JP3031463B2 - 入浴剤組成物 - Google Patents

入浴剤組成物

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JP3031463B2 JP11016586A JP1658699A JP3031463B2 JP 3031463 B2 JP3031463 B2 JP 3031463B2 JP 11016586 A JP11016586 A JP 11016586A JP 1658699 A JP1658699 A JP 1658699A JP 3031463 B2 JP3031463 B2 JP 3031463B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入浴後における保
温効果を高めるだけでなく、皮膚に潤いとスベスベした
感触を与えるとともに皮膚の保護効果に優れ、しかも安
全性の高いリン脂質を含有する新規な入浴剤組成物に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】入浴剤は、昔から経験的に行われてきた
温泉による治療や生薬を利用した薬湯治療の効果に基づ
き、温湯入浴における温浴効果、すなわち入浴によって
温められた身体を保温し、血行を促進して疲労を回復
し、冷え性を緩解するなどの効果を助長したり、また、
更湯の皮膚に対する刺激を和らげ、浴湯に香りや色など
を付けることによって、入浴時の気分を楽しくしたりす
るなどの目的で開発、使用されてきたが、近年、入浴剤
に対する関心が高まり、さらによく温まり、しかも皮膚
のためにも良い入浴剤が望まれている。
【0003】そこで、浴用剤の開発は、温浴の主作用で
ある保温効果を助長するだけではなく、全身の皮膚状態
を健全ならしめる手軽なボディケア剤としての効果を付
与する方向に展開されており、それに応じて多数の添加
剤の利用が検討されている。例えば、グリセリンなどの
多価アルコール類により保湿効果を付与したもの、タン
パク質分解酵素を配合し清浄作用を高めたもの(特開昭
60−215621号公報)、油分を配合して皮膚を柔
軟にするもの(特開昭52−64415号公報)、スキ
ンケア効果を有する生薬エキスやビタミン類を配合した
もの(特開昭56−156210号公報)など多岐に渡
っている。
【0004】しかしながら、これらの手段は、保温効果
を助長するためには効果が弱いし、またボディケア効果
も十分とはいえない。例えば、多価アルコール類などの
保湿剤は水溶性であるため、入浴時には皮膚に残りにく
く効果は期待できない。また、保湿剤を多量に用いたり
油分を用いたものは、入浴後にべたつき感が残ってさっ
ぱりした湯上がり感が得られないし、またタンパク質分
解酵素を用いたものは、皮膚表面の角質を溶解除去する
ために潤いが失われてかさついてしまうのを免れない。
さらに、生薬エキス、ビタミン類を用いたものは効果が
弱かったり変質しやすい上に、皮膚を刺激して安全性に
問題のあるものが多い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
従来の入浴剤のもつ欠点を克服し、入浴後の保温効果に
優れ、しかも安全で皮膚に潤いとスベスベした感触を付
与する入浴剤組成物を提供することを目的としてなされ
たものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、このよう
な好ましい性質を有する入浴剤組成物を開発するために
種々研究を重ねた結果、入浴剤に炭酸アルカリ塩、リン
脂質及び特定のノニオン界面活性剤を加えることによ
り、その目的を達成しうることを見出し、この知見に基
づいて本発明を完成するに至った。
【0007】すなわち、本発明は、入浴剤に、炭酸アル
カリ塩とともにリン脂質0.1〜30重量%及びHLB
値10以上の親水性ノニオン界面活性剤を配合したこと
を特徴とする入浴剤組成物を提供するものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明に用いるリン脂質は特に制限されず、動植物の細
胞膜の主要構成成分としてのリン脂質など、安全性が高
く、広く食品、医薬品、香粧品などに乳化剤、乳化安定
剤、エモリエント剤、保湿剤、リンス剤などとして多用
されているものが一般的に用いられ、このようなものと
しては、例えば次の一般式
【化1】 (式中、R,R′は脂肪酸残基、Xは各種官能基であ
る)で表わされる物質などが挙げられ、中でもホスファ
チジルコリン、ホスファチジルエタノールアミン、ホス
ファチジルセリン、ホスファチジルグリセロール、ホス
ファチジルイノシトール及びこれらの水素添加物からな
る群より選ばれる1種又は2種以上の混合物が好まし
い。
【0009】このリン脂質の含有量は、通常入浴剤全量
に対し、0.1〜30重量%、好ましくは1〜20重量
%の範囲で選ばれる。この含有量が0.1重量%未満で
は本発明の効果が十分には得られないし、また、30重
量%より多くしてもさほど効果の向上は望めず経済的で
はなく、また配合が困難となったり、経時的な吸湿、変
質などにより安定性をそこなうなどの不都合を招くおそ
れがある。前記リン脂質の浴湯使用濃度は通常5〜10
0ppmの範囲で選ばれる。
【0010】前記ホスファチジルコリン、ホスファチジ
ルエタノールアミン、ホスファチジルセリン、ホスファ
チジルグリセロール、ホスファチジルイノシトールはそ
れぞれ下記の各一般式で表わされる物質である。
【0011】
【化2】
【0012】
【化3】
【0013】
【化4】
【0014】
【化5】
【0015】
【化6】
【0016】これら天然のリン脂質は熱や酸化により変
質しやすい欠点があるが、これらに水素添加を施したも
のは熱や酸化に対する安定性が良好である上に、本発明
の効果になんら悪影響を及ぼさない。また、天然物から
抽出されたリン脂質粗精製物のうち、リン脂質含量の高
いもの(前記リン脂質の合計含有量が10重量%以上の
ものが好ましい)であるならば同様に本発明のリン脂質
として用いることができ、このようなものとしては、例
えば大豆抽出リン脂質、卵黄抽出リン脂質のように既に
工業的に生産されているものや、小麦、ピーナッツ、ト
ウモロコシ、牛肝臓、畜肉、魚類などから抽出されたリ
ン脂質、微生物由来のリン脂質などが挙げられる。
【0017】本発明に用いるノニオン界面活性剤は、非
イオン性界面活性剤のうちHLB値10以上の親水性の
ものすなわちHLB値10以上の親水性ノニオン界面活
性剤であって、リン脂質が弱い界面活性能を有してお
り、浴湯に添加した場合、ある程度は分散、懸濁化する
ものの、ホスファチジルエタノールアミンのように分散
しにくいものもあるところ、リン脂質を浴湯中に分散
し、皮膚表面に均一に吸着しやすくさせ、それにより、
本発明の効果を十分に発揮させるものである。
【0018】このノニオン界面活性剤としては、例えば
ポリグリセリン脂肪酸エステル類、POEソルビタン脂
肪酸エステル類、POEソルビット脂肪酸エステル類、
POEグリセリン脂肪酸エステル類、POE脂肪酸エス
テル類、POEアルキルエーテル類、POEアルキルフ
ェニルエーテル類、POE・POPアルキルエーテル
類、POEヒマシ油類、POE硬化ヒマシ油類などが挙
げられ、中でもポリグリセリン脂肪酸エステル類が好ま
しい。
【0019】このノニオン界面活性剤の添加量は、リン
脂質量に対し、通常1〜100重量%、好ましくは5〜
50重量%の範囲で選ばれる。この添加量が1重量%未
満ではリン脂質を十分には分散させることができない
し、また、100重量%を超えると浴湯表面に該界面活
性剤による泡が浮き出し、外観上好ましくないばかり
か、該界面活性剤の作用によってリン脂質の皮膚への付
着が妨げられ、本発明のリン脂質の効果が期待できなく
なる。該界面活性剤の添加方法は製剤にそのまま添加し
てもよいが、あらかじめ該界面活性剤とリン脂質を均一
に混和したのち、製剤に添加するとさらに効果的であ
る。この場合、均一に混和しやすくするためにエタノー
ルなどの溶媒を添加しても差しつかえない。
【0020】本発明に用いる炭酸アルカリ塩としては、
易水溶性の塩、例えば炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、
炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウムなどが適してお
り、その添加量は通常入浴剤全量に対し、20〜90重
量%とするのがよい。
【0021】本発明の組成物においては、炭酸アルカリ
塩に加え有機酸を併用してもよく、それにより肌に対す
る効果が相乗的に向上する。この併用型のものは水分
(湯)と反応して炭酸ガスを発生するため、多用されて
いるが、これとリン脂質を併用すると、リン脂質は炭酸
ガスの細かな気泡によって分散され、さらにリン脂質の
持つ界面活性能によって炭酸ガスの泡を保持し、浴湯表
面にクリーム状の泡の層を形成する。入浴に際して、こ
のリン脂質の泡は肌の表面に薄膜を形成しながら、付着
し、単にリン脂質を浴湯に分散させて入浴した場合より
も効果的に皮膚表面に作用させることができる。
【0022】有機酸としては、水溶性のフマル酸、コハ
ク酸、クエン酸、リンゴ酸、シュウ酸、酒石酸などが適
しており、上記併用時におけるその添加量は通常入浴剤
全量に対し、10〜80重量%とするのがよい。さら
に、その剤型は粉末状、か粒状、錠剤のいずれでもよ
い。
【0023】本発明の入浴剤組成物には、上記成分の他
に、必要に応じ、香料、色素を始め、無機塩及び無機酸
・アルカリ類、生薬、海藻類、粘着剤、精油類、油類、
ビタミン類、アミノ酸類、酵素類、保湿剤、その他の任
意添加成分を含有させることもできる。
【0024】それらの具体例を以下に示すと、香料及び
色素は、多数あり、特に制限されないが、使用者が適宜
選択しうるように数種類用意するのが好ましい。
【0025】無機塩及び無機酸・アルカリ類としては、
例えば塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化アンモニウ
ム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、硫酸ナトリウ
ム、硫酸アルミニウム、硫酸鉄、チオ硫酸ナトリウム、
チオ硫酸カリウム、次亜硫酸ナトリウム、硝酸ナトリウ
ム、硝酸カリウム、硝酸カルシウム、リン酸ナトリウ
ム、ポリリン酸ナトリウム、リン酸水素カルシウム、イ
オウ、硫化ナトリウム、硫化カリウム、亜硫化鉄、無水
ケイ酸、メタケイ酸、雲母末、中性白土、水酸化ナトリ
ウム、水酸化カルシウム、ホウ砂、ホウ酸、酸化カルシ
ウム、臭化カリウム、過マンガン酸カリウム、人工カル
ルス塩、鉱砂、湯の花などが挙げられる。
【0026】生薬としては、例えばアロエ、ウイキョ
ウ、エイジツ、オウギ、オウゴン、オウバク、オウレ
ン、オンジ、カイカ、ガイシ、ガイヨウ、カゴソウ、ガ
ジュツ、カッコン、カノコソウ、カミツレ、カロコン、
カンゾウ、キキョウ、キササゲ、キジツ、キッピ、キョ
ウニン、クジン、ケイガイ、ケイヒ、ケツメイシ、ケン
ゴシ、ゲンノショウコ、コウカ、コウジュ、コウジン、
コウブシ、コウボク、ゴシツ、ゴシュユ、ゴミン、サイ
カチ、サイコ、サイシン、ザクロヒ、サフラン、サンキ
ライ、サンシシ、サンシュユ、サンショウ、サンヤク、
ジオウ、シコン、シャクヤク、シャゼンシ、ジュウヤ
ク、ショウキョウ、ショウブ、ショウマ、セイヨウノコ
ギリソウ、セッコツボク、セネガ、センキュウ、センコ
ツ、センブリ、ソウジュツ、ソウハクヒ、ソヨウ、ダイ
オウ、ダイコン、タイソウ、タクシャ、チクセツニンジ
ン、チモ、チョウジ、チョレイ、チンピ、トウガラシ、
トウキ、トウニン、トウヒ、ニガキ、ニンジン、ニンド
ウ、バクモンドウ、ハッカ、ハマボウフウ、ハンゲ、ビ
ャクシ、ビャクジュツ、ビワ、ブクリョウ、ボウイ、ボ
ウコン、ボウフウ、ボダイジュ、ボタンピ、ホップ、マ
オウ、マツブサ、マロニエ、モクツウ、モッコウ、モ
モ、ヨクイニン、ランタナ、リュウタン、レンギョウ、
ローズマリーなどが挙げられる。これらは通常粉末状や
抽出エキス状で用いられる。
【0027】海藻類としては、例えばアナアササ、ミ
ル、ウスバアオノリ、ヒトエグサ、スジアオノリ、カサ
ノリ、ヘライワツダ、ハネモ、ナガミルなどの緑藻植
物;ウミウチワ、アミジグサ、モズク、イロロ、マツ
モ、イワヒゲ、ハバノリ、ウルシグサ、カジメ、マコン
ブ、ワカメ、ヒジキ、アラメ、ホンダワラ、ウミトラノ
オ、スギモリ、オオバモリなどの褪藻植物;アルバアマ
ノリ、アサクサノリ、スサビノリ、ウミゾウメン、ヒラ
クサ、マクサ、トリアシ、ハナフノリ、フクロノリ、ヒ
カデノリ、トサカノリ、トゲキリンサイ、アカバギンナ
ンソウ、コトジツノマタ、ツノマタ、アヤニシキ、マク
リ、エゴノリ、オゴノリ、イバラノリなどの紅藻植物な
どが挙げられる。これらは通状粉末抽出エキス状で用い
られる。
【0028】粘着剤としては、例えばガイセン、カルボ
キシメチルセルロースナトリウム、水溶性ゼラチン、ペ
クチン、デンプン、メチルセルロース、エチルセルロー
ス、アルギン酸ナトリウム、ポリビニルアルコール、ポ
リビニルピロリドン、ポリビニルメチルエーテル、ポリ
エチレングリコール、カラヤゴム、ローカストビーンガ
ム、トラカントガム、カラギナン、カーボポール、アカ
シヤガム、カンテンなどが挙げられる。
【0029】精油類としては、例えばハッカ油、ジャス
ミン油、ショウ脳油、ヒノキ油、トウヒ油、リュウ油、
テレビン油、ケイ皮油、ベルガモット油、ミカン油、シ
ョウブ油、パイン油、ラベンダー油、ベイ油、クローブ
油、ヒバ油、バラ油、ユーカリ油、レモン油、タイム
油、ペパーミント油、ローズ油、セージ油、メントー
ル、シネオール、オイゲノール、シトラール、シトロネ
ラール、ボルネオール、リナロール、ゲラニオール、カ
ンファー、チモール、スピラントール、ピネン、リモネ
ン、テルペン系化合物などが挙げられる。
【0030】油類としては、例えばオリーブ油、大豆
油、アーモンド油、落花生油、ヒマシ油、ヤシ油、パー
ム油、タートル油、ヌカ油、アボガド油、ミンク油、卵
黄油、牛脂、ラノリン、スクワレン、ホホバ油、シリコ
ーン、流動パラフィン、ワセリン、パラフィンなどが挙
げられる。
【0031】ビタミン類としては、例えばビタミンA、
ビタミンB群、ビタミンC、ビタミンD、ビタミンE、
ビタミンF、ビタミンK、ビタミンP、ビタミンU、カ
ルニチン、フェルラ酸、γ‐オリザノール、α‐リポ
酸、オロット酸及びその誘導体などが挙げられる。
【0032】アミノ酸としては、例えばグリシン、アラ
ニン、バリン、ロイシン、イソロイシン、セリン、トレ
オニン、フェニルアラニン、チロシン、トリプトファ
ン、シスチン、システイン、メチオニン、プロリン、ヒ
ドロキシプロリン、アスパラギン酸、グルタミン酸、ア
ルギニン、ヒスチジン、リジン及びその誘導体などが挙
げられる。
【0033】酵素としては、例えばペプシン、トリプシ
ン、キモトリプシン、カテプシン、パパイン、プロメラ
イン、フイシン及び細菌酵母、カビ由来のプロテアーゼ
などが挙げられる。
【0034】保湿剤としては、例えばプロピレングリコ
ール、グリセリンなどの多価アルコール、ペプチド、ポ
リアミノ酸、コラーゲン加水分解物及びその誘導体、ヒ
アルロン酸などのムコ多糖類、核酸、エラスチンなどの
タンパク質及びその誘導体などが挙げられる。
【0035】本発明の入浴剤組成物は、以上の成分の中
より選ばれたものを混合することによって調製される。
本発明の入浴剤組成物が前記のような保温効果及びスキ
ンケア効果を有する理由は定かではないが、浴湯中に分
散したリン脂質は皮膚表面の蛋白質と極めて親和性が良
く、皮膚表面に薄膜を形成し、一度形成されたリン脂質
の薄膜は容易に脱離しないため、入浴後において、水分
の蒸散を抑え、身体内部の熱を外に逃がさないように作
用し、保温効果が得られ、また皮膚に対する保湿効果も
永く持続するため、肌の潤いを保ち、入浴後の肌によく
見られるカサツキや肌荒れを防ぐ等の効果が得られ、さ
らに、リン脂質の脂肪酸残基部分は皮膚に対して適度の
加脂効果を示し、皮膚を保護するとともに、べたつかず
スベスベした感触を与えるものと推測される。
【0036】
【実施例】次に実施例によって本発明をさらに詳細に説
明するが、本発明はこれらの例によって何ら限定される
ものではない。
【0037】実施例1、2、比較例1〜5 表1に示す組成成分の入浴剤組成物を調整し、その性能
を更湯と比較して評価した。評価方法を以下に示し、評
価結果を組成物の組成成分との関連で表1に示す。 評価方法:評価者10名(健常人・男性4名、女性6
名、25〜45才)により、入浴剤組成物を各々2日ず
つ連用し、入浴剤組成物未使用の場合と比較評価した。
入浴剤組成物濃度は200ppm(200リットルの湯
に40g添加)、湯の温度は約40℃とし入浴前に全身
洗浄し、入浴時間は約10分とした。タオルドライ後、
10分後に肌の「しっとり感(潤い)」、30分後に
「保温効果」の程度と肌の「スベスベ感(滑らかさ)」
を表2に示す基準で評価した。
【0038】
【表1】
【0039】
【表2】
【0040】
【発明の効果】本発明の入浴剤組成物は、温湯入浴によ
る保温効果を助長し、しかも、入浴後の肌にしっとりと
した潤いとスベスベした感触の滑らかさを付与しうるの
で、身体的及び精神的満足感を使用者に与えることがで
き、しかも、リン脂質は生体細胞膜の主要構成成分であ
ることから、安全性が極めて高いなどの利点を有する。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入浴剤に、炭酸アルカリ塩とともにリン
    脂質0.1〜30重量%及びHLB値10以上の親水性
    ノニオン界面活性剤を配合したことを特徴とする入浴剤
    組成物。
  2. 【請求項2】 さらに有機酸を含有する請求項1記載の
    入浴剤組成物。
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