JP3031492U - 襖用引き手 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】襖用引き手に深い部分を設けて、襖の厚みと同
じ程度の深さで指を掛けられる様にし、襖の開閉を容易
にする。 【構成】襖用引き手に襖用引き手の浅い部分２と襖４の
厚みと同程度の深さの、襖用引き手の深い部分１を設け
て、襖の両側から差し込んで、一組の襖用引き手の深い
部分と浅い部分を互い違いに組み合わせて固定する。ま
たは襖用引き手の深い部分１と襖用引き手の浅い部分２
を初めから互い違いに組み合わせた筒状襖用引き手１２
を襖４の片側から差し込んで、襖４のもう片側から突き
出た筒状襖用引き手１２の先端を留め具１３で留める。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】 ［産業上の利用分野］ この考案は、襖用引き手に関するものである。

【０００２】 ［従来の技術］ 従来は図１に示す様に襖の両側から同じ深さの襖の引き手を取り付けていた。

【０００３】 ［考案が解決しようとする課題］ 従来の襖用引き手では、襖の厚さの約半分の深さしか指を掛けられず、指から 襖に力を伝えにくい為、襖の開閉がやりにくい。本考案で、この欠点を除いた。

【０００４】 ［課題を解決する為の手段］ 上記目的を達成する為、襖用引き手に深い部分（深さは襖の厚みと同程度にす る）と浅い部分（深さは襖の厚さから先述の襖用引き手に深い部分の深さを差し 引いた深さにする。実際は２ｍｍ前後が適当である。）を設ける。

【０００５】 ［作用］ 襖用引き手の指を掛ける所が、襖の厚みと同程度に深くなる。

【０００６】 ［実施例］ 本考案の実施例について図面を参照して説明する。 図２、図３、図４において、襖用引き手の浅い部分２と、襖４の厚みと同程度 の深さの、襖用引き手の深い部分１を指を掛ける様に設け、襖４の両側から差し 込み、一組の襖用引き手の深い部分１と襖用引き手の浅い部分２を互い違いに組 み合わせる。 本考案の襖用引き手の深い部分１と襖用引き手の浅い部分２の組み合わせは、 円形、四角形、その他の形の襖用引き手の外観、正面の形によらず適用出来る。

【０００７】 図５、図６において、襖用引き手の深い部分１と襖用引き手の浅い部分２を識 別し易くするための印１０、１１を付けても良い。

【０００８】 または、図７、図８において筒状襖用引き手を襖の片側だけから差し込んで、 襖４のもう片側から突き出た先に装飾を兼ねた留め具８を取り付け、釘穴９を使 って釘等で襖４に固定して襖用引き手とする事も出来る。

【０００９】 ［考案の効果］ 本考案は前記の様に構成され、襖の厚みと同程度の深さで指を掛けるから、襖 の開閉が片手でも楽にでき、外観は従来の襖用引き手と似ていて違和感も無い。 更に従来の襖用引き手よりも、指で力を加える方向が襖の動線に対してより垂 直に近くなる事からも襖の開閉し易さが向上する。

【図面の簡単な説明】

【図１】襖に取り付けた時の従来の襖用引き手の断面
図。

【図２】襖に取り付けた時の本考案の断面図。

【図３】襖に取り付ける前の本考案の斜視図。

【図４】襖に取り付けた本考案の斜視図。

【図５】襖用引き手の深い部分と浅い部分の境界に印を
した例の斜視図。

【図６】襖用引き手の浅い部分の識別の為、浅い部分に
印をした例の斜視図。

【図７】筒状襖用引き手を襖の片側だけから差し込ん
で、襖のもう片側から突き出た先に装飾を兼ねた止め具
を取り付ける例の斜視図。

【図８】筒状襖用引き手を襖の片側だけから差し込ん
で、襖のもう片側から突き出た先に装飾を兼ねた止め具
を取り付ける例の断面図。

【符号の説明】

１．襖用引き手の深い部分 ２．襖用引き手の浅い部分 ３．襖用引き手の深い部分と浅い部分の境界部分 ４．襖 ５．襖用引き手を襖に通す為に襖に開けた穴 ６．襖の枠 ７．従来の襖用引き手 ８．襖用引き手同士の繋ぎ ９．釘穴 １０．襖用引き手の深い部分と浅い部分の境界の識別の
為の印 １１．襖用引き手の浅い部分の識別の為の印 １２．筒状襖用引き手 １３．留め具

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【手続補正書】

【提出日】平成８年６月１４日

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】請求項１

【補正方法】変更

【補正内容】

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】襖用引き手の浅い部分（２）と、襖の厚み
   と同程度の深さの襖用引き手の深い部分（１）を設け、
   襖の両側から襖用引き手を合わせた時に、襖用引き手の
   一方の深い部分がもう一方の浅い部分と組合わさり、浅
   い部分がもう一方の深い部分と組合わさるようにし、更
   に襖用引き手同士の繋ぎ（８）を設けて襖の両側から襖
   用引き手を合わせて固定するか、または釘で襖に固定出
   来る様に釘穴（９）を設けた襖用引き手。更に印（１
   ０、１１）を設けて襖用引き手の深い部分（１）と襖用
   引き手の浅い部分（２）を識別、又は両者の境界を識別
   出来る様にしても良い。この襖用引き手の深い部分と浅
   い部分の境界部分（３）が水平方向に向いていても、垂
   直方向に向いても、本考案は襖用引き手として使用出来
   る。この考案は円形、四角形、その他の形の外観の襖用
   引き手にも適用できる。
2. 【請求項２】筒状襖用引き手（１２）を襖（４）の片側
   だけから差し込み、襖（４）のもう片側から突き出た先
   に装飾を兼ねた留め具（１３）を取り付け、釘または接
   着等で襖（４）に固定する襖用引き手。