JP3030033U - 椅子積載用台車 - Google Patents

椅子積載用台車

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JP3030033U JP1996002811U JP281196U JP3030033U JP 3030033 U JP3030033 U JP 3030033U JP 1996002811 U JP1996002811 U JP 1996002811U JP 281196 U JP281196 U JP 281196U JP 3030033 U JP3030033 U JP 3030033U
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 椅子の積み降ろし作業が容易な椅子積載用台
車を提供する。 【解決手段】 台車1は、略長方形の天板21と、その
裏面に固定されたコの字型のパイプ23と、支持パイプ
29と、アーム31等からなる踏み台3を備えている。
支持パイプ29の点C、及びブラケット25の点Dには
アーム31の両端が軸支され、パイプ23、ブラケット
25、支持パイプ29と共にリンク機構をなしている。
このように踏み台3は、使用時には図1(a)のように
されて天板21にて作業者をしっかり支え、未使用時に
は図1(b)のように折り畳まれてコンパクトになる。
従い台車1は椅子の積み降ろし作業がし易く、台車1自
体の収納にも場所をとらないものとなっている。また本
体5と踏み台3とが一体にされていることにより、踏み
台3、本体5が共に安定し、安全に作業ができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、大量の椅子が設置される講堂や多目的ホールなどにおいて、大量の 椅子を積載して倉庫等に収納するために用いられる椅子積載用台車に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、講堂を体育館として利用する際に不要となる椅子を、収容するため に、大量の椅子を乗せられる椅子積載用台車(以下、単に台車とも言う)が用い られている。例えば、講堂でバレーボールをするなどの理由で、椅子を撤去する 場合には、この台車に椅子を乗せ、台車ごと舞台の下や観客席の下などに構成さ れた倉庫に格納する。この種の台車には様々なタイプがあるが、その一例を図6 に示す。図6の台車71は、椅子73を斜めに積み上げるタイプであり、下部に 付けられたキャスター75にて容易に移動できるようにされている。椅子73は 積載数に応じ、2点鎖線にてどの程度の高さになるかを示している。台車71に 直接保持されているのがPであり、10脚積んだときがQ、20脚積んだときが R、30脚積んだときがS、40脚積んだときがTである。
【0003】 このような台車によれば、折り畳みのできない椅子73を、1台の台車71に 大量に積むことができる。またこれと異なるタイプとして、折り畳み椅子を横方 向に並べて収納するタイプの台車もあるが、図6のタイプの方が同数の椅子73 を狭い床面積に収納できる。また、保持できる椅子73の数に比べ台車71自体 は小型であるため、軽く、取り扱い易いものとなっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、台車71によれば、椅子を大量に積むほど、積む位置が高くな るため、積み降ろしが困難になる。このため図6に示したように40脚程度が限 界となる。踏み台を使えば更に積めるが、この積み降ろし作業を能率よく行なう ためには、踏み台を台車と同数、用意しなければならない。更に、踏み台の収納 場所も確保する必要がある。また踏み台は汎用性が高いので、他の用途に使って 紛失する虞がある。そして台車71にはキャスター75がついているため、作業 中、容易に動かないようにロックを掛けておく必要がある。
【0005】 本考案はかかる課題に鑑みなされたもので、大量に椅子を積載する際の作業、 及び積載した椅子を降ろす作業が容易な椅子積載用台車を提供することを目的と している。
【0006】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するためになされた本考案の請求項1に記載の椅子積載用台 車は、椅子を安定した状態に保持可能な保持フレームと、該保持フレームの下部 に設けられた車輪と、を備え、前記保持フレームに保持された前記椅子に、同種 の椅子を次々と乗せて安定した状態に保持可能な椅子積載用台車において、 前記保持フレームに、踏み台を設け、前記椅子を高く積み重ねる作業を容易に したことを特徴とする。
【0007】 また請求項2に記載の本考案は、請求項1に記載の台車において、 前記保持フレームが、前記椅子として、背凭と、座板と、該座板から張り出し つつ延設された脚と、を備えた椅子を、前後何れかの方向に傾けた状態に保持可 能なもの、であることを特徴とする。
【0008】 更に、請求項3に記載の本考案は、請求項1または請求項2に記載の台車にお いて、前記踏み台が、折り畳み式にされ、折り畳んだときには当該椅子積載用台 車が床に占める面積を減少可能にされたことを特徴とする。 請求項4に記載の本考案は、請求項3に記載の台車において、前記踏み台が、 前記保持フレームにおいて、該保持フレームの下端よりも高い位置を軸として 上下に揺動可能に設けられた板状部材であって、当該踏み台の使用時には略水平 な姿勢にされて、前記作業をする者が乗るための天板と、 該天板において、前記軸から所定距離をおいて該軸に略平行に軸支され、当該 踏み台の使用時には該踏み台の脚となる支持部と、 両端が前記支持部及び前記保持フレームに軸支された棒状部材であって、当該 踏み台の使用時には前記天板の姿勢を略水平に維持するアームと、 を備えたことを特徴とする。
【0009】
【考案の実施の形態】
請求項1に記載の椅子積載用台車は、従来よりある、椅子を安定した状態に保 持可能な保持フレームと、車輪とを備えた台車に、更に踏み台を設けたものであ る。この踏み台により、ない場合に比べ、より高く、椅子を積み上げることがで きる。この踏み台は保持フレームに設けられているため、紛失することがない。 また、踏み台が保持フレームと接続されているため、通常の踏み台に比べ、転倒 する可能性が低く、安全に作業ができる。
【0010】 また従来からある台車は、車輪としてキャスターが設けられたものが多いが、 このキャスターの動きをロックし忘れて作業を行なうと、作業中、台車が不安定 になる。この点、本考案の台車によれば、保持フレームに踏み台が設けられてい ることにより、この踏み台に作業者が乗っている間は動きが規制され、安定が良 い。
【0011】 請求項2に記載の椅子積載用台車は、積載対象としての椅子を、背凭と座板と 脚とを備えた椅子に限定している。この椅子の脚は、座板から張り出しつつその 座板から延設されている。このような椅子を通常の姿勢で床に置き、その上に同 種の椅子を同じ姿勢で被せると、背凭があるため、上側となった椅子は前方にせ り出した姿勢で重なる。またこのように前方へせり出すことにより、上の椅子の 脚が、下になった椅子の脚に対して前方へずれ、座板同士が重なる程度まで接近 する。同様にして次々に椅子を重ねると、斜め前方に伸びていくようにして椅子 が積み上がる。
【0012】 これでは不安定なので、保持フレームは、この伸びていく方向が真上(若しく は真下)になるように、最も下になる椅子を斜めに保持する。ここで「斜め」と は、前記の「伸びて行く方向」が真上になるようにするのであれば椅子を後方に 傾けた姿勢、逆に真下にするなら、椅子を前方に向けて傾け、逆さまのやや手前 まで止めた姿勢となる。こうして保持された椅子の上方に椅子を重ねていけば、 ほぼ真上に伸びて行くので安定し、多数の椅子を1台の保持フレームで保持でき る。
【0013】 この台車の積載対象である椅子は、背凭を備えた椅子であるため、疲れ難く、 講堂などで用いるのに最適である。つまり請求項2に記載の椅子積載用台車によ れば、請求項1に記載の台車が奏する効果に加え、背凭付きの椅子を大量に保持 できる。
【0014】 なお「椅子の脚が座板から張り出して設けられている」と記したが、前記のよ うに積み重ねることから、形状は更に限られる。例えば、パイプ椅子のように、 左右から伸びた2本の脚が下端で折れ曲がって互いに繋がっている様な形状であ ると、前記のように積み重ねることは極めて困難となる。一方、前後から伸びた 2本の脚が互いに繋がった形状ならば、容易に積み重ねられる。
【0015】 このように、台車が踏み台を備えたことにより、椅子の積み降ろし作業が容易 ・且つ安全になる。但し、これでは踏み台の分だけ余計に床面積を占めることに なる。積み降ろしの作業中はよいが、椅子積載用台車を倉庫などに収納する際の 収納率を悪化させることにも成りかねない。
【0016】 そこで請求項3に記載の椅子積載用台車では、踏み台を折り畳み式に構成して いる。そして折り畳むと、椅子積載用台車が床に占める面積が減少するようにさ れている。つまり「折り畳む」といっても、単に上下方向に潰れるように折り畳 まれるのではなく、例えば椅子積載用台車に向かって潰れるように折り畳まれた り、左右方向に潰れるように折り畳まれたり、或は一旦上下に潰れた後、跳ね上 げ式に回動されたりするなどして、椅子積載用台車の占める床面積を減少させる のである。
【0017】 従い、請求項3に記載の椅子積載用台車によれば、踏み台を備えながらも、椅 子積載用台車自身を倉庫に格納する際の収納効率を落とさない。 このように折り畳み可能にした踏み台の具体例を示したのが請求項4に記載の 台車である。すなわち請求項4に記載の台車の踏み台は、作業をする者が乗るた めの天板と、踏み台の脚となる支持部と、両端が支持部及び保持フレームに軸支 された棒状部材であって、踏み台の使用時には天板の姿勢を略水平に維持するア ームと、を備えている。
【0018】 天板は、保持フレームの下端よりも高い位置を軸(以下、揺動軸と言う)とし て上下に揺動可能に設けられた板状部材であって、踏み台の使用時には略水平な 姿勢にされる。支持部は天板に軸支され、その軸は前記の揺動軸から所定距離を おかれている。アームは、前記の通り、その両端が支持部及び保持フレームに軸 支されている、これにより少なくとも、この2者と、アーム同様この2者に両端 が軸支されている天板と共にリンク機構を構成する。そして天板が使用されると き、つまり保持フレームに対して揺動されたときの天板の姿勢を略水平にする。
【0019】 具体例を挙げると、保持フレームの載置面に平行な軸を上下に2本、設定し、 この両軸を含む平面が載置面に対し略垂直(通常、載置面は作業の安全上、略水 平面が選ばれるので、以下、単に鉛直方向と言う)となるようにする。この2軸 の内、上の軸に天板を軸支し、下の軸にアームを軸支する。ここでアームの長さ は、天板よりも短くしておく。天板において、前記上の軸からアームの長さに等 しい位置に支持部を軸支する。この支持部は棒状の部材で、その長さは、載置面 から上の軸までの距離に略等しくしておく。そしてこの支持部において、軸支位 置から上下の軸間の距離に等しい位置に、アームの先端を軸支する。
【0020】 こうすると、保持フレーム、天板、支持部、アームとで平行リンク機構を構成 したことになる。上下の軸を含む平面が鉛直にされていることから、支持部は天 板の揺動角に関係なく常に鉛直にされ、天板が載置面に平行(通常、水平)にな ったときには、支持部先端が載置面に当接し、しっかりと天板を支えることがで きる。一方、この状態から天板を鉛直に振り上げると、支持部は天板に重合され るようにされ、1枚の平面のようにコンパクトになる。
【0021】 このような距離、長さ及び位置関係でなくとも、少なくとも天板、支持部、ア ームの3者(前記例ではこれに保持フレームが加わっている)でリンク機構を構 成すれば、畳んだときには極めてコンパクトで、使用時にはしっかりと作業者を 支えられる踏み台となる。
【0022】 従い請求項4に記載の椅子積載用台車によれば、上記のような簡素な構成で折 り畳み式の踏み台が構成でき、しかも折り畳んだときのコンパクトさ、及び使用 時の安定度に優れたものとすることができる。
【0023】
【実施例】
以下に本考案の実施例を図面と共に説明する。 まず、図1は本考案の実施例である椅子積載用台車1の斜視図である。図1( a)が踏み台3を使用可能にした状態、図1(b)が踏み台3を折り畳んだ状態 である。
【0024】 まず、台車1から踏み台3を除いた本体5について説明する。本体5はコの字 形に曲げられたベースパイプ7に直棒状のパイプ9を接合して成る略四角形の主 フレームに対し、パイプ9の両端に2本のパイプ11a,11bを柱状に立て、 ベースパイプ7のコの字の縦棒部分に、逆U字型に曲げられた前パイプ13を接 続している。パイプ11a,11b,前パイプ13の下端には夫々キャスタ15 が設けられている。パイプ11a,11bの上部にはV字型のパイプ17が溶接 されており、これで椅子の背凭を保持できるようにされている。椅子の座板は、 パイプ9と前パイプ13の間に配設されたコの字型のパイプ19によって支持さ れる。このパイプ19は途中で折り曲げられており、前パイプ13に接続された 側は略水平に、パイプ9に接続された側はスロープ状にされている。この、スロ ープになった部分に座板を当接させ、斜めに傾いた状態で椅子を保持するように されている。つまり本体5は本考案の保持フレームに相当する。
【0025】 次に、踏み台3について説明する。踏み台3は、人が乗るための略長方形の天 板21を備えており、その裏面にはコの字型のパイプ23が固定されている。パ イプ23は、前パイプ13に固定されたブラケット25に点Aを軸として回動可 能に設置されている。またパイプ23には天板21の先端近くに設定された点B (図1(c)を参照)を軸として回動可能にブラケット27が設けられ、ブラケ ット27に支持パイプ29が設けられている。支持パイプ29もコの字型に曲げ られたものであり、図1(a)のように踏み台3の使用時には踏み台3の脚とな る。支持パイプ29の点C、及びブラケット25の点Dには、アーム31の両端 が軸支され、パイプ23、ブラケット25、支持パイプ29と共にリンク機構を なしている。このリンク機構により天板21の姿勢に関わらず支持パイプ29は 床面に対して略垂直になるようにされている。これにより図1(b)のように踏 み台3を折り畳むと、支持パイプ29は天板21に重なり、天板21の裏面に設 置されたロック機構33により、保持される。これにより踏み台3自体が、図1 (b)のような状態に保持される。ロック機構33はそのワイヤ部35を作業者 が上方へ曲げ起こすと弾性変形して、支持パイプ29が可動となり、図1(a) のようにすることができる。
【0026】 図2に椅子積載用台車1の三面図を示す。図2(a)は正面図、図2(b)は 右側面図、図2(c)は平面図であり、何れも踏み台3を使用している状態を示 している。但し、図2(b)については、未使用状態の踏み台3を2点鎖線にて 示し、椅子E、F、G、H、I、Jは保持された椅子を示している。椅子Eが直 接、本体5に保持される椅子、椅子Fが10脚目、椅子Gが20脚目、椅子Hが 30脚目、椅子Iが40脚目、椅子Jが50脚目の椅子を表している。
【0027】 図2(b)に示すように、椅子積載用台車1は椅子37を斜めに保持するもの となっている。椅子37は、その脚39でパイプ19を左右にまたぐようにして 保持され、座板41の裏面をパイプ19のスロープになった部分に当接させ、背 凭43をパイプ17に支えられる。更に椅子37を重ねる際には、その椅子37 の脚39で下の椅子37の座板41を左右にまたぎ、背凭43は下の椅子37の 背凭43の上に乗せる。つまり、椅子積載用台車1に積める椅子37は、脚39 が座板41よりも左右に張り出されており、且つ左右の脚39を連絡する横木状 のものがないタイプに限られる。後ろの脚39が、支持パイプ29の如くコの字 状に連結されている椅子も対象外である。
【0028】 しかしながら、対象となる椅子ならば、図2(b)に示したように50脚程度 積み重ねても安全に保持することができる。これは、最も下の椅子を本体がしっ かり保持していることと、重ねた際にせり出される角度と保持する際の斜度が適 合され、真上に積み重ねて行けるようにされていることによる。
【0029】 また図2(c)を見ると、床面積を取るようにも見えるが、これは椅子37の 積み降ろしをするときのみであり、椅子積載用台車1を格納するときには図2( b)に2点鎖線にて示したように踏み台3を折り畳むことができるため、効率よ く収納できる。
【0030】 図3に椅子積載用台車1が使用されている様子を示す。本図は椅子積載用台車 1に作業者のモデル51を置いた様子を示す側面図である。本図を図6と比較す ると一層、明らかなように、椅子積載用台車1は踏み台3を備えているので、椅 子Iよりも更に上方へ椅子を積んだり降ろしたりする作業も楽に行なえる。
【0031】 また、踏み台3が本体5と一体になっていることにより、踏み台3の安定度が 高い。つまり、通常の踏み台であれば、体重の掛け方を誤ると転倒する可能性が あるが、踏み台3は本体5に接続されているために、極めて転倒しにくい。従っ て安全に作業ができる。また踏み台3があることにより、本体5の安定も良くな る。本体5のみであると、椅子を積み重ねるときに力の入れ方を誤ると台車ごと 倒れてしまう、ということがあるが、椅子積載用台車1によれば、作業者が踏み 台3を介して本体5に体重を掛けて作業を行なうことになるため、転倒しない。 そして本体5は下端にキャスタ15を備えた可搬性に富むものとされる一方で、 踏み台3はキャスタを備えない支持パイプ29にてその一端が支えられているの で、作業中は容易に移動せず、安全に作業が行なえる。
【0032】 以上、本考案の実施例として、椅子積載用台車1について説明してきたが、本 考案はこの実施例に何等限定されるものではなく様々な態様で実施しうる。例え ば、図4に示すように構成しても良い。図4は第2の実施例としての椅子積載用 台車1’の斜視図で、図4(a)が踏み台3を使用可能にした状態、図4(b) が踏み台3を折り畳んだ状態である(以下、図1〜図3に示した台車1を第1実 施例の台車と言う)。
【0033】 本図に示すように椅子積載用台車1は、第1実施例の台車1の主フレームに代 えて、鉄骨を互いに溶接してなる強固な支持台61を構成し、その上にΛ型のパ イプ19’を2つ1組として3組、設け、パイプ17’も3体、設けることによ り3列、椅子を縦に積み重ねられるようにしてある。これに合せて踏み台3’も 幅が広く、作業者が2〜3人乗れる程の大きさにされている。なお椅子積載用台 車1’ではコーナーに案内兼保護用のローラ63が設けられている。
【0034】 図5は椅子積載用台車1’の三面図であり、図5(a)は正面図、図5(b) は右側面図、図5(c)は平面図である。そして図2と同様、何れも踏み台3’ を使用している状態を示し、図5(b)については、未使用状態の踏み台3’及 び保持された椅子を2点鎖線にて示している。本図に示すように椅子積載用台車 1’によっても、第1実施例の台車1と同様、斜めに傾けた状態で、更に多くの 椅子(150脚程度)も保持することができる。そして第1実施例の台車1と同 様、収納時には踏み台3’が折り畳めるので収納効率も良い。
【0035】 また、椅子積載用台車1’のように保持可能な椅子の数を増やしても良いが、 踏み台3、3’の高さをもっと高くしても良い。また踏み台3、3’の段数は何 れも1段であったが、2段以上にしても良い。こうすれば、40〜50脚程積む 際の作業が更に楽に、且つ安全にできるようになる。
【0036】 踏み台の折り畳み方も踏み台3、3’のような方法でなくても良い。例えば、 踏み台3、3’では何れも折り畳んだ際には天板21、21’の作業者が乗る面 が夫々パイプ17、17’の方を向いているが、この逆側を向くようにしてもよ い。使用時には天板をスイングさせて踏み台3、3’と同様に使用可能に構成す る。この場合、支持パイプに相当する構成(以下、脚とも言う)の操作が煩雑と な虞があるので、リンク機構等を用い、天板の動きに連動して脚が出て来るよう にすると良い。また天板を取り外し可能にし、その下の部分を前後方向(図2( b)の左右方向)に折り畳むようにしても良い。
【0037】 これを更に進め、踏み台を組立て式にしても良い。この場合には、踏み台が他 の用途に用いられないように、本体部に固定する部分は取り外し不可能にしてお き、この部分に天板と、踏み台の脚になる部分とを組み付けて踏み台にするとよ い。そして収納時には分解して、天板と脚は主フレームの一部に取り付けて台車 と共に収納できるようにしておく。なお天板については、収納スペースをとらな いよう、立てた状態で本体部に取り付けるとよい。本体部が支持台61のように 頑健な下部構造をしていれば、その下部に略水平に収納するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の第1実施例である椅子積載用台車を
示す斜視図である。
【図2】 第1実施例の椅子積載用台車を示す三面図で
ある。
【図3】 第1実施例の椅子積載用台車の使用例を示す
説明図である。
【図4】 本考案の第2実施例である椅子積載用台車を
示す斜視図である。
【図5】 第2実施例の椅子積載用台車を示す三面図で
ある。
【図6】 従来の椅子積載用台車の一例を示す説明図で
ある。
【符号の説明】
1、1’…椅子積載用台車 3、3’…踏み台 5…本体 7…ベース
パイプ 9、17、17’、19、19’、23…パイプ 13…前パイプ 15…キャスタ 21、2
1’…天板 25、27…ブラケット 29…支持パイプ
31…アーム 37、E、F、G,H,I,J…椅子 39…脚 41…座板 43…背凭 61…支持台
63…ローラ

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 椅子を安定した状態に保持可能な保持フ
    レームと、該保持フレームの下部に設けられた車輪と、
    を備え、前記保持フレームに保持された前記椅子に、同
    種の椅子を次々と乗せて安定した状態に保持可能な椅子
    積載用台車において、 前記保持フレームに、踏み台を設け、前記椅子を高く積
    み重ねる作業を容易にしたことを特徴とする椅子積載用
    台車。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の椅子積載用台車におい
    て、 前記保持フレームが、 前記椅子として、背凭と、座板と、該座板から張り出し
    つつ延設された脚と、を備えた椅子を、前後何れかの方
    向に傾けた状態に保持可能なもの、 であることを特徴とする椅子積載用台車。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の椅子積
    載用台車において、 前記踏み台が、折り畳み式にされ、折り畳んだときには
    当該椅子積載用台車が床に占める面積を減少可能にされ
    たことを特徴とする椅子積載用台車。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の椅子積載用台車におい
    て、 前記踏み台が、 前記保持フレームにおいて、該保持フレームの下端より
    も高い位置を軸として上下に揺動可能に設けられた板状
    部材であって、当該踏み台の使用時に、前記作業をする
    者が乗るための天板と、 該天板において、前記軸から所定距離をおいて該軸に略
    平行に軸支され、当該踏み台の使用時には該踏み台の脚
    となる支持部と、 両端が前記支持部及び前記保持フレームに軸支された棒
    状部材であって、当該踏み台の使用時には前記天板の姿
    勢を略水平に維持するアームと、 を備えたことを特徴とする椅子積載用台車。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009255817A (ja) * 2008-04-18 2009-11-05 Mass-Set Co Ltd 子供施設用運搬車の構造体

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