JP2009255817A - 子供施設用運搬車の構造体 - Google Patents
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Abstract
【課題】 コンパクトに折りたたみ、小スペースで保管できるようにする。汚泥を収容部内に持ち込まず、掃除の労を要することがなく、しかも簡単に出入口を形成する。
【解決手段】 上下左右の骨体10を接続して直方体枠1を形成する。直方体枠1のうち前枠11を中折れ自在に接続する。手押しハンドル2を有する後枠12を外向きに折りたたみ自在に形成する。側面枠1aの略中央に開閉扉1bを形成する。開閉扉1bに対応する下部位置に、常時は下向きのステップ3を直角方向に回動自在に取付ける。
【選択図】 図1
【解決手段】 上下左右の骨体10を接続して直方体枠1を形成する。直方体枠1のうち前枠11を中折れ自在に接続する。手押しハンドル2を有する後枠12を外向きに折りたたみ自在に形成する。側面枠1aの略中央に開閉扉1bを形成する。開閉扉1bに対応する下部位置に、常時は下向きのステップ3を直角方向に回動自在に取付ける。
【選択図】 図1
Description
本発明は保育所、幼稚園などの子供用施設において子供達を立ち乗りさせ、主に散歩がわりに使用する手押車の収容体構造に関する。
従来からこの種の運搬車は4輪付き直方体枠の収容部に複数人の年少児を立ち乗りさせ、手押しする構造であった。
この従来例は容積がかなりあり、保管に難があった。
このため図9(A)(B)、図10(A)(B)で示すように直方体枠を折りたたんで小スペースで保管できるようにしている。
従来A例は図9(A)のコーナーa1を中心に仮想線で示すように扁平に折りたためるようにしたものであり、従来B例は図10(B)で示すように、符号c、d、eおよびf点を折りたたんで仮想線で示すようにほぼ尖塔状に折りたためるようにしたものである。
また従来の、この種の運搬車の出入口として、図8で示すように直方体枠1の側面bの一部を外側に回動し、スロープb1を形成できるようにしたものがある。
なし。
従来A例は図9(A)で示すように奥行D1をD3に縮小できるが、幅W1+W3に拡大し、また従来B例は図10(B)で示すように幅をW5に縮小できるが、図9(B)で示すように奥行きがD1のままであり、かつ図10(B)で示すように高さがH1からH2になり、非常に高く、不安定である。
本発明は両A、B例の前記欠点を解決することを第1の課題にする。
また図8で示すように従来の出入口は、降車した年少児が再乗車する際、スロープb1に汚泥が残り、これを折りたたむため収容部内部に汚泥が飛び散り、また長いスロープb1の開閉自体も作業しづらいものである。
本発明は前記不都合を解消することを第2の課題とするものである。
本発明の第1の手段は、上下左右の骨体を接続して直方体枠を形成し、前記直方体枠のうち前枠を中折れ自在に接続し、手押しハンドルを有する後枠を外向きに折りたたみ自在に形成することを特徴とするものである。
本発明の第2の手段は、直方体枠の構成部分である側面枠の略中央に開閉扉を形成し、前記開閉扉に対応する下部位置に、常時は下向きのステップを直角方向に回動自在に取付けることを特徴とするものである。
本発明の第1の手段は、図9、10で示すように従来A例よりも幅、奥行きを縮小(符号W2、D2参照)でき、従来B例よりも高さは勿論、奥行きを極めて縮小(D1対D2参照)することができ、小さいスペースに収容でき、しかも壁に立て掛けたり、積重ねて保管することができる。
本発明の第2の手段は、開閉扉と、水平位置にすることが可能なステップを有するので、掃除が容易であり、汚泥を収容部内に持ち込むことがなく、清潔に使用でき、また出入口を形成する作業も大きい労力を必要とせず、小さい力で容易にすることができる。
上下左右の骨体10を接続して、直方体枠1を形成する。具体的には正・背・左側・右側面枠により直方体枠1を形成する。
背面枠1cは、骨体10、例えばコ字状金属パイプ10aと、最下方に溶着した水平アングル10bと、水平アングル10bのやや上方に平行に掛設した金属パイプ10d′と、略中央に平行に掛設した補強パイプ10cと、上方に掛設した10dとで形成する。
前枠11は、1対のコ字状金属パイプ10e、10eと、各コ字状金属パイプ10eの最下方に溶着した水平アングル10fと、水平アングル10fのやや上方に平行に掛設した金属パイプ10gと、上方に掛設した補強パイプ10hとで形成し、しかも前枠11が中央で中折れ自在になるように内向縦パイプ10e′、10e′同士をその上下位置においてめがね状ヒンジ4、4を介して接続する。
後枠12も基本的には前枠11と同じであるが、前記1対のコ字状金属パイプ10e、10eよりも上方にさらに延出する1対のコ字状金属パイプ10i、10iと、各コ字状パイプ10iの最下方に溶着した水平アングル10jと、水平アングル10jのやや上方に平行に掛設した金属パイプ10kと、上方に掛設した補強パイプ10lとで形成し、しかも後枠12が中央で外向きに折りたたみ自在になるように内向縦パイプ10i′、10i′同士をその上下位置においてめがね状ヒンジ4、4を介して接続し、各コ字状金属パイプ10iの上方延出部分を外向きかつヘ字状に折り曲げて手押しハンドル2を形成し、折り曲げ部分に金属製の補強パイプ10mを水平に掛設する。
正面枠1aは開閉扉1bを間に左右1対の固定枠1f、1fを接続してなり、具体的には各固定枠1fは、コ字状金属パイプ10uと、最下方に溶着した水平アングル10nと、水平アングル10nのやや上方に平行に掛設した金属パイプ10rと、上方に掛設した補強パイプ10pとで形成し、また図5で示すように開閉扉1bは、C字状金属パイプ10qと最下方に溶着した水平アングル10nと、垂直縦パイプ10sと、上方に掛設した補強パイプ10tとで形成し、C字状金属パイプ10qの始端に一体形成した差込軸10wとC字状金属パイプ10qの終端を溶着した垂直短管10xに一体形成した差込軸10yをそれぞれ垂直パイプ10sに回動自在に挿入し、しかもC字状パイプ10qの縦部10q′と垂直パイプ10sが左右の固定枠1f、1fの略内向縦部10u′の外方に重なる位置にくる間隔で形成し、垂直パイプ10sを一方の内向垂直部10u′に溶着する。このため開閉扉1bは、固定された垂直パイプ10s内で差込軸10w、10yを水平回動させることにより開閉自在になる。
他方の内向垂直部10q′を他方の内向垂直部10u′にロック装置5を介して着脱自在に接続する。具体的には図5・6・7で示すように爪状フック5aと被係止ボルト5bとで解・施錠自在に接続する。
各水平アングル10b、10f、10j、10nについて、さらに詳細に説明すると、水平アングル10b、10nの垂直部は背・正面の全長に渡って外側縦部10a′、10a′、10z、10z′に溶着されているが、図2、図4で示すように水平部は各水平アングル10fを折りたたんだときに収まる分、空間rをおいてあり、また各水平アングル10jの水平部は折りたたんだときに互いにぶつかることのないような長さ(図4図示)に設定してある。
図5〜7に示すように水平アングル10nのうち開閉扉1bに対応する下部位置にコ字状パイプ30を垂設し、このコ字状パイプ30の両縦部30a、30aの略中央かつ内向面に棒状のストッパー31を水平に掛け渡すとともにその両端を固着し、またこのコ字状パイプ30内に常時は下向きのステップ3を回動自在に軸35支し、水平アングル10nにボルト33締めした爪片34でステップ3の上方角部を係止する。また図2で示すように各枠1a、1c、11、12の角部はめがね状ヒンジ4で回動自在に接続する。ステップ3は図示のような網状の他に多数の小孔を穿ったもの等、靴をこすることにより汚泥が取れ、かつ落下する形状のものであればよく、清潔で効果的である。
図1中、符号6、6は各水平アングル10nに取付けた方向舵輪、7、7は前・後進車輪、また仮想線で示す符号8は1部に網目を有する周囲カバーで、例えばナイロンシートからなる。
次に本実施の形態の使用法および作用を説明する。
図2で示す展開状態の本発明例の各水平アングル10b、10f、10j、10nの内向水平部上に図1で示すように底板9を載置する。
次に図5から図6で示すように爪片34を回動してステップ3の上方角部の係止を解くとともに軸35を中心にステップ3を図上、反時計方向に回動して水平状態にし、図6の内向長手部32をストッパー31にする。続いて図6・7で示すように開閉扉1bのロック装置5を開錠し、開閉扉1bを一方の垂直パイプ10sを中心に外方に開扉する。
子供達はこのステップ3を踏み収容内部に入る。手押しハンドル2を押して運搬した後は、前記と逆動作により子供たちを外に出す。
また本発明例を折りたたむには、ステップ3を垂直にし、底板9を取り出し、閉扉する。
次に図3、4、9、10で示すように一方の前枠11を中折りにし、また手押しハンドル2を有する他方の後枠12を外向きに折りたたむ。なお、後枠12には1対の手押しハンドル2、2があるため、中折りすると相互がつきあたるため、外折りにする。また図4で示すように折りたたんだ状態で各水平アングル10bと10fあるいは水平アングル10j、10j同士は衝突することがなく、確実に折りたたまれる。
以上の動作および作用により本発明は前述の効果を有する。
1 直方体枠
1a 側面枠
1b 開閉扉
2 手押しハンドル
3 ステップ
10 骨体
11 前枠
12 後枠
1a 側面枠
1b 開閉扉
2 手押しハンドル
3 ステップ
10 骨体
11 前枠
12 後枠
Claims (2)
- 上下左右の骨体を接続して直方体枠を形成し、前記直方体枠のうち前枠を中折れ自在に接続し、手押しハンドルを有する後枠を外向きに折りたたみ自在に形成することを特徴とする子供施設用運搬車の構造体。
- 直方体枠の構成部分である側面枠の略中央に開閉扉を形成し、前記開閉扉に対応する下部位置に、常時は下向きのステップを直角方向に回動自在に取付けることを特徴とする請求項1の子供施設用運搬車の構造体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008108956A JP2009255817A (ja) | 2008-04-18 | 2008-04-18 | 子供施設用運搬車の構造体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008108956A JP2009255817A (ja) | 2008-04-18 | 2008-04-18 | 子供施設用運搬車の構造体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009255817A true JP2009255817A (ja) | 2009-11-05 |
Family
ID=41383810
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008108956A Pending JP2009255817A (ja) | 2008-04-18 | 2008-04-18 | 子供施設用運搬車の構造体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009255817A (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6347736U (ja) * | 1986-09-16 | 1988-03-31 | ||
JPH0215569U (ja) * | 1988-07-15 | 1990-01-31 | ||
JP3030033U (ja) * | 1996-04-10 | 1996-10-18 | 愛知株式会社 | 椅子積載用台車 |
JPH1071953A (ja) * | 1996-08-30 | 1998-03-17 | Showa Alum Corp | 折畳み式牽引部材 |
-
2008
- 2008-04-18 JP JP2008108956A patent/JP2009255817A/ja active Pending
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