JP3030113U - 掲示用具 - Google Patents

掲示用具

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JP3030113U
JP3030113U JP1996003947U JP394796U JP3030113U JP 3030113 U JP3030113 U JP 3030113U JP 1996003947 U JP1996003947 U JP 1996003947U JP 394796 U JP394796 U JP 394796U JP 3030113 U JP3030113 U JP 3030113U
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英敏 山梨
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 粘着テープなどを用いることなく、広告の掲
示が行える掲示用具を提供する。 【解決手段】 無色透明な第1及び第2のシート部材
2,3を、上下縁4,5及び左縁6にて熱圧着して掲示
用具1を形成する。両シート部材2,3の間には、例え
ば、A4版の用紙を挟んだ状態で保持する保持空間Hが
形成されている。掲示用具1の後面を形成する第2のシ
ート部材3の外面に、無色透明な粘弾性体(粘性と弾性
とを兼ね備えた物質)からなる粘着層9を全面に亙り面
一に形成する。使用時には、第1及び第2のシート部材
2,3間の保持空間Hに、表面に印刷が施された広告紙
S1,S2を背中合わせにして挟んだ状態で保持し、粘
着層9を窓ガラスに密着させて掲示用具1を窓ガラスに
貼着する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、広告等を挟み込んだ状態で、対象物に貼着することができる掲示用 具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、不動産取引店の窓ガラスには、賃貸物件や売買物件の広告が掲示さ れている。
【0003】 この広告は、粘着テープによって窓ガラス貼着されるのが一般的であり、物件 の取引が完了した際に、窓ガラスより取り外される。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前記広告を取り外す際には、粘着テープを丁寧に剥がさなけれ ばならず、苦労を要する。また、粘着テープを無理やり剥がした際には、粘着テ ープが裂け、粘着テープの小片が窓ガラスに残ることがあった。さらに、前記広 告を長期にわたり掲示していた場合には、粘着テープの粘着糊が、窓ガラスに残 るとともに、この粘着糊に汚れが付着し、窓ガラスが汚れてしまう。
【0005】 本発明は、このような従来の課題に鑑みてなされたものであり、粘着テープな どを用いることなく、広告の掲示が行える掲示用具を提供することを目的とする 。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため本考案の掲示用具にあっては、少なくとも一方が透明 性を有した第1及び第2のシート部材を、重ね合わせた状態で所定部位にて接合 し、第1及び第2のシート部材の間に、掲示物を挟んだ状態で保持する保持空間 を形成するとともに、前記第1及び第2のシート部材のいずれか一方の外面に粘 弾性体からなる粘着部を設けた。
【0007】 すなわち、この掲示用具にて表面に印刷が施された広告紙を掲示する際には、 広告紙の表面が透明性を有したシート部材側を向くようにセットし、この広告紙 を、第1及び第2のシート部材の間に形成された保持空間に挟んだ状態で保持す る。そして、前記広告紙を保持した掲示用具は、粘着部が窓ガラス等の対象物に 密着した状態で剥離自在に貼着される。
【0008】 また、前記第1及び第2の両シート部材並びに前記粘着部は、透明性を有して いる。
【0009】 このため、表面に印刷が施された広告紙を掲示用具にセットする際には、広告 紙の表面が、第1及び第2のシート部材のどちら側に向いた状態でも、セットす ることができる。また、両面に印刷が施された広告紙をセットすることや、表面 に印刷が施された二枚の広告紙を、背中合わせにしてセットすることもできる。 そして、広告紙を保持した掲示用具は、粘着部が窓ガラス等の透明性を有した対 象物に密着した状態で剥離自在に貼着される。
【0010】 さらに、前記粘着部を、全面に亙り面一に形成した。
【0011】 すなわち、掲示用具の外面には、前記粘着部が全面に亙り面一に形成されてい るので、この掲示用具の対象物への粘着力が高められる。
【0012】 加えて、前記粘着部を、網点状あるいは格子状に形成した。
【0013】 これにより、前記粘着部を形成するための材料費が削減される。
【0014】 また、前記粘着部は、前記粘弾性体が環状に形成された複数の吸盤部からなる 。
【0015】 すなわち、粘弾性体からなる吸盤部が対象物に密着された状態においては、掲 示用具は、前記吸盤部を形成する粘弾性体の粘着力と、環状の粘弾性体に包囲さ れた密室における吸引力とによって対象物に固定される。
【0016】
【実施例】
(第1実施例) 以下、本考案の第1実施例を図面にしたがって説明する。図1及び図2は、本 実施例に係る掲示用具1を示すものである。
【0017】 この掲示用具1は、塩化ビニール、ポリエステル、ポリカーボネイト、PP、 あるいは、ウレタンによって形成された無色透明な第1及び第2のシート部材2 ,3からなり、両シート部材2,3は、縦長の長方形状であって同形状に形成さ れている。なお、図1においては、B部にて矢示C方向にめくり上げた状態を示 している。また、前記両シート部材2,3は、縦長の長方形状のものを示したが 、この形状に限定されるものではない。
【0018】 これらのシート部材2,3は、上下縁4,5及び左縁6にて熱圧着されており 、両シート部材2,3の間には、例えば、A4版の用紙を挟んだ状態で保持する 保持空間Hが形成されている。
【0019】 前記第1のシート部材2は、掲示用具1の前面を、また第2のシート部材3は 後面を形成しており、第1のシート部材2の右縁7には、半円状の切欠部8が形 成されている。また、前記第2のシート部材3の外面には、無色透明な粘弾性体 (粘性と弾性とを兼ね備えた物質)からなる粘着部としての粘着層9が、全面に 亙り面一に形成されている。
【0020】 すなわち、前記粘着層9は、第2のシート部材3の外面に、紫外線硬化型の塗 布インキをスクリーン印刷により均一塗布した後、この塗布インキを紫外線によ り定着させて形成されており、前記塗布インキは、次に示す成分が各々の割合で 混合されてなる。
【0021】 ウレタン系オリゴマー・・・・・・・・・・・・・・・ 30.0〜60.0% エポキシ系モノマー・・・・・・・・・・・・・・・・ 8.0〜15.0% エステル系モノマー・・・・・・・・・・・・・・・・ 25.0〜30.0% アセトフェノン系光開始剤・・・・・・・・・・・・・ 3.0〜 8.0% アシルホォスフィンオキサイド・・・・・・・・・・・ 3.0〜 8.0% エラストマー・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1.0〜10.0% アクリル系等に代表されるシリコンを含まない消泡剤・ 1.0〜 3.0% 重合禁止剤・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 0.1% なお、前記粘着層9を形成する際には、前記第2のシート部材3の外面に、直 接紫外線硬化型の塗布インキを塗布して粘着層9を形成したが、第2のシート部 材3外面と前記粘着層3との密着性を強固にするために、第2のシート部材3の 材質と、この第2のシート部材3に塗布される塗布インキとの関係に応じて、第 2のシート部材外面3に予めアンダーコート層を設け、このアンダーコート層上 に塗布インキを塗布して粘着層9を形成しても良い。
【0022】 以上の構成からなる本実施例において、掲示用具1を用いて、不動産取引店の 窓ガラスに賃貸物件や売買物件の広告を掲示する際には、広告内容が印刷された 広告紙を、掲示用具1の第1及び第2のシート部材2,3間の保持空間Hに挟ん だ状態で保持する。そして、掲示用具1の第2のシート部材3に形成された粘弾 性体からなる粘着層9を、店内側より窓ガラスに密着させ、この掲示用具1を窓 ガラスに貼着する。このとき、前記第1及び第2の両シート部材2,3、並びに 前記粘着層9は無色透明なので、広告紙の印刷面が第1のシート部材2側を向く ようにセットされている場合には、この広告を店内より、また、広告紙の印刷面 が第2のシート部材3側を向くようにセットされている場合には、この広告を店 外より、窓ガラスを介して透視することができる。
【0023】 このように、前記広告紙を保持した掲示用具1を窓ガラスに貼着して掲示する ことができるので、従来のように、広告紙を窓ガラスに掲示する際に、粘着テー プなどが不要となる。そして、前記掲示用具1を窓ガラスより取り外す際には、 前記粘着層9は粘弾性体からなることから、窓ガラスからの剥離が容易であると ともに、粘着テープにて広告紙を固定する従来のように、粘着テープが裂けて該 粘着テープの小片が窓ガラスに残ったり、さらには、粘着テープの粘着糊が窓ガ ラスに残ることによる窓ガラスが汚れを防止することができる。また、前記広告 紙に掲載された広告物件の取引が完了し、新たな広告紙を掲示する際には、掲示 用具1を窓ガラスに貼着した状態で、前記保持空間Hの広告紙を入れ換えること もできる。
【0024】 一方、前記広告紙は、第1及び第2のシート部材2,3に挟まれているので、 長期にわたる掲示による広告紙の色あせをも防止することができる。そして、掲 示用具1に複数の広告紙をセットしておけば、この掲示用具1より広告紙を取り 出して配布することもできる。したがって、掲示した広告の配布用広告紙を別の 場所に保管する必要がなくなり、配布用広告紙の整理が容易となる。
【0025】 さらに、前記第1及び第2の両シート部材2,3、並びに前記粘着層9は、無 色透明なので、図1に示したように、表面が印刷された広告紙S1,S2を背中 合わせにしてセットした場合(あるいは裏表の両面が印刷された広告紙をセット した場合)には、掲示用具1の前後面より広告を透視することができる。これに より、不動産取引店の店内側と店外側とで異なる物件の掲示を行うことができる 。また、同じ広告内容を広告紙の両面に印刷した掲示物、あるいは、同じ広告紙 を背中合わせにした掲示物を掲示した場合には、店内側と店外側との掲示が一致 するので、店外で掲示を見て入店した際に、その広告の再確認を店内にて行うこ とができる。
【0026】 また、掲示用具1の第2のシート部材3外面には、粘着層9が全面に亙り面一 に形成されているので、掲示用具1の窓ガラスへの粘着力が高められる。さらに 、前記塗布インキはスクリーン印刷により塗布されるので、塗布インキを厚肉に 塗布することが可能であり、前記粘着層9を厚肉に形成することができる。この 場合には、この粘着層9を窓ガラスを押圧することにより、前記粘着層9窓ガラ スへの密着性を高めることができる。このように、前記粘着層9による粘着力を 高めることができるので、掲示用具1の固定力を向上させることができる。
【0027】 なお、本実施例においては、塗布インキをスクリーン印刷した場合について説 明したが、例えば、グラビア印刷やフレキソ印刷などの他の印刷方法、あるいは 、ロールコーターを用いた印刷方法により、前記塗布インキを塗布しても良く、 この場合には、前記塗布インキに、エステル系モノマー又はエーテル系モノマー を添加し、塗布インキの粘性率を0.1〜10%にする。これらの印刷方法にお いては、掲示用具1への塗布インキの塗布を高速に行うことができるので、粘着 層9を有した掲示用具1を短時間にて大量に生産することができ、掲示用具1の 製造コストの低減化を図ることができる。
【0028】 また、本実施例では、紫外線硬化型の塗布インキを塗布した後、この塗布イン キを紫外線により定着させて前記粘着層9を形成したが、可塑剤を含有した溶剤 型の塗布インキを塗布した後、この塗布インキを熱乾燥させて軟質化された粘着 層を形成しても良い。前記溶剤型の塗布インキは、具体的には、次に示す成分が 各々の割合で混合されてなる。
【0029】 熱可塑性樹脂・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 25.0〜30.0% ケトン系溶剤・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 30.0〜60.0% 芳香族系溶剤・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8.0〜10.0% ジオクチルフタレートに代表される可塑剤等・・・・・ 15.0〜40.0% アクリル系等に代表されるシリコンを含まない消泡剤・ 0.5〜 3.0% この場合、軟質化された粘着層を窓ガラスに押圧することにより、密着性を高 めることができるので、掲示用具1の窓ガラスへの固定力を、さらに高めること ができる。
【0030】 また、溶剤型の塗布インキを、グラビア印刷やフレキソ印刷などの他の印刷方 法、あるいは、ロールコーターを用いた印刷方法により、掲示用具1に塗布する 際には、前述した溶剤型の塗布インキに、ケトン系または芳香族系を添加して、 塗布インキの粘性率を0.1〜10%にする。これらの印刷方法により溶剤型の 塗布インキを塗布した場合においても、前述と同様に、掲示用具1への塗布イン キの塗布を高速に行うことができ、掲示用具1の製造コストの低減化を図ること ができる。
【0031】 さらに、パット印刷、オフセット印刷(凸オフセット印刷、ウエットオフセッ ト印刷)、凸版印刷によって塗布インキを塗布しても良く、また、塗布後に、エ ンボスロール成形加工も可能であり、さらには、水性型の塗布インキを用いるこ ともできる。
【0032】 また、本実施例では、前記第1及び第2の両シート部材2,3、並びに前記粘 着層9を無色透明にした場合についてのみ説明したが、色を有した透明にしても 良く、例えば、赤色透明にした場合には、掲示される広告を他の広告より目立た せることができ、他の広告との差別化を図ることができる。また、色違いの複数 の掲示用具1を用意し、例えば、賃貸物件の広告と、売買物件の広告とを色違い の掲示用具により掲示すれば、目的に応じた広告の閲覧性が向上し、掲示に適し た掲示用具となり得る。
【0033】 さらに、本実施例においては、第1及び第2のシート部材2,3を、上下縁4 ,5及び左縁6にて熱圧着して接合したものを示したが、例えば、下縁5及び左 縁6にて接合しても良く、この場合には、保持空間Hからの広告紙の出し入れが 容易となる。
【0034】 (第2実施例) 図3は、本考案の第2実施例を示すものであり、第1実施例と異なる部分につ いてのみ説明する。
【0035】 本実施例にかかる掲示用具11の後面を形成する第2のシート部材3の外面に は、前述した塗布インキが点状塗布されるとともに定着され、粘弾性体からなる 複数の粘着部12,・・・が、網点状に形成されている。
【0036】 これにより、前記粘弾性体を形成する塗布インキの使用量が削減され、掲示用 具11の製造コストを押えている。
【0037】 (第3実施例) また、図4は、本考案の第3実施例を示すものであり、掲示用具21の後面を 示している。
【0038】 該掲示用具21を形成する第2のシート部材3の外面には、前述した塗布イン キが塗布された後、定着され、粘弾性体からなる格子状の粘着部22,・・・が 、角部23を除く部分に形成されている。
【0039】 これにより、第2実施例と同様に、前記粘弾性体を形成する塗布インキの使用 量が削減され、掲示用具21の製造コストが押えられている。また、前記粘着部 22,・・・が、角部23を除く部分に形成されているので、窓ガラスに貼着さ れたこの掲示用具21を剥離する際には、前記角部23よりめくることによって 、窓ガラスからの剥離が容易となる。
【0040】 (第4実施例) 図5は、本考案の第4実施例を示すものであり、第1実施例と異なる部分につ いてのみ説明する。
【0041】 すなわち、本実施例にかかる掲示用具31を形成する第2のシート部材3の外 面には、前述した塗布インキが塗布された後、定着され、粘弾性体からなる円形 環状の複数の吸盤部(粘着部)32,・・・と、各吸盤部32,・・・を連結す る連結部33,・・・とが、角部34を除く部分に形成されている。
【0042】 このため、前記粘弾性体を形成する塗布インキの使用量が削減され、掲示用具 31の製造コストを押えている。また、前記粘弾性体からなる吸盤部32,・・ ・が窓ガラスに密着された際には、前記掲示用具31は、前記吸盤部32,・・ ・を形成する粘弾性体の粘着力と、環状の粘弾性体に包囲された密室M,・・・ における吸引力とによって窓ガラスに固定されるので、粘弾性体を第2のシート 部材3の全面に形成した第1実施例と比較して、製造コストを押えることができ るとともに、粘着部を網点状あるいは格子状に形成した第2及び第3実施例と比 較して、固定力を高めることができる。したがって、優れた固定性を有する掲示 用具31を安価に提供することができる。
【0043】 一方、前記各吸盤部(粘着部)32,・・・、及び各連結部33,・・・とは 、角部34を除く部分に形成されているので、窓ガラスに貼着されたこの掲示用 具31を剥離する際には、前記角部34よりめくることによって、窓ガラスから の剥離が容易となる。
【0044】 なお、本実施例においては、第2のシート部材3に、円形環状の吸盤部32, ・・・を形成したが、この吸盤部32は円形に限定されるものではなく、他の形 状であっても良い。また、前記各吸盤部32,・・・を連結部33,・・・によ り連結したものを示したが、各吸盤部32,・・・が独立して形成されている場 合であっても、掲示用具31の固定性を高めることができる。
【0045】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案の掲示用具にあっては、第1及び第2のシート部 材の間に形成された保持空間に、表面に印刷が施された広告紙等を挟んだ状態で 保持するとともに、粘着部を窓ガラス等の対象物に密着した状態で剥離自在に貼 着することができる。したがって、不動産取引店の窓ガラスに賃貸物件や売買物 件の広告紙を掲示する際には、この掲示用具に広告紙を保持して窓ガラスに貼着 することができるので、従来のように、粘着テープ等が不要となる。また、前記 広告物件の取引が完了し、新たな広告紙を掲示する際には、掲示用具を窓ガラス に貼着した状態で、前記保持空間に保持された広告紙を入れ換えることもできる 。さらに、この掲示用具を、窓ガラスより取り外す際には、前記粘着部は粘弾性 体からなることから、窓ガラスからの剥離が容易であるとともに、粘着テープに て広告紙を固定した場合のように、粘着テープが裂けて該粘着テープの小片が窓 ガラスに残ったり、さらには、粘着テープの粘着糊が窓ガラスに残ることによる 窓ガラスが汚れを防止することができる。
【0046】 一方、前記広告紙は、第1及び第2のシート部材に挟まれているので、長期に わたる掲示による広告紙の色あせをも防止することができる。そして、掲示用具 に複数の広告紙をセットしておけば、この掲示用具より広告紙を取り出して配布 することもできる。したがって、掲示した広告の配布用広告紙を別の場所に保管 する必要がなくなり、配布用広告紙の整理が容易となる。
【0047】 また、前記第1及び第2の両シート部材並びに前記粘着部が透明性を有してい るものに関しては、表面に印刷が施された広告紙をセットする際に、広告紙の表 面が、第1及び第2のシート部材のどちら側に向いた状態でも掲示することがで きるとともに、両面に印刷が施された広告紙の掲示や、表面に印刷が施された二 枚の広告紙を背中合わせにした掲示物をも掲示することもできる。これにより、 不動産取引店の窓ガラスに賃貸物件や売買物件の広告紙を掲示する場合、店内側 と店外側とで異なる物件の掲示を行うことができる。また、同じ広告内容を両面 に印刷した掲示物、あるいは、同じ広告紙を背中合わせにした掲示物を掲示した 場合には、店内側と店外側との掲示が一致するので、店外で掲示を見て入店した 際に、前記広告の再確認を店内にて容易に行うことができる。
【0048】 さらに、前記粘着部を掲示用具の外面の全面に亙り面一に形成したものに関し ては、掲示用具の対象物への粘着力を高めることができるので、優れた固定性を 有する掲示用具となり得る。
【0049】 あるいは、前記粘着部を、網点状あるいは格子状に形成した場合には、粘着部 を全面に形成した場合と比較して、粘着部を形成するための材料費の削減を行え 、掲示用具を安価に提供することができる。
【0050】 また、前記粘着部が、粘弾性体が環状に形成された複数の吸盤部からなるもの に関しては、掲示用具は、吸盤部を形成する粘弾性体の粘着力と、環状の粘弾性 体に包囲された密室における吸引力とによって対象物に固定されるので、粘着部 を全面に形成した場合と比較して、粘着部を形成するための材料費を削減するこ とができるとともに、粘着部を網点状あるいは格子状に形成した場合と比較して 、固定力を高めることができる。したがって、優れた固定性を有する掲示用具を 安価に提供することができる。
【0051】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す斜視図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】第2実施例を示す斜視図である。
【図4】第3実施例の底面を示す斜視図である。
【図5】第4実施例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 掲示用具 2 第1のシート部材 3 第2のシート部材 9 粘着層(粘着部) 11 掲示用具 12 粘着部 21 掲示用具 22 粘着部 31 掲示用具 32 吸盤部(粘着部) H 保持空間

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一方が透明性を有した第1及
    び第2のシート部材を、重ね合わせた状態で所定部位に
    て接合し、第1及び第2のシート部材の間に、掲示物を
    挟んだ状態で保持する保持空間を形成するとともに、前
    記第1及び第2のシート部材のいずれか一方の外面に粘
    弾性体からなる粘着部を設けたことを特徴とする掲示用
    具。
  2. 【請求項2】 前記第1及び第2の両シート部材並びに
    前記粘着部は、透明性を有していることを特徴とした請
    求項1記載の掲示用具。
  3. 【請求項3】 前記粘着部を、全面に亙り面一に形成し
    たことを特徴とする請求項2記載の掲示用具。
  4. 【請求項4】 前記粘着部を、網点状に形成したことを
    特徴とする請求項2記載の掲示用具。
  5. 【請求項5】 前記粘着部を、格子状に形成したことを
    特徴とする請求項2記載の掲示用具。
  6. 【請求項6】 前記粘着部は、前記粘弾性体が環状に形
    成された複数の吸盤部からなることを特徴とする請求項
    2記載の掲示用具。
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