JP3030305B1 - 木製外壁パネル取付金具 - Google Patents

木製外壁パネル取付金具

Info

Publication number
JP3030305B1
JP3030305B1 JP10278574A JP27857498A JP3030305B1 JP 3030305 B1 JP3030305 B1 JP 3030305B1 JP 10278574 A JP10278574 A JP 10278574A JP 27857498 A JP27857498 A JP 27857498A JP 3030305 B1 JP3030305 B1 JP 3030305B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wall panel
wooden
piece
wooden outer
horizontal frame
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP10278574A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000104369A (ja
Inventor
利晴 岩樋
Original Assignee
株式会社ル・フェールホーム
利晴 岩樋
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社ル・フェールホーム, 利晴 岩樋 filed Critical 株式会社ル・フェールホーム
Priority to JP10278574A priority Critical patent/JP3030305B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3030305B1 publication Critical patent/JP3030305B1/ja
Publication of JP2000104369A publication Critical patent/JP2000104369A/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Building Environments (AREA)
  • Load-Bearing And Curtain Walls (AREA)
  • Panels For Use In Building Construction (AREA)

Abstract

【要約】 【課題】 木製外壁パネルを鉄骨に対し簡易に取り付け
可能とする木製外壁パネル取付金具を提供する。 【解決手段】 木製外壁パネル取付金具20であって、
基板部21と、その一面側から突出し、上階用木製外壁
パネルの下端横枠材と下階用木製外壁パネルの上端横枠
材とに固定するパネル木枠側固定部と、基板部21に対
しパネル木枠側固定部と反対面に備えられ、建物の鉄骨
に固定されたブラケットに上方から差し込んで掛け止め
可能な鉄骨側取付片部28と、を一体化してなる。パネ
ル木枠側固定部は、上階用木製外壁パネルの下端横枠材
の上面部に重なる上片部22と、下階用木製外壁パネル
の上端横枠材の下面部に重なる下片部23と、上階用木
製外壁パネルの下端横枠材に形成された下面凹部と下階
用木製外壁パネルの上端横枠材に形成された上面凹部と
に挿入する中央片部24と、からなる。左右の上片部2
2及び下片部23とその間の中央片部24にそれぞれ形
成された各釘穴25は互いに異なる位置にある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鉄骨に木製外壁パ
ネルを取り付けるための木製外壁パネル取付金具に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】強靭で経済的な住宅を建てる工法として
重量鉄骨造りが近年注目されている。そして、このよう
な重量鉄骨造りの住宅の外壁パネルとして、同じ外形状
の下地合板と断熱パネルと木枠とを3層に重ね合わせ
て、それぞれをほぼ全面接着してなる木製外壁下地パネ
ルが、特開平9−268697号公報により提案されて
いる。この木製外壁下地パネルは、2階の床パネルの端
部に、2階用の木製外壁下地パネルの下框の段部と1階
用の木製外壁下地パネルの上框の段部とをそれぞれ填め
合わせるようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、強靭な重量鉄
骨造りの住宅であるにも拘わらず、2階用の木製外壁下
地パネルの下框と1階用の木製外壁下地パネルの上框
を、2階の床パネルの端部に取り付ける構造では、強靭
な重量鉄骨の十分な利用が図られていなかった。
【0004】そこで、本発明の目的は、木製外壁パネル
を鉄骨に対し簡易に取り付け可能とする木製外壁パネル
取付金具を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決すべく
請求項1記載の発明は、木製外壁パネル取付金具であっ
て、基板部と、この基板部の一面側から突出し、上階用
木製外壁パネルの下端横枠材と下階用木製外壁パネルの
上端横枠材とに固定するパネル木枠側固定部と、基板部
に対しパネル木枠側固定部と反対面側に備えられ、建物
の鉄骨に固定されたブラケットに上方から差し込んで掛
け止め可能な鉄骨側取付片部と、を一体化してなる構
成、を特徴としている。
【0006】このように、請求項1記載の発明によれ
ば、上階用木製外壁パネルの下端横枠材と下階用木製外
壁パネルの上端横枠材とに固定するパネル木枠側固定部
と、建物の鉄骨に固定されたブラケットに上方から差し
込んで掛け止め可能な鉄骨側取付片部と、を基板部の一
面側から突出する一方、基板部に対しパネル木枠側固定
部と反対面側に備えて一体化した木製外壁パネル取付金
具なので、基板部の一面側から突出するパネル木枠側固
定部を、上階用木製外壁パネルの下端横枠材と下階用木
製外壁パネルの上端横枠材とに固定した状態で、基板部
に対しパネル木枠側固定部と反対面側に備えた鉄骨側取
付片部を、建物の鉄骨に固定したブラケットに上方から
差し込んで掛け止めすることにより、鉄骨に対する木製
外壁パネルの取り付けが簡易に行える。
【0007】請求項2記載の発明は、請求項1記載の木
製外壁パネル取付金具であって、前記パネル木枠側固定
部は、上階用木製外壁パネルの下端横枠材の上面部に重
なる上片部と、下階用木製外壁パネルの上端横枠材の下
面部に重なる下片部と、上階用木製外壁パネルの下端横
枠材に形成された下面凹部と下階用木製外壁パネルの上
端横枠材に形成された上面凹部とに挿入する中央片部
と、からなる構成、を特徴としている。
【0008】このように、請求項2記載の発明によれ
ば、請求項1記載のパネル木枠側固定部が、上階用木製
外壁パネルの下端横枠材の上面部に重なる上片部と、下
階用木製外壁パネルの上端横枠材の下面部に重なる下片
部と、上階用木製外壁パネルの下端横枠材に形成された
下面凹部と下階用木製外壁パネルの上端横枠材に形成さ
れた上面凹部とに挿入する中央片部と、からなるので、
上階用木製外壁パネルの下端横枠材と下階用木製外壁パ
ネルの上端横枠材を、その互いの凹部間に中央片部を挿
入してともに位置決めしながら、上片部と下片部の間に
挟み込んで一緒に固定できる。
【0009】請求項3記載の発明は、請求項2記載の木
製外壁パネル取付金具であって、前記上片部、下片部及
び中央片部には、前記各横枠材を釘止めするための釘穴
がそれぞれ形成されており、各釘穴は互いに異なる位置
にある構成、を特徴としている。
【0010】このように、請求項3記載の発明によれ
ば、請求項2記載の上片部、下片部及び中央片部にそれ
ぞれ形成された各釘穴が互いに異なる位置にあるので、
上階用木製外壁パネルの下端横枠材と下階用木製外壁パ
ネルの上端横枠材に対し、上片部、下片部または中央片
部の各々からそれぞれ打ち込む釘が互いに干渉するのを
回避できる。
【0011】請求項4記載の発明は、請求項2または3
記載の木製外壁パネル取付金具であって、前記上片部及
び下片部は左右一対ずつ設けられるとともに、前記中央
片部は左右の上片部及び下片部の間に設けられており、
前記鉄骨側取付片部は、前記基板部にボルトナット結合
により固定されていて、建物の鉄骨梁に固定したブラケ
ットに掛け止めされる構成、を特徴としている。
【0012】このように、請求項4記載の発明によれ
ば、請求項2または3記載の中央片部が左右の上片部及
び下片部の間にあり、基板部にボルトナット結合で固定
された鉄骨側取付片部が、建物の鉄骨梁に固定したブラ
ケットに掛け止めされるので、上階用木製外壁パネルの
下端横枠材と下階用木製外壁パネルの上端横枠材の各凹
部間に挿入した中央片部の左右において、一対の上辺部
及び下辺部から上階用木製外壁パネルの下端横枠材また
は下階用木製外壁パネルの上端横枠材に対し釘をそれぞ
れ打ち込んで確実に固定してから、建物の鉄骨梁に固定
したブラケットに鉄骨側取付片部を掛け止めできる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係る木製外壁パ
ネル取付金具の実施の形態例を図1から図6に基づいて
説明する。先ず、図1は本発明を適用した一例としての
木製外壁下地パネルを示すもので、図1(a)は木枠側
から見た概略正面図、図(b)は概略側面図である。そ
して、図2はその詳細を示すもので、図2(a)は縦断
面図、図2(b)は上部端面図、図2(c)は横断面図
である。これらの図1及び図2において、1は木製外壁
下地パネル、2は木枠、3は上下の横枠材、4は左右の
縦枠材、5は上下の横桟材、6は中間の横桟材、7は弾
性体断熱ボード、8は防水・透湿シート、9は凹部であ
る。
【0014】即ち、本発明の適用例の木製外壁下地パネ
ル1は、縦に長い長方形をなす木枠2が、LVL(Lami
nated Veneer Lumber) による上下の横枠材3,3及び
左右の縦枠材4,4を木ネジにより組み付けるととも
に、一般木材による上下の横桟材5,5及び中間2本の
横桟材6,6を木ネジにより組み付けて構成される。こ
の木枠2の一面側の内方には、例えば、押し出し発泡ポ
リエチレンフォームによる一枚物の弾性体断熱ボード7
が填め込まれており、この弾性体断熱ボード7は、外形
形状が木枠2の内方形状よりも若干大きく設定されてい
る。そして、このような弾性体断熱ボード7の表面に重
ねて防水・透湿シート8が、木枠2(上下の横枠材3,
3及び左右の縦枠材4,4)に、図示しない両面テープ
により接着されている。
【0015】以上の木製外壁下地パネル1は、重量鉄骨
住宅の階高に対応した全長を有するもので、例えば、全
幅が600mmで全長が2,900mmとなっている。
そして、上端横枠材3の上面部には、図2(b)に示し
たように、左右中央部に切り込み加工による浅い凹部9
が形成されている。この凹部9は、後述する木製外壁パ
ネル取付金具の中央片部を差し込むためのものである。
なお、下端横枠材3の下面にも、同様の凹部9が形成さ
れている。
【0016】ここで、図3は木枠2への弾性体断熱ボー
ド7及び外装ボード12の組付方を示すもので、図3
(a)は木枠2内方に弾性体断熱ボード7を填め込んだ
状態を示した横断面図、図3(b)は木枠2に外装ボー
ド12を取り付けた状態を示した横断面図である。即
ち、木枠2の左右の縦枠材4,4の内方の一面側には、
外に開いた傾斜面によるテーパ溝10,10を形成して
おき、図3(a)に示すように、左右のテーパ溝10,
10に、これより若干幅広の弾性体断熱ボード7の両側
部を填め込む。なお、テーパ溝10の深さは、弾性体断
熱ボード7の厚さよりも若干浅くしておく。
【0017】この状態で、図示のように、弾性体断熱ボ
ード7は外側に若干湾曲したむくり形状をなしており、
このようなむくり形状の弾性体断熱ボード7の表面に、
前述した防水・透湿シート8を重ねて木枠2(上下の横
枠材3,3及び左右の縦枠材4,4)に両面テープによ
り接着することで、弾性体断熱ボード7が木枠2の一面
側に僅か(2mm程度)に突出した状態となる。そし
て、防水・透湿シート8の面側に、図3(b)に示すよ
うに、ALCによる一枚物の外装ボード12を重ねて木
枠2(上下の横枠材3,3及び左右の縦枠材4,4)に
木ネジ13,13,13,…により固定することで、外
壁パネル11が得られる。以上により得られる外壁パネ
ル11は、弾性体断熱ボード7が、木枠2(特に、左右
の縦枠材4,4)に密着するとともに、防水・透湿シー
ト8を介して外装ボード12にも密着したものとなって
いる。
【0018】図4は本発明を適用した一例としての木製
外壁パネル取付金具を示すもので、釘を仮想線で示した
斜視図であり、図中、20は木製外壁パネル取付金具、
21は基板部、22は上片部、23は下片部、24は中
央片部、25は釘穴、26は上端部、27はボルト・ナ
ット、28は鉄骨側取付片部、29は釘である。この木
製外壁パネル取付金具20は、鋼板製のもので、板面が
縦方向の基板部21の一面側に、ほぼ直角に突出する水
平板面による左右一対ずつの上片部22,22及び下片
部23,23とその間の中央片部24を有している。こ
れら上片部22,22と下片部23,23と中央片部2
4とには、複数個の釘穴25,25,25,…がそれぞ
れ形成されており、その全ての釘穴25,25,25,
…は、仮想線で示した多数の釘29,29,29,…が
干渉することのないように、互いにオーバラップしない
異なる位置に設けられている。
【0019】以上の上片部22,22と下片部23,2
3と中央片部24が、後述するように、パネル木枠側固
定部をなす。また、基板部21の他面側には、左右の上
片部22,22間の上端部26にボルト・ナット27に
より固定した鉄骨側取付片部28が備えられている。こ
の鉄骨側取付片部28は、図5に示すように、下半部が
基板部21から若干離れて平行するよう屈曲形成された
ものである。
【0020】以上の木製外壁パネル取付金具20は、そ
の下片部23,23及び中央片部24間に、外壁パネル
11の上端横枠材3及びその補強用の横桟材5を挿入し
て、各釘穴25,25,25,…において、上下から各
釘29,29,29,…を打ち込んで固定されている。
この状態で、中央片部24の下半部が上端横枠材3の上
面部中央の凹部9に一致している。このように、外壁パ
ネル11は、その木枠2の上端横枠材3及び横桟材5の
中央部に木製外壁パネル取付金具20を備えた状態で工
場から現場に搬入される。
【0021】そして、図5は以上の木製外壁パネル取付
金具20を用いた上下階の外壁パネル11,11の鉄骨
梁への取付方を示した縦断面図であり、図中、31は鉄
骨梁、32は上フランジ、33は防振ゴム、34は床
版、35はブラケット、36は平板部、37は側部フラ
ンジ、38はボルト・ナットである。図示のように、重
量鉄骨(H形鋼)による1階鉄骨梁31の上フランジ3
2上には、防振ゴム33を介して2階床版34が載置さ
れており、1階鉄骨梁31の上フランジ32の外側縁に
は、ブラケット35がボルト・ナット38により固定さ
れている。このブラケット35は、側面視L字形をなす
もので、平板部36の両側に上方に折り曲げた側部フラ
ンジ37,37を有しており、横方向に600mmピッ
チの間隔をもって1階鉄骨梁31の上フランジ32上に
ボルト・ナット38で固定されている。
【0022】以上のように、1階鉄骨梁31の上フラン
ジ32上に固定した側面視L字形のブラケット35に対
し、前述したように、1階用外壁パネル11の上端横枠
材3及び横桟材5に下片部23,23及び中央片部24
が釘止めして備えられた木製外壁パネル取付金具20の
鉄骨側取付片部28を、上方から差し込んで掛け止めす
る。このような作業を順次行っていくことで、階高に対
応した長さを有する1階用外壁パネル11,11,1
1,…、即ち、1階用外装ボード12,12,12,…
が横に連続した状態となる。なお、1階用外壁パネル1
1の下端については、図示しないが、1階床版に下端横
枠材3及び横桟材5を適宜のパネル取付金具を用いて固
定する。
【0023】その後、個々の木製外壁パネル取付金具2
0には、その上片部22,22及び中央片部24間に、
2階用外壁パネル11の下端横枠材3及び横桟材5を挿
入して、各釘穴25,25,25,…において、上方か
らのみ各釘29,29,29,…を打ち込んで固定して
いく。この状態で、中央片部24の上半部が2階用外壁
パネル11の下端横枠材3の下面部中央の凹部9に一致
している。こうして、木製外壁パネル取付金具11によ
り上下階の外壁パネル11,11を連結している。
【0024】また、図6は最上階(図示例では2階用)
の外壁パネル11の上端の鉄骨梁への取付方を示した縦
断面図であり、図中、41は鉄骨梁、42は上フラン
ジ、43は屋根部材、44はブラケット、46はボルト
・ナット、50はパネル取付金具、51は基板部、52
は上片部、53は下片部、54は上端部、55はボルト
・ナットである。図示のように、重量鉄骨(H形鋼)に
よる2階鉄骨梁41の上フランジ42の上方に屋根部材
43が位置しており、2階鉄骨梁41の上フランジ42
の外側縁上には、ブラケット44がボルト・ナット46
により固定されている。このブラケット44も、側面視
L字形で平板部の両側に側部フランジを有するものであ
り、横方向に600mmピッチの間隔で2階鉄骨梁41
に固定されている。
【0025】他方、2階用外壁パネル11の上端には、
パネル取付金具50が備えられており、このパネル取付
金具50を上端に備えた状態で2階用外壁パネル11が
工場から現場に搬入される。即ち、パネル取付金具50
は、その上片部52及び下片部53間に、2階用外壁パ
ネル11の上端横枠材3及び横桟材5を挿入して、図示
しない各釘穴において、上下から各釘を打ち込んで固定
されている。この状態で、上片部52の下半部が上端横
枠材3の上面部中央の凹部9に一致している。
【0026】前述したように、2階鉄骨梁31の上フラ
ンジ32上に固定した側面視L字形のブラケット44に
対し、2階用外壁パネル11の上端横枠材3及び横桟材
5に上片部52及び下片部53が釘止めして備えられた
取付金具50の基板部51を当て、その上端部54をブ
ラケット44にボルト・ナット55で固定する。このよ
うな作業を順次行っていくことで、階高に対応した長さ
を有する2階用外壁パネル11,11,11,…、即
ち、2階用外装ボード12,12,12,…が横に連続
した状態となる。その後、前述したように、2階用外壁
パネル11の下端横枠材3及び横桟材5を、木製外壁パ
ネル取付金具20の上片部22,22及び中央片部24
間に挿入して釘止めにより固定していく。
【0027】以上の通り、木製外壁下地パネル1とし
て、以下に列挙する特長を具備するものである。 (1)構造用LVLによる木枠2を用いたので、材質が
均一であり、温度・湿度による変形がなく、高品質・高
精度なものである。 (2)弾性体断熱ボード7を木枠2に対し釘や金物で固
定しないので、ヒートブッジがなく、部分結露がない。 (3)構造用合板等の面材を使用しないので、省部材・
軽量化でき、加工性・施工性が良い。
【0028】そして、木製外壁パネル取付金具20を用
いることで、以下に列挙する効果が得られる。 (1)外壁パネル11(木製外壁下地パネル1)を鉄骨
梁31に対し簡易に取り付けできる。 (2)鉄骨梁31に固定するブラケット35の位置を正
確に決めておけば、鉄骨梁31の撓みに関係なく、外壁
パネル11(木製外壁下地パネル1)を高精度に取付施
工できる。 (3)1階用外壁パネル11(木製外壁下地パネル1)
の木枠2上端と2階用外壁パネル11(木製外壁下地パ
ネル1)の木枠2下端とを、凹部9,9間に挿入した中
央片部24により位置決めできるとともに、上片部22
と下片部23との間に挟み込んで一緒に固定できる。
【0029】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明に係
る木製外壁パネル取付金具によれば、上階用木製外壁パ
ネルの下端横枠材と下階用木製外壁パネルの上端横枠材
とに、パネル木枠側固定部を固定した状態で、建物の鉄
骨に固定したブラケットに鉄骨側取付片部を上方から差
し込んで掛け止めするだけのため、鉄骨に木製外壁パネ
ルを簡易に取り付けることができる。
【0030】請求項2記載の発明に係る木製外壁パネル
取付金具によれば、請求項1記載の発明により得られる
効果に加えて、上階用木製外壁パネルの下端横枠材と下
階用木製外壁パネルの上端横枠材を、その互いの凹部間
に中央片部を挿入してともに位置決めしながら、上片部
と下片部の間に挟み込んで一緒に固定することができる
といった利点が得られる。
【0031】請求項3記載の発明に係る木製外壁パネル
取付金具によれば、上片部、下片部及び中央片部の釘穴
を互いに異なる位置に設けたため、請求項2記載の発明
により得られる効果に加えて、上階用木製外壁パネルの
下端横枠材と下階用木製外壁パネルの上端横枠材に対
し、上片部、下片部または中央片部の各々からそれぞれ
打ち込む釘が互いに干渉するのを回避することができる
といった利点が得られる。
【0032】請求項4記載の発明に係る木製外壁パネル
取付金具によれば、上階用木製外壁パネルの下端横枠材
と下階用木製外壁パネルの上端横枠材の各凹部間に挿入
した中央片部の左右において、一対の上辺部及び下辺部
から上階用木製外壁パネルの下端横枠材または下階用木
製外壁パネルの上端横枠材に対し釘をそれぞれ打ち込ん
で確実に固定してから、建物の鉄骨梁に固定したブラケ
ットに鉄骨側取付片部を掛け止めすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した一例としての木製外壁下地パ
ネルを示すもので、(a)は木枠側から見た概略正面
図、(b)は概略側面図である。
【図2】本発明の適用例の木製外壁下地パネルの詳細を
示すもので、(a)は縦断面図、(b)は上部端面図、
(c)は横断面図である。
【図3】木枠への弾性体断熱ボード及び外装ボードの組
付方を示すもので、(a)は木枠内方に弾性体断熱ボー
ドを填め込んだ状態を示した横断面図、(b)は木枠に
外装ボードを取り付けた状態を示した横断面図である。
【図4】本発明を適用した一例としての木製外壁パネル
取付金具を示すもので、釘を仮想線で示した斜視図であ
る。
【図5】図4の木製外壁パネル取付金具を用いた上下階
の外壁パネルの鉄骨梁への取付方を示した縦断面図であ
る。
【図6】最上階の外壁パネルの上端の鉄骨梁への取付方
を示した縦断面図である。
【符号の説明】
1 木製外壁下地パネル 2 木枠 3 上下の横枠材 4 左右の縦枠材 5,6 横桟材 7 弾性体断熱ボード 8 防水・透湿シート 9 凹部 10 テーパ溝 11 外壁パネル 12 外装ボード 13 木ネジ 20 木製外壁パネル取付金具 21 基板部 22 上片部 23 下辺部 24 中央片部 25 釘穴 26 上端部 27 ボルト・ナット 28 鉄骨側取付片部 29 釘 31 鉄骨梁 32 上フランジ 33 防振ゴム 34 床版 35 ブラケット 36 平板部 37 側部フランジ 38 ボルト・ナット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−312042(JP,A) 特開 平10−61078(JP,A) 特開 平10−311113(JP,A) 実開 昭60−42811(JP,U) 実用新案登録2500319(JP,Y2) 実公 平1−15767(JP,Y2) 特公 昭49−36384(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04B 2/56 E04B 2/90 - 2/94

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板部と、 この基板部の一面側から突出し、上階用木製外壁パネル
    の下端横枠材と下階用木製外壁パネルの上端横枠材とに
    固定するパネル木枠側固定部と、 基板部に対しパネル木枠側固定部と反対面側に備えら
    れ、建物の鉄骨に固定されたブラケットに上方から差し
    込んで掛け止め可能な鉄骨側取付片部と、 を一体化してなること、 を特徴とする木製外壁パネル取付金具。
  2. 【請求項2】パネル木枠側固定部は、 上階用木製外壁パネルの下端横枠材の上面部に重なる上
    片部と、 下階用木製外壁パネルの上端横枠材の下面部に重なる下
    片部と、 上階用木製外壁パネルの下端横枠材に形成された下面凹
    部と下階用木製外壁パネルの上端横枠材に形成された上
    面凹部とに挿入する中央片部と、 からなること、 を特徴とする請求項1記載の木製外壁パネル取付金具。
  3. 【請求項3】上片部、下片部及び中央片部には、各横枠
    材を釘止めするための釘穴がそれぞれ形成されており、 各釘穴は互いに異なる位置にあること、 を特徴とする請求項2記載の木製外壁パネル取付金具。
  4. 【請求項4】上片部及び下片部は左右一対ずつ設けられ
    るとともに、 中央片部は左右の上片部及び下片部の間に設けられてお
    り、 鉄骨側取付片部は、基板部にボルトナット結合により固
    定されていて、建物の鉄骨梁に固定したブラケットに掛
    け止めされること、 を特徴とする請求項2または3記載の木製外壁パネル取
    付金具。
JP10278574A 1998-09-30 1998-09-30 木製外壁パネル取付金具 Expired - Fee Related JP3030305B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10278574A JP3030305B1 (ja) 1998-09-30 1998-09-30 木製外壁パネル取付金具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10278574A JP3030305B1 (ja) 1998-09-30 1998-09-30 木製外壁パネル取付金具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP3030305B1 true JP3030305B1 (ja) 2000-04-10
JP2000104369A JP2000104369A (ja) 2000-04-11

Family

ID=17599173

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10278574A Expired - Fee Related JP3030305B1 (ja) 1998-09-30 1998-09-30 木製外壁パネル取付金具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3030305B1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
NZ527119A (en) * 2003-07-21 2006-03-31 Advanced Housing Systems Ltd Building method

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000104369A (ja) 2000-04-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5036638A (en) Service building and the structural components thereof
JP2000309991A (ja) モジュール式建築パネル及びそのパネルを用いた壁面建造方法
US20120000155A1 (en) Prefabricated wall panel
WO1996005389A1 (en) Auxiliary surface-forming member for construction elements
US9500023B2 (en) Pre-fabricated structural framing kit and method
JP3030305B1 (ja) 木製外壁パネル取付金具
EP1460195A1 (en) A composite beam
JP3032765B2 (ja) 木製外壁下地パネル、外壁パネル及び開口部施工方法
JP3302882B2 (ja) 建物の外断熱施工方法と取付金具
JP2002364091A (ja) 外壁構造
JP4019166B2 (ja) 建造物の新規な壁構造材及び該壁構造材を使用した壁建造方法
JP3869975B2 (ja) 床下地材の固定構造
JP2840111B2 (ja) 積層パネル構造
JPS60215957A (ja) プレハブ構造用壁板及び該壁板を含むプレハブ構造
JP3987653B2 (ja) 木造建築物用壁パネル
JPH0421375Y2 (ja)
JP3062808U (ja) 建造物の新規な壁構造材
JP2000170305A (ja) 遮音床パネル及び遮音床パネル取付構造
JPS5922807Y2 (ja) 壁板の取付け部の構造
JP2955975B2 (ja) 内装パネルおよび内装パネルを用いた壁下地工法
JP3346487B2 (ja) 複合梁
JPH102046A (ja) 建築用壁下地構成材および壁下地構造並びに壁の工法
WO2023182919A1 (en) A building stud and a framework structure
JP2000265638A (ja) 外装材用の取付金具、外壁構造及び外装材の取付方法
JP2001248262A (ja) 天井パネル及び建物ユニット

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees