JPH077243Y2 - 幼児用座席を備えるショッピングカート - Google Patents
幼児用座席を備えるショッピングカートInfo
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- JPH077243Y2 JPH077243Y2 JP1992017342U JP1734292U JPH077243Y2 JP H077243 Y2 JPH077243 Y2 JP H077243Y2 JP 1992017342 U JP1992017342 U JP 1992017342U JP 1734292 U JP1734292 U JP 1734292U JP H077243 Y2 JPH077243 Y2 JP H077243Y2
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、スーパーマーケットな
どで使用される幼児用座席を備えるショッピングカート
に関する。
どで使用される幼児用座席を備えるショッピングカート
に関する。
【０００２】
【従来の技術】近年、スーパーマーケットなどの大型店
舗においては、幼児連れの客のために、幼児用座席を備
えるショッピングカートが使用されている。従来、幼児
用座席を備えるショッピングカートとしては、例えば、
実公昭５８−１６４５５号公報に記載のものが知られて
いる。
舗においては、幼児連れの客のために、幼児用座席を備
えるショッピングカートが使用されている。従来、幼児
用座席を備えるショッピングカートとしては、例えば、
実公昭５８−１６４５５号公報に記載のものが知られて
いる。
【０００３】上記公報には、図７に示すように、走行自
在の台車(101)の後部に立設した左右側枠(102)の上部
に、買物籠の左右両側を支持する支持枠(103)を前向き
に設けるとともに、この支持枠(103)の前部下方に、買
物籠の下面を支持する籠載せ枠(104)を設け、かつ左右
側枠(102)間に、幼児が後向きに腰掛けることができる
幼児用座席(105)を設けた、鋼杆を枠組みしてなるショ
ッピングカートが示されている。
在の台車(101)の後部に立設した左右側枠(102)の上部
に、買物籠の左右両側を支持する支持枠(103)を前向き
に設けるとともに、この支持枠(103)の前部下方に、買
物籠の下面を支持する籠載せ枠(104)を設け、かつ左右
側枠(102)間に、幼児が後向きに腰掛けることができる
幼児用座席(105)を設けた、鋼杆を枠組みしてなるショ
ッピングカートが示されている。
【０００４】
【考案が解決しようとする課題】上記従来の技術にあっ
ては、ショッピングカートの上段である支持枠(103)上
に、買物籠を１個だけしか載せることができないため、
大量の商品を購入することができず、幼児連れではない
が、大量に商品を購入したい客にとっては、不便であっ
た。
ては、ショッピングカートの上段である支持枠(103)上
に、買物籠を１個だけしか載せることができないため、
大量の商品を購入することができず、幼児連れではない
が、大量に商品を購入したい客にとっては、不便であっ
た。
【０００５】そこで、特開平２−２１８３１３号公報に
記載されているような、左右側枠間に幼児用座席を設け
ることなく、左右側枠の上部に、前後に並ぶ２個の籠載
せ枠を設け、これに、買物籠を前後に２個並べて載せる
ようにしたショッピングカートと、前記したような幼児
用座席を備えるショッピングカートとの２タイプを、店
内に用意する店もある。
記載されているような、左右側枠間に幼児用座席を設け
ることなく、左右側枠の上部に、前後に並ぶ２個の籠載
せ枠を設け、これに、買物籠を前後に２個並べて載せる
ようにしたショッピングカートと、前記したような幼児
用座席を備えるショッピングカートとの２タイプを、店
内に用意する店もある。
【０００６】しかし、客にとっては選択が煩わしいばか
りか、客の所望するタイプのカートが必ず残されている
とは限らないなど、店側による客の要望に応じたカート
の管理が面倒であるという問題点がある。
りか、客の所望するタイプのカートが必ず残されている
とは限らないなど、店側による客の要望に応じたカート
の管理が面倒であるという問題点がある。
【０００７】本考案は、上記のような問題点に着目して
なされたもので、幼児連れと幼児連れでない客のための
２タイプのカートを準備する必要がなく、客側の要求に
応じた店側のカート管理が不要となる幼児用座席を備え
るショッピングカートを提供することを課題としてい
る。
なされたもので、幼児連れと幼児連れでない客のための
２タイプのカートを準備する必要がなく、客側の要求に
応じた店側のカート管理が不要となる幼児用座席を備え
るショッピングカートを提供することを課題としてい
る。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本考案の幼児用座席を備えるショッピングカートで
は、背凭れ支持杆が前傾位置にあるとき、ほぼ水平な座
席の使用状態を維持することにより、幼児が後向きに腰
掛けうるようにし、カートの上段に買物籠を１個だけ載
せて使用し、背凭れ支持杆を後傾位置に回動したとき、
座席を垂下して折畳んで、カートの上段に、買物籠を前
後に２個並べて載せて使用しうるようにした。
め、本考案の幼児用座席を備えるショッピングカートで
は、背凭れ支持杆が前傾位置にあるとき、ほぼ水平な座
席の使用状態を維持することにより、幼児が後向きに腰
掛けうるようにし、カートの上段に買物籠を１個だけ載
せて使用し、背凭れ支持杆を後傾位置に回動したとき、
座席を垂下して折畳んで、カートの上段に、買物籠を前
後に２個並べて載せて使用しうるようにした。
【０００９】即ち、請求項１記載の幼児用座席を備える
ショッピングカートにあっては、鋼杆を枠組してなるシ
ョッピングカートであって、走行自在の台車の後部より
立設した左右の側枠の上部に、前後２個の買物籠の側面
上部を支持する支持枠と、この支持枠の下方に、前後２
個の買物籠を載置する籠載せ枠をそれぞれ前向きに設け
るとともに、籠載せ枠における買物籠の左右幅より左右
間の間隔を狭くした、左右両側杆の後端を、台車の後部
に下端を固着して上下方向を向く座席支持杆の左右両側
杆の中位部に固着し、この座席支持枠の上部前面で、籠
載せ枠の後部に載置した買物籠の後面下部を支持し、ま
た、この座席支持杆の下部に後端部を枢着した座席の下
面を、下端部を台車の後部に枢着して予め定めた前傾位
置と座席支持杆の前面に重合する後傾位置に回動可能と
した背凭れ支持杆の中位部に固着した左右方向の水平杆
に載置して、背凭れ支持杆が前傾位置にあるとき、略水
平な座席の使用状態を維持することにより幼児が後向き
に腰掛けるようにし、背凭れ支持杆を後傾位置に回動し
たとき、水平杆を座席の後部下面に移動して、座席を垂
下して折畳むようにしたことを特徴としている。
ショッピングカートにあっては、鋼杆を枠組してなるシ
ョッピングカートであって、走行自在の台車の後部より
立設した左右の側枠の上部に、前後２個の買物籠の側面
上部を支持する支持枠と、この支持枠の下方に、前後２
個の買物籠を載置する籠載せ枠をそれぞれ前向きに設け
るとともに、籠載せ枠における買物籠の左右幅より左右
間の間隔を狭くした、左右両側杆の後端を、台車の後部
に下端を固着して上下方向を向く座席支持杆の左右両側
杆の中位部に固着し、この座席支持枠の上部前面で、籠
載せ枠の後部に載置した買物籠の後面下部を支持し、ま
た、この座席支持杆の下部に後端部を枢着した座席の下
面を、下端部を台車の後部に枢着して予め定めた前傾位
置と座席支持杆の前面に重合する後傾位置に回動可能と
した背凭れ支持杆の中位部に固着した左右方向の水平杆
に載置して、背凭れ支持杆が前傾位置にあるとき、略水
平な座席の使用状態を維持することにより幼児が後向き
に腰掛けるようにし、背凭れ支持杆を後傾位置に回動し
たとき、水平杆を座席の後部下面に移動して、座席を垂
下して折畳むようにしたことを特徴としている。
【００１０】また請求項２記載の考案にあっては、請求
項１記載のショッピングカートにおいて、前傾位置に回
動した背凭れ支持杆の上端部が、籠載せ枠の後部に載置
した買物籠の下面より低くなるよう設定したことを特徴
としている。
項１記載のショッピングカートにおいて、前傾位置に回
動した背凭れ支持杆の上端部が、籠載せ枠の後部に載置
した買物籠の下面より低くなるよう設定したことを特徴
としている。
【００１１】
【作用】走行自在の台車の後部より立設した左右の側枠
の上部に、前後２個の買物籠の側面上部を支持する支持
枠と、この支持枠の下方に、前後２個の買物籠を載置す
る籠載せ枠をそれぞれ前向きに設けるとともに、籠載せ
枠の左右両側杆の後端を、台車の後部に下端を固着して
上下方向を向く座席支持杆の左右両側杆の中位部に固着
してあるため、座席の上方で籠載せ枠に載置した買物籠
の後面を、座席支持杆の上部で安定的に支持することが
でき、幼児連れでなくて、大量に商品を購入したい客
は、買物籠を前後に２個並べて載せることができる。
の上部に、前後２個の買物籠の側面上部を支持する支持
枠と、この支持枠の下方に、前後２個の買物籠を載置す
る籠載せ枠をそれぞれ前向きに設けるとともに、籠載せ
枠の左右両側杆の後端を、台車の後部に下端を固着して
上下方向を向く座席支持杆の左右両側杆の中位部に固着
してあるため、座席の上方で籠載せ枠に載置した買物籠
の後面を、座席支持杆の上部で安定的に支持することが
でき、幼児連れでなくて、大量に商品を購入したい客
は、買物籠を前後に２個並べて載せることができる。
【００１２】また、幼児連れの客には、前傾位置に回動
した背凭れ支持杆の水平杆に座席の前部下面を載置し、
ほぼ水平な座席の使用状態として、座席に幼児を後向き
に腰掛けさせることができ、カートの上段に買物籠を１
個だけ載せることができる。
した背凭れ支持杆の水平杆に座席の前部下面を載置し、
ほぼ水平な座席の使用状態として、座席に幼児を後向き
に腰掛けさせることができ、カートの上段に買物籠を１
個だけ載せることができる。
【００１３】さらに、前傾位置に回動した背凭れ支持杆
の水平杆に座席の前部下面を載置すると、座席はほぼ水
平な使用状態となり、また、背凭れ支持杆を後傾位置に
回動し、水平杆を座席の後部下面に移動すると、座席は
垂下した折畳み状態となるので、座席を、簡単な操作で
折畳むことができる(請求項１)。
の水平杆に座席の前部下面を載置すると、座席はほぼ水
平な使用状態となり、また、背凭れ支持杆を後傾位置に
回動し、水平杆を座席の後部下面に移動すると、座席は
垂下した折畳み状態となるので、座席を、簡単な操作で
折畳むことができる(請求項１)。
【００１４】前傾位置に回動した背凭れ支持杆の上端部
を、籠載せ枠の後部に載置した買物籠の下面より低くな
るよう設定すると、この上端部は、背凭れ支持杆が前傾
位置であれ後傾位置であれ、買物籠を載置するのに邪魔
となることはない(請求項２)。
を、籠載せ枠の後部に載置した買物籠の下面より低くな
るよう設定すると、この上端部は、背凭れ支持杆が前傾
位置であれ後傾位置であれ、買物籠を載置するのに邪魔
となることはない(請求項２)。
【００１５】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。図１は、本考案実施例の幼児用座席を備えるショ
ッピングカートの側面図、図２は、その後面図である。
する。図１は、本考案実施例の幼児用座席を備えるショ
ッピングカートの側面図、図２は、その後面図である。
【００１６】実施例のショッピングカート(１)は、図１
に示すように、鋼杆を枠組みして構成されており、四隅
に設けたキャスター(２)により走行自在な台車(３)を備
えている。台車(３)は、側面視台形状をなし、パイプ材
で形成されている。
に示すように、鋼杆を枠組みして構成されており、四隅
に設けたキャスター(２)により走行自在な台車(３)を備
えている。台車(３)は、側面視台形状をなし、パイプ材
で形成されている。
【００１７】台車(３)の後部左右から、前部側杆(4a)と
後部側杆(4b)とからなる側枠(４)が立設されており、側
枠(４)の上部には、前後２個の買物籠(５)の側面を支持
する前向きの支持枠(６)が設けられている。支持枠(６)
の下方には、前後２個の買物籠(５)を載置しうる籠載せ
枠(７)が設けられている。したがって、前後２個の買物
籠(５)を、台車(３)の上方で支持枠(６)と籠載せ枠(７)
によって構成された枠の中に嵌め込むことができる。
後部側杆(4b)とからなる側枠(４)が立設されており、側
枠(４)の上部には、前後２個の買物籠(５)の側面を支持
する前向きの支持枠(６)が設けられている。支持枠(６)
の下方には、前後２個の買物籠(５)を載置しうる籠載せ
枠(７)が設けられている。したがって、前後２個の買物
籠(５)を、台車(３)の上方で支持枠(６)と籠載せ枠(７)
によって構成された枠の中に嵌め込むことができる。
【００１８】次に、図３及び図４に基づいて、台車(３)
の上部につきを詳しく説明する。側枠(４)の後部側杆(4
b)の下端には、上下方向を向く座席支持杆(８)の中間部
が固着されている。後部側杆(4b)の下端よりやや上方に
おいて、座席支持杆(８)の左右側杆(8a)(8b)には、籠載
せ枠(７)の左右側杆(7a)(7b)の後端が固着されている。
座席支持杆(８)の下端には左右方向の軸(９)が取付けら
れており、この軸(９)に、座席(10)の後端部が枢着され
ている。
の上部につきを詳しく説明する。側枠(４)の後部側杆(4
b)の下端には、上下方向を向く座席支持杆(８)の中間部
が固着されている。後部側杆(4b)の下端よりやや上方に
おいて、座席支持杆(８)の左右側杆(8a)(8b)には、籠載
せ枠(７)の左右側杆(7a)(7b)の後端が固着されている。
座席支持杆(８)の下端には左右方向の軸(９)が取付けら
れており、この軸(９)に、座席(10)の後端部が枢着され
ている。
【００１９】(11)は背凭れ支持杆で、その下端部は、台
車(３)の下部に設けた買物籠載置枠(12)の左右側杆間に
取付けた軸(13)に枢着されている。背凭れ支持杆(11)の
上部には、左右方向の背凭れ杆(14)が取付けられてい
る。
車(３)の下部に設けた買物籠載置枠(12)の左右側杆間に
取付けた軸(13)に枢着されている。背凭れ支持杆(11)の
上部には、左右方向の背凭れ杆(14)が取付けられてい
る。
【００２０】背凭れ支持杆(11)の中位部には、左右方向
の水平杆(15)が取付けられており、この水平杆(15)に、
座席(10)の後部下面が載置される。背凭れ支持杆(11)を
予め定めた前傾位置とし、座席(10)をほぼ水平状態にし
て幼児が後向きに腰掛けうるようにするには、背凭れ支
持杆(11)を、軸(13)を中心にやや前方へ回動するととも
に、水平杆(15)に、座席(10)の下面前部に設けた嵌合部
(16)を嵌合させればよい。この際、座席(10)の前部に設
けたストッパー(18)が、背凭れ支持杆(11)に当接して、
座席(10)の跳ね上がりを防止する。
の水平杆(15)が取付けられており、この水平杆(15)に、
座席(10)の後部下面が載置される。背凭れ支持杆(11)を
予め定めた前傾位置とし、座席(10)をほぼ水平状態にし
て幼児が後向きに腰掛けうるようにするには、背凭れ支
持杆(11)を、軸(13)を中心にやや前方へ回動するととも
に、水平杆(15)に、座席(10)の下面前部に設けた嵌合部
(16)を嵌合させればよい。この際、座席(10)の前部に設
けたストッパー(18)が、背凭れ支持杆(11)に当接して、
座席(10)の跳ね上がりを防止する。
【００２１】座席(10)を折畳むには、背凭れ支持杆(11)
を座席支持杆(８)の前面に重合する後傾位置とし、座席
(10)を軸(９)を中心として垂下した後、背凭れ支持杆(1
1)を軸(13)を中心に後方に回動させて、水平杆(15)を座
席(10)の下面前部のストッパー(18)から外せばよい。
を座席支持杆(８)の前面に重合する後傾位置とし、座席
(10)を軸(９)を中心として垂下した後、背凭れ支持杆(1
1)を軸(13)を中心に後方に回動させて、水平杆(15)を座
席(10)の下面前部のストッパー(18)から外せばよい。
【００２２】前傾位置に回動した背凭れ支持杆(11)の上
端部は、籠載せ枠(７)の後部に載置した買物籠(５)の下
面より低くなるよう設定されている。なお、(17)は、座
席支持杆(８)の左右方向の中央部の上端部と軸(９)の中
央部との間に取付けられた股割である。
端部は、籠載せ枠(７)の後部に載置した買物籠(５)の下
面より低くなるよう設定されている。なお、(17)は、座
席支持杆(８)の左右方向の中央部の上端部と軸(９)の中
央部との間に取付けられた股割である。
【００２３】次に、作用について説明する。幼児連れで
なくて、大量の商品を購入したい客が、上記ショッピン
グカート(１)を、使用するには、背凭れ支持杆(11)を軸
(13)を中心に後方に回動させ、水平杆(15)を座席(10)の
下面前部の嵌合部(16)から外して、背凭れ支持杆(11)を
座席支持杆(８)の前面に重合する後傾位置とし、座席(1
0)を垂下して折畳む(図３参照)。
なくて、大量の商品を購入したい客が、上記ショッピン
グカート(１)を、使用するには、背凭れ支持杆(11)を軸
(13)を中心に後方に回動させ、水平杆(15)を座席(10)の
下面前部の嵌合部(16)から外して、背凭れ支持杆(11)を
座席支持杆(８)の前面に重合する後傾位置とし、座席(1
0)を垂下して折畳む(図３参照)。
【００２４】これにより、客は、前後２個の買物籠(５)
を支持枠(６)と籠載せ枠(７)によって構成される枠のな
かに嵌め込むことができる(図１参照)。
を支持枠(６)と籠載せ枠(７)によって構成される枠のな
かに嵌め込むことができる(図１参照)。
【００２５】前記ショピングカート(１)を幼児連れの客
が使用するには、背凭れ支持杆(11)を軸(13)を中心に前
方へ回動して、水平杆(15)を座席(10)の下面前部の嵌合
部(16)に嵌合させ、背凭れ支持杆(11)を予め定めた前傾
位置にすると、座席(10)はほぼ水平状態となる(図４参
照)。
が使用するには、背凭れ支持杆(11)を軸(13)を中心に前
方へ回動して、水平杆(15)を座席(10)の下面前部の嵌合
部(16)に嵌合させ、背凭れ支持杆(11)を予め定めた前傾
位置にすると、座席(10)はほぼ水平状態となる(図４参
照)。
【００２６】これにより、客は、図５に示すように、幼
児(Ａ)を座席(10)に後向きに腰掛けさせ、かつ１個の買
物籠(５)を、支持枠(６)と籠載せ枠(７)によって構成さ
れる枠の前部に嵌め込むことができる(図５参照)。買物
籠載置枠(12)内には、常時１個の買物籠を載置すること
ができる。
児(Ａ)を座席(10)に後向きに腰掛けさせ、かつ１個の買
物籠(５)を、支持枠(６)と籠載せ枠(７)によって構成さ
れる枠の前部に嵌め込むことができる(図５参照)。買物
籠載置枠(12)内には、常時１個の買物籠を載置すること
ができる。
【００２７】前傾位置へ回動した背凭れ支持杆(11)にお
ける水平杆(15)に、座席(10)の前部下面を載置すれば、
座板(10)を、ほぼ水平な使用状態にすることができる。
ける水平杆(15)に、座席(10)の前部下面を載置すれば、
座板(10)を、ほぼ水平な使用状態にすることができる。
【００２８】背凭れ支持杆(11)を後傾位置へ回動し、水
平杆(15)を座席の後部下面へ移動させると、座席(10)を
垂下した折畳み状態とすることができる。
平杆(15)を座席の後部下面へ移動させると、座席(10)を
垂下した折畳み状態とすることができる。
【００２９】したがって、多数のショッピングカート
(１)を保管する時には、後位のカートを押し込むと、前
位のカートの座席支持杆(８)が、後位のカートの背凭れ
支持杆(11)を後方に押し動かして回動させ、座席支持杆
(８)と背凭れ支持杆(11)が重合し、かつ座席(10)が垂下
して折畳まれ、ショッピングカート(１)を簡単に入れ子
式に重合して保管することができる(図６参照)。
(１)を保管する時には、後位のカートを押し込むと、前
位のカートの座席支持杆(８)が、後位のカートの背凭れ
支持杆(11)を後方に押し動かして回動させ、座席支持杆
(８)と背凭れ支持杆(11)が重合し、かつ座席(10)が垂下
して折畳まれ、ショッピングカート(１)を簡単に入れ子
式に重合して保管することができる(図６参照)。
【００３０】このように、実施例のショッピングカート
(１)にあっては、背凭れ支持杆(11)が前傾位置にあると
き、座席(10)をほぼ水平な使用状態として、幼児が後向
きに腰掛けられるようになり、かつカートの上段に、買
物籠(５)を１個だけ載せて使用することができる。
(１)にあっては、背凭れ支持杆(11)が前傾位置にあると
き、座席(10)をほぼ水平な使用状態として、幼児が後向
きに腰掛けられるようになり、かつカートの上段に、買
物籠(５)を１個だけ載せて使用することができる。
【００３１】また、背凭れ支持杆(11)を後傾位置に回動
すると、水平杆(15)は座席(10)の後部下面に移動するの
で、座席(10)を垂下して折畳んで、カートの上段に買物
籠(５)を前後に２個並べて載せて使用できる。従って、
幼児連れと、幼児連れでない客のための２タイプのカー
トを準備する必要がなく、客側の需要に応じた店側のカ
ートの管理が不要となる。
すると、水平杆(15)は座席(10)の後部下面に移動するの
で、座席(10)を垂下して折畳んで、カートの上段に買物
籠(５)を前後に２個並べて載せて使用できる。従って、
幼児連れと、幼児連れでない客のための２タイプのカー
トを準備する必要がなく、客側の需要に応じた店側のカ
ートの管理が不要となる。
【００３２】前傾位置に回動した背凭れ支持杆(11)の上
端部は、籠載せ枠(７)の後部に載置した買物籠(５)の下
面より低くなるよう設定されているため、背凭れ支持杆
(11)が前傾位置であれ後傾位置であれ、買物籠(５)を支
持枠(６)と籠載せ枠(７)によって構成される枠の中に載
置するのに、邪魔となることはない。
端部は、籠載せ枠(７)の後部に載置した買物籠(５)の下
面より低くなるよう設定されているため、背凭れ支持杆
(11)が前傾位置であれ後傾位置であれ、買物籠(５)を支
持枠(６)と籠載せ枠(７)によって構成される枠の中に載
置するのに、邪魔となることはない。
【００３３】以上、実施例を図面により説明してきた
が、具体的な構成は、実施例に限られるものではなく、
本考案の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加等
も、当然本考案に含まれる。
が、具体的な構成は、実施例に限られるものではなく、
本考案の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加等
も、当然本考案に含まれる。
【００３４】
【考案の効果】本考案によると、次に記載する効果が得
られる。(ａ) 幼児が後向きに腰掛けた時には、幼児の
腹面側のガードとなる座席支持杆の上部前面で、籠載せ
枠の後部に載置した買物籠の後面下部を支持して、後部
の買物籠の後方への落下を防止しうる。
られる。(ａ) 幼児が後向きに腰掛けた時には、幼児の
腹面側のガードとなる座席支持杆の上部前面で、籠載せ
枠の後部に載置した買物籠の後面下部を支持して、後部
の買物籠の後方への落下を防止しうる。
【００３５】(ｂ) 前後２個の買物籠を載せるように大
型としたショッピングカートでありながら、買物籠の左
右幅より左右間の距離を狭くした籠載せ枠の左右両側杆
が、幼児の両脇面側のガードとなり、前記座席支持杆及
び背凭れ支持杆とともに、幼児を、四周から安全にガー
ドしうる。
型としたショッピングカートでありながら、買物籠の左
右幅より左右間の距離を狭くした籠載せ枠の左右両側杆
が、幼児の両脇面側のガードとなり、前記座席支持杆及
び背凭れ支持杆とともに、幼児を、四周から安全にガー
ドしうる。
【００３６】(ｃ) 背凭れ支持杆が前傾位置にあると
き、ほぼ水平な座席の使用状態を維持することにより、
幼児が後向きに腰掛けられるようになり、かつカートの
上段に買物籠を１個載せて使用することができ、また、
背凭れ支持杆を後傾位置に回動したとき、水平杆が座席
の後部下面に移動して、座席が垂下して折り畳まれ、カ
ートの上段に、買物籠を前後に２個並べて載せられるの
で、幼児連れと幼児連れでない客のための２タイプのカ
ートを準備する必要がなく、客側の需要に応じた店側の
カート管理が不要となる。
き、ほぼ水平な座席の使用状態を維持することにより、
幼児が後向きに腰掛けられるようになり、かつカートの
上段に買物籠を１個載せて使用することができ、また、
背凭れ支持杆を後傾位置に回動したとき、水平杆が座席
の後部下面に移動して、座席が垂下して折り畳まれ、カ
ートの上段に、買物籠を前後に２個並べて載せられるの
で、幼児連れと幼児連れでない客のための２タイプのカ
ートを準備する必要がなく、客側の需要に応じた店側の
カート管理が不要となる。
【００３７】(ｄ) 前傾位置に回動した背凭れ支持杆の
水平杆に座席の前部下面を載置して座板を水平な使用状
態とし、また、背凭れ支持杆を後傾位置に回動し、水平
杆を座席の後部下面に移動して、座席を簡単な操作で、
垂下した折畳み状態にできる。
水平杆に座席の前部下面を載置して座板を水平な使用状
態とし、また、背凭れ支持杆を後傾位置に回動し、水平
杆を座席の後部下面に移動して、座席を簡単な操作で、
垂下した折畳み状態にできる。
【図１】実施例のショッピングカートの側面図である。
【図２】実施例のショッピングカートの後面図である。
【図３】実施例のショッピングカートの背凭れ支持杆を
後傾位置にした状態を示す要部拡大図である。
後傾位置にした状態を示す要部拡大図である。
【図４】実施例のショッピングカートの背凭れ支持杆を
前傾位置にした状態を示す要部拡大図である。
前傾位置にした状態を示す要部拡大図である。
【図５】実施例のショッピングカートの座席に幼児を後
向きに腰掛けさせた状態を示す図である。
向きに腰掛けさせた状態を示す図である。
【図６】実施例のショッピングカートを入れ子式に保管
した状態を示す図である。
した状態を示す図である。
【図７】従来のショッピングカートを示す斜視図であ
る。
る。
(１)ショッピングカート (２)キャスター (３)台車 (４)側枠 (4a)前部側杆 (4b)後部側杆 (５)買物籠 (６)支持枠 (７)籠載せ枠 (7a)側杆 (7b)側杆 (８)座席支持杆 (8a)側杆 (8b)側杆 (９)軸 (10)座席 (11)背凭れ支持杆 (12)買物籠載置枠 (12b)側杆 (13)軸 (14)背凭れ杆 (15)水平杆 (16)嵌合部 (17)股割れ (18)ストッパー
Claims (2)
- 【請求項１】 鋼杆を枠組してなるショッピングカート
であって、走行自在の台車の後部より立設した左右の側
枠の上部に、前後２個の買物籠の側面上部を支持する支
持枠と、この支持枠の下方に、前後２個の買物籠を載置
する籠載せ枠をそれぞれ前向きに設けるとともに、籠載
せ枠における買物籠の左右幅より左右間の間隔を狭くし
た、左右両側杆の後端を、台車の後部に下端を固着して
上下方向を向く座席支持杆の左右両側杆の中位部に固着
し、この座席支持枠の上部前面で、籠載せ枠の後部に載
置した買物籠の後面下部を支持し、また、この座席支持
杆の下部に後端部を枢着した座席の下面を、下端部を台
車の後部に枢着して予め定めた前傾位置と座席支持杆の
前面に重合する後傾位置に回動可能とした背凭れ支持杆
の中位部に固着した左右方向の水平杆に載置して、背凭
れ支持杆が前傾位置にあるとき、略水平な座席の使用状
態を維持することにより幼児が後向きに腰掛けるように
し、背凭れ支持杆を後傾位置に回動したとき、水平杆を
座席の後部下面に移動して、座席を垂下して折畳むよう
にしたことを特徴とする幼児用座席を備えるショッピン
グカート。 - 【請求項２】 前傾位置に回動した背凭れ支持杆の上端
部が、籠載せ枠の後部に載置した買物籠の下面より低く
なるよう設定したことを特徴とする請求項１記載の幼児
用座席を備えるショッピングカート。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992017342U JPH077243Y2 (ja) | 1992-02-25 | 1992-02-25 | 幼児用座席を備えるショッピングカート |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992017342U JPH077243Y2 (ja) | 1992-02-25 | 1992-02-25 | 幼児用座席を備えるショッピングカート |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0567573U JPH0567573U (ja) | 1993-09-07 |
| JPH077243Y2 true JPH077243Y2 (ja) | 1995-02-22 |
Family
ID=11941387
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1992017342U Expired - Fee Related JPH077243Y2 (ja) | 1992-02-25 | 1992-02-25 | 幼児用座席を備えるショッピングカート |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH077243Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3223419B2 (ja) * | 1996-03-04 | 2001-10-29 | 株式会社スーパーメイト | ショッピングカート |
| ES2663278T3 (es) * | 2009-03-02 | 2018-04-11 | Greencart Int Ltd. | Carro de compra modular |
| JP6982342B2 (ja) * | 2020-05-01 | 2021-12-17 | 太陽ビルメン株式会社 | ショッピングカート |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5733570U (ja) * | 1980-08-05 | 1982-02-22 | ||
| JPH02218313A (ja) * | 1989-02-20 | 1990-08-31 | Okamura Corp | ショッピングカート上の買物篭の移載装置 |
-
1992
- 1992-02-25 JP JP1992017342U patent/JPH077243Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0567573U (ja) | 1993-09-07 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
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