JP3030998U - 板材化粧用フィルム - Google Patents

板材化粧用フィルム

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Publication number
JP3030998U
JP3030998U JP1996004934U JP493496U JP3030998U JP 3030998 U JP3030998 U JP 3030998U JP 1996004934 U JP1996004934 U JP 1996004934U JP 493496 U JP493496 U JP 493496U JP 3030998 U JP3030998 U JP 3030998U
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JP
Japan
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film
transparent
colorless
coating
wood
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Application number
JP1996004934U
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English (en)
Inventor
良一 山中
順吉 高橋
Original Assignee
東洋プライウッド株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 木質感に優れ、かつ低コストの板材化粧用フ
ィルム10を提供する。 【解決手段】 化粧用フィルム10はポリエチレン、ポ
リプロピレン等のオレフィン系の無色透明のフィルム材
料を使用し、表面に木目模様11をエンボス成形し、着
色インク12を刷り込み、その上から無色透明のウレタ
ン系合成樹脂塗料を塗布してコーティング13を施す
る。化粧用フィルム10の裏面には着色インキで木目模
様14を印刷し、その上から木の色合いを出すため着色
した透明のウレタン系合成樹脂塗料を塗布してコーティ
ング15を施する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は床材や壁材等の内装材、廻り縁、巾木、窓枠等の造作部材に用いられ る板材に木質感を与えるため、その表面に貼着する化粧用フィルムに関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の化粧用フィルムの一形式として、予め着色材を配合して木の色合いに 着色した塩化ビニールフィルムの表面に木目模様をエンボス成形し、該木目模様 にインクを刷り込んで着色したものが知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来の化粧用フィルムはエンボス成形により立体的な木目模様を形成している が、それによって得られる木質感については必ずしも満足できるものではない。 また、予め着色材を配合して特定の色彩に着色したフィルム材料は用途が限定さ れるので、材料コストが高くつく。 本考案はかかる点に鑑み、木質感に優れ、かつ低コストの板材化粧用フィルム を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る考案は板材表面に貼着する板材化粧用フィルであって、透明な 材質を有し表面に木目模様をエンボス成形して該木目模様に着色インキを刷り込 み、裏面に木目模様を印刷したことを特徴とする。 請求項2に係る考案は請求項1に記載の板材化粧用フィルムにおいて、前記材 質が無色透明であって裏面に透明な着色コーティングを施したことを特徴とする 。 請求項3に係る考案は請求項1叉は2に記載の板材化粧用フィルムにおいて、 表面に無色透明のコーティングを施したことを特徴とする。
【0005】
【考案の作用・効果】
請求項1に係る考案によれば、表面のエンボス成形した立体的な木目模様と裏 面の印刷した木目模様の相乗効果により、板材の木質感を高めることができる。 請求項2に係る考案によれば、フィルム自体に予め塗料を配合して着色するの ではなく、裏面に着色コーティングを施すことにより無色透明のフィルム材料を 用いことができる。しかして、無色透明のフィルム材料は汎用材料として広く供 給されているので、化粧用フィルムの製造コストを低減できる。 請求項3に係る考案によれば、表面の無色透明コーティングによって板材に艶 を出すとともに、エンボス成形した木目模様に刷り込んだ着色インクの剥離を防 止できる。
【0006】
【実施例】
以下に本考案を図面に基づき説明するに、図1には本考案の一実施形態に係る 化粧用フィルム10と該化粧用フィルムを表面に貼着した板材20が示されてい る。 化粧用フィルム10はポリエチレン、ポリプロピレン等のオレフィン系の無色 透明のフィルム材料を使用し、表面に木目模様11をエンボス成形し、着色イン ク12を刷り込み、その上から無色透明のウレタン系合成樹脂塗料を塗布してコ ーティング13を施している。また、化粧用フィルム10の裏面には着色インキ で木目模様14が印刷され、その上から木の色合いを出すため着色した透明のウ レタン系合成樹脂塗料を塗布してコーティング15を施している。
【0007】 本実施形態に係る化粧用フィルム10の構造は以上の通りであって、板材20 の表面に無色透明のウレタン系合成樹脂接着剤21で貼着されている。 しかして、本実施形態に係る化粧用フィルム10によれば、表面のエンボス成 形した立体的な木目模様11と裏面の印刷した木目模様14の相乗効果により、 板材20にリアルな木質感を与えることで、優れた意匠効果を得ることができる 。 また、フィルム材料自体に予め着色材を配合して着色するのではなく、裏面に 着色コーティング15を施すことにより汎用材料として供給されている無色透明 のフィルム材料を用いることを可能にしたので、化粧用フィルム10の製造コス トを低減できる。 さらに、表面の無色透明コーティング13によって板材20に艶を与えて高級 感を出すとともに、エンボス成形した木目模様11に刷り込んだ着色インク12 の剥離を防止して耐久性を高めることができる。 なお、本実施形態に係る化粧用フィルム10にあっては、無色透明のフィルム 材料を使用し、木の色合いを出すためフィルムの裏面に着色コーティング15を 施しているが、予め塗料を配合して着色したフィルム材料を使用すれば、裏面の 着色コーティング15を省略できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一実施形態に係る化粧用フィルムと
該フィルムを貼着した板材を示す部分断面図である。
【符号の説明】
10…化粧用フィルム、11…エンボス成形した木目模
様、12…着色インク、13…透明コーティング、14
…印刷した木目模様、15…着色コーティング、20…
板材、21…無色透明接着剤。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B32B 21/08 B32B 21/08

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板材表面に貼着する板材化粧用フィルで
    あって、透明な材質を有し表面に木目模様をエンボス成
    形して該木目模様に着色インキを刷り込み、裏面に木目
    模様を印刷したことを特徴とする板材化粧用フィルム。
  2. 【請求項2】 前記材質が無色透明であって裏面に透明
    な着色コーティングを施したことを特徴とする請求項1
    に記載の板材化粧用フィルム。
  3. 【請求項3】 表面に無色透明のコーティングを施した
    ことを特徴とする請求項1叉は2に記載の板材化粧用フ
    ィルム。
JP1996004934U 1996-05-08 1996-05-08 板材化粧用フィルム Expired - Lifetime JP3030998U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200459941Y1 (ko) * 2007-01-08 2012-04-20 (주)엘지하우시스 건축자재용 표면재

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