重記録するホログラム記録方法であって、
    上記スタックの任意の一つに対し、ページごとに異なるホログラムとして複数のページデータを多重記録する際、当該ページデータのそれぞれに対応して当該スタックの上記ホログラム記録媒体上における位置を示すスタックアドレスを記録することを特徴とする、ホログラム記録方法。
  2. 光源から出射したコヒーレント光を信号光と参照光とに分離し、一方の信号光を空間光変調器で変調してホログラム記録媒体に照射するとともに、他方の参照光を上記ホログラム記録媒体上で信号光と重なるように照射し、その際、単位照射領域となるスタックごとに上記信号光に対する参照光の角度を可変制御することにより、当該参照光の角度に対応するホログラムをページ単位に多重記録するホログラム記録装置であって、
    上記スタックの任意の一つに対し、ページごとに異なるホログラムとして複数のページデータを多重記録する際、当該ページデータのそれぞれに対応して当該スタックの上記ホログラム記録媒体上における位置を示すスタックアドレスを記録するように、これらのページデータおよびスタックアドレスに対応する駆動信号を上記参照光の角度を変化させるごとに出力して上記空間光変調器を制御する空間光変調器制御手段を備えていることを特徴とする、ホログラム記録装置。
  3. 所望とする上記スタックの一つからホログラムを再生する際、上記参照光の角度を任意の角度に合わせた状態で当該参照光を照射し、それに応じて上記ホログラム記録媒体から発せられる再生光を光検出器で受光することにより、その受光結果に基づいて所望とするスタックアドレスを読み出す再生手段を備えている、請求項2に記載のホログラム記録装置。
  4. 上記再生手段は、上記所望とするスタックアドレスを読み出した後、上記参照光の角度を記録時の角度に順次合わせながら当該参照光を照射し、それに応じて上記ホログラム記録媒体から発せられる再生光を光検出器で受光することにより、その受光結果に基づいて所望とするページデータを読み出す、請求項3に記載のホログラム記録装置。
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